JP2625550B2 - エレベーターにおける荷重測定方法及び装置 - Google Patents

エレベーターにおける荷重測定方法及び装置

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JP2625550B2
JP2625550B2 JP1206584A JP20658489A JP2625550B2 JP 2625550 B2 JP2625550 B2 JP 2625550B2 JP 1206584 A JP1206584 A JP 1206584A JP 20658489 A JP20658489 A JP 20658489A JP 2625550 B2 JP2625550 B2 JP 2625550B2
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    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B1/00Control systems of elevators in general
    • B66B1/34Details, e.g. call counting devices, data transmission from car to control system, devices giving information to the control system
    • B66B1/3476Load weighing or car passenger counting devices
    • B66B1/3484Load weighing or car passenger counting devices using load cells

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、エレベーターにおける荷重測定方法及び
その装置に関し、特に、荷重実測値の補正を自動的に実
行することのできる方法及びその装置に関する。
[従来の技術] 本件出願人に付与された米国特許第4,330,836号にお
いて、エレベータにおける乗員荷重の測定方法が開示さ
れている。この米国特許において、乗員荷重(キャブ荷
重)の測定は種々の要因により不正確になりやすい旨指
摘されている。これらの要因としては、例えば、エレベ
ーター負荷時におけるキャブの変位を測定する装置内の
摩擦力、さらに、キャブとフォーストランスデューサ等
の荷重センサ間に配されるコネクティングパッドの弾性
変化等が挙げられる。また、本米国特許においては、エ
レベーターキャブ内における乗員の位置により、即ち、
荷重分布により荷重測定の正確さに変動が生じる旨の指
摘も為されている。本米国特許は、キャブフロアの下方
にフォーストランスデューサを配設する技術について開
示しており、この フォーストランスデューサにより改良されたキャップ荷
重測定が達成される。さらに、この米国特許において
は、キャブ荷重を、トランスデューサの出力信号を合算
した値の関数として定義する直線方程式により求めてい
る。乗員荷重、即ちキャブ荷重は、信号処理装置を用い
て、上記合算した実測値に利得係数を乗算し、この値に
オフセット値を加算することにより求められる。ここ
で、利得係数は、直線式の勾配を示し、オフセット値
は、キャブ内の乗員がゼロのときのトランスデューサ出
力の合算値(従って、理論的にはゼロである)を示して
いる。
本米国特許においては、さらに、上記オフセット値及
び利得係数をマニュアルで補正する方法が開示されてい
る。即ち、ポテンショメータを調整してトランスデュー
サからの出力信号の合算値がキャブ内の実際の荷重を示
すようにし、機械的処理により発生した測定誤差を除去
するようにしている。
本件出願人に付与された他の米国特許第4,305,495号
においては、ホール呼び及びカー呼びに対して複数のエ
レベーターカーの動作を適正に制御する、所謂グループ
制御について開示されている。本米国特許においては、
前記米国特許により決定されるキャブ荷重を一パラメー
タとして、マイクロプロセッサ等の高速信号処理装置に
より広範囲の演算処理を実行させることによりグループ
制御を行っている。即ち、センサーにより検出される諸
条件を示す信号を用いて、プロセッサにより各エレベー
ターカーの発進が制御されており、このようにして、グ
ループシステム全体の制御が最適に実行される。キャブ
荷重は、種々の条件設定に用いられるが、その一つに、
モータのブレーキが解除された後にエレベーターカーを
その位置に保持するために必要なモータへの駆動力を適
正に算出するためのパラメータとしての役割が挙げられ
る。
本件出願人に付与された他の米国特許第4,299,309号
においては、エレベーターキャブ内に乗員が存在しない
状態を判定するためのシステムが開示されている。即
ち、キャブ内に配置されるカー呼びボタン、ドア開閉ボ
タン、緊急停止ボタン等の乗員により作動されるスイッ
チの動作状態を監視することにより、キャブ内の乗員の
有無が判定されることとなる。上記スイッチの動作がな
い場合、キャブ内に乗員が存在しないという仮の判定が
まず為され、次いで、この状態が所定時間継続した場合
には、上記仮の判定が最終的なものとなる。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明の目的は、エレベーターにおける実際のキャブ
荷重(乗員荷重)を実測値の誤差を自動的に補正して求
めることのできる荷重測定方法及びその装置を提供する
ことにある。
[問題点を解決するための手段] 上記及び上記以外の目的を達成するために、本発明の
第一の構成によれば、エレベーターキャブ内の荷重を示
す信号(LWINPUT)をストアされた係数(LWGAIN)によ
り乗算し、この乗算値にストアされた値(LWOFFSET)を
加算してキャブ荷重信号を生起し、このキャブ荷重信号
により前記エレベーターキャブを駆動するモータに負荷
する駆動力を制御する、エレベーターにおける荷重測定
方法であって、 エレベーターキャブ内の乗員がゼロ状態であると判定
される第1の判定時においてLWOFFSETとしてストアされ
た第1の値を示す第1の信号を生起する工程と、 エレベーターキャブ内の乗員がゼロ状態であると判定
される第2の判定時においてLWINPUTを生起する工程
と、 前記第1の信号とLWINPUTとの差がストアされた第2
の値以下のときにLWINPUTの値を示す第3の値をLWOFFSE
Tとしてストアする工程と、 前記差が前記第2の値よりも大きいときに、ストアさ
れた第4の値により前記第1の値を増減調整して第5の
値を求め、この第5の値をLWOFFSETとしてストアする工
程とから構成される、エレベーターにおける荷重測定方
法が提供される。
本発明の第二の構成によれば、エレベーターのキャブ
内の荷重を示す信号(LWINPUT)をストアされた係数(L
WGAIN)により乗算し、この乗算値にストアされた値(L
WOFFSET)を加算してキャブ荷重信号を生起し、このキ
ャブ荷重信号により、前記キャブを有するエレベーター
カーに接続されるモータに負荷する駆動力を、前記エレ
ベーターカーに接続されるブレーキが解除された後に制
御するとともに、前記エレベーターが、前記エレベータ
ーカーの位置変化を示す位置信号を生起する手段と、モ
ータ位置の変化を示す速度信号を生起する手段とを有す
る、エレベーターにおける荷重測定方法であって、 (A)前記ブレーキの解除後に、前記速度信号により示
されるモータ位置の変化に応答して、前記モータの動作
方向を示すロールバック信号を生起する工程と、 (B)前記ブレーキ解除後における前記エレベーターカ
ーの位置変化を示すロールバック位置信号を、前記エレ
ベーターカーの位置変化の方向と前記モーターの動作方
向とが一致したときにストアする工程と、 (C)前記エレベーターカーを加速する加速信号が出力
されるまで前記工程(A)(B)を反復する工程と、 (D)前記ロールバック位置信号に応答してLWGAINを増
減補正する工程とから構成され、 これにより、次回のブレーキ解除後において前記モー
タに負荷される駆動力が変化して前記エレベーターカー
の位置変化量が減少される、エレベーターカーにおける
荷重測定方法が提供される。
尚、本発明の第三の構成によれば、上記第二の構成に
係る荷重測定方法に、 エレベーターキャブ内の乗員がゼロ状態であると判定
される第1の判定時において第1の値を示す第1の信号
をLWOFFSETとしてストアする工程と、 エレベーターキャブ内の乗員がゼロ状態であると判定
される第2の判定時においてLWINPUTを生起する工程
と、 前記第1の信号とLWINPUTとの差がストアされた第2
の値以下のときにLWINPUTをLWOFFSETとしてストアする
工程と、 前記差が前記第2の値よりも大きいときに、ストアさ
れた第3の値により前記第1の値を増減調整して第4の
値を求め、この第4の値をLWOFFSETとしてストアする工
程とが含まれる。
また、本発明の第四の構成によれば、上記第ニ又は第
三の構成に係る荷重測定方法に、前記エレベーターカー
の位置変化がストアされた第5の値以下であり、且つス
トアされた第6の値よりも大きいときに、第1の補正値
によりLWGAINを増減補正し、前記エレベーターカーの位
置変化が前記第5の値よりも大きいときに、前記第1の
補正値よりも大きい第2の補正値によりLWGAINを増減補
正する工程が含まれる。
本発明の第五の構成によれば、エレベーターカーと、
モータと、該モータへ負荷する駆動力を制御するととも
に、キャブ内の乗員がゼロ状態か否かの判定を行うコン
トローラと、該コントローラからの信号により前記エレ
ベーターカーが停止階床から発進するときに解除される
ブレーキと、前記エレベーターカーに接続されて該エレ
ベーターカーの位置を示す位置信号を生起するポジショ
ントランスデューサと、前記モータに接続されてモータ
速度信号を生起する速度トランスデューサと、前記キャ
ブ内の荷重値を示す第1の信号(LWINPUT)を生起する
荷重センサと、キャブ荷重をストアされた利得信号(LW
GAIN)と前記第1の信号との乗算値に荷重オフセット信
号(LWOFFSET)を加算して求める式に基づいて、前記第
1の信号から前記キャブ荷重を示す第2の信号を演算す
る信号処理手段とを有する、エレベーターにおける荷重
測定装置であって、前記信号処理手段が、 キャブ内における乗員がゼロ状態であると判定される
第1の判定時においてLWOFFSETとしてストアされた第1
の値を読み出す手段と、 キャブ内における乗員がゼロ状態であると判定される
第2の判定時において、LWOFFSETの値とLWINPUTの値と
の差がストアされた第2の値以下のときに、LWINPUTをL
WOFFSETとしてストアする手段と、 前記差が前記第2の値よりも大きいときに、ストアさ
れた第3の値によりLWOFFSETを増減調整する手段とから
構成される、エレベーターにおける荷重測定装置が提供
される。
尚、本発明の第六の構成によれば、エレベーターカー
と、モータと、該モータへ負荷する駆動力を制御すると
ともに、モータ加速信号を生起するコントローラと、該
コントローラからの信号により前記エレベーターカーが
停止階床から発進するときに解除されるブレーキと、前
記エレベーターカーに接続されて該エレベーターカーの
位置を示す位置信号を生起するポジショントランスデュ
ーサと、前記モータに接続されてモータ速度信号を生起
する速度トランスデューサと、エレベーターキャブ内の
荷重値を示す第1の信号(LWINPUT)を生起する荷重セ
ンサと、キャブ荷重をストアされた利得信号(LWGAIN)
と前記第1の信号との乗算値に荷重オフセット信号(LW
OFFSET)を加算して求める式に基づいて、前記第1の信
号から前記キャブ荷重を示す第2の信号を演算する信号
処理手段とを有する、エレベーターにおける荷重測定装
置であって、前記信号処理手段が、 前記ブレーキの解除後における前記モータの位置変化
を示す第3の信号を生起する手段と、 第1の停止階床において前記ブレーキの解除後前記モ
ータ加速信号が出力されるまでの間、前記エレベーター
カーの位置変化の大きさを示す第4の信号を連続して生
起する手段と、 前記モータの位置変化の方向と前記エレベーターカー
の位置変化の方向とが一致したときに、前記連続して生
起される第4の信号のうちより大きい値を有するものを
順次ストアする手段と、 前記モータ加速信号が生起されたときに、前記ストア
された第4の信号の値に応じてストアされたLWGAINを増
減補正して前記キャブ荷重を増減補正する手段とから構
成され、 これにより、次の停止階床において前記ブレーキが解
除された後における前記第4の信号の値が減少される、
エレベーターにおける荷重測定装置が提供される。
尚、本発明における第七の構成によれば、上記第六の
構成に係る荷重測定装置において、前記LWGAINを増減補
正してキャブ荷重を補正する手段が、前記ストアされた
第4の信号がストアされた第1の値以下であり、且つ、
ストアされた第2の値よりも大きいときに、ストアされ
た第1の補正値によりLWGAINを増減補正し、前記ストア
された第4の信号が前記第1の値よりも大きいときに、
前記第1の補正値よりも大きいストアされた第2の補正
値によりLWGAINを増減補正する手段とから構成される。
[作 用] 本発明においては、センサにより検出されるキャブ荷
重を示す信号(LWINPUT)をストアされた利得係数(LWG
AIN)により乗算し、これによりストアされた値(LWOFF
SET)を加算することによりキャブ荷重を求める方程式
を用い、センサにより検出される実測値に基づいてLWGA
IN及び/又はLWOFFSETを随時補正することにより、実測
値における誤差が最小にして実際のキャブ荷重値に相当
する補正荷重値が自動的に得られる。
[実施例] 以下に、本発明の実施例を添付図面を参照して説明す
る。
第1図において、グループを構成する2つのエレベー
ターカーシステム1,2には各々、複数の階床L1,L2,L3を
まかなうエレベーターカー3,4が配備されている。第1
図において示されるエレベーターシステムは、所謂トラ
クション型のエレベーターシステムであり、一機以上の
信号処理装置(コンピュータ)により、建屋内における
各エレベーターカーの動作制御並びにグループ制御が行
われる。トラクション型エレベーターであるため、各エ
レベーターカーには、ケーブル又はロープ5,6により接
続されるカウンタウエイト11,12が設けられている。ケ
ーブル5,6はシーブ7,8に巻装されており、シーブ7,8は
各々電動モータ(図示せず)により回転駆動される。
各エレベーターカー3,4には、キャブコントローラ34,
35及びポジショントランスデューサ(PPT)が配備され
ている。ケーブル13,14は、キャブコントローラ34,35と
カーコントローラ15,16間を結ぶ両方向信号通路を形成
している。この信号通路内を伝達される信号の1つにキ
ャブ荷重、即ち乗員荷重を示すLWINPUT信号がある。LWI
NPUT信号は、荷重センサ、即ち各エレベーターカーのキ
ャブの床下に配されるフォーストランスデューサ(TR)
からの荷重信号に応答して生起される。カーコントロー
ラ15,16は、グループコントローラ17に連結されてお
り、グループコントローラ17は、各カーコントローラ1
5,16を介してエレベーターカー3,4のグループ制御を行
う。このグループ制御については、前述の米国特許第4,
305,495号において詳細に開示されている。
各エレベーターカーには、前述のポジョントランスデ
ューサ(PPT)がメタルテープ又はケーブル29,30を介し
て接続されている。また、タコメータ(T)がシーブ7,
8に取り付けられており、シーブの回転により回転駆動
されてシーブ速度又はモータ速度(速さ及び方向)を示
すSP信号を発生する。一方、PPTは、昇降路内における
エレベーターカーの位置を示すPOS信号を発生する。カ
ーコントローラ15,16及びグループコントローラ17は、P
OS信号の瞬時値をストアし、これをホール呼びに対する
エレベーターカーの割りつけ優先順位を決定する際に要
求されるエレベーターカーの位置に関する情報として用
いる。同様に、SP信号もまたカーコントローラ及びグル
ープコントローラにより連続して監視されストアされ
る。本発明に係る補正ルーチンは、PPT及びタコメータ
(T)により連続的に得られる情報を用いて行われる。
ブレーキ(BR)は、エレベーターカーが階床において静
止しているときにシーブ7,8と係合してこれを制動し、
カーコントローラ15,16からのブレーキリフト信号(B
L)により上動してシーブへの制動を解除する。エレベ
ーターカーが停止階床から昇降するとき、ブレーキが解
除されると同時にモータに駆動力が負荷される。この駆
動力は、ブレーキを解除したときにエレベーターカーを
その位置に保持するためにモータに負荷されるものであ
り、エレベーターカーを加速するためのものではない。
次いで、カーコントローラからの加速指令信号により大
きな駆動力がモータに加えられ、エレベーターカーが加
速される。ブレーキの上動(LIFT)とエレベーターカー
の加速との間には短いインタバールがあり、この間には
本実施例に係る補正処理の一部が、上記モータ保持用駆
動力が過大又は過少な場合に生じるエレベーターカーの
変位動作を検出することに行われる。
ここで、ブレーキ解除後の上記モータ保持用駆動力
は、下記方程式(1)により決定される補正荷重値に比
例するものである。
(1)LW CORRECTED=LWGAIN x LWINPUT+LWOFFSET LW CORRECTEDは、本実施例により補正された後の乗
員荷重、即ちキャブ荷重であり、LWINPUTは、トランス
デューサ(TR)からの信号を合算した値であり、また、
LWOFFSETは、キャブ内に乗員がいないときのLWINPUTの
値である。尚、上記方程式の詳細については、前述の米
国特許第4,330,836号に開示されている。
以下において、上記方程式(1)に含まれるLWGAIN及
びLWOFFSETの補正処理について第2図に示すフローチャ
ートに基づいて説明する。
各カーコントローラ15,16は、補正処理開始のコマン
ドにより内蔵プログラムに従って後述のシーケンスを実
行する。また、キャブ内に乗員が存在しない状態の判定
は、前述の米国特許第4,305,495号に開示される方法に
より行われ、この状態が判定されたときは、フラグがセ
ットされる。以下において、「ロールバック」なる語
は、ブレーキが解除され且つモータに上記LW CORRECTE
Dに基づくモータ保持用駆動力が負荷された状態におけ
るエレベーターカーの位置の変化を意味するものとす
る。
上記保持用駆動力が過小のとき、即ち、LW CORRECTE
Dが過小のときにおいては、ロールバックは一の方向に
発生し、LW CORRECTEDが過大のときにおいては、ロー
ルバックは反対方向に発生する。ロールバックの方向
は、タコメータ(T)からのSP信号により検出され、ロ
ールバックの大きさは、POS信号における位置変化によ
り検出される。ケーブル5,6の弾性によりエレベーター
カーに振動が生じ、この振動により、エレベーターカー
の位置が上下に若干変位するが、この振動は、エレベー
ターカーに加速指令が入力される前に停止する。尚、当
該振動は、シーブには生じない。補正ルーチンにおい
て、シーブの回転動作とエレベーターカーの位置変化が
比較され、この比較においてエレベーターカーの位置変
化がシーブの回転動作と対応しないときには、当該エレ
ベーターカーの位置変化は、ロールバックにより生じた
ものではないと判断され無視される。ロールバックの検
出は加速指令が出力されるまで周期的に反復して行わ
れ、ロールバックの最大値がストアされる。ストアされ
たロールバック最大値に基づいてLWGAINが増減補正さ
れ、この補正値により、次の補正シーケンスにおいて、
即ちの次ブレーキ解除時において、ロールバックは減少
されることとなる。尚、LWOFFSETが過小のときにはモー
タ保持用駆動力も過小となり、従って、ブレーキが上動
解除されたときにエレベーターカーは下方に変位するこ
ととなる。ここで、LW CORRECTEDもまた上記モータ保
持用駆動力、即ちLW CORRECTEDに影響を与えるので、L
WGAINの補正は、LWOFFSETが許容範囲内にあるときのみ
行われるように構成される。LWOFFSETが上記許容範囲外
のときにおいては、ロールバックは検出されストアされ
るが、LWGAINの補正は行われない。
第2図において、LWGAIN及びLWOFFSETの補正ルーチン
は、まずステップS1に移行することにより開始される。
ステップS1において、加速指令がモータに対して出力さ
れたか否か、即ち、エレベーターカーが走行中又は走行
を開始しつつあるか否かが判定される。加速指令は、BL
信号によりブレーキが上動解除された後短いインターバ
ルをおいて出力される。このBL信号と同期して、理想的
にはブレーキ解除後にエレベーターカーをその位置に保
持するのに充分な駆動力をモータに付与するための保持
用駆動力信号が生起される。尚、補正ルーチンにおいて
は、モータに出力されるリレベリング信号もまた検出さ
れる。このリレベリング信号は、カーコントローラによ
り出力され、エレベーターカーの位置が階床レベルの上
下0.25インチの範囲を越えたときにエレベーターカーを
上下動させて位置調整するために用いられる。
ステップ1における結果が否定的であると、補正ルー
チンはステップS2に移行する。ステップS2において、図
示しないサブルーチンによりキャブ内に乗員がいないこ
とを示すフラグがセットされているか否かが判定され
る。尚、このサブルーチンとしては前述の米国特許第4,
299,309号に開示されているものを用いることが好まし
い。ステップS2における結果が肯定的であると、ステッ
プS3に移行してLWOFFSETの補正が行われる。尚、キャブ
内に乗員が存在しないことが検出されると、トランスデ
ューサ(TR)からの出力であるLWINPUTがストアされ
る。ステップS3においては、上記フラグがリセットされ
る。ステップS4において、ストアされたLWINPUTがLWINP
UTとして読み出され、ステップS5において、メモリ内に
ストアされている最新のLWOFFSETが読み出される。この
LWOFFSETは、前回の補正ルーチンにより決定された最新
の値である。ステップS6において、LWINPUTとLWOFFSET
との差が判定される。この差がストアしてある定数STEP
以上のときには、ステップS7において定数STEPがLWOFFS
ETに加算されストアされる。この加算されたLWOFFSETが
上述の方程式1におけるLWOFFSETとなる。ステップS8に
おいて、「無効」を示すフラグがセットされる。この無
効フラグは、後のルーチンにおいて用いられ、ステップ
S7において得られたLWOFFSETとLWINPUTとの差が許容範
囲内であることの判定が未だ為されていないことを示し
ている。即ち、この差が許容範囲外にあると、後のルー
チンにおけるLWGAINの補正において正確な補正値を得る
ことができない。
ステップS6において、LWINPUTとLWOFFSETとの差が定
数STEP未満のときには、ステップS9においてLWINPUT=L
WOFFSETと判定され、ステップS10におて「有効」を示す
フラグがセットされる。この有効フラグがセットされる
と、上記方程式1におけるLWOFFSETがロールバック測定
時において正しい値を示していると判定されることとな
り、LWGAINの補正ルーチンに移行することが可能とな
る。
このようにして、LWOFFSETの補正が為され、この結
果、LWOFFSETは現在のトランスデューサ出力、即ちLWIN
PUTと同値、又は、上記前回の補正ルーチンにより得ら
れたLWOFFSETプラス(又はマイナス)定数STEPの値(但
し、LWINPUTよりも小さい)となる。
ステップS11において、ブレーキが解除されているか
否かが判定される。即ち、ブレーキが上動され、エレベ
ータカーが加速を開始する状態である否かが判定され
る。ブレーキが未だON状態のとき、即ちBL信号が出力さ
れていないときには、ステップS12−S15において、後の
LWGAIN補正シーケンスにおいて用いられるパラメータの
初期設定が行われる。即ち、ステップS12において、現
在のエレベーターカーの位置を示すPOS信号がストアさ
れ、ステップS13において、加速信号フラグがOFFにセッ
トされる。また、ステップS14において、ロールバック
の方向がゼロにセットされ、ステップS15において、ロ
ールバックの大きさがゼロにセットされる。
ステップS15を経て、補正ルーチンは、ステップS1に
復帰し、ステップS11における結果が肯定的となるま
で、即ち、ブレーキが上動解除されるまでステップS15
からステップS1への復帰が反復される。ステップS11に
おける結果が肯定的であると、補正ルーチンはステップ
S16に移行し、ここで加速信号フラグがセットされてい
るか否かが判定される。この加速信号フラグは、エレベ
ーターカーを加速又はリレベリングするための加速信号
がカーコントローラから出力されたときにセットされ
る。尚、ブレーキが上動解除されたときには、モータと
エレベーターカーをその位置に保持するための駆動力を
付与するための信号が出力される。
ステップS16における結果が肯定的であると、補正ル
ーチンはステップS1に復帰し、ここで加速信号が出力さ
れているか否かが判定される。ステップS1における結果
が肯定的であると、補正ルーチンは後述のLWGAINの補正
シーケンスに移行し、ここでロールバックの方向及び大
きさをパラメータとしてLWGAINの補正が行われる。
一方、ステップS16における結果が否定的であると、
ステップS17に移行し、ここでエレベーターカーの速度
が判定される。この速度が所定値以上であるとステップ
S42において加速信号フラグがセットされ、補正ルーチ
ンはステップS1に復帰する。ステップS17における速度
が所定値未満の場合には、補正ルーチンはステップS18
に移行し、ここでロールバックの方向がゼロであるか否
かについて判定される。ロールバックの方向がゼロの場
合には、ステップS19を介してステップS1に復帰する。
ステップS18におけるロールバックの方向がゼロでない
場合には、補正ルーチンはステップS21に移行し、ここ
で、タコメータ(T)からのSP信号により検出されるロ
ールバックの方向と、POS信号により検出されるエレベ
ーターカーの位置変化とが同一方向であるが否かが判定
される。ステップS21における結果が否定的であると、
補正ルーチンはステップS1に復帰し、この結果、ステッ
プS15において初期設定されたロールバック=0はその
まま保持される。一方、ステップS21における結果が肯
定的であると、ステップS22に移行し、ここでロールバ
ックの方向及び大きさがストアされる。次いで、補正ル
ーチンはステップS1に復帰し、上記ロールバック検出シ
ーケンスが反復され、より大きなロールバックが検出さ
れたときにはその値がストアされる。
このようにして、ブレーキの上動解除から加速指令が
出力されるまでの間、ロールバックは周期的に反復検出
され、その間における最大値がストアされる。ブレーキ
の解除後、、エレベーターカーは上方又は下方にロール
バックを生起するが、この上下動作には前述の振動によ
るものも含まれている。従って、上記シーケンスの目的
は、ロールバックの最大値を検出するとともに、振動に
よるエレベータカーの上下動作を除外することに存す
る。
上記シーケンスの反復中にステップS1における結果が
肯定に転じると、補正ルーチンはステップS23に移行
し、ストアされたロールバックの方向及び大きさをパラ
メータとしてLWGAINの補正ルーチンが行われる。
一方、ステップS1における結果が未だ否定的である
と、ステップS2におけるフラグがステップS3においてリ
セットされているので、ステップS2における結果は否定
的となり、補正ルーチンはステップS20に移行する。こ
こで、上述の方程式(1)に基づいてLW CORRECTEDが
算出される。この演算は、前回の補正ルーチンにより得
られた最新のLWOFFSETに基づいて行われる。尚、LWGAIN
としては、現在ストアされている値が用いられる。LWGA
INの補正は、エレベーターカーの加速開始後に行われる
ので、この時点においては行われていない。
一方、ステップS1における結果が肯定的であると、ス
テップS23に移行し、ここで、ステップS10における有効
フラグがセットされているか否かが判定される。この有
効フラグは、前述のように、LWINPUT=LWOFFSETが満足
されているときにセットされる。ロールバックの検出に
基づくLWGAINの補正は、ストアされているLWOFFSETと実
測値であるLWINPUTとの差が許容範囲内にあるときにの
み実行される。例えば、ステップS6において、LWINPUT
とLWOFFSETとの差が定数STEP以上と判定されたときに
は、この差は部分的に除去されるにすぎず、LWOFFSETは
正しい値を示していないこととなる。従って、この状態
でLWGAINを補正した場合には、方程式(1)における正
しいLWGAIN、即ち、直線の勾配係数を得ることができな
いこととなる。
ステップS23における結果が肯定的である場合、補正
ルーチンはステップS24に移行する。ステップS24におい
ては、ステップS20において算出されたLW CORRECTEDの
値が所定最小値以上であるか否かが判定される。ステッ
プS24における結果が否定的であると、ストアされてい
るロールバックに関するデータは無視される。これは、
低荷重時、即ち、LW CORRECTEDの値が低いときには、
ロールバックに関するデータの信憑性が低いことに起因
する。本実施例においては、全許容荷重の60%の値をLW
CORRECTEDの最小値として設定しており、この値は、
主に朝のピーク時に生じる代表的な値である。
ステップS24における結果が肯定的であると、ステッ
プS25に移行し、ここで、ストアされているロールバッ
ク最大値が所定値(A)以上であるか否かが判定され
る。ステップS25における結果が肯定的であると、ステ
ップS44に移行し、高増量補正が指令される。次に、ス
テップS26において、ロールバック値が所定値(B)以
下であるか否かが判定される。ステップS26における結
果が肯定的であると、補正ルーチンは終了する。即ち、
LWGAINの補正は必要ないと判断されることとなる。一
方、ロールバック値が所定値(B)より高く、所定値
(A)より低いと判定されたときには、ステップS27に
おいて低増量補正が指令される。ステップS27又はステ
ップS44を経て補正ルーチンはステップS28に移行する。
ステップS28において、ロールバックの方向が判定さ
れ、ステップS14に示されるロールバックの方向が
「−」のときには、ステップS29に移行してLWGAINの増
量補正が実行される。一方、ステップS14に示されるロ
ールバックの方向が「+」のときには、ステップS30に
移行してLWGAINの減量補正が実行される。
ステップS40において補正されたLWGAINは、現在のLWG
AINに補正増量分又は補正減量分を加算したものとして
設定される。次いで、ステップS41においてステップS15
においてセットされたロールバックフラグがOFFにセッ
トされて補正ルーチンが終了する。補正されたLWGAIN
は、次回の補正ルーチンにおいて上述の方程式(1)に
おけるLWGAINとして用いられる。
上述のように、本実施例においては、最新のLWOFFSET
及びLWGAINを用いることにより実際の乗員荷重(キャブ
荷重)を算出することが可能である。尚、ロールバック
フラグが再度ステップS15においてセットされない限
り、LWGAINの補正ルーチンは行われない。このロールバ
ックフラグは、次の停止階床においてブレーキが上動解
除されたときにセットされる。
以上、本発明を実行するための一実施例を述べてきた
が、本発明はこれに限定されるものではなく、他の変更
例により実行することも可能である。例えば、第2図に
示すフローチャートを変更して用いることも可能である
し、他の荷重センサを用いることも可能である。さら
に、キャブ内に乗員がいないことを判定する方法として
は他の方法を用いることも可能であり、また、荷重測定
手段としてフォーストランスデューサ以外のものを用い
ることも可能である。さらにまた、上記方程式(1)を
さらに発展させることも可能であり、また、マイクロプ
ロセッサ以外にも、例えば、配線回路式の信号処理装置
(HARD WIRED SIGNAL PROCESSORS)等を用いることも可
能である。また、ロールバックの方向及び大きさを検出
するセンサーとして他のものをもちいることも可能であ
り、また、単一のコントローラにより制御を行うことも
可能である。要すれば、本発明は、本発明の要旨の範囲
に含まれる全ての変形、変更を含むものであって、従っ
て、特許請求の範囲に記載した要件を満足する全ての構
成は本発明に含まれるものである。
[効 果] 本発明においては、センサにより検出されるキャブ荷
重を示す信号(LWINPUT)をストアされた係数(LWGAI
N)により乗算し、これにストアされた値(LWOFFSET)
を加算することによりキャブ荷重を算出する方程式を用
いるとともに、センサにより検出される実測値に基づい
てLWGAIN及び/又はLWOFFSETを随時補正することが可能
であるため、実際のキャブ荷重値に相当する補正荷重値
を自動的に得ることが可能となり、モータに付与する駆
動力を適正に制御することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、複式グループエレベーターの機能説明図であ
り、第2図は、本発明の実施例に基づく信号処理シーケ
ンス、即ち、測定荷重値の補正ルーチンを示すフローチ
ャートである。 3,4……エレベーターカー 7,8……シーブ 11,12……カウンタウエイト 15,16……カーコントローラ 17……グループコントローラ 34,35……キャブコントローラ T……タコメータ PPT……ポジショントランスデューサ BR……ブレーキ BL……ブレーキリフト信号 TR……トランスデューサ

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エレベーターキャブ内の荷重を示す信号
    (LWINPUT)をストアされた係数(LWGAIN)により乗算
    し、この乗算値にストアされた値(LWOFFSET)を加算し
    てキャブ荷重信号を生起し、このキャブ荷重信号により
    前記エレベーターキャブを駆動するモータに負荷する駆
    動力を制御する、エレベーターにおける荷重測定方法で
    あって、 エレベーターキャブ内の乗員がゼロ状態であると判定さ
    れる第1の判定時においてLWOFFSETとしてストアされた
    第1の値を示す第1の信号を生起する工程と、 エレベーターキャブ内の乗員がゼロ状態であると判定さ
    れる第2の判定時においてLWINPUTを生起する工程と、 前記第1の信号とLWINPUTとの差がストアされた第2の
    値以下のときにLWINPUTの値を示す第3の値をLWOFFSET
    としてストアする工程と、 前記差が前記第2の値よりも大きいときに、ストアされ
    た第4の値により前記第1の値を増減調整して第5の値
    を求め、この第5の値をLWOFFSETとしてストアする工程
    とから構成されることを特徴とする、エレベーターにお
    ける荷重測定方法。
  2. 【請求項2】エレベーターのキャブ内の荷重を示す信号
    (LWINPUT)をストアされた係数(LWGAIN)により乗算
    し、この乗算値にストアされた値(LWOFFSET)を加算し
    てキャブ荷重信号を生起し、このキャブ荷重信号によ
    り、前記キャブを有するエレベーターカーに接続される
    モータに負荷する駆動力を、前記エレベーターカーに接
    続されるフレーキが解除された後に制御するとともに、
    前記エレベーターが、前記エレベーターカーの位置変化
    を示す位置信号を生起する手段と、モータ位置の変化を
    示す速度信号を生起する手段とを有する、エレベーター
    における荷重測定方法であって、 (A)前記ブレーキの解除後に、前記速度信号により示
    されるモータ位置の変化に応答して、前記モータの動作
    方向を示すロールバック信号を生起する工程と、 (B)前記ブレーキ解除後における前記エレベーターカ
    ーの位置変化を示すロールバック位置信号を、前記エレ
    ベーターカーの位置変化の方向と前記モータの動作方向
    とが一致したときにストアする工程と、 (C)前記エレベーターカーを加速する加速信号が出力
    されるまで前記工程(A)(B)を反復する工程と、 (D)前記ロールバック位置信号に応答してLWGAINを増
    減補正する工程とから構成され、 これにより、次回のブレーキ解除後において前記モータ
    に負荷される駆動力が変化して前記エレベーターカーの
    位置変化量が減少されることを特徴とする、エレベータ
    ーカーにおける荷重測定方法。
  3. 【請求項3】エレベーターキャブ内の乗員がゼロ状態で
    あると判定される第1の判定時において第1の値を示す
    第1の信号をLWOFFSETとしてストアする工程と、 エレベーターキャブ内の乗員がゼロ状態であると判定さ
    れる第2の判定時においてLWINPUTを生起する工程と、 前記第1の信号とLWINPUTとの差がストアされた第2の
    値以下のときにLWINPUTをLWOFFSETとしてストアする工
    程と、 前記差が前記第2の値よりも大きいときに、ストアされ
    た第3の値により前記第1の値を増減調整して第4の値
    を求め、この第4の値をLWOFFSETとしてストアする工程
    とを有することを特徴とする請求項2に記載の荷重測定
    方法。
  4. 【請求項4】前記エレベーターカーの位置変化がストア
    された第5の値以下であり、且つストアされた第6の値
    よりも大きいときに、第1の補正値によりLWGAINを増減
    補正し、前記エレベーターカーの位置変化が前記第5の
    値よりも大きいときに、前記第1の補正値よりも大きい
    第2の補正値によりLWGAINを増減補正する工程を有する
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の荷重測定方
    法。
  5. 【請求項5】エレベーターカーと、モータと、該モータ
    へ負荷する駆動力を制御するとともに、キャブ内の乗員
    がゼロ状態か否かの判定を行うコントローラと、該コン
    トローラからの信号により前記エレベーターカーが停止
    階床から発進するときに解除されるブレーキと、前記エ
    レベーターカーに接続されて該エレベーターカーの位置
    を示す位置信号を生起するポジショントランスデューサ
    と、前記モータに接続されてモータ速度信号を生起する
    速度トランスデューサと、前記キャブ内の荷重値を示す
    第1の信号(LWINPUT)を生起する荷重センサと、キャ
    ブ荷重をストアされた利得信号(LWGAIN)と前記第1の
    信号との乗算値に荷重オフセット信号(LWOFFSET)を加
    算して求める式に基づいて、前記第1の信号から前記キ
    ャブ荷重を示す第2の信号を演算する信号処理手段とを
    有する、エレベーターにおける荷重測定装置であって、
    前記信号処理手段が、 キャブ内における乗員がゼロ状態であると判定される第
    1の判定時においてLWOFFSETとしてストアされた第1の
    値を読み出す手段と、 キャブ内における乗員がゼロ状態であると判定される第
    2の判定時において、LWOFFSETの値とLWINPUTの値との
    差がストアされた第2の値以下のときに、LWINPUTをLWO
    FFSETとしてストアする手段と、 前記差が前記第2の値よりも大きいときに、ストアされ
    た第3の値によりLWOFFSETを増減調整する手段とから構
    成されることを特徴とする、エレベーターにおける荷重
    測定装置。
  6. 【請求項6】エレベーターカーと、モータと、該モータ
    へ負荷する駆動力を制御するとともに、モータ加速信号
    を生起するコントローラと、該コントローラからの信号
    により前記エレベーターカーが停止階床から発進すると
    きに解除されるブレーキと、前記エレベーターカーに接
    続されて該エレベーターカーの位置を示す位置信号を生
    起するポジショントランスデューサと、前記モータに接
    続されてモータ速度信号を生起する速度トランスデュー
    サと、エレベーターキャブ内の荷重値を示す第1の信号
    (LWINPUT)を生起する荷重センサと、キャブ荷重をス
    トアされた利得信号(LWGAIN)と前記第1の信号との乗
    算値に荷重オフセット信号(LWOFFSET)を加算して求め
    る式に基づいて、前記第1の信号から前記キャブ荷重を
    示す第2の信号を演算する信号処理手段とを有する、エ
    レベーターにおける荷重測定装置であって、前記信号処
    理手段が、 前記ブレーキの解除後における前記モータの位置変化を
    示す第3の信号を生起する手段と、 第1の停止階床において前記ブレーキの解除後前記モー
    タ加速信号が出力されるまでの間、前記エレベーターカ
    ーの位置変化の大きさを示す第4の信号を連続して生起
    する手段と、 前記モータの位置変化の方向と前記エレベーターカーの
    位置変化の方向とが一致したときに、前記連続して生起
    される第4の信号のうちより大きい値を有するものを順
    次ストアする手段と、 前記モータ加速信号が生起されたときに、前記ストアさ
    れた第4の信号の値に応じてストアされたLWGAINを増減
    補正して前記キャブ荷重を増減補正する手段とから構成
    され、 これにより、次の停止階床において前記ブレーキが解除
    された後における前記第4の信号の値が減少されること
    を特徴とする、エレベーターカーにおける荷重測定装
    置。
  7. 【請求項7】前記LWGAINを増減補正してキャブ荷重を補
    正する手段が、前記ストアされた第4の信号がストアさ
    れた第1の値以下であり、且つ、ストアされた第2の値
    よりも大きいときに、ストアされた第1の補正値により
    LWGAINを増減補正し、前記ストアされた第4の信号が前
    記第1の値よりも大きいときに、前記第1の補正値より
    も大きいストアされた第2の補正値によりLWGAINを増減
    補正する手段とから構成されることを特徴とする請求項
    6に記載の荷重測定装置。
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