JP2001180531A - エンジンカバー取付構造 - Google Patents

エンジンカバー取付構造

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JP2001180531A
JP2001180531A JP36728099A JP36728099A JP2001180531A JP 2001180531 A JP2001180531 A JP 2001180531A JP 36728099 A JP36728099 A JP 36728099A JP 36728099 A JP36728099 A JP 36728099A JP 2001180531 A JP2001180531 A JP 2001180531A
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JP
Japan
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engine cover
clip
mounting structure
bead
vehicle body
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JP36728099A
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English (en)
Inventor
Tatsuhiko Fujii
辰彦 藤井
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Suzuki Motor Corp
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Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンカバーの厚さを増すことなく、その
厚さ方向にガタが生じるのを防止し、しかも、エンジン
カバーの縁端とそのクリップ挿通孔との間の強度を容易
に増す。 【解決手段】 エンジンカバー1をクリップ5を用いて
車体側パネル3に取付けるようにしたエンジンカバー取
付構造において、エンジンカバー1に設けたクリップ挿
通孔2の周囲にビード10を設けた構成としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンカバー取
付構造に関し、詳しくは、エンジンカバーをクリップを
用いて車体側パネルに取付けるようにしたエンジンカバ
ー取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の走行中に、泥水が車輪によってエ
ンジンやその補器類のところまで跳ね上げられるのを防
止するために、従来より、エンジンルームの側方にエン
ジンカバー(スプラッシュカバーともいう。)を配設す
ることが行われていた。
【0003】従来のエンジンカバー取付構造では、図5
〜図7に示すように、エンジンカバー1の周縁部(例え
ば4個所)にクリップ挿通孔2を設けるとともに、車体
側パネル3(例えば、フェンダーエプロンパネル)の所
定位置(クリップ挿通孔2に対応して4個所)に取付孔
4を設け、次いで、クリップ5を、エンジンカバー1の
クリップ挿通孔2と車体側パネル3(例えば、フェンダ
ーエプロンパネル)のクリップ挿通孔4に挿通すること
によって、エンジンカバー1を車体側パネル3に取り付
ける構成となっていた。なお、図5および図6におい
て、6は車体、7はエンジン、8はタイヤである。
【0004】ところで、エンジンカバー1を取り付ける
ために使用するクリップ5は、挟持する部品(ここで
は、エンジンカバー1と車体パネル3)の板厚が、設定
の板厚(挟持可能板厚)である場合に、有効な挟板力を
発揮する。それ故、エンジンカバー1およびこれを取り
付ける車体側パネル3を合わせたときの板厚(例えば、
3mm)とクリップ5の挟持可能板厚(例えば、2mm
〜5mm)が異なる場合には、その板厚の方向(図7に
矢印で示す方向)にガタが生じた。
【0005】そこで、このようなガタを防止するため
に、エンジンカバー1の板厚を増したり、あるいは、E
PDMスポンジ(エチレン・プロピレン・ジエン・モノ
マから成るゴム発泡体)等の別部品をクリップ5の頭部
とエンジンカバー1との間に挟むことも考えられた。し
かしながら、エンジンカバー1の板厚を増すと、その成
形時にひけ等の変形が生じたり、また、その成形方法が
真空成形等による場合にはその板厚を増すことができな
かった。一方、別部品をクリップ5の頭部とエンジンカ
バー1との間に挟む構成とすると、部品点数が増し、組
立作業が煩雑になり、車両の製造コストアップにつなが
る欠点があった。
【0006】さらに、上記従来のエンジンカバー取付構
造の場合のように、エンジンカバー1の周縁部にクリッ
プ挿通孔2を設けていると、図8に示すように、該クリ
ップ挿通孔とエンジンカバー1の縁端との間9の強度が
弱くなり易かった。
【0007】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
で、エンジンカバーの板厚を増すことなく、その厚さ方
向にガタ付くのを防止することができ、しかも、簡単な
構成によりエンジンカバーの縁端とそのクリップ挿通孔
との間の強度を増すことができるエンジンカバー取付構
造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、エンジンカバーをクリップを用いて車
体側パネルに取付けるようにしたエンジンカバー取付構
造において、上記エンジンカバーに設けたクリップ挿通
孔の周囲にビードを設けた構成としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るエンジンカバ
ー取付構造の一実施形態を添付図面を参照しながら詳細
に説明する。図1〜図4は、本発明に係るエンジンカバ
ー取付構造の一実施形態を示すものである。なお、説明
の便宜上、図1〜図4において、図5〜図8に示した要
素と同一機能を有するものについては同一符号を付し、
それらの詳細な説明を省略する。
【0010】本実施形態におけるエンジンカバー取付構
造では、図2に示すように、エンジンカバー1の周縁部
に、例えば4個所にクリップ挿通孔2を設けるととも
に、該クリップ挿通孔2の周囲に、互いに離間させて例
えば4つのビード(突出部)10を設けた構成としてい
る。このとき、ビード10の少なくとも1個は、エンジ
ンカバー1の縁端とそのクリップ挿通孔2との間に設け
るのが好ましい。ビード10は、図4に示すように、エ
ンジンカバー1の後述するクリップ5が差込まれる側
(エンジンカバー1が取り付けられた状態において、ク
リップ5の頭部5a側)へ突出するように設けられてい
る。ビード10の高さは、クリップ5の挟持可能板厚か
ら、エンジンカバー1の板厚と車体側パネル3の板厚を
それぞれ引いた大きさに設定されている。なお、車体側
パネル3(例えば、フェンダーエプロンパネル)の所定
位置には、エンジンカバー1のクリップ挿通孔2に対応
して、4個所に取付孔4を予め設けている。
【0011】次に、本実施形態におけるエンジンカバー
の取付け手順について説明し、併せてその構成をより明
らかにする。すなわち、まず、本実施形態のエンジンカ
バー1のクリップ挿通孔2を車体側パネル3の取付孔4
にそれぞれ合致させ、クリップ5をこれらの孔2,4に
挿通させる。このとき、クリップ5は、図4に示すよう
に、その頭部5aと抜け止め防止片5bとの間でエンジ
ンカバー1と車体側パネル3とを挟持し、これによっ
て、エンジンカバー1を車体側パネル3に固定する。こ
の状態において、クリップ5の頭部5aは、エンンジン
カバー1のビード10の頂上部を押圧しつつ該頂上部に
隙間なく当接されている。これにより、クリップ5はエ
ンジンカバー1より適当な反力を受け、エンジンカバー
1は確実に車体側パネル3に固定される。このため、エ
ンジンカバー1のガタ付きは無くなり、実質的にエンジ
ンカバー1の厚さを増したと同様の効果を得ることがで
きる。
【0012】したがって、エンジンカバー1や車体側パ
ネル3の厚さに関係なく、該エンジンカバー1を車体側
パネル3にガタ付くことがないように、確実に固定する
ことができる。しかも、このガタ付き防止のために、E
PDMスポンジ等の別部品をクリップ5の頭部5aとエ
ンジンカバー1との間に挟む必要もなくなるので、部品
点数の増加を招くことがなく、組立作業も単純になり、
車両の製造コストが低減する。
【0013】また、ビード10は、互いに離間させて、
エンジンカバー1のクリップ5が差込まれる側に突出す
るように形成されているので、該クリップ5を安定した
姿勢でエンジンカバー1に当接させることができるとと
もに、隣合うビード10とクリップ5により形成される
空間が通路となり、該通路を通じて泥やほこりが流れ出
すため、エンジンカバー1とクリップ5の間に泥やほこ
りが溜まるのを防ぐことができる。さらに、クリップ5
をクリップ挿通孔2に差込む際、作業者が指でビード1
0に触れることにより、容易にクリップ挿通孔2の位置
確認ができ、目視が困難な箇所においてもエンジンカバ
ー1の取付作業が容易になる。さらにまた、ビード10
を、エンジンカバー1の縁端とそのクリップ挿通孔2と
の間に設けているので、この間の部分の剛性がアップす
る。これにより、エンジンカバー1の縁端とそのクリッ
プ挿通孔2との間の部分に応力が集中することはなくな
る。
【0014】なお、上記実施形態では、エンジンカバー
1の4個所にクリップ挿通孔2を設けるようにしたが、
本発明はこれに限らず、その個所及び数はとくに限定さ
れない。また、クリップ5は、樹脂製のものに限らず、
エンジンカバー1の孔2に差込むことにより、該エンジ
ンカバー1を、車体側パネル3に確実に固定することが
できるものであれば、いかなる構造のものでも良い。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るエン
ジンカバー取付構造によれば、エンジンカバーをクリッ
プを用いて車体側パネルに取付けるようにしたエンジン
カバー取付構造において、エンジンカバーに設けたクリ
ップ挿通孔の周囲にビードを設けた構成としているの
で、上記ビードを形成した分、実質的に上記エンジンカ
バーの板厚を増したと同様な効果を得ることができる。
これ故、上記エンジンカバーや上記車体側パネルの板厚
に関係なく、該エンジンカバーを上記車体側パネルにガ
タ付くことがなく、確実に固定することができる。しか
も、このガタ付き防止のために、EPDMスポンジ等の
別部品を上記クリップの頭部と上記エンジンカバーとの
間に挟む必要もなくなるので、部品点数の増加を招くこ
とがなくなり、組立作業も単純になり、車両の製造コス
トの低減を図ることができる。
【0016】また、上記ビードの高さを、上記クリップ
の挟持可能な板厚から、上記エンジンカバーの厚さと上
記車体側パネルの厚さをそれぞれ引いた大きさに設定し
た場合には、上記エンジンカバーの肉厚を変えなくと
も、上記クリップを用いた上記エンジンカバーの固定に
おいて、ガタ付きが生じることがない。
【0017】さらに、上記ビードを、互いに離間させて
複数形成し、しかも、上記エンジンカバーのクリップが
差込まれる側に突出するように設けた場合には、上記ク
リップを安定した姿勢で上記エンジンカバーに当接させ
ることができるとともに、隣合うビードと上記クリップ
により形成される空間が通路となり、該通路を通じて泥
やほこりが流れ出すため、上記エンジンカバーと上記ク
リップの間に泥やほこりが溜まるのを防ぐことができ
る。さらに、上記クリップを上記クリップ挿通孔に差込
む際、作業者が指で上記ビードに触れることにより、容
易に上記クリップ挿通孔の位置確認ができ、目視が困難
な箇所においても上記エンジンカバーの取付作業が容易
になる。
【0018】さらにまた、上記ビードを、少なくとも、
上記エンジンカバーの縁端と上記クリップ挿通孔との間
に設けた場合には、該クリップ挿通孔と上記エンジンカ
バーの縁端との間の部分の剛性がアップする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエンジンカバー取付構造の一実施
形態を適用した車両を示す斜視図である。
【図2】本発明に係るエンジンカバー取付構造の一実施
形態におけるエンジンカバーを示す斜視図である。
【図3】図1または図2におけるA−A線断面図であ
る。
【図4】図3において矢印Bで示す円で囲む部分を拡大
して示す断面図である。
【図5】従来のエンジンカバー取付構造を適用した車両
を示す斜視図である。
【図6】図5におけるC−C線断面図である。
【図7】図5におけるC−C線断面を拡大して示す図で
ある。
【図8】従来のエンジンカバー取付構造において、応力
が集中し易い箇所を示す斜視図である。
【符号の説明】 1 エンジンカバー 2 クリップ挿通孔 3 車体側パネル 4 取付孔 5 クリップ 5a 頭部 5b 抜け止め防止片 6 車体 7 エンジン 8 タイヤ 10 ビード

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンカバーをクリップを用いて車体
    側パネルに取付けるようにしたエンジンカバー取付構造
    において、上記エンジンカバーに設けたクリップ挿通孔
    の周囲にビードを設けたことを特徴とするエンジンカバ
    ー取付構造。
  2. 【請求項2】 上記ビードの高さを、上記クリップの挟
    持可能板厚から、上記エンジンカバーの板厚と上記車体
    側パネルの板厚をそれぞれ引いた大きさに設定したこと
    を特徴とする請求項1に記載のエンジンカバー取付構
    造。
  3. 【請求項3】 上記ビードを、互いに離間させて複数個
    設けたことを特徴とする請求項1に記載のエンジンカバ
    ー取付構造。
  4. 【請求項4】 上記ビードを、少なくとも、上記エンジ
    ンカバーの縁端と上記クリップ挿通孔との間に設けたこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のエンジ
    ンカバー取付構造。
  5. 【請求項5】 上記ビードを、上記エンジンカバーのク
    リップが差込まれる側に突出するように設けたことを特
    徴とする請求項1に記載のエンジンカバー取付構造。
JP36728099A 1999-12-24 1999-12-24 エンジンカバー取付構造 Pending JP2001180531A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009089242A2 (en) * 2008-01-07 2009-07-16 Federal-Mogul Corporation Vehicle engine and snap-on engine cover assembly therefor and method of assembly of the cover assembly to the engine
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