JP2624978B2 - 光ファイバのパイプ挿入方法 - Google Patents

光ファイバのパイプ挿入方法

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JP2624978B2
JP2624978B2 JP62333884A JP33388487A JP2624978B2 JP 2624978 B2 JP2624978 B2 JP 2624978B2 JP 62333884 A JP62333884 A JP 62333884A JP 33388487 A JP33388487 A JP 33388487A JP 2624978 B2 JP2624978 B2 JP 2624978B2
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洋右 吉野
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有限会社吉野精機
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光ファイバを長尺パイプによる被覆管内に
挿入する際に採用して好適な光ファイバのパイプ挿入方
法の改良に関する。
〔従来の技術〕
信号伝送媒体として近年注目されている光ファイバ
は、同軸ケーブル等の既存の通信ケーブルに比べ、細径
でしかも大容量の信号伝送が可能であって、伝送特性の
面でも低損失で中継間隔を長くとれる等といった利点を
有している。特に、同軸ケーブルでは1500m毎に中継器
を必要とするが、この光ファイバでは数10Km程度の中継
間隔で信号伝送が行なえることから、通信設備等も簡素
化でき、実用上での効果は大きい。
ところで、この種の光ファイバは、細径で可撓性にも
優れているが、鋭角的な折曲げには弱く、折損等の問題
を招く虞れがある。また、ファイバ表面に微小でも傷が
入ると伝送効率や強度上で問題を生じるうえ、海水等の
腐食が問題となるので、これを避けるには、被覆材とし
て金属管等といった被覆管による補強が必要となってい
る。このような被覆管を光ファイバに被覆するために従
来は、ドラム等の巻回した長尺な被覆管に対し超音波振
動等を与えながら、光ファイバを順次繰出して挿入する
といった方法が一般に採用されていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、光ファイバは0.4mm程度の外径寸法を
有する一方、被覆管も1mm程度の外径寸法をもつもので
あったので、その管内でのクリアランスもほとんどな
く、上述した振動を与えての挿入方法では挿入長さに限
界があり、1000〜1200m程度が実現されているに過ない
ものであった。そして、この程度の光ファイバへの被覆
長さでは、前述した中継間隔をとれる等といった光ファ
イバのもつ特徴を発揮できないもので、このような被覆
管への光ファイバの挿入長さを増大させ得るような光フ
ァイバの挿入方法の出現が要望されている。特に、この
種の光ファイバを商品化するには、1万m程度の挿入長
さ(被覆長さ)を必要としており、このような点を考慮
しなければならない。
〔問題点を解決するための手段〕
このような要請に応えるために、本発明に係る光ファ
イバのパイプ挿入方法は、長尺パイプ内を摺動する大き
さから成る栓体に固定される光ファイバの繰出し端側
を、ファイバ外径よりも大きな内径を有する長尺パイプ
の一端から他端にかけて栓体が引出されるまで挿通さ
せ、次でこのパイプをその他端側から繰出して圧延装置
に導入し、その他端側から順次縮径させると同時に軸線
方向に伸長させ、その数倍程度の長さをもち、かつ光フ
ァイバをクリアランスの小さい状態で被覆するファイバ
被覆管を形成しながら該管内に光ファイバを挿入するこ
とを特徴とする。
〔発明の作用〕
本発明によれば、光ファイバの繰出し端側に固定され
る栓体がファイバ外径よりも大径の長尺パイプ内を摺動
しながら、光ファイバは長尺パイプに挿通される。他端
側から栓体が引出された状態で光ファイバを挿通させた
長尺パイプが圧延装置により、他端側から順次縮径、伸
長されることで、光ファイバをクリアランスがない状態
で被覆する被覆管として、該パイプの数倍程度の長さを
もつものを形成することができ、このときこの被覆管内
に光ファイバが順次引込まれるため、この光ファイバが
相対的に被覆管内に挿入される結果となる。
〔発明の実施例〕
第1図及び第2図は本発明に係る光ファイバのパイプ
挿入方法の一実施例を示すものである。
これらの図において、符号1は繰出しドラム2に対し
て巻回された少なくとも1万m以上の長さをもつ光ファ
イバ、3はこの光ファイバ1を被覆する被覆管4を形成
する素材としての長尺パイプで、この長尺パイプ3は、
第1図から明らかなように、光ファイバ1の外径寸法よ
りも大きな内径を有する太径なパイプ材であって、しか
もその長さが約3000〜4000m程度の長尺となるように形
成されている。なお、5はこの長尺パイプ3が巻回され
たパイプドラムである。
さて、本発明による光ファイバ1のパイプ挿入方法に
よれば、始めに、第1図に示したように、光ファイバ1
の繰出し端1aを、太径の長尺パイプ3の一端部から挿入
して他端側にまで挿通させるようにしている。ここで、
図中6はパイプ3の一端から挿入された栓体で、この栓
体6はパイプ3内を摺動して他端側に抜けるような大き
さ、具体的には、図示するように挿通時にオイルが漏れ
ないようにパイプ3の内径と略同径となる外径であって
しかも軸線方向に挿通時にぐらつかない程度の厚みを有
して形成され、かつこれに前記光ファイバ繰出し端1aが
固定されている。
また、7a,7bは前記パイプ3の両端部を挟持するクラ
ンプで、さらに8はパイプ3の一端から所定圧力をもっ
てオイル等の流体を導入するためのポンプ、9はパイプ
3の他端側に真空圧を加えるバキュウム装置である。
そして、このような構成において、前記パイプ3内に
その一端側から光ファイバ1の繰出し端1aを挿入し、ポ
ンプ8によりオイルを導入すると同時にパイプ3他端側
に真空圧を加えることにより、前記ファイバ1は栓体6
と共に徐々にパイプ3内に挿入されて他端側から引出さ
れることになる。なお、栓体6はパイプ3の内径と略同
径の外径であって真空圧が加わってもぐらつかないだけ
の厚みを有して形成されているので挿通時にオイルが漏
れることはない。この場合、パイプ3は光ファイバ1よ
りも大径でクリアランスが充分である一方、光ファイバ
1の繰出し端1aはパイプ3内を摺動して他端側に抜ける
栓体6に固定されているので光ファイバ1の挿通作業が
簡単かつ適切に行なえ、光ファイバ1の表面が損傷され
るといった問題は生じないことが明らかであろう。
また、本発明によれば、このように光ファイバ1を挿
通させた状態としたパイプ3を、第2図にに示されるよ
うに、その他端側から圧延装置10に導入し、この圧延装
置10でパイプ3を繰出し端3a側から順次縮径させると同
時に軸線方向に伸長させるようにしている。ここで、第
2図中11はパイプ3を圧延することで得られる被覆管4
で被覆されている光ファイバ1を巻取る巻取りドラムで
ある。
すなわち、上述したように圧延装置10でパイプ3を順
次縮径、伸張させて被覆管4を引抜き成形すると、光フ
ァイバ1は、その被覆管4内部に順次引込まれて挿入さ
れることとなる。この圧延を連続してパイプ3の他端側
(繰出し端3a側)から一端側に行なうことで、長尺パイ
プ3は、その長さの数倍程度まで延伸されかつその内径
が光ファイバ1をクリアランスの小さい状態、好ましく
はクリアランスのほとんどない状態で被覆する程度の状
態となり、このとき光ファイバ1はその内部に全長にわ
たって挿入される結果となる。そして、このような挿入
方法を採用すると、前述したような3000m程度のパイプ
3から1万mにも及ぶ被覆管4が得られるもので、これ
により光ファイバ1の被覆を実用上で問題のない程の長
さをもって行なえる。
上記圧延を行なう場合、オイル等の流体に代えてパイ
プ3内にアルゴンガス等の気体を適宜の圧力で導入して
おくとよい。
ここで、上述した長尺パイプ3として、たとえばSUS-
304等により外径が3.0mm、肉厚が0.15mmのものを用い、
これをパイプ肉厚0.15mmを増加させることなく、外径が
1.0mmの被覆管4とするには、外径が3.0mmから2.08mm
に、次で1.44mmに、そして最終的に1.00mmとなるよう
に、三段階の引抜き加工を連続して行なうとよいこと
が、実験により確認されている。このようなパイプ3の
圧延を行なうにあたっては、たとえば特公昭58-17686号
公報、実公昭58-18968号公報等に開示されているような
カセットローラーダイス装置を用いるとよい。
なお、上述した実施例は本発明の概略構成を例示して
なるだけのものであって、各部の構成等については種々
の変形例が考えられるものである。図示しないが、パイ
プ3の他端側に予め栓体6を固定しておき、従来の如き
超音波等の振動を与えながら縮径する方式も採用でき
る。殊に、最初の縮径、伸張に際して振動が与えられる
と、パイプ3の内部で光ファイバ1が滑り易くなり、こ
の滑り慣性によって以後もスムーズに移動する。この場
合には、油圧や真空引方式を不要にできる。
〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明に係る光ファイバのパイ
プ挿入方法によれば、光ファイバの繰出し端側を固定す
る栓体がファイバ外径よりも大きな内径を有する長尺パ
イプ内を摺動しながら一端から他端にかけて挿通されて
いるので、光ファイバはクリアランスが充分であるとと
もに長尺パイプと軸線方向に平行な状態が維持されるこ
とで挿通作業を簡単かつ適切に行え、しかも光ファイバ
の表面や長尺パイプの内面等の損傷を防止することがで
きる。また、圧延装置に導入する際には、栓体が引出さ
れた状態で光ファイバを挿通しているパイプを他端側か
ら繰出して圧延装置に導入することになるので、その繰
出し端側から順次光ファイバとのクリアランスの小さい
状態まで縮径させると同時に軸線方向に数倍程度の長さ
まで伸長させることができる。従って、簡単な方法にも
かかわらず、光ファイバを被覆する被覆管を可能な限り
細くすることができ、しかも被覆長さを実用上から問題
のない程度の長さとすることができる。これにより、パ
イプを被覆させながらも細径で大容量の信号伝送が可能
で、低損失で中継間隔を長くとれるという光ファイバと
しての特性・性能を発揮させ得るとともに、上述した被
覆処理もきわめて簡単にしかも短時間で行える等の種々
優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る光ファイバのパイプ挿入方法の一実
施例を示し、第1図および第2図は各作業工程を示す概
略構成図である。 1……光ファイバ、3……長尺パイプ、4……被覆管、
6……栓体、7a,7b……クランプ、8……ポンプ、9…
…バキューム装置、10……圧延装置。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺パイプ内を摺動する大きさから成る栓
    体に固定される光ファイバの繰出し端側を、この光ファ
    イバ外径よりも大きな内径を有する長尺パイプの一端か
    ら他端にかけて栓体が引出されるまで挿通させ、次でこ
    の光ファイバを挿通させた長尺パイプをその他端側から
    繰出して圧延装置に導入し、この圧延装置で該長尺パイ
    プを他端側から順次縮径させると同時に軸線方向に伸長
    させることにより、その数倍程度の長さをもち、かつ光
    ファイバをクリアランスの小さい状態で被覆するファイ
    バ被覆管を形成しながら該管内に光ファイバを挿入する
    ことを特徴とする光ファイバのパイプ挿入方法。
JP62333884A 1987-12-29 1987-12-29 光ファイバのパイプ挿入方法 Expired - Lifetime JP2624978B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5729014A (en) * 1980-07-30 1982-02-16 Fujikura Ltd Method for drawing optical fiber into pipe
JPS5764706A (en) * 1980-10-09 1982-04-20 Fujikura Ltd Production of metallic tube incorporating optical fiber and apparatus for reducing diameter of metallic tube
JPS6244010A (ja) * 1985-08-20 1987-02-26 新日本製鐵株式会社 管内への線状物装填方法

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