JP2629986B2 - 衛星放送受信機 - Google Patents

衛星放送受信機

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、衛星放送受信機、特にPCM信号処理以降の
処理部にクロックを供給する発振回路に関するものであ
る。
従来の技術 ディジタル技術を用いた機器が実用に供されて以来久
しいが、アナログ量を離散値化してディジタル処理を行
い、又、アナログ量に変換する過程でD/A変換器が用い
られ、そのD/Aの変換方式として、従来はR−2R型で代
表される様な抵抗ラダー型のものが用いられてきたが、
コストダウンを行う為IC化が図られてきた。しかしこの
場合、量子化数が増大するにともなって、IC内部で作る
事の可能な抵抗値の精度により、D/A変換器の変換精度
がとれなくなり、その精度を確保するためにIC自体がコ
ストアップにならざるを得ないものであった。しかし最
近では、PWM(パルス幅変調)を利用したIC化されたD/A
変換器によりIC内の抵抗値精度によらず、変換精度が確
保出来る様になってきた。
発明が解決しようとする課題 しかしながら最近では、3種類のサンプリング周波数
の機器〔コンパクトディスクプレイヤー(CD),ディジ
タルオーディオテープレコーダ(DAT),BSチューナー〕
が実用化されるにいたり、PWM方式のクロックとして
は、上記の入力サンプリング周波数の一定の倍数のクロ
ックが必要となり、D/A変換する入力信号のサンプリン
グ周波数に応じてPWM方式のクロック周波数を切換える
必要が出てきた。
この時第2図に示す様に、クロック基本波Cに対し
て、切換回路内で分周した場合の不要成分のスペクトラ
ムC1が、切換回路の出力クロックに現れる様になり、こ
の不要成分のスペクトラムC1により、PWM方式のD/A変換
器のS/N(信号/ノイズ)比を劣化させる事が判明して
きた。
この劣化の様子を以下の文献により説明する。
ここで参考文献として「昭和63年10月の日本音響学会
講演論文集 p411.(1−6−13.PWM型D/A変換器におけ
るクロックジッタの考案)金秋哲彦:松下電器産業
(株)、AV研究所」をとり上げ、以下説明を行う。
参考文献によれば、「クロックジッタはノイズレベル
を増加させノイズレベルとジッタ量は比例する。」とな
っている。ここで第2図に示す様に、PWM方式D/A変換器
用クロック基本波Cに対して、PWM方式D/A変換器用クロ
ック基本波の1/n分周(nは整数:第2図では1/2分周と
した。)の成分があらわれる。この時のスペクトラム図
が第2図であり、第3図に時間領域の波形図を示す。第
3図(a)はPWM方式D/A変換器用クロック基本波のみの
時の波形図であり、第3図(b)は1/2分周出力が基本
波に混入した時の波形であり、第2図の周波数領域を時
間領域に変化させた時のものである。
ここで第3図aのクロック基本波、同図bのクロック
基本波に1/2分周出力が混入したときの信号をおのおの
第4図に示す様なアンプに通した場合を考える。第4図
に示すアンプは、ロジック回路におけるインバーターに
入出力に帰還をかけたタイプのアンプである。よってス
レシュホールドレベルが存在する。第4図(b)は第3
図(a)の信号を第4図(a)のアンプに入力した時、
第4図(c)は、第3図(b)の信号を第4図(a)の
アンプに入力した時のロジック回路での波形を示す。第
4図(c)ではジッターが生じていることがわかる。よ
って参考文献で示される様にジッターが生じる為にノイ
ズが増加する事になる。
次に入力サンプリング周波数が変化した時、たとえば
サンプリング周波数をfsとした時PWM形D/A変換器のクロ
ックはfs×l(lは整数で現状では128,192,256,384,76
8が一般的に使用される。)で与えられる。しかし、サ
ンプリング周波数fsがfs1またはfs2と変化すれば、PWM
用D/A変換器のクロックはfs1・l fs2・lと変化させる
必要がある。この時fs1・lとfs2・lのセレクター回路
が必要となる。
又第5図、第6図に示す様に実回路においても、第6
図の様にサブストレートのインピーダンスが高い場合、
サブストレートを流れる電流(第6図Ifs1×l Ifs2×
l)によって、サブストレート電圧が微少に変化する事
により、セレクター回路24にサブストレートを流れる電
流の周波数に応じたスペクトラムがまわり込み、クロッ
ク回路の出力クロックのスペクトラム上に重ね合わされ
る。又IC内の電源電圧からのまわり込みもある。
以上によってPWM方式のクロックスペクトラムに不要
なスペクトラムが重ね合わされる事により、PWM方式のD
/A変換機のS/Nの劣化が起こる。そして、このS/Nの劣化
は、音声データが16ビットの精度で送られてくるBモー
ドの音声信号に対して大きくなる。Aモードの音声デー
タは送信側で圧縮されて10ビットで送られてくるため、
Bモードの16ビットに対して、ノイズとしてはそれほど
現れないものである。なお第5図、第6図において20は
fs1×lの発振器、21はfs2×lの発振器、22、23はその
出力端、25はセレクター回路24の出力端、26はPWM方式
のD/A変換器、15はセレクター回路24の切換制御信号の
入力端である。
本発明は上記問題点に鑑み、音声モードがBモード時
における上記の不要スペクトラムの発生を極力抑えるこ
とのできるPWM方式D/A変換器及びPWM方式D/A変換器用ク
ロック発生回路を提供する事を目的としている。
課題を解決するための手段 この目的を達成するために本発明の衛星放送受信機
は、D/A変換器に供給するクロック発生用発振器を2個
備え、一方は48KHzの整数倍、他方は32KHzの整数倍でお
のおの発振するものとし、音声モード状態(Aモードま
たはBモード)で、Bモード時には、32KKHz発振器をダ
イオードを通してBモード時“Low"状態になるモード表
示用信号でAモード発振器(32KHzの整数倍)のインバ
ーター入力を“Low"レベルにする事により発振を停止さ
せもって不要スペクトラムの発生を防止するものであ
る。
作用 本発明は、上記した構成により、モード表示用信号の
状態により32KHzの整数倍の発振器の動作を停止させる
事により、不要スペクトラムの発生が防止できる。
実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら
説明する。第1図は本発明の一実施例におけるブロック
図である。図中1は衛星放送受信機内のビットストリー
ムであり、PCM復調ブロック2に入力され、ビットクロ
ック再生が行われている。
この時、位相検波器3とループフィルタ5、バリキャ
ップ、ダイオード6、コンデンサ7、第1の発振回路4
で構成される。第1の発振器は48KHz×n(nは整数)
で発振しており、ビットクロック再生を行い、PCM信号
処理回路8のメインクロックとなっている。このメイン
クロックに同期して第2の発振器(第2の発振回路9、
第2のコンデンサ10、第2のバリキャップ11、第2のル
ープフィルタ12、第2の位相検波器13で構成されてい
る)は32KHz×nで発振している。第1の発振器と第2
の発振器の各出力信号はセレクター回路14に入力され
る。またPCM信号処理回路8からはAモード・Bモード
表示出力信号(Aモード時“High"レベル、Bモード時
“Low"レベルの出力信号)15が出力されるようになって
おり、この出力でセレクター回路14を切替えるようにし
ており、音声モードがBモード時にはセレクター回路14
は第1の発振器の出力信号を選択している。このとき、
第2の発振器とAモード・Bモード表示出力信号ライン
の間に挿入されたダイオード16はAモード・Bモード表
示出力信号15が“Low"レベルの為“オン”しており、第
2の発振器内の第2の発振回路9のインバーター入力が
“Low"レベルに固定され、発振を停止する。次に音声モ
ードとして、Aモードを受信した場合には、Aモード・
Bモード表示出力信号15が“High"レベルになり、ダイ
オード16はoff状態になり、第2の発振回路9は発振を
開始する。この時、セレクター回路14は第2の発振器の
出力を選択している。なお、17はPWM形D/A変換器、18は
PWM形D/A変換器17のマスタークロックであり、19はシフ
トクロック、データー、Lチャンネル/Rチャンネル識別
信号である。
このように本実施例によれば、音声データが16ビット
で送られてくるBモード時は32KHz×nで発振する第2
の発振器の発振を停止しているため、第2の発振器によ
る不要スペクトラム成分が第1の発振器に混入すること
がなく、その分だけS/Nの劣化をきたさなくなるもので
ある。
発明の効果 以上のように本発明によれば、PWM方式D/A変換器に対
し、外部より2種のクロックを入力し選択して使用する
際、S/Nの劣化をきたす要因となっている一方の発振器
の発振を停止し、外部入力クロックの不要スペクトラム
の発生を少なくするようにしている為にジッターの発生
を少なくすることができ、PWM方式D/A変換器のS/Nの向
上が図れ、その実用的な効果は大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における衛星放送受信機のブ
ロックダイヤ図、第2図はクロックジッターを引き起こ
す時のクロックのスペクトラム時、第3図aは、クロッ
クの基本波のみ時の間時間領域波形図、第3図bは分周
波の混入による時の時間領域波形図、第4図a、b、c
はゲートで構成した場合のアンプのブロック図およびそ
の動作説明用波形図、第5図はクロックジッターを引き
起こす場合のブロック時、第6図は第5図の要部の回路
図である。 1……衛星放送受信機内のビットストリーム、2……PC
M復調ブロック、3,13……位相検波器、4,9……第1、第
2の発振器、5,12……ループフィルタ、6,11……バリキ
ャップ、7,10……コンデンサ、8……PCM信号処理回
路、14……セレクター回路、15……AモードBモード表
示出力信号(セレクター切替用信号)、16……ダイオー
ド、17……PWM形D/A変換器。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】衛星放送の音声モードに対応した第1、第
    2のサンプリング周波数のおのおの整数倍の周波数で発
    振するクロック発生用の第1、第2の発振器と、PWM方
    式のD/A変換器と、上記第1、第2の発振器の出力信号
    のいずれか一方を選択して上記PWM方式D/A変換器に供給
    するセレクター回路と、上記音声モードがAモードとB
    モードで異なる電位の制御信号を発生する手段と、上記
    音声モードがAモードの場合、第1、第2の発振器のい
    ずれをも動作せしめるとともにセレクター回路が第2の
    発振器の出力信号を選択するように制御する手段と、上
    記音声モードがBモードの場合、第2の発振器の動作を
    停止せしめ第1の発振器の出力信号を選択してPWM方式D
    /A変換器に供給するように制御する手段とを備えた衛星
    放送受信機。
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