JPH0781356B2 - 建築物の床構造 - Google Patents

建築物の床構造

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JPH0781356B2
JPH0781356B2 JP1179538A JP17953889A JPH0781356B2 JP H0781356 B2 JPH0781356 B2 JP H0781356B2 JP 1179538 A JP1179538 A JP 1179538A JP 17953889 A JP17953889 A JP 17953889A JP H0781356 B2 JPH0781356 B2 JP H0781356B2
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郁夫 飯田
廣司 沖田
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株式会社飯田建築設計事務所
株式会社システム研創
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【発明の詳細な説明】 A.発明の目的 (1) 産業上の利用分野 本発明は、鉄筋コンクリート構造、鉄骨鉄筋コンクリー
ト構造、あるいは鉄骨構造の建築物における梁で補強さ
れた床構造に関する。
(2) 従来の技術 従来の集合住宅やオフィスビル等の鉄筋・鉄骨コンクリ
ート建築物は、この建築物を各階層に仕切るコンクリー
トスラブの下面に複数本の正梁を突設することにより補
強がなされており、これら正梁を隠すようにコンクリー
トスラブの下面から吊りボルトを介して天井材が張られ
ている。また、前記正梁が露出しないコンクリートスラ
ブの上面には直接床材が張られている。ところが斯かる
従来の床構造はコンクリートスラブの上面を床面として
直接使用しているので、階上の振動や衝撃がコンクリー
トスラブに直接伝達されて階下に達して騒音問題を起こ
すことがあり、更にコンクリートスラブ下面と天井材と
の間の天井空間がデッドスペースとなる等の問題があっ
た。
そこで斯かる問題を解決するために、例えば特開昭57−
48062号公報の第1図に開示される如くコンクリートス
ラブの上面に逆梁を突設し、この逆梁に床材を緩衝材又
は根太材を介して支持するようにして、コンクリートス
ラブを介して建築物の階上から階下に伝達される騒音を
遮断し且つコンクリートスラブ下面のデッドスペースを
なくすようにしたものが既に提案されている。
(3) 発明が解決しようとする課題 ところが上記提案のものでは、コンクリートスラブ上面
に突設される逆梁のうち、各階層の各居住空間を囲むよ
うに配列されて建築物の柱に一体に連結される複数本の
逆大梁と、これら逆大梁に取り囲まれて床下空間を複数
の空間部分に区画すべく格子状に配列された複数本の逆
小梁とが全て同一高さに形成されていたので、次のよう
な不都合がある。即ち、建築物の主骨格となる上記逆大
梁は、該逆大梁上の床上空間の必要な上下寸法を確保し
且つ該逆大梁自体の必要な強度を確保するために、コン
クリートスラブ上面からの突出高さを規定レベルに設定
する必要があるが、前記提案のもののように逆大梁、逆
小梁を全て同一高さに設定してそれらの上面に緩衝材、
根太材を介して床材を支持するようにしたのでは、該緩
衝材、根太材の上下厚み分だけ床面が高くなって床上空
間の上下幅(一般に「階高」と呼ばれる)が小さくな
る。
尚、斯かる問題を回避するために、例えば前記公報の第
2,3図に示される如く緩衝材、根太材を各逆梁の上面と
略同じ高さまで下げ、逆小梁上面と床材下面とを近接さ
せるようにしたものも提案されているが、このもので
は、各逆小梁と床材との間に微小間隙しかない(即ちそ
の間が実質的に閉じられている)ので、逆小梁を挟んで
隣接する床下空間部相互の通気性や、電気配線、冷暖房
用配管等の連絡性が悪く、このため、例えば逆小梁に連
絡用の大径貫通孔を特別に穿設する必要もある。
本発明は、前述の諸事情に鑑みてなされたもので、前記
従来構造の問題を全て解決することができる、建築物の
床構造を提供するとを目的とする。
B.発明の構成 (1) 課題を解決するための手段 前記目的を達成するために、請求項1の発明は、建築物
を各階層に仕切るコンクリートスラブの上面に逆梁を突
設し、この逆梁に床材を支持することにより、前記コン
クリートスラブの上面と床材間に床下空間を形成してな
る、建築物の床構造において、前記逆梁を、前記各階層
の各居住空間を囲むように配列されて建築物の柱に一体
に連結される複数本の逆大梁と、これら逆大梁に取り囲
まれて前記床下空間を複数の空間部分に区画すべく格子
状に配列された複数本の逆小梁とより構成し、前記逆小
梁を前記逆大梁よりも低く形成すると共に、該逆小梁上
には互いに間隔をおいて並ぶ複数の束を、それら束の上
面が前記逆大梁の上面と略同一高さとなるように立設
し、前記床材を前記逆小梁上の複数の束と前記逆大梁と
に跨がって支持して、該床材の下面と逆小梁の上面との
間に、相隣なる前記空間部分相互を連通させる空隙を形
成したことを特徴とし、また請求項2の発明は、建築物
を各階層に仕切るコンクリートスラブの上面に逆梁を突
設し、この逆梁に床材を支持することにより、前記コン
クリートスラブの上面と床材間に床下空間を形成してな
る、建築物の床構造において、前記逆梁を、前記各階層
の各居住空間を囲むように配列されて建築物の柱に一本
に連結される複数本の逆大梁と、これら逆大梁に取り囲
まれて前記床下空間を複数の空間部分に区画すべく格子
状に配列された複数本の逆小梁とより構成し、前記逆小
梁を前記逆大梁よりも低く形成すると共に、該逆小梁の
上面には互いに間隔をおいて並んで延びる複数の根太
を、それら根太の上面が前記逆大梁の上面と略同一高さ
となるように載置し、前記床材を前記逆小梁上の複数の
根太と前記逆大梁とに跨がって支持して、該床材の下面
と逆小梁の上面との間に、相隣なる前記空間部分相互を
連通させる空隙を形成したことを特徴とする。
(2) 作用 上記構成によれば、建築物を各階層に仕切るコンクリー
トスラブの上面に逆梁が突設され、この逆梁に床材が束
又は根太を介して支持され、その床材とスラブ上面との
間に床下空間が形成されるため、コンクリートスラブを
介して建築物の階上から階下に伝達される騒音が効果的
に遮断されると共に、コンクリートスラブ下側のデッド
スペースがなくなる。
ところで上記逆梁は、各居住空間を囲むように配列され
て建築物の柱に一体に連結される複数本の逆大梁と、こ
れら逆大梁に取り囲まれて床下空間を複数の空間部分に
区画すべく格子状に配列される複数本の逆小梁とより構
成されるが、特に請求項1の発明では、逆小梁を逆大梁
よりも低く形成すると共に、該逆小梁上に複数の束を、
それら束の上面が逆大梁の上面と略同一高さとなるよう
に立設し、一方、請求項2の発明では、逆小梁を逆大梁
よりも低く形成すると共に、該逆小梁の上面には複数の
根太を、それら根太の上面が逆大梁の上面と略同一高さ
となるように載置してある。このため、建築物の主骨格
となる逆大梁のスラブ上面からの突出高さを徒らに上げ
下げすることなく、該逆大梁と、逆小梁上の束(又は根
太)とに跨がって床材を所定高さに支持することができ
るから、梁上の束(又は根太)使用に伴う床面の上昇が
極力抑えられて床上空間の必要な上下幅、即ち階高を確
保し得る。しかも上記束(又は根太)の使用により、床
材の下面と逆小梁の上面との間に、床下空間の相隣なる
空間部分相互を連通させる空隙を形成できるから、逆小
梁を挟んで隣接する床下空間部分相互の通気性や、電気
配線、冷暖房用配管等の連絡性が良好である。更に床材
の外周部を、束(又は根太)を介さずに逆大梁上面に直
接支持させることができるため、その支持が強固であ
り、その上、該逆大梁上面を床材の支持レベル設定の際
の基準面に利用できてそのレベル設定が容易となる。
(3) 実施例 以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明する。第1
図〜第4図は本発明の第1実施例を示すもので、第1図
はその床構造を適用した集合住宅の縦断面図、第2図は
第1図のII−II線断面図、第3図は天井材および床材を
取り除いた状態を示す室内の透視図、第4図は同じく天
井材および床材を張った状態を示す透視図である。
第1図および第2図に示すように、この建築物はコンク
リートスラブ1で上下に区画された複数の階層からな
り、各階層に並設された居住空間Rは、第1図左右の外
壁2と、第1図紙面に垂直な方向に隣接する隣室との間
を仕切る内壁3と、それら壁2,3の4隅に起立する柱4
とにより取り囲まれている。また、一方に外壁2の外側
には通路5が張り出しており、他方の外壁2の外側には
手摺り6を有するバルコニー7が張り出している。
第3図および第4図から明らかなように各コンクリート
スラブ1の上面には、前記外壁2又は内壁3及び柱4に
一体に連設されて居住空間Rを囲む4本の逆大梁8が突
設されており、これら4本の逆大梁8の内側には、該逆
大梁8よりも高さの低い3本の逆小梁9が互いに交差す
るように格子状に配列されて突設されている。各逆小梁
9の上面には、互いに間隔をおいて並ぶ短い束10が立設
されており、この束10の上面は、逆大梁9の上面と略同
じ高さに形成され、該束10の上面と逆大梁8の上面とに
跨がるように床材11が支持されている。そして、床材11
と前記コンクリートスラブ1の上面との間には、逆大梁
8によって画成された直方体状の床下空間12が形成さ
れ、更にこの床下空間12は、格子状に配列した逆小梁9
によって複数の空間部分12a…に区画されている。また
床材11の下面と、逆小梁9の上面との間には、前記束10
の有効高さに対応した空隙Sが形成され、この空隙Sを
通して、相隣なる前記空間部分12a,12a相互が連通され
る。
一方、コンクリートスラブ1の下面は平坦に形成されて
おり、その平坦面に天井材13が直接張られており、その
天井材13の下面と床材11の上面との間には床上空間15が
形成される。
次に、前述の構成を備えた本発明の第1実施例の作用に
ついて説明する。
床材11がコンクリートスラブ1の上面に形成した逆小梁
9に束10を介して支持されているため、床材11に加えら
れた振動や衝撃は床材11から先ず束10に伝達され、この
束10から逆小梁9を介して柱4に逃がされる。したがっ
て、従来の床構造のように床材の振動や衝撃が直接コン
クリートスラブに伝達されることがなくなり、階下の受
ける騒音は大幅に減少する。また床材11の、逆梁(即ち
逆大梁8,逆小梁9)に支持されていない部分の振動によ
って発生した音波は、床下空間12において充分に減衰す
るため、この音波がコンクリートスラブ1を介して階下
に伝達されることは殆どない。
床材11の下面に形成される床下空間部分12aは、前記逆
大梁8及び逆小梁9によって画成される大きな容積を有
しており、各種の用途に利用することができる。例え
ば、床材11に開閉可能なハッチを設けることにより床下
収納庫を形成することが可能である。またバスタブの下
部を床下空間12に埋め込むことによりその縁の高さを低
くすることができ、同様にして掘炬燵を設けることもで
きる。また従来コンクリートスラブ1に埋設していたガ
ス管や水道の配管等を床下空間部分12aにレイアウトす
ることにより、その配管作業やメンテナンスを容易に行
うことができ、更に換気や冷暖房設備を床下空間部分12
aに収納することによりダニやカビの発生を防止するこ
とができる。この場合、床材11と逆小梁9との間の前記
間隙Sを、相隣なる床下空間部分12a,12a相互の通気空
間や、電気配線、冷暖房用配管等のための連絡空間に利
用可能である。
また特に逆小梁9を逆大梁8よりも低く形成すると共
に、該逆小梁9上に複数の束10を立設して、これら束10
と逆大梁8とに跨がって床材11を支持するようにしたか
ら、建築物の主骨格となる逆大梁8のスラブ1上面から
の突出高さを徒らに上げ下げすることなく床材11を所定
高さに支持することができ、これにより、逆小梁9上の
束10使用に伴う床面の上昇が極力抑えられて床上空間15
の必要な上下幅、即ち階高を確保することができる。更
に床材11の外周部は、束10を介さずに逆大梁8の上面に
直接支持させることができるため、その支持が強固であ
るばかりか、該逆大梁8上面を床材11の支持レベル設定
の際の基準面に利用できて、そのレベル設定を簡単且つ
的確に行うことができる。
一方、天井材13が張られるコンクリートスラブ1の裏面
は平坦に形成されているので、天井に梁が露出して外観
が損なわれることがない。
第5図は本発明の第2実施例を示すもので、前記第3図
に対応する室内の透視図である。この実施例は、コンク
リートスラブ1の上面に格子状に配列した逆小梁9の上
面に束10を介して床材11を支持する代わりに、逆小梁9
の上部に、互いに間隔をおいて並んで平行に延びる多数
本の根太14を介して床材11を支持している。而してそれ
ら根太14は、その上面が逆大梁8の上面と略同一高さと
なるように配置され、該根太14と逆大梁8とに跨がって
支持した床材11の下面と、室内を横切る方向に延びる逆
小梁9の上面との間には、その逆小梁9を挟んで互いに
隣接する床下空間部分12a,12a相互を連通させる空隙S
を形成している。この実施例によれば、床材11が中間部
において根太14に支持されるので、その強度を高めるこ
とができる。またこの実施例においても、前記実施例と
同様の作用効果が達成される。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実
施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載
された本発明を逸脱することなく種々の小設計変更を行
うことが可能である。
例えば、本床構造は集合住宅だけでなく、オフィスビル
等の他の建築物にも適用可能である。また、逆大梁8及
び逆小梁9の上面に床材11を配設する際、束10と根太14
の両者を同時に用いることが可能であり、このようにす
れば階下に対する遮音効果を一層向上させることが可能
となる。
C.発明の効果 以上のように本発明によれば、建築物を各階層に仕切る
コンクリートスラブの上面に逆梁を突設し、この逆梁に
床材を束又は根太を介して支持し、その床材とスラブ上
面との間に床下空間を形成するようにしたことで、コン
クリートスラブを介して建築物の階上から階下に伝達さ
れる騒音を極力遮断し且つコンクリートスラブ下側のデ
ッドスペースをなくすことができる。
また上記逆梁は、各居住空間を囲むように配列されて建
築物の柱に一体に連結される複数本の逆大梁と、これら
逆大梁に取り囲まれて床下空間を複数の空間部分に区画
すべく格子状に配列された複数本の逆小梁とより構成さ
れるが、特に請求項1の発明では、逆小梁を逆大梁より
も低く形成すると共に、該逆小梁上に複数の束を、それ
ら束の上面が逆大梁の上面と略同一高さとなるように立
設し、一方、請求項2の発明では、逆小梁を逆大梁より
も低く形成すると共に、該逆小梁の上面に複数の根太
を、それら根太の上面が逆大梁の上面と略同一高さとな
るように載置したので、建築物の主骨格となる逆大梁の
スラブ上面からの突出高さを徒らに上げ下げすることな
く、該逆大梁と、逆小梁上の束(又は根太)とに跨がっ
て床材を所定高さに支持することができ、従って梁上の
束(又は根太)使用に伴う床面の上昇が極力抑えられて
必要な階高を確保することができる。しかも上記束(又
は根太)の使用により、床材の下面と逆小梁の上面との
間に、床下空間の相隣なる空間部分相互を連通させる空
隙を形成することができるため、逆小梁を挟んで隣接す
る床下空間部分相互の通気性や、電気配線、冷暖房用配
管等の連絡性が良好であり、その連絡等のための大きな
貫通孔を逆小梁に特別に穿設する必要はなくなる。更に
床材の外周部を、束(又は根太)を介さずに逆大梁上面
に直接支持させることができるため、その支持が強固で
あるばかりか、該逆大梁上面を床材の支持レベル設定の
際の基準面に利用できて、そのレベル設定を簡単且つ的
確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の第1実施例(請求項1の発明
に対応)を示すもので、第1図はその床構造を適用した
集合住宅の縦断面図、第2図は第1図のII−II線断面
図、第3図は天井材および床材を取り除いた状態を示す
室内の透視図、第4図は同じく天井材および床材を張っ
た状態を示す透視図、第5図は本発明の第2実施例(請
求項2の発明に対応)を示すもので、前記第4図に対応
する透視図である。 1……コンクリートスラブ、4……柱、8……逆梁とし
ての逆大梁、9……逆梁としての逆小梁、10……束、11
……床材、12……床下空間、12a……床下空間の空間部
分、14……根太、15……床上空間、R……居住空間、S
……間隙
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−48062(JP,A) 特開 昭58−195661(JP,A) 実開 昭51−47513(JP,U)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建築物を各階層に仕切るコンクリートスラ
    ブ(1)の上面に逆梁(8,9)を突設し、この逆梁(8,
    9)に床材(11)を支持することにより、前記コンクリ
    ートスラブ(1)の上面と床材(11)間に床下空間(1
    2)を形成してなる、建築物の床構造において、 前記逆梁を、前記各階層の各居住空間(R)を囲むよう
    に配列されて建築物の柱(4)に一体に連結される複数
    本の逆大梁(8)と、これら逆大梁(8)に取り囲まれ
    て前記床下空間(12)を複数の空間部分(12a)に区画
    すべく格子状に配列された複数本の逆小梁(9)とより
    構成し、前記逆小梁(9)を前記逆大梁(8)よりも低
    く形成すると共に、該逆小梁(9)上には互いに間隔を
    おいて並ぶ複数の束(10)を、それら束(10)の上面が
    前記逆大梁(8)の上面と略同一高さとなるように立設
    し、前記床材(11)を前記逆小梁(9)上の複数の束
    (10)と前記逆大梁(8)とに跨がって支持して、該床
    材(11)の下面と逆小梁(9)の上面との間に、相隣な
    る前記空間部分(12a)相互を連通させる空隙(S)を
    形成したことを特徴とする、建築物の床構造。
  2. 【請求項2】建築物を各階層に仕切るコンクリートスラ
    ブ(1)の上面に逆梁(8,9)を突設し、この逆梁(8,
    9)に床材(11)を支持することにより、前記コンクリ
    ートスラブ(1)の上面と床材(11)間に床下空間(1
    2)を形成してなる、建築物の床構造において、 前記逆梁を、前記各階層の各居住空間(R)を囲むよう
    に配列されて建築物の柱(4)に一体に連結される複数
    本の逆大梁(8)と、これら逆大梁(8)に取り囲まれ
    て前記床下空間(12)を複数の空間部分(12a)に区画
    すべく格子状に配列された複数本の逆小梁(9)とより
    構成し、前記逆小梁(9)を前記逆大梁(8)よりも低
    く形成すると共に、該逆小梁(9)上には互いに間隔を
    おいて並んで延びる複数の根太(14)を、それら根太
    (14)の上面が前記逆大梁(8)の上面と略同一高さと
    なるように載置し、前記床材(11)を前記逆小梁(9)
    上の複数の根太(14)と前記逆大梁(8)とに跨がって
    支持して、該床材(11)の下面と逆小梁(9)の上面と
    の間に、相隣なる前記空間部分(12a)相互を連通させ
    る空隙(S)を形成したことを特徴とする、建築物の床
    構造。
JP1179538A 1989-07-12 1989-07-12 建築物の床構造 Expired - Lifetime JPH0781356B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010100994A (ja) * 2008-10-21 2010-05-06 Sekisui Chem Co Ltd 建物

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