JP2624845B2 - 原子力発電施設 - Google Patents

原子力発電施設

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JP2624845B2
JP2624845B2 JP1196866A JP19686689A JP2624845B2 JP 2624845 B2 JP2624845 B2 JP 2624845B2 JP 1196866 A JP1196866 A JP 1196866A JP 19686689 A JP19686689 A JP 19686689A JP 2624845 B2 JP2624845 B2 JP 2624845B2
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恵一 綿貫
弘 臼井
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Emergency Lowering Means (AREA)
  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は原子力発電施設に係り、特に建屋の構造を簡
素化し、建屋内の機器配置空間を有効に利用することが
できる原子力発電施設に関する。
(従来の技術) 原子力発電施設においては、原子炉建屋、タービン建
屋、制御建屋、廃棄物処理建屋、復水処理建屋、補助ボ
イラ建屋など数多くの建屋設備が相互に隣接するように
建設されている。これらの建屋設備は耐震基準、炉型
式、出力、地形地質等の条件によってレイアウトおよび
構造形式が定められている。
例えば各建屋設備は地震により発生する可能性のある
放射線による環境への影響を防止する観点から、その各
設備が有する機能の重要度に応じて複数のクラスに分類
され分類毎に定められた基準に沿って設計施工されてい
る。そして地震時等において建屋間相互に干渉作用が働
かないように、隣接する建屋間にはある程度の間隙部が
形成されている。
第3図は従来の原子力発電施設の配置例を示す平断面
図である。原子力発電施設は、原子炉圧力容器1を収納
する原子炉建屋2と、タービン及び復水器3を設置する
ためのタービン建屋4と、中央制御室が設置される制御
建屋5等とを備えて構成される。
各建屋2,4,5は、所定幅の間隙部12を形成して相互に
隣接するように配設される。この間隙部12には、隣接す
る各建屋の階床を水平方向に連絡する連絡アクセス通路
6が設けられる。
一方、各建屋2,4,5内には、各階床を上下方向に連絡
する専用の直通階段7が複数箇所に配設されている。
運転員等は連絡アクセス通路6を通り隣接する建屋へ
移動することが可能であり、また直通階段7を昇降して
建屋内の他の階床へ移動することができる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら従来の原子力発電施設においては、隣接
する建屋間を移動するための連絡アクセス通路と、直通
階段を個別に形成していたため、建屋構造が複雑化し、
建屋内の機器配置スペースが制約される問題点があっ
た。特に各建屋内の複数箇所に配置される直通階段は、
防災上の要求から耐火性の厚いコンクリート壁によって
階段部を囲んだ強固な構造とする必要がある。そのため
建屋内に敷設する配管、ケーブルトレイ、空調用ダクト
等とレイアウト上干渉し易く、配管等を迂回して敷設す
る必要があり、設計施工が煩雑となる要因のひとつとな
っていた。
また直通階段の占有容積は比較的に大きいため、建屋
内に配置する他の機器の配置空間を大きく、制約してし
まう問題点があった。
さらに建屋内において火災等が発生した場合には、運
転員等が迅速に屋外に出て直接地上まで避難するルート
がなく、運転員は連絡アクセス通路を通って隣りの建屋
へ移動し、さらに直通階段を降りて地上まで達するとい
う長いルートで移動したり、または建屋内の雰囲気が充
満した直通段階を降りて移動する必要があった。
本発明は上記の問題点を解決するためになされたもの
であり、建屋内に配設する直通階段を削減して建屋の構
造を簡素化するとともに、建屋内の機器配置空間の有効
利用を図り、また火災等が発生した非常時において運転
員等がより迅速に避難することが可能な避難ルートを確
保することができる原子力発電施設を提供することを目
的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するための本発明は、原子炉圧力容器
を収納する原子炉建屋、タービンおよび復水器を設置す
るタービン建屋、中央制御室を設置する制御建屋等の複
数の建屋を相互に隣接するように配置した原子力発電施
設において、上記隣接する建屋の各階床を水平方向に連
絡する連絡アクセス通路を兼用し、かつ各建屋の各階床
を上下方向に連絡する直通階段を、隣接する建屋の間の
間隙部に共用するように配設したことを特徴とする。
(作用) 上記構成に係る原子力発電施設によれば、隣接する建
屋の各階床を水平方向に連絡する連絡アクセス通路を兼
用し、かつ各建屋の各階床を上下方向に連絡する直通階
段を、隣接する建屋間の間隙部に共用するように配置し
ているため、従来連絡アクセス通路とは別個に建屋内に
設けていた直通階段を削減することができる。
そのため削減された直通階段が占有していた建屋内空
間に、他の機器、配管、ケーブルトレイ、空調用ダクト
等を容易に敷設することが可能となり、建屋内の機器、
配管類のレイアウト設計および施工が大幅に簡素化さ
れ、建屋内空間の有効利用を図ることができる。
また連絡アクセス通路を兼用した直通階段は、隣接す
る両建屋で共用して活用できるため、階床が異なる建屋
間の移動も極めて容易になり、機器へのアクセス性も極
めて優れる。
さらに、建屋内において火災等が発生した場合には、
運転員等は、上記直通階段に出ることにより迅速に屋外
に移動することが可能であり、以後、隣りの建屋に避難
することも可能であり、またはそのまま直通階段を降り
て地上に達することもできる。すなわち従来は建屋内の
直通階段を利用して上下階方向に避難するか、または連
絡アクセス通路を通り、隣りの建屋に移動するかのいず
れかの選択が必要であったが、本発明によれば、状況に
応じて水平方向および上下方向のいずれの方向へも迅速
に避難することが可能であり、より安全な避難ルートが
確保される。
(実施例) 次に本発明の一実施例について添付図面を参照して説
明する。第1図は本発明に係る原子力発電施設の一実施
例を示す平断面図である。なお第3図に示す従来例と同
一要素には同一符号を付して、その重複した説明を省略
する。
すなわち本実施例に係る原子力発電施設は、原子炉圧
力容器1を収納する原子炉建屋2、タービンおよび復水
器3を設置するタービン建屋4、中央制御室を設置する
制御建屋5等の複数の建屋を相互に隣接するように配置
した原子力発電施設において、上記隣接する建屋の各階
床を水平方向に連絡する連絡アクセス通路を兼用し、か
つ各建屋の各階床を上下方向に連絡する直通階段8を、
隣接する建屋間の間隙部12に共用するように配設して構
成される。
また上記直通階段8は、例えば第2図に示すように、
原子炉建屋2の各階床F1,F2…と、タービン建屋4の各
階床F11,F12…とをそれぞれ水平方向に連絡する連絡ア
クセス通路A1,A2…が設けられ、この各連絡アクセス通
路A1,A2を上下方向に連絡する階段要素Sを連結して形
成される。また各連絡アクセス通路A1,A2…の側端およ
び各階段要素Sの側端と各建屋2,4の外壁との間には、
一定幅dのクリアランスが設けられている。そのため地
震発生時における各建屋間の相対変位は上記クリアラン
スによって吸収されるため、直通階段8自体に、建屋2,
4からの外力が作用しないように構成されている。
本実施例によれば第1図および第2図に示すように直
通階段8に一体に形成された連絡アクセス通路A1,A2
使用することにより、隣接した建屋2,4間を双方向に移
動できる連絡アクセスルート9が確保されると同時に、
各階段要素Sを上下方向に昇降して移動できる避難ルー
ト10が確保される。そのため火災等が発生した場合に建
屋内にいた運転員は直通階段8まで移動することによ
り、迅速に屋外に出ることが可能であり、以後は連絡ア
クセス通路A1,A2…を通り隣接する建屋へ移動するか、
または階段要素Sを使用して上下方向に避難するか、状
況に応じて自由に選択することができる。
また従来のように連絡アクセス通路6および直通階段
7を個別に設置していた場合とは異なり、本実施例では
両者を一体にして隣接する建屋間の間隙部12に形成して
いるため、従来と比較して建屋内に設ける直通階段7の
設置数を大幅に削減することが可能となる。例えば第1
図に示す配置例において仮想線で示すエリア11は、第3
図に示す従来例において直通階段7が設けられていたス
ペースを示す。すなわち本実施例においては従来の連絡
アクセス通路6と近接して設けられていた6箇所の直通
階段7を削除することができる。
一方第3図に示す従来の配置例において連絡アクセス
通路6から大きく離れて配設されていた直通階段7につ
いては、第1図に示す本実施例の場合についても存続さ
れている。
このように本実施例によれば、建屋内に設けていた多
数の直通階段7を部分的に削減することができる。
そのため削減された直通階段7が占有していた建屋内
空間に、他の機器、配管、ケーブルトレイ、空調用ダク
ト等を容易に敷設することが可能となり、建屋内の機
器、配管類のレイアウト設計および施工が大幅に簡素化
され、建屋内空間の有効利用を図ることができる。
また建屋内の機器配置および建屋自体の構造が簡略化
するため、配管等に要する空間容積も減少し、建屋容積
の低減を計ることもできる。
また連絡アクセス通路を兼用した直通階段8は、隣接
する両建屋2,4で共用して活用できるため、階床が異な
る建屋間の移動も極めて容易になり、機器へのアクセス
性も極めて優れる。
〔発明の効果〕
以上説明の通り本発明に係る原子力発電施設によれ
ば、隣接する建屋の各階床を水平方向に連絡する連絡ア
クセス通路を兼用し、かつ各建屋の各階床を上下方向に
連絡する直通階段を、隣接する建屋間の間隙部に共用す
るように配置しているため、従来連絡アクセス通路とは
別個に建屋内に設けていた直通階段を削減することがで
きる。
そのため、削減された直通階段が占有していた建屋内
空間に、他の機器、配管、ケーブルトレイ、空調用ダク
ト等を容易に敷設することが可能となり、建屋内の機
器、配管類のレイアウト設計および施工が大幅に簡素化
され、同時に建屋内空間の有効利用を図ることができ
る。
また連絡アクセス通路を兼用した直通階段は、隣接す
る両建屋で共用して活用できるため、階床が異なる建屋
間の移動も極めて容易になり、機器へのアクセス性も極
めて優れる。
さらに、火災等が発生した場合には、運転員等は、上
記直通階段に出ることにより迅速に屋外に移動すること
が可能であり、以後、隣りの建屋に避難することも可能
であり、またはそのまま直通階段を降りて地上に達する
こともできる。すなわち従来は建屋内の直通階段を利用
して上下階方向に避難するか、または連絡アクセス通路
を通り、隣りの建屋に移動するかのいずれかの選択が必
要であったが、本発明によれば、状況に応じて水平方向
および上下方向のいずれの方向へも迅速に避難すること
が可能であり、より安全な避難ルートが確保することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る原子力発電施設の一実施例を示す
平断面図、第2図は第1図におけるII-II矢視拡大断面
図、第3図は従来の原子力発電所施設の配置例を示す平
断面図である。 1……原子炉圧力容器、2……原子炉建屋、3……復水
器、4……タービン建屋、5……制御建屋、6……連絡
アクセス通路、7……直通階段、9……連絡アクセスル
ート、10……避難ルート、11……エリア、12……間隙
部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原子炉圧力容器を収納する原子炉建屋、タ
    ービンおよび復水器を設置するタービン建屋、中央制御
    室を設置する制御建屋等の複数の建屋を相互に隣接する
    ように配置した原子力発電施設において、上記隣接する
    建屋の各階床を水平方向に連絡する連絡アクセス通路を
    兼用し、かつ各建屋の各階床を上下方向に連絡する直通
    階段を、隣接する建屋の間の間隙部に共用するように配
    設したことを特徴とする原子力発電施設。
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