JP2625736B2 - 電力系統の監視・制御・保護装置 - Google Patents

電力系統の監視・制御・保護装置

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JP2625736B2 JP62166393A JP16639387A JP2625736B2 JP 2625736 B2 JP2625736 B2 JP 2625736B2 JP 62166393 A JP62166393 A JP 62166393A JP 16639387 A JP16639387 A JP 16639387A JP 2625736 B2 JP2625736 B2 JP 2625736B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電力系統の電圧,電流値等の電気量をサン
プリングし、A/D変換を行い、マイクロコンピュータの
演算処理により、系統の電気量を計測し、制御あるいは
事故の発生を検知する監視・制御・保護装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の装置のサンプリング周期は時間的に一
定であるので、通常の±1Hz程度以内の周波数変動の系
統に対しては問題はないが、単独水力発電系統のように
大幅に周波数が変化する恐れのある場合には、計測誤差
が大きくなってしまう欠点があった。例えば、電圧や電
流の実効値計測の手報として電気角が90゜離れた2点の
サンプリング値の2乗和の平方根から算出する方法が良
く用いられるが、この場合の周波数による測定誤差特性
は第6図のようになる。
これを防ぐ方法として、使用サンプリング数を増やす
手法があり、例えばサンプリング数を連続する8データ
についての2乗和の平方根の1/2から算出することによ
り、周波数特性を第7図のように改善することができ
る。
しかしながら、この方法でも本質的に誤差を0にする
ことはできず、又演算に要する時間が前記方式に比べて
大幅に遅延することは自明であり、これは系統の事故の
検出のような用途に対しては致命的な欠点となる。又、
前記の従来方式と演算プログラムが異なる点でも管理
面、製作面でコスト高となる。これらの欠点はいずれも
サンプル周期が一定のため、系統周波数の変動に伴いサ
ンプル間隔の電気角が変動してしまうことに起因する。
この問題を解決するために、系統周波数の変動に伴い
サンプル間隔を変える装置として第1図に示すものが考
えられている。第1図は、系統の電気量(電圧V,電流
i)から周波数のみを計測する周波数計測回路Pを別置
し、この出力により監視・保護・制御装置のマイクロコ
ンピュータCPUのアナログ入力部AiのA/D変換部のサンプ
リング周期を例えばクロック発振器CLKとアナログ入力
部Aiとの間に設けられる分周器DVにて変えることによ
り、常に一定の電気角の間隔でサンプリングが行われる
ようにして、周波数変動の影響を受けることなく従来方
式の演算プログラムがそのまま使用できるようにしたも
のである。
第2図は第1図に示す周波数計測回路Pにおける周波
測定にカウンタによる公知の回路を使用した例である。
すなわち、入力電気量1をコンパレータ2により矩形波
に変換し、これで制御されるANDゲート3を通してクロ
ック発振器4からのクロックF2をカウンタ5に与えるこ
とにより、系統電気量の周期を測定できる。この数値出
力を分周比としてやはり公知の分周回路6に与えてクロ
ック発振器4からの別のクロックF1を分周すれば、所要
のサンプルパルスが得られる。このサンプルパルスがマ
イクロコンピュータのためのアナログ入力部8における
A/D変換部に与えられる。
すなわち、系統の周波数をfsとすれば、カウンタ5の
出力はF2/2fsとなり、従ってサンプル周波数fmは2F1/F2
fsとなり、F1,F2を適宜選定することにより系統周波数
の整数倍に比例したものとすることができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、第1図,第2図に示す装置では、系統
の電気量(電圧V,電流i)から周波数を計測するために
周波数計測回路Pを別置しており、コストがかかるとい
う問題点があった。
本発明は、上記のような周波数計測回路Pを別置する
ことなく従来方式と同一演算プログラムをそのまま利用
しつつ、且つ周波数変動の影響を受けない装置を提供す
る目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、第3図に示す如く、上記の誤差要因に着目
し、基準クロックパルスF1及び系統の基準周波数f0に見
合った一定の周波数nf0のサンプリングパルスを出力す
るクロック発振手段(クロック発振器4)と、系統から
の電気量に基づいて前記クロック発振手段からの基準周
波数f0と系統の周波数fsとの偏差Δfを求め、誤偏差Δ
fと基準周波数f0とから周波数fsを演算する第1演算手
段(マイクロオンピュータ10)と、該第1演算手段にて
演算された周波数fsの逆数に基づいて前記基準クロック
パルスF1を分周し、サンプリングパルスを出力する分周
手段(分周回路6)と、該分周手段からのサンプリング
パルスに基づいて系統からの電気量をサンプリングし、
監視・制御・保護のための演算処理を行う第2演算手段
(マイクロコンピュータ20)とを備えたことを特徴とす
るものである。
〔作用〕
従来では、アナログ入力部AiのA/D変換回路に与えら
れるサンプルパルスは、クロック発振器CLKから分周器D
Vを介して与えられ、この分周器DVの分周比は別置され
た周波数計測回路にて求められているが、本発明では、
マイクロコンピュータにより系統の周波数を測定し、こ
れに比例して分周比を変えることにより、サンプル周波
数が系統の周波数と比例して変わる。
〔発明の実施例〕
第3図は本発明の一実施例であり、系統の周期(周波
数)の測定にマイクロコンピュータを用いた例である。
10は、クロック発振器4から系統の基準周波数f0に見
合った一定の周波数nf0のサンプリングパルスがアナロ
グ入力部13に供給され、この基準周波数f0に基づいて系
統の周波数fsを演算するマイクロコンピュータである。
20は、マイクロコンピュータ10で演算された系統の周
波数fSに対して分周回路6において分周比を変えて分周
されたサンプリングパルスがアナログ入力部23に供給さ
れ、このサンプリングパルスに基づいて系統からの電気
量をサンプリングし、監視・制御・保護のための計測演
算処理を行うマイクロコンピュータである。
両マイクロコンピュータ10,20のアナログ入力部13,23
には系統からの電気量1が並列に入力されている。マイ
クロコンピュータ10では、系統からの電気量例えば電圧
Vを使って公知の下記(1)式のサンプル値演算を行う
ことにより周波数偏差Δf=fs−f0を近似的に求めるこ
とができ、この求められた周波数偏差Δfとクロック発
振器4から系統基準周波数f0とを用いて、系統周波数fs
=f0+Δfを求めることができる。この求められた系統
周波数fSの逆数をもって分周回路6の分周比とすること
ができ、アナログ入力部23へのサンプルパルスの周波数
は系統周波数fsに比例したものとすることができる。
但し、Vは電気角90゜おきにサンプリングされた電圧
瞬時値で、そのサフィックスはサンプル時点を表す。
第4図は第2の実施例であり、第3図における系統周
波数検知と計測演算とを同一マイクロコンピュータ30で
行うようにして経済下を図ったものである。
系統からの電気量1は、第3図と同様にアナログ入力
部33に入力され、このサンプルデータにより周波数偏差
Δf=fs−f0を演算する点は第3図と同様である。サン
プルパルスのための基準クロックの分周回路6には、常
時マイクロコンピュータから系統の基準周波数f0に見合
う一定の分周比a=m/f0が与えられるようにメモリに定
数f0がセットされていて、これから上記aを演算した結
果が分周回路6に加えられている。
周波数偏差Δfが生じた場合には、上記fにΔfの積
分値C∫Δfdtが加えられるような加算演算が付加され
るようにすれば、第5図に示す如く、系統周波数fsがf0
より偏移すると、周波数偏差の演算結果Δfが0となる
方向に分周比が変わり、結果としてサンプルパルスの周
波数がfsと比例した値となるように制御される。
〔発明の効果〕
この発明によれば、系統の周波数を計測する手法をマ
イクロコンピュータを用いて実現し、これによりマイク
ロコンピュータのアナログ入力部のA/D変換部のサンプ
リング周期を系統周波数に対応して変えるようにしたの
で、常に一定の電気角の間隔でサンプリング可能とな
り、周波数変動の影響を受けることなく、且つ従来の演
算プログラムをそのまま使用することができる効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は周波数計測回路を用いた従来装置の構成を示す
ブロック図、第2図は第1図の周波数計測回路の具体的
構成を示すブロック図、第3図は本発明の一実施例を示
すブロック図、第4図は本発明の他の実施例を示すブロ
ック図、第5図は第4図の実施例についての各部の動作
を示すタイムチャート、第6図は従来の装置による電気
角の実効値計測の周波数による誤差特性図、第7図は第
6図の誤差特性を演算手法で改良した特性図である。 P……周波数計測回路、CPU……マイクロコンピュー
タ、Ai……アナログ入力部、DV……分周器、CLK……ク
ロック発振器、1……入力電気量、2……コンパレー
タ、3……ANDゲート、4……クロック発振器、5……
カウンタ、6……分周回路、10,20,30……マイクロコン
ピュータ、13,23……アナログ入力部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電力系統の電気量をサンプルし、A/D変換
    を行い、マイクロコンピュータの演算処理により機能を
    実現させる監視・制御・保護装置において、 基準クロックパルスF1及び系統の基準周波数f0に見合っ
    た一定の周波数nf0のサンプリングパルスを出力するク
    ロック発振手段と、 系統からの電気量に基づいて前記クロック発振手段から
    の基準周波数f0と系統の周波数fSとの偏差Δfを求め、
    該偏差Δfと基準周波数f0とから周波数fsを演算する第
    1演算手段と、 該第1演算手段にて演算された周波数fsk逆数に基づい
    て前記基準クロックパルスF1を分周し、サンプリングパ
    ルスを出力する分周手段と、 該分周手段からのサンプリングパルスに基づいて系統か
    らの電気量をサンプリングし、監視・制御・保護のため
    の演算処理を行う第2演算手段と、 を備え、前記第1,第2演算手段をマイクロコンピュータ
    にて実現したことを特徴とする電力系統の監視・制御・
    保護装置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項に記載の電力系統の
    監視・制御・保護装置において、前記第1,第2演算手段
    を1つのマイクロコンピュータにて実現したことを特徴
    とする電力系統の監視・制御・保護装置。
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