JPS62173131A - 治具装置 - Google Patents

治具装置

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JPS62173131A
JPS62173131A JP1550686A JP1550686A JPS62173131A JP S62173131 A JPS62173131 A JP S62173131A JP 1550686 A JP1550686 A JP 1550686A JP 1550686 A JP1550686 A JP 1550686A JP S62173131 A JPS62173131 A JP S62173131A
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JP
Japan
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workpiece
jig device
jig
work
hole
Prior art date
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Application number
JP1550686A
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English (en)
Inventor
Tsugio Ueno
上野 二男
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は治具装置に関し、一層詳細には、例えば、自動
車のホイールディスクを加工する際に前記ホイールディ
スクを容易に且つ正確に位置決め保持すると共に、一旦
固定するだけでこのホイールディスクに必要とされる多
方面からの種々の加工を行うことが可能な、しかも、可
及的に小型化が達成出来る治具装置に関する。
一般に、自動車産業において、自動車を構成する種々の
部品は工場内でライン生産工程により大量生産されてい
る。例えば、車輌を構成するホイ−ルディスクは鋳造成
形された後、エンジンに連結する駆動軸側に取り付ける
ための孔部並びにチェープバルブを取り付けるための孔
部等の種々の孔明は加工が施されている。この場合、前
記ホイールディスクを位置決め固定するために種々の治
具装置が採用されており、この種の治具装置の一例を第
1図に示す。
すなわち、参照符号2は従来技術に係る治具装置を構成
する基台を示す。前記基台2の中央部にはワーク位置決
め用棒体4が立設されており、前記棒体4の両側部にク
ランプ機構68.6bが設けられている。前記クランプ
機構6as6bを構成するクランプシリンダ8a、8b
から延在するロッドlQa、10bにはアーム12a。
12bの一端部が係着されており、前記アーム12a1
12bは夫々の略中間部を支点13a、13bを介して
揺動可能に支承されている。前記アーム12a、12b
の他端部に押圧部材14a、14bが固着されており、
一方、基台2には前記押圧部材14a114bに対応す
るように受台15a、16bが設けられている。また、
棒体4には孔部位置決め用シリンダ20が係着されてお
り、前記シリンダ20からロッド22が延在している。
このようにして構成される治具装置にワークW(例えば
、アルミ製ホイールディスク)を位置決め固定する。前
記ワークWの中央部には既に基準孔24が形成されてお
り、前記基準孔24を囲繞するようにして複数個、例え
ば、4個の段付孔部26が鋳造成形されている。前記段
付孔部26はワークWを駆動軸側に取り付けるためのボ
ルト挿入用孔部であり、面取り加工等を行うため夫々の
段付孔部26にはその両側において夫々所定の工具によ
る第1および第2の加工が施される。
そこで、基準孔24に棒体4を嵌合すると共にシリンダ
20を駆動してロッド22を−の段付孔部26に嵌合す
る。これによってワークW並びに段付孔部26の位置決
めを行う。次いで、クランプ機構6a、6bを構成する
クランプシリンダ8a、8bを駆動してロッド10a、
10bを、図中、上方に変位させてアーム12a、12
bを揺動させ、押圧部材14a、14bと受台16a、
16bとにより前記ワークWの一側外周部28aを押圧
保持する。
このようにして、ワークWを治具装置に位置決め保持し
て後、シリンダ20を駆動してロッド22を下方向に変
位させ、−の段付孔部26からこのロッド22を離脱さ
せる。そして、回転工具29により複数の段付孔部26
に第1の加工を行う。
前記ワークWに第1加工を施して後、クランプ機構6a
、6bを駆動して押圧部材14a、14bと受台16a
、16bとによる外周部28aへのクランプ作用を解除
し、次いで、ワークWを治具装置から取り外してこのワ
ークWを反転させ、他の治具装置型図示せず)に位置決
め固定する。
この場合、前記他の治具装置は第1図に示す治具装置と
同様に構成されており、クランプ機構6a、6bの間隔
、押圧部材14a、14bおよび受台16a、16bの
形状はワークWの他側外周部28bに対応して選択して
いる。
そこで、ワークWを他の治具装置に反転させた状態で固
定して後、段付孔部26を図示しない回転工具により第
1加工とは逆方向から第2の加工を行って夫々の段付孔
部26の加工を終了する。
このように、従来の治具装置では、ワークを治具装置に
位置決め保持して第1の加工を行って後、前記ワークを
反転させて他の治具装置に位置決め保持し、次いで、第
2の加工を行っている。このため、単一のワークを2回
ずつ夫々の治具装置に取り付けなければならず、前記ワ
ークの装着作業が煩雑なものとなると共に、弁体として
このワークの加工に相当な時間を要するという欠点が露
呈している。
また、第2加工を施す際にはワークを反転させて再び固
定しなければならず、第1の加工と第2の加工の際には
クランプする個所が異なり、同一の孔部に両側から面取
り加工を行う場合のように第1並びに第2加工を遂行し
ようとする時、当該孔部を同軸的に且つ正確に位置決め
することが極めて困難なものとなっている。さらに、ワ
ークの外周部をクランプするため、治具装置自体がかな
り大型なものとなると共に、ワークの大きさが異なる場
合に夫々のワークの大きさに対応する治具装置を夫々2
台ずつ用意しなければならず、治具装置の製造コストが
高騰するという不都合が生ずる。
さらにまた、ワークWには、第1図に示すように、チュ
ーブバルブ取付用孔部27が設けられている。この場合
、前記孔部27の中心は基準孔24の中心に対し偏心し
ているため、第1図に示した状態でこの孔部27を加工
することは到底困難であって、新たな治具装置を用いな
ければならない。
本発明は前記の不都合を克服するためになされたもので
あって、例えば、ホイールディスク等のワークの中央部
に形成される孔部を利用して前記ワークの位置決め並び
にクランプを行い、さらに、前記ワークの加工部位に係
合して前記加工部位の位置決めをすると共に加工の際に
はこの加工部位の軸線上から退避する位置決め機構を設
けることにより、前記加工部位をより一層正確に位置決
めして加工することが可能となり、しかも、ワークを一
度固定するだけで前記加工部位を両側から加工すること
が出来、これによって、前記ワークの取付作業が筒素化
して前記加工を短時間で行い、さらに、種々の大きさの
異なるワークに好適に対応し且つ可及的に小型化するこ
とが出来る治具装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明はワークに形成さ
れている孔部に挿入して当該ワークを位置決めするワー
ク位置決め機構と、前記ワーク位置決め機構と同軸的に
配設されるロッド部材を介して開閉動作する一以上のク
ランプアームで前記ワークを装置側に押圧して保持する
クランプ機構と、前記ワークの加工部位に係合して前記
加工部位を回転工具の軸線と同軸的に位置決めすると共
に前記回転工具で加工する際に前記回転工具の軸線上か
ら退避可能に構成する加工部位位置決め機構とを含むこ
とを特徴とする。
次に、本発明に係る治具装置について好適な実施例を挙
げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
第2図において、参照符号30は当該治具装置を組み込
む両頭式1作機械を示す。前記両頭式1作機械30を構
成する基台32上には、図中、左右両側に夫々進退動作
可能に搬送台34a、34bが載設される。前記搬送台
34a、34bには夫々対峙して第1および第2の工具
装置36a、36bが設けられる。
そこで、基台32上の略中央部に本発明に係る治具装置
40が配設される。この場合、前記治具装置40を構成
する治具台42はベース44上に載設されており、前記
ベース44は基台32に固着される軸46に対して回動
自在に支持される。
第3図および第4図において、治具台42は前記ベース
44に複数のボルト47を介して固着される基台部48
と、前記基台部48の一端部側にこれと直交するように
して立設される支持部50とを含む。前記支持部50の
両側部には夫々第1のガイド用円筒部52a、52bを
水平方向に膨出形成すると共に、前記円筒部52a、5
2bの上方に第2のガイド用円筒部56a、56bを形
成する。この場合、前記円筒部50a、56bは夫々の
円筒部52a、52bとは反対方向に膨出している(第
4図参照)、さらに、支持部50の上部には円筒部52
a、52bと同一方向に膨出して取付台58が形成され
る。
第4図および第5図に示すように、取付台58の中央部
には軸線方向に指向して孔部60を形成し、前記孔部6
0の端部には段部を介して大径となるシリンダ室62が
連通ずる。前記シリンダ室62には図示しない流体供給
用ボートが設けられており、このシリンダ室62の端部
には段部を介してこれより大径となる孔部が連通ずる(
図示せず)。また、取付台58には孔部60の中心から
半径方向外方にあって等間隔離間し且つ軸線方向に沿っ
て溝部64a乃至64dを形成しく第3図参照)、前記
溝部64a乃至64dは支持部50の裏面から外部に連
通状態にある。前記取付台58の先端部には板体66を
図示しないボルトを介して固着し、前記板体66の中央
部には段付孔部68が形成される。さらに、この板体6
6には図示しないボルトを介してワーク当接用プレート
70が係着される。そして、板体66の段付孔部68に
嵌合するようにワーク位置決め機構72が配設される。
前記ワーク位置決め機構72を構成するコレット74に
は前記段付孔部68に対応する段部76を形成し、この
コレット74の外周部には軸線方向に指向して複数のス
リット78が形成される。また、前記コレット74の一
端部内周部には半径方向内方に指向して傾斜する傾斜面
80を設けている(第6図aおよびb参照)。そこで、
前記コレット74にスリーブ部材82を嵌合する。前記
スリーブ部材82の外周一端部には取付台58のシリン
ダ室62に嵌合するピストン部84を形成し、前記ピス
トン部84の一端部には段部を介して小径となる円筒部
85を形成する。前記円筒部85は孔部60に嵌合する
ものであり、その一端部にコレット74の傾斜面80に
対応する傾斜面86を形成しておく(第6図aおよびb
参照)。
一方、シリンダ室62に連通ずる図示しない孔部にはク
ランプ機構88を構成するシリンダ部材89を嵌合装着
する。前記シリンダ部材89の中央部にはシリンダ室9
0を形成すると共に、このシリンダ室90の一端部に小
径な孔部を介して取付用孔部92が連通ずる。前記孔部
92にはロッド部材94の一端部を嵌合し、図示しない
ボルトを介して前記ロッド部材94をシリンダ部材89
に固着する。ロッド部材94はスリーブ部材82に嵌合
する円筒部96と、前記円筒部96の一端部に形成され
る大径部98とを含み、この場合、前記大径部98の直
径は後述するワークの基準孔の直径より小さく選択され
る。前記ロッド部材94の中央部にはその軸線方向に沿
って孔部100を形成し、前記孔部100はこれより大
径な孔部102と連通ずる。また、大径部98では軸線
方向に沿って所定の長さに亘り切り欠くと共に、半径方
向に対して偏心し且つ対称となる位置に夫々溝部104
a、104bを形成する(第5図参照)。
そこで、シリンダ部材89にピストン部材106を配設
する。前記ピストン部材106の一端から延在する第1
のロッド108はロッド部材94の孔部100に嵌合す
ると共に、その先端部に外周部両側から切り欠いて板状
部109を形成する。前記板状部109の図示しない孔
部に係合ピン110を嵌合してこの係合ピン110にク
ランプアーム112a、112bを係合する(第5図お
よび第6図a、b参照)。
前記クランプアーム112a、112bは板状に形成さ
れ、夫々の略中央部をピン部材114a、 114bを
介してロッド部材94の大径部98に揺動自在に支承さ
れる。また、夫々のクランプアーム112a、112b
の一端には押圧面部116a、116bを形成し、前記
押圧面部116a、116bに対応する他端部には半長
円状の開口部118a、118bを形成する。この場合
、前記開口部118a、 118bは係合ピン110を
嵌合するものであり、このため、ピストン部材106を
矢印A、B方向に変位させると夫々のクランプアーム1
12a、 112bはピン部材114a、 114bを
支点として揺動可能である。
一方、ピストン部材106の他端部から延在する第2の
ロッド120の端部にはビン部材122を介してアーム
部材124の一端部が係合する。前記アーム部材124
は支持部50に揺動自在に支持されており、その他端部
が前記支持部50の上部に設けられるリミットスイッチ
126に係合可能に構成されている。
さらにまた、支持部50には孔部位置決め機構128が
設けられる。第7図に示すように、孔部位置決め機構1
28を構成する固定軸130は支持部50にその一端部
を固着され、前記固定軸130の外周部にはガイド溝1
32が形成される。この場合、前記ガイド溝132は固
定軸130の軸線方向に所定長さ延在して後、図中、反
時計方向に湾曲する。そして、この固定軸130には位
置決めビンホルダ134を装着する。前記位置決めピン
ホルダ134は前記固定軸130を嵌合する円筒部13
6と、この円筒部136の外周部から外方に膨出する取
付部138と、前記円筒部136の上部側に設けられる
ガイド部140とを含む。円筒部136の外周先端部に
は所定の角度に亘って溝部142を形成すると共にこの
円筒部136の先端部に円板143を係着し、一方、取
付部138の先端部には位置決めビン144を固着する
。さらに、ガイド部140にはガイドビン146が配設
され、このガイドビン146は固定軸130のガイド溝
132に嵌合する。前記ガイド部140の上部後端部側
には一対のガイド板148a、148bを形成し、夫々
のガイド板148a、148bの間には支持部50に固
着されるキー150が臨入している。なお、前記キー1
50の近傍にはリミットスイッチ152を設けておく。
一方、固定軸130の下方にはシリンダ154が配設さ
れ、前記シリンダ154から延在するピストンロッド1
56は蓋体158を貫通している。前記蓋体158には
ガイドバー160の一端が固着され、このガイドバー1
60はピストンロッド156の先端に係着される移動板
162に嵌合してこの移動板162の回転を阻止してい
る。前記移動板162の一端には円筒部136の溝部1
42に係合する幅狭な係止部164を形成する。
本発明に係る治具装置は基本的には以上のように構成さ
れるものであり、次にその作用並びに効果について説明
する。
先ず、当該治具装置40により位置決め固定されるワー
クW(ホイールディスク)を第8図に示す。すなわち、
ワークWの中央部には基準孔166が形成されており、
前記基準孔166を囲繞するように等間隔離間して段付
孔部168a乃至168dが゛鋳造成形される。ワーク
Wの外周部一端にはこのワークWの軸線に対し所定角度
傾斜してチューブバルブ取付用段付孔部170が形成さ
れている。一方、ワークWの内部には基準面172が形
成されており、この基準面172は前記ワークWを自動
車の駆動軸側に取り付ける際の取付面となるt そこで、前記ワークWを当該治具装置40で位置決め保
持する作業について説明する。
すなわち、ワークWを人手若しくはロボットのハンド等
により把持し、ロッド部材94の大径部98に基13孔
166を遊嵌させるようにしてこのワークWの基準面1
72をワーク当接用プレート70に当接させる。さらに
、前記ワークWの段付孔部168a乃至168dのいず
れか−の孔部に位置決めビン144を嵌合する。その際
、第7図に示すように、位置決めピンホルダ134に設
けられるガ−(1’板148a、148b間ニーt−−
150Mu人シティるため、前記位置決めピンホルダ1
34は回転することがなく、ワーク位置決めビン144
は前記−の孔部に好適に嵌合する。
次いで、取付台58内のシリンダ室62に図示しない通
路から流体を供給すると、スリーブ部材82が矢印A方
向に変位し、このスリーブ部材82の先端部に形成され
る傾斜面86がコレット74の傾斜面80に係合して前
記コレット74の先端部が半径方向外方に押圧される。
このため、スリット78を介してコレット74の直径が
増大し、前記コレット74の外周面部がワークWの基準
孔166の内周面部を押圧し、結果的に、ワーク位置決
め機構72により前記ワークWの位置決めが行われる。
そこで、シリンダ部材89内のシリンダ室90に圧力流
体を導入すれば、ピストン部材106が矢印A方向に変
位する。従って、第10ンド108の先端部に形成され
る板状部109の係合ピン110に係合するクランプア
ーム112a、112bはピン部材114a、114b
を支点として回動し、押圧面部116a、 116bが
大径部98の外部に露呈する。さらに、ピストン部材1
06を矢印入方向に変位させると、クランプアーム11
2a、112bの押圧面部116a、116bはワーク
Wを矢印B方向に押圧し、結果的に、前記ワークWはワ
ーク当接用プレート70とクランプアーム112a、 
112bに押圧保持される(第6図a参照)。
すなわち、ワークWはワーク位置決め機構72により基
準孔166を介してその中心部分を正確に位置決めされ
ると共に、クランプ機構88により取付台58に対しし
っかりと固定される。さらに、孔部位置決め機構128
を介して前記ワークWの段付孔部168a乃至168d
の位置決めが行われることになる。
このようにして、治具装置40にワークWを固定し、後
述するように位置決めピン144をワークWから離間さ
せて後、第1搬送台34aを移動させて第1工具装置3
6aを当該治具装置40側に変位させる。この場合、前
記第1工具装置36aのガイドバー174a、174b
が前記治具装置40のガイド用円筒部56a、56b内
に嵌合してこの第1工具装置36aに設けられる第1の
回転工具175をワークWに対し正確に案内する。そし
て、前記第1回転工具175を回転させながら、例えば
、支持部50の溝部64aにこの第1回転工具175を
挿通して前記ワークWの段付孔部168aに所定の加工
を施す。
前記段付孔部168aの加工を終了した後、搬送台34
aを矢印B方向に変位させて第1工具装置36aを治具
装置40から離間させる。この場合、前記第1工具装置
36aにはギヤングヘッドの如く段付孔部168a乃至
168dに対応する複数の第1回転工具175が装着さ
れており、夫々の第1回転工具175を介して前記段付
孔部168a乃至168dに面取り加工並びに荒加工等
を行うものである。
次いで、搬送台34bを矢印B方向に移動して第2工具
装置36bを治具装置40側に変位させる。
前記第2工具装置36bにはガイドバー176a、17
6bが設けられており、夫々のガイドバー176a。
176bを支持部50のガイド用円筒部52a、52b
内に嵌合して第2の回転工具17BをワークWに対し正
確に案内する。そこで、前記第2回転工具17Bを回転
させて荒切削加工終了後の段付孔部168aに仕上切削
加工を施す。第2工具装置36bには第1工具装置36
aと同様にして複数の第2回転工具17Bを装着してお
り、夫々の第2回転工具178により段付孔部168a
乃至168dの仕上切 −削加工を行う。
ところで、この場合、ワークWの段付孔部168a乃至
168dのいずれか−の孔部には位置決めピン144が
嵌合して前記段付孔部168a乃至168dの位置決め
を行うものであるが、前記位置決めピン144は前記−
の孔部から離脱して夫々の段付孔部168a乃至168
dの加工を妨げることはない。
すなわち、ワークWを取付台58に位置決め固定して後
、第7図に示すように、シリンダ154を駆動してピス
トンロッド156を矢印方向に変位させると、前記ピス
トンロッド156に固着される移動板162がガイドバ
ー160に案内されて同様に矢印方向に変位する。この
ため、前記移動板162の一端部に形成される係止部1
64を介して位置決めピンホルダ134が矢印方向に押
圧され、前記位置決めピンホルダ134はガイドピン1
46とガイド溝132に案内されて所定の距離だけワー
クWから退勤変位すると共に、キー150がガイド板1
48a、 148bの間から離脱する。前記位置決めピ
ンホルダ134をさらに矢印方向に押圧すると、ガイド
ピン146が屈曲するガイド溝132に沿って反時計方
向(矢印C方向)に偏位し、このため、位置決めピンホ
ルダ134が反時計方向に回転する。従って、取付部1
38が位置決めピン144と一体的に所定角度反時計方
向に偏位し、前記取付部13B並びに位置決めピン14
4はワークWの段付孔部168a乃至168dのいずれ
の軸線上からも好適に退避することになる。結果的に、
第1並びに第2工具装置36a、36bによるワークW
の加工時において孔部位置決め機構128は夫々の加工
作業を阻止されることがない。
一方、位置決めピン144でワークWの段付孔部168
a乃至168dを位置決めする際には、シリンダ154
を駆動して移動板162を矢印とは逆方向に変位させる
。前記移動板162の係止部164は溝部142内に係
合して円板143を矢印とは逆方向に押圧する。このた
め、位置決めピンホルダ134がガイドピン146とガ
イド溝132に案内されて時計方向に回転して後、固定
軸130の軸線方向に変位して位置決めピン144がワ
ークWの段付孔部168a乃至168dのいずれか一つ
の孔部に嵌合すると共に、ガイド板148a、148b
の間にキー150が臨入する。
このような状態にあって、次に、ワークWのチューブバ
ルブ取付用段付孔部170の加工を行う。
先ず、当該治具装置40をベース44と一体的に軸46
を中心にして所定方向に回転させて、段付孔部170の
中心線が夫々の回転工具175a並びに178aの回転
中心と一敗する位置において当該治具装置40の回転を
停止させ、この治具装置40を固定する(第9図参照)
。次いで、段付孔部168a乃至168dにおいて説明
したように、段付孔部170を回転工具175aと17
8aとにより荒加工並びに仕上切削加工を行う。その際
、位置決めピン144をワークWの段付孔部168a乃
至168dのいずれか−の孔部に嵌合しておけば、前記
段付孔部170の加工時におけるワークWの回転等を好
適に阻止することが出来る。
このようにして、ワークWの加工を終了して後、シリン
ダ部材89のシリンダ室90内に図示しない他方の通路
から流体を導入すれば、ピストン部材106は矢印B方
向に変位して第10ンド108の先端部に固着される係
合ピン110が同様にして矢印B方向に変位する。この
ため、クランプアーム112a、112bはピン部材1
14a、114hを支点にして回動し、夫々の押圧面部
116a、116bはロッド部材94の大径部98内に
収納されてワークWのクランプ作用が解除される(第6
図す参照)。
一方、シリンダ室62内に供給される圧力流体を介して
ピストン部84を矢印B方向に変位させると、スリーブ
部材82の先端部に形成される傾斜面86はコレット7
4の傾斜面80から離間して前記コレット74の直径が
縮小する。従って、コレット74の外周面部による基準
孔166の内周面部への押圧作用が解除される(第6図
す参照)。
そこで、このワークWをロボットのアーム等により把持
して取付台58から取り外して後、新たなワークWを前
述した手順に従ってこの取付台58に位置決め装着する
この場合、本発明によれば、ワークWの取付作業が極め
て簡便化されると共に、前記ワークWの加工を正確に行
うことが出来る。すなわち、ワークWの基準孔166を
介してこのワークWを位置決め並びにクランプすると共
に、孔部位置決め機構128を介して段付孔部168a
乃至168dの位置決めを行っている。このため、従来
のように、ワークWの外周両端部を位置決めの基準とす
るものに比べ、このワークWの位置決めがより一層正確
なものとなる。しかも、段付孔部168a乃至168d
を加工する際に、孔部位置決め機構128は前記段付孔
部168a乃至168dのいずれの中心線上からも退避
するため、ワークWを一度取付台58に装着すれば、前
記ワークWの両側から荒加工並びに仕上加工等を行うこ
とが出来る。
従って、従来技術のようにワークWを反転させて位置決
めする等の作業が不要となり、結局、前記ワークWの取
付作業を容易且つ短時間に行うことが可能となる。すな
わち、前記ワークWの加工作業が効率的に行われる利点
が得られる。
さらにまた、ワークWをその基準孔166を介して位置
決めクランプしており、前記ワークWの大きさが異なる
場合にも単一の治具装置40により種々の大きさのワー
クWに容易に対応し得ると共に、可及的に小型化するこ
とが可能となる利点が得られる。
以上のように本発明によれば、ワークに形成されている
孔部を利用して前記ワークの位置決め並びにクランプを
行うと共に、ワークの加工部位を正確に位置決め可能に
構成している。このため、前記ワークを簡単に且つ確実
に治具装置に取り付けることが出来、しかも、治具装置
に一部ワークを固定するだけで、例えば、加工部位を両
側から加工することが可能となる。従って、効率的なワ
ークの加工作業を容易に達成することが出来る。さらに
、治具装置自体を可及的に小型化すると共に、大きさの
異なる種々のワークに好適に対応することが可能となる
等の効果が得られる。
以上、本発明について好適な実施例を挙げて説明したが
、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並びに設
計の変更が可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術に係る治具装置の概略説明図、 第2図は本発明に係る治具装置を組み込む両頭式1作機
械の概略を示す側面図、 第3図は本発明に係る治具装置の斜視図、第4図は当該
治具装置の一部省略縦断面図、第5図は当該治具装置の
一部拡大図、 第6図aおよびbは当該治具装置によりワークをクラン
プする際の説明図、 第7図は当該治具装置を構成する孔部位置決め機構の一
部断面斜視図、 第8図は当該治具装置に位置決め固定されるワークの説
明図、 第9図は当該治具装置が回転した際の一部平面図である
。 40・・・治具装置      42・・・治具台48
・・・基台部       50・・・支持部52a、
52b、56a、56b−円筒部58・・・取付台  
     64a〜64d・・・溝部70・・・ワーク
当接用プレート 72・・・ワーク位置決め機構 74・・・コレット8
2・・・スリーブ部材    88・・・クランプ機構
89・・・シリンダ部材    94・・・ロッド部材
98・・・大径部       106・・・ピストン
部材108・・・ロッド      110・・・係合
ピン112a、 112b・・・クランプアーム116
a、 116b・・・押圧面部  120・・・ロッド
128・・・孔部位置決め機構 130・・・固定軸1
34・・・位置決めピンホルダ 144・・・位置決めビン FIG、2 FIG、7 猛追 FIG、9 ガ′

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ワークに形成されている孔部に挿入して当該ワー
    クを位置決めするワーク位置決め機構と、前記ワーク位
    置決め機構と同軸的に配設されるロッド部材を介して開
    閉動作する一以上のクランプアームで前記ワークを装置
    側に押圧して保持するクランプ機構と、前記ワークの加
    工部位に係合して前記加工部位を回転工具の軸線と同軸
    的に位置決めすると共に前記回転工具で加工する際に前
    記回転工具の軸線上から退避可能に構成する加工部位位
    置決め機構とを含むことを特徴とする治具装置。
  2. (2)特許請求の範囲第1項記載の治具装置において、
    加工部位位置決め機構は一端を装置本体に固着され、そ
    の外周部に軸線方向に所定長さ延在すると共に周回する
    一方向に傾斜するガイド溝を形成した固定軸と、前記ガ
    イド溝に係合するガイドピンを有すると共に、前記固定
    軸に外嵌するホルダ部材と、前記ホルダ部材に前記固定
    軸と平行して固着されてワークの加工部位に嵌合する位
    置決めピンと、アクチュエータに係着して前記ホルダ部
    材を変位させる移動板とを含み、前記アクチュエータの
    作用下に前記移動板を介してホルダ部材を一方向に変位
    させて前記位置決めピンをワークの加工部位に嵌合し、
    一方、アクチュエータの作用下に前記ホルダ部材を他方
    向に変位させて前記ガイドピンとガイド溝とにより前記
    位置決めピンを偏位させ、これによって前記位置決めピ
    ンを回転工具の軸線上から退避させてなる治具装置。
  3. (3)特許請求の範囲第2項記載の治具装置において、
    ホルダ部材の外周部一端に所定の角度に亘って溝部を形
    成し、前記溝部に移動板の一端を係合させてなる治具装
    置。
  4. (4)特許請求の範囲第2項記載の治具装置において、
    ホルダ部材と装置本体とに回転阻止手段を設け、位置決
    めピンをワークの加工部位に嵌合する際に、前記回転阻
    止手段の作用下に前記位置決めピンの回転動作を阻止し
    てなる治具装置。
JP1550686A 1986-01-27 1986-01-27 治具装置 Pending JPS62173131A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106217097A (zh) * 2016-07-28 2016-12-14 广东万丰摩轮有限公司 车轮孔加工定位件及应用其对车轮进行孔加工的方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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