JP2613020B2 - 熱転写マーキングシート - Google Patents

熱転写マーキングシート

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JP2613020B2
JP2613020B2 JP6108080A JP10808094A JP2613020B2 JP 2613020 B2 JP2613020 B2 JP 2613020B2 JP 6108080 A JP6108080 A JP 6108080A JP 10808094 A JP10808094 A JP 10808094A JP 2613020 B2 JP2613020 B2 JP 2613020B2
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urethane
urethane layer
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礼吉 中野
順一 木村
数雄 塘
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Bando Chemical Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱転写マーキングシー
トの改良に関し、特に個性的な意匠を発現できるように
した熱転写マーキングシートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、衣類(Tシャツ,各種のトレ
ーニングウェア等)、グッズ類(小物入れ,鞄,袋物
等)、テント等には、生産者の宣伝広告機能を発揮させ
たり、需要者の購買意欲を引き起こすために各種のマー
クや絵柄等が付されている。このようなマークや絵柄等
を衣類等の被着体に付ける手段として、例えば実公平4
−30045号公報や特開平3−244682号公報等
に開示されているような熱転写マーキングシートを用い
るやり方がある。
【0003】この熱転写マーキングシートは、ポリエチ
レンテレフタレート系フィルム状物の片面に着色不透明
なウレタン層及びホットメルト接着剤層が順次積層され
てなり、使用に際しては、まず、熱転写マーキングシー
トを用途に応じて所定形状に裁断し、この裁断した熱転
写マーキングシートのホットメルト接着剤層を被着体側
に向けてその所定箇所に沿わせた後、アイロン等の加熱
器やプレス機等で加熱加圧することにより、上記ホット
メルト接着剤層を被着体に融着させて着色不透明なウレ
タン層を被着体に接着し、その後、上記ポリエチレンテ
レフタレート系フィルム状物を剥がして上記着色不透明
なウレタン層を被着体に転写するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
の熱転写マーキングシートは、被着体に転写されるマー
クや絵柄等を構成するウレタン層が着色不透明であるこ
とから、必然的に施される色が決まってしまい、また、
平面的でボリューム感に乏しいため、需要者の個性化・
多様化する要求に答えるには限界がある。
【0005】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、被着体に転写されるマ
ークや絵柄等を構成する表面層のウレタン層を透明にす
ることにより、該ウレタン層を設けたところと設けてい
ないところとで微妙な色差を生じさせて趣の変わったマ
ークや絵柄等を得るとともに、ウレタン層の透過性を利
用してその内部に混入した金属粉体越しにその下層の意
匠付与層を透視できるようにして個性的な意匠を発現さ
せようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の解決手段は、ポリエチレンテレフタレート
系フィルム状物の片面に第1ウレタン層、第1ホットメ
ルト接着剤層、意匠付与層、第2ウレタン層及び第2
ットメルト接着剤層を順次積層する。そして、転写時、
上記第2ホットメルト接着剤層は被着体に融着されるよ
うになっている。また、上記第1ウレタン層を透明に
し、上記第2ウレタン層を透明又は着色不透明する。さ
らに、上記第1ウレタン層に金属粉体を第1ウレタン層
の透過性を損なわない量だけ混入したことを特徴とす
る。
【0007】
【作用】上記の構成により、本発明の解決手段では、透
明な第1ウレタン層と、透明又は着色不透明な第2ウレ
タン層との間に意匠付与層が介在されていることから、
転写部位では上記意匠付与層が透明な第1ウレタン層越
しに見え、一方、非転写部位では被着体の色がそのまま
直接に見え、転写部位と非転写部位とで微妙な色差が生
じて趣の変わったマークや絵柄等が得られるとともに、
バラエティーに富んだ色合いが醸し出される。
【0008】さらに、上記透明な第1ウレタン層に混入
された金属粉体越しに意匠付与層が見え、きらびやかで
さらに趣の変わったマークや絵柄等が得られる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する
【0010】1は本発明の実施例に係る熱転写マーキ
ングシートAを示す。この熱転写マーキングシートA
は、ポリエチレンテレフタレート系フィルム状物(以
下、PET層という)1を備えてなり、このPET層1
の片面には、透明な第1ウレタン層2a、第1ホットメ
ルト接着剤層3a、意匠付与層6、透明又は着色不透明
な第2ウレタン層2b及び第2ホットメルト接着剤層3
が順次積層されている。
【0011】上記PET層1としては、市販のものを用
いてよく、例えば帝人社製の「テトロンU4」,「テト
ロンU44」や、東レ社製の「ルミラーX42」,「ル
ミラーX43」,「ルミラーX44」等であり、その厚
みは25〜150μmの範囲で選定すればよい。なお、
ここに挙げたPET層1は練込み艶出しタイプのもので
あるが,これに限らない。また、特に梨地でなければな
らないとか、その表面粗さについては指定はない。
【0012】上記第1及び第2ウレタン層2a,2b
市販のものを用いてよく、例えば大日精化社製の「レザ
ミンNE307」を挙げることができ、その厚みは15
〜450μmの範囲で選定すればよいが、好ましくは1
5〜100μmである。なお、この第1ウレタン層2
は、透明であればよく、無色透明以外に、顔料、染料等
の着色材が添加された着色透明であってもよい。
【0013】上記第1ウレタン層2aには、金属粉体4
が第1ウレタン層2aの透過性を損なわない量だけ混入
されている。この金属粉体4としては、例えばアルミ蒸
着粉いわゆるグリッター等であって市販のものを用いて
よく、例えば尾池工業社製の「エルジー シルバー#3
5」,「エルジー ゴールド#35」等を挙げることが
でき、その混入割合は0.1〜10重量部の範囲で選定
すればよい。
【0014】上記第1及び第2ホットメルト接着剤層3
,3bも市販のものを用いてよく、例えば日本マタイ
社製の「エルファンUH604」を挙げることができ、
その厚みは50〜150μmの範囲で選定すればよい。
【0015】上記意匠付与層6は、写真,絵画,化粧
紙,印刷紙等意匠を付与できるものであればその種類を
問わない。
【0016】このように構成された熱転写マーキングシ
ートAは、用途に応じて所定形状に裁断され、図2に示
すように、転写時、第2ホットメルト接着剤層3を衣
類等の被着体B側に向けてその所定箇所に沿わされ、ア
イロン等の加熱器やプレス機等で加熱加圧される。これ
により、上記第2ホットメルト接着剤層3被着体B
に融着して第1ウレタン層2a、第1ホットメルト接着
剤層3a、意匠付与層6及び第2ウレタン層2bが被着
体Bに接着され、その後、上記PET層1を剥がすこと
によって上記第1ウレタン層2a、第1ホットメルト接
着剤層3a、意匠付与層6及び第2ウレタン層2b、つ
まりマークや絵柄等が被着体Bに転写される。
【0017】このように、実施例の熱転写マーキング
シートAにより転写されたマークや絵柄等を透明な第1
ウレタン層2a、第1ホットメルト接着剤層3a、意匠
付与層6及び第2ウレタン層2bで構成していることか
ら、転写部位では上記意匠付与層6を透明な第1ウレタ
ン層2a越しに見ることとなる。一方、非転写部位では
上記被着体Bの色をそのまま直接に見ることとなる。し
たがって、転写部位と非転写部位とで微妙な色差が生じ
て趣の変わったマークや絵柄等を得ることができる。
【0018】さらに、上記透明な第1ウレタン層2aに
混入された金属粉体4越しに意匠付与層6を見るので、
きらびやかでさらに趣の変わったマークや絵柄等を得る
ことができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
透明な第1ウレタン層と、透明又は着色不透明な第2ウ
レタン層との間に意匠付与層を介在させ、かつ上記第1
ウレタン層に金属粉体を第1ウレタン層の透過性を損な
わない量だけ混入したので、転写部位と非転写部位との
色合いの変化に加え、金属粉体に意匠付与層を見ること
によりバラエティーに富み、きらびやかでさらに趣の変
わったマークや絵柄等を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る熱転写マーキングシート
の断面図である。
【図2】本発明の実施例に係る熱転写マーキングシート
を被着体に適用した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 PET層(ポリエチレンテレフタレート系フィル
ム状物 a 第1ウレタン層 2b 第2ウレタン a 第1ホットメルト接着剤層 3b 第2ホットメルト接着剤層 4 金属粉 意匠付与層 A 熱転写マーキングシート 被着体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 7/12 B32B 7/12 27/36 27/36 27/40 27/40 B44C 1/17 7456−3K B44C 1/17 F (56)参考文献 特開 平5−309996(JP,A) 実開 昭57−19034(JP,U) 実開 昭63−127950(JP,U) 実公 平4−30045(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエチレンテレフタレート系フィルム
    状物の片面に第1ウレタン層、第1ホットメルト接着剤
    層、意匠付与層、第2ウレタン層及び第2ホットメルト
    接着剤層が順次積層され、 転写時、上記第2ホットメルト接着剤層が被着体に融着
    されるようになっており、 上記第1ウレタン層が透明であり、上記第2ウレタン層
    が透明又は着色不透明であり、 上記第1ウレタン層には、金属粉体が第1ウレタン層の
    透過性を損なわない量だけ混入されている ことを特徴と
    する熱転写マーキングシート。
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