JP2623132B2 - ガラス破壊検知器 - Google Patents

ガラス破壊検知器

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JP2623132B2
JP2623132B2 JP1017094A JP1709489A JP2623132B2 JP 2623132 B2 JP2623132 B2 JP 2623132B2 JP 1017094 A JP1017094 A JP 1017094A JP 1709489 A JP1709489 A JP 1709489A JP 2623132 B2 JP2623132 B2 JP 2623132B2
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glass breakage
bowl
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亮 森本
幹夫 近藤
譲二 筒井
雅吾 高橋
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松下電工 株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ガラス破壊検知器の改良に関し、更に詳し
くは圧電素子と信号処理回路を内蔵するベース部の構造
に特徴を有したものである。
[従来の技術] この種のガラス破壊検知器を説明すると、ガラス面な
どに、圧電素子を取り付けたベース部を接触して取り付
け、ガラスが破壊された時に発生する機械振動をベース
部に内蔵させた圧電素子で電気信号に変換させて警報
(破壊信号)を発する構造となっている。
このようなガラス破壊検知器の従来のものは、金属や
セラミックで製された1枚のベース板に圧電素子を取り
付け、このベース板を底板として、この底板には信号処
理回路を実装させた回路基板を充填材を用いて内蔵させ
たボディを接着剤などで結合して取り付け、その上にカ
バーを被せた構造となっている。
第6図は、圧電素子108を取り付けたベース板102の端
部102aをボディ103に形成した凹所103aに嵌入して接着
材で結合させてベース部を形成したもの、第7図は、圧
電素子108を取り付けたベース板102′の端部102′aを
ボディ103′に形成した凹所103′aに嵌入させて同時成
形したものを示しているが、いずれのタイプのものも、
ベース板102,102′に取り付けた圧電素子108の出力効率
を増大させるために、圧電素子108の上方には空所Sを
設けるために、4本の脚部106aを設けた台座106を置い
て、その上に信号処理のための回路基板101を実装して
いるのが通例となっている。なお、107はベース板102,1
02′と、ボディ103,103′を組み合わせて形成されたベ
ース部に、回路部品を固定し、水の浸入を防止するため
の充填材であり、105は動作表示用LEDである。
ところが、このような従来構造のものでは、ガラス検
知器100,100′を、第8図に示したようにガラス面109に
取り付けて使用する場合、ボディ103、103′を形成する
成形品とベース板102,102′を形成する金属やセラミッ
クとの熱収縮率が異なるために、両者の結合場所には季
節的な温度変化によって隙間を生じ、そのため長期的に
見れば、水滴110がガラス面109を伝って浸入することの
避けられないものとなっている。
また水滴浸入のおそれは、例えば室内外の温度差によ
る結露、浴場等に設けた場合に湿度の高い場所での水滴
の付着、ガラスクリーナ等の薬品による腐食などのよう
に、日常的使用においても頻繁に生じているが、従来の
ガラス破壊検知器は、水滴の浸入を防止させる対策とし
ては、前述したように充填材を用いるなどの工夫しかな
されていないのが実状である。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、
ベース部の構造を工夫することにより、上記した問題点
を解決するものである。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば、上記問題点は、次のような構造のガ
ラス破壊検知器を提供することによって解決される。
すなわち、本発明のガラス破壊検知器は、上方に開口
部を形成した椀状ベース部内に、ガラス破壊時の機械振
動を電気信号に変換出力するための圧電素子と、信号処
理回路の回路基板とを内蔵させ、上記開口部に対応させ
たカバー部を被せて、本体部を形成するガラス破壊検知
器において、上記椀状ベース部内には、先端に鈎爪を形
成した弾性変形の可能な突片を周囲より突出形成した方
形本体部の下方に脚部を設けた内蓋を収容させ、この内
蓋の方形本体部の下方の脚部間の空間には、上記圧電素
子を収容させる構造とされており、上記本体部突片が上
方に折曲がるように該椀状ベース部の開口縁に挟み込ま
せて、上記信号処理回路の回路基板を上記鈎爪によって
内蓋の上面に係止固定させる構造としている。
また、請求項2に記載されたガラス破壊検知器は、請
求項1に記載の構造に加えて、内蓋の脚部の間に、圧電
素子を下方に押し下げる押片を設けた構造としている。
[作用] 請求項1に記載された本発明のガラス破壊検知器によ
れば、圧電素子と信号処理回路を上下に内蔵した椀状の
ベース部は、上方に開口部を形成した椀状ベース部内に
収容されているので、ベース部をガラス面に接触させて
使用する場合に、ガラス面近くには接合部がなくなり、
水滴の浸入を防止できる。
また、信号処理回路と圧電素子を、内蓋の上下に分離
して置き、特に圧電素子は、脚部の空間に置くことが出
来るため、感度低下をなくすことが出来る。
更に、信号処理回路は、内蓋を椀状ベース部に収容す
る際、椀状ベース部の開口縁で先端に鈎爪を形成した突
片を上方に折曲させ、椀状ベースの開口部で挟み込んで
係止固定できる。
請求項2に記載されたガラス破壊検知器によれば、内
蓋の脚部の空間には弾性変形可能な押片を形成している
ので、この内蓋に回路基板を乗せ、ベースの上開口より
ベース内に収容させれば、内蓋の押片で圧電素子を固定
出来る。
[実施例] 以下に、添付図を参照して、本発明の実施例を説明す
る。
第1図は、本発明のガラス破壊検知器の縦断面構造図
を示している。
図において、1はベース部であり、1枚の金属板を絞
り加工をして上方を開口1aした椀状に形成されている。
圧電素子2はベース部1の底部に取り付けられ、リード
2aを介して回路基板3に接続されており、圧電素子2の
上方には、出力低下を防止する空所を形成するために脚
部8cを取り付けた内蓋8が収容され、その上には上記し
た回路基板3が置かれている。カバー部4は、ベース部
1の上方開口1aを塞ぐようにして接着材などで結合され
て本体部Aが形成され、ベース部1内では後述するよう
な方法で回路基板3が固定されている。なお、5は動作
表示用LEDである。
このような構造のガラス破壊検知器によれば、ベース
部1をガラス面Bに接触させるようにして取り付けた場
合、ガラス面Bに水滴が付着するなどしても、ベース部
1とカバー部4との結合部が、ガラス面Bより十分に離
れ、信号処理回路を実装した回路基板3より上方にある
ので、第5図に示したように垂直なガラス面Bに取付け
た場合にも水滴Cの浸入は防止される。
第2a図は、内蓋8の平面図、第2b図は第2a図のX−X
線断面図を示している。
内蓋8は、ガラス検知器のベース部上方に形成された
開口に応じた方形板本体部80の各辺に弾性変形の可能な
突片8aを設けており、その突片8aの各々の先端には鈎爪
8bを設けている。また、方形本体部8の下面には4本の
脚部8cを形成している。
このような内蓋8は、その上面に回路基板3を乗せて
から、回路基板3と一緒に、ベース部1の上方開口1aよ
り収容させると、突片8bは、第1図に示したように、ベ
ース部1の上方開口1aの縁によって折れ曲がり、爪8bが
回路基板3の端部を係止するように圧入されるので、こ
の圧入によって回路基板3を固定できる。
これらの図からも理解されるように、このような内蓋
8を用いたガラス破壊検知器では、圧電素子2の上方に
出力低下をなくする空間を形成しながら、回路基板3の
ベース部内への固定が容易にできるので、構造の簡単な
ものでは、充填材を不要にすることもでき、ガラス破壊
検知器本体の構造自体も簡略化できる。
第4図は、請求項2に記載されたガラス破壊検知器の
要部である内蓋8′の平面図、第4b図は第4a図のY−Y
線断面図を示している。
内蓋8′は、ベース部の上方開口に応じた方形本体部
80の各辺に弾性変形の可能な突片8aを設けており、その
突片8aの先には鈎爪8bを設けている点は、前述の例と同
様であるが、この内蓋8′の特徴は、中央に形成した開
口8dに、2本の押片8e,8eを形成している点にある。こ
の押片8e,8eは、開口8dの縁部を残すように本体部80の
中央を切り開いて形成されており、各々の押片8e,8e
は、交互に交差するような傾斜をもって下方に延長突出
しており、ベース部1内に置かれた圧電素子2を上方よ
り押圧して固定させるようになっている。
第3図は、内蓋8′の使用要領を説明するために、第
1図に対応して示したものである。
このような内蓋8′を用いたガラス破壊検知器では、
脚部8cの存在によって、圧電素子2の上方に空間を形成
しながら、回路基板3の固定が容易にでき、しかも圧電
素子2の固定も出来るので、本体構造をいっそう簡易化
できる。
[発明の効果] 請求項1に記載された本発明のガラス破壊検知器によ
れば、ガラス面に接触させて使用する際、ガラス面近く
に接合部をなくする構造に出来るので、雨水や水滴の浸
入のおそれがない。
信号処理回路と圧電素子とは、内蓋の上下に分離して
置かれ、特に圧電素子は、脚部の空間に置かれるため、
感度低下をなくすことができる。
更に、信号処理回路は、内蓋を椀状ベース部に収容す
る際、椀状ベース部の開口縁で先端に鈎爪を形成した突
片を上方に折曲させ、椀状ベースの開口部で挟み込んで
係止固定でき、簡易なものでは、充填剤も不要となる。
請求項2に記載されたガラス破壊検知器によれば、請
求項1に記載されたものの効果に加えて、圧電素子が置
かれる内蓋の脚部の空間には、上方より圧電素子を押え
止めする押片が設けているため、内蓋のカバー部への収
容時には、圧電素子の固定も簡易にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の縦断面構造図、第2a図は内蓋の平面
図,第2b図は第2a図のX−X線断面,第3図は請求項2
に記載されたガラス破壊検知器の縦断面構造図,第4a図
は内蓋の他例の平面図,第4b図は第4a図のY−Y線断
面,第5図は使用状態説明図,第6図,第7図は従来の
ガラス破壊検知器の構造説明図,第8図は従来例の使用
状態の説明図である。 (符号の説明) A……ガラス破壊検知器本体部 1……椀状ベース部 1a……その上方開口 2……圧電素子 3……信号処理回路(回路基板) 4……カバー部 8……内蓋 8a……突片 8b……その鈎爪 8c……脚部 8e……押片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 筒井 譲二 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (72)発明者 高橋 雅吾 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (56)参考文献 実開 昭59−35872(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上方に開口部を形成した椀状ベース部内
    に、ガラス破壊時の機械振動を電気信号に変換出力する
    ための圧電素子と、信号処理回路の回路基板とを内蔵さ
    せ、上記開口部に対応させたカバー部を被せて、本体部
    を形成するガラス破壊検知器において、 上記椀状ベース部内には、先端に鈎爪を形成した弾性変
    形の可能な突片を周囲より突出形成した方形本体部の下
    方に脚部を設けた内蓋を収容させ、この内蓋の方形本体
    部の下方の脚部間の空間には、上記圧電素子を収容させ
    る構造とされており、 上記本体部突片が上方に折曲がるように該椀状ベース部
    の開口縁に挟み込ませて、上記信号処理回路の回路基板
    を上記鈎爪によって、内蓋の上面に係止固定させる構造
    としたガラス破壊検知器。
  2. 【請求項2】上記内蓋の脚部の間には、圧電素子を下方
    に押し下げる押片を設けた構造としている請求項1に記
    載のガラス破壊検知器。
JP1017094A 1989-01-26 1989-01-26 ガラス破壊検知器 Expired - Lifetime JP2623132B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5935872U (ja) * 1982-08-30 1984-03-06 三正電子株式会社 ガラス衝撃検出装置

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