JP2628998B2 - コネクタ接触子の製法 - Google Patents

コネクタ接触子の製法

Info

Publication number
JP2628998B2
JP2628998B2 JP62158256A JP15825687A JP2628998B2 JP 2628998 B2 JP2628998 B2 JP 2628998B2 JP 62158256 A JP62158256 A JP 62158256A JP 15825687 A JP15825687 A JP 15825687A JP 2628998 B2 JP2628998 B2 JP 2628998B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
metal plate
connector
contact portions
carrier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62158256A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH012279A (ja
JPS642279A (en
Inventor
陽一 西山
実 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP62158256A priority Critical patent/JP2628998B2/ja
Publication of JPH012279A publication Critical patent/JPH012279A/ja
Publication of JPS642279A publication Critical patent/JPS642279A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2628998B2 publication Critical patent/JP2628998B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、コネクタ接触子の製法に関する。
〔背景技術〕
第4図(a)〜(c)に、従来一般に用いられている
コネクタ(ソケット)を示す。図にみるように、このコ
ネクタは、横長のハウジング(成形品)1の開口部が、
カバー2で塞がれている。ハウジング1内には、所定数
の導体室1aが等間隔で2列に設けられており、各導体室
1aには、コネクタ接触子3が配置され、その端子部3aが
ハウジング1外に突出している。コネクタ接触子は、つ
ぎのようにしてつくられている。まず、長尺の金属板に
プレス加工を行って、接触子となる成形体を複数個連続
して成形し、帯状のキャリア部に一定の間隔で複数個の
接触子部が配置された金属板加工品をつくる。この金属
板加工品の接触子部にメッキ処理から施したのち、接触
子部を前記キャリア部から離してコネクタ接触子を得
る。金属板加工にメッキ処理を施すようにするのは、原
材料の金属板にメッキ処理を施す場合に比べ、メッキ面
積が少なくて済む等の理由で、メッキ金属を有効に用い
ることができる。特にメッキ金属として貴金属を用いる
場合は、コストが大きく低減されるからである。このよ
うに、メッキ処理コストの低減させることはコネクタ接
触子を製造するにあたって重要である。
このコネクタ接触子の製法は、メッキ処理コストの低
減以外にも、メッキ処理能率やその他の金属加工品の処
理工程の能率の向上が求められていた。金属板加工品の
処理速度を早くすることは、金属板加工品を複数枚並列
に処理することにより、達成することが可能である。し
かし、このようにするには、複数の処理ラインが必要に
なる。そこで、処理ラインを増やさずに、処理速度を早
くするには、処理能率を向上させる必要があるのであ
る。処理能率の向上には、キャリア部に設ける接触子部
の間隔を小さくすることが考えられる。このように接触
子部の間隔を小さくすれば、接触子部をハウジングに挿
入する場合も能率が向上する。すなわち、従来、接触子
部の間隔はハウジングにおける導体室の間隔の整数倍で
あったため、ハウジングに対してキャリア部と一体の接
触子部を挿入するときには、数度にわたって挿入する必
要があった。そこで、接触子部の間隔を小さくすること
は、この挿入回数を少なくする上でも有利であるが、接
触子部の折り曲げ加工のためには相互間に所定の幅を設
けていることが絶対に必要になるので、接触子部の間隔
を小さくすることには限度がある。
〔発明の目的〕
この発明は、メッキ処理等の各工程における生産効率
が高く、メッキ処理コストが低減されたコネクタ接触子
の製法を提供することを目的としている。
〔発明の開示〕
前記のような目的を達成するため、発明者らは研究を
重ねた。その結果、金属板加工品を複数枚重ね合わせて
おいて少なくともメッキ処理を施すようにすればよく、
複数枚重ね合わせる場合にメッキ処理においてメッキ処
理液が重ね合わされた隙間に残存するのを防ぐ対策をも
見出し、ここに、この発明を完成した。
したがって、この発明は、帯状キャリア部に一定の間
隔で多数個の接触子部が突出形成された金属板加工品
の、前記接触子部にメッキ処理を施したのち、前記接触
子を前記キャリア部から分離してコネクタ接触子部を得
るコネクタ接触子の製法であって、前記金属加工品は、
それぞれの接触子部が他の金属板加工品の接触子部と重
ならないように、両面テープを用いて互いの間に隙間を
開けて複数枚互いに重ね合わせた状態で、前記両面テー
プの上下端が前記キャリア部の上下端よりも突き出るよ
うにして、少なくともメッキ処理するようにすることを
特徴とするコネクタ接触子の製法をその要旨としてい
る。
以下に、この発明を詳しく説明する。
まず、長尺の金属板(金属素板)をプレス加工等し
て、接触子となる成形体を複数個連続して成形し、第1
図(a)〜(c)に示されているような、帯状のキャリ
ア部(連接部)4に一定の間隔で接触子部5が固定され
た金属板加工品をつくる。ここでは、接触子部5は、接
触部分5aと端子部分5bからなっており、端子部分5bの先
端がキャリア部4に接続されている。キャリア部4に
は、丸穴からなるパイロット4aが、接触子部5同志の間
隔の半分の間隔で設けられている。つぎに、第2図
(a),(b)に示されているように、パイロット穴4a
を合わせ、一方の金属板加工品の接触子部5,5間の中間
位置に他方の金属板加工品の接触子部5が位置するよう
にして、すなわち、互いの接触子部が重ならないように
して、2枚の金属加工品を重ね合わせる。ここでは、第
3図に示されているように、キャリア部4,4間に両面粘
着テープ6が挟まれ、互いの間に隙間が設けられるとと
もに剥離が可能となるようにして、両金属板加工品が重
合されている。また、テープ6の上下端6aがキャリア部
4の上下端から突き出すようにされている。一方の金属
板加工品は他方の金属板加工品に対して、接触子部5の
半ピッチ分ずれるようにされているので、両者の接触子
部5は相互に干渉しないようになっている。つぎに、両
金属板加工品をメッキ液に付ける等して接触子部5にメ
ッキ処理を施し、折り切り,プレス切り等により接触子
部5をキャリア部4から外してコネクタ接触子を得る。
第4図(a)〜(c)に示されているコネクタを組み立
てる場合は、一列の導体室1aの数だけの接触子部5を含
む長さ分だけ金属板加工品の重合体を切断(芯数カッ
ト)し、接触部分5aを導体室1aに挿入したのち、接触子
部5をキャリア部4から外す(キャリアカットする)よ
うにする。
この製法では、前記のように金属板加工品を2枚重合
して1枚の状態でメッキ処理などの処理を施すようにし
ているので、処理ラインが一つでもメッキ処理速度等の
処理速度が2倍になって、メッキ処理等の処理能率が2
倍となっている。また、金属板加工品をリールに巻き付
ける場合には、重合しない場合に比べて2倍巻き付ける
ことができるようになって、省スペースをはかることも
できる。
さらに、この製法によれば、コネクタの組立において
も、次のような効果を得ることもできる。コネクタに設
ける接触子のピッチを、たとえば、2.54mmにする必要が
あるが、金属板加工品に設けられる接触子部のピッチ
が、その形状上5.08mmとなる場合、従来の製法では、コ
ネクタの1列の導体室に接触子を配置するにあたり、メ
ッキ処理済みの金属板加工品を1列の導体室数の1/2の
接触子部を含む長さで切断し、これにより得られた切断
体2枚につき、それぞれ、接触子部を導体室に挿入した
のち、接触支部をキャリア部から外すようにしなければ
ならない。これに対し、この製法によれば、2枚の金属
板加工品を重合するようにしているので、全体として、
接触子部のピッチは2.54mmとなり、金属板加工品の切
断、接触子部の導体室への挿入、および、接触支部をキ
ャリア部から外す操作が1回で済むようになり、コネク
タの組立における接触子の組み込み能率が2倍になると
ともに部品加工工程(芯数カット,キャリアカット)の
スピードも2倍となる。
なお、前記実施例は、金属板加工品を2枚重合するよ
うにしているが、3枚以上重合するようであってもよ
い。金属板加工品の重合体全体の接触子部のピッチが等
間隔になるようにしているが、必ずしもこのようにする
必要はない。前記実施例は、両面テープで金属板加工品
を重合するようにしているが、重合手段はこれに限定さ
れるものではない。しかし、両面テープのように、可撓
性を有し粘着等により剥離可能に重合できるものを用い
るようにするのが好ましい。重合される金属板加工品同
士の間に隙間を設けるようにしているため、金属板加工
品同士の間に残るメッキ液の量を減らすことができるの
で、メッキ液の使用量を減らしてコストの低減を図るこ
とができる。さらに、両面テープの上下端がキャリア部
の上下端より突き出るようにしているため、金属板加工
品同士の隙間にメッキ液が入り込めなくなるし、また、
両面テープの上下端を伝ってメッキ液が出やすくなっ
て、金属板加工品同士の間に残るメッキ液をほとんどな
くすことができ、メッキ液の無駄を最小限にし、メッキ
処理コストの低減を確実にはかることができる。
〔発明の効果〕
この発明にかかるコネクタ接触子の製法は、帯状のキ
ャリア部に一定の間隔で多数個の接触子が突出形成され
た金属板加工品の、前記接触部にメッキ処理を施したの
ち、前記接触子部を前記キャリア部から分離してコネク
タ接触子を得るコネクタ接触子の製法であって、前記金
属板加工品は、それぞれの接触子部が他の金属板加工品
の接触子部と重ならないように、両面テープを用いて互
いの間に隙間を開けて複数枚互いに重ね合わせた状態
で、前記両面テープの上下端が前記キャリア部の上下端
よりも突き出るようにして、少なくともメッキ処理する
ようにするので、メッキ処理やコネクタ組立等の各工程
における生産効果が高く、メッキ処理コストを低減させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は金属板加工品の一部の正面図、同図の
(b)は同金属板加工品の側面図、同図の(c)は同金
属板加工品の接触子部の下からみた平面図、第2図
(a)は2枚の金属板加工品が重合された状態の一部正
面図、同図(b)は同状態の側面図、第3図は同状態に
おけるキャリア部部分の縦断面図、第4図(a)はコネ
クタの平面図、同図(b)は同コネクタの一部切欠正面
図、同図(c)は同コネクタの縦断面図である。 3……接触子、4……キャリア部、5……接触子部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯状のキャリア部に一定の間隔で多数個の
    接触子部が突出形成された金属板加工品の、前記接触子
    部にメッキ処理を施したのち、前記接触子部を前記キャ
    リア部から分離してコネクタ接触子部を得るコネクタ接
    触子の製法であって、前記金属板加工品は、それぞれの
    接触子部が他の金属板加工品の接触子部と重ならないよ
    うに、両面テープを用いて互いの間に隙間を開けて複数
    枚互いに重ね合わせた状態で、前記両面テープの上下端
    が前記キャリア部の上下端よりも突き出るようにして、
    少なくともメッキ処理するようにすることを特徴とする
    コネクタ接触子の製法。
JP62158256A 1987-06-25 1987-06-25 コネクタ接触子の製法 Expired - Lifetime JP2628998B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62158256A JP2628998B2 (ja) 1987-06-25 1987-06-25 コネクタ接触子の製法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62158256A JP2628998B2 (ja) 1987-06-25 1987-06-25 コネクタ接触子の製法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JPH012279A JPH012279A (ja) 1989-01-06
JPS642279A JPS642279A (en) 1989-01-06
JP2628998B2 true JP2628998B2 (ja) 1997-07-09

Family

ID=15667651

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62158256A Expired - Lifetime JP2628998B2 (ja) 1987-06-25 1987-06-25 コネクタ接触子の製法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2628998B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0330274A (ja) * 1989-06-27 1991-02-08 Matsushita Electric Works Ltd コネクタのコンタクトの装着方法
JPH0668990B2 (ja) * 1989-09-26 1994-08-31 モレックス インコーポレーテッド 電気ターミナルを形成する方法
FR2777707B1 (fr) * 1998-04-17 2000-06-16 Nicomatic Bande d'elements de contact a cadre, son procede de fabrication et son application a des ensembles de contacts

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5940442Y2 (ja) * 1980-09-24 1984-11-16 三協アルミニウム工業株式会社 表面処理用キャリアバ−の保持装置
JPS58150282A (ja) * 1982-03-03 1983-09-06 富士通株式会社 コネクタの製造方法
JPS60158580A (ja) * 1984-01-30 1985-08-19 京セラエルコ株式会社 ワイヤーハーネスの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS642279A (en) 1989-01-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4635359A (en) Method of manufacturing multi-terminal electrical connector
US4773881A (en) Keying system for connector assemblies
US4035047A (en) Electrical connector
JP2000030787A (ja) コネクタ用コンタクトとその製造方法
US4428642A (en) Body-carry electrical contact strips
JP2628998B2 (ja) コネクタ接触子の製法
JPH012279A (ja) コネクタ接触子の製法
US4158877A (en) Connecting and supporting clamp for two adjacently situated printed circuit cards
JP3994282B2 (ja) 雄側端子金具の製造方法
CA2448939C (en) Connector
JPH11195411A (ja) バッテリーパックのタブ製造方法
JPH10255950A (ja) 電気コネクタの製造法
JP2000003773A (ja) 端子金具の製造方法
JPH0249671Y2 (ja)
JP2635657B2 (ja) ストリップコンタクト及びこのストリップコンタクトを使用したコンタクトの形成配列方法
JPS61195719A (ja) 打抜き加工品の製法
JPH034464A (ja) フラットケーブルコネクタ
US6051119A (en) Plating structure for a pin grid array package
CN220963808U (zh) 一种端子连料结构
JPS6340030B2 (ja)
JPS5832795B2 (ja) マトリツクス配線用連続基板
JP3688177B2 (ja) 補強板貼付スリットフラットケーブル及びその製造方法
JPH0323782Y2 (ja)
JPH04366578A (ja) コネクタ端子の製造方法
JPH0222514B2 (ja)