JP2003033089A - モータ制御装置 - Google Patents

モータ制御装置

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JP2003033089A
JP2003033089A JP2001212393A JP2001212393A JP2003033089A JP 2003033089 A JP2003033089 A JP 2003033089A JP 2001212393 A JP2001212393 A JP 2001212393A JP 2001212393 A JP2001212393 A JP 2001212393A JP 2003033089 A JP2003033089 A JP 2003033089A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる駆動タイミングで回転駆動する複数
のモータを少ないデータ量で制御すること。 【解決手段】 ステップモータMa,Mb,Mcを
定常回転速度で駆動するために、設定された基準パルス
周波数で基準パルスを出力する基準パルス出力回路Pk
と、前記ステップモータMa,Mb,Mcの立ち上げ時
(回転開始時)に前記ステップモータMa,Mb,Mc
の回転速度が停止状態から前記定常回転速度まで設定さ
れた速度で上昇するように周波数が変化する立ち上げパ
ルスを出力する立ち上げパルス出力回路Ptと、前記基
準パルス出力回路Pkおよび立ち上げパルス出力回路P
tから出力されたパルスが入力されるとともに、入力パ
ルスのうちの一方を出力するパルス切り替え回路Sa,
Sb,Scとを備えたモータ制御装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ制御装置に
関し、特に、回転開始時期、回転停止時期および回転速
度の制御の駆動タイミングが異なる複数のステップモー
タの回転駆動を制御するモータ制御装置に関する。前記
本発明のモータ制御装置は、複写機、ファックス、コピ
ー機などの画像形成装置やその他の複数のモータを使用
する電子機器などに適用することができる。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来技術のモータ制御装置の説
明図である。図5において、従来、3つステップモータ
A,B,Cの制御を行う場合、各モータ毎にモータ駆動
用パルスが必要とされている。前記モータ駆動用パルス
は、立ち上げパルスおよび基準パルスを含み、立ち下げ
パルスを含む場合もある。前記立ち上げパルスは、モー
タの回転開始時にモータの回転を制御するために使用さ
れるパルス列であって、低周波から設定された周波数ま
でパルスの幅および周波数が変化するパルス列によって
構成される。前記基準パルスは、モータの定常回転駆動
時の制御をするために使用されるパルス列であって、同
じパルス幅および周波数のパルス列によって構成され
る。前記立ち下げパルスは、モータの回転停止時にモー
タの回転を制御するために使用されるパルス列であっ
て、前記基準パルスの周波数からモータの回転停止まで
パルスの幅および周波数が変化するパルス列によって構
成される。したがって、多くのモータを備えた機器にお
いては、モータの数だけ前記モータ駆動用パルス(立ち
上げパルス、基準パルスおよび立ち下げパルス)が必要
なため、モータ駆動用パルス信号のデータ量は非常に多
くなってしまう。また、各モータにおいて、変速(定常
回転速度の増加または減少)が行われる場合、前述のデ
ータ量に加えさらに変速時のパルス信号のデータが必要
とされる。
【0003】前記問題点を解決する方法として次の技術
(J01)が従来公知である。 (J01)特開平7−123766号公報記載の技術 この公報には、同一の駆動タイミングで回転駆動する複
数のモータに1種類のモータ駆動用パルスを供給するこ
とによって前記複数のモータの回転駆動を制御する装置
が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】(前記従来技術(J0
1)の問題点)前記公報に記載の装置では、供給される
モータ駆動用パルスは立ち上げ回転、定常回転および立
ち下げ回転の回転駆動全体を制御する1種類のモータ駆
動用パルスのみなので、複数のモータが同時に作動する
場合しか制御することができない。すなわち、例えば、
A,B,Cの3つのモータを1つの回路で制御しようと
した時に、例えばA,Bのモータが回転している状態で
はCのモータを起動できない。
【0005】実際には、複数のモータを備えた電子機器
において、各モータは個別の駆動タイミングで立ち上げ
回転駆動、定常回転駆動、立ち下げ回転駆動が行われる
場合が多いので、前記従来技術(J01)のように、回転
動作全体を制御する1種類のモータ駆動用パルスのみを
用いると、異なる駆動タイミングで回転駆動が行われる
複数のモータを制御することは不可能である。また、同
一の駆動タイミングで回転駆動する複数のモータ(上記
の例におけるモータAとB)を1種類のモータ駆動用パ
ルスで制御し、異なる駆動タイミング(上記の例におい
て、モータA、Bの駆動タイミングとモータCの駆動タ
イミング)毎にモータ駆動用パルスをそれぞれ用意する
ことも可能であるが、実際には、大半のモータの駆動タ
イミングは異なっているためモータ駆動用パルス信号の
データ量の削減はほとんどできない。
【0006】前記問題点に鑑み、本発明は下記の記載内
容(O01)を解決することを課題とする。 (O01)異なる駆動タイミングで回転駆動する複数のモ
ータを少ないデータ量で制御すること。
【0007】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決す
るために案出した本発明を説明するが、本発明の要素に
は、後述の実施例の要素との対応を容易にするため、実
施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。な
お、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する
理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明
の範囲を実施例に限定するためではない。
【0008】(本発明)本発明のモータ制御装置は、下
記の構成要件(A01)〜(A03)を備えたことを特徴と
する、(A01)ステップモータ(Ma,Mb,Mc,M
d,Me)を定常回転速度で駆動するために、設定され
た基準パルス周波数で基準パルスを出力する基準パルス
出力回路(Pk)、(A02)前記ステップモータ(M
a,Mb,Mc,Md,Me)の立ち上げ時(回転開始
時)に前記ステップモータ(Ma,Mb,Mc,Md,
Me)の回転速度が停止状態から前記定常回転速度まで
設定された速度で上昇するように周波数が変化する立ち
上げパルスを出力する立ち上げパルス出力回路(Pt,
Pt1,Pt2,Pt3)、(A03)前記基準パルス出
力回路(Pk)および立ち上げパルス出力回路(Pt,
Pt1,Pt2,Pt3)から出力されたパルスが入力
されるとともに、入力パルスのうちの一方を出力するパ
ルス切り替え回路(Sa,Sb,Sc,Sd,Se)。
【0009】(本発明の作用)前記構成を備えた本発明
のモータ制御装置では、前記ステップモータ(Ma,M
b,Mc,Md,Me)は停止状態から回転駆動を開始
する時、前記立ち上げパルスがパルス切り替え回路(S
a,Sb,Sc,Sd,Se)から出力され、前記ステ
ップモータ(Ma,Mb,Mc,Md,Me)は回転駆
動を開始する。そして、前記ステップモータ(Ma,M
b,Mc,Md,Me)の回転速度が前記定常回転速度
に達し立ち上げが終了すると、前記パルス切り替え回路
(Sa,Sb,Sc,Sd,Se)からの出力が前記立
ち上げパルスから前記基準パルスに切り替えられ、前記
ステップモータ(Ma,Mb,Mc,Md,Me)は定
常回転速度で駆動をする。
【0010】前記立ち上げパルス出力回路(Pt,Pt
1,Pt2,Pt3)と前記基準パルス出力回路(P
k)が別個の回路で構成されているため、2以上のモー
タ(Ma,Mb,Mc,Md,Me)の回転を制御する
場合には1つのモータ(Ma;Mc)が基準パルスの入
力によって定常回転駆動中においても、他のモータ(M
b,Mc;Ma,Mb,Md,Me)は立ち上げパルス
出力回路(Pt,Pt1,Pt2,Pt3)からの立ち
上げパルスの入力によって立ち上げることができる。前
記他のモータ(Ma,Mb,Mc,Md,Me)の回転
速度が定常回転速度に立ち上がったあとは、前記1つの
モータ(Ma,Mb,Mc,Md,Me)に入力されて
いる基準パルスと同一の基準パルスの入力を受けて定常
回転駆動を行うことができる。したがって、各モータ
(Ma,Mb,Mc,Md,Me)毎にモータ駆動用パ
ルス出力回路を設ける必要がなく、モータ駆動用パルス
のデータ量を大幅に削減することが可能である。
【0011】また、前記構成要件(A01)〜(A03)を
備えた本発明のモータ制御装置において以下の構成要件
(A04)を備えることができる。(A04)前記パルス切
り替え回路(Sa,Sb,Sc,Sd,Se)の出力パ
ルスを分周して前記ステップモータ(Ma,Mb,M
c,Md,Me)に出力する分周器(Da,Db,D
c,Dd,De)。
【0012】前記構成を備えた本発明のモータ制御装置
では、前記パルス切り替え回路(Sa,Sb,Sc,S
d,Se)の出力パルスが前記ステップモータ(Ma,
Mb,Mc,Md,Me)の駆動用の周波数でなくて
も、前記出力パルスが分周器(Da,Db,Dc,D
d,De)によって分周されることによってステップモ
ータ(Ma,Mb,Mc,Md,Me)に各モータ駆動
用の周波数のパルスが入力され、ステップモータ(M
a,Mb,Mc,Md,Me)が回転駆動される。また
分周器(Da,Db,Dc,Dd,De)に入力される
モータ駆動用パルスを変化させなくても、分周器(D
a,Db,Dc,Dd,De)で分周の割合を変化させ
ることにより、ステップモータ(Ma,Mb,Mc,M
d,Me)の回転速度を変化させることができる。この
結果、各モータ(Ma,Mb,Mc,Md,Me)毎に
特定の駆動用の周波数の出力パルスを入力する必要がな
く、入力パルスを共通化することができ、データ量を削
減することができる。
【0013】また、前記構成要件(A01)〜(A04)を
備えた本発明のモータ制御装置において以下の構成要件
(A05),(A06)を備えることができる。(A05)複
数の前記ステップモータ(Ma,Mb,Mc,Md,M
e)、(A06)前記複数の各ステップモータ(Ma,M
b,Mc,Md,Me)に対応してそれぞれ設けられた
前記パルス切り替え回路(Sa,Sb,Sc,Sd,S
e)。
【0014】前記構成を備えた本発明のモータ制御装置
では、複数のステップモータ(Ma,Mb,Mc,M
d,Me)に対応してパルス切り替え回路(Sa,S
b,Sc,Sd,Se)が設けられている場合には、立
ち上げパルスの使用時期または基準パルスの使用時期が
異なるステップモータ(Ma,Mb,Mc,Md,M
e)に対して同一の立ち上げパルスおよび基準パルスを
使用することができる。この結果、モータ駆動用パルス
のデータ量を削減することができる。
【0015】また、前記構成要件(A01)〜(A03)を
備えた本発明のモータ制御装置において以下の構成要件
(A07)を備えることができる。(A07)前記立ち上げ
パルスから前記基準パルスへの切り替えを制御するため
に前記パルス切り替え回路(Sa,Sb,Sc,Sd,
Se)に入力される立ち上げ終了信号を出力する立ち上
げ終了信号出力回路(Pt,Pt1,Pt2,Pt
3)。
【0016】前記構成を備えた本発明のモータ制御装置
では、前記パルス切り替え回路(Sa,Sb,Sc,S
d,Se)に前記立ち上げ終了信号を入力することによ
って、設定された切り替え時期に、各ステップモータ
(Ma,Mb,Mc,Md,Me)に入力される前記立
ち上げパルスと前記基準パルスとを切り替えることがで
きる。
【0017】また、前記構成要件(A01)〜(A03),
(A07)を備えた本発明のモータ制御装置において以下
の構成要件(A08)を備えることができる。(A08)複
数のモータ(Ma,Mb,Mc,Md,Me)で使用さ
れる各基準パルスのパルス周波数の公倍数のパルス周波
数の基準パルスを出力する前記基準パルス出力回路(P
k)。
【0018】前記構成を備えた本発明のモータ制御装置
では、複数の各モータ(Ma,Mb,Mc,Md,M
e)の各基準パルスの周波数の公倍数のパルス周波数を
有する1種類の基準パルスは、それぞれの前記モータ
(Ma,Mb,Mc,Md,Me)に対応した前記分周
器(Da,Db,Dc,Dd,De)によって分周され
る。そして前記1種類の基準パルスから前記各モータ
(Ma,Mb,Mc,Md,Me)それぞれを駆動する
パルス周波数の複数種類の基準パルスが生成される。こ
の結果、モータ毎にモータ駆動用パルス出力回路を設け
る場合と比べてデータ量を削減できる。
【0019】また、前記構成要件(A01)〜(A03),
(A07),(A08)を備えた本発明のモータ制御装置に
おいて以下の構成要件(A09)を備えることができる。
(A09)複数の各モータ(Ma,Mb,Mc,Md,M
e)で使用される立ち上げパルスは、前記ステップモー
タ(Ma,Mb,Mc,Md,Me)の回転速度が停止
状態から前記定常回転速度に上昇するに従って前記周波
数が高くなるパルスにより形成され、前記複数の各モー
タ(Ma,Mb,Mc,Md,Me)で使用される立ち
上げパルスのパルス周波数の公倍数のパルス周波数の立
ち上げパルスを出力する前記立ち上げパルス出力回路
(Pt,Pt1,Pt2,Pt3)。
【0020】前記構成を備えた本発明のモータ制御装置
では、複数の各モータ(Ma,Mb,Mc,Md,M
e)を駆動する各立ち上げパルスの周波数の公倍数のパ
ルス周波数を有する1種類の立ち上げパルスは、それぞ
れの前記モータ(Ma,Mb,Mc,Md,Me)に対
応した前記分周器(Da,Db,Dc,Dd,De)に
よって分周されてる。そして前記1種類の立ち上げパル
スから前記各モータ(Ma,Mb,Mc,Md,Me)
それぞれを駆動する複数種類の立ち上げパルスが生成さ
れる。この結果、モータ(Ma,Mb,Mc,Md,M
e)毎にモータ駆動用パルス出力回路を設ける場合と比
べてデータ量を削減できる。
【0021】また、前記構成要件(A01)〜(A03)を
備えた本発明のモータ制御装置において以下の構成要件
(A010),(A011)を備えることができる。(A01
0)前記複数の各モータ(Ma,Mb,Mc,Md,M
e)の数よりも少ない複数の前記立ち上げパルス出力回
路(Pt1,Pt2,Pt3)、(A011)前記モータ
(Ma,Mb,Mc,Md,Me)の立ち上げ時に、複
数の前記立ち上げパルス出力回路(Pt1,Pt2,P
t3)の中からいづれか1つの前記立ち上げパルス出力
回路(Pt1)を選択し、選択された前記立ち上げパル
ス出力回路(Pt1)から出力された前記立ち上げパル
スを前記モータ(Ma,Mb,Mc,Md,Me)に対
して出力する立ち上げパルス選択回路(A)。
【0022】前記構成を備えた本発明のモータ制御装置
では、複数のステップモータ(Ma,Mb,Mc,M
d,Me)が制御される場合、ある前記立ち上げパルス
出力回路(Pt1)が選択されて、1つのステップモー
タ(Mc)が立ち上げの途中である場合でも、前記立ち
上げパルス選択回路(A)が、選択されていない前記立
ち上げパルス出力回路(Pt2)を選択して、他のステ
ップモータ(Ma)に立ち上げパルスを入力することに
より前記他のステップモータ(Ma)を立ち上げること
ができる。
【0023】立ち上げパルス出力回路(Pt1,Pt
2,Pt3)は前記ステップモータ(Ma,Mb,M
c,Md,Me)が回転駆動開始する時にしか使用され
ないため、ステップモータ(Ma,Mb,Mc,Md,
Me)の駆動開始時に選択されていない立ち上げパルス
出力回路(Pt,Pt1,Pt2,Pt3)を選択して
いくことによって、前記立ち上げパルス出力回路(P
t,Pt1,Pt2,Pt3)の数を前記ステップモー
タ(Ma,Mb,Mc,Md,Me)の数よりも少なく
することができる。この結果、モータ毎にモータ駆動用
パルスが必要な従来技術に比べ、モータ駆動用パルスの
データ量を削減することができる。
【0024】また、前記構成要件(A01)〜(A03),
(A010),(A011)を備えた本発明のモータ制御装置
において、以下の構成要件(A012)を備えることがで
きる。(A012)2以上の同一の立ち上げパルス出力回
路(Pt1,Pt2,Pt3)を含む前記複数の立ち上
げパルス出力回路(Pt1,Pt2,Pt3)。
【0025】前記構成を備えた本発明のモータ制御装置
では、立ち上げパルス出力回路(Pt1,Pt2,Pt
3)の立ち上げパルスのデータが共通化され、さらにデ
ータ量を削減することができる。
【0026】また、前記構成要件(A01)〜(A03)を
備えた本発明のモータ制御装置において、以下の構成要
件(A013),(A014)を備えることができる。(A01
3)前記複数のモータ(Ma,Mb,Mc,Md,M
e)が立ち下げ時(回転停止時)に前記ステップモータ
(Ma,Mb,Mc,Md,Me)の回転速度が前記定
常回転速度から停止状態まで設定された速度で減少する
ように周波数が変化する立ち下げパルスを出力する立ち
下げパルス出力回路、(A014)前記立ち上げパルス、
前記基準パルスおよび前記立ち下げパルスを切り替える
前記パルス切り替え回路(Sa,Sb,Sc,Sd,S
e)。
【0027】前記構成を備えた本発明のモータ制御装置
では、一組の立ち上げパルス、基準パルスおよび立ち下
げパルスを入力し、これらを切り替えることによって、
複数のモータ(Ma,Mb,Mc,Md,Me)の立ち
上げ駆動、定常回転駆動および立ち下げ駆動を制御する
ことができ、モータ駆動用パルスのデータ量を削減する
ことができる。
【0028】また、本発明のモータ制御装置は以下の構
成要件(A015)〜(A017)を備えることができる。
(A015)モータ(Ma,Mb,Mc,Md,Me)を
定常回転速度で駆動するために、設定された定常回転信
号周波数で定常回転信号を出力する定常回転信号出力手
段(Pk)、(A016)前記モータ(Ma,Mb,M
c,Md,Me)の立ち上げ時(回転開始時)に前記モ
ータ(Ma,Mb,Mc,Md,Me)の回転速度が停
止状態から前記定常回転速度まで設定された速度で上昇
するように周波数が変化する立ち上げ信号を出力する立
ち上げ信号出力手段(Pt,Pt1,Pt2,Pt
3)、(A017)前記定常回転信号出力手段(Pk)お
よび立ち上げ信号出力手段(Pt,Pt1,Pt2,P
t3)から出力された信号が入力されるとともに、入力
信号のうちの一方を出力する信号切り替え手段(Sa,
Sb,Sc,Sd,Se)。
【0029】前記定常回転出力手段(Pk)は、ハード
(電気回路等)またはソフト(プログラム)により構成
することが可能である。また、前記立ち上げ信号出力手
段(Pt,Pt1,Pt2,Pt3)および信号切り替
え手段(Sa,Sb,Sc,Sd,Se)も、同様に、
前記ハードまたはソフトにより構成することができる。
【0030】前記構成を備えた本発明のモータ制御装置
では、前記モータ(Ma,Mb,Mc,Md,Me)は
停止状態から回転駆動を開始する時、前記立ち上げ信号
が信号切り替え手段(Sa,Sb,Sc,Sd,Se)
から出力され、前記モータ(Ma,Mb,Mc,Md,
Me)は回転駆動を開始する。そして、前記モータ(M
a,Mb,Mc,Md,Me)の立ち上げ時が終了する
と、前記信号切り替え手段(Sa,Sb,Sc,Sd,
Se)からの出力が前記立ち上げ信号から前記定常回転
信号に切り替えられ、前記モータ(Ma,Mb,Mc,
Md,Me)は定常回転速度で駆動をする。
【0031】前記立ち上げ信号出力手段(Pt,Pt
1,Pt2,Pt3)と前記定常回転信号出力手段(P
k)が別個の回路で構成されているため、2以上のモー
タ(Ma,Mb,Mc,Md,Me)の回転を制御する
場合には1つのモータ(Ma;Mc)が定常回転信号の
入力によって定常回転駆動中においても、他のモータ
(Mb,Mc;Ma,Mb,Md,Me)は立ち上げ信
号出力手段(Pt,Pt1,Pt2,Pt3)からの立
ち上げ信号の入力によって立ち上げることができる。前
記他のモータ(Mb,Mc;Ma,Mb,Md,Me)
の回転速度が定常回転速度に立ち上がったあとは、前記
1つのモータ(Ma;Mc)に入力されている定常回転
信号と同一の定常回転信号の入力を受けて定常回転駆動
を行うことができる。したがって、各モータ(Ma,M
b,Mc,Md,Me)毎にモータ駆動用信号出力手段
を設ける必要がなく、モータ駆動用信号のデータ量を大
幅に削減することが可能である。
【0032】また、前記構成要件(A015)〜(A017)
を備えた本発明のモータ制御装置において以下の構成要
件(A018)を備えることができる。(A018)前記信号
切り替え手段(Sa,Sb,Sc,Sd,Se)の出力
信号を分周して前記モータ(Ma,Mb,Mc,Md,
Me)に出力する分周手段(Da,Db,Dc,Dd,
De)。
【0033】前記分周手段(Da,Db,Dc,Dd,
De)は、前記ハードまたはソフトにより構成すること
が可能である。
【0034】前記構成を備えた本発明のモータ制御装置
では、前記信号切り替え手段(Sa,Sb,Sc,S
d,Se)の出力信号が前記モータ(Ma,Mb,M
c,Md,Me)の駆動用の周波数でなくても、前記出
力信号が分周手段(Da,Db,Dc,Dd,De)に
よって分周されることによって前記モータ(Ma,M
b,Mc,Md,Me)に各モータ駆動用の周波数の信
号が入力され、前記モータ(Ma,Mb,Mc,Md,
Me)が回転駆動される。また分周手段(Da,Db,
Dc,Dd,De)に入力される前記信号切り替え手段
(Sa,Sb,Sc,Sd,Se)の出力信号を変化さ
せなくても、分周手段(Da,Db,Dc,Dd,D
e)で分周の割合を変化させることにより、モータ(M
a,Mb,Mc,Md,Me)の回転速度を変化させる
ことができる。この結果、各モータ(Ma,Mb,M
c,Md,Me)毎に特定の駆動用の周波数の出力信号
を入力する必要がなく、モータ(Ma,Mb,Mc,M
d,Me)に入力する信号を共通化することができ、デ
ータ量を削減することができる。
【0035】また、前記構成要件(A015)〜(A017)
を備えた本発明のモータ制御装置において以下の構成要
件(A019),(A020)を備えることができる。(A01
9)複数の前記モータ(Ma,Mb,Mc,Md,M
e)、(A020)前記複数の各モータ(Ma,Mb,M
c,Md,Me)に対応してそれぞれ設けられた前記信
号切り替え手段(Sa,Sb,Sc,Sd,Se)。
【0036】前記構成を備えた本発明のモータ制御装置
では、複数のモータ(Ma,Mb,Mc,Md,Me)
に対応して信号切り替え手段(Sa,Sb,Sc,S
d,Se)が設けられている場合には、立ち上げ信号の
使用時期または定常回転信号の使用時期が異なるモータ
(Ma,Mb,Mc,Md,Me)に対して同一の立ち
上げ信号および定常回転信号を使用することができる。
この結果、モータ駆動用信号のデータ量を削減すること
ができる。
【0037】また、前記構成要件(A015)〜(A017)
を備えた本発明のモータ制御装置において以下の構成要
件(A021)を備えることができる。(A021)前記立ち
上げ信号から前記定常回転信号への切り替えを制御する
ために前記信号切り替え手段(Sa,Sb,Sc,S
d,Se)に入力される立ち上げ終了信号を出力する立
ち上げ終了信号出力手段(Pt,Pt1,Pt2,Pt
3)。
【0038】前記構成を備えた本発明のモータ制御装置
では、前記信号切り替え回路に前記立ち上げ終了信号を
入力することによって、設定された切り替え時期に、各
モータ(Ma,Mb,Mc,Md,Me)に入力される
前記立ち上げ信号と定常回転信号とを切り替えることが
できる。
【0039】また、前記構成要件(A015)〜(A01
7),(A021)を備えた本発明のモータ制御装置におい
て以下の構成要件(A022)を備えることができる。
(A022)複数のモータ(Ma,Mb,Mc,Md,M
e)で使用される各定常回転信号の周波数の公倍数の周
波数の定常回転信号を出力する前記定常回転信号出力手
段(Pk)。
【0040】前記構成を備えた本発明のモータ制御装置
では、複数の各モータ(Ma,Mb,Mc,Md,M
e)の各定常回転信号の周波数の公倍数の周波数を有す
る1種類の定常回転信号は、それぞれの前記モータ(M
a,Mb,Mc,Md,Me)に対応した前記分周手段
(Da,Db,Dc,Dd,De)によって分周され
る。そして、前記1種類の定常回転信号から前記各モー
タ(Ma,Mb,Mc,Md,Me)それぞれを駆動す
る周波数の複数種類の前記定常回転信号が生成される。
この結果、モータ(Ma,Mb,Mc,Md,Me)毎
にモータ駆動用信号出力手段を設ける場合と比べてデー
タ量を削減できる。
【0041】また、前記構成要件(A015)〜(A01
7),(A021),(A022)を備えた本発明のモータ制
御装置において以下の構成要件(A023)を備えること
ができる。(A023)複数の各モータ(Ma,Mb,M
c,Md,Me)で使用される立ち上げ信号は、前記モ
ータ(Ma,Mb,Mc,Md,Me)の回転速度が停
止状態から前記定常回転速度に上昇するに従って前記周
波数が高くなる信号により形成され、前記複数の各モー
タ(Ma,Mb,Mc,Md,Me)で使用される立ち
上げ信号の周波数の公倍数の周波数の立ち上げ信号を出
力する前記立ち上げ信号出力手段(Pt,Pt1,Pt
2,Pt3)。
【0042】前記構成を備えた本発明のモータ制御装置
では、複数のモータ(Ma,Mb,Mc,Md,Me)
を駆動する各立ち上げ信号の周波数の公倍数の周波数を
有する1種類の立ち上げ信号は、それぞれの前記モータ
(Ma,Mb,Mc,Md,Me)に対応した前記分周
手段(Da,Db,Dc,Dd,De)によって分周さ
れる。そして前記1種類の立ち上げ信号から前記各モー
タ(Ma,Mb,Mc,Md,Me)それぞれを駆動す
る複数種類の立ち上げ信号が生成される。この結果、モ
ータ(Ma,Mb,Mc,Md,Me)毎にモータ駆動
用信号出力手段を設ける場合と比べてデータ量を削減で
きる。
【0043】また、前記構成要件(A015)〜(A017)
を備えた本発明のモータ制御装置において以下の構成要
件(A024)、(A025)を備えることができる。(A02
4)前記複数の各モータ(Ma,Mb,Mc,Md,M
e)の数よりも少ない複数の前記立ち上げ信号出力手段
(Pt,Pt1,Pt2,Pt3)、(A025)前記モ
ータ(Ma,Mb,Mc,Md,Me)の立ち上げ時
に、複数の前記立ち上げ信号出力手段(Pt,Pt1,
Pt2,Pt3)の中からいづれか1つの前記立ち上げ
信号出力手段(Pt1)を選択し、選択された前記立ち
上げ信号出力手段(Pt1)からの前記立ち上げ信号を
前記モータ(Ma,Mb,Mc,Md,Me)に伝達す
る立ち上げ信号選択手段(A)。
【0044】前記構成を備えた本発明のモータ制御装置
では、複数のモータ(Ma,Mb,Mc,Md,Me)
が制御される場合、ある前記立ち上げ信号出力手段(P
t1)が選択されて、1つのモータ(Mc)が立ち上げ
の途中である場合でも、前記立ち上げ信号選択手段
(A)が、選択されていない前記立ち上げ信号出力手段
(Pt2)を選択して、他のモータ(Ma)に立ち上げ
信号を入力することにより前記他のモータ(Ma)を立
ち上げることができる。
【0045】立ち上げ信号出力手段(Pt1,Pt2,
Pt3)は前記モータ(Ma,Mb,Mc,Md,M
e)が回転駆動開始する時にしか使用されないため、モ
ータ(Ma,Mb,Mc,Md,Me)の駆動開始時に
選択されていない立ち上げ信号出力手段(Pt1,Pt
2,Pt3)を選択していくことによって、前記立ち上
げ信号出力手段(Pt1,Pt2,Pt3)の数を前記
モータ(Ma,Mb,Mc,Md,Me)の数よりも少
なくすることができる。この結果、モータ毎にモータ駆
動用信号が必要な従来技術に比べ、モータ駆動用信号の
データ量を削減することができる。
【0046】また、前記構成要件(A015)〜(A01
7),(A024),(A025)備えた本発明のモータ制御
装置において以下の構成要件(A026)を備えることが
できる。(A026)2以上の同一の立ち上げ信号出力手
段(Pt1,Pt2,Pt3)を含む前記複数の立ち上
げ信号出力手段(Pt1,Pt2,Pt3)。
【0047】前記構成を備えた本発明のモータ制御装置
では、立ち上げ信号出力手段(Pt1,Pt2,Pt
3)の立ち上げ信号のデータが共通化され、さらにデー
タ量を削減することができる。
【0048】また、前記構成要件(A015)〜(A017)
を備えた本発明のモータ制御装置において以下の構成要
件(A027),(A028)を備えることができる。(A02
7)前記複数のモータ(Ma,Mb,Mc,Md,M
e)の立ち下げ時(回転停止時)にモータ(Ma,M
b,Mc,Md,Me)の回転速度が前記定常回転速度
から停止状態まで設定された速度で減少するように周波
数が変化する立ち下げ信号を出力する立ち下げ信号出力
手段(Pt,Pt1,Pt2,Pt3)、(A028)前
記立ち上げ信号、前記定常回転信号および前記立ち下げ
信号を切り替える前記信号切り替え手段(Sa,Sb,
Sc,Sd,Se)。
【0049】前記構成を備えた本発明のモータ制御装置
では、一組の前記立ち上げ信号、定常回転信号および立
ち下げ信号を入力し、これらを切り替えることによっ
て、複数の前記モータ(Ma,Mb,Mc,Md,M
e)の立ち上げ駆動、定常回転駆動および立ち下げ駆動
を制御することができ、モータ駆動用信号のデータ量を
削減することができる。
【0050】
【発明の実施の形態】次に図面を参照しながら、本発明
の実施の形態の具体例(実施例)を説明するが、本発明
は以下の実施例に限定されるものではない。 (実施例1)図1は、本発明のモータ制御装置の実施例
1のブロック線図である。図2は、本発明のモータ制御
装置の実施例1のパルス切り替え回路から分周器に対し
て出力されるパルスの説明図である。
【0051】本実施例1は3つのステップモータMa,
Mb,Mcの制御に関する実施例である。図1におい
て、3つのステップモータ(モータ)Ma,Mb,Mc
それぞれに対応して分周手段としての分周器Da,D
b,Dcが接続され、前記分周器Da,Db,Dcにパ
ルスモータ切り替え回路(信号切り替え手段)としての
切り替え回路Sa,Sb,Scが接続されている。前記
各切り替え回路Sa,Sb,Scにはモータオン/オフ
信号出力回路C、立ち上げ信号出力手段としての立ち上
げパルス出力回路Ptおよび定常回転信号出力手段とし
ての基準パルス出力回路Pkが接続されており、各信号
が入力される。また、前記各切り替え回路Sa,Sb,
Scはモータオン/オフ信号出力回路C、立ち上げパル
ス出力回路Ptおよび基準パルス出力回路Pkからの入
力信号に応じた処理を実行して立ち上げパルス出力回路
Ptおよび分周器Da,Db,Dcに各信号を出力す
る。また、前記切り替え回路Sa,Sb,Scから前記
分周器Da,Db,Dcに出力される信号は、分周器D
a,Db,Dcにて処理が実行され各モータMa,M
b,Mcに伝達される。
【0052】本実施例1では、モータMaは3000p
ps(pulse per second)、モータMbは2000p
ps、モータMcは1000ppsの周波数のパルスの
入力によって定常回転駆動をするように設定されたモー
タで構成されている。
【0053】(各切り替え回路Sa,Sb,Scに接続
された制御要素の機能) C:モータオン/オフ信号出力回路 モータオン/オフ信号出力回路Cは、前記各モータM
a,Mb,Mcのモータオン(回転駆動開始)信号およ
びモータオフ(回転駆動停止)信号を各切り替え回路S
a,Sb,Scに出力して、前記各モータMa,Mb,
Mcの立ち上げ動作の開始および回転駆動動作の停止を
制御する。 Pk:基準パルス出力回路(定常回転信号出力手段) 基準パルス出力回路Pkは、常時、前記各切り替え回路
に基準パルスを出力する。出力される前記基準パルスの
周波数は一定で、各モータMa,Mb,Mcそれぞれが
定常回転速度で駆動するために設定された入力パルスの
周波数の公倍数の周波数12000ppsに設定されて
いる。なお、前記基準パルスの周波数は、12000p
psだけでなく任意の公倍数の周波数(例えば2400
0pps等)を使用することができる。前記基準パルス
出力回路は、例えば、クロック毎にカウントアップする
フリップフロップ等で構成されたカウンタ回路と、前記
カウンタ回路からのデータが設定値と一致しているかを
検出する比較回路と、前記比較回路から一致していると
いう信号が出た時に出力を反転させてパルスを出力する
パルス出力回路とによって構成することが可能である。
また、前記カウンタ回路をCPU内のカウンタ、前記比
較回路をCPU内のコンパレータに置き換えることによ
って、ハードウェア(回路)でなく、ソフトウェアで構
成することも可能である。
【0054】Pt:立ち上げパルス出力回路(立ち上げ
信号出力手段) 立ち上げパルス出力回路Ptには、立ち上げパルスを出
力する状態(作動状態)と立ち上げパルスを出力しない
状態(待機状態)がある。前記各切り替え回路Sa,S
b,Scから出力されたパルス出力要求信号の入力によ
り前記待機状態から作動状態に移行し、パルス出力要求
信号の出力のあった切り替え回路Sa,Sb,Scに立
ち上げパルスを出力する。また、前記立ち上げパルスの
周波数が前記基準パルスと同じ周波数になった時に前記
立ち上げパルスを出力している切り替え回路Sa,S
b,Scに立ち上げパルスの終了を知らせるための終了
信号を出力する機能を有しており、前記終了信号を出力
すると、立ち上げパルス出力回路Pは前記作動状態から
前記待機状態に移行する。出力される前記立ち上げパル
スの周波数は、図2の実線で示されるように、パルス出
力要求信号が入力されて、最初に出力するパルスの周波
数は、ステップモータの回転速度が停止状態から駆動開
始できる低周波のパルス周波数となっている。時間が経
つにつれ、前記低周波数から定常回転駆動時の高周波の
パルス周波数に周波数が設定された速度で増加するよう
に構成されている。前記定常回転駆動時の高周波数は各
モータMa,Mb,Mcそれぞれの定常回転時の回転駆
動に必要な入力パルスの周波数の最小公倍数の周波数で
ある12000ppsに設定されている。前記周波数の
増加は、1段階を20msとして、20段階(400m
s)を経て各段階ごとに指数関数的に周波数を増加さ
せ、20段階目の周波数が前記基準パルスの周波数12
000ppsとなるように設定されている。このときの
パルス周波数の増加の割合は、図2に示すように、前記
各モータが停止状態から定常回転状態に移行する時に、
モータに負担をかけずに回転駆動できる割合なので安定
して停止状態から定常回転状態に移行する。なお、前記
立ち上げパルス出力回路に前記パルス出力要求信号が同
時に複数の前記切り替え回路から入力された場合、前記
立ち上げパルス出力回路は前記立ち上げパルスをパルス
出力要求信号を出力した全ての切り替え回路に出力す
る。前記立ち上げパルス出力回路は、例えば、前記カウ
ンタ回路と、設定された期間毎に比較値を変更して前記
比較値を出力する比較値設定回路と、前記カウンタ回路
からのデータと前記比較値設定回路から出力された比較
値とが一致しているかを検出する比較値比較回路と、前
記比較値比較回路から一致しているという信号が出た時
に出力を反転させてパルス出力を行うパルス出力回路と
によって構成することが可能である。また、前記カウン
タ回路をCPU内のカウンタ、前記比較回路をCPU内
のコンパレータ、前記比較値設定回路をCPU内のRA
Mで構成することによって、ハードウェア(回路)でな
く、ソフトウェアで構成することも可能である。
【0055】Da:モータMa用の分周器(分周手段) 分周器Daは、前記切り替え回路Saから出力されたパ
ルス信号が入力され、入力されたパルス信号の周波数1
2000ppsをステップモータMaの回転数に応じた
パルス周波数3000ppsに分周して前記モータMa
に出力する。 Db:モータMb用の分周器(分周手段) 分周器Dbは、前記切り替え回路Sbから出力されたパ
ルス信号が入力され、入力されたパルス信号の周波数1
2000ppsをステップモータMbの回転数に応じた
パルス周波数2000ppsに分周して前記モータMb
に出力する。 Dc:モータMc用の分周器(分周手段) 分周器Dcは、前記切り替え回路Scから出力されたパ
ルス信号が入力され、入力されたパルス信号の周波数1
2000ppsをステップモータMcの回転数に応じた
パルス周波数1000ppsに分周して前記モータMc
に出力する。
【0056】(各切り替え回路Sa,Sb,Scの機
能) Sa:モータMa用の切り替え回路(信号切り替え手
段、パルス切り替え回路) 切り替え回路Saは、パルス出力要求信号を出力する機
能を有している。また、切り替え回路Saは、各入力信
号に応じて、分周器Daに、立ち上げパルスを出力する
か、基準パルスを出力するか、またはパルスを出力しな
いかを切り替える機能を有している。切り替え回路Sa
は、常時、基準パルス出力回路Pkから出力された基準
パルスの入力を受けているが、モータMaの回転駆動の
信号が入力されていない時は、前記切り替え回路Saは
前記基準パルスを分周器Daに基準パルスを出力しな
い。モータオン/オフ信号出力回路Cから出力されたモ
ータMaオン(モータMa駆動開始)信号が切り替え回
路Saに入力されると、前記立ち上げパルス出力回路P
tにパルス出力要求信号を出力する。このとき、前記切
り替え回路Saはパルスを出力しない状態から、立ち上
げパルス出力する状態に回路を切り替える。そして、前
記パルス出力要求信号に応じて前記立ち上げパルス出力
回路Ptから出力された立ち上げパルスを前記分周器D
aに出力する。前記切り替え回路Saに前記立ち上げパ
ルス出力回路Ptから出力された前記終了信号が入力さ
れた時、前記切り替え回路Saは前記立ち上げパルスを
出力する状態から基準パルスを出力する状態に回路を切
り替える。そして、常時入力を受けている前記基準パル
スを前記分周器Daに出力する。 Sb:モータMb用の切り替え回路(信号切り替え手
段、パルス切り替え回路) 切り替え回路Sbは、前記切り替え回路Saと同様の機
能を有し、モータMbオン信号に対応して分周器Dbに
前記立ち上げパルスを出力し、立ち上げパルス出力回路
Ptからの終了信号に応じて出力するパルスを切り替え
て基準パルスを分周器Dbに出力する。 Sc:モータMc用の切り替え回路(信号切り替え手
段、パルス切り替え回路) 切り替え回路Scは、前記切り替え回路Saと同様の機
能を有し、モータMcオン信号に対応して分周器Dcに
前記立ち上げパルスを出力し、立ち上げパルス出力回路
Ptからの終了信号に応じて出力するパルスを切り替え
て基準パルスを分周器Dcに出力する。
【0057】(実施例1の作用)前記構成を備えた本発
明の実施例1のモータ制御装置では、3つのステップモ
ータMa,Mb,Mcすべてが回転駆動していないとき
でも、各パルス切り替え回路Sa,Sb,Scには前記
基準パルス出力回路Pkから出力された基準パルスが入
力されている。このとき、各パルス切り替え回路Sa,
Sb,Scはパルスを出力しない状態に回路が切り替え
られているため、前記各分周器Da,Db,Dcに基準
パルスは出力されない。
【0058】モータMaが回転駆動する場合、前記モー
タオン/オフ信号出力回路CからモータMaオンの信号
が前記切り替え回路Saに入力される。モータMaオン
信号が入力された前記切り替え回路Saは、前記立ち上
げパルス出力回路Ptに対してパルス出力要求信号を出
力する。このとき前記切り替え回路Saは、パルスを出
力しない状態から立ち上げパルスを出力する状態に切り
替えられる。そして、前記パルス出力要求信号に応じて
前記立ち上げパルス出力回路Ptから立ち上げパルスが
出力され、前記立ち上げパルスが入力された前記信号切
り替え回路から前記分周器Daに前記立ち上げパルスが
出力される。そして、前記分周器Daにおいて、入力さ
れた立ち上げパルスの周波数が1/4になるように立ち
上げパルスが分周され、分周された立ち上げパルスがモ
ータMaに出力される。このとき、入力される立ち上げ
パルスの周波数の増加の割合は、図2に示すように、前
記各モータが停止状態から定常回転状態に移行する時
に、モータに負担をかけずに回転駆動できる割合なので
安定して停止状態から定常回転状態に移行する。
【0059】前記立ち上げパルスが20段階目(380
〜400ms)の最後(パルス出力開始から400ms
経過後)までパルスを出力すると、前記立ち上げパルス
出力回路Ptから前記終了信号が出力され、前記切り替
え回路Saに入力される。前記終了信号が出力される
と、前記立ち上げパルス出力回路Ptは前記立ち上げパ
ルスの出力を停止し、出力される立ち上げパルスがリセ
ットされ、再びパルス出力要求信号が入力されるのを待
機する待機状態になる。切り替え回路Saに前記終了信
号が入力されると、前記切り替え回路Saは前記立ち上
げパルスを出力する状態から前記基準パルスを出力する
状態に切り替えられる。そして、前記基準パルスが前記
モータ分周器Daに出力され、モータMaが分周器によ
って分周された3000ppsのパルスの入力を受け定
常回転駆動する。前記立ち上げパルスの20段階目の出
力パルスの周波数と前記基準パルスの出力周波数が同一
なので、パルスが切り替えられる時にも連続して安定し
たパルスが入力され、モータMaの回転が不安定になる
ことはない。
【0060】前記モータMaが回転駆動を停止する場
合、前記モータオン/オフ信号出力回路CからモータM
aオフの信号が前記切り替え回路Saに入力され、前記
切り替え回路Saは前記基準パルスを出力する状態から
パルスを出力しない状態に切り替えられる。すると、回
転駆動用のパルスが入力されないので、摩擦抵抗、空気
抵抗等によって前記モータMaは自然に回転を停止す
る。
【0061】前記モータMaが定常回転状態に移行した
時、前記立ち上げパルス出力回路が待機状態になってい
るため、他のモータMb,Mcの回転駆動を開始するこ
とが出来る。すなわち、前記モータMaが定常回転状態
であっても、前記モータオン/オフ信号出力回路Cから
モータMbオンまたはモータMcオンの信号を出力する
ことにより、モータMbまたはモータMcは立ち上げ回
転駆動の状態を経て、定常回転で回転駆動することがで
きる。なお、この時のモータMb,Mcの回転開始から
停止までの一連の信号の入力および切り替え等の動作は
モータMaの場合と同様である。
【0062】したがって、異なる駆動タイミングで駆動
する複数のモータを制御する時、従来技術では別々にモ
ータ駆動用パルス出力回路を設けなければならなかった
のに対し、立ち上げパルスと定常回転パルスを別々の回
路で出力させることで、1組の立ち上げパルスと定常回
転パルスのデータのみで制御することが可能になり、パ
ルスのデータ量を大幅に削減することが出来る。
【0063】(実施例2)図3は、本発明のモータ制御
装置の実施例2のブロック線図であり、実施例1の図1
に対応する図である。なお、この実施例2の説明におい
て、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同
一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。この実
施例2は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、
他の点では前記実施例1と同様に構成されている。実施
例2は、5つのステップモータMa,Mb,Mc,M
d,Meの制御に関する実施例である。
【0064】図3において、実施例1と同様に、5つの
ステップモータMa,Mb,Mc,Md,Meそれぞれ
に対応して分周器Da,Db,Dc,Dd,Deが接続
され、前記分周器Da,Db,Dc,Dd,Deに切り
替え回路Sa,Sb,Sc,Sd,Seが接続されてい
る。前記各切り替え回路Sa,Sb,Sc,Sd,Se
にはモータオン/オフ信号出力回路C、立ち上げパルス
選択回路(立ち上げ信号選択手段)としての選択回路A
および基準パルス出力回路Pkが接続されており、各制
御信号が入力される。また、前記各切り替え回路Sa,
Sb,Sc,Sd,Seは前記モータオン/オフ信号出
力回路C、選択回路Aおよび基準パルス出力回路Pkか
らの入力信号に応じた処理を実行して前記選択回路Aお
よび分周器Da,Db,Dc,Dd,Deに制御信号が
出力される。また、前記各切り替え回路Sa,Sb,S
c,Sd,Seから前記分周器Da,Db,Dc,D
d,Deに出力される制御信号は、各モータMa,M
b,Mc,Md,Meに伝達される。
【0065】前記選択回路Aには同一の立ち上げパルス
を出力する3つの同一の立ち上げパルス出力回路Pt
1,Pt2,Pt3が接続されている。選択回路Aは、
前記各切り替え回路Sa,Sb,Sc,Sd,Seから
出力されたパルス出力要求信号に応じて処理を行い、立
ち上げパルス出力回路Pt1,Pt2,Pt3にパルス
出力要求信号を出力する。そして、前記選択回路Aは、
前記パルス出力要求信号に応じて前記立ち上げパルス出
力回路から出力される立ち上げパルスを前記各切り替え
回路Sa,Sb,Sc,Sd,Seに出力する。
【0066】本実施例2の前記各モータMa,Mb,M
c,Md,Meに関し、モータMaは3000pps、
モータMbは2000pps、モータMcは1000p
ps、モータMdは4000pps、モータMeは30
00ppsの周波数のパルスの入力によって定常回転駆
動をするモータで構成されている。この構成に伴い、前
記基準パルスは24000ppsに設定される。
【0067】(選択回路Aの機能) A:選択回路(立ち上げ信号選択手段、立ち上げパルス
選択回路) 選択回路Aは、接続されている3つの立ち上げパルス出
力回路Pt1,Pt2,Pt3のそれぞれのうち待機状
態である回路を記憶するメモリ機能を有する。前記パル
ス出力要求信号が入力された時、前記メモリ機能によっ
て記憶してある情報を参照して待機状態である立ち上げ
パルス出力回路を選択し、前記パルス出力要求信号を伝
達する。そして、前記パルス出力要求信号に応じて出力
された立ち上げパルスおよび終了信号を前記パルス出力
要求信号を出力した切り替え回路に伝達する。前記立ち
上げパルスを伝達中に他の前記切り替え回路からパルス
出力要求信号が入力された時にも、並行して上記パルス
出力要求信号および立ち上げパルスの伝達を行う。複数
のパルス出力要求信号が同時に入力された場合には、待
機状態の立ち上げパルス出力回路を1つ選択して、この
立ち上げパルス出力回路から出力される立ち上げパルス
を、同時にパルス出力要求信号を出力した切り替え回路
全てに伝達する。なお、複数の立ち上げパルス出力回路
の選択の優先順位を予め設定することも可能であるし、
ランダムに選択するように設定することも可能である。
【0068】(実施例2の作用)図4は本実施例2のモ
ータ制御装置のモータMa,Mcと各立ち上げパルス出
力との関係を示すタイムチャートである。前記構成を備
えた本実施例2のモータ制御装置について、全てのモー
タMa,Mb,Mc,Md,Meが回転駆動していない
状態で、モータMcだけが回転駆動を開始する時、実施
例1の場合と同様に、モータMcオン信号が前記モータ
オン/オフ信号出力回路Cから出力され切り替え回路S
cに入力される。そして、前記切り替え回路Mcから出
力されたパルス出力要求信号が選択回路Aに入力され
る。このとき全ての立ち上げパルス出力回路Pt1,P
t2,Pt3が待機状態にあるので、選択回路Aは立ち
上げパルス出力回路Pt1にパルス出力要求信号を伝達
する。そして、前記立ち上げパルス出力回路Pt1から
出力された立ち上げパルスを前記切り替え回路Scに伝
達して前記モータMcが回転駆動を開始する。また、立
ち上げ終了時の終了信号も前記切り替え回路Scに伝達
する。
【0069】図4において、前記モータMcが立ち上げ
回転駆動中にモータMaが回転駆動を開始する時、モー
タオン/オフ信号出力回路CからモータMaオン信号が
出力され、切り替え回路Saから出力されたパルス出力
要求信号が選択回路Aに入力される。前記選択回路Aの
メモリ機能による記録情報によって立ち上げパルス出力
回路Pt1が作動状態(使用中)であるので、待機状態
である立ち上げパルス出力回路Pt2に前記パルス出力
要求信号を伝達する。そして、前記立ち上げパルス出力
回路Pt2から出力された立ち上げパルスおよび終了信
号を前記切り替え回路Saに伝達し、モータMaが立ち
上がる。
【0070】したがって、異なる駆動タイミングを有
し、且つ、あるモータ(モータMc)が立ち上げ回転駆
動中に他のモータ(モータMa)が立ち上げ開始する5
つのモータの制御を行う時に、従来はモータ毎にパルス
のデータ(立ち上げパルスと基準パルスが一つになった
データ5つ)を必要としていた。それに対し、本実施例
2はそれよりも少ないデータ、すなわち、3つの立ち上
げパルスおよび1つの基準パルスのデータで5つのモー
タを制御することができ、パルスのデータ量を大幅に削
減することができた。
【0071】(変更例)以上、本発明の実施例を詳述し
たが、本発明は、前記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内
で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更
実施例を下記に例示する。 (H01)前記各実施例において、回路を使用した各制御
要素に代えてソフトウェア等を用いて各信号の出入力の
制御を行うことが可能である。 (H02)前記各実施例において、終了信号は立ち上げパ
ルス出力回路から出力されたが、終了信号のみを出力す
る回路を個別に設けることも可能である。 (H03)前記各実施例において、パルスを使用した各信
号に代えて正弦波等のアナログの信号を使用することも
可能である。 (H04)前記各実施例において、パルス出力要求信号が
各切り替え回路から出力されているが、パルス出力要求
信号のみを出力する回路を個別に設けることが可能であ
る。このとき、各切り替え回路に入力される各モータオ
ンの信号は、前記パルス出力要求信号のみを出力する回
路に入力される。 (H05)前記各実施例において、ステップモータだけで
なく、入力信号に反応して回転する任意のモータを使用
することが可能である。 (H06)前記各実施例において、前記各モータが同じ回
転速度で回転するモータのみで構成される場合は、分周
器を省略することが可能である (H07)前記各実施例において、各パルス切り替え回路
に立ち上げパルスと基準パルスを切り替える時期を設定
する回路を内蔵することによって、終了信号を使用せず
切り替えを行うことも可能である。例えば、立ち上げパ
ルス入力開始後設定された時間経過後に強制的に立ち上
げパルスの伝達を切断し、基準パルスを伝達するように
切り替えの設定をすることもが考えられる。 (H08)前記各実施例において、モータが回転駆動を停
止する時にパルスの入力を切断して摩擦抵抗等で回転駆
動を自然停止させていたが、立ち下げパルス(基準パル
スの周波数からモータMaが停止する低周波のパルス周
波数まで周波数を徐々に減少させるように構成されたパ
ルス列)を出力する回路(立ち下げパルス出力回路)を
設け、回転を制御して回転駆動を停止させることも可能
である。
【0072】
【発明の効果】前述の本発明のモータ制御装置は以下の
効果(E01)を奏することができる(E01)異なる駆動
タイミングで回転駆動する複数のモータを少ないデータ
量で制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明のモータ制御装置の実施例1
のブロック線図である。
【図2】 図2は、本発明のモータ制御装置の実施例1
のパルス切り替え回路から分周器に対して出力されるパ
ルスの説明図である。
【図3】 図3は、本発明のモータ制御装置の実施例2
のブロック線図であり、実施例1の図1に対応する図で
ある。
【図4】 図4は本実施例2のモータ制御装置のモータ
Ma,Mcと各立ち上げパルス出力との関係を示すタイ
ムチャートである。
【図5】 図5は、従来技術のモータ制御装置の説明図
である。
【符号の説明】
A…立ち上げパルス選択回路,立ち上げ信号選択手段、 Da,Db,Dc,Dd,De…分周器,分周手段、 Ma,Mb,Mc,Md,Me…ステップモータ,モー
タ、 Pk…基準パルス出力回路,定常回転信号出力手段、 Pt,Pt1,Pt2,Pt3…立ち上げパルス出力回
路および立ち上げ終了信号出力回路,立ち上げ信号出力
手段および立ち上げ終了信号出力手段、 Sa,Sb,Sc,Sd,Se…パルス切り替え回路,
信号切り替え手段。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の構成要件(A01)〜(A03)を備
    えたことを特徴とするモータ制御装置、(A01)ステッ
    プモータを定常回転速度で駆動するために、設定された
    基準パルス周波数で基準パルスを出力する基準パルス出
    力回路、(A02)前記ステップモータの立ち上げ時(回
    転開始時)に前記ステップモータの回転速度が停止状態
    から前記定常回転速度まで設定された速度で上昇するよ
    うに周波数が変化する立ち上げパルスを出力する立ち上
    げパルス出力回路、(A03)前記基準パルス出力回路お
    よび立ち上げパルス出力回路から出力されたパルスが入
    力されるとともに、入力パルスのうちの一方を出力する
    パルス切り替え回路。
  2. 【請求項2】 下記の構成要件(A04)を備えたことを
    特徴とする請求項1記載のモータ制御装置、(A04)前
    記パルス切り替え回路の出力パルスを分周して前記ステ
    ップモータに出力する分周器。
  3. 【請求項3】 下記の構成要件(A05),(A06)を備
    えたことを特徴とする請求項1または2記載のモータ制
    御装置、(A05)複数の前記ステップモータ、(A06)
    前記複数の各ステップモータに対応してそれぞれ設けら
    れた前記パルス切り替え回路。
  4. 【請求項4】 下記の構成要件(A07)を備えたことを
    特徴とする請求項1ないし3記載のモータ制御装置、
    (A07)前記立ち上げパルスから前記基準パルスへの切
    り替えを制御するために前記パルス切り替え回路に入力
    される立ち上げ終了信号を出力する立ち上げ終了信号出
    力回路。
  5. 【請求項5】 下記の構成要件(A08)を備えたことを
    特徴とする請求項3または4記載のモータ制御装置、
    (A08)複数のモータで使用される各基準パルスのパル
    ス周波数の公倍数のパルス周波数の基準パルスを出力す
    る前記基準パルス出力回路。
  6. 【請求項6】 下記の構成要件(A09)を備えたことを
    特徴とする請求項5記載のモータ制御装置、(A09)複
    数の各モータで使用される立ち上げパルスは、前記ステ
    ップモータの回転速度が停止状態から前記定常回転速度
    に上昇するに従って前記周波数が高くなるパルスにより
    形成され、前記複数の各モータで使用される立ち上げパ
    ルスのパルス周波数の公倍数のパルス周波数の立ち上げ
    パルスを出力する前記立ち上げパルス出力回路。
  7. 【請求項7】 下記の構成要件(A010),(A011)を
    備えたことを特徴とする請求項1ないし6記載のモータ
    制御装置、(A010)前記複数の各モータの数よりも少
    ない複数の前記立ち上げパルス出力回路、(A011)前
    記モータの立ち上げ時に、複数の前記立ち上げパルス出
    力回路の中からいづれか1つの前記立ち上げパルス出力
    回路を選択し、選択された前記立ち上げパルス出力回路
    から出力された前記立ち上げパルスを前記モータに対し
    て出力する立ち上げパルス選択回路。
  8. 【請求項8】 下記の構成要件(A012)を備えたこと
    を特徴とする請求項7記載のモータ制御装置、(A012)
    2以上の同一の立ち上げパルス出力回路を含む前記複数
    の立ち上げパルス出力回路。
  9. 【請求項9】 下記の構成要件(A013),(A014)を
    備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項8記載の
    モータ制御装置、(A013)前記複数のモータが立ち下
    げ時(回転停止時)に前記ステップモータの回転速度が
    前記定常回転速度から停止状態まで設定された速度で減
    少するように周波数が変化する立ち下げパルスを出力す
    る立ち下げパルス出力回路、(A014)前記立ち上げパ
    ルス、前記基準パルスおよび前記立ち下げパルスを切り
    替える前記パルス切り替え回路。
  10. 【請求項10】 下記の構成要件(A015)〜(A017)
    を備えたことを特徴とするモータ制御装置、(A015)
    モータを定常回転速度で駆動するために、設定された定
    常回転周波数の定常回転信号を出力する定常回転信号出
    力手段、(A016)前記モータの立ち上げ時(回転開始
    時)に前記モータの回転速度が停止状態から前記定常回
    転速度まで設定された速度で上昇するように周波数が変
    化する立ち上げパルスを出力する立ち上げ信号出力手
    段、(A017)前記立ち上げ信号出力手段および定常回
    転信号出力手段から出力された信号が入力されるととも
    に、入力信号のうちの一方を出力する信号切り替え手
    段。
  11. 【請求項11】 下記の構成要件(A018)を備えたこ
    とを特徴とする請求項10記載のモータ制御装置、(A
    018)前記信号切り替え手段の出力信号を分周して前記
    モータに出力する分周手段。
  12. 【請求項12】 下記の構成要件(A019),(A020)
    を備えたことを特徴とする請求項10または11記載の
    モータ制御装置、(A019)複数のモータを含む前記モ
    ータ、(A020)前記複数の各モータに対応してそれぞ
    れ設けられた前記信号切り替え手段。
  13. 【請求項13】 下記の構成要件(A021)を備えたこ
    とを特徴とする請求項10ないし12記載のモータ制御
    装置、(A021)前記立ち上げ信号から前記定常回転信
    号への切り替えを制御するために前記信号切り替え手段
    に入力される立ち上げ終了信号を出力する立ち上げ終了
    信号出力手段。
  14. 【請求項14】 下記の構成要件(A022)を備えたこ
    とを特徴とする請求項12または13記載のモータ制御
    装置、(A022)複数のモータで使用される各定常回転
    信号の周波数の公倍数の周波数の定常回転信号を出力す
    る前記定常回転信号出力手段。
  15. 【請求項15】 下記の構成要件(A023)を備えたこ
    とを特徴とする請求項14記載のモータ制御装置、(A
    023)複数の各モータで使用される立ち上げ信号は、前
    記モータの回転速度が停止状態から前記定常回転速度に
    上昇するに従って前記周波数が高くなる信号により形成
    され、前記複数の各モータで使用される立ち上げ信号の
    周波数の公倍数の周波数の立ち上げ信号を出力する前記
    立ち上げ信号出力手段。
  16. 【請求項16】 下記の構成要件(A024),(A025)
    を備えたことを特徴とする請求項10ないし15記載の
    モータ制御装置、(A024)前記複数の各モータの数よ
    りも少ない複数の前記立ち上げ信号出力手段、(A02
    5)前記モータの立ち上げ時に、複数の前記立ち上げ信
    号出力手段の中からいづれか1つの前記立ち上げ信号出
    力手段を選択し、選択された前記立ち上げ信号出力手段
    から出力された前記立ち上げ信号を前記モータに対して
    出力する立ち上がり信号選択手段。
  17. 【請求項17】 下記の構成要件(A026)を備えたこ
    とを特徴とする請求項16記載のモータ制御装置、(A
    026)2以上の同一の立ち上げ信号出力回路を含む前記
    複数の立ち上げ信号出力手段。
  18. 【請求項18】 下記の構成要件(A027),(A028)
    を備えたことを特徴とする請求項10ないし17記載の
    モータ制御装置、(A027)前記複数のモータが立ち下
    げ時(回転停止時)に前記モータの回転速度が前記定常
    回転速度から停止状態まで設定された速度で減少するよ
    うに周波数が変化する立ち下げ信号を出力する立ち下げ
    信号出力手段、(A028)前記立ち上げ信号、前記定常
    回転信号および前記立ち下げ信号を切り替える前記信号
    切り替え手段。
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