JP3476699B2 - 電気車制御装置 - Google Patents
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Description
動される車両を電気ブレーキで停止させる電気車制御装
置に関するものである。
と空気ブレーキとが併用される。そして、車両の速度が
高い高速度域では電気ブレーキが作用し、低速度域にな
ると空気ブレーキに切り替えられて停止する。しかし、
電気ブレーキから空気ブレーキに切り替えられるときに
両ブレーキ間の応答速度差により、滑らかな切り替えが
難しく乗り心地に悪影響を及ぼすことがある。さらに、
空気ブレーキが作用時に摩耗するブレーキシューの保守
が面倒である。これらの問題を解決するために近年で
は、電気ブレーキだけで車両を停止させることが提案さ
れている。例えば、図9は平成10年度電気学会産業応
用部門全国大会講演予稿集の第257頁から第262頁
「零速までの電気鉄道車両用電気ブレーキ試験台試験」
に記載された従来の電気車制御装置の動作を示す説明図
である。
(図示せず)はベクトル制御されている。従って、誘導
電動機のトルク分電流と加減速度とは比例関係にある。
そこで、車両速度Vに示すように加減速度を一定にして
車両の速度を低下させる時間0〜t1 間の誘導電動機
の電流は、トルク分電流が一定となるようにトルク分電
流指令値Iq1 *により制御される。車両速度が減速
されて時間t1 で車両速度V1 に達すると、時間t
1 〜t3 の間はジャーク(加減速度の変化率)が一
定となるように停止位置(時間t3 )に向かってトル
クを徐々に小さくしていくトルク絞り込み制御が行われ
る。そして、車両速度が零になるようなトルク分電流指
令値Iq2 *により制御が行われる。又、車両速度を
検出する速度センサは低速度域での分解能に問題がある
ので、図9に示すように車両速度が零近傍の速度V2
以下になる時間t2 以降では推定値が使用される。こ
の場合、速度V1 からV2 までの減速度が維持され
たと推定することにより車両速度の演算が行われる。以
上のように、誘導電動機を制御することにより車両速度
が零になるまで電気ブレーキのみで車両を停止させるこ
とができる。
は以上のように構成されているので、車両速度がV1に
達するとジャークが一定になるようにトルク絞り込み制
御が行われるため、車両速度がV1 に達した時点の減
速度により停止までの移動距離が変化し、所定の停止位
置に停止させることが困難であるという問題点があっ
た。さらに、電気ブレーキで停止した後の空気ブレーキ
への切替についてついては、具体案が示されていないと
いう問題点があった。この発明は以上のような問題点を
解消するためになされたもので、車両速度が零になるま
で電気ブレーキのみを作用させて所定の停止位置に停止
させることができる電気車制御装置を提供することを目
的とするものである。さらに、停止後に電気ブレーキか
ら空気ブレーキへ切り替えるようにした電気車制御装置
を提供することを目的とするものである。
制御装置は、定点通過信号を受信した時点の減速度、走
行抵抗及び車両速度を演算して所定の停止位置に停止す
るまでの停止時間を求めて停止時間経過後に車両停止信
号を出力すると共に、求めた停止時間で停止位置に停止
させる減速度を演算し、さらに停止位置に停止させる減
速度を実現させるための停止トルクパターンを演算し、
停止トルクパターンを電力変換装置に指令する停止トル
クパターン発生器と、車両停止信号が入力されると指令
されたブレーキシリンダ圧力信号に基づいてブレーキシ
リンダの圧力を増加させる空気ブレーキ制御手段と、ブ
レーキシリンダの圧力が所定の圧力に達すると電力変換
装置による電気ブレーキを停止させる電気ブレーキ停止
信号を出力する電気ブレーキ停止信号発生器とを備えた
ものである。
速度、走行抵抗及び車両速度を演算して所定の停止位置
に停止するまでの停止時間を求めて停止時間経過後に車
両停止信号を出力すると共に、求めた停止時間で停止位
置に停止させる減速度を演算し、さらに停止位置に停止
させる減速度を実現させるための停止トルクパターンを
演算し、停止トルクパターンを電力変換装置に指令する
停止トルクパターン発生器と、車両停止信号が入力され
ると指令されたブレーキシリンダ圧力信号に基づいてブ
レーキシリンダの圧力を増加させる空気ブレーキ制御手
段と、車両停止信号が出力されてから所定の時間が経過
すると電力変換装置による電気ブレーキを停止させる電
気ブレーキ停止信号を出力する電気ブレーキ停止信号発
生器とを備えたものである。
構成図である。図1において、1は車両を駆動する誘導
電動機、2は誘導電動機1を制御する電力変換装置で、
誘導電動機1の2次磁束パターンΦ2 *、後述の車両
速度V及びトルクパターンTqr*に基づいて誘導電動
機1をベクトル制御する。3は誘導電動機1の回転数を
検出する回転数検出器、4は速度演算器で、回転数検出
器3により検出された誘導電動機1の回転数に基づいて
車両速度Vを演算する。5は定点通過検知器で、車両が
所定の定点を通過したときに定点通過信号Cpとして
「1」を出力し、所定の定点を通過するまでは「0」を
出力する。6は車両速度V、定点通過信号Cp及び後述
のトルクパターンTqr*が入力される停止トルクパタ
ーン発生器で、車両を電気ブレーキのみで所定の停止位
置に停止させる停止トルクパターンTqs*及び切替信
号Ctを出力する。なお、切替信号Ctは定点通過信号
Cpが「0」のとき「0」、「1」のとき「1」が出力
される。7はパターン切替器で、切替信号Ctが「0」
のときに運転士又は自動列車運転装置等のブレーキ系か
ら指令される指令トルクパターンTq*をトルクパター
ンTqr*として電力変換装置2へ入力し、切替信号C
tが「1」のときに停止トルクパターンTqs*をトル
クパターンTqr*として電力変換装置2へ入力する。
動作を説明するタイムチャートである。図1及び図2に
おいて、車両が定点を通過するまでは定点通過信号Cp
は図2(a)に示すように「0」である。そして、車両
は定点通過までは図2(b)に示すようにトルク一定の
指令トルクパターンTq*により制御が行われている。
トルク一定制御により図2(c)に示すように車両が減
速度一定の電気ブレーキで減速される。この状態で定点
を通過するまでは、図2(d)に示すように切替信号C
tが「0」である。この場合、トルクパターンTqr*
は図2(e)に示すようにブレーキ系から指令された減
速度一定の指令トルクパターンTq*が選択されてい
る。従って、電力変換装置2はブレーキ系から指令され
た指令トルクパターンTq*により誘導電動機1のベク
トル制御をしている。その後、車両が定点を通過すると
図2(a)に示すように定点通過信号Cpが「1」にな
るので、停止トルクパターン発生器6において演算され
た停止トルクパターンTqs*が出力される(図2
(f)参照)と共に、図2(d)に示すように切替信号
Ctの「1」が出力される。
より、パターン切替器7が動作して図2(e)に示すよ
うに停止トルクパターンTqs*が選択される。これに
より、停止トルクパターンTqs*がトルクパターンT
qr*として電力変換装置2に指令される。ここで、停
止トルクパターンTqs*の作成について説明する。回
転数検出器3で検出された誘導電動機1の回転数、誘導
電動機1と車輪との間の歯車比G及び車輪の半径とによ
り速度演算器4において車両の速度vを演算する。次に
停止トルクパターン発生器6で車両の速度vに基づいて
所定のサンプル時間Ts間の減速度β(n)を式(1)
により演算する。さらに、車両が定点を通過するまでに
トルクパターンTqr*、誘導電動機1が駆動する車輪
が負担する車両重量M、車輪の半径r及び歯車比Gとに
より車両の走行抵抗Trを式(2)により演算する。n
は整数である。
「1」になると、その時点における式(1)(2)の減
速度の初期値をβ0 及び走行抵抗の初期値をTr0
とする。又、定点通過信号Cpが「1」になったときの
車両速度の初期値をv0 とする。さらに、定点通過信
号Cpを受信した定点から所定の停止位置までの残り距
離の初期値をx0 とする。なお、残り距離x0 は定
点通過信号Cpと共に受信するか、または定点通過信号
Cpと対応して車上に記憶されている。これらの各初期
値を設定した上でジャーク(減速度の変化率)j(t)
を式(3)に示すように、定点通過後の経過時間tの関
数として与える(図2(g)参照)。そして、式(3)
を演算することにより減速度β(t)、車両の速度v
(t)及び車両の停止位置までの残り距離x(t)は、
式(4)から式(6)のように表すことができる(図2
(h)(i)(j)参照)。 j(t)=k1 +2・k2・t ・・・(3) β(t)=β0 +k1 ・t+k2 ・t2 ・・・(4) v(t)=v0 +β0 ・t+k1 ・t2 /2+k2・t3/3・・・(5) x(t)=x0 +v0 ・t+β0 ・t2 /2 +k1 ・t3/6+k2 ・t4/12 ・・・(6) 車両が定点通過信号Cpを受信してから残り距離x0
を進んで所定の停止位置で停止する条件として、残り距
離x0 を進んだときの速度及び減速度を零としてk1
、k2 を求めると式(7)(8)となる。さらに、
残り距離x0を進むまでの経過時間t0 は式(9)に
より求められる。なお、式(9)は初期条件によっては
平方根内が負になる。この場合は、定点通過信号Cpを
受信したときから停止位置までの経過時間t0 を式
(10)により求める。そして、経過時間t0 を用い
てk1 ,k2 を求める。この場合、通過信号Cpを
受信した地点から停止位置までの移動距離Xは式(1
1)で表され、減速度の初期値β0 に依存して変化す
る。
k2 を用いて式(4)から車両を残り距離x0 の所
定の停止位置に停止させるための減速度β(t)を演算
する。さらに、減速度β(t)を実現させるために式
(2)と同様の関係式で走行抵抗Tr0 として、必要
なトルクを式(12)により演算する。そして、式(1
2)で演算されたトルクTq(t)が停止トルクパター
ン発生器6から図2(f)に示すように停止トルクパタ
ーンTqs*として出力される。
信号Ctの「1」が出力されることにより、パターン切
替器7が停止トルクパターンTqs*を選択して、電力
変換装置2へ停止トルクパターンTqs*が指令され
る。定点通過信号Cpを受信した以後は、電力変換装置
2がトルクパターンTqs*により図2(c)に示すよ
うに誘導電動機1のベクトル制御を行い、所定の停止位
置で車両を停止させる。なお、定点を通過して時間t0
が経過後にトルクTq(t0 )を出力して空気ブレ
ーキに切り替える。以上のように、停止トルクパターン
発生器6において定点通過信号Cpを受信した時点の減
速度、走行抵抗及び車両速度を演算して所定の停止位置
に停止するまでの停止時間を求め、求められた停止時間
で停止位置に停止させるための減速度を演算し、さらに
停止位置に停止させるための減速度を実現させるための
停止トルクパターンを演算する。そして、演算された停
止トルクパターンを電力変換装置2に指令して誘導電動
機1をベクトル制御することにより、車両速度が零にな
るまで電気ブレーキのみを作用させて所定の停止位置に
停止させることができる。
ある。図3において、1〜3,5,7は参考例1のもの
と同様のものである。8は後述の速度演算器9からの車
両速度v、定点通過信号Cp及びトルクパターンTqr
*が入力される停止トルクパターン発生器で、車両を電
気ブレーキのみで所定の停止位置に停止させる停止トル
クパターンTqr*と、切替信号Ctと、停止位置近傍
の低速度域における車両速度v(t)を演算して出力す
る。9は速度演算器で、回転数検出器3により検出され
た誘導電動機1の回転数に基づいて車両速度vを演算す
る。さらに、速度演算器9は停止位置近傍の低速度域で
は停止トルクパターン発生器8から入力された車両速度
v(t)をv=v(t)として出力する。
動作を説明するタイムチャートである。図3及び図4に
おいて、図4(c)に示すように車両が電気ブレーキで
減速されて速度v1 及び時間t1 で定点を通過する
までは図4(a)に示すように切替信号Ctが「0」で
ある。この場合、実施の形態1と同様にトルクパターン
Tqr*は図4(e)に示すようにブレーキ系から指令
された指令トルクパターンTqr*が選択されている。
そして、車両が時間t1 で定点を通過して定点通過信
号Cpが「1」になると、図4(e)に示すように停止
トルクパターンTqs*が選択される。なお、停止トル
クパターンTqs*は実施の形態1と同様に式(10)
で演算されたTq(t)で与えられる。この時点では車
両速度vは回転数検知器3により検出された誘導電動機
1の回転数に基づいて演算された値が使用されている。
車両が停止トルクパターンTqs*により減速されて時
間t2 において停止位置近傍の低速度域である車両速
度がv2 に達すると、速度演算器9は停止トルクパタ
ーン発生器8で式(5)及びk1 ,k2 により演算
した車両速度v(t)を車両速度vとして出力する。
8において定点通過信号Cpの「1」を受信した時点の
減速度、走行抵抗及び車両速度を演算して所定の位置に
停止するまでの時間を求め、求められた停止時間が停止
位置に停止させるための減速度を演算する。そして、停
止位置に停止させるための減速度を実現させるための停
止トルクパターンを演算して電力変換装置2に指令する
ことにより、誘導電動機1をベクトル制御して車両速度
が零になるまで電気ブレーキのみを作用させて所定の位
置に停止させることができる。さらに、停止位置近傍の
低速度域では式(5)により算出された車両速度v
(t)を車両速度vとして使用することにより、回転数
検出器3の分解能に影響されることなく車両速度の検出
が困難な低速度域においても、電気ブレーキのみを作用
させて所定の停止位置に精度よく停止させることができ
る。
構成図である。図5において、1,3〜5は参考例1の
ものと同様のものである。10は誘導電動機1を制御す
る電力変換装置で、誘導電動機1の2次磁束パターンΦ
2 *、後述の車両速度及びトルクパターンTqr*に
基づいて誘導電動機1をベクトル制御する。さらに、電
力変換装置10は後述の電気ブレーキ停止信号CEBに
より電気ブレーキ制御を停止する。11は車両速度V、
定点通過信号Cp及び後述のトルクパターンTqr*が
入力される停止トルクパターン発生器で、車両を電気ブ
レーキのみで所定の停止位置に停止させる停止トルクパ
ターンTqs*及び切替信号Ctを出力する。ここで、
停止トルクパターンTqs*は参考例1で示した式(1
2)により停止トルクパターン発生器11において演算
される。また、切替信号Ctは定点通過信号Cpが
「0」のとき「0」、「1」のとき「1」が出力され
る。なお、定点通過信号Cpは車両が定点を通過したと
き「1」が出力される。
定点通過信号Cpが「1」になった時点から時間t0
が経過すると、車両が停止したものとして車両停止信号
CSpの「1」を出力する。12はパターン切替器で、
切替信号Ctが「0」のときに運転士又は自動列車運転
装置等のブレーキ系から指令される指令トルクパターン
Tq*をトルクパターンTqr*として電力変換装置1
0へ入力し、切替信号Ctが「1」のときに停止トルク
パターンTqs*をトルクパターンTqr*として電力
変換装置10へ入力する。13は空気ブレーキ系から指
令されたブレーキシリンダ圧力指令信号BC*と車両停
止信号CSpとが入力される空気ブレーキ制御手段で、
車両停止信号CSpの「1」が入力されると同時に後述
のブレーキシリンダ14の空気圧BCを目標のブレーキ
シリンダ圧力指令信号BC*に向けて増加させる。14
はブレーキシリンダで、空気圧BCにより後述のブレー
キシューを押圧する。15はブレーキシューで、ブレー
キシリンダ14の押圧力により車輪(図示せず〕に押圧
されて車両に空気ブレーキが作用する。16はブレーキ
シリンダ圧力指令信号BC*と空気圧BCとが入力され
る電気ブレーキ停止信号発生器で、ブレーキシリンダ圧
力指令信号BC*に対して空気圧BCが所定の値に達す
ると電気ブレーキ停止信号CEBを出力する。
説明するタイムチャートである。図5及び図6におい
て、車両が定点を通過するまでは定点通過信号Cpは図
6(a)に示すように「0」である。そして、車両は定
点通過までは図6(b)に示すようにトルク一定の指令
トルクパターンTq*によりベクトル制御が行われてい
る。トルク一定制御により図6(c)に示すように車両
が減速度一定の電気ブレーキで減速される。この状態で
定点を通過するまでは図6(d)に示すように切替信号
Ctが「0」である。この場合、トルクパターンTqr
*は図6(e)に示すようにブレーキ系から指令された
減速度一定の指令トルクパターンTq*が選択されてい
る。従って、電力変換装置10はブレーキ系から指令さ
れた指令トルクパターンTq*により誘導電動機1のベ
クトル制御をしている。その後、車両が定点を通過する
と図6(a)に示すように定点通過信号Cpが「1」に
なるので、停止トルクパターン発生器11において演算
された停止トルクパターンTqs*が出力される(図6
(f)参照)と共に、図6(d)に示すように切替信号
Ctの「1」が出力される。切替信号Ctの「1」が出
力されることにより、パターン切替器12が動作して図
6(e)に示すように停止トルクパターンTqs*が選
択される。これにより、停止トルクパターンTqs*が
トルクパターンTqr*として電力変換装置10に指令
される。
換装置10がトルクパターンTqs*により図6(c)
に示すように誘導電動機1のベクトル制御を行う。そし
て、定点通過信号Cpを受信してから時間t0 後に所
定の停止位置に車両が停止したものとして、停止トルク
パターン発生器11から時間t0 におけるトルクパタ
ーンTq(t0 )が出力されると共に、図6(g)に
示されるように車両停止信号CSpの「1」が出力され
る。空気ブレーキ制御手段13に車両停止信号CSpが
入力されると、ブレーキシリンダ圧力指令信号BC*に
よりブレーキシリンダ14の空気圧BCが上げられる。
ブレーキシリンダ14の空気圧BCが上昇されることに
よりブレーキシュー15が車輪(図示せず)に押圧され
て空気ブレーキが作用する。そして、ブレーキシリンダ
14の空気圧BCが図6(h)に示すように所定の空気
圧RBCに達すると、図6(i)に示すように電気ブレ
ーキ停止信号発生器6から電気ブレーキ停止信号CEB
の「1」が出力される。なお、電気ブレーキ停止信号C
EBは空気ブレーキのみで車両の停止状態が保持できる
空気圧BCに達したときに出力されるように設定されて
いる。電気ブレーキ停止信号CEBの「1」が電力変換
装置10へ入力されると、電力変換装置10は電気ブレ
ーキ制御を停止させる。
気ブレーキで車両を停止させ、車両停止信号CSpが入
力されるとブレーキシリンダ圧力指令信号BC*に基づ
いてブレーキシリンダ14の圧力を増加させ、ブレーキ
シリンダ14の圧力が所定の圧力に達すると電気ブレー
キ停止信号発生器16から電気ブレーキ停止信号CEB
を出力して、車両の停止後に電気ブレーキから空気ブレ
ーキへ切り替えるので、乗り心地に支障を与えるのを防
止することができる。上記実施の形態1において電気ブ
レーキ停止信号発生器16でブレーキシリンダ圧力指令
信号BC*と空気圧BCとを比較するものについて説明
したが、電気ブレーキ停止信号発生器18に設定したし
きい値と空気圧BCとを比較するようにしても同様の効
果を期待することができる。
構成図である。図7において、1,3〜5は参考例1の
ものと同様のものであり、10〜15は実施の形態1の
ものと同様のものである。17は車両停止信号CSpが
入力される電気ブレーキ停止信号発生器で、車両停止信
号CSpの「1」が出力されてからの経過時間を計測
し、所定の時間t1 に達すると電気ブレーキ停止信号
CEBの「1」を出力する。そして、電気ブレーキ停止
信号CEBは電力変換装置10へ入力される。
説明するタイムチャートである。図7及び図8におい
て、車両が定点を通過するまでは定点通過信号Cpは図
8(a)に示すように「0」である。そして、車両は定
点通過までは図8(b)に示すようにトルク一定の指令
トルクパターンTq*によりベクトル制御が行われてい
る。トルク一定制御により図8(c)に示すように車両
が減速度一定の電気ブレーキで減速される。この状態で
定点を通過するまでは図8(d)に示すように切替信号
Ctが「0」である。この場合、トルクパターンTqr
*は図8(e)に示すようにブレーキ系から指令された
減速度一定の指令トルクパターンTq*が選択されてい
る。従って、電力変換装置10はブレーキ系から指令さ
れた指令トルクパターンTq*により誘導電動機1のベ
クトル制御をしている。その後、車両が定点を通過する
と図8(a)に示すように定点通過信号Cpが「1」に
なるので、停止トルクパターン発生器11において演算
された停止トルクパターンTqs*が出力される(図8
(f)参照)と共に、図8(d)に示すように切替信号
Ctの「1」が出力される。切替信号Ctの「1」が出
力されることにより、パターン切替器12が動作して図
8(e)に示すように停止トルクパターンTqs*が選
択される。これにより、停止トルクパターンTqs*が
トルクパターンTqr*として電力変換装置10に指令
される。
は、電力変換装置10がトルクパターンTqs*により
図8(c)に示すように誘導電動機1のベクトル制御を
行う。そして、定点通過信号Cpを受信してから時間t
0 後に所定の停止位置に車両が停止したものとして、
停止トルクパターン発生器11から時間t0 における
トルクパターンTq(t0 )が出力されると共に、図
8(g)に示されるように車両停止信号CSpの「1」
が出力される。空気ブレーキ制御手段13に車両停止信
号CSpの「1」が入力されると、ブレーキシリンダ圧
力指令信号BC*によりブレーキシリンダ14の空気圧
BCが上げられる。ブレーキシリンダ14の空気圧BC
が上昇されることによりブレーキシュー15が車輪(図
示せず)に押圧されて空気ブレーキが作用する。
力されてからの経過時間を電気ブレーキ停止信号発生器
17で計測し、所定の時間t1 に達すると電気ブレー
キ停止信号CEBの「1」を出力する。ブレーキ停止信
号CEBの「1」が電力変換装置10へ入力されると、
電力変換装置10は電気ブレーキ制御を停止させる。こ
のとき、ブレーキシリンダ圧力指令信号BC*により立
ち上げられたブレーキシリンダ14の空気圧BCは、空
気ブレーキのみで車両の停止状態が保持できる空気圧B
Cに達するように設定されている。以上のように、車両
が停止して車両停止信号CSpが出力されるとブレーキ
シリンダ圧力指令信号BC*に基づいてブレーキシリン
ダ14の圧力を増加させると共に、車両停止信号CSp
が出力されてから所定の時間t1 が経過するとブレー
キ停止信号CEBにより電力変換装置10による電気ブ
レーキを停止させるので、乗り心地に支障を与えるのを
防止することができる。
おいて、減速度β(n)は式(1)により演算するもの
について説明したが、加速度計等で直接検出するように
しても同様の効果を期待することができる。また、走行
抵抗Trを式(2)により演算するものについて説明し
たが、車両の線路上の位置と対応した走行抵抗のデータ
を、予め車上に記憶しておくようにしても同様の効果を
期待することができる。さらに、停止位置近傍の低速度
域では式(5)により算出された車両速度v(t)を車
両速度vとして使用することにより、回転数検出器3の
分解能に影響されることなく車両速度の検出が困難な低
速度域においても、電気ブレーキのみを作用させて所定
の停止位置に精度よく停止させることができる。
発生器において定点通過信号を受信した時点の減速度、
走行抵抗及び車両速度を演算して所定の停止位置に停止
するまでの停止時間を求め、求められた停止時間で停止
位置に停止させるための減速度を演算し、さらに停止位
置に停止させるための減速度を実現させるための停止ト
ルクパターンを演算し、演算された停止トルクパターン
を電力変換装置に指令して誘導電動機をベクトル制御す
ることにより、車両速度が零になるまで電気ブレーキの
みを作用させて所定の停止位置に停止させることができ
る。また、電力変換装置により電気ブレーキで車両を停
止させ、車両停止信号が入力されるとブレーキシリンダ
圧力指令信号に基づいてブレーキシリンダの圧力を増加
させ、ブレーキシリンダの圧力が所定の圧力に達すると
電気ブレーキ停止信号発生器から電気ブレーキ停止信号
を出力して、車両の停止後に電気ブレーキから空気ブレ
ーキへ切り替えるので、乗り心地に支障を与えるのを防
止することができる。
力されるとブレーキシリンダ圧力指令信号に基づいてブ
レーキシリンダの圧力を増加させると共に、車両停止信
号が出力されてから所定の時間 が経過するとブレー
キ停止信号により電力変換装置による電気ブレーキを停
止させるので、乗り心地に支障を与えるのを防止するこ
とができる。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
ある。
止トルクパターン発生器、11 停止トルクパターン発
生器、13 空気ブレーキ制御手段、14 ブレーキシ
リンダ、16,17 電気ブレーキ停止信号発生器。
Claims (2)
- 【請求項1】 車両を駆動する誘導電動機を電力変換装
置によりベクトル制御するようにした電気車制御装置に
おいて、定点通過信号を受信した時点の減速度、走行抵
抗及び車両速度を演算して所定の停止位置に停止するま
での停止時間を求めて上記停止時間経過後に車両停止信
号を出力すると共に、上記停止時間で上記停止位置に停
止させる減速度を演算し、さらに上記停止位置に停止さ
せる減速度を実現させるための停止トルクパターンを演
算し、上記停止トルクパターンを上記電力変換装置に指
令する停止トルクパターン発生器と、上記車両停止信号
が入力されると指令されたブレーキシリンダ圧力信号に
基づいてブレーキシリンダの圧力を増加させる空気ブレ
ーキ制御手段と、上記ブレーキシリンダの圧力が所定の
圧力に達すると上記電力変換装置による電気ブレーキを
停止させる電気ブレーキ停止信号を出力する電気ブレー
キ停止信号発生器とを備えたことを特徴とする電気車制
御装置。 - 【請求項2】 車両を駆動する誘導電動機を電力変換装
置によりベクトル制御するようにした電気車制御装置に
おいて、定点通過信号を受信した時点の減速度、走行抵
抗及び車両速度を演算して所定の停止位置に停止するま
での停止時間を求めて上記停止時間経過後に車両停止信
号を出力すると共に、上記停止時間で上記停止位置に停
止させる減速度を演算し、さらに上記停止位置に停止さ
せる減速度を実現させるための停止トルクパターンを演
算し、上記停止トルクパターンを上記電力変換装置に指
令する停止トルクパターン発生器と、上記車両停止信号
が入力されると指令されたブレーキシリンダ圧力信号に
基づいてブレーキシリンダの圧力を増加させる空気ブレ
ーキ制御手段と、上記車両停止信号が出力されてから所
定の時間が経過すると上記電力変換装置による電気ブレ
ーキを停止させる電気ブレーキ停止信号を出力する電気
ブレーキ停止信号発生器とを備えたことを特徴とする電
気車制御装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP03824699A JP3476699B2 (ja) | 1998-12-25 | 1999-02-17 | 電気車制御装置 |
Applications Claiming Priority (3)
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---|---|---|---|
JP10-368851 | 1998-12-25 | ||
JP36885198 | 1998-12-25 | ||
JP03824699A JP3476699B2 (ja) | 1998-12-25 | 1999-02-17 | 電気車制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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1999
- 1999-02-17 JP JP03824699A patent/JP3476699B2/ja not_active Expired - Fee Related
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