JP2612266B2 - 感熱孔版原紙 - Google Patents

感熱孔版原紙

Info

Publication number
JP2612266B2
JP2612266B2 JP62067499A JP6749987A JP2612266B2 JP 2612266 B2 JP2612266 B2 JP 2612266B2 JP 62067499 A JP62067499 A JP 62067499A JP 6749987 A JP6749987 A JP 6749987A JP 2612266 B2 JP2612266 B2 JP 2612266B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
sensitive stencil
film
solvent
stencil paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62067499A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63233890A (ja
Inventor
昭一 池嶋
Original Assignee
理想科学工業 株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 理想科学工業 株式会社 filed Critical 理想科学工業 株式会社
Priority to JP62067499A priority Critical patent/JP2612266B2/ja
Publication of JPS63233890A publication Critical patent/JPS63233890A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2612266B2 publication Critical patent/JP2612266B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は感熱孔版原紙に関し、さらに詳しくは多孔性
支持体と熱可塑性合成樹脂フィルムとを接着剤を用いて
貼り合わせてなる感熱孔版原紙に関する。
〔従来の技術〕
従来、多孔性薄葉紙のような支持体上にポリエステル
フィルムなどの熱可塑性合成樹脂フィルムを接着剤に貼
り合わせてなる感熱孔版原紙が知られている。そしてこ
の際に用いられる接着剤としては、(1)溶剤系または
水系、(2)室温硬化型または熱硬化型のような反応
系、(3)ホットメルト系のものが知られている。
(1)の溶剤系の場合(例えば特公昭47−1188号公報、
特開昭58−153697号公報)には、溶剤を使用することに
より樹脂の選定範囲が広がり、また希釈条件の設定によ
り容易に塗工量を管理することができるが、溶剤を回収
する必要があり、作業環境の維持に問題がある。またラ
ミネート後の製品物性に関しても耐溶剤性が劣り、使用
できるインキが限定されるという欠点がある。一方、水
系の場合(特公昭47−1187号公報)には、作業環境上の
問題はほとんどないが、乾燥に要する熱量が膨大であ
り、また水分により基材(多孔性支持体)の寸法安定性
が損なわれるという欠点がある。
これに対して、(2)、(3)の無溶剤系の場合は、
溶剤系に較べ有機溶剤の使用を伴わないため、人体への
悪影響等作業環境上の問題がほとんどないが、欠点とし
て室温硬化型の場合、硬化速度が遅く、製造後製品物性
を確認するまでの滞留時間が長くなり、生産性向上の観
点から不利である。一方、熱硬化型の場合、接着剤硬化
の際にかなりの熱量を必要とし、このため基材である多
孔性支持体、熱可塑性合成樹脂フィルムが熱の影響を受
け収縮を起こし、製品がカールを発生しやすくなる。ま
た(3)のホットメルト系接着剤の場合には、他の無溶
剤系接着剤と同様に、作業環境の維持が容易であるとい
う利点があるが、この場合も熱による基材への影響が問
題となる。また、融点、溶融粘度の高いものが多く、低
塗工量を維持する場合の生産管理が難しいという問題が
ある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、上記従来技術の欠点を解消し、作業
環境上の問題がほとんどなく、生産性に優れ、しかも耐
溶剤性に優れた感熱孔版原紙を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、多孔性支持体と熱可塑性合成樹脂フィルム
を貼り合わせてなる感熱性孔版原紙において、前記貼り
合わせを、塗布量1.5g/m2以下の紫外線硬化型接着剤に
より行なうことを特徴とする。
本発明に用いる前記熱可塑性合成樹脂フィルムとして
は、例えばポリエステルフィルム、ポリカーボネートフ
ィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリ塩化ビニルフィ
ルム等が使用可能で、その厚さは10μ以下が好ましく、
1〜6μがより好ましい。熱可塑性合成樹脂フィルムは
通常2軸延伸フィルムが用いられ、縦方向および横方向
の延伸率がともに150〜250%のものが好ましい。
前記多孔性支持体としては、それぞれ繊度が3デニー
ル以下の、ポリエステル繊維、ビニロン繊維、ナイロン
繊維等の合成樹脂、またはマニラ麻、コウゾ、ミツマ
タ、パルプ等の天然繊維の単独もしくは混合物、その他
熱可塑性合成樹脂フィルムの溶融樹脂分を吸収可能なも
のを用いることができ、それらの秤量は6〜14g/m2、特
に8〜14g/m2が好ましく、その厚さは10〜60μ、特に15
〜40μのものが好ましい。
本発明に用いる紫外線硬化型接着剤としては、一般に
ポリエステル系アクリレート、ウレタン系アクリレー
ト、エポキシ系アクリレート、ポリオール系アクリレー
トと光重合開始剤との配合物があげられるが、上記のう
ち特にウレタン系アクリレートを主成分とするものが好
ましい。東京インキ(株)製R−001、AH、東亜合成
(株)製UVX−196等があげられる。
前記熱可塑性合成樹脂フィルムと多孔性支持体とを貼
り合わせるには、熱可塑性樹脂フィルムの表面に紫外線
硬化型接着剤を塗布量1.5g/m2以下の範囲で塗布し、そ
の上に多孔性支持体を例えば2kg/m2以上の圧力で圧着さ
せた後、フィルム側から80W/cmの出力をもつ紫外線ラン
プで紫外線を0.04秒/cm以上照射する。
以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
〔実施例〕
実施例1 ロールコーターによりポリエステルフィルム(厚さ2
μ)表面に表1に示す塗布量で紫外線硬化型接着剤(東
京インキ株式会社製R−001)を塗布し、多孔性支持体
としてマニラ麻薄葉紙(8.5g/m2)を圧着した。その後
直ちに紫外線照射装置(日本電池株式会社製、ハイ・キ
ュア・システム、Hi Cure System DHC−40K−3DB、出力
80W/cm)にて紫外線を照射して紫外線硬化型接着剤を硬
化させ、フィルムと支持体を貼り合わせた。このときの
フィルムと支持体の走行速度は15m/minであった。次に
この原紙のフィルム面に、シリコーン樹脂とシリコーン
オイルを重量比1:1で配合した剥離剤をロールコーター
にて塗布した。塗布量は0.2g/m2であった。以上のよう
にして作成した感熱孔版原紙をサーマルヘッドを使用し
たデジタル製版印刷機(理想科学工業株式会社製、リソ
グラフ007D III N)を用いて製版、印刷を行なった。ま
た、上記感熱孔版原紙を酢酸エチル、トルエンおよびメ
タノールにそれぞれ25℃、2時間浸漬してフィルムと支
持体の剥離状態(耐溶剤性)を調べた。結果を第1表に
示す。
実施例2および3 紫外線硬化型接着剤として、東亜合成(株)製UVX−1
96および東京インキ(株)製AHを使用し、それぞれ塗布
量を1.1g/m2および1.3g/m2とする以外は実施例1と同じ
条件でフィルムと支持体を貼り合わせた。得られた感熱
孔版原紙を実施例1と同様、デジタル製版印刷機で製
版、印刷したところ、原稿に忠実で鮮明な画像を得るこ
とができた。
〔発明の効果〕
本発明によれば、特定の塗布量の紫外線硬化型接着剤
を用いたことにより、下記の効果が得られる。
(1)溶剤を使用しないので作業環境上の問題がほとん
どない。
(2)紫外線を照射することにより瞬時に硬化するので
生産性に優れている。
(3)樹脂の架橋密度が高く、製品の耐溶剤性に優れて
いる。
(4)硬化前の樹脂粘度を低く設定できるので、低塗工
量で安定生産することができる。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多孔性支持体と熱可塑性合成樹脂フィルム
    を貼り合わせてなる感熱性孔版原紙において、前記貼り
    合わせを、塗布量1.5g/m2以下の紫外線硬化型接着剤に
    より行うことを特徴とする感熱孔版原紙。
JP62067499A 1987-03-20 1987-03-20 感熱孔版原紙 Expired - Lifetime JP2612266B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62067499A JP2612266B2 (ja) 1987-03-20 1987-03-20 感熱孔版原紙

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62067499A JP2612266B2 (ja) 1987-03-20 1987-03-20 感熱孔版原紙

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63233890A JPS63233890A (ja) 1988-09-29
JP2612266B2 true JP2612266B2 (ja) 1997-05-21

Family

ID=13346740

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62067499A Expired - Lifetime JP2612266B2 (ja) 1987-03-20 1987-03-20 感熱孔版原紙

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2612266B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1232876A2 (en) 2001-02-14 2002-08-21 Ricoh Company Heat-sensitive stencil sheet and method of making the same

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01154795A (ja) * 1987-12-11 1989-06-16 Asahi Chem Ind Co Ltd 感熱孔版印刷用原紙及びその製造方法
US5992314A (en) * 1997-06-30 1999-11-30 Ncr Corporation UV curable adhesive for stencil media

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58153697A (ja) * 1982-03-10 1983-09-12 Tomoegawa Paper Co Ltd 感熱孔版原紙

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1232876A2 (en) 2001-02-14 2002-08-21 Ricoh Company Heat-sensitive stencil sheet and method of making the same

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63233890A (ja) 1988-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR940011816B1 (ko) 건식전사그래픽제품및그제조방법
JPH01141782A (ja) 耐水性印刷素材の製造方法
WO1989001872A1 (en) Heat-sensitive mimeotype stencil paper
JPH03193393A (ja) 感熱謄写版原紙
EP0315297A1 (en) Method of in-line production of successive barrier and silicone-coated inexpensive porous and absorbent paper and similar substrates, and products produced thereby
KR101208311B1 (ko) 전사호일
JP2612266B2 (ja) 感熱孔版原紙
JP2527190B2 (ja) 感熱孔版印刷用原紙の製造方法
US5023138A (en) Method of in-line production of successive barrier- and silicon-coated inexpensive porous and absorbent paper and similar substrates, and products produced thereby
JP3574524B2 (ja) フォトマスク保護用粘着フィルムの製造方法
JP2000025163A (ja) 離型フィルム
JP3766882B2 (ja) セラミックシート製造用離型フィルム
JP2019091080A (ja) シール
US3993832A (en) Pressure-sensitive transfer element and process
JPS5850200B2 (ja) カンシキテンシヤザイリヨウ
JPS62173296A (ja) 感熱孔版原紙の製法
JPH0353993A (ja) 感熱謄写版原紙及びその製造方法
JP2730921B2 (ja) 感熱孔版原紙
JPS612598A (ja) 感熱性孔版印刷用原紙
JPH02117895A (ja) 感熱製版式謄写版原紙及びその製造方法
JP3202446B2 (ja) 熱硬化性樹脂化粧板の製造法
JPH0337975Y2 (ja)
JP2656115B2 (ja) フィルム型レジストおよびレジスト形成方法
JP3420284B2 (ja) スクリーン製版方法
JPH05212984A (ja) 感熱謄写版原紙用接着剤、感熱謄写版原紙及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term