JPH0749596Y2 - 散乱光式煙感知器 - Google Patents
散乱光式煙感知器Info
- Publication number
- JPH0749596Y2 JPH0749596Y2 JP1988002634U JP263488U JPH0749596Y2 JP H0749596 Y2 JPH0749596 Y2 JP H0749596Y2 JP 1988002634 U JP1988002634 U JP 1988002634U JP 263488 U JP263488 U JP 263488U JP H0749596 Y2 JPH0749596 Y2 JP H0749596Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dark box
- shield case
- scattered light
- smoke
- smoke detector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
- Fire-Detection Mechanisms (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、火災の発生によって生じる煙を、光の散乱現
象を利用して感知するところの火災報知設備における散
乱光式煙感知器に関する。
象を利用して感知するところの火災報知設備における散
乱光式煙感知器に関する。
[従来の技術] 従来のこの種の散乱光式煙感知器は、第5図に示すよう
に、外来光を遮断し煙を流入させる暗箱20内に、光源21
と受光器22を互いに直視できないように配置し、この光
源21から照射される光が、暗箱20内に進入してきた煙に
よって散乱されるのを受光器22によって検出する。そし
て、検出信号を付属の電気回路部23により処理した後
に、感知信号として中央の監視装置に伝達するような構
成としている。このような散乱光式煙感知器は、火災の
初期状態を早期に感知すべく高感度に設定されており、
それ故に煙以外の要因により動作してしまうことが多
く、これら誤動作を除去すべく各種の対策が施されてい
る。例えば、暗箱20内に小さな虫等が入って誤動作する
ことの無いように、暗箱20の煙流入口周囲には小さな虫
などの進入を阻止する金網24が設けられている。また電
気回路部23を外来の電気的ノイズから保護すべくシール
ドケース25が設けられている。従来これらの除去対策が
施された感知器は、第6図に示すように、感知器筐体26
内に、シールドケース25によって保護された電気回路部
23および光源21,受光器22と、このシールドケース25に
連結して金網24によって保護された暗箱20とを収納し、
この感知器筐体26の暗箱20の煙流入口に対面する周壁部
に煙導入口27が穿たれた構造となっている。
に、外来光を遮断し煙を流入させる暗箱20内に、光源21
と受光器22を互いに直視できないように配置し、この光
源21から照射される光が、暗箱20内に進入してきた煙に
よって散乱されるのを受光器22によって検出する。そし
て、検出信号を付属の電気回路部23により処理した後
に、感知信号として中央の監視装置に伝達するような構
成としている。このような散乱光式煙感知器は、火災の
初期状態を早期に感知すべく高感度に設定されており、
それ故に煙以外の要因により動作してしまうことが多
く、これら誤動作を除去すべく各種の対策が施されてい
る。例えば、暗箱20内に小さな虫等が入って誤動作する
ことの無いように、暗箱20の煙流入口周囲には小さな虫
などの進入を阻止する金網24が設けられている。また電
気回路部23を外来の電気的ノイズから保護すべくシール
ドケース25が設けられている。従来これらの除去対策が
施された感知器は、第6図に示すように、感知器筐体26
内に、シールドケース25によって保護された電気回路部
23および光源21,受光器22と、このシールドケース25に
連結して金網24によって保護された暗箱20とを収納し、
この感知器筐体26の暗箱20の煙流入口に対面する周壁部
に煙導入口27が穿たれた構造となっている。
[考案が解決しようとする問題点] 火災感知器の電源線は、製造上の基準から人体等が直接
触れることが無いように義務づけらている。そこで、上
記のような従来の感知器にあっては、電源線に接続され
たシールドケース25と金網24とが接触していても、第6
図に示すように、感知器筐体26に穿たれた煙導入口27の
幅が、指を通すことの無いように設計されているために
人体が直接金網24に接触することがなく、よって上記の
基準は満足されていた。
触れることが無いように義務づけらている。そこで、上
記のような従来の感知器にあっては、電源線に接続され
たシールドケース25と金網24とが接触していても、第6
図に示すように、感知器筐体26に穿たれた煙導入口27の
幅が、指を通すことの無いように設計されているために
人体が直接金網24に接触することがなく、よって上記の
基準は満足されていた。
しかし、第2図に示すような最近の火災感知器は、デザ
イン上全体の形状を小型にし、薄くすることが要望され
ている。このような小型にして薄い感知器においても従
来の感知器と同等の感度を維持しようとすると、感知器
筐体6に穿たれた煙導入口7の幅も広くせざるをえず、
従って従来のような構造では人体が直接金網4に接触す
ることとなり、上記の基準を満足することが出来なかっ
た。
イン上全体の形状を小型にし、薄くすることが要望され
ている。このような小型にして薄い感知器においても従
来の感知器と同等の感度を維持しようとすると、感知器
筐体6に穿たれた煙導入口7の幅も広くせざるをえず、
従って従来のような構造では人体が直接金網4に接触す
ることとなり、上記の基準を満足することが出来なかっ
た。
また、従来の金網の設置構造では、その端部より小さな
虫等が進入することがあり、十分な防虫保護対策とはな
っていなかった。
虫等が進入することがあり、十分な防虫保護対策とはな
っていなかった。
[問題点を解決するための手段] 本考案による散乱光式煙感知器では、絶縁物から成り、
周縁に金網のシールドケース側全周を嵌入する溝が刻設
されると共に、中央に光学系保持具と嵌合する窓が穿設
された盆状体を、暗箱とシールドケースとの間に介在さ
せたことにより、上記問題点を解決したものである。
周縁に金網のシールドケース側全周を嵌入する溝が刻設
されると共に、中央に光学系保持具と嵌合する窓が穿設
された盆状体を、暗箱とシールドケースとの間に介在さ
せたことにより、上記問題点を解決したものである。
[作用] 上記のような盆状体を設けることにより、金網はシール
ドケースより絶縁され、なおかつ溝における金網端部の
嵌入により小さな虫等の進入が阻止される。
ドケースより絶縁され、なおかつ溝における金網端部の
嵌入により小さな虫等の進入が阻止される。
[実施例] 以下図面に基づいて本考案による散乱光式煙感知器の一
実施例をしめすと、第1図はその一実施例における中央
縦断面図であって、外来光を遮断し煙を流入させる暗箱
10内に、光源1と受光器2を互いに直視できないように
配置し、この光源1から照射される光が、暗箱10内に進
入してきた煙によって散乱されるのを受光器2によって
検出する。そして、この検出信号を付属の電気回路部3
により処理した後に、感知信号として中央の監視装置に
伝達するような構成としている。そして、暗箱10内に小
さな虫等が入って誤動作することに無いように、暗箱10
の煙流入口11周囲には小さな虫等の進入を阻止する金網
4が設けられ、また電気回路3を外来の電気的ノイズか
ら保護すべくシールドケース5が設けられている。ここ
までの構成は、従来の感知器と同様であって、強いて異
なる点を揚げれば全体の形状を小型,薄型とすべく各部
品が小型,薄型となっている点である。
実施例をしめすと、第1図はその一実施例における中央
縦断面図であって、外来光を遮断し煙を流入させる暗箱
10内に、光源1と受光器2を互いに直視できないように
配置し、この光源1から照射される光が、暗箱10内に進
入してきた煙によって散乱されるのを受光器2によって
検出する。そして、この検出信号を付属の電気回路部3
により処理した後に、感知信号として中央の監視装置に
伝達するような構成としている。そして、暗箱10内に小
さな虫等が入って誤動作することに無いように、暗箱10
の煙流入口11周囲には小さな虫等の進入を阻止する金網
4が設けられ、また電気回路3を外来の電気的ノイズか
ら保護すべくシールドケース5が設けられている。ここ
までの構成は、従来の感知器と同様であって、強いて異
なる点を揚げれば全体の形状を小型,薄型とすべく各部
品が小型,薄型となっている点である。
本考案において異なる点は、暗箱10とシールドケース5
との間に絶縁物から成る盆状体8を介在させたことであ
る。この盆状体8のみの平面図である第3図より明らか
なように、盆状体8の周縁部には全周に渡って溝9が刻
設されており、中央には、光源1ならびに受光器2が暗
箱内部の煙検出空間に指向するように、光学系保持具13
と密に嵌合する窓12が穿たれている。暗箱10内はこの盆
状体8上に載置されると共に、金網4はそのシールドケ
ース側全周を上記溝9に嵌入される。この盆状体8の材
質としては、プラスチック等の絶縁物であればどのよう
なものでもよいが、プラスチックを用いれば成形加工が
容易となることは言うまでもない。
との間に絶縁物から成る盆状体8を介在させたことであ
る。この盆状体8のみの平面図である第3図より明らか
なように、盆状体8の周縁部には全周に渡って溝9が刻
設されており、中央には、光源1ならびに受光器2が暗
箱内部の煙検出空間に指向するように、光学系保持具13
と密に嵌合する窓12が穿たれている。暗箱10内はこの盆
状体8上に載置されると共に、金網4はそのシールドケ
ース側全周を上記溝9に嵌入される。この盆状体8の材
質としては、プラスチック等の絶縁物であればどのよう
なものでもよいが、プラスチックを用いれば成形加工が
容易となることは言うまでもない。
なお、上記実施例では盆状体の形状を円盤状として表し
てあるが、暗箱,金網等の形状に合わせてどのような形
状としようとも本考案の目的,効果において変化の無い
ことは言うまでもない。
てあるが、暗箱,金網等の形状に合わせてどのような形
状としようとも本考案の目的,効果において変化の無い
ことは言うまでもない。
[考案の効果] 以上のように、本考案による散乱光式煙感知器では、絶
縁物から成り、周縁に金網のシールドケース側全周を嵌
入する溝が刻設されると共に、中央に光学系保持具と嵌
合する窓が穿設された盆状体を、暗箱とシールドケース
との間に介在させたので、金網がシールドケースより絶
縁されているため、金網に人の指等が接触することによ
り絶縁低下を来すことのないようにという設計上の考慮
をすることなく、感知器筐体に穿たれた煙導入口の形状
を大きくすることができる。また、金網端部が盆状体の
溝に嵌入されて隙間が無くなるため、従来のものと比較
してこの部分から侵入する虫等が少なくなる。さらに盆
状体は、中央に穿設された窓に光学系保持具を嵌合させ
て暗箱とシールドケースとの間に介在するため、その周
囲がシールドケースのみと嵌合した従来の光学系保持具
と比較して少なくとも盆状体の厚みの分だけ周囲から暗
箱内部へ到達する嵌合接触面の経路が長くなり、これに
よってこの部分から侵入する虫等がさらに少なくなる。
縁物から成り、周縁に金網のシールドケース側全周を嵌
入する溝が刻設されると共に、中央に光学系保持具と嵌
合する窓が穿設された盆状体を、暗箱とシールドケース
との間に介在させたので、金網がシールドケースより絶
縁されているため、金網に人の指等が接触することによ
り絶縁低下を来すことのないようにという設計上の考慮
をすることなく、感知器筐体に穿たれた煙導入口の形状
を大きくすることができる。また、金網端部が盆状体の
溝に嵌入されて隙間が無くなるため、従来のものと比較
してこの部分から侵入する虫等が少なくなる。さらに盆
状体は、中央に穿設された窓に光学系保持具を嵌合させ
て暗箱とシールドケースとの間に介在するため、その周
囲がシールドケースのみと嵌合した従来の光学系保持具
と比較して少なくとも盆状体の厚みの分だけ周囲から暗
箱内部へ到達する嵌合接触面の経路が長くなり、これに
よってこの部分から侵入する虫等がさらに少なくなる。
そして、これらの効果全てを、従来の感知器に上記形状
の盆状体を追加設置するのみで実現できる。
の盆状体を追加設置するのみで実現できる。
第1図は本考案による散乱光式煙感知器の一実施例にお
ける中央縦断面図、第2図は第1図の散乱光式煙感知器
の外観図、第3図は第1図の散乱光式煙感知器において
用いる盆状体の平面図、第4図は第1図の散乱光式煙感
知器のA−A′線断面図、第5図は従来の散乱光式煙感
知器における中央縦断面図、第6図は第5図の散乱光式
煙感知器の外観図であって、各図を通じて同一部分は同
一符号で示してある。 10……暗箱、11……煙流入口、4……金網、3……電気
回路部、5……シールドケース、9……溝、8……盆状
体
ける中央縦断面図、第2図は第1図の散乱光式煙感知器
の外観図、第3図は第1図の散乱光式煙感知器において
用いる盆状体の平面図、第4図は第1図の散乱光式煙感
知器のA−A′線断面図、第5図は従来の散乱光式煙感
知器における中央縦断面図、第6図は第5図の散乱光式
煙感知器の外観図であって、各図を通じて同一部分は同
一符号で示してある。 10……暗箱、11……煙流入口、4……金網、3……電気
回路部、5……シールドケース、9……溝、8……盆状
体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実願 昭57−138476号(実開 昭59− 45697号)の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム(J P,U)
Claims (1)
- 【請求項1】外来光を遮断し煙を流入させる暗箱と、該
暗箱の煙流入口を覆う金網と、電気回路部に進入する外
来の電気的ノイズを遮断するシールドケースと、光源な
らびに受光器からなる光学系を互いに所定の位置関係に
固定保持する光学系保持具とを有する散乱光式煙感知器
において、絶縁物から成り、周縁に上記金網のシールド
ケース側全周を嵌入する溝が刻設されると共に、中央に
上記光学系保持具と嵌合する窓が穿設された盆状体を、
上記暗箱とシールドケースとの間に介在させたことを特
徴とする散乱光式煙感知器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988002634U JPH0749596Y2 (ja) | 1988-01-14 | 1988-01-14 | 散乱光式煙感知器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988002634U JPH0749596Y2 (ja) | 1988-01-14 | 1988-01-14 | 散乱光式煙感知器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01111394U JPH01111394U (ja) | 1989-07-27 |
JPH0749596Y2 true JPH0749596Y2 (ja) | 1995-11-13 |
Family
ID=31203570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988002634U Expired - Lifetime JPH0749596Y2 (ja) | 1988-01-14 | 1988-01-14 | 散乱光式煙感知器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0749596Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3944697B2 (ja) * | 2001-10-31 | 2007-07-11 | 能美防災株式会社 | 光電式煙感知器 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5945697U (ja) * | 1982-09-14 | 1984-03-26 | ニツタン株式会社 | 煙感知器の防虫網 |
-
1988
- 1988-01-14 JP JP1988002634U patent/JPH0749596Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01111394U (ja) | 1989-07-27 |
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