JPH0620239Y2 - デ−タ処理装置 - Google Patents

デ−タ処理装置

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JPH0620239Y2
JPH0620239Y2 JP19598082U JP19598082U JPH0620239Y2 JP H0620239 Y2 JPH0620239 Y2 JP H0620239Y2 JP 19598082 U JP19598082 U JP 19598082U JP 19598082 U JP19598082 U JP 19598082U JP H0620239 Y2 JPH0620239 Y2 JP H0620239Y2
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JP
Japan
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data
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analog
data processing
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JP19598082U
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JPS59104299U (ja
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誠 当間
永二朗 伊原木
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、交流入力の実効値に比例した直流アナログ量
をサンプリングして、そのサンプリングデータを使って
デジタルデータ処理を行うデータ処理装置に関する。
[従来の技術] 一般に交流入力量をサンプリングすることにより、その
アナログ入力量をディジタル符号化し、その時刻の代表
値としてその符号化したディジタルデータを用いるとい
うデータ処理装置では、そのディジタルデータの精度や
高信頼性が要求される。従来では、データをサンプリン
グする周期を短時間にすれば、その精度は向上するが、
そのデータ量が多くなり、データ処理装置に大きな処理
能力を必要とした。
すなわち、交流入力量を使って、制御や保護を行うデー
タ処理装置では、一般にその交流量の実効値,平均値お
よび最大値を必要とする場合が多い。さらに、交流瞬時
値を必要とする装置もある。その際、交流量を精度良く
かつ安定にサンプリングするために、サンプリング周期
を短くすると、その複数の時刻のデータから上述の実効
値や平均値などを計算する必要があるので、データ処理
装置に多くの処理能力を必要とした。
そのため、従来の小規模な装置では、アナログ回路によ
り実効値演算回路を構成し、その実効値等に比例した、
直流アナログ量をサンプリングしてディジタルデータ変
換を行っている。
[考案が解決しようとする課題] しかし、この直流アナログ量は上述の実効値演算回路の
時定数(平滑)が有限であるため、必ずリップル(脈
流)分が存在する。よって、このような直流アナログ入
力をサンプルした場合にはサンプルするタイミングによ
りそのリップル分だけ、直流アナログ入力(実効値)の
真値に対して誤差を生じることとなる。そのため、この
サンプリングデータを使って処理する装置の性能面から
高精度を要求される場合には、上述のリップル分をでき
るだけ少なくすむために大きな時定数を有するアナログ
実効値演算回路が必要となる。だが、このような時定数
の大きな回路は、応答性が悪く、比較的早い応答を要求
するデータ処理装置には適用できないという問題があっ
た。また、このような回路は、アナログ部における非周
期性の強いノイズや外来サージに対して、サンプリング
するタイミングが合致した場合には、大きな誤差を生ず
るという問題があった。
一方、多くの処理能力を有する従来装置では、一般に短
時間周期でサンプリングした多量のデータを使用するこ
とにより高精度のデータ処理を行うことができるが、通
常価格の高く、また使用部品が多くなり構成も複雑とな
るので、装置の固有信頼度も低いという問題があった。
そこで、本考案の目的は、上述した欠点を除去し、デー
タ処理装置の処理量を低減し、かつそのサンプルされた
データの精度を、アナログ実効値演算回路の時定数を過
大にすることなく確保し、データ誤りなどに影響されな
いなどの信頼度の高いデータ処理装置を提供することに
ある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本考案は、交流入力量を直流
アナログ量に変換するアナログ実効値演算手段、前記直
流アナログ量をサンプリングしてデジタル符号化する符
号化手段、および前記デジタル符号化されたデータを演
算する演算手段を有するデータ処理装置において、前記
符号化手段は、比較的長いデータ処理間隔毎に比較的短
い周期で前記直流アナログ量のデータをn個サンプリン
グするサンプリング手段と、前記n個のサンプリングデ
ータの最大値を抽出する最大値抽出手段と、前記n個の
サンプリングデータの最小値を抽出する最小値抽出手段
と、前記n個のサンプリングデータから前記最大値およ
び前記最小値を排除した残りの(n−2)個のデータの
平均値を算出する平均値算出手段とを有し、かつ該平均
値を前記サンプリングの時刻の代表値として前記演算手
段に出力することを特徴とする。
[作用] 本考案では、上記の構成により、比較的長いデータ処理
間隔毎に比較的短い周期でデータをn個サンプリング
し、n個データの最大値および最小値を排除した残りの
(n−2)個のデータの平均値をとり、平均値をサンプ
リングの時刻の代表値として扱うようにしているので、
データ処理装置の処理量を低減し、かつそのサンプルさ
れたデータの精度をアナログ実効値演算回路の時定数を
過大にすることなく確保し、データ誤りなどの影響され
ないなどの信頼性の向上が図れる。
[実施例] 以下、図面を参照して本考案の実施例を詳細に説明す
る。
第1図は本考案の一実施例の電圧調整装置の概略回路構
成を示す。ここで、本装置は次のような特性を要求され
ているものとする。
(1)電力系統の電圧を維持・制御する装置であって、そ
の末端の電圧を±2%以内に抑える必要があり、サンプ
ルデータの高精度を要求される。
(2)最大応答時間が4秒であって、その4秒間に上述の
±2%の精度に追従する必要があり、比較的早い応答を
要求される。
第1図において、10は交流入力量aの実効値に比例した
直流アナログ量bを演算するアナログ実効値演算回路、
20はその直流アナログ量bをサンプリングしてデジタル
符号化するデジタル符号化回路、および30はデジタル符
号化されたダータを電圧調整のための所定の演算をする
演算回路である。上記デジタル符号化回路20はサンプリ
ング回路21、最大値抽出回路22、最小値抽出回路23およ
び平均値算出回路24を有する。
サンプリング回路21は比較的長いデータ処理間隔毎に比
較的短い周期で上記の直流アナログ量のデータbをn個
サンプリングする。最大値抽出回路22はサンプリング回
路21でサンプリングされた上記n個のサンプリングデー
タcの最大値dを抽出する。最小値抽出回路23はサンプ
リング回路21でサンプリングされた上記n個のサンプリ
ングデータcの最小値eを抽出する。平均値算出回路24
はサンプリング回路21でサンプリングされた上記n個の
サンプリングデータcから上記最大値dおよび上記最小
値eを排除した残りの(n−2)個のデータの平均値f
を算出する。そして、この平均値fをサンプリングの時
刻の代表値として上記演算回路30に出力する。
第2図は第1図の電圧調整装置でのアナログ量のサンプ
リングのタイミングの一例を示す。第2図のTはデー
タ処理間隔であり、この時間Tを長くすることにより
そのサンプルデータを処理する演算回路30の処理量を低
滅させる。例えば、データ処理間隔Tを2倍の2T1
すると、1データを処理する量はデータ間隔Tに拘ら
ず一定であるので、Tの期間に処理しなければならな
い処理量を1/2に半減させることができる。しかし、デ
ータ処理間隔T毎に1サンプルしかデータを採集しな
い場合には、前述のようにデータの信頼度や精度が確保
しにくいため、サンプリング回路21により、図示のよう
にデータ処理間隔T毎に比較的短い周期Tでデータ
をn個サンプルし、その際そのサンプリング時点でのサ
ンプル値精度を周期Tで連続してサンプルした等価な
品質で確保する。さらに、このn個のサンプルされたデ
ータを最大値抽出回路22、最小値抽出回路23および平均
値算出回路24へ送り、これらの処理回路により、サンプ
ルデータの最大値および最小値を除いた残りのデータの
平均値をとり、それによりノイズやサージなどの非周期
的な外乱に対しては完全にその影響を排除すると共に、
その平均値処理が加算処理を含むためリップル分の軽減
も得られる。そのリップル分の軽減効果については、以
下にさらに詳述する。
すなわち、交流入力量から、アナログ実効値演算回路10
を通して、実効値に比例した直流アナログ量を求める場
合には、一般に、交流入力を2乗し、これを平滑する、
リップル分は、この平滑しきれない成分であり、上述の
ような検出原理が、交流入力周波数の2倍の周波数(f
)成分となる。従って、周期の具体的時間としてT
を選定する場合に、この周波数fの周期をn等分する
ような時間で、また(n-1)T2が周期fの一周期となる
ように選定する。これにより、平滑効果をさらに上げる
ことが可能となり、リップル分の軽減が得られる。
尚、(n-2)個の平均値を算出する平均値算出回路24の処
理では割算を行うと処理量が大きくなり演算装置の負担
が重くなるため、あらかじめ(n-2)が2に等しくなる
ように設定し、m回の左シフトで代行するとよい。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、比較的長いサン
プリング周期毎に比較的短い周期でサンプルされたn個
のデータの最大値、最小値を排除した残りの(n-2)個の
データの平均値をとり、その平均値をその時刻の代表値
として扱うようにしたので、処理能力は低いが低コスト
の演算装置でも処理することが可能となり、またサンプ
リング周期(T)を長くしても、データの精度、高信
頼度を確保することが可能となる効果が得られる。
なお、本考案は、交流入力量を扱い、この交流入力量か
ら何らかの制御保護などを行う目的とするようなすべて
の装置に適用できる。特に、低価格で高精度な制御装置
や、マイクロコンピュータなどのディジタル演算装置で
構成する各種装置に有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例のデータ処理装置の概略回路
構成を示すブロック図、 第2図は第1図の実施例装置でのサンプリングのタイミ
ングの一例を示すタイミングチャートである。 10……アナログ実効値演算回路、 20……デジタル符号化回路、 21……サンプリング回路、 22……最大値抽出回路、 23……最小値抽出回路、 24……平均値算出回路、 30……演算回路。 T……データ処理間隔、 T……周期、 n……サンプリング個数。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流入力量を直流アナログ量に変換するア
    ナログ実効値演算手段、前記直流アナログ量をサンプリ
    ングしてデジタル符号化する符号化手段、および前記デ
    ジタル符号化されたデータを演算する演算手段を有する
    データ処理装置において、 前記符号化手段は、 比較的長いデータ処理間隔毎に比較的短い周期で前記直
    流アナログ量のデータをn個サンプリングするサンプリ
    ング手段と、 前記n個のサンプリングデータの最大値を抽出する最大
    値抽出手段と、 前記n個のサンプリングデータの最小値を抽出する最小
    値抽出手段と、 前記n個のサンプリングデータから前記最大値および前
    記最小値を排除した残りの(n−2)個のデータの平均
    値を算出する平均値算出手段とを有し、かつ該平均値を
    前記サンプリングの時刻の代表値として前記演算手段に
    出力することを特徴とするデータ処理装置。
JP19598082U 1982-12-28 1982-12-28 デ−タ処理装置 Expired - Lifetime JPH0620239Y2 (ja)

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JP19598082U JPH0620239Y2 (ja) 1982-12-28 1982-12-28 デ−タ処理装置

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JP19598082U JPH0620239Y2 (ja) 1982-12-28 1982-12-28 デ−タ処理装置

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JPS59104299U JPS59104299U (ja) 1984-07-13
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0668515B2 (ja) * 1986-06-05 1994-08-31 日本電気株式会社 直流電圧検出回路
JP2569825B2 (ja) * 1989-09-07 1997-01-08 日本電気株式会社 Aーd変換回路

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JPS59104299U (ja) 1984-07-13

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