JP2630486B2 - デフロスタノズル吹出し口のシール構造及び方法 - Google Patents

デフロスタノズル吹出し口のシール構造及び方法

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JP2630486B2
JP2630486B2 JP15239590A JP15239590A JP2630486B2 JP 2630486 B2 JP2630486 B2 JP 2630486B2 JP 15239590 A JP15239590 A JP 15239590A JP 15239590 A JP15239590 A JP 15239590A JP 2630486 B2 JP2630486 B2 JP 2630486B2
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季久 秋元
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、デフロスタノズル本体から上方へ突出した
複数個の吹出し口の内周と、この内周に挿入されるイン
ストルメントパネル上面の筒状ガーニッシュ間のシール
性を確保するためのデフロスタノズルの吹出し口のシー
ル構造及び方法に関するものである。
〔従来の技術〕
第4図のインストルメントパネル1の上面1aには、フ
ィン材の筒状ガーニッシュ9が車幅方向へ複数個装着さ
れ、それぞれ第5図のデフロスタノズル本体5の吹出し
口5aに挿入されている。その際、第6図に示すように、
吹出し口5aのシールのために、予め筒状ガーニッシュ9
の外周又は吹出し口5aの内周にシール材6を接着してい
た。
〔発明が解決しようとする課題〕
したがって、各吹出し口ごとにシール作業を必要と
し、相互の位置関係に起因するシール不良が発生する場
合もあった。
よって、本発明は、組付け作業が簡単で、しかもシー
ル性能を向上させ得るデフロスタノズルの吹出し口に対
するシール構造及び方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、この目的を達成するためのシール構造とし
て、各吹出し口の先端に外向きへフランジ状接着面が形
成され、裏面に両面接着テープの一方面が接着された各
吹出し口に共通のシール材が、このシール材の切取りで
形成された各挿入口を通して各筒状ガーニッシュを所属
の吹出し口に挿入された状態で、両面接着テープの反対
面で接着面及び吹出し口側面に接着されていることを特
徴としている。
また、本発明の目的を達成するためのシール方法とし
ては、各吹出し口の先端に外向きのフランジ状接着面を
形成し、各吹出し口に共通のシール材の裏面に両面接着
テープの一方面を接着すると共に、各吹出し口に対面す
る部分を内側寄りの小さめにガーニッシュ挿入口として
切取り、シール材を、両面接着テープの反対面で接着面
にガーニッシュ挿入口が各吹出し口の対応した位置を占
めるように接着し、各筒状ガーニッシュを所属のガーニ
ッシュ挿入口から所属の吹出し口に挿入して、接着面よ
りも内側に位置して浮いていたシール材を反対面で吹出
し口側面に接着させる。
〔作用〕
シール材は、接着面において接着されることにより、
各吹出し口部分のインストルメントパネルの裏面に介在
し、さらに連続的に吹出し口側面に延びて、吹出し口上
端の隙間を確実に塞ぎ、インパネ及び吹出し口間に緩衝
作用も生じる。
本発明のシール方法によれば、筒状ガーニッシュをガ
ーニッシュ挿入口から所属の吹出し口に挿入する過程
で、接着面よりも内側に位置して浮いていたシール材が
吹出し口側面に自動的に接着される。
〔実施例〕
第1図〜第3図は、本発明の一実施例によるシール方
法を実施するデフロスタ構造を示すもので、第4図〜第
6図の符号と同一符号は同一もしくは同等部分を示す。
第1図及び第2図において、デフロスタノズル本体5
に上方へ突設された複数個の各吹出し口10の先端周囲に
は外向きのフランジ状接着面11が形成されている。ま
た、各吹出し口10のこのような接着面11をカバーする1
枚の例えば発泡ウレタンのシート状シール材20が用意さ
れ、裏面に両面接着テープ19が接着されると共に、各吹
出し口10に対面する部分を内側寄りに小さめにガーニッ
シュ挿入口21として打抜かれ、内側寄りの浮いた部分の
4隅には切れ目22を形成されている。
組付け作業に際しては、このように裏面に両面接着テ
ープ19の一方面が接着されると共に、シール材20を、そ
のガーニッシュ挿入口21が各吹出し口10の所定の内側寄
りに位置するように、両面接着テープ19の反対面で接着
面11に接着する(第3図A)。次いで、インストルメン
トパネル1の上面のインパネパット1bに装着されたフィ
ン付の筒状ガーニッシュ9を所属の吹出し口10にガーニ
ッシュ挿入口21を通して挿入する。その際、内側寄りの
浮いたシール材部分11aを徐々に下方へ曲げて、インパ
ネパット1bの裏面がシール材20を介在させて接着面11に
着座すると共に、シール材部分11aを吹出し口10の側面
に接着される(第3図B)。これにより、シール材部分
11aの周囲にたとえ隙間が在るとしても、接着面11のシ
ール材20が吹出し口10の先端周面と筒状ガーニッシュ9
の外周面間を確実にシールする。
〔発明の効果〕
以上、本発明のシール構造によれば、吹出し口先端と
インストルメントパネル裏面間にシール材が介在し、連
続的に吹出し口側面に延びることにより、シール機能が
一層確実となり、またインパネ裏面にシール材が在るこ
とにより、建付も改善され、異常音の発生も抑制され
る。
また、本発明のシール方法によればシール機能及び建
付の向上だけでなく、複数個の吹出し口に共通のシール
材がガーニッシュの挿入過程で同時に組付けられ、その
作業が極めて能率的になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるデフロスタノズルの組
付け状態を説明する斜視図及び第2図は同実施例のデフ
ロスタノズルの斜視図、第3図は同実施例の組付け過程
を説明する断面図、第4図は本発明が適用されるデフロ
スタノズルの組付け状態のインストルメントパネルの斜
視図、第5図は従来のデフロスタノズルの斜視図及び第
6図は従来の組付け状態の断面図である。 1……インストルメントパネル、 5……デフロスタノズル本体、 9……筒状ガーニッシュ、10……吹出し口、 11……接着面、20シール材、 21……ガーニッシュ挿入口。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デフロスタノズル本体の車幅方向へ複数個
    配列された吹出し口内周に、インストルメントパネル上
    面に装着された対応位置の筒状ガーニッシュを挿入した
    状態で、吹出し口周囲のシール性を確保するためのデフ
    ロスタノズルの吹出し口のシール構造において、 各吹出し口の先端に外向きへフランジ状接着面が形成さ
    れ、 裏面に両面接着テープの一方面が接着された前記各吹出
    し口に共通のシール材が、このシール材の切取りで形成
    された各挿入口を通して各筒状ガーニッシュを所属の吹
    出し口に挿入された状態で、前記両面接着テープの反対
    面で前記接着面及び前記吹出し口側面に接着されてい
    る、ことを特徴とするシール構造。
  2. 【請求項2】デフロスタノズル本体の車幅方向へ複数個
    配列された吹出し口内周に、インストルメントパネル上
    面に装着された対応位置の筒状ガーニッシュを挿入する
    際に、吹出し口周囲のシール性を確保するためのデフロ
    スタノズルの吹出し口のシール方法において、 各吹出し口の先端に外向きのフランジ状接着面を形成
    し、 前記各吹出し口に共通のシール材の裏面に両面接着テー
    プの一方面を接着すると共に、前記各吹出し口に対面す
    る部分を内側寄りの小さめに前記ガーニッシュ挿入口と
    して切取り、 前記シール材を、前記両面接着テープの反対面で前記接
    着面に前記ガーニッシュ挿入口が前記各吹出し口の対応
    した位置を占めるように接着し、 前記各筒状ガーニッシュを所属の前記ガーニッシュ挿入
    口から所属の前記吹出し口に挿入して、前記接着面より
    も内側に位置して浮いていた前記シール材を前記反対面
    で前記吹出し口側面に接着させる、ことを特徴とするシ
    ール方法。
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JP7081990B2 (ja) * 2018-06-13 2022-06-07 豊田合成株式会社 ピラーガーニッシュ

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