JP2629259B2 - 用紙搬送機構 - Google Patents

用紙搬送機構

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JP2629259B2 JP63104905A JP10490588A JP2629259B2 JP 2629259 B2 JP2629259 B2 JP 2629259B2 JP 63104905 A JP63104905 A JP 63104905A JP 10490588 A JP10490588 A JP 10490588A JP 2629259 B2 JP2629259 B2 JP 2629259B2
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【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 大型のイメージスキャナー(情報読取装置)の用紙搬
送機構に関し、 規定の厚みの読取用紙よりも多少厚めの読取用紙を用
いても確実な用紙繰り込み(用紙ピック)が可能となる
と共に、読取用紙のスキュー補正におけるアライニング
時の用紙移動の自由度が得られる用紙繰り込み用搬送ロ
ーラを実現することを目的とし、 駆動ローラに対して複数のピックローラをそれぞれ独
立したばね材により押圧した状態に配列され、それらロ
ーラ間に挟持した用紙を用紙ガイド経路へ繰り込ませる
第一搬送ローラと、該用紙ガイド経路の第一搬送ローラ
から繰り込まれた用紙の長さよりも短い距離に第二搬送
ローラを備えた用紙搬送機構において、上記複数のピッ
クローラの内の中央に位置する一部のピックローラを、
用紙の先端が第二搬送ローラに当接した際の用紙傾き修
正の自由度を得るように弾性のある多孔質合成樹脂によ
り形成し、その両側部に位置するその他のピックローラ
を硬質で、かつ滑性のある材料で形成した構成とする。
〔産業上の利用分野〕
本発明は大型のイメージスキャナー(情報読取装置)
等の用紙搬送機構に係り、特に用紙搬送機構における用
紙繰り込み用搬送ローラの改良に関するものである。
大型の読取用紙の情報を読取る装置においては、用紙
挿入部での確実な読取用紙の繰り込み(ピック)と該用
紙が読取処理部に斜めになって搬送されないようにスキ
ュー補正することが要求される。このため、確実な読取
用紙の繰り込みとスキュー補正が容易となる用紙の修正
自由度が得られる用紙繰り込み用搬送ローラを備えた用
紙搬送機構が必要とされている。
〔従来の技術〕
従来の大型のイメージスキャナーにおける用紙搬送機
構は第3図に示すように、用紙挿入口11へ情報読取用紙
20をオペレーターが挿入すると、まず用紙繰り込み用の
第一搬送ローラ12の駆動により用紙ガイド経路15に送り
込まれる。この第一搬送ローラ12は第4図に示す如く複
数の駆動ローラを用紙20の幅方向に、かつ同軸上に配列
してなる駆動ローラ群12aと、これらローラに対し、支
持部材13に支持された複数の板ばね14によってそれぞれ
独立して個別に押圧された複数のピックローラ12bとか
ら構成されている。
次に送り込まれた用紙20は始端を、図示のように用紙
ガイド経路15の第一搬送ローラ12から該用紙20の長さよ
りも短い距離に配備された第二搬送ローラ16により用紙
走行方向に対し垂直となるよう修正されてから読取機構
部17へ搬送される。即ち、第二搬送ローラ16は駆動ロー
ラ群16aとピンチローラ群16bとからなるが、初期状態で
は両ローラが非駆動状態にあるため用紙20の始端がロー
ラ部に当接し、これを継続することで当該始端の横方向
がローラ部に沿うことによって挿入時の用紙20の傾き、
即ち、スキュー補正をアライニングする。スキュー補正
後、駆動ローラ16aが駆動開始することによって前記用
紙20を読取機構部17へ搬送する。そしてここで情報の読
取り処理を行った後、用紙20は駆動ローラ群18aとピン
チローラ群18bとからなる第三搬送ローラ18及び図示し
ない搬送ローラ等により用紙スタッカ19へ搬出させるよ
うにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところでこのような従来の用紙搬送機構における前記
用紙繰り込み用の第一搬送ローラ12を構成する例えばス
テンレス製の駆動ローラ群12aに対するピックローラ群1
2bはゴム製ローラ、或いは適度な硬さと滑性のあるデル
リン製ローラなどが用いられている。このため、例えば
ピックローラ群12aにゴムローラを適用した場合、摩擦
抵抗がかなり大きいことから読取用紙20を繰り込む際に
ピック不良が生じ易く、また繰り込み後の用紙20のスキ
ュー補正時における用紙20の修正移動に要する自由度が
なくなり、アライニングが困難となる問題がある。
また前記デルリンローラを前記ピックローラ群12bに
適用した場合、駆動ローラ12aに対して押圧される当該
ピックローラ群12bに適度の変形自由度がないため、規
定の厚みの読取用紙20よりも多少厚めの読取用紙を用い
た際に、該用紙の繰り込みが殆ど不確実となるといった
欠点があった。
本発明は上記した従来の実状に鑑み、規定の厚みの読
取用紙よりも多少厚めの読取用紙を用いても確実な用紙
繰り込み(用紙ピック)が可能となると共に、読取用紙
のスキュー補正におけるアライニング時の用紙移動の自
由度が得られる用紙繰り込み用搬送ローラを備えた新規
な用紙搬送機構を提供することを目的とするものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記した目的を達成するため、駆動ローラに
対して複数のピックローラをそれぞれ独立したばね材に
より押圧した状態に配列され、それらローラ間に挟持し
た用紙を用紙ガイド経路へ繰り込ませる第一搬送ローラ
と、該用紙ガイド経路の第一搬送ローラから繰り込まれ
た用紙の長さよりも短い距離に第二搬送ローラを備えた
用紙搬送機構において、上記複数のピックローラの内の
中央に位置する一部のピックローラを、用紙の先端が第
二搬送ローラに当接した際の用紙傾き修正の自由度を得
るように弾性のある多孔質合成樹脂により形成し、その
両側部に位置するその他のピックローラを硬質で、かつ
滑性のある材料で形成した構成とする。
〔作 用〕
本発明の用紙搬送機構における用紙繰り込み用搬送ロ
ーラでは、金属製、またはデルリン製の駆動ローラと組
合わせるピックローラ群の内、中央に位置する一部のピ
ックローラを例えばスポンジローラ、その両側部に位置
するその他のピックローラを例えばデルリンローラで構
成しているため、スポンジローラの用紙に対する適度な
摩擦抵抗と柔軟な変形により多少厚めの用紙を用いても
確実な用紙繰り込み(用紙ピック)が実現でき、その後
の用紙のスキュー補正におけるアライニング時において
も、駆動ローラに対するピックローラ群の中央部のスポ
ンジローラとその両側部のデルリン製のピックローラと
の摩擦抵抗の違いにより用紙移動の自由度が確保され、
アライニングが容易となる。
〔実施例〕
以下図面を用いて本発明の実施例について詳細に説明
する。
第1図及び第2図は本発明をイメージスキャナーの用
紙搬送機構に適用した例の用紙繰り込み用第一搬送ロー
ラを示す要部平面図及びそのA−A′切断線に沿った断
面図であり、第4図と同等部分には同一符号を付してい
る。
この第1図で示す実施例が第4図の例と異なる点は、
例えばステンレスからなる8個の駆動ローラ12aに対向
するそれぞれ2個ずつの都合16個のピックローラ31bの
内の中央部の4個のピックローラB1〜B4をスポンジロー
ラとし、その両側部にあるそれぞれ6個のピックローラ
C1〜C6とC7〜C12を従来と同様なデルリンローラとした
構成としている。
このような構成の用紙繰り込み用の搬送ローラ31によ
り読取用紙20を繰り込ました場合、第2図のA−A′断
面図に示すように駆動ローラ群12aに対して複数のピッ
クローラをそれぞれ独立した板ばね14により個別に押圧
状態で対向配置されたピックローラ群31bにおける中央
部のスポンジ製のピックローラB1〜B4の比較的柔軟な変
形と、それにより接触面積の増加による読取用紙20に対
する適度の摩擦抵抗等により確実な用紙の繰り込み(用
紙ピック)が実現できる。また規定の厚みの読取用紙20
よりも多少厚めの読取用紙等も容易に繰り込ますことが
可能となる。
更に読取用紙のスキュー補正におけるアライニングに
おいても、中央部のスポンジ製ピックローラB1〜B4とそ
の両側のデルリン製ピックローラC1〜C6及びC7〜C12
の摩擦抵抗の違いにより、該スポンジ製のピックローラ
B1〜B4による読取用紙20の確実な繰り込みと摩擦抵抗の
比較的小さいその他の両側のデルリン製ピックローラC1
〜C6及びC7〜C12によって用紙移動の自由度が確保され
るため、当該読取用紙20のアライニングが容易となる。
なお、両側部のデルリン製ピックローラC1〜C6及びC7
〜C12は適度な硬さを滑性を有するものであれば良く、
デルリンの他にステンレス等の金属製ローラも適用可能
である。
更にイメージスキャナー以外の厚手で、かつ大型用紙
を扱う用紙搬送機構にも適用できる。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明に係る用紙搬
送機構によれば、用紙の用紙ガイド経路への繰り込みが
確実に成され、しかも繰り込まれた用紙のスキュー補正
時における用紙移動の自由度が確保されることから、そ
の際のアライニングが容易化される等、実用上、優れた
効果を奏する。
従って、イメージスキャナーなどの画像情報読取装置
の用紙搬送機構、特に大型のイメージスキャナーの用紙
搬送機構に適用して極めて有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る用紙搬送機構における用紙繰り込
み用第一搬送ローラの一実施例を示す要部平面図、 第2図は第1図に示すA−A′切断線に沿った断面図、 第3図は従来のイメージスキャナーを概念的に示す構成
図、 第4図は従来の用紙搬送機構における用紙繰り込み用第
一搬送ローラを示す要部概略平面図である。 第1図及び第2図において、 12aは駆動ローラ群、13は支持部材、14は板ばね、20は
読取用紙、31は第一搬送ローラ、31bはピックローラ
群、B1〜B4はスポンジ製ピックローラ、C1〜C6及びC7
C12はデルリン製のピックローラをそれぞれ示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動ローラに対して複数のピックローラを
    それぞれ独立したばね材により押圧した状態に配列さ
    れ、用紙を用紙ガイド経路へ繰り込ませる第一搬送ロー
    ラと、該用紙ガイド経路の第一搬送ローラから繰り込ま
    れた用紙の長さよりも短い距離に第二搬送ローラを備え
    た用紙搬送機構において、 上記複数のピックローラの内の中央に位置する一部のピ
    ックローラを、用紙の先端が第二搬送ローラに当接した
    際の用紙傾き修正の自由度を得るように弾性のある多孔
    質合成樹脂により形成し、その両側部に位置するピック
    ローラを硬質で、かつ滑性のある材料で形成したことを
    特徴とする用紙搬送機構。
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JPS6136516Y2 (ja) * 1978-06-07 1986-10-23
JPS6251531A (ja) * 1985-08-27 1987-03-06 Tokyo Electric Co Ltd 紙葉搬送装置

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