JP2613504B2 - ウエーハのノッチ部面取り方法および装置 - Google Patents

ウエーハのノッチ部面取り方法および装置

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JP2613504B2 JP16775291A JP16775291A JP2613504B2 JP 2613504 B2 JP2613504 B2 JP 2613504B2 JP 16775291 A JP16775291 A JP 16775291A JP 16775291 A JP16775291 A JP 16775291A JP 2613504 B2 JP2613504 B2 JP 2613504B2
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    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B9/00Machines or devices designed for grinding edges or bevels on work or for removing burrs; Accessories therefor
    • B24B9/02Machines or devices designed for grinding edges or bevels on work or for removing burrs; Accessories therefor characterised by a special design with respect to properties of materials specific to articles to be ground
    • B24B9/06Machines or devices designed for grinding edges or bevels on work or for removing burrs; Accessories therefor characterised by a special design with respect to properties of materials specific to articles to be ground of non-metallic inorganic material, e.g. stone, ceramics, porcelain
    • B24B9/065Machines or devices designed for grinding edges or bevels on work or for removing burrs; Accessories therefor characterised by a special design with respect to properties of materials specific to articles to be ground of non-metallic inorganic material, e.g. stone, ceramics, porcelain of thin, brittle parts, e.g. semiconductors, wafers
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    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/683Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere for supporting or gripping
    • H01L21/6838Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere for supporting or gripping with gripping and holding devices using a vacuum; Bernoulli devices

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体ウエーハを回転
させながらノッチ部の面取り加工を行うウエーハのノッ
チ部面取り方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体ウエーハ等のウエーハ
には、ホトリソグラフィーの適用上、露光装置において
その方位を合わせ易くするために、このウエーハの外周
部の一部を直線状に研削してオリエンテーションフラッ
ト(以下、OFという)が形成されている。
【0003】ところが、このOFを設けるために多くの
除去部分が発生してしまい、特に直径の大きなウエーハ
では、この除去部分が相当な面積となって歩留りが著し
く低下することになる。これにより、高価な半導体ウエ
ーハを効率的に利用することができないという問題が指
摘されている。
【0004】そこで、ウエーハを歩留りよく活用するた
めに、このウエーハの外周部に略V字状や略円弧状等の
形状を有するノッチ部を形成することが行われている。
特に、V字状のノッチ部は、位置決め精度に優れる等の
利点から広範に採用されている。
【0005】この場合、ウエーハは、デバイス製造工程
等においてライン上を何回も搬送されるため、ウエーハ
の外周に於て、同製造工程に用いられる装置の一部と接
触し外周部位の欠けやチップが発生してこれによりデバ
イスの特性劣化等を招来してしまうため、従来からウエ
ーハの外周部位に面取り加工が施されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ノ
ッチ部を有するウエーハでは、従来このノッチ部の寸法
がウエーハの外周長に比較して小さいため面取り加工を
必要としなかった。ところが半導体集積回路素子の集積
度が向上するに及んで、デバイス製造工程において前記
ノッチ部を硬質のピンに係合させてウエーハの位置決め
をする際に、前記ノッチ部に欠けが発生するという問題
があり、特にシャープエッジの除去加工が困難なため、
これにより粉塵の発生が多くなるとともに、欠け等を防
止することができないという問題が無視できないように
なった。
【0007】本発明は、この種の問題に鑑みなされたも
のであり、ノッチ部のシャープエッジ等に対しても容易
にかつ確実に面取り加工を施すことができ、このノッチ
部の面取り加工作業を効率的に遂行することが可能なウ
エーハのノッチ部面取り方法および装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明に係るウエーハのノッチ部面取り方法は、
回転する円板状砥石の先端部をウエーハのノッチ部に当
接させることにより前記ノッチ部の面取りを行う方法に
おいて、前記円板状砥石として、前記先端部が前記ノッ
チ部内でウエーハの面に平行な方向およびウエーハの板
厚方向に移動することができる大きさのものを使用し、
これら円板状砥石とウエーハとを、それぞれの面が互い
に交差するように配置させ、前記砥石とウエーハとを
ウエーハの半径方向に、且つ互いに近接または離間する
ように相対的に移動させながら、前記ウエーハをその面
垂直な中心軸の回りに所定の角度範囲で回転させるこ
とにより、ノッチ部の円周方向の面取り加工を行うこと
を特徴とする。
【0009】さらに、本発明に係るウエーハのノッチ部
面取り装置は、ノッチ部の円周方向および板厚方向の面
取り加工を行うことができるものであって、回転する円
板状砥石と、ウエーハをその面が前記砥石の面と交差す
るように配置させるとともに、このウエーハをその面に
垂直な中心軸の回りに所定の角度範囲で回転可能に保持
するウエーハ保持機構と、前記砥石とウエーハとを、
ウエーハの半径方向に、且つ近接または離間するように
相対的に移動させる第1駆動機構と、前記砥石とウエー
とを、該ウエーハの板厚方向に相対的に移動させる第
2駆動機構と、前記ウエーハ保持機構、第1駆動機構お
よび第2駆動機構を駆動制御してウエーハのノッチ部
所定の面取り加工を施す制御回路とを備えることを特徴
とするものである。
【0010】
【作用】上記の本発明に係るウエーハのノッチ部面取り
方法では、円板状砥石として、ウエーハ研削用の先端部
がノッチ部の大きさに比べて充分に小さいものを使用
し、砥石を上記態様でウエーハに対して相対的に移動さ
せることにより、前記先端部をノッチ部内で、ウエーハ
半径方向およびノッチ部の内周面方向に移動させること
により面取り加工を施すように構成したので、ノッチ部
の円周方向の面取り加工を高精度に、かつ効率的に行う
ことができる。 しかも、このような面取り加工におい
て、ノッチ部の形状が変更される際には、砥石を交換す
る必要がなく、ウエーハと砥石とのウエーハ半径方向の
相対的移動量、およびウエーハの回転角度範囲を変更・
調整するだけで容易に対応することができる。このた
め、同一の砥石を使用して、種々の形状の異なるノッチ
部を効率的に面取り加工することができる。 更に、前記
砥石とウエーハとを該ウエーハの板厚方向に相対的に移
動させることにより、ノッチ部の内周面全長に渡る面取
り加工を、ノッチ部の板厚方向全厚に渡って施すことが
できる。
【0011】ノッチ部の形状がウエーハ面と同一平面上
で、V字形又は円形及びこれらに近似した形状が選択さ
れ得るが、例えばV字形ノッチを例にとって見ると、V
字底部は、R部で構成され、又上端はウエーハの外周と
の結合部で、同様にR部を構成するが、すべてウエーハ
と砥石の近接・離間と、ウエーハの前記所定角度の回転
で内周方向の面取り加工は可能である。
【0012】円形砥石は、その側面形状が円形でその中
心の回りに回転対称である。半径を含む先端砥石部の断
面形状は、外周に向ってV字形であるが、最先端はR部
を有し、そのRは例えば前記ウエーハノッチ部の中心方
向へのV字底部のR部のRよりも小さいか或いは同一の
ものが選択される。その理由はノッチ部同V部底部の加
工の容易さのためである。
【0013】円形砥石の直径は、面取り加工の際、ウエ
ーハノッチ部の研削面に僅かな凹面を形成するので、大
きい方が良いが、本発明の実施に於いてウエーハの板厚
方向の加工部位の移動を微少にすれば、小さい直径でも
問題はない。又本発明の面取り加工の後にバフ加工或い
はエッチング等を施して面取り部の内周面を平滑研磨す
ることが可能である。円形砥石の前記断面形状がその先
端R及びV字形側面間の角度を選択することによって、
少なくともノッチ部内周は単にウエーハのみをその面に
垂直な中心軸の回りに所定角度左右に回転することによ
り、円形砥石をほとんど定位置で、内周方向のみに関し
面取りは可能である。
【0014】前述したノッチ部開放端とウエーハ外周と
の結合部のR加工部の面取りは、砥石外周先端断面形状
が円形の凹面である砥石を別に用意して同面取り加工す
ることは可能である。
【0015】本発明は先にノッチ部が既に形成されてい
るウエーハの同ノッチ部の面取り加工のみについて述べ
ているが、ノッチ部の加工と同時に、面取り加工を行う
ことも含む。
【0016】さらにまた、本発明に係るウエーハのノッ
チ部面取り装置では、上記ウエーハ保持機構、第1駆動
機構および第2駆動機構それぞれの駆動が、上記制御回
路によって制御されるため、ノッチ部の形状に対応して
このノッチ部の円周方向および板厚方向の面取り加工を
高精度に、かつ効率的に行うことができる。
【0017】
【実施例】本発明に係るウエーハのノッチ部面取り方法
および装置について実施例を挙げ、添付の図面を参照し
て説明する。図1において、参照符号10は、本実施例
に係るノッチ部面取り装置を示す。このノッチ部面取り
装置10は、ウエーハ12をその主面に垂直な中心軸の
回り(矢印θ方向)に回転可能に保持するウエーハ保持
機構14と、円板状の砥石16を、その面が前記ウエー
ハ12の面と交差(実施例では、直交)するように装着
する回転駆動機構18と、前記ウエーハ12を前記砥石
16に対し、前記ウエーハ12の半径方向(矢印X方
向)に進退移動させるために前記ウエーハ保持機構14
に設けられた第1駆動機構20と、砥石16をウエーハ
12に対し、前記ウエーハ12の板厚方向(矢印Z方
向)に進退移動させるために前記回転駆動機構18に設
けられた第2駆動機構22と、前記ウエーハ保持機構1
4と第1駆動機構20と第2駆動機構22とを駆動制御
してウエーハ12のノッチ部24の円周方向および板厚
方向の面取り加工を行う制御回路26とを備える。
【0018】ウエーハ保持機構14は、回転台28を備
え、この回転台28の上部に図示しない真空ポンプに連
通してウエーハ12を吸着するための複数の吸引穴30
が形成される。この回転台28が、サーボモータである
パルスモータ32に連結されるとともに、このパルスモ
ータ32には、その回転数を検出してウエーハ保持機構
14に保持されているウエーハ12の矢印θ方向の角度
位置情報を制御回路26に送給するロータリエンコーダ
34が装着されている。
【0019】砥石16は、強度等の点から所定の肉厚を
有する必要がある一方、ウエーハ12の相当に狭小なノ
ッチ部24を研削するために肉薄に構成されることが望
ましい。砥石16の実際の研削に供せられる先端部分1
6a先細の断面形状に形成すれば(図2参照)、所望の
強度を確保しつつ、ノッチ部24の加工が好適に遂行さ
れる。ここで、先細の断面形状にした場合に砥石のどの
部分がウエーハに当たって研削が行われるかを考察す
る。まず、Vノッチの一方の傾斜部SL の部分の面取り
を行う際には、砥石16の一方の傾斜部TL 砥石16の先
端中心部TC にかけての部分がウエーハに当り研削が行
われる。又、Vノッチの最も奥の部分に付いては、砥石
16の先端中心部TC がウエーハの研削を行う。そし
て、Vノッチの他方の傾斜部SR の部分については砥石
16の先端中心部TC から他方の傾斜部TR にかけての
部分がウエーハの研削を行う。このようにして、砥石1
6の先端部16aは有効に研削に作用する。但し、砥石
の先端部の断面形状が先細の断面形状でない場合は、砥
石全体の厚さが非常に細くなければVノッチの奥の中心
部SC の部分が研削できないが、そのように細くするこ
とは、すでに述べたように砥石の強度を保持するうえで
困難である。
【0020】第1駆動機構20は、パルスモータ36を
備え、このパルスモータ36の回転軸に連結された送り
ねじ37が、ウエーハ保持機構14に係合している。パ
ルスモータ36には、その回転数を検出してウエーハ保
持機構14に保持されているウエーハ12の矢印X方向
の位置情報を制御回路26に送給するロータリエンコー
ダ38が装着されている。
【0021】回転駆動機構18は、電動モータ40を備
え、この電動モータ40の回転軸42に砥石16が固定
されている。この回転駆動機構18に第2駆動機構22
を構成するパルスモータ44に連結された送りねじ46
が係合するとともに、このパルスモータ44には、その
回転数を検出して砥石16の矢印Z方向の位置情報を制
御回路26に送給するロータリエンコーダ48が装着さ
れている。
【0022】制御回路26は、ノッチ部面取り装置10
全体の駆動制御を行うとともに、後述するように、ウエ
ーハ12のノッチ部24の形状等に対応してメモリ(図
示せず)に記憶されている演算式あるいはデータに従っ
て矢印θ,XおよびZ方向の移動量を演算する。
【0023】次に、このように構成されるノッチ部面取
り装置10の動作について、本実施例に係るノッチ部面
取り方法との関連で説明する。
【0024】まず円板状のウエーハ12が、ウエーハ保
持機構14を構成する回転台28上に配置され、図示し
ない真空ポンプの作用下に吸引穴30を介してこの回転
台28に吸着される。そして、ウエーハ12のノッチ部
24と砥石16とが、それぞれの面を互いに直交して所
定の位置に位置決めされた後に、制御回路26からパル
スモータ32,36に駆動信号が導出される。このパル
スモータ32の作用下に回転台28が、矢印θ方向に所
定の回転速度で回転されるとともに、このパルスモータ
36の作用下に送りねじ37が回転されてウエーハ保持
機構14が矢印X方向に進退移動する。一方、電動モー
タ40の駆動作用下に回転軸42を介して砥石16が回
転される。このため、ウエーハ12と回転する砥石16
とが、相対的に近接または離間する方向に移動しなが
ら、このウエーハ12が矢印θ方向に回転されて、ウエ
ーハ12のノッチ部24の角部24aの一部円周方向に
面取り加工が施される(図3参照)。その際、ノッチ部
24の形状は、略V字状,略円弧状あるいは略放物線状
等に選択可能であり、例えばこのノッチ部24が、図2
に示すようにV字状を有している場合、矢印X方向の移
動距離と回転角αとの間には、
【0025】
【数1】 の関係が成立する。従って、制御回路26は、予め設定
されたこの演算式に基づいて、ウエーハ12の矢印θ方
向の回転量およびこのウエーハ12の矢印X方向の移動
量を演算し、パルスモータ32,36に駆動信号を導出
する。これによって、ノッチ部24の内周面垂直部に面
取り加工が遂行されるとともに、このノッチ部24の内
周角部位には、所定の演算式等に基づいて演算された上
記回転量および移動量に従ってノッチ部の奥及び、開放
端のウエーハ外周と接合部にRを有した面取り加工が施
されることになる。
【0026】ここで、パルスモータ32,36の回転数
が、ロータリエンコーダ34,38を介して検出されて
制御回路26に入力され、ウエーハ12と砥石16との
相対位置がフィードバックされる。
【0027】ノッチ部24の内周角部24aの一部内周
長さ方向に面取り加工を行いながら、図3に示すよう
に、砥石16がこの内周角部24aに沿ってウエーハの
板方向の矢印に従って比較的低速で又は微少間隔毎に移
動される。すなわち、制御回路26から第2駆動機構2
2を構成するパルスモータ44に駆動信号が導出される
と、このパルスモータ44を介して送りねじ46が所定
方向に回転され、この送りねじ46に係合している回転
駆動機構18が、矢印Z1 方向にゆっくりと移動する。
これに同期してパルスモータ36が駆動されて砥石16
とウエーハ12とが相対的に矢印X1 に移動され、この
砥石16が内周角部24aに対応して位置決めされる。
従って、上述したように、内周角部24aの一部内周長
さ方向の面取り加工が終了した後に、矢印θ方向の回転
と同期してこの内周角部24aの他部内周長さ方向の面
取り加工が連続的に行われる。
【0028】このようにして、砥石16の先端部分16
aが、内周角部24aの板厚方向に所定の間隔ずつ連続
的に研削することにより、この内周角部24aが、前記
先端部分16aの形状に対応する凹曲面状に加工される
ことがなく、平面状あるいは板厚方向の断面が外方Rを
持った曲面状に好適に研削されることになる。ここで、
面取り部を平面状にするかあるいはウエーハ板厚方向の
断面を外方Rのある曲面状にするかは予め設定する演算
式あるいはデータにより任意に選択が可能である。
【0029】次に、ウエーハ12の内周角部24cおよ
びウエーハ外周垂直面部24bを、同様に内周角部24
a及び24cとの接合部近辺を所定の間隔で複数回にわ
たって連続的に研削加工する。ここで、周面部24bの
加工中は、砥石16が矢印Z2 方向に移動される一方、
角部24cの加工中は、砥石16とウエーハ12とが、
矢印X2 ,Z3 方向に相対移動される。これによって、
ウエーハ12の円周方向と板厚方向との面取り加工が、
連続的にかつ効率的に遂行されるという効果が得られ
る。
【0030】このように、本実施例では、ウエーハ12
が、ウエーハ保持機構14を介して矢印θ方向に回転さ
れるとともに、第1駆動機構20を介して矢印X方向に
進退移動される。このため、ノッチ部24の形状に対応
して砥石16の研削面である先端部分16aを正確に案
内することができ、このノッチ部24の円周面に高精度
な面取り加工を遂行することが可能になる。特に、ノッ
チ部24は、ウエーハ12の寸法に対して相当に小さな
形状を有しており、このウエーハ12を矢印θ方向に所
定の角度範囲で回転させることによって、シャープエッ
ジを一挙に高精度にかつ確実に除去することができると
いう効果が得られる。しかも、ノッチ部24の形状が、
略円弧状あるいは略放物線状等に変更されても、砥石1
6を交換する必要がなく、このノッチ部24の面取り加
工を効率的に行うことができる。
【0031】ところで、本実施例では、図3に示すよう
に、ノッチ部24の内周角部24a,24cおよびウエ
ーハ外周垂直面部24bを、それぞれ複数回に分割して
研削しているが、相当に直径の大きな砥石16を使用す
ることにより上記24bと、24a及び24cとの接合
部近辺以外ではこの研削回数を一挙に削減することがで
きる。この面取り加工の後に、バフ加工又は、化学エッ
チングを補足すれば、上記24a、及び24cの僅かな
凹曲面を平坦化又は外方に僅かに突出させ凸曲面とする
ことができる。
【0032】このように、大径な砥石16を用いること
により、図4に示すようにノッチ部24の角部24a,
24cおよび周面部24bを、例えばそれぞれ一度の研
削加工で平面状に面取りすることが可能になる。
【0033】また、本実施例では、ノッチ部24の内周
長さ方向に面取り加工を行いながら、砥石16をウエー
ハ12の板厚方向(矢印Z方向)に移動させて、このノ
ッチ部24全体の面取り作業を行う場合について説明し
たが、逆に前記ノッチ部24の板厚方向の面取りを行い
ながら、砥石16とウエーハ12とをこのウエーハ12
の内周長さ方向に移動させて面取り作業を行うことがで
きる。
【0034】すなわち、第1駆動機構20と第2駆動機
構22とを同期して駆動制御することにより、ウエーハ
12を矢印X方向に移動させながら砥石16を矢印Z方
向に移動させて、ノッチ部24の板厚方向の一部に面取
り加工を行うとともに、パルスモータ32を比較的低速
で回転駆動させてこのウエーハ12をその中心軸の回り
(矢印θ方向)にゆっくりと回転させる。これにより、
砥石16は、ノッチ部24の板厚方向に面取りしながら
このノッチ部24の円周方向に連続して面取り作業を行
うことが可能になる。
【0035】
【発明の効果】本発明に係るウエーハのノッチ部面取り
方法および装置によれば、以下の効果が得られる。円板
状砥石として、ウエーハ研削用の先端部がノッチ部の大
きさに比べて充分に小さいものを使用し、砥石を所定の
態様でウエーハに対して相対的に移動させることによ
り、前記先端部をノッチ部内で、ウエーハ半径方向およ
びノッチ部の内周面方向に移動させることにより面取り
加工を施すように構成したので、ノッチ部の円周方向の
面取り加工を高精度に、かつ効率的に行うことができ
る。 しかも、このような面取り加工において、ノッチ部
の形状が変更される際には、砥石を交換する必要がな
く、ウエーハと砥石とのウエーハ半径方向の相対的移動
量、およびウエーハの回転角度範囲を変更・調整するだ
けで容易に対応することができる。このため、同一の砥
石を使用して、種々の形状の異なるノッチ部を効率的に
面取り加工することができる。 更に、前記砥石とウエー
ハとを該ウエーハの板厚方向に相対的に移動させること
により、ノッチ部の内周面全長に渡る面取り加工を、ノ
ッチ部の板厚方向全厚に渡って施すことができる。 この
ように、本発明によれば、ノッチ部のシャープエッジ等
に対しても容易・確実に、かつ効率良く面取り加工を施
すことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るウエーハのノッチ部面取
り装置の斜視説明図である。
【図2】ウエーハの略V字状ノッチ部の拡大説明図であ
る。
【図3】ノッチ部の面取り加工作業の説明図である。
【図4】ノッチ部の他の面取り加工作業の説明図であ
る。
【符号の説明】
10 ノッチ部面取り装置 12 ウエーハ 14 ウエーハ保持機構 16 砥石 18 回転駆動機構 20,22 駆動機構 24 ノッチ部 26 制御回路 28 回転台 32,36,44 パルスモータ 34,38,48 ロータリエンコーダ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する円板状砥石の先端部をウエーハ
    のノッチ部に当接させることにより前記ノッチ部の面取
    りを行う方法において、前記円板状砥石として、前記先
    端部が前記ノッチ部内でウエーハの面に平行な方向およ
    びウエーハの板厚方向に移動することができる大きさの
    ものを使用し、これら円板状砥石とウエーハとを、それ
    ぞれの面が互いに交差するように配置させ、前記砥石と
    ウエーハとを該ウエーハの半径方向に、且つ互いに近接
    または離間するように相対的に移動させながら、前記ウ
    エーハをその面に垂直な中心軸の回りに所定の角度範囲
    で回転させることにより、ノッチ部の円周方向の面取り
    加工を行うことを特徴とするウエーハのノッチ部面取り
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法において、前記砥石
    とウエーハとを該ウエーハの板厚方向に相対的に移動さ
    せることにより、ノッチ部の円周方向および板厚方向の
    面取り加工を行うことを特徴とするウエーハのノッチ部
    面取り方法。
  3. 【請求項3】 請求項2 記載の方法において、砥石とウ
    エーハとを該ウエーハの半径方向に、互いに近接または
    離間するように相対的に移動させながら、且つウエーハ
    をその面に垂直な中心軸の回りに所定の角度範囲で回転
    させることにより、ノッチ部の板厚方向一部位の内周面
    全長に渡る面取り加工を行うとともに、前記砥石とウエ
    ーハとを該ウエーハの板厚方向に相対的に移動させるこ
    とにより、前記ノッチ部の次部位の内周面全長に渡る
    取り加工を行い、そしてこの操作を繰り返し、当該内周
    面全長に渡る面取り加工をノッチ部の板厚方向全厚に渡
    って施すことを特徴とするウエーハのノッチ部面取り方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項2 記載の方法において、砥石とウ
    エーハとを該ウエーハの半径方向に、互いに近接または
    離間するように相対的に移動させながら、且つノッチ部
    内周面長さ方向一部位において当該ノッチ部の板厚方向
    全厚に渡って相対的に移動させることにより、当該一部
    位の板厚方向の全厚に渡る面取り加工を行うとともに、
    前記ウエーハをその面に垂直な中心軸の回りに所定の角
    度範囲で回転させることにより、次部位の前記ノッチ部
    板厚方向全厚に渡る面取り加工を行い、そしてこの操
    作を繰返し、前記ノッチ部の板厚方向全厚に渡る面取り
    加工をノッチ部の内周面全長に渡って施すことを特徴と
    するウエーハのノッチ部面取り方法。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3または4記載の、ウエ
    ーハのノッチ部面取り方法を実施するための装置であっ
    て、 回転する円板状砥石と、ウエーハをその面が 前記砥石の面と交差するように配置
    させるとともに、このウエーハをその面に垂直な中心軸
    の回りに所定の角度範囲で回転可能に保持するウエーハ
    保持機構と、 前記砥石とウエーハとを、該ウエーハの半径方向に、且
    つ近接または離間するように相対的に移動させる第1駆
    動機構と、 前記砥石とウエーハとを、該ウエーハの板厚方向に相対
    的に移動させる第2駆動機構と、 前記ウエーハ保持機構、第1駆動機構および第2駆動機
    構を駆動制御してウエーハのノッチ部に所定の面取り加
    工を施す制御回路とを備えることを特徴とするウエーハ
    のノッチ部面取り装置。
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