JPH0517789U - 輻射式火災感知器 - Google Patents

輻射式火災感知器

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JPH0517789U
JPH0517789U JP6288591U JP6288591U JPH0517789U JP H0517789 U JPH0517789 U JP H0517789U JP 6288591 U JP6288591 U JP 6288591U JP 6288591 U JP6288591 U JP 6288591U JP H0517789 U JPH0517789 U JP H0517789U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容易かつ短時間に保護板を装着できるように
した輻射式火災感知器を得ること。 【構成】 カバー13の透光窓14の周囲に形成された
凹部14の外周側に設けた複数の係合手段16aと、保
護板20の外径より小さい内径の透光窓を有しカバー1
3の係合手段16aに対応して突設された複数の係止片
23aを備えた押え手段21とを有し、カバー13の凹
部14に保護板20を載置して押え手段21の係止片2
3をカバー13の係合手段16aに係合させ、保護板2
0をカバー13に固定したもの。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、火災の炎を検出して火災の発生を感知する輻射式火災感知器に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
輻射式火災感知器は、受光素子として例えば焦電形の赤外線検出素子(以下焦 電素子という)を使用し、火災の炎から発する赤外線を検出して火災の発生を検 知するものである。
【0003】 このような火災感知器の受光素子は筐体内に収容され、その受光面を透光窓に 対向させて配設されるが、外部から容易に手等が触れる構造であってはならず、 また受光素子は温度、湿度などの環境変化に弱く、さらに受光面が塵埃や油煙等 によって汚染されると特性が変化するため、透光窓には外部から受光素子を保護 するための保護板を設ける必要がある。この保護板は火災特有の波長の赤外線を 透過させるために素材が限られたものになり、一般にサファイヤが用いられてい る。
【0004】 従来、輻射式火災感知器は、金属材料からなる鋳物や引き物で筐体を製作し、 その透光窓にパッキンを介してサファイヤ板を当接して金属材料からなる押え金 具によりねじ止めしていたが、大形で重量も大きくなりその上高価になるなど、 種々問題があった。そこで最近では小形軽量化及びコストの低減化のために筐体 を合成樹脂で成型したものが一般に使用されている。
【0005】 図5は合成樹脂製の筐体を使用した従来の輻射式火災感知器の一例を示す断面 図である。図において、60は筐体で、底板62を有する円筒状の本体61と、 係止爪64によって本体61に結合されたカバー63とからなり、カバー63は 本体61に結合される円筒部と傾斜部とによりほぼ富士山状に形成され、上面に 設けた凹部65には透光窓66が設けられている。67は凹部65内に嵌入され 、接着剤68によりカバー63に接着固定されたサファイヤからなる保護板であ る。
【0006】 69は増幅回路、火災判別回路、スイッチング回路等(図示せず)を構成する 電気部品が搭載されたプリント基板で、筐体60内に収容され、ねじ70により 底板62に固定されている。71は炎の赤外線を受光検出する受光素子で、円筒 状のマウント73を介してプリント基板69上に搭載され、そのリード線72が プリント基板69にはんだ付けされている。なお、このとき、受光素子71は保 護板67に対向し、かつ近接した位置に配設される。
【0007】 上記のような輻射式火災感知器は、透光窓66にサファイヤ板からなる保護板 67が取付けられているので、外部から受光素子71に触れることがなく、また 塵埃や油煙等によって汚染されたり環境の変化によって特性が変化することもな い。なお、保護板67は、接着剤68で接着する代りに合成樹脂製の止め部材を ねじ止めして固定したものもある。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような従来の輻射式火災感知器において、保護板67を接着剤で透光窓 に接着する場合は、接着部分が狭小なためきわて面倒であり、その上接着剤が透 光窓66側に垂れてその除去に多くの工数を要し、また、保護板67をねじ止め する場合は筐体にねじ穴を加工するのが面倒であるばかりでなく、ねじ止めに多 くの工数を要するなど、いずれの場合も作業性が悪くコストアップは避けられな かった。
【0009】 本考案は、上記の課題を解決すべくさなれたもので、容易かつ短時間に保護板 を装着できるようにした輻射式火災感知器を得ることを目的としたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】 本考案に係る輻射式火災感知器は、カバーの透光窓の周囲に形成された凹部の 外周側に設けた複数の係合手段と、保護板の外径より小さい内径の透光穴を有し カバーの係合手段に対応して突設された複数の係止片を備えた押え手段とを有し 、カバーの凹部に保護板を載置して押え手段の係止片をカバーの係合手段に係合 させ、保護板をカバーに固定したものである。
【0011】 また、上記の輻射式火災感知器において、カバーに設けた複数の係合手段を凹 部の外周側から内側にほぼ箱状に突設して構成し、押え手段の係止片を係合手段 に設けた係止部に係止させ、これら係合手段内に充填材を充填したものである。
【0012】
【作用】
プリント基板が固定された本体にカバーを結合し、カバーの上部に設けた透光 窓の周囲に形成された凹部に保護板を載置する。ついで凹部の外周に設けた係合 手段に押え手段の係止片を係止させ、保護板を凹部と押え手段により固定する。 この場合、あらかじめ押え手段により保護板が固定されたカバーを、プリント基 板が固定された本体に結合してもよい。
【0013】 また、押え手段の係止片が係止されたほぼ箱状の係合手段内に例えばシリコン ゴムの如き充填剤を充填し、すき間から塵埃等が侵入するのを防止すると共に、 係止片を強固に固定する。
【0014】
【実施例】
図1は本考案実施例の断面図、図2はその平面図、図3はカバーの分解斜視図 、図4は要部の断面図及び下面図である。図において、10は筐体で、底板12 を有する円筒状の本体11と、係止爪によって本体11に結合されたカバー13 とからなり、カバー13は本体11に結合される結合部と、この結合部から上方 に向って縮径された傾斜部及び傾斜部の上方に形成された結合部より小径の円筒 部とによって構成され、円筒部の上面には円形の凹部14が形成され、凹部14 には同心的に透光窓15が設けられている。16a,16b,16cは凹部14 の外周に内側に向って箱状に突設され、下方に開口する複数個の係合部で、図4 に示すように外側の一部は開口され、残部により係止部17が形成されている。
【0015】 19はパッキン、20は例えばサファイヤからなる保護板である。21は合成 樹脂を成型してなる押えリングで、中心部には保護板20の外径より小さい内径 の窓穴22が設けられており、下側にはケース13の係合部16a,16b,1 6cに対向して係止爪24を備え弾性を有する係止片23a,23b,23cが 突設されている。なお、25はカバー13の傾斜部に設けられたLEDの表示窓 、26はカバー13の円筒部の側壁から傾斜部にかけてほぼ等間隔に形成された 複数個のフインである。
【0016】 30は筐体10内に収容された電気回路部で、31は上面に受光素子32が搭 載され、下面にプリアンプ部(図示せず)が設けられた第1のプリント基板、3 3はプリアンプ部等を覆うシールドケースである。
【0017】 34はメインアンプ部、火災判別回路部等が設けられた第1のプリント基板3 1より大形の第2のプリント基板で、両プリント基板31,34は導電性の接続 ピンの如きスペーサ35により電気的かつ機械的に結合されている。
【0018】 36は本体31の下面に取付けられ、天井等に設けられたベースの端子に結合 して固定され、かつ電気的に接続される刃金具で、第2のプリント基板34は導 電性のねじ37により本体11に固定されると共に、刃金具36に接続されてい る。なお、第1のプリント基板31と第2のプリント基板34とを絶縁材からな るスペーサで上下に結合し、両プリント基板31,34のプリント配線間をリー ド線等で接続してもよい。
【0019】 上記のような輻射式火災感知器を組立てるには、例えば、受光素子32が搭載 された第1のプリント基板31の下にスペーサ35により第2のプリント基板3 4が結合された電気回路部30を本体11内に収容し、ねじ37により第2のプ リント基板34を本体11に固定する。ついで本体11にカバー13を被せ、両 者を一体的に結合する。このとき、受光素子32は所定の位置、即ち、透光窓1 5と対向しかつこれに近接した位置に配設される。
【0020】 次に、カバー13の凹部14内にパッキン19を入れてその上に保護板20を 載置する。ついで、係止片23a,23b,23cをカバー13の係合部16a ,16b,16cとそれぞれ整合させて押えリング21をカバー13上に載置し 、圧下する。これにより係止片23a,23b,23cはそれぞれ係合部16a ,16b,16c内に嵌入され、各係止爪24がその弾性によって嵌合部16a ,16b,16cの係止部17にそれぞれ係止する。この結果、保護板20はパ ッキン19を介してカバー13の凹部14と押えリング21との間に確実に保持 固定される。なお、あらかじめ押えリング21により保護板20を装着したカバ ー13を、プリント基板31,34が取付けられた本体11に結合してもよい。
【0021】 これにより保護板20は透光窓15に装着されるが、係合部16a〜16cと 押えリング21の係止片23a〜23cとの間に僅かなすき間が生じるので、こ のすき間から水や塵埃等が侵入するのを防止し、かつ係止片23a〜23cを強 固に固定するため、嵌合部16a〜16c内にシリコンゴムの如き充填材18を 充填して係止片23a〜23cを固定すると共に、保護板20を密封する。
【0022】 上記の実施例では、図1,図2に示すような構造の輻射式火災感知器に本考案 を実施した場合を示したが、図5に示すような火災感知器あるいは本体とカバー がほぼ同径の円筒状の筐体からなる火災感知器にも本考案を実施することができ る。
【0023】 また、上記の実施例では2枚のプリント基板により電気回路部を構成した場合 を示したが、1枚又は3枚以上のプリント基板により電気回路部を構成した輻射 式火災感知器にも本考案を実施することができる。
【0024】 さらに、箱状の係合部16a〜16cを設けた場合を示したが、円筒状あるい は楕円筒状などの係合部を設けてもよい。
【0025】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案は保護板が取付けられる透光窓の外周 に複数個の係合手段を設け、この係合手段に押え手段の係止片を係止させ、その 弾性を利用して保護板をワンタッチで固定するようにしたので、取付操作がきわ めて容易になり、作業性を大幅に向上させることができる。
【0026】 また、係合手段をほぼ箱状に構成し、押え手段の係止片を係止させたのちこの 係合手段に充填物を充填するようにしたので、筐体内の受光素子等を密封できる と共に、係止片を強固に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の縦断面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】図1のカバーの分解斜視図。
【図4】(a) 図1の要部拡大断面図。 (b) (a)図の下面図。
【図5】従来の輻射式火災感知器の一例の縦断面図。
【符号の説明】
10 筐体 11 本体 12 底板 13 カバー 14 凹部 15 透光窓 16a,16b,16c 係合部 17 係止部 18 充填材 19 パッキン 20 保護板 21 押えリング 23a,23b,23c 係止片 24 係止爪 30 電気回路部 31 第1のプリント基板 32 受光素子 34 第2のプリント基板 35 スペーサ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底円筒状の本体及び上面に透光窓を有
    し前記本体に結合されたカバーと、炎から出る光線を透
    過させる素材からなり前記カバーの透光窓に装着される
    保護板と、受光素子が搭載され電気回路部が設けられて
    前記筐体内に収容されたプリント基板とを備えてなる輻
    射式火災感知器において、 前記カバーの透光窓の周囲に形成された凹部の外周側に
    設けた複数の係合手段と、 前記保護板の外径より小さい内径の透光穴を有し、前記
    カバーの係合手段に対応して突設された複数の係止片を
    有する押え手段とを備え、 前記カバーの凹部に前記保護板を載置して前記押え手段
    の係止片を前記カバーの係合手段に係止させ、前記保護
    板をカバーに固定することを特徴とする輻射式火災感知
    器。
  2. 【請求項2】 カバーに設けた複数の係合手段を凹部の
    外周側から内側にほぼ箱状に突設して構成し、前記押え
    手段の係止片を前記係合手段に設けた係止部に係止さ
    せ、該係合手段内に充填材を充填したことを特徴とする
    請求項1記載の輻射式火災感知器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0166740U (ja) * 1987-10-22 1989-04-28

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5844478U (ja) * 1981-09-11 1983-03-25 トヨタ自動車株式会社 デイ−ゼルエンジンの燃料フイルタ装置
JPH0251306U (ja) * 1988-10-03 1990-04-11

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