JP2625432B2 - 自動二輪車のタンクレールカバー取付構造 - Google Patents

自動二輪車のタンクレールカバー取付構造

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JP2625432B2 JP62162465A JP16246587A JP2625432B2 JP 2625432 B2 JP2625432 B2 JP 2625432B2 JP 62162465 A JP62162465 A JP 62162465A JP 16246587 A JP16246587 A JP 16246587A JP 2625432 B2 JP2625432 B2 JP 2625432B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、バックボーンタイプの車体フレームを備え
た自動二輪車のタンクレールカバー取付構造に関する。
(従来の技術) 自動二輪車の中には、ヘッドパイプから後方へ延出す
るタンクレールに車幅方向の隙間をもって燃料タンクを
支持せしめるものがあるが、特にホイールベースが長い
ものにあっては、ヘッドパイプと燃料タンクとの間にタ
ンクレールが露出することとなる。
(発明が解決しようとする問題点) 上記のようにタンクレールが露出すると、該タンクレ
ールとこれに沿う電気配線(ワイヤーハーネス)類が共
に外部から見えて外観性が損われるという問題がある。
そこで、タンクレールの露出する部分をタンクレール
カバーにて被うことが考えられるが、該タンクレールカ
バーの取付上の問題、例えば取付ビスが外部に露出して
美感を損ねるとか、当該タンクレールカバーと燃料タン
クとが干渉するという問題が新に生ずる。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的
とする処は、タンクレールの露出部分を外観性良くカバ
ーすることができるとともに、タンクレールカバーと燃
料タンクとの干渉を有効に避けることができる自動二輪
車のタンクレールカバー取付構造を提供することにあ
る。
(問題点を解決るための手段) 上記目的を達成するため、本発明は、矩形断面を有す
るタンクレールをヘッドパイプから後方へ延出して該タ
ンクレールで燃料タンクを支持するとともに、燃料タン
クの下方に搭載されるエンジンをタンクレールから垂下
するブラケットで支持するバックボーンタイプの車体フ
レームを備え、ヘッドパイプと燃料タンク前部との間の
タンクレールカバーで被った自動二輪車において、前記
タンクレールカバーの前端上部を前記ヘッドパイプを両
側から挟持するようにヘッドパイプの両側面に当接せし
めてヘッドパイプに横方向から螺着し、タンクレールカ
バーの上面部をヘッドパイプから車体後方に延設してタ
ンクレールの上部を被い、タンクレールカバーの上面と
側面の各後端部をタンクレールと燃料タンクの間に形成
された隙間に燃料タンクの前縁から車体後方に差し込
み、この差し込まれた部分の側面をタンクレールの側面
に当接せしめてビスで螺着し、タンクレールカバーの下
面をヘッドパイプ下端部から車体後方に向かって斜め下
方にエンジンのシリンダヘッドカバーまで曲面状に延設
してタンクレール下部を被うとともに、タンクレールカ
バーの下半部の内側にエンジンを支持するブラケットを
位置させてこれを被い、且つ、タンクレールカバーの下
端部をシリンダヘッドカバーにビスで締着し、タンクレ
ールカバーの側面をヘッドパイプの上下中間位置で外側
方に張り出して該側面とヘッドパイプの側面との間に形
成された空間にワイヤーハーネス類を通したことを特徴
とする。
(作用) 本発明によれば、燃料タンクとタンクレールの間に設
けられる隙間にタンクレールカバーの後端部を差し込ん
でこの部分をタンクレールの側面にビスで螺着するが、
矩形断面を有するタンクレールはヘッドパイプから車体
後方へ延設されるため、該タンクレールの側面にタンク
レールカバーの側面を直接当接せしめて螺着することが
でき、タンクレールにブラケット等を設ける必要がな
く、タンクレールカバーの取付構造が簡単化するととも
に、タンクレールカバーと燃料タンクとの干渉を有効に
避けることができ、更には、ビスが外部に露出しないた
めに外観性が損なわれることがない。
又、本発明によれば、エンジンを支持するブラケット
がタンクレールカバー下半部の内側に位置せしめられて
タンクレールカバーで被われるとともに、ワイヤーハー
ネス類がタンクレールカバー内に通されるため、エンジ
ン頭上の燃料タンク前部周りの外観性が高められる。
更に、本発明によれば、タンクレールカバーの下面が
ヘッドパイプ下端部から車体後方に向かって斜め下方に
エンジンのシリンダヘッドカバーまで曲面状に延設され
るため、自動二輪車の走行時に冷却風がタンクレールカ
バーの下面でエンジン側に押し下げられてエンジンの冷
却に積極的に供されるため、エンジンの冷却効果が高め
られる。
(実施例) 以下に本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
先ず、本発明に係るタンクレールカバー取付構造を有
して成る自動二輪車の概略構成を第7図に基づいて説明
する。
第7図に示す自動二輪車は所謂アンダーボーンタイプ
の車体フレームを有するものであって、その車体前方上
部にはヘッドパイプ1が設けられている。そして、この
ヘッドパイプ1には不図示のステアリングシャフトが回
動自在に挿通しており、該ステムシャフトにはフロント
フォーク2の上部が結着されており、フロントフォーク
2の下端部には前輪3が回転自在に軸支されている。
又、前記ヘッドパイプ1から車体後方へは矩形断面を
有するモノコック状のタンクレール4が延出されてお
り、該タンクレール4には燃料タンク5が支持されてい
る。そして、燃料タンク5の後方にはシート6が配設さ
れている。
更に、上記燃料タンク5の下方であって、車体の略中
央部には空冷V型エンジン7が搭載されており、該V型
エンシン7にて回転駆動される駆動輪たる後輪8はリヤ
クッショ9にて車体側に懸架されている。
ここで、燃料タンク5のタンクレール4への支持構造
を第5図及び第6図に基づいて説明する。
第5図は燃料タンク5周りの側面図、第6図は第5図
のVI−VI線に沿う拡大部分断面図であり、鞍状に形成さ
れた燃料タンク5の左右の内側面には側面コの字状を成
す支持具10が各々固着されている。
一方、タンクレール4には支持パイプ11が横に貫通し
ており、該支持パイプ11のタンクレール4から左右に突
出する部分の各端部にはゴム等の弾性体で一体成形され
たラバー部材12が被着されている。
而して、燃料タンク5の前部左右は、該燃料タンク5
を後方から前方へ移動させてこれの両内側面に固着され
た前記支持具10,10をタンクレール4の左右に突出する
支持パイプ11端部に被着された前記ラバー部材12,12に
係合せしめることによってタンクレール4側に支持され
る。又、同燃料タンク5の後部は、不図示のボルトにて
車体フレームに締着されている。斯くて、燃料タンク5
は、第6図に示すように当該燃料タンク5とタンクレー
ル4との間に車軸方向の隙間δ,δをもってタンクレー
ル4に支持される。
次に、本発明に係るタンクレールカバー取付構造を第
1図乃至第4図に基づいて説明する。尚、第1図はタン
クレールカバー取付部の側面図、第2図は第1図の矢視
A方向の図、第3図、第4図はそれぞれ第1図のIII−I
II線、IV−IV線断面図である。
第1図に示すように、タンクレール4のヘッドパイプ
1と燃料タンク5との間に露出する部分は鋼板等の板金
溶接品たるタンクレールカバー13によって被われるが、
該タンクレールカバー13の前端上部は、第3図に示すよ
うに、ヘッドパイプ1を挟持するように該ヘッドパイプ
1に接し、この接する部分は第1図に示すようにビス1
4,14にて締着されている。
又、タンクレールカバー13の上面部はヘッドパイプ1
から車体後方に延設されてタンクレール4の上部を渡っ
ており、銅タンクレールカバー13の上面と左右の側面各
後端部は、第6図に示すように、タンクレール4と燃料
タンク5との間に形成される前記車軸方向の隙間δに燃
料タンク5の前縁から車体後方に差し込まれ、この差し
込まれた部分の側面がタンクレール4の側面に当接され
てビス15…にてタンクレール4に締着されている(第1
図及び第4図参照)。
そして、タンクレールカバー13の下面は、第1図に示
すように、ヘッドパイプ1の下端部から車体後方に向か
って斜め下方にエンジン7のシリンダヘッドカバー7aま
で曲面状に延出してタンクレール4の下部を被ってお
り、同タンクレールカバー13の下半部は、第2図に示す
ように、V型エンジン7のシリンダヘッドカバー7aにビ
ス16…にて締着されている。
更に、第2図に示すように、タンクレールカバー13の
左右下半部の内側には、V型エンジン7を支持するブラ
ケット13a,13aが垂下しており、該ブラケット13a,13aは
タンクレールカバー13によって被われている。
又、タンクレールカバー13の側面はヘッドパイプ1の
上下中間高さ位置で外側方に張り出しており、タンクレ
ールカバー13の側面とヘッドパイプ1の側面との間に形
成された空間には、第1図及び第3図に示すように、ワ
イヤーハーネス17,18等が通されている。
而して、本実施例においては、燃料タンク5のタンク
レール4の間に設けられる隙間δ,δにタンクレールカ
バー13の後端部を差し込んでこの部分をタンクレール4
の側面にビス15…で螺着するが、矩形断面を有するタン
クレール4はヘッドパイプ1から車体後方へ延設される
ため、該タンクレール4の側面にタンクレールカバー13
の側面を直接当接せしめて螺着することができ、タンク
レール4にブラケット等を設ける必要がなく、タンクレ
ールカバー13の取付構造が簡単化するとともに、タンク
レールカバー13と燃料タンク5との干渉を有効に避ける
ことができ、更には、ビス15が外部に露出しないために
外観性が損なわれることがない。
又、本実施例によれば、V型エンジン7を支持するブ
ラケット13a,13aがタンクレールカバー13の下半部内側
に位置せしめられてタンクレールカバー13で被われると
ともに、ワイヤーハーネス17,18等がタンクレールカバ
ー13内に通されるため、エンジン7頭上の燃料タンク5
前部周りの外観性が高められる。
更に、本実施例によれば、タンクレールカバー13の下
面がヘッドパイプ1の下端部から車体後方に向かって斜
め下方にV型エンジン7のシリンダヘッドカバー7aまで
曲面状に延設されるため、自動二輪車の走行時に冷却風
がタンクレールカバー13の下面でV型エンジン7側に押
し下げられてV型エンジン7の冷却に積極的に供される
ため、V型エンジン7の冷却効果が高められる。特に、
後方気筒の冷却が不十分となり勝ちな空例V型エンジン
7においては、この冷却効果は顕著なものがある。
(発明の効果) 以上の説明で明らかなように、本発明によれば、タン
クレールの露出部分を外観性良くカバーすることができ
るとともに、タンクレールカバーと燃料タンクとの干渉
を有効に避けることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動二輪車のタンクレールカバー取付部の側面
図、第2図は第1図の矢視A方向の図、第3図は第1図
のIII−III線断面図、第4図は第1図のIV−IV線断面
図、第5図は燃料タンク周りの側面図、第6図は第5図
のVI−VI線に沿う拡大部分断面図、第7図は自動二輪車
の全体側面図である。 1……ヘッドパイプ、4……タンクレール、5……燃料
タンク、7……エンジン、7a……シリンダヘッドカバ
ー、13……タンクレールカバー、13a……ブラケット、1
4,15,16……ビス、17,18……ワイヤーハーネス、δ……
隙間。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】矩形断面を有するタンクレールをヘッドパ
    イプから後方へ延出して該タンクレールで燃料タンクを
    支持するとともに、燃料タンクの下方に搭載されるエン
    ジンをタンクレールから垂下するブラケットで支持する
    バックボーンタイプの車体フレームを備え、ヘッドパイ
    プと燃料タンク前部との間のタンクレールをタンクレー
    ルカバーで被った自動二輪車において、 前記タンクレールカバーの前端上部を前記ヘッドパイプ
    を両側から挟持するようにヘッドパイプの両側面に当接
    せしめてヘッドパイプに横方向から螺着し、タンクレー
    ルカバーの上面部をヘッドパイプから車体後方に延設し
    てタンクレールの上部を被い、タンクレールカバーの上
    面と側面の各後端部をタンクレールと燃料タンクの間に
    形成された隙間に燃料タンクの前縁から車体後方に差し
    込み、この差し込まれた部分の側面をタンクレールの側
    面に当接せしめてビスで螺着し、タンクレールカバーの
    下面をヘッドパイプ下端部から車体後方に向かって斜め
    下方にエンジンのシリンダヘッドカバーまで曲面状に延
    設してタンクレールの下部を被うとともに、タンクレー
    ルカバーの下半部の内側にエンジンを支持するブラケッ
    トを位置させてこれを被い、且つ、タンクレールカバー
    の下端部をシリンダヘッドカバーにビスで締着し、タン
    クレールカバーの側面をヘッドパイプの上下中間位置で
    外側方に張り出して該側面とヘッドパイプの側面との間
    に形成された空間にワイヤーハーネス類を通したことを
    特徴とする自動二輪車のタンクレールカバー取付構造。
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