JP2630153B2 - モーター駆動装置 - Google Patents

モーター駆動装置

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JP2630153B2
JP2630153B2 JP4055051A JP5505192A JP2630153B2 JP 2630153 B2 JP2630153 B2 JP 2630153B2 JP 4055051 A JP4055051 A JP 4055051A JP 5505192 A JP5505192 A JP 5505192A JP 2630153 B2 JP2630153 B2 JP 2630153B2
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愛一郎 加藤
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モーターの運転、停
止、起動を制御するモーター駆動装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来における例えば換気扇のファンモー
ターにかかるモーター駆動回路は、図7に示すような構
成となっている。同図において、20はファンモーター
で、20a,20b,20cは回転数を切り換えるため
のタップで、20aは強ノッチ運転用、20bは弱ノッ
チ運転用、20cはコモン用である。21はファンモー
ター20の制御手段で、換気扇の操作と駆動手段とを兼
ねている。即ち、21aは運転ON/OFFを設定する
スイッチ部兼駆動素子、21bはファンモーター20の
タップ20a,20bを切り換えるためのスイッチ部兼
駆動素子となっている。なお、22は電源である。
【0003】上記構成のモーター駆動回路においては、
スイッチ部兼駆動素子21bによりタップ20a,20
bを選択し、スイッチ部兼駆動素子21aをONするこ
とによりファンモーター20に電源22を供給し、選択
したタップ20a,20bに応じ高回転又は低回転でフ
ァンモーター20を駆動することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来のモーター
駆動回路においてはスイッチ部兼駆動素子21bにより
タップ20a,20bが選択されるため、起動時のタッ
プは不定となる。従って、スイッチ部兼駆動素子21
a,21bの定格は高回転の大きな起動電流に合わせて
選定する必要がある。これに対して、弱ノッチ運転用の
タップ20bから起動を行なうようにすれば、起動電流
を抑制することができる。しかしながら、ファンモータ
ー20の初期稼動時は別として、稼動状態において運転
から停止し、また起動を行なうような場合、早く所望す
る速度になることが要求されるが、従来のモーター駆動
回路では、常に初期からの起動時間を有することにな
り、即応することができない。また、モーター駆動回路
を使用するシステム全体に対しても無駄な時間がかか
り、効率的ではない。
【0005】本発明は、上記した従来の問題点を解決す
るためになされたもので、その課題とするところは、起
動電流の抑制とともに、起動の遅延時間を短くできるモ
ーター駆動装置を得ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に請求項1の発明は、回転数を可変できるタップを設け
たモーターと、このモーターを駆動する駆動手段と、モ
ーターの起動と停止を管理し、モーターの停止時間を管
理する停止時間管理手段とを備え、起動電流の小さいも
のから起動させ、そのモーターの停止時間によってその
起動にかかる時間を可変する制御手段を設ける手段を採
用する。
【0007】前記課題を達成するために請求項2の発明
は、請求項1に係る前記手段に、モーターの停止前の運
転状態を記憶する運転状態記憶手段を備え、そのモータ
ーが運転していた速調と停止時間により次に起動させる
タップと起動にかかる時間を可変させるようにする手段
を採用する。
【0008】
【作用】前記手段を採用することにより請求項1に係る
発明においては、起動のタップを常に最も起動電流の小
さいものとし、要求されるタップへ順次上昇させるとと
もに、モーターの停止時間によって起動の遅延時間を制
御することができる。
【0009】前記手段を採用することにより請求項2に
係る発明においては、請求項1に係る前記機能ととも
に、運転状態を記憶する運転状態記憶手段により、停止
時間を監視し、その時間により起動するタップを選択さ
せることができる。
【0010】
【実施例】実施例1. 図1〜図4は実施例1に関するもので、図1はモーター
駆動装置の基本構成を示すブロック構成図、図2はその
起動制御に関するフローチャートであり、図3はモータ
ー駆動装置のブロック構成図である。図1,3におい
て、1はモーターで、1a,1b,1cは回転数を切り
換えるためのタップである。タップ1aは強ノッチ運転
用、タップ1bは弱ノッチ運転用、タップ1cはコモン
用である。2はモーター1の駆動手段で、強ノッチ駆動
用の駆動素子2aと弱ノッチ駆動用の駆動素子2bを備
えている。3はモーター1の起動、停止を管理し駆動素
子2a,2bを制御する制御手段である。4は操作表示
手段で、運転スイッチ4aや風量切り換えスイッチ4b
等が配設されている。5は駆動手段2を介してモーター
1に繋がれる交流の電源である。6は停止時間を管理す
る停止時間管理手段で、特にモーター1の停止時間をこ
の停止時間管理手段6により監視し、その時間により順
次起動させるときの遅延時間を選択するよう制御手段3
に繋がれている。
【0011】制御手段3は操作表示手段4の運転スイッ
チ4aや風量切り換えスイッチ4bの状態を常に監視し
ており、換気扇等のモーター1が運転中であるか停止し
ているかが図2のステップ1で判断される。運転スイッ
チ4aがONされ、運転要求があると、制御手段3はス
テップ2で起動時と判断し、起動電流の小さい弱ノッチ
運転用のタップ1bを駆動する駆動素子2bをONさせ
る。起動した後は停止要求があれば、即ち、運転スイッ
チ4aがOFFされればステップ3で各駆動素子2a,
2bをOFFさせ停止させる。運転要求がある状態のま
まであれば、ステップ4に進み、起動してからの時間を
監視し、任意の時間ta(例えば起動時の過渡的状態か
ら定常状態に落ち着くまでの時間やノッチ切り換え時の
強ノッチ起動電流に問題のない時間)が経過したかどう
かが判定される。経過していればステップ5で風量切り
換えスイッチ4bによる運転要求に応じて駆動素子2
a,2bを制御する。また、taが経過していなければ
駆動素子2bによる弱ノッチ運転を継続する。
【0012】図4は停止時間と駆動の遅延時間の関係を
示す説明図である。ノッチを上昇させる時の遅延時間t
aをモーター1の停止時間tsに比例させる。モーター
1は運転から停止したときには停止時間tsが短ければ
回転状態にあり、その起動電流は完全に停止した状態か
らの時に比べ少ない傾向にある。即ち、起動時の過渡状
態の期間は短いものとなるため、これを利用して停止時
間tsを停止時間管理手段6により管理し、制御手段3
により遅延時間taを演算して駆動手段2を制御する。
従って、起動電流を小さくするだけでなく、要求される
ノッチに対してより速い起動が実現することになる。停
止時間tsとこれから求められる順次起動の遅延時間t
aの関係は図4に示すようになり、停止時間tsが短い
と遅延時間taを短くでき、速い起動ができる。
【0013】実施例2. 図5はこの発明の他の実施例を示すブロック構成図であ
り、図6はモーターの強ノッチ運転から停止させたとき
の回転速度に関する特性を示す説明図である。図5にお
いて1から6の符号で示すものは前述の実施例1と同一
の構成であり、それらの説明は省略する。図中、1dは
タップ1aとタップ1bの中間の回転を行なう中ノッチ
運転用のタップで、2cはこのタップ1dを駆動する駆
動素子、7は停止前のノッチを記憶する運転状態記憶手
段である。
【0014】この実施例の動作は実施例1と同様に、起
動電流の最も少ないノッチから起動させ、順次ノッチを
上昇させる遅延時間taをモーター1の停止時間tsに
より変化させるものであるが、停止前のノッチを運転状
態記憶手段7により記憶させておき、制御手段3により
停止時間tsに基づき起動電流が抑えられ、しかも要求
されたノッチへの起動が円滑になる起動ノッチを求め
て、これにより起動させることに特徴がある。即ち、図
6に示すように例えば、強ノッチ運転時から停止し、再
度強ノッチでの運転を要求された場合、停止時間tsが
tpであれば運転開始前のモーター1の慣性による回転
数は中ノッチに近いので、中ノッチでの起動が選択さ
れ、かつ中ノッチでの起動の過渡状態の期間は短いこと
が簡単に推測されるため、強ノッチへの切り換えの遅延
時間taも短い期間とすることができる。
【0015】なお、上述の各実施例ではモーター1が一
台であるが、複数のモーター1の遅延起動にも同様の仕
方で適用することができ、ノッチについても弱/強、弱
/中/強の場合より多い場合であっても適用することが
できる。また、各実施例では、各手段を独立したものと
して示したが、マイクロコンピュータ等を用いて各手段
を統合することもできる。さらには、位相制御やインバ
ータを用いた可変速制御の場合でも前述した効果が得ら
れる。
【0016】
【発明の効果】以上、実施例による説明からも明らかな
ように、第1の発明によればモーターの停止時間によっ
て起動の遅延時間を制御することにより、起動電流を抑
制し、かつ起動の遅延時間を短くすることができるモー
ターの駆動装置が得られる。
【0017】請求項2の発明によれば、運転していた速
調のタップと停止時間によって起動のノッチを適切なも
のに選択することにより、起動電流を抑制し、かつ起動
の遅延時間を短くすることができるモーターの駆動装置
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1のモーター駆動装置を示
すブロック構成図である。
【図2】 この発明の実施例1における起動制御に関す
るフローチャートである。
【図3】 この発明の実施例1のモーター駆動装置を示
すブロック構成図である。
【図4】 この発明の実施例1における停止時間と駆動
の遅延時間の関係を示す説明図である。
【図5】 この発明の実施例2のモーター駆動装置を示
すブロック構成図である。
【図6】 この発明の実施例2におけるモーター停止の
回転特性を示す説明図である。
【図7】 従来例を示した換気扇の電気系統のブロック
構成図である。
【符号の説明】
1 モーター、 2 駆動手段、 2a 駆動素子、
2b 駆動素子、 3制御手段、 6 停止時間管理手
段、 7 運転状態記憶手段。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転数を可変できるタップを設けたモ
    と、このモータを駆動する駆動手段と、上記モー
    ターの起動と停止を管理し、該モーターの停止時間を管
    理する停止時間管理手段とを備え、起動電流の小さいも
    のから起動させ、そのモーターの停止時間によってその
    起動にかかる時間を可変する制御手段を設けたことを特
    徴とするモーター駆動装置
  2. 【請求項2】 モーターの停止前の運転状態を記憶する
    運転状態記憶手段を備え、そのモーターが運転していた
    速調と停止時間により次に起動させるタップと起動にか
    かる時間を可変させるようにした請求項1に記載のモー
    ター駆動装置
JP4055051A 1992-03-13 1992-03-13 モーター駆動装置 Expired - Lifetime JP2630153B2 (ja)

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