JP2562046Y2 - 平均化演算回路 - Google Patents

平均化演算回路

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JP2562046Y2
JP2562046Y2 JP3302990U JP3302990U JP2562046Y2 JP 2562046 Y2 JP2562046 Y2 JP 2562046Y2 JP 3302990 U JP3302990 U JP 3302990U JP 3302990 U JP3302990 U JP 3302990U JP 2562046 Y2 JP2562046 Y2 JP 2562046Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、演算回路に利用する。特に、指数化平均回
路を用いて平均化演算を行う回路に関し、被測定器の電
圧端および電流端に接続して電力測定する計器に応用す
ることができる。
ここで、平均化演算とは、二次の指数化平均演算をい
う。
〔概要〕
本考案は、指数化平均回路を用いて平均化演算を行う
演算回路において、 演算の前期に時定数の比較的小さい指数化平均回路を
用い、後期に時定数の比較的大きい指数化平均回路を用
いることにより、 確度の高い演算値を速やかに得ることができるように
したものである。
〔従来例〕
従来のこの種の演算回路では、サンプリング周波数に
対して入力信号の周波数が著しく低い場合に、時定数を
大きくしてリップル量を低減し、平均化演算の容易化を
図る方法が用いられる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、従来例回路で用いられる時定数を大きくして
リップル量を低減する方法は、第6図の曲線Bに示すよ
うに、第6図の曲線aに示す時定数の比較的小さい場合
に較べてサンプル数が多くなり、したがって、真値に到
達するまでの時間がかかる欠点と、演算回数が増えて演
算誤差が大きくなる欠点とがある。
本考案は、このような欠点を除去するもので、誤差の
少ない演算値が速やかに得られる指数化平均化演算回路
を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、時系列的に入力するアナログ信号をクロッ
ク信号によりサンプリングしてディジタル信号に変換す
るアナログ・ディジタル変換回路と、このアナログ・デ
ィジタル変換回路の出力を入力して時間経過にしたがっ
て第一の所定時間およびこれに続く第二の所定時間平均
化演算を行う比較的小さい時定数の第一の指数化平均回
路と、前記第二の所定時間にわたる前記第一の指数化平
均回路の平均値を演算する演算制御手段と、この演算制
御手段の出力する前記第二の所定時間にわたる前記第一
の指数化平均回路の平均値を初期値として入力し前記ア
ナログ・ディジタル変換回路の出力を時間経過にしたが
って平均化演算を行う比較的大きい時定数の第二の指数
化平均回路とを備えたことを特徴とする。
〔作用〕
時系列に入力するアナログ信号に対応するディジタル
信号は比較的小さい時定数の指数化平均回路でリップル
を含みながら比較的速やかに真値に漸近する。この後の
所定時間にわり、指数化平均回路の出力の平均値が求め
られ、2の平均値が比較的大きい寺定数の指数化平均回
路の初期値として与えられ、この指数化平均回路は起動
されリップル量の少ない状態でさらに真値に漸近する。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明する。
まず、この実施例の構成を第1図に基づき説明する。
この実施例は、第1図に示すように、時系列的に入力す
るアナログ信号の瞬時値をサンプリングしてディジタル
信号に変換するアナログ・ディジタル変換部1と、この
アナログ・ディジタル変換部1で変換されたディジタル
信号の平均化演算を行う信号処理部2とを備え、ここ
で、アナログ・ディジタル変換部1は、アナログ信号の
瞬時値をサンプリングして保持するサンプルホルダ11
と、サンプルホルダ11に保持されたアナログ信号の瞬時
値をディジタル信号に変換するアナログ・ディジタル変
換器12とを備え、また、信号処理部2は、比較的小さい
時定数の第一指数化平均回路21と、第一指数化平均回路
21の出力を演算しかつ制御する演算制御回路22と、比較
的大きい時定数の第二指数化平均回路23とを備える。
第2図は、この実施例の動作を示す説明図であり、横
軸に時間の経過を示し、縦軸に演算値を示す。
次に、この実施例の動作を第1図、第2図および第3
図と第4図とに示すフローチャートに基づき説明する。
アナログ・ディジタル変換部1でアナログ信号はディ
ジタル信号に変換され、このディジタル信号は第一指数
化平均回路21に供給される。この第一指数化平均回路21
の出力は第2図に示す第一の所定時間Aにわたり演算制
御回路22の制御により第二指数化平均回路23に供給され
ない。この第一の所定時間Aでは、指数化平均の時定数
が比較的小さいのでリップル量は多いが、真値に比較的
短時間に漸近する。次に、第2図に示す第二の所定時間
Bでは、第一指数化平均回路21からのリップルを含む値
の平均値が演算制御回路22で演算される。次に、第2図
に示す第三の所定時間Cでは、演算制御回路22で演算さ
れた平均値が第二指数化平均回路23にその初期値として
供給され、第二指数化平均回路23は演算制御回路22の指
令に応じて起動する。この第二の所定時間Bでは、指数
化平均の時定数が比較的大きいのでリップル量は少な
い。
さて、第一指数平均化回路21および第二指数化平均回
路23の平均化演算はディジタルフィルタによる二次の指
数化平均方式であり、第一指数化平均回路21および第二
指数化平均回路23での時間tまでに処理で得られる結果
y(n)は、 y(n)=y(n-1)+G×{y(n)′−y(n-1)} …(1) で表される。
ここで、この(1)式の処理をすることにより二次フ
ィルタ、後述の(2)式の処理を行うことで一次フィル
タとなる。
y(n-1):時間t−1までに処理された二次フイルタリン
グの結果 G:指数化定数 y(n)′:時間tまでに処理された一次フイルタリングの
結果であり、 y(n-1)′+G×{X(t)−y(n-1)′} …(2) に等しい X(t):時間tでサンプリングされた測定値 y(n-1)′:時間−tまでに処理された一次フイルタリン
グの結果 y(n-1)′:時間tまでに処理された一次フイルタリング
の結果 である。
ただし、第一指数化平均回路21での処理で使用される
指数化定数の値は第二指数化平均回路23での処理で使用
される指数化定数の値より大きい値である。
第2図に示す第一の所定時間Aは、第一指数化平均回
路21の指数化定数で決定される時間であり、第二の所定
時間Bは、入力信号の測定周波数の下限値で決定される
時間である。また、第三の所定時間Cは、入力信号の測
定周波数の下限値で決定される第二指数化平均回路23の
指数化定数で決定される時間である。
すなわち、フローチャートに示すステップS1では、第
一の所定時間Aにかかわるサンプリング回数nAと指数化
定数G1が設定され、ステップS2では、第二の所定時間B
にかかわるサンプリング回数nBが設定され、ステップS3
では、第二の所定時間Bにかかわる最大値と最小値が保
持され、ステップS4では、第二の所定時間Bにかかわる
最大値と最小値との平均値が演算され、ステップS5で
は、第三の所定時間Cにかかわるサンプリング回数nC
指数化定数G2および初期値が設定される。
本考案を電力計に適用した一実施例を第5図に示す。
この実施例では、電圧の瞬時値をv(t)とし、電流の
瞬時値をi(t)とすると、(1)式で示す指数化平均
演算式でのx(t)は、 x(t)=v(t)×i(t) になる。
〔考案の効果〕
本考案は、以上説明したように、時定数を比較的小さ
い指数化平均回路と時定数が比較的大きい指数化平均回
路とを時間帯(またはサンプリング回数)を決めて利用
するので、誤差の少ない演算値を速やかに得ることがで
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案実施例の構成を示すブロック構成図。 第2図は、本考案実施例の動作を示す説明図。第3図
は、本考案実施例の動作を示すフローチャート。 第4図は、本考案実施例の動作を示すフローチャート。 第5図は、本考案の応用例の構成を示すブロック構成
図。 第6図は、従来例の動作を示す説明図。 1…アナログ・ディジタル変換部、2…信号処理部、11
…サンプルホルダ、12…アナログ・ディジタル変換器、
21…第一指数化平均回路、22…演算制御回路、23…第二
指数化平均回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−141015(JP,A) 特開 昭63−288518(JP,A) 特開 昭56−150362(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】時系列的に入力するアナログ信号をクロッ
    ク信号によりサンプリングしてディジタル信号に変換す
    るアナログ・ディジタル変換回路と、 このアナログ・ディジタル変換回路の出力を入力して時
    間経過にしたがって第一の所定時間およびこれに続く第
    二の所定時間平均化演算を行う比較的小さい時定数の第
    一の指数化平均回路と、 前記第二の所定時間にわたる前記第一の指数化平均回路
    の平均値を演算する演算制御手段と、 この演算制御手段の出力する前記第二の所定時間にわた
    る前記第一の指数化平均回路の平均値を初期値として入
    力し前記アナログ・ディジタル変換回路の出力を時間経
    過にしたがって平均化演算を行う比較的大きい時定数の
    第二の指数化平均回路と を備えたことを特徴とする平均化演算回路。
JP3302990U 1990-03-29 1990-03-29 平均化演算回路 Expired - Lifetime JP2562046Y2 (ja)

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JPH03123275U JPH03123275U (ja) 1991-12-16
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JP6380797B2 (ja) * 2014-03-21 2018-08-29 日本精機株式会社 ヘッドアップディスプレイ装置

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