JP2555792Y2 - 変調信号発生回路 - Google Patents

変調信号発生回路

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JP2555792Y2
JP2555792Y2 JP4366391U JP4366391U JP2555792Y2 JP 2555792 Y2 JP2555792 Y2 JP 2555792Y2 JP 4366391 U JP4366391 U JP 4366391U JP 4366391 U JP4366391 U JP 4366391U JP 2555792 Y2 JP2555792 Y2 JP 2555792Y2
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Kenwood KK
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は送信時に音声信号と合成
されて変調信号とされるサブオ−ディオ周波数帯域の変
調信号を発生する変調信号発生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、無線通信機機において通信音声周
波数帯域より低い周波数例えば0〜300Hzまでのサ
ブオ−ディオ周波数帯域を使用し、送信時に音声信号と
合成して変調信号として変調のうえ送信し、受信側でサ
ブオ−ディオ周波数帯域の信号を検波して、オ−ディオ
回路のスケルチを開いたりすることが行われる。
【0003】かかる変調信号発生回路は従来、図3に示
すように、出力ポ−ト1からの複数ビットのデ−タをラ
ダ−抵抗回路2で受けてD/A変換し、その出力をカッ
トオフ周波数400Hz程度のロ−パスフィルタ3を介
してサブオ−ディオ周波数帯域の変調信号とし、ロ−パ
スフィルタ3の出力を周波数制御電圧として電圧制御発
振器4に供給して電圧制御発振器4の発振周波数を変調
し、電圧制御発振器4の発振出力をPLL回路5の位相
比較回路51に基準信号として印加し、PLL回路5の
一部を構成するル−プフィルタ52の出力と音声信号と
合成して電圧制御発振器53の発振周波数を制御するよ
うに構成し、電圧制御発振器53の発振出力はRF増幅
器6で増幅のうえ、アンテナ7から送信している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記の従来例
によるときは、出力ポ−トからA/D変換手段であるラ
ダ−抵抗回路との間の接続線数が多くなるという問題点
があった。本考案は、PWM変換手段によって、上記の
問題点を解消した変調信号発生回路を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の変調信号発生回
路は、通信音声周波数帯域より低い周波数のサブオ−デ
ィオ周波数帯域を使用し送信時に音声信号と合成して変
調信号として変調のうえ送信し、受信側でサブオ−ディ
オ周波数帯域の信号を検波してオ−ディオ回路のスケル
チの開閉を制御するための変調信号発生回路であって、
PWM周期毎にプリセットデ−タがセットされるプリセ
ットカウンタとプリセットカウンタの計数値が所定値に
達するまでの期間出力を発生するPWM信号発生回路と
からなり出力の包絡線がサブオ−ディオ周波数帯域の正
弦波形となるようにプリセット値が制御されるPWM信
号発生器と、PWM信号発生器からの出力をろ波するロ
−パスフィルタとを備えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本考案の変調信号発生回路によれば、プリセッ
トカウンタにPWM周期毎にプリセットデ−タがセット
されて、PWM周期毎にPWM信号発生回路からプリセ
ットカウンタの計数値が所定値に達するまでの期間出力
が発生して、PWM信号発生器から包絡線がサブオ−デ
ィオ周波数帯域の正弦波形となる出力が出力され、PW
M信号発生器からの出力がロ−パスフィルタでろ波され
て、ロ−パスフィルタからサブオ−ディオ周波数帯域の
正弦波が変調信号として出力される。
【0007】
【実施例】以下本考案を実施例により説明する。図1は
本考案の第1実施例の構成を示すブロック図である。P
WM周期Tごとにプリセットデ−タがセットされクロッ
クパルスをダウンカウントするプリセットダウンカウン
タ111とプリセットダウンカウンタの計数期間中、す
なわちカウント値が零になるまでの期間高電位の出力を
発生し、カウント値が零になった後、すなわち計数終了
後低電位出力を発生するPWM信号発生回路112とか
らなるPWM信号発生器11と、PWM信号発生器11
から出力されるPWM信号を入力とし、入力信号に所定
値のバイアスを加えるバイアス付加回路131を入力端
に備えたカットオフ周波数400Hz程度のロ−パスフ
ィルタ13と、ロ−パスフィルタ13の出力を周波数制
御電圧として印加される電圧制御発振器4と、PLL回
路5とを備え、電圧制御発振器4の発振出力をPLL回
路5の位相比較回路51に基準信号として印加し、ル−
プフィルタ52の出力と音声信号と合成して電圧制御発
振器53の発振周波数を制御するように構成し、PLL
回路5からの出力はRF増幅器6で増幅のうえ、アンテ
ナ7に供給する。
【0008】ここで、バイアス付加回路131はPWM
信号発生器11の出力信号のピーク・ピーク間の値の
(−1/2)をバイアス値として入力に加えるように構
成してある。一方、PWM信号発生器11は例えばμP
D78312(日本電気製)が利用できる。
【0009】上記のように構成された本実施例におい
て、図2(a)に示す如くPWM周期T毎にPWM信号
発生器11にプリセットされたプリセットデ−タに基づ
いて、図2(b)に示すようにプリセットデ−タに基づ
くデュ−ティ比(T1/T)、(T2/T)、…のPWM
信号が出力される。そこでPWM信号発生器11の出力
の包絡線がサブオ−ディオ周波数帯域の正弦波形であっ
て、かつ負の最大値が零レベルとなるようにプリセット
デ−タをPWM周期毎に設定する。
【0010】PWM信号発生回路11からの出力はロー
パスフィルタ13に供給されて、ローパスフィルタ13
の入力端に設けられたバイアス付加回路131において
バイアスが付加され、バイアスが付加された信号がろ波
される。バイアスの付加によってPWM信号発生回路1
1からの出力の包絡線はピーク・ピーク間のレベルの1
/2だけ負側にシフトされて、正負のピーク値の絶対値
が等しい通常の正弦波形となり、包絡線が通常の正弦波
なった信号がろ波されることになる。
【0011】ロ−パスフィルタ13からの出力が周波数
制御電圧として印加されて電圧制御発振器4からはサブ
オ−ディオ周波数帯域の変調信号で変調された搬送波信
号が基準信号としてPLL回路5へ出力されて、位相比
較回路51において電圧制御発振器53の発振出力と位
相比較される。ル−プフィルタ52の出力と音声信号と
が合成されて、この合成出力によって電圧制御発振器5
3の発振周波数が制御されて、音声信号とサブオ−ディ
オ周波数帯域の信号との合成信号で変調された信号がP
LL回路5から出力され、RF増幅器6で増幅のうえ、
アンテナ7から送信される。
【0012】なお、上記の実施例においてバイアス付加
回路131をロ−パスフィルタ13の入力端に設けた場
合を例示したが、PWM信号発生回路11の出力端に一
体に設けても同様である。
【0013】
【考案の効果】以上説明した如く本考案によれば、サブ
オ−ディオ周波数帯域の変調信号をPWM信号発生器の
出力から得るように構成したため、PWM信号発生器の
入力はクロックとプリセットデ−タを与えればよく、接
続線数は少なくて済むことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本考案の一実施例のPWM信号発生回路の作用
を説明するための波形図である。
【図3】従来例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
4 電圧制御発振器 5 PLL回路 11 PWM信号発生器 111 プリセットダウンカウンタ 112 PWM信号発生回路 131 バイアス付加回路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信音声周波数帯域より低い周波数のサ
    ブオ−ディオ周波数帯域を使用し送信時に音声信号と合
    成して変調信号として変調のうえ送信し、受信側でサブ
    オ−ディオ周波数帯域の信号を検波してオ−ディオ回路
    のスケルチの開閉を制御するための変調信号発生回路で
    あって、PWM周期毎にプリセットデ−タがセットされ
    るプリセットカウンタとプリセットカウンタの計数値が
    所定値に達するまでの期間出力を発生するPWM信号発
    生回路とからなり出力の包絡線がサブオ−ディオ周波数
    帯域の正弦波形となるようにプリセット値が制御される
    PWM信号発生器と、PWM信号発生器からの出力をろ
    波するロ−パスフィルタとを備えたことを特徴とする変
    調信号発生回路。
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