JP2618345B2 - 船舶推進機用エンジン - Google Patents
船舶推進機用エンジンInfo
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- JP2618345B2 JP2618345B2 JP6307139A JP30713994A JP2618345B2 JP 2618345 B2 JP2618345 B2 JP 2618345B2 JP 6307139 A JP6307139 A JP 6307139A JP 30713994 A JP30713994 A JP 30713994A JP 2618345 B2 JP2618345 B2 JP 2618345B2
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- engine body
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船外機等に用いて好適
な船舶推進機用エンジンに関する。
な船舶推進機用エンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】船外機等の船舶推進機用エンジンには、
シリンダヘッドとシリンダブロックとクランクケ―スと
を有してなるエンジン本体のクランクケ―ス端部に気化
器を接続し、エンジン本体の一方の側面上に点火コイル
と始動モ―タと気化器のスロットル弁操作装置とを配置
してなるものが用いられている。この船舶推進機用エン
ジンによれば、エンジン本体の他方の側面に、分離潤滑
のためのオイルタンクを配置する等のための広いスペ―
スを確保することが可能となる(例えば特開昭60ー2
7735号公報参照)。
シリンダヘッドとシリンダブロックとクランクケ―スと
を有してなるエンジン本体のクランクケ―ス端部に気化
器を接続し、エンジン本体の一方の側面上に点火コイル
と始動モ―タと気化器のスロットル弁操作装置とを配置
してなるものが用いられている。この船舶推進機用エン
ジンによれば、エンジン本体の他方の側面に、分離潤滑
のためのオイルタンクを配置する等のための広いスペ―
スを確保することが可能となる(例えば特開昭60ー2
7735号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、気化器のス
ロットル弁操作装置は、気化器に連結されるものである
ため、主としてクランクケースの側面領域内に配置する
ことが望ましい。
ロットル弁操作装置は、気化器に連結されるものである
ため、主としてクランクケースの側面領域内に配置する
ことが望ましい。
【0004】しかしながら、上記従来の船舶推進機用エ
ンジンは、点火コイルがシリンダブロックの側面領域内
に配置され、始動モ―タはエンジン本体におけるクラン
クケ―スの側面領域内、もしくはシリンダブロックとク
ランクケ―スにまたがる側面領域内に配置されている。
ンジンは、点火コイルがシリンダブロックの側面領域内
に配置され、始動モ―タはエンジン本体におけるクラン
クケ―スの側面領域内、もしくはシリンダブロックとク
ランクケ―スにまたがる側面領域内に配置されている。
【0005】このため、上記従来の船舶推進機用エンジ
ンにあっては、エンジン本体におけるクランクケ―スの
比較的狭い側面領域内に、始動モ―タとスロットル弁操
作装置の両方が配置されることになり、それらの組付作
業性、整備作業性が悪い。
ンにあっては、エンジン本体におけるクランクケ―スの
比較的狭い側面領域内に、始動モ―タとスロットル弁操
作装置の両方が配置されることになり、それらの組付作
業性、整備作業性が悪い。
【0006】本発明は、エンジン本体における同一側面
上の比較的広い領域内に、点火コイルと始動モ―タとス
ロットル弁操作装置とを配置し、それらの組付作業性、
整備作業性の向上を図り、かつ始動モ―タのエンジン側
方への張り出しをできるだけ抑えてコンパクトな船舶推
進機用エンジンを提供することを目的とする。
上の比較的広い領域内に、点火コイルと始動モ―タとス
ロットル弁操作装置とを配置し、それらの組付作業性、
整備作業性の向上を図り、かつ始動モ―タのエンジン側
方への張り出しをできるだけ抑えてコンパクトな船舶推
進機用エンジンを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、シリンダヘッ
ドとシリンダブロックとクランクケースとを有してなる
エンジン本体に気化器を接続し、エンジン本体の同一側
面上に点火コイルと始動モータと気化器のスロットル弁
操作装置とを配置してなる船舶推進機用エンジンにおい
て、点火コイルをエンジン本体におけるシリンダヘッド
の側面領域内に配置し、始動モータをエンジン本体にお
けるシリンダブロックの側面領域内に配置し、スロット
ル弁操作機構をエンジン本体における上記始動モータの
配置領域よりクランクケース側に位置する領域内に配置
し、前記始動モータに設けたピニオンをリングギヤの中
心軸線よりもシリンダヘッド側においてリングギヤに噛
み合わせるようにしたものである。
ドとシリンダブロックとクランクケースとを有してなる
エンジン本体に気化器を接続し、エンジン本体の同一側
面上に点火コイルと始動モータと気化器のスロットル弁
操作装置とを配置してなる船舶推進機用エンジンにおい
て、点火コイルをエンジン本体におけるシリンダヘッド
の側面領域内に配置し、始動モータをエンジン本体にお
けるシリンダブロックの側面領域内に配置し、スロット
ル弁操作機構をエンジン本体における上記始動モータの
配置領域よりクランクケース側に位置する領域内に配置
し、前記始動モータに設けたピニオンをリングギヤの中
心軸線よりもシリンダヘッド側においてリングギヤに噛
み合わせるようにしたものである。
【0008】
【作用】本発明によれば、点火コイルはエンジン本体に
おけるシリンダヘッドの側面領域内に配置され、始動モ
ータはエンジン本体におけるシリンダブロックの側面領
域内に配置され、スロットル弁操作機構はエンジン本体
における上記始動モータの配置領域よりクランクケース
側に位置する主としてシリンダブロックないしクランク
ケースの側面領域内に配置されることとなる。これによ
り、エンジン本体における同一側面上の比較的広い領域
内に、点火コイルと始動モータとスロットル弁操作装置
とを配置し、それらの組付作業性、整備作業性を向上す
ることが可能となる。
おけるシリンダヘッドの側面領域内に配置され、始動モ
ータはエンジン本体におけるシリンダブロックの側面領
域内に配置され、スロットル弁操作機構はエンジン本体
における上記始動モータの配置領域よりクランクケース
側に位置する主としてシリンダブロックないしクランク
ケースの側面領域内に配置されることとなる。これによ
り、エンジン本体における同一側面上の比較的広い領域
内に、点火コイルと始動モータとスロットル弁操作装置
とを配置し、それらの組付作業性、整備作業性を向上す
ることが可能となる。
【0009】また、点火コイルをエンジン本体における
シリンダヘッドの側面領域内に配置し、始動モータに設
けたピニオンをリングギヤの中心軸線よりもシリンダヘ
ッド側においてリングギヤに噛み合わせるようにしたの
で、シリンダブロックの側面に比較的に広い空間が確保
され、点火コイルと干渉することなく始動モータをシリ
ンダヘッド側に近付けることができる。したがって、リ
ングギヤとピニオンとの噛み合い位置がリングギヤの中
心軸線よりもシリンダヘッド側に近付き、始動モータを
シリンダブロックの側面領域内に配置するにあたり、始
動モータのエンジン側方への張り出しを抑えることがで
きる。
シリンダヘッドの側面領域内に配置し、始動モータに設
けたピニオンをリングギヤの中心軸線よりもシリンダヘ
ッド側においてリングギヤに噛み合わせるようにしたの
で、シリンダブロックの側面に比較的に広い空間が確保
され、点火コイルと干渉することなく始動モータをシリ
ンダヘッド側に近付けることができる。したがって、リ
ングギヤとピニオンとの噛み合い位置がリングギヤの中
心軸線よりもシリンダヘッド側に近付き、始動モータを
シリンダブロックの側面領域内に配置するにあたり、始
動モータのエンジン側方への張り出しを抑えることがで
きる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例が適用されてなる船
外機10を示す側面図、図2はそのエンジン11を示す
側面図、図3は図2の模式的な平面図である。
外機10を示す側面図、図2はそのエンジン11を示す
側面図、図3は図2の模式的な平面図である。
【0011】船外機10は、船体12にブラケット13
を介して取付け可能とされ、その推進ユニット14の上
部にエンジン11を搭載している。このエンジン11
は、カウリング14Aによって覆われる状態で、気筒を
水平配置する横置型とされ、ヘッドカバ―15、シリン
ダヘッド16、シリンダブロック17、クランクケ―ス
18によってエンジン本体19を構成し、クランクケ―
ス18の端部に、各気筒に対応する上中下3個の気化器
20、吸気箱21を接続している。
を介して取付け可能とされ、その推進ユニット14の上
部にエンジン11を搭載している。このエンジン11
は、カウリング14Aによって覆われる状態で、気筒を
水平配置する横置型とされ、ヘッドカバ―15、シリン
ダヘッド16、シリンダブロック17、クランクケ―ス
18によってエンジン本体19を構成し、クランクケ―
ス18の端部に、各気筒に対応する上中下3個の気化器
20、吸気箱21を接続している。
【0012】エンジン本体19の左側面上には、分離潤
滑のためのオイルタンク22が配置されている。
滑のためのオイルタンク22が配置されている。
【0013】他方、エンジン本体19の右側面上には、
シリンダヘッド16の側からクランクケ―ス18の側に
向けて、順次、各気筒に対応する上中下3個の点火コイ
ル23、始動モ―タ24、CDI点火装置25、気化器
20のスロットル弁操作装置26、点火進角装置27が
配置されている。
シリンダヘッド16の側からクランクケ―ス18の側に
向けて、順次、各気筒に対応する上中下3個の点火コイ
ル23、始動モ―タ24、CDI点火装置25、気化器
20のスロットル弁操作装置26、点火進角装置27が
配置されている。
【0014】点火コイル23は、シリンダヘッド16に
固定され、対応する気筒の点火栓23Aに接続されてい
る。
固定され、対応する気筒の点火栓23Aに接続されてい
る。
【0015】始動モータ24は、シリンダブロック17
の側面領域内に固定されている。他方、エンジン11の
クランク軸28には、フライホイールマグネットを構成
するロータ29が固定され、ロータ29の外周部には、
リングギヤ30が取着されている。始動モータ24は、
そのピニオン31とリングギヤ30との噛み合いによっ
て、エンジン11を始動可能としている。そして、始動
モータ24に付けられた前記ピニオン31は、リングギ
ヤ30の中心軸線よりもシリンダヘッド16側において
リングギヤ30に噛み合わされている。
の側面領域内に固定されている。他方、エンジン11の
クランク軸28には、フライホイールマグネットを構成
するロータ29が固定され、ロータ29の外周部には、
リングギヤ30が取着されている。始動モータ24は、
そのピニオン31とリングギヤ30との噛み合いによっ
て、エンジン11を始動可能としている。そして、始動
モータ24に付けられた前記ピニオン31は、リングギ
ヤ30の中心軸線よりもシリンダヘッド16側において
リングギヤ30に噛み合わされている。
【0016】CDI点火装置25は、シリンダブロック
17との境界に近接するクランクケ―ス18の側面領域
内に固定されている。
17との境界に近接するクランクケ―ス18の側面領域
内に固定されている。
【0017】スロットル弁操作装置26は、上記始動モ
―タ24、CDI点火装置25の配置領域より気化器2
0の側に位置する主としてクランクケ―ス18の側面領
域内に配置されている。このスロットル弁操作装置26
を形成するスロットル操作レバ―32は、ボルト33に
よってエンジン本体19に回動可能となるように取付け
られている。スロットル操作レバ―32には、連結リン
ク33Aの一端が連結されている。この連結リンク33
Aの他端は、カウリング14Aに回転可能に支持されて
いる中間レバ―34に連結され、中間レバ―34と一体
回転する駆動レバ―35にはスロットルワイヤ―の一端
が連結可能とされている。他方、上中下の各気化器20
A、20B、20Cのスロットル弁は、レバ―36A、
36B、36C、リンク37により相互に連結され、同
じ開度となるように連動可能とされている。中気化器2
0Bのスロットル弁と一体のレバ―36Bにはカムフォ
ロワ38が設けられ、このカムフォロワ38はスロット
ル操作レバ―32のカム面39に当接するようになって
いる。これにより、不図示のスロットルワイヤ―によっ
て駆動レバ―35、中間レバ―34が駆動され、スロッ
トル操作レバ―32が図2において時計方向に回動する
と、カム面39とカムフォロワ38との接触を介して、
レバ―36Bも時計方向へ回動する。したがって、中気
化器20Bのスロットル弁が開くとともに、リンク3
7、レバ―36A、36Cを介して上下の各気化器20
A、20Cのスロットル弁も連動して開くこととなる。
―タ24、CDI点火装置25の配置領域より気化器2
0の側に位置する主としてクランクケ―ス18の側面領
域内に配置されている。このスロットル弁操作装置26
を形成するスロットル操作レバ―32は、ボルト33に
よってエンジン本体19に回動可能となるように取付け
られている。スロットル操作レバ―32には、連結リン
ク33Aの一端が連結されている。この連結リンク33
Aの他端は、カウリング14Aに回転可能に支持されて
いる中間レバ―34に連結され、中間レバ―34と一体
回転する駆動レバ―35にはスロットルワイヤ―の一端
が連結可能とされている。他方、上中下の各気化器20
A、20B、20Cのスロットル弁は、レバ―36A、
36B、36C、リンク37により相互に連結され、同
じ開度となるように連動可能とされている。中気化器2
0Bのスロットル弁と一体のレバ―36Bにはカムフォ
ロワ38が設けられ、このカムフォロワ38はスロット
ル操作レバ―32のカム面39に当接するようになって
いる。これにより、不図示のスロットルワイヤ―によっ
て駆動レバ―35、中間レバ―34が駆動され、スロッ
トル操作レバ―32が図2において時計方向に回動する
と、カム面39とカムフォロワ38との接触を介して、
レバ―36Bも時計方向へ回動する。したがって、中気
化器20Bのスロットル弁が開くとともに、リンク3
7、レバ―36A、36Cを介して上下の各気化器20
A、20Cのスロットル弁も連動して開くこととなる。
【0018】点火進角操作装置27は、スロットル弁操
作装置26のスロットル操作レバ―32とエンジン11
のロ―タ29を結ぶ主としてクランクケ―ス18の側面
領域内に配置されている。この点火進角操作装置27を
形成する進角操作レバ―40は、ボルト33によってス
ロットル操作レバ―32と同軸状態でエンジン本体19
に回動可能となるように取付けられている。ここで、進
角操作レバ―40はスロットル操作レバ―32に対し、
図2において反時計方向への回動復帰修正が不図示の復
帰ばねにより付与されるとともに、該進角操作レバ―4
0に設けられている第1衝合部40Aとエンジン本体1
9に固定されているブラケット41に螺着されているス
トッパボルト42との衝合によって図2において反時計
方向への回動が規制されている。進角操作レバ―40の
先端部には、リンク43を介して進角操作ア―ム44が
連結されている。進角操作ア―ム44は、クランク軸2
8の回転角度から点火時期を検出する不図示のパルサコ
イルを保持している保持具45に接続され、進角操作ア
―ム44の作動による保持具45の回転によって点火時
期を進角側もしく遅角側に調整可能としている。すなわ
ち、スロットル開作動時に、スロットル操作レバ―32
が時計方向へ回動すると、進角操作レバ―40は、スロ
ットル操作レバ―32と一体となって回動し、点火時期
を進角可能とする。進角操作レバ―40に設けられてい
る第2衝合部40Bが前記ブラケット41に形成されて
いるストッパ部46に当接する以降は、スロットル操作
レバ―32のみが不図示の前記復帰ばねのばね力に抗し
つつ回動する。
作装置26のスロットル操作レバ―32とエンジン11
のロ―タ29を結ぶ主としてクランクケ―ス18の側面
領域内に配置されている。この点火進角操作装置27を
形成する進角操作レバ―40は、ボルト33によってス
ロットル操作レバ―32と同軸状態でエンジン本体19
に回動可能となるように取付けられている。ここで、進
角操作レバ―40はスロットル操作レバ―32に対し、
図2において反時計方向への回動復帰修正が不図示の復
帰ばねにより付与されるとともに、該進角操作レバ―4
0に設けられている第1衝合部40Aとエンジン本体1
9に固定されているブラケット41に螺着されているス
トッパボルト42との衝合によって図2において反時計
方向への回動が規制されている。進角操作レバ―40の
先端部には、リンク43を介して進角操作ア―ム44が
連結されている。進角操作ア―ム44は、クランク軸2
8の回転角度から点火時期を検出する不図示のパルサコ
イルを保持している保持具45に接続され、進角操作ア
―ム44の作動による保持具45の回転によって点火時
期を進角側もしく遅角側に調整可能としている。すなわ
ち、スロットル開作動時に、スロットル操作レバ―32
が時計方向へ回動すると、進角操作レバ―40は、スロ
ットル操作レバ―32と一体となって回動し、点火時期
を進角可能とする。進角操作レバ―40に設けられてい
る第2衝合部40Bが前記ブラケット41に形成されて
いるストッパ部46に当接する以降は、スロットル操作
レバ―32のみが不図示の前記復帰ばねのばね力に抗し
つつ回動する。
【0019】なお、エンジン本体19の右側面で、スロ
ットル弁操作装置26のスロットル操作レバ―32に対
する下方には、前後進切換操作装置47が配置されてい
る。前後進切換操作装置47は、カウリング14Aに回
動可能に支持されている駆動レバ―48にシフトワイヤ
の一端を連結するとともに、同じくカウリング14Aに
回動可能に支持されている中間ロッド49の一端に回動
レバ―50を固定し、駆動レバ―48と一体回転するレ
バ―51と上記回動レバ―50とを連結リンク52によ
って連結している。これにより、不図示のシフトワイヤ
によって駆動レバ―48が中立位置から前進位置もしく
は後進位置に駆動され、回動レバ―50、中間ロッド4
9がそれに応じて回動すると、中間ロッド49に連結さ
れている推進ユニット14内のシフトクラッチが作動
し、推進ユニット14のプロペラを前進回転、中立、後
進回転のいずれかに切換え可能とする。
ットル弁操作装置26のスロットル操作レバ―32に対
する下方には、前後進切換操作装置47が配置されてい
る。前後進切換操作装置47は、カウリング14Aに回
動可能に支持されている駆動レバ―48にシフトワイヤ
の一端を連結するとともに、同じくカウリング14Aに
回動可能に支持されている中間ロッド49の一端に回動
レバ―50を固定し、駆動レバ―48と一体回転するレ
バ―51と上記回動レバ―50とを連結リンク52によ
って連結している。これにより、不図示のシフトワイヤ
によって駆動レバ―48が中立位置から前進位置もしく
は後進位置に駆動され、回動レバ―50、中間ロッド4
9がそれに応じて回動すると、中間ロッド49に連結さ
れている推進ユニット14内のシフトクラッチが作動
し、推進ユニット14のプロペラを前進回転、中立、後
進回転のいずれかに切換え可能とする。
【0020】次に、上記実施例の作用について説明す
る。上記実施例によれば、点火コイル23はエンジン本
体19におけるシリンダヘッド16の側面領域内に配置
され、始動モ―タ24はエンジン本体19におけるシリ
ンダブロック17の側面領域内に配置され、スロットル
弁操作装置26はエンジン本体19における上記始動モ
―タ24の配置領域より気化器20の側に位置する主と
してシリンダブロック17ないしクランクケ―ス18の
側面領域内に配置されることとなる。これにより、エン
ジン本体19における一方の側面上の比較的広い領域内
に、点火コイル23と始動モ―タ24とスロットル弁操
作装置26とを配置し、それらの組付作業性、整備作業
性を向上するとともに、エンジン本体19の他方の側面
に分離潤滑のためのオイルタンク22を配置する広いス
ペ―スを確保することが可能となる。
る。上記実施例によれば、点火コイル23はエンジン本
体19におけるシリンダヘッド16の側面領域内に配置
され、始動モ―タ24はエンジン本体19におけるシリ
ンダブロック17の側面領域内に配置され、スロットル
弁操作装置26はエンジン本体19における上記始動モ
―タ24の配置領域より気化器20の側に位置する主と
してシリンダブロック17ないしクランクケ―ス18の
側面領域内に配置されることとなる。これにより、エン
ジン本体19における一方の側面上の比較的広い領域内
に、点火コイル23と始動モ―タ24とスロットル弁操
作装置26とを配置し、それらの組付作業性、整備作業
性を向上するとともに、エンジン本体19の他方の側面
に分離潤滑のためのオイルタンク22を配置する広いス
ペ―スを確保することが可能となる。
【0021】また、点火コイル23をエンジン本体19
におけるシリンダヘッド16の側面領域内に配置し、始
動モータ24に設けたピニオン31をリングギヤ30の
中心軸線よりもシリンダヘッド16側においてリングギ
ヤ30に噛み合わせるようにしたので、シリンダブロッ
ク17の側面に比較的に広い空間が確保され、点火コイ
ル23と干渉することなく始動モータ24をシリンダヘ
ッド16側に近付けることができる。したがって、リン
グギヤ30とピニオン31との噛み合い位置がリングギ
ヤ30の中心軸線よりもシリンダヘッド16側に近付
き、始動モータ24をシリンダブロック17の側面領域
内に配置するにあたり、始動モータ24のエンジン側方
への張り出しを抑えることができる。
におけるシリンダヘッド16の側面領域内に配置し、始
動モータ24に設けたピニオン31をリングギヤ30の
中心軸線よりもシリンダヘッド16側においてリングギ
ヤ30に噛み合わせるようにしたので、シリンダブロッ
ク17の側面に比較的に広い空間が確保され、点火コイ
ル23と干渉することなく始動モータ24をシリンダヘ
ッド16側に近付けることができる。したがって、リン
グギヤ30とピニオン31との噛み合い位置がリングギ
ヤ30の中心軸線よりもシリンダヘッド16側に近付
き、始動モータ24をシリンダブロック17の側面領域
内に配置するにあたり、始動モータ24のエンジン側方
への張り出しを抑えることができる。
【0022】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、点火コ
イルはエンジン本体におけるシリンダヘッドの側面領域
内に配置され、始動モータはエンジン本体におけるシリ
ンダブロックの側面領域内に配置され、スロットル弁操
作装置はエンジン本体における上記始動モータの配置領
域よりクランクケース側に位置する主としてシリンダブ
ロックないしクランクケースの側面領域内に配置される
こととなる。これにより、エンジン本体における一方の
側面上の比較的広い領域内に、点火コイルと始動モータ
とスロットル弁操作装置とを配置し、それらの組付作業
性、整備作業性を向上することが可能となる。
イルはエンジン本体におけるシリンダヘッドの側面領域
内に配置され、始動モータはエンジン本体におけるシリ
ンダブロックの側面領域内に配置され、スロットル弁操
作装置はエンジン本体における上記始動モータの配置領
域よりクランクケース側に位置する主としてシリンダブ
ロックないしクランクケースの側面領域内に配置される
こととなる。これにより、エンジン本体における一方の
側面上の比較的広い領域内に、点火コイルと始動モータ
とスロットル弁操作装置とを配置し、それらの組付作業
性、整備作業性を向上することが可能となる。
【0023】また、点火コイルをエンジン本体における
シリンダヘッドの側面領域内に配置し、始動モータに設
けたピニオンをリングギヤの中心軸線よりもシリンダヘ
ッド側においてリングギヤに噛み合わせるようにしたの
で、シリンダブロックの側面に比較的に広い空間が確保
され、点火コイルと干渉することなく始動モータをシリ
ンダヘッド側に近付けることができる。したがって、リ
ングギヤとピニオンとの噛み合い位置がリングギヤの中
心軸線よりもシリンダヘッド側に近付き、始動モータを
シリンダブロックの側面領域内に配置するにあたり、始
動モータのエンジン側方への張り出しを抑えることがで
きることからコンパクトな船舶推進機用エンジンとな
る。
シリンダヘッドの側面領域内に配置し、始動モータに設
けたピニオンをリングギヤの中心軸線よりもシリンダヘ
ッド側においてリングギヤに噛み合わせるようにしたの
で、シリンダブロックの側面に比較的に広い空間が確保
され、点火コイルと干渉することなく始動モータをシリ
ンダヘッド側に近付けることができる。したがって、リ
ングギヤとピニオンとの噛み合い位置がリングギヤの中
心軸線よりもシリンダヘッド側に近付き、始動モータを
シリンダブロックの側面領域内に配置するにあたり、始
動モータのエンジン側方への張り出しを抑えることがで
きることからコンパクトな船舶推進機用エンジンとな
る。
【図1】図1は本発明の一実施例が適用されてなる船外
機を示す側面図である。
機を示す側面図である。
【図2】図2はそのエンジンを示す側面図である。
【図3】図3は図2の模式的な平面図である。
10 船外機 11 エンジン 16 シリンダヘッド 17 シリンダブロック 18 クランクケ―ス 19 エンジン本体 20 気化器 23 点火コイル 24 始動モ―タ 26 スロットル弁操作装置 30 リングギヤ 31 ピニオン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02P 15/00 303 F02P 15/00 303E
Claims (1)
- 【請求項1】シリンダヘッドとシリンダブロックとクラ
ンクケースとを有してなるエンジン本体に気化器を接続
し、エンジン本体の同一側面上に点火コイルと始動モー
タと気化器のスロットル弁操作装置とを配置してなる船
舶推進機用エンジンにおいて、点火コイルをエンジン本
体におけるシリンダヘッドの側面領域内に配置し、始動
モータをエンジン本体におけるシリンダブロックの側面
領域内に配置し、スロットル弁操作機構をエンジン本体
における上記始動モータの配置領域よりクランクケース
側に位置する領域内に配置し、前記始動モータに設けた
ピニオンをリングギヤの中心軸線よりもシリンダヘッド
側においてリングギヤに噛み合わせたことを特徴とする
船舶推進機用エンジン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6307139A JP2618345B2 (ja) | 1994-11-17 | 1994-11-17 | 船舶推進機用エンジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6307139A JP2618345B2 (ja) | 1994-11-17 | 1994-11-17 | 船舶推進機用エンジン |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26507185A Division JPS62126227A (ja) | 1985-11-27 | 1985-11-27 | 船舶推進機用エンジン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07208195A JPH07208195A (ja) | 1995-08-08 |
JP2618345B2 true JP2618345B2 (ja) | 1997-06-11 |
Family
ID=17965506
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6307139A Expired - Fee Related JP2618345B2 (ja) | 1994-11-17 | 1994-11-17 | 船舶推進機用エンジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2618345B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6027718A (ja) * | 1983-07-27 | 1985-02-12 | Sanshin Ind Co Ltd | カウリングに覆われた船舶推進機用エンジン |
JPS6049242U (ja) * | 1983-09-13 | 1985-04-06 | 本田技研工業株式会社 | イグニシヨンコイルのエンジン取付装置 |
-
1994
- 1994-11-17 JP JP6307139A patent/JP2618345B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07208195A (ja) | 1995-08-08 |
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Legal Events
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |