JP2624146B2 - 関連レコード一括読み込み方式 - Google Patents

関連レコード一括読み込み方式

Info

Publication number
JP2624146B2
JP2624146B2 JP5252553A JP25255393A JP2624146B2 JP 2624146 B2 JP2624146 B2 JP 2624146B2 JP 5252553 A JP5252553 A JP 5252553A JP 25255393 A JP25255393 A JP 25255393A JP 2624146 B2 JP2624146 B2 JP 2624146B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
record
file
user program
read
reading
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5252553A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0784842A (ja
Inventor
康輔 寿田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP5252553A priority Critical patent/JP2624146B2/ja
Publication of JPH0784842A publication Critical patent/JPH0784842A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2624146B2 publication Critical patent/JP2624146B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は情報処理装置におけるレ
コード読み込み方式に関し、特に、或るファイルからレ
コードを読み込み、この読み込んだレコード中の項目の
内容をキーにして更に別のファイルからレコードを読み
込むという一連の処理を、ユーザプログラムから発行さ
れる1つの関連レコード一括読み込み命令に対して実行
する関連レコード一括読み込み方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報処理装置上で動作するユーザ
プログラムによって、或るファイルからレコードを読み
込み、この読み込んだレコード中の項目の内容をキーに
して更に別のファイルからレコードを読み込むという処
理を実現するには、そのユーザプログラム上に複数のリ
ード命令を予め記述しておく必要があった。以下、図面
を参照して従来技術を説明する。
【0003】今、図8に示すような3つのファイルA,
B,Cが存在していると仮定する。ここで、ファイルA
はレコードRAの集合であり、各レコードRAは項目a
〜eを有している。また、ファイルBはレコードRBの
集合であり、各レコードRBは項目b,f〜iを有して
いる。更に、ファイルCはレコードRCの集合であり、
各レコードRCは項目c,j〜mを有している。
【0004】このようなファイルA〜Cに対して、例え
ば、項目aをキーにしてファイルAからレコードRAを
読み込み、この読み込んだレコードRA中の項目bの内
容をキーにしてファイルBからレコードRBを読み込
み、更にレコードRA中の項目cの内容をキーにしてフ
ァイルCからレコードRCを読み込む場合、ユーザプロ
グラム中には図9に示すような処理を記述しておく。
【0005】図9において、100は項目aがユーザプ
ログラム上のワークエリアWKAに保持された値に等し
いレコードをファイルAから読み込むリード命令、10
1はリード成功時の処理記述で、読み込んだファイルA
のレコード中の項目bの内容を変数X1に、項目cの内
容を変数X2に代入する処理、103は項目bが変数X
1の値に等しいレコードをファイルBから読み込むリー
ド命令、106は項目cが変数X2の値に等しいレコー
ドをファイルCから読み込むリード命令である。なお、
102,105,108は各々のリード命令が不成功に
終わったときに行うべき処理の記述、104はリード命
令103の成功時に読み込んだファイルBのレコード中
の項目fの内容を変数X3に設定する処理の記述、10
7はリード命令106の成功時に読み込んだファイルC
のレコード中の項目jの内容を変数X4に設定する処理
の記述である。
【0006】図10は、図9に示したような処理記述を
含むユーザプログラム200が実行されたときの情報処
理装置上のOS201の動作説明図である。
【0007】ユーザプログラム200から図9のリード
命令100が発行されると、OS201中のレコード読
み込み命令制御部202は、ファイルAから該当するレ
コードRA(項目aの内容がワークエリアWKAに格納
された内容に等しいレコード)を入出力バッファ203
に読み込み、この読み込んだレコードRAをユーザ作業
領域204に転送する。
【0008】ユーザプログラム200は、図9の101
に相当する処理を実行することにより、ユーザ作業領域
204に転送されたレコードRAの項目bの内容を変数
X1に、項目cの内容を変数X2に設定する。
【0009】次にユーザプログラム200から図9のリ
ード命令103が発行されると、レコード読み込み命令
制御部202は、ファイルBから該当するレコードRB
(項目bの内容が変数X1の内容に等しいレコード)を
入出力バッファ203に読み込み、更にユーザ作業領域
204に転送する。
【0010】ユーザプログラム200は、図9の104
に相当する処理を実行することにより、ユーザ作業領域
204中のレコードRBの項目fの内容を変数X3に設
定する。
【0011】次にユーザプログラム200から図9のリ
ード命令106が発行されると、レコード読み込み命令
制御部202は、ファイルCから該当するレコードRC
(項目cの内容が変数X2の内容に等しいレコード)を
入出力バッファ203を介してユーザ作業領域204に
転送し、ユーザプログラム200は図9の107に相当
する処理を実行することにより、レコードRC中の項目
jの内容を変数X4に設定する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように、或るファ
イルからレコードを読み込み、この読み込んだレコード
中の項目の内容をキーにして別のファイルからレコード
を読み込む場合、従来は、図9に示したように、複数の
リード命令をユーザプログラム中に記述しておく必要が
あり、ユーザプログラムのステップ数が増大し、作成工
数がかかる等の問題点があった。
【0013】本発明はこのような事情に鑑みて提案され
たものであり、その目的は、或るファイルからレコード
を読み込み、この読み込んだレコード中の項目の内容を
キーにして更に別のファイルからレコードを読み込むと
いう一連の処理を、ユーザプログラム中に1つの関連レ
コード一括読み込み命令を記述しておくだけで実現する
ことができる関連レコード一括読み込み方式を提供する
ことにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、以下のような構成を有している。
【0015】(A)主ファイルのレコード中の項目のう
ち間接キーとなる項目と、その間接キーとなる項目の値
をキーとして検索されるレコードを含む副ファイルとの
対応関係を保持するアサイン情報ファイルと、オペレー
ティング・システム内に設けられた関連レコード一括読
み込み命令制御部とを備え、且つ、前記関連レコード一
括読み込み命令制御部に、主ファイルに対してユーザプ
ログラムから発行されたレコード読み込み命令が関連レ
コード一括読み込み命令か、通常の読み込み命令かを命
令のパラメータによって識別する判定手段と、ユーザプ
ログラムから主ファイルに対して関連レコード一括読み
込み命令および通常の読み込み命令が発行されることに
より、主ファイルからレコードを読み込んで入出力バッ
ファに格納する主ファイル読み込み手段と、主ファイル
に対してユーザプログラムから発行されたレコード読み
込み命令が関連レコード一括読み込み命令の場合に、前
主ファイル読み込み手段により読み込まれたレコード
の内容と前記アサイン情報ファイルの内容とに基づいて
副ファイルおよび該副ファイルを検索する際のキー値を
決定し、該決定したキー値を使用して前記決定した副フ
ァイルからレコードを読み込んで前記入出力バッファに
格納する副ファイル読み込み手段と、主ファイルに対し
てユーザプログラムから発行されたレコード読み込み命
令が関連レコード一括読み込み命令の場合は前記入出力
バッファに読み込まれた主ファイルのレコードおよび副
ファイルのレコードを一括してユーザプログラムの作業
領域へ格納し、主ファイルに対してユーザプログラムか
ら発行されたレコード読み込み命令が通常の読み込み命
令の場合は前記入出力バッファに読み込まれた主ファイ
ルのレコードを前記ユーザプログラムの作業領域へ格納
する通知手段とを備える構成。
【0016】(B)主ファイルのレコード中の項目のう
ち間接キーとなる項目と、その間接キーとなる項目の値
をキーとして検索されるレコードを含む副ファイルとの
対応関係を登録するためのアサイン情報ファイルと、副
ファイルとなり得る全てのファイルについてそのレコー
ド中に存在する項目を列挙した登録ファイルと、間接キ
ーとする主ファイルの項目を設定した間接キー設定テー
ブルと、ユーザプログラムの翻訳時にソースプログラム
中に記述された、間接キーとする主ファイルの項目を前
記間接キー設定テーブルに設定するコンパイラと、オペ
レーティング・システム内に設けられた関連レコード一
括読み込み命令制御部とを備え、且つ、前記関連レコー
ド一括読み込み命令制御部に、主ファイルに対してユー
ザプログラムから発行されたレコード読み込み命令が関
連レコード一括読み込み命令か、通常の読み込み命令か
を命令のパラメータによって識別する判定手段と、ユー
ザプログラムから主ファイルに対して関連レコード一括
読み込み命令が発行されることにより、前記間接キー設
定テーブルの内容と前記登録ファイルの内容とに基づい
て、主ファイルのレコード中の項目のうち間接キーとな
る項目と、その間接キーとなる項目の値をキーとして検
索されるレコードを含む副ファイルとの対応関係を前記
アサイン情報ファイルに登録するアサイン情報ファイル
登録手段と、ユーザプログラムから主ファイルに対して
関連レコード一括読み込み命令および通常の読み込み命
令が発行されることにより、主ファイルからレコードを
読み込んで入出力バッファに格納する主ファイル読み込
み手段と、主ファイルに対してユーザプログラムから発
行されたレコード読み込み命令が関連レコード一括読み
込み命令の場合に、前記主ファイル読み込み手段により
読み込まれたレコードの内容と前記アサイン情報ファイ
ルの内容とに基づいて副ファイルおよび該副ファイルを
検索する際のキー値を決定し、該決定したキー値を使用
して前記決定した副ファイルからレコードを読み込んで
前記入出力バッファに格納する副ファイル読み込み手段
と、主ファイルに対してユーザプログラムから発行され
たレコード読み込み命令が関連レコード一括読み込み命
令の場合は前記入出力バッファに読み込まれた主ファイ
ルのレコードおよび副ファイルのレコードを一括してユ
ーザプログラムの作業領域へ格納し、主ファイルに対し
てユーザプログラムから発行されたレコード読み込み命
令が通常の読み込み命令の場合は前記入出力バッファに
読み込まれた主ファイルのレコードを前記ユーザプログ
ラムの作業領域へ格納する通知手段とを備える構成。
【0017】
【作用】構成(A)の関連レコード一括読み込み方式に
おいては、アサイン情報ファイルが、主ファイルのレコ
ード中の項目のうち間接キーとなる項目と、その間接キ
ーとなる項目の値をキーとして検索されるレコードを含
む副ファイルとの対応関係を保持しており、オペレーテ
ィング・システム内に設けられた関連レコード一括読み
込み命令制御部が、ユーザプログラムから主ファイルに
対して関連レコード一括読み込み命令が発行されると、
主ファイル読み込み手段によって、主ファイルからレコ
ードを読み込んで入出力バッファに格納し、次いで、副
ファイル読み込み手段によって、主ファイル読み込み手
段により読み込まれたレコードの内容とアサイン情報フ
ァイルの内容とに基づいて副ファイルおよび副ファイル
を検索する際のキー値を決定し、この決定したキー値を
使用して、決定した副ファイルからレコードを読み込ん
で入出力バッファに格納し、次いで通知手段が、入出力
バッファに読み込まれた主ファイルのレコードおよび副
ファイルのレコードを一括してユーザプログラムの作業
領域へ格納する。
【0018】構成(B)の関連レコード一括読み込み方
式においては、コンパイラが、ユーザプログラムの翻訳
時にソースプログラム中に記述された間接キーとする主
ファイルの項目を間接キー設定テーブルに設定し、オペ
レーティング・システム内に設けられた関連レコード一
括読み込み命令制御部が、ユーザプログラムから主ファ
イルに対して関連レコード一括読み込み命令が発行され
ると、アサイン情報ファイル登録手段によって、間接キ
ー設定テーブルの内容と、副ファイルとなり得る全ての
ファイルについてそのレコード中に存在する項目を列挙
した登録ファイルの内容とに基づいて、主ファイルのレ
コード中の項目のうち間接キーとなる項目と、その間接
キーとなる項目の値をキーとして検索されるレコードを
含む副ファイルとの対応関係をアサイン情報ファイルに
登録し、次いで、主ファイル読み込み手段によって、主
ファイルからレコードを読み込んで入出力バッファに格
納し、次いで副ファイル読み込み手段によって、主ファ
イル読み込み手段により読み込まれたレコードの内容と
アサイン情報ファイルの内容とに基づいて副ファイルお
よび副ファイルを検索する際のキー値を決定し、この決
定したキー値を使用して、決定した副ファイルからレコ
ードを読み込んで入出力バッファに格納し、通知手段
が、入出力バッファに読み込まれた主ファイルのレコー
ドおよび副ファイルのレコードを一括してユーザプログ
ラムの作業領域へ格納する。そして、(A),(B)の
構成とも、主ファイルに対してユーザプログラムから発
行されたレコード読み込み命令が通常の読み込み命令の
場合は、主ファイル読み込み手段によって主ファイルか
らレコードを読み込んで入出力バッファに格納し、この
格納されたレコードを通知手段によってユーザプログラ
ムの作業領域へ格納する。
【0019】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
詳細に説明する。
【0020】図1を参照すると、本発明の関連レコード
一括読み込み方式を適用した情報処理装置の一例は、オ
ペレーティング・システム(OS)1と、間接キー設定
テーブル2と、登録ファイル3と、アサイン情報ファイ
ル4と、ソース形式のユーザプログラム5をコンパイル
してオブジェクト形式のユーザプログラム6を生成する
コンパイラ7と、処理対象となる複数のファイルA,
B,Cとを含んでいる。
【0021】また、OS1には、関連レコード一括読み
込み命令制御部10と入出力バッファ11とが含まれ、
関連レコード一括読み込み命令制御部10は、判定手段
12,アサイン情報ファイル登録手段13,主ファイル
読み込み手段14,副ファイル読み込み手段15および
通知手段16で構成されている。
【0022】図2はユーザプログラム6に含まれる関連
レコード一括読み込み命令60の一例と、この命令60
による読み込みが成功した際の処理記述61の一例と、
間接キー定義62の一例とを示す。関連レコード一括読
み込み命令60は、項目aがワークエリアWKAに保持
された値に等しいレコードをファイルAから読み込むリ
ード命令の一種で、図9に示したリード命令100と異
なり、当該命令60が関連レコード一括読み込み命令で
あることを示すパラメータ$が付加されている。また、
間接キー定義62として、項目b,項目cが定義されて
いる。
【0023】図3はコンパイラ7がソース形式のユーザ
プログラム5をコンパイルしてオブジェクト形式のユー
ザプログラム6を生成する際、ユーザプログラム5中の
間接キー定義62に従って間接キー設定テーブル2に設
定する間接キー情報の一例を示す。この例では、項目b
と項目cとが間接キーである旨が間接キー設定テーブル
2に設定されている。
【0024】図4は登録ファイル3の内容例を示す図で
ある。この例では、副ファイルとなり得る可能性のある
ファイルB,Cについて、それらがどのような項目を有
しているかが記述されている。なお、ファイルB,Cの
構成は図8で説明したものと同じであり、またファイル
Aの構成も図8で説明したものと同じである。
【0025】図5および図6は関連レコード一括読み込
み命令制御部10の処理例を示すフローチャートであ
り、S1〜S16は各ステップを示す。また、図7はア
サイン情報ファイル4の内容例を示す図である。以下、
各図を参照して本実施例の動作を説明する。
【0026】利用者は、図8に示したようなファイルA
〜Cに対する処理として、項目aをキーにしてファイル
AからレコードRAを読み込み、この読み込んだレコー
ドRA中の項目bの内容をキーにしてファイルBからレ
コードRBを読み込み、更にレコードRA中の項目cの
内容をキーにしてファイルCからレコードRCを読み込
む処理を行う場合、ユーザプログラム5中には図2に示
したような関連レコード一括読み込み命令60を、レコ
ードRAの読み込み箇所毎に記述しておく。また、それ
らの読み込みが成功した場合の処理として例えば図2の
61のような処理を記述しておく。更に、ファイルAの
項目b,cを間接キーとして利用するので、項目b,c
を間接キーとしてユーザプログラム5中に定義しておく
(62)。なお、一般にコボル等のソースプログラムに
おいては、利用するファイルを宣言しておく必要があ
り、今の例ではファイルA〜Cを使用するので、それら
について宣言しておく。また、間接的に使用する登録フ
ァイル3,アサイン情報ファイル4についても宣言して
おく。
【0027】コンパイラ7は、ユーザプログラム5をコ
ンパイルしてユーザプログラム6を生成する際、ユーザ
プログラム5中で定義された図2の間接キーの情報62
を図3に示すようにOS1から参照可能な間接キー設定
テーブル2に設定する。
【0028】ユーザプログラム6が実行され、関連レコ
ード一括読み込み命令60が発行されると、OS1の関
連レコード一括読み込み命令制御部10は図5に示す処
理を開始する。
【0029】先ず、判定手段12によって、発行された
リード命令が関連レコード一括読み込み命令であること
を、命令のパラメータ$によって識別する(S1)。
【0030】次に、アサイン情報ファイル登録手段13
によって、アサイン情報ファイル4に設けられた図7の
登録済フラグ70を調べ、アサイン情報が登録済か否か
を判定する(S2)。
【0031】今、発行された関連レコード一括読み込み
命令60がユーザプログラム6の起動後に最初に実行さ
れた関連レコード一括読み込み命令であったとすると、
登録済フラグ70はオフになっているため、アサイン情
報ファイル登録手段13によってS3〜S7の処理を実
行することによりアサイン情報ファイル4への登録処理
を行う。
【0032】即ち、先ず、間接キー設定テーブル2から
間接キーとして項目bを入力する(S3)。次に、この
入力した間接キーの項目bで図4の登録ファイル3を検
索し、当該間接キーの項目bを含むファイルBを副ファ
イルとして取得し(S5)、間接キーの項目bと副ファ
イルBとの対応関係を図7に示すようにアサイン情報フ
ァイル4に登録する(S6)。
【0033】次に処理S3に戻って次の間接キーの項目
cを間接キー設定テーブル2から入力し、処理S5でそ
の項目cをキーにして登録ファイル3を検索して副ファ
イルCを取得し、処理S6で間接キーの項目cと副ファ
イルCとの対応関係を図7に示すようにアサイン情報フ
ァイル4に登録する。これで、間接キー設定テーブル2
中の全ての間接キーについての処理を終えたので、それ
を処理S4で判別し、処理S7で図7のアサイン情報フ
ァイル4の登録済フラグ70をオンにして、図6の処理
へ進む。
【0034】アサイン情報ファイル登録手段13による
処理が終了すると、次に主ファイル読み込み手段14に
より、主ファイルのレコードを読み込む(S8)。即
ち、図2に示した関連レコード一括読み込み命令60の
場合、ファイルAから該当するレコードRA(項目aの
内容がワークエリアWKAに格納された内容に等しいレ
コード)を入出力バッファ11に読み込む。
【0035】次に、副ファイル読み込み手段15によっ
て、図6の処理S9〜S14の処理を実行する。即ち、
先ず、アサイン情報ファイル4から間接キーとなる項目
bを取り出し(S9)、この取り出した項目bの値を主
ファイル読み込み手段14で読み込まれたレコードRA
の項目bから取得し(S11)、また、間接キーの項目
bに対応する副ファイルBをアサイン情報ファイル4か
ら取り出す(S12)。そして、間接キーの項目bの値
で副ファイルBからレコードを読み込み、読み込んだレ
コードRBを入出力バッファ11に格納する(S1
4)。
【0036】そして、間接キーの項目bに対応する副フ
ァイルの取得処理S12に戻るが、図7の例では、間接
キーの項目bに対応する副ファイルはファイルBだけな
ので、処理S13から処理S9に戻る。なお、1つの間
接キーの項目に対して複数の副ファイルがアサイン情報
ファイル4に登録されている場合には、その間接キーで
各副ファイルからレコードの読み込みが行われる。
【0037】処理S9に戻ると、アサイン情報ファイル
4から次の間接キーの項目cを取り出し、この取り出し
た間接キーの項目cの値を主ファイルAから読み込んだ
レコードRAから取得し(S11)、また、間接キーの
項目cに対応する副ファイルCをアサイン情報ファイル
4から取り出す(S12)。そして、間接キーの項目c
の値で副ファイルCからレコードを読み込み、読み込ん
だレコードRCを入出力バッファ11に格納する(S1
4)。そして、間接キーの項目cに対応する副ファイル
の取得処理S12に戻るが、今の例では、間接キーの項
目cに対応する副ファイルはファイルCだけなので、処
理S9に戻る。
【0038】処理S9に戻ると、アサイン情報ファイル
4中には未処理の間接キーは残っていないので、それを
処理S10で判別し、図5の処理S16へ進む。
【0039】処理S16では、通知手段16により、入
出力バッファ11に格納されている、ファイルAのレコ
ードRA,ファイルBのレコードRB,ファイルCのレ
コードRCを一括してユーザ作業領域63に格納する。
【0040】これで、ユーザプログラム6から発行され
た関連レコード一括読み込み命令60にかかるOS1の
処理が終了し、制御がユーザプログラム6に戻される。
【0041】ユーザプログラム6では、図2の処理記述
61に対応する処理を行うことにより、ユーザ作業領域
63に格納されたファイルAのレコードRAの項目bを
変数X1に、項目cを変数X2に、ファイルBのレコー
ドRBの項目fを変数X3に、ファイルCのレコードR
Cの項目jを変数X4に、それぞれ代入する。
【0042】以上で1つの関連レコード一括読み込み命
令60に関連する処理の実行が終了したことになる。ユ
ーザプログラム6中の別の箇所から関連レコード一括読
み込み命令60と同様な命令(但し、キーとなる項目a
の値は相違するが)が発行されると、既にアサイン情報
ファイル4へは間接キーと副ファイルとの対応関係が登
録済なので、図5の処理S2から図6の処理S8へ進
み、主ファイルAからのレコードの読み込みに続き、副
ファイルB,Cからのレコードの読み込みが行われ、そ
れらのレコードが一括してユーザプログラム6に返却さ
れる。
【0043】以上のようにして、本実施例では、1つの
関連レコード一括読み込み命令で関連する副ファイルか
らのレコードの読み込みを可能としている。なお、主フ
ァイルAに対してユーザプログラム6から発行されたレ
コード読み込み命令が、通常の読み込み命令の場合は、
図5の処理S15において主ファイル読み込み手段14
によって主ファイルからレコードが読み込まれて入出力
バッファ11に格納され、この格納されたレコードが処
理S16において通知手段16によってユーザプログラ
ム6の作業領域63へ格納される。
【0044】以上の実施例は、アサイン情報ファイル4
の登録をOSで実施したが、ユーザ自身が事前にアサイ
ン情報ファイル4へ必要な情報を登録しておくことも可
能であり、その場合には、間接キー設定テーブル2,登
録ファイル3,アサイン情報ファイル登録手段13は省
略でき、またコンパイラ7の間接キー設定テーブルへの
設定機能は省くことができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の関連レコ
ード一括読み込み方式によれば、以下のような効果を得
ることができる。
【0046】或るファイルからレコードを読み込み、こ
の読み込んだレコード中の項目の内容をキーにして更に
別のファイルからレコードを読み込むという一連の処理
を、ユーザプログラム中に1つの関連レコード一括読み
込み命令を記述しておくだけで実現することができる。
このため、ユーザプログラムのステップ数が減り、作成
工数が低減する。
【0047】コンパイラに、ユーザプログラムの翻訳時
にソースプログラム中に記述された、間接キーとする主
ファイルの項目を間接キー設定テーブルに設定する機能
を持たせ、またオペレーティング・システムの関連レコ
ード一括読み込み命令制御部にアサイン情報ファイル登
録手段を持たせる構成によれば、利用者はアサイン情報
ファイルの内容を自ら作成する必要がなく、間接キーの
定義だけを行えば済むので、関連レコード一括読み込み
処理を行う際のユーザの負担をより一層軽減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の関連レコード一括読み込み方式を適用
した情報処理装置の一例を示すブロック図である。
【図2】ユーザプログラムに記述された関連レコード一
括読み込み命令等の例を示す図である。
【図3】間接キー設定テーブルの内容例を示す図であ
る。
【図4】登録ファイルの内容例を示す図である。
【図5】関連レコード一括読み込み命令制御部の処理例
の一部を示すフローチャートである。
【図6】関連レコード一括読み込み命令制御部の処理例
の残りの部分を示すフローチャートである。
【図7】アサイン情報ファイル4の内容例を示す図であ
る。
【図8】処理対象となるファイルと各ファイル中のレコ
ードの項目の例を示す図である。
【図9】或るファイルから読み込んだレコード中の項目
の内容をキーにして別のファイルからレコードを読み込
む場合のユーザプログラム中の従来の記述例を示す図で
ある。
【図10】図9のユーザプログラムの実行中におけるO
Sの動作説明図である。
【符号の説明】
1…オペレーティング・システム(OS) 10…関連レコード一括読み込み命令制御部 11…入出力バッファ 12…判定手段 13…アサイン情報ファイル登録手段 14…主ファイル読み込み手段 15…副ファイル読み込み手段 16…通知手段 2…間接キー設定テーブル 3…登録ファイル 4…アサイン情報ファイル 5…ソース形式のユーザプログラム 6…オブジェクト形式のユーザプログラム 60…関連レコード一括読み込み命令 63…ユーザ作業領域 7…コンパイラ A,B,C…処理対象となるファイル

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主ファイルのレコード中の項目のうち間
    接キーとなる項目と、その間接キーとなる項目の値をキ
    ーとして検索されるレコードを含む副ファイルとの対応
    関係を保持するアサイン情報ファイルと、 オペレーティング・システム内に設けられた関連レコー
    ド一括読み込み命令制御部とを備え、且つ、 前記関連レコード一括読み込み命令制御部に、主ファイルに対してユーザプログラムから発行されたレ
    コード読み込み命令が関連レコード一括読み込み命令
    か、通常の読み込み命令かを命令のパラメータによって
    識別する判定手段と、 ユーザプログラムから主ファイルに対して関連レコード
    一括読み込み命令および通常の読み込み命令が発行され
    ることにより、主ファイルからレコードを読み込んで入
    出力バッファに格納する主ファイル読み込み手段と、主ファイルに対してユーザプログラムから発行されたレ
    コード読み込み命令が関連レコード一括読み込み命令の
    場合に、前記 主ファイル読み込み手段により読み込まれ
    たレコードの内容と前記アサイン情報ファイルの内容と
    に基づいて副ファイルおよび該副ファイルを検索する際
    のキー値を決定し、該決定したキー値を使用して前記決
    定した副ファイルからレコードを読み込んで前記入出力
    バッファに格納する副ファイル読み込み手段と、主ファイルに対してユーザプログラムから発行されたレ
    コード読み込み命令が関連レコード一括読み込み命令の
    場合は 前記入出力バッファに読み込まれた主ファイルの
    レコードおよび副ファイルのレコードを一括してユーザ
    プログラムの作業領域へ格納し、主ファイルに対してユ
    ーザプログラムから発行されたレコード読み込み命令が
    通常の読み込み命令の場合は前記入出力バッファに読み
    込まれた主ファイルのレコードを前記ユーザプログラム
    の作業領域へ格納する通知手段とを備えることを特徴と
    する関連レコード一括読み込み方式。
  2. 【請求項2】 主ファイルのレコード中の項目のうち間
    接キーとなる項目と、その間接キーとなる項目の値をキ
    ーとして検索されるレコードを含む副ファイルとの対応
    関係を登録するためのアサイン情報ファイルと、 副ファイルとなり得る全てのファイルについてそのレコ
    ード中に存在する項目を列挙した登録ファイルと、 間接キーとする主ファイルの項目を設定した間接キー設
    定テーブルと、 ユーザプログラムの翻訳時にソースプログラム中に記述
    された、間接キーとする主ファイルの項目を前記間接キ
    ー設定テーブルに設定するコンパイラと、 オペレーティング・システム内に設けられた関連レコー
    ド一括読み込み命令制御部とを備え、且つ、 前記関連レコード一括読み込み命令制御部に、主ファイルに対してユーザプログラムから発行されたレ
    コード読み込み命令が関連レコード一括読み込み命令
    か、通常の読み込み命令かを命令のパラメータによって
    識別する判定手段と、 ユーザプログラムから主ファイルに対して関連レコード
    一括読み込み命令が発行されることにより、前記間接キ
    ー設定テーブルの内容と前記登録ファイルの内容とに基
    づいて、主ファイルのレコード中の項目のうち間接キー
    となる項目と、その間接キーとなる項目の値をキーとし
    て検索されるレコードを含む副ファイルとの対応関係を
    前記アサイン情報ファイルに登録するアサイン情報ファ
    イル登録手段と、ユーザプログラムから主ファイルに対して関連レコード
    一括読み込み命令および通常の読み込み命令が発行され
    ることにより、 主ファイルからレコードを読み込んで入
    出力バッファに格納する主ファイル読み込み手段と、主ファイルに対してユーザプログラムから発行されたレ
    コード読み込み命令が関連レコード一括読み込み命令の
    場合に、前記 主ファイル読み込み手段により読み込まれ
    たレコードの内容と前記アサイン情報ファイルの内容と
    に基づいて副ファイルおよび該副ファイルを検索する際
    のキー値を決定し、該決定したキー値を使用して前記決
    定した副ファイルからレコードを読み込んで前記入出力
    バッファに格納する副ファイル読み込み手段と、主ファイルに対してユーザプログラムから発行されたレ
    コード読み込み命令が関連レコード一括読み込み命令の
    場合は 前記入出力バッファに読み込まれた主ファイルの
    レコードおよび副ファイルのレコードを一括してユーザ
    プログラムの作業領域へ格納し、主ファイルに対してユ
    ーザプログラムから発行されたレコード読み込み命令が
    通常の読み込み命令の場合は前記入出力バッファに読み
    込まれた主ファイルのレコードを前記ユーザプログラム
    の作業領域へ格納する通知手段とを備えることを特徴と
    する関連レコード一括読み込み方式。
JP5252553A 1993-09-14 1993-09-14 関連レコード一括読み込み方式 Expired - Fee Related JP2624146B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5252553A JP2624146B2 (ja) 1993-09-14 1993-09-14 関連レコード一括読み込み方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5252553A JP2624146B2 (ja) 1993-09-14 1993-09-14 関連レコード一括読み込み方式

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0784842A JPH0784842A (ja) 1995-03-31
JP2624146B2 true JP2624146B2 (ja) 1997-06-25

Family

ID=17238977

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5252553A Expired - Fee Related JP2624146B2 (ja) 1993-09-14 1993-09-14 関連レコード一括読み込み方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2624146B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3864452B2 (ja) * 1996-06-07 2006-12-27 松下電器産業株式会社 密閉型電動圧縮機

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04184652A (ja) * 1990-11-20 1992-07-01 Nec Corp リモートファイル読み込み方式
JPH04199338A (ja) * 1990-11-29 1992-07-20 Nec Corp データベース管理システム
JPH04199444A (ja) * 1990-11-29 1992-07-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd ファイル管理装置
JPH05204728A (ja) * 1992-01-27 1993-08-13 Hitachi Ltd データベース検索のインテリジェントフェッチ方式

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0784842A (ja) 1995-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000357115A (ja) ファイル検索装置及びファイル検索方法
JP2624146B2 (ja) 関連レコード一括読み込み方式
JP3046887B2 (ja) Ocrデータエントリシステムにおける出力ファイル生成方式
JP2901543B2 (ja) 磁気デイスクフアイルリロケーション方式
JP2943693B2 (ja) ソート作業ファイルスペース管理方式
JPS62138924A (ja) テ−ブルサ−チ制御方式
JP2748504B2 (ja) 入力処理装置
JPH10133866A (ja) 移行変換処理方法
JPH03259327A (ja) コード変換方式
JP3398672B2 (ja) 中間データ格納装置
JPH06103027A (ja) データ分離処理方法
JPH05143422A (ja) 更新後ジヤーナル管理方式
JP3018579B2 (ja) 名前検索処理装置
JP2684965B2 (ja) マイクロプログラムのパッチ支援装置
JP2609680B2 (ja) データ登録装置
JPS62237525A (ja) コマンド変換方法
JPH05210562A (ja) ネットワークファイル方式
JPH05114044A (ja) 文字読取装置
JPH0823867B2 (ja) 集合フアイルを利用した隣接検索方式
JPH05100914A (ja) フアイル入出力情報採取方式
JPH04137035A (ja) ソフトウェア設計構造格納装置
JPH0568788B2 (ja)
JPH04165544A (ja) データ形式判定方式
JPH04362739A (ja) 変数管理方法
JPH07282073A (ja) データ検索装置及びその方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080411

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090411

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100411

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees