JP2612660B2 - 建築用パネル - Google Patents
建築用パネルInfo
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Description
られる建築用パネルに関し、特に、寒地仕様住宅の壁
部、床部及び天井部等に用いられる建築用パネルに関す
る。
度を保持するため、壁部、天井部及び床部等に断熱材が
挿入されている。
立てた寒地仕様住宅を断面で示す。
00の頭上には居室120が築かれている。
31が密閉収納された壁パネル130を用いることによ
り行われている。
下側周縁部を短寸の壁パネル133で囲むと共に、この
壁パネル133で囲まれた床部110の下部側に野縁1
35を取付け、この野縁135の下面に天井材112を
取付けるようにしている。
に、天井材112上に断熱材134を載置して、床部1
10における断熱が図られるようになっている。
室内の気圧が外部の気圧より高くなり、室内の熱や湿気
が床パネル111や柱などの隙間から逃げる。このた
め、湿気が床パネル111等の木部や柱に溜まって結露
が生じ、この結露によって木部や柱が腐って劣化するお
それがある。
ル111内へ侵入しないように、床パネル111の表面
に防湿シート113を張り付けた防湿構造がとられてい
る。
110と同様の断熱構造及び防湿構造がとられている。
パネルでは、例えば床部110を構成する床パネル11
1には通常の下面側開放のものを用い、この床パネル1
11の下側に取付ける天井材112上に断熱材134を
載せることによって、外部側のカーポート100と居室
120との断熱を図ることとしていたたため、断熱材1
34の挿入作業を現場で行わなければならず、しかもこ
の断熱材134は周囲に引掛ったりして挿入しにくいも
のであるため、現場における施工作業が繁雑になり、作
業に手間がかかるという問題があった。
3とを施工現場から離れた工場で別々に製造し、施工現
場で防湿シート112を床パネル111等の表面に張り
付ける作業をしなければならないので、施工現場におけ
る作業が煩雑であり、作業に手間がかかるという問題も
あった。
れたもので、その目的は、室内の断熱と防湿を図る断熱
材と防湿シートとの施工現場における作業の省力化を図
ることができる建築用パネルを提供することにある。
に、本発明の建築用パネルは、方形状に枠組みした芯材
と、この芯材の両面を覆う二枚の面材とを備える建築用
パネルにおいて、前記二枚の面材間に、表裏両面にシー
ト状の表面材を張り付けた断熱材が配設され、前記断熱
材の室内側に位置する面の前記表面材上に防湿性に優れ
た接着剤にて防湿シートが張り付けられ、前記二枚の面
材のうち室外側に位置する面材に多数の通気孔が形成さ
れたことを特徴とする。
材と防湿シートとがパネルに取り付けられているので、
建築用パネルを作業現場で取り付ければ必然的に断熱材
と防湿シートとが取り付けられることになる。
湿シートとの取り付け作業が不必要になり、現場作業の
省力化を図ることができる。また、二枚の面材のうち室
外側に位置する面材に多数の通気孔を形成することによ
り、建築用パネル内の通気を行うことができ、内部に水
滴が付着するのを防止することができる。さらに、断熱
材の両面に取り付けられた表面材の存在により、断熱材
の挿入の際に前記面材に引っかからずにスムーズに挿入
することができ、製造が容易となる。そしてさらに、防
湿性に優れた接着剤にて防湿シートを接着することによ
り、より一層防湿性を高めることができる。
て説明する。
例としての床パネルを示す図で、図2はその断面を示す
図である。
の芯材5と、面材としての二枚の合板6、7とをパネル
本体2としており、パネル本体2の長さ及び幅は床パネ
ル、組み付け部位に対応して設定されており、その長さ
及び幅は例えば1820mm及び910mmに設定され
る。
に枠組みされてなり、その表裏両面には、芯材5の外形
と同一形状の面材としての合板6,7が張り付けられる
ようになっている。
空間部Aには、断熱材10が詰め込まれている。この断
熱材10は、細繊維のグラスウールで形成された断熱材
本体10aと、この断熱材本体10aの表裏両面に張り
付けられたポリエチレンシートからなる表面材10bに
て構成されている。
面、即ち上面側の表面材10b上面に防湿シートとして
のビニールシート8を防湿性に優れた酢酸ビニル系の接
着剤9にて接着するようにしている。
合板6には多数の通気孔7aが形成されている。
がパネル本体2内に完全に収納され、ビニールシート8
が断熱材10の上面に取り付けられているので、床パネ
ル11を敷設するだけで床部の断熱防湿処理も同時に完
了することとなり、しかも通気孔7aによって床パネル
11内の通気も可能であるため床パネル11内に水滴が
付着するようなことはない。
組込んだ床パネル11の製造を工場で行うことができ、
現場施工作業を簡略化することが可能となる。
リエチレンシートからなる表面材10bの存在により、
断熱材10の収納の際、合板等にひっかからずにスムー
ズに挿入が可能となる。
1について説明したが、これに限らず、壁パネル21
(図3参照)や図示せぬ天井部においても同様に構成す
ることができる。
ける取り付け状態を図3を参照して説明する。
このカーポート70の頭上に居室80の床部81が形成
されている。
この天井材82が野縁83及び図示しない吊梁を介して
床パネル11に吊り下げられ、その周縁が幅狭の壁パネ
ル20下端に固定されている。
向けた状態で、ブロッキング材を介して平面状に接合さ
れ、壁パネル20上端に固定され、周囲を胴差し85に
て覆うようになっている。
ネル11周縁及び胴差し85上に複数立設されて、居室
80の壁部が構成される。尚、説明は省略するが、この
壁パネル21においても床パネル11同様の構成となっ
ている。
しないが、同様の構成とされている。 このように、床
パネル11、壁パネル21、天井部が居室80に取り付
けられると、居室80内が床パネル11、壁パネル2
1、天井部内に収納された断熱材10によって上下四方
から囲まれるので、室内の床部、壁部、天井部の断熱が
図られ、室内温度が保持される。
1、壁パネル21等自体に断熱材10が予め収納されて
いるので、これらの建築用パネルを前記のように作業現
場で取り付ければ、必然的に断熱材10が室内の床部、
壁部、天井部に取り付けられる。したがって、作業現場
における断熱材10自体の取り付け作業が不必要にな
り、現場作業の省力化を図ることができる。
室80に取り付けられると、居室80内が床パネル1
1、壁パネル21等のビニールシート8よって密閉され
るので、室内の湿気がこれら建築用パネル内へ侵入せ
ず、芯材5、合板6,7等に湿気が付着して結露が発生
することはない。逆に、建築用パネル内の湿気が室内側
に至ることもない。
てのビニールシート8が予め張り付けられているので、
これらの建築用パネルを前記のように作業現場で取り付
ければ、必然的にビニールシート8が室内の床部、壁
部、天井部の全面に取り付けられるので、従来のよう
に、施工現場でビニールシートと壁パネル、床パネルと
を別々に取り付ける作業を必要としない。。したがっ
て、このような建築用パネルを用いれば、作業現場にお
けるビニールシート自体の取り付け作業が不必要にな
り、現場作業の省力化を図ることができる。
6、7を用いたが、これに限るものではなく、例えば、
セメント板等を用いても良い。
いたが、これに限らず、ポリプロピレンフイルム、ポリ
エチレンフイルム等の合成樹脂フイルム又はシート、あ
るいは防湿紙等の防湿性を有するフイルム又はシートで
も良い。
ものでなくとも、防湿性に優れたものであればこれに限
るものではない。例えば、酢ビ・アクリル系、エチレン
・酢ビ系、アクリル・エチレン系、ウレタン系の接着剤
を用いることができる。
パネルを断面で示す。
が張られていない点が前記第一実施例と異なる。即ち、
本実施例においては、断熱材40の上面に直接防湿シー
トとしてのビニールシート38を張り付けることによ
り、断熱性及び防湿性をもたせるようにしている。
施例と同様であるので、その記載は省略する。
とがあるビニールシート38を芯材35の表面に張らず
に、断熱材40の両面に張って、滑り用シート41の代
用にすることもできることは勿論である。
ネルにおいては、建築用パネルを作業現場で取り付けれ
ば必然的に断熱材も取り付けられるので、作業現場にお
ける断熱材自体のの取り付け作業が不必要になり、現場
作業の省力化を図ることができる。
いるので、施工現場で建築用パネルを組み付ければ、必
然的に防湿シートが取り付けられ、寒地仕様住宅の防湿
を図ることができると共に、現場作業の省力化を図るこ
とができる。さらに、二枚の面材のうち室外側に位置す
る面材に多数の通気孔を形成することにより、建築用パ
ネル内の通気を行うことができ、内部に水滴が付着する
のを防止することができる。また、断熱材の両面に取り
付けられた表面材の存在により、断熱材の挿入の際に前
記面材に引っかからずにスムーズに挿入することがで
き、製造が容易となる。さらに、防湿性に優れた接着剤
にて防湿シートを接着することにより、より一層防湿性
を高めることができる。
破断して示す斜視図である。
造を示す断面図である。
断面図である。
示す断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 方形状に枠組みした芯材と、 この芯材の両面を覆う二枚の面材とを備える建築用パネ
ルにおいて、 前記二枚の面材間に、表裏両面にシート状の表面材を張
り付けた断熱材が配設され、 前記断熱材の室内側に位置する面の前記表面材上に防湿
性に優れた接着剤にて防湿シートが張り付けられ、 前記二枚の面材のうち室外側に位置する面材に多数の通
気孔が形成されたことを特徴とする建築用パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4120136A JP2612660B2 (ja) | 1992-04-14 | 1992-04-14 | 建築用パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4120136A JP2612660B2 (ja) | 1992-04-14 | 1992-04-14 | 建築用パネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0642070A JPH0642070A (ja) | 1994-02-15 |
JP2612660B2 true JP2612660B2 (ja) | 1997-05-21 |
Family
ID=14778861
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4120136A Expired - Fee Related JP2612660B2 (ja) | 1992-04-14 | 1992-04-14 | 建築用パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2612660B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4196738A (en) * | 1977-12-19 | 1980-04-08 | Amf Incorporated | Method and apparatus for variegating reconstituted tobacco sheet |
JPS563910U (ja) * | 1979-06-25 | 1981-01-14 | ||
JPS5933914U (ja) * | 1982-08-26 | 1984-03-02 | ナショナル住宅産業株式会社 | パネル |
JPS6160936A (ja) * | 1984-09-03 | 1986-03-28 | 松下電器産業株式会社 | 水槽付天板 |
-
1992
- 1992-04-14 JP JP4120136A patent/JP2612660B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0642070A (ja) | 1994-02-15 |
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