JP2616604B2 - 防水コネクタ - Google Patents

防水コネクタ

Info

Publication number
JP2616604B2
JP2616604B2 JP3153866A JP15386691A JP2616604B2 JP 2616604 B2 JP2616604 B2 JP 2616604B2 JP 3153866 A JP3153866 A JP 3153866A JP 15386691 A JP15386691 A JP 15386691A JP 2616604 B2 JP2616604 B2 JP 2616604B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waterproof
connector
cover
connector housing
wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3153866A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04351865A (ja
Inventor
達哉 角田
繁一 若田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP3153866A priority Critical patent/JP2616604B2/ja
Publication of JPH04351865A publication Critical patent/JPH04351865A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2616604B2 publication Critical patent/JP2616604B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用ワイヤハーネ
ス等に使用する防水コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】防水コネクタは、端子を挿着してコネク
タから引き出す電線にゴム栓を圧入嵌着し、そのゴム栓
の外周に周設したシール環条を、コネクタの端子収容室
の内周に圧接して、電線引き出し側からのコネクタ内浸
水を防止する構造になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のゴム栓挿着の防
水コネクタは、電線引き出し側からの浸水を一応防止す
るものの、最近、車の洗浄に100Kgf/cm2を超える
超高圧水が用いられるので、この超高圧水がダイレクト
にコネクタに吹き付けられると、前記のゴム栓では防水
することができず、コネクタ内浸水を生ずることがあ
る。
【0004】そこで、以上の超高圧水に基づくコネクタ
内浸水の防止対策として、コネクタハウジングの後端と
引き出し電線にゴムブーツを覆着する方法も試みられて
いるものの、ゴムブーツでは超高圧水の衝撃に耐えられ
ず、実用性に欠ける不具合がある。
【0005】本発明は以上の不具合点を解消する防水コ
ネクタを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の技術課題を解決す
る本発明の防水コネクタは「電線に外嵌したゴム栓を、
端子収容室の内周に圧接してコネクタ内部を防水状にな
す防水コネクタにおいて、閉鎖・開放自在にして、閉鎖
姿勢において、コネクタハウジングの後端に係止され、
かつ、該コネクタハウジングの後端と該コネクタハウジ
ングの引き出し電線を内包すると共に、該電線を後方へ
引き出す硬質樹脂製剛体質の防水カバーが設けられ、さ
らに、該防水カバーの周壁に、カバー外部と連通する水
抜き孔を設けた構造」になっている。
【0007】そして、以上の構成の防水コネクタの変化
として、前記防水カバーの内側空洞部に、内包した電線
と交差する方向の該カバーの横断方向に、防水条を隆設
することがあり、さらに、前記防水カバーは、ヒンジを
介してコネクタハウジングと一体に形成したり、或は、
コネクタハウジングと別体物になすことがある。
【0008】
【作用】以上の構成の本発明の防水コネクタは、コネク
タハウジングの後端と引き出し電線を内包し、かつ、水
抜き孔を有する防水カバーが存在し、その防水カバーは
剛体質構造のため、所要肉厚等の設定によって超高圧の
洗浄水に充分に耐えてカバー機能を維持することができ
る。従って、その超高圧洗浄水がコネクタに吹き付けら
れても、浸水を生じ易いコネクタの電線引き出し部位
は、この防水カバーのよってガードされ、その吹き付け
水が強い衝撃力を有したままゴム栓や電線引き出し部分
に及ぶことがなく、ゴム栓の防水機能が確保される。そ
して、その洗浄水の連続吹き付けによってその防水カバ
ーの電線の引き出し孔からの浸水があっても、その浸水
は前記の水抜き孔から自然流下して外部排水され、コネ
クタ内部への浸水は防止される。そして、その防水カバ
ーは剛質体構造であることからコネクタへのワンタッチ
係止手段とカバーのワンタッチ閉鎖係止手段の採択が機
械的に可能になるので、コネクタへの装着固定が極めて
し易くなる。さらに、前記の防水条を有するものは、防
水カバー内の浸水が、その防水条によって水勢が緩和さ
れると共に、ハウジング方向への進行が阻止され、防水
カバーによる防水作用が一段と顕著になる。
【0009】
【実施例】以下、実施例に基づいて詳しく説明する。ま
ず、本発明の第一実施例を示す図1を参照して、電線5
の先端に圧着した雄端子4をコネクタハウジング7の端
子収容室6に挿着して電線5を後方に引き出すと共に、
電線5にゴム栓8を嵌着し、そのゴム栓8の外周に周設
したシール条を、端子収容室6の内周に圧接して端子収
容室6をシール状になす雄形防水コネクタ1において、
コネクタハウジング7の後端に、合体・解放自在の一対
のハーフカバー10A10Bからなる防水カバー11が
設けられている。
【0010】詳しくは、符号Aで示す正面図と符号Bで
示す平面図参照、ハーフカバー10A10Bは、それぞ
れヒンジ部12を介してコネクタハウジング7の後端
に、対向して一体に形成された対称形状開閉自在の硬質
樹脂製の蓋体であり、それぞれの前縁13を接合して閉
鎖係止すると、合体して単一のカバー体となり、内部の
空洞部14に、コネクタハウジング7から引き出された
電線5とコネクタハウジング7の後端部を一括して内包
し、その電線5を後端の電線引き出し孔16から引き出
す構造になっている。
【0011】そして、このハーフカバー10A10Bの
周壁には、中間位置のコネクタハウジング7寄りに水抜
き孔15が形成され、空洞部14とカバー外部が水抜き
孔15を介して連通しており、電線引き出し孔16から
の浸水は、この水抜き孔15から排水されるようになっ
ている。
【0012】そして、この実施例の防水カバー11は、
閉鎖姿勢の空洞部14を横断方向(内包した電線5と交
差する方向)に区画する数個の防水条17が隆設されて
おり、前記の電線引き出し孔16からの浸水が端子収容
室6方向へ進行するのを防止する構造になっている。な
お、ハーフカバー10A10Bの前縁13部位には、一
側の弾性係止片18と他側の係止爪19からなる係止機
構があり、この係止機構の係合・解離によって合体閉鎖
姿勢がロックされたり解放される。
【0013】さらに、この実施例のコネクタハウジング
7には、図2参照、ヒンジ部12近傍のコネクタハウジ
ング7に立設した係止ピン20と、ハーフカバー10A
10Bの内側の係止孔21からなる防水カバー11の係
止機構が設けてあり、ハーフカバー10A10Bが閉鎖
姿勢になると、係止孔21と係止ピン20が嵌合し、ヒ
ンジ部12が破損してもハーフカバー10A10Bがコ
ネクタハウジング7に係止される構造になっている。
【0014】つぎに、図3を参照して本発明の他の実施
例を説明する。この図3のものは図1実施例の雄形防水
コネクタ1と対となって、相互の前半部を嵌合して電気
的導通をなす雌形防水コネクタ2が示してある。即ち、
電線5にゴム栓8を外嵌すると共に、雌端子3を収容し
た端子収容室6の外周にゴム製のシールリング22を嵌
着し、このシールリング22を介して雄形防水コネクタ
1の前端のフード部23を防水状に受け入れる雌形防水
コネクタ2において、コネクタハウジング7の後端に
は、図1実施例と同一のハーフカバー10A10Bから
なる防水カバー11が設けられている。
【0015】なお、この雌形防水コネクタ2はシールリ
ング22の挿着に基づく浸水を防止する為、シールリン
グ22の挿着姿勢を係止する係止孔等をコネクタハウジ
ング7に形成しない密閉形ハウジングになすと共に、シ
ールリング22の挿着係止用の別体のスペーサ24が装
着されている。
【0016】以上の図1図3の防水コネクタは、端子収
容室6へ端子を挿着した後ハーフカバー10A10Bが
閉鎖ロックされて電線5とコネクタハウジング7の後端
を内包してコネクタハウジング7に係止され、電線引き
出し部分に防水カバー11がセットされる。
【0017】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明の防水コネ
クタは、超高圧の車体洗浄水が吹き付けられても、電線
引き出し側からのコネクタ内浸水が防止されると共に、
端子収容室のゴム栓機能が安定し、防水性能が一段と安
定向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の防水コネクタの説明図
【図2】図1実施例の防水カバーの係止機構の説明図
【図3】本発明の他の実施例の防水コネクタの説明図
【符号の説明】
1 雄形防水コネクタ 2 雌形防水コネクタ 5 電線 6 端子収容室 7 コネクタハウジング 8 ゴム栓 10A ハーフカバー 10B ハーフカバー 11 防水カバー 12 ヒンジ部 13 ハーフカバーの前縁 14 空洞部 15 水抜き孔 17 防水条 20 係止ピン 21 係止孔 22 シールリング 24 スペーサ A 正面図 B 平面図

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線に外嵌したゴム栓を、端子収容室の
    内周に圧接してコネクタ内部を防水状になす防水コネク
    タにおいて、閉鎖・開放自在にして、閉鎖姿勢におい
    て、コネクタハウジングの後端に係止され、かつ、該コ
    ネクタハウジングの後端と該コネクタハウジングの引き
    出し電線を内包すると共に、該電線を後方へ引き出す
    質樹脂製剛体質の防水カバーが設けられ、さらに、該防
    水カバーの周壁に、カバー外部と連通する水抜き孔を設
    けた構造を特徴とする防水コネクタ。
  2. 【請求項2】 コネクタハウジングの後端のヒンジ部を
    介して、コネクタハウジングと一体に形成された対向一
    対のハーフカバーからなる防水カバーの請求項1の防水
    コネクタ。
  3. 【請求項3】 防水カバーの内側に、内包した電線と交
    差する方向の横断方向に防水条を隆設した請求項1また
    請求項2の防水コネクタ。
JP3153866A 1991-05-29 1991-05-29 防水コネクタ Expired - Fee Related JP2616604B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3153866A JP2616604B2 (ja) 1991-05-29 1991-05-29 防水コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3153866A JP2616604B2 (ja) 1991-05-29 1991-05-29 防水コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04351865A JPH04351865A (ja) 1992-12-07
JP2616604B2 true JP2616604B2 (ja) 1997-06-04

Family

ID=15571819

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3153866A Expired - Fee Related JP2616604B2 (ja) 1991-05-29 1991-05-29 防水コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2616604B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3521449B2 (ja) * 1993-09-27 2004-04-19 株式会社デンソー インタンク式燃料ポンプ
JP2988237B2 (ja) * 1994-01-31 1999-12-13 住友電装株式会社 簡易防水コネクタ
EP0790671B1 (en) * 1996-02-09 2003-10-22 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Connector
US6203362B1 (en) 1998-11-13 2001-03-20 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Connector
JP2007134197A (ja) * 2005-11-11 2007-05-31 Union Machinery Co Ltd コネクタ
EP2251940B1 (en) * 2009-05-14 2013-02-13 Molex Incorporated Electrical connector with water draining

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57148287A (en) * 1981-03-11 1982-09-13 Tokyo Shibaura Electric Co Method of building nuclear reactor building
JPS5992821A (ja) * 1982-11-12 1984-05-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 部品供給装置
JPS644074U (ja) * 1987-06-29 1989-01-11

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04351865A (ja) 1992-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2562613Y2 (ja) 防水コネクタ
US5876244A (en) Connector cover
JP2616604B2 (ja) 防水コネクタ
US6179657B1 (en) Waterproof connector and method of assembling the same
JP2729573B2 (ja) 防滴コネクタ
JPH09274958A (ja) コネクタの端子係止構造
JP3472673B2 (ja) 防水コネクタ
JPH11288756A (ja) 防水コネクタ及び防水コネクタの組立方法
US5853301A (en) Polarity fuse plug
EP0323064A2 (en) Simplified waterproof electrical connector
JP3239328B2 (ja) 防水コネクタ
JP3921304B2 (ja) 防水コネクタ
JPH11329569A (ja) ジョイントコネクタにおける防水構造
JP2805430B2 (ja) 防水コネクタ
JP5922502B2 (ja) ジョイントコネクタ
JPH0353539Y2 (ja)
JP2532014Y2 (ja) 電気機器用筐体の防水構造
CN218630939U (zh) 一种具有防护功能的手持支付设备
JP2677935B2 (ja) 電線接続部保護ボックス
JP2996141B2 (ja) 電気接続箱
WO1998049755A1 (en) Connector protective cover
JP2017191643A (ja) 車両側コネクタ
JP2602870Y2 (ja) コネクタケース
JPH10112347A (ja) コネクタ
JP2003051354A (ja) 防水コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090311

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100311

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110311

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees