JP2000025163A - 離型フィルム - Google Patents

離型フィルム

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JP2000025163A
JP2000025163A JP10194355A JP19435598A JP2000025163A JP 2000025163 A JP2000025163 A JP 2000025163A JP 10194355 A JP10194355 A JP 10194355A JP 19435598 A JP19435598 A JP 19435598A JP 2000025163 A JP2000025163 A JP 2000025163A
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silicone resin
silicone
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film
peeling force
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Atsushi Hoshio
淳 星尾
Kozo Maeda
浩三 前田
Yoshimasa Kubo
義正 久保
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Toyobo Co Ltd
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Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に薄層のセラミックシートの製造にお
いて、剥離時の剥離力が小さく、適度の力で剥離が可能
で、剥離不良のない剥離層を有する離型フィルムを提供
する。 【解決手段】 ポリエステルフィルムの少なくとも一方
の面にシリコーン離型層を形成してなる離型フィルムで
あって、該離型フィルムのシリコーン離型層側表面の粘
着剤高速剥離力が80g/25mm巾以下である離型フ
ィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリエステルフィ
ルムを基材とする離型フィルムに関し、詳しくは剥離力
が小さく、かつ安定した剥離性能を有する、セラミック
シートの製造用等に好適な離型フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンテレフタレートやポリエチ
レンナフタレート等のポリエステルフィルムを基材と
し、基材のポリエステルフィルムに付加反応型、縮合反
応型等のシリコーンレジン層を積層した離型フィルム
は、粘着ラベル、粘着テープ等の台紙として広く使用さ
れている。近年、セラミックコンデンサーなどの部品と
して使用されるセラミックシートの作成に離型フィルム
が使用されることが一般化されるなか、セラミックコン
デンサーの大容量化、小型化に伴って、セラミックシー
トが薄膜化(特にセラミックが薄くなると剥離力は大き
くなる。)し、それにより従来の離型フィルムより剥離
力の小さい離型フィルムが求められるようになってい
る。従来のラベル用等の離型フィルムは、剥離力が小さ
いものであっても、薄層セラミックシートの製造には不
適である傾向が生じ、より剥離力の小さい離型フィルム
が求められている。セラミック生シート(セラミックグ
リーンシート)は、セラミック粉体とバインダー剤とを
溶媒に分散させたスラリーをキャリアーフィルムとして
の離型フィルム上に展開した後、加熱によって溶媒を乾
燥除去し、一定の大きさにカットした後、離型フィルム
を剥離除去して製造される。しかし、従来の離型フィル
ムでは剥離力が大きいため、セラミックグリーンシート
から離型フィルムを剥離除去する際に、剥離不良が発生
し、生産性が低下するなどの問題が出てきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる問題
点を解消し、特に薄層のセラミックシートの製造におい
て、剥離時の剥離力が小さく、適度の力で剥離が可能
で、剥離不良のない離型層を有する離型フィルムを提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】我々は、鋭意検討の結
果、粘着剤による特定の高速剥離時において、特定範囲
の剥離力を有する離型フィルムが、セラミックシート製
造時の剥離工程において、好ましい剥離除去性を示すこ
とを見出し、本発明に到達したものである。
【0005】即ち、本発明はポリエステルフィルムの少
なくとも一方の面にシリコーン離型層を形成してなる離
型フィルムであって、該離型フィルムのシリコーン離型
層側表面、即ちシリコーン離型層のポリエステルフィル
ム側と反対側の面の粘着剤高速剥離力が80g/25m
m巾以下である離型フィルムを提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明に関して詳細に説明
する。本発明の基材として用いるポリエステルフィルム
を構成するポリエステルは特に限定されず、離型フィル
ム基材として通常一般に使用されているポリエステルを
フィルム成形したものを使用することができるが、好ま
しくは、芳香族二塩基酸成分とジオール成分からなる結
晶性の線状飽和ポリエステルであるのが良く、例えば、
ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン−2−6ナ
フタレート、ポリメチレンテレフタレート等が挙げられ
る。
【0007】上記ポリエステルには、フィルムの取り扱
い性や滑り性を良くするために、本発明の作用を阻害し
ない範囲内で有機や無機の微粒子を配合してもよい。特
に平均粒径が0.01〜10μmの微粒子を、ポリエス
テル全体の重量に対し0.005〜5重量%の割合で含
有させることが好ましい。
【0008】本発明に用いるポリエステルフィルムは、
特に機械的強度が優れる等から、二軸延伸ポリエステル
フィルムが好ましい。
【0009】本発明におけるポリエステルフィルム製造
法は、特に限定されず、従来一般に用いられている方法
を用いることができる。例えば、前記ポリエステルを押
出機にて溶融して、フィルム状に押出し、回転冷却ドラ
ムにて冷却することにより未延伸フィルムを得、該未延
伸フィルムを一軸または二軸延伸することにより得るこ
とができる。一軸延伸フィルムは、未延伸フィルムを縦
方向あるいは横方向に一軸延伸することにより得ること
ができる。また、二軸延伸フィルムは、縦方向あるいは
横方向の一軸延伸フィルムを横方向または縦方向に逐次
二軸延伸する方法、或いは未延伸フィルムを縦方向と横
方向に同時二軸延伸する方法で得ることができる。
【0010】本発明において、ポリエステルフィルム延
伸時の延伸温度はポリエステルの二次移転点(Tg)以
上とすることが好ましい。また、二軸延伸フィルムの場
合は、夫々の方向に1〜8倍、特に2〜6倍の延伸倍率
とすることが好ましい。
【0011】本発明に用いるポリエステルフィルムの厚
さは、その使用目的等に応じて適宜設定すれば良く、特
に限定されないが、好ましくは2〜300μmであるの
が良く、特に10〜125μmであることが好ましい。
【0012】本発明の離型フィルムにおけるシリコーン
離型層を構成するシリコーン樹脂としては、特に限定は
なく、付加反応系、縮合反応系、紫外線もしくは電子線
硬化系のシリコーン樹脂等の硬化性シリコーン樹脂を使
用することができる。
【0013】付加反応系のシリコーン樹脂としては、例
えば、末端にビニル基を導入したポリジメチルシロキサ
ンとハイドロジエンシロキサンを白金触媒を用いて反応
させ、3次元架橋構造を形成したもの等が挙げられる。
【0014】縮合反応系のシリコーン樹脂としては、例
えば、末端−OH基をもつポリジメチルシロキサンと末
端に−H基をもつポリジメチルシロキサンを有機錫触媒
を用いて縮合反応させ、3次元架橋構造を形成したもの
等が挙げられる。
【0015】紫外線硬化系のシリコーン樹脂としては、
例えば、最も基本的なタイプとして通常のシリコーンゴ
ム架橋と同じラジカル反応を利用するもの、不飽和基を
導入して光硬化させるもの、紫外線でオニウム塩を分解
して強酸を発生させ、これでエポキシ基を開裂させて架
橋させるもの、ビニルシロキサンへのチオールの付加反
応で架橋するもの等が挙げられる。電子線は紫外線より
もエネルギーが強いため、電子線硬化系のシリコーン樹
脂は、紫外線硬化系のように開始剤を用いなくてもラジ
カルによる架橋反応が起こる。
【0016】本発明におけるシリコーン離型層は、ポリ
エステルフィルム側と反対側の面(離型フィルムのシリ
コーン離型層側表面)において後述する粘着剤高速剥離
力が、80g/25mm巾以下である事が必要であり、
好ましくは70g/25mm巾以下、さらに好ましくは
60g/25mm巾以下であるのが良い。粘着剤高速剥
離力が、80g/25mm巾より大きいと、後述のよう
なセラミックシート製造時の剥離工程におけるセラミッ
クシートからの離型フィルムの剥離性が低下し、特に、
薄膜のセラミックシートの場合、剥離時に、セラミック
シートの破れや剥離不良が多く発生し、歩留まりが低下
するなどの問題が発生する。
【0017】シリコーン離型層の粘着剤高速剥離力が上
記範囲であることにより、剥離工程における、セラミッ
クシートからの離型フィルムの剥離が容易になり、セラ
ミックシートの破損を低減することができる。粘着剤高
速剥離は粘着層の粘性の影響が出ないと考えられ、粘着
剤高速剥離による剥離力の評価は、剥離する面が通常の
粘着剤ではなく、セラミックシート等のような硬い表面
に対する剥離性の評価法として有効である。
【0018】上記範囲のような粘着剤高速剥離力を得る
には、ビニル基を有する付加反応系のシリコーン樹脂に
おいて、該シリコーン樹脂中に導入するビニル基の割合
を多くする、また縮合反応系のシリコーン樹脂におい
て、導入する−OH基、−H基の割合を多くする、紫外
線あるいは電子線硬化反応系のシリコーン樹脂におい
て、架橋反応点である不飽和基の割合を多くするなどの
方法で、シリコーン樹脂の架橋密度を大きくすることに
より達成出来る。また、付加反応系のシリコーン樹脂に
おいて、厚みがシリコーン離型層の面内において均一で
あるならば、厚みが小さいほど架橋密度が大きくなるた
め、粘着剤高速剥離力に関しては厚みを可能な限り小さ
くすることにより、上記範囲のような値を得ることがで
きる。さらに、シリコーン離型層形成時の乾燥条件ある
いはキュアー条件によっても変化し、温度が高いほど架
橋密度が大きくなるため、乾燥条件あるいはキュアー条
件によって制御することもできる。
【0019】本発明において、シリコーン離型層を形成
するシリコーン樹脂の架橋密度は、用いるシリコーン樹
脂の種類や測定法により変化するが、通常の粘着剤剥離
力(低速)における軽剥離タイプシリコーン離型層に比
較して少なくとも2割以上大きいことが望ましい。
【0020】また、本発明におけるシリコーン離型層
は、ポリエステルフィルム側と反対側の面において後述
する粘着剤低速剥離力が、好ましくは4〜12g/50
mm巾であるのが良い。粘着剤低速剥離力が12g/5
0mm巾を超えると、離型性が悪くなるため好ましくな
い。
【0021】さらに、本発明におけるシリコーン離型層
は、ポリエステルフィルム側と反対側の面において、耐
溶剤性として、下記の式(B)から算出される耐溶剤性
指数の値が、5.0以下であるのが好ましく、特に好ま
しくは2.0以下であるのが良い。耐溶剤性が低いと耐
溶剤性指数は大きくなる。耐溶剤性指数が、5.0を超
えると、セラミックシート製造時において、セラミック
スラリー中の溶剤分等により、離型性が低下する可能性
がある。式(B)ラビング後の粘着剤低速剥離力/常態
における粘着剤低速剥離力=耐溶剤性なお、ラビング
は、シリコーン離型層のポリエステルフィルム側と反対
側の面に対し、学振式摩擦ケンロウ度試験機にて、ガー
ゼにトルエンをしみ込ませ200g/cmの荷重を加
え、100回往復作動して行う。
【0022】本発明において、粘着剤高速剥離力とは、
下記の方法により測定した剥離力を示す。即ち、離型フ
ィルムのシリコーン離型層側表面にポリエステル粘着テ
ープ(ニット−31B)の粘着剤層を貼り合せ、5kg
の圧着ローラーで圧着し、室温で20時間放置後、シリ
コーン離型層と粘着テープとの剥離力を引張り試験機を
用いて、剥離速度40m/min、角度90°にて測定
する。なお、通常の粘着剤剥離力(低速)とは、上記に
おいて、剥離速度0.3m/minとしたものである。
【0023】本発明において、シリコーン離型層の厚み
は、その使用目的等に応じて適宜設定すれば良く、特に
限定されないが、好ましくは硬化・乾燥後のシリコーン
離型層重量が0.05〜0.2g/mとなる範囲が良
い。シリコーン離型層の厚みが上記範囲より小さいと剥
離性能が低下しやすい。また、上記範囲より大きけれ
ば、硬化・反応の時間が大きくなり、生産上不都合とな
りやすい。
【0024】本発明のシリコーン離型層の形成方法は、
特に限定されず、例えば硬化性シリコーン樹脂を分散さ
せた塗液を、基材のポリエステルフィルムの表面に塗布
等により展開し、加熱または、紫外線あるいは電子線の
照射によりシリコーン樹脂を反応させる一方、溶媒を乾
燥除去して、樹脂を硬化させる方法が用いられる。
【0025】上記塗液の塗布法としては、公知の任意の
塗布法が適用でき、例えばグラビアコート法やリバース
コート法などのロールコート法、マイヤーバーなどのバ
ーコート法、スプレーコート法、エアーナイフコート法
等の従来から知られている方法が利用できる。
【0026】上記溶液の塗布量は、基材のポリエステル
フィルム1mあたり、好ましくは2〜20g、特に2
〜10gとなるようにするのが良い。塗布量がこの範囲
にあると乾燥が容易に行なえ、かつ塗布ムラが生じ難
い。
【0027】本発明において、シリコーン離型層のポリ
エステルフィルムへの密着性を上げるために、上記溶液
の塗布に先立ち、ポリエステルフィルム表面に、コロナ
処理やアンカーコート等の前処理を施しても良い。
【0028】本発明において、シリコーン離型層形成時
には、シリコーン樹脂の反応硬化および溶媒の乾燥除去
は同時に行うことができる。シリコーン樹脂の反応硬化
および溶媒の乾燥除去のための条件は、使用するシリコ
ーン樹脂の種類、シリコーン離型層の厚み、離型フィル
ムのサイズ等により、適宜選択すれば良いが、120℃
以上で20秒程度であるのが好ましい。乾燥温度が12
0℃以下、および/または乾燥時間が20秒以下である
と、シリコーン樹脂の反応硬化が不完全になりやすく、
重剥離化(剥離力が大きくなる)やシリコーン離型層の
背面転写(裏移り)の原因となる可能性がある。
【0029】以下に、試験例及び実施例を用いて本発明
の効果を更に詳細に説明する。試験例1.試験方法
【0030】1)粘着剤高速剥離力測定離型フィルムの
シリコーン離型層側表面にポリエステル粘着テープ(ニ
ット−31B)の粘着剤層を貼り合せ、5kgの圧着ロ
ーラーで圧着し、室温で20時間放置後、シリコーン離
型層と粘着テープとの剥離力を引張り試験機(剥離速度
40m/min、角度90°)にて測定した。2)常態
における粘着剤低速剥離力測定離型フィルムのシリコー
ン離型層側表面にポリエステル粘着テープ(ニット−3
1B)の粘着剤層を貼り合せ、5kgの圧着ローラーで
圧着し室温で20時間放置後、シリコーン離型層と粘着
テープとの剥離力を引張り試験機剥離速度0.3m/m
in(角度90°)にて測定し、下記基準にて評価し
た。A … 12g/50mm巾以下である。B …
12g/50mm巾を超える。
【0031】3)耐溶剤性評価学振式摩擦ケンロウ度試
験機にて、離型フィルムのシリコーン離型層側表面に対
し、ガーゼにトルエンをしみ込ませ200g/cm
荷重を加え、100回往復作動後にラビング面の粘着剤
低速剥離力を試験例2)と同様の方法により測定し、下
記式(B)にて耐溶剤性を算出して下記基準にて評価し
た。式(B)ラビング後の粘着剤低速剥離力/常態にお
ける粘着剤低速剥離力=耐溶剤性A … 2.0以下で
ある。B … 2.0を超え、5.0以下である。C
… 5.0を超える。
【0032】4)セラミックシートの剥離性評価溶剤
(トルエン)、セラミック原料(BaTiO、富士チ
タン製)、結合剤、可塑剤などを混合し、ペースト状に
した後、ボールミルにて分散し、セラミックスラリーを
得た。次に、実施例1〜3、比較例1〜3の離型フィル
ムのシリコーン離型層側の表面にアプリケーターにて、
上記セラミックスラリーを乾燥厚み30μmとなるよう
コートし、120℃×1分で乾燥してセラミックシート
(セラミックグリーンシート)を得た。このセラミック
シートを5cm巾にカットし、ピール法(剥離速度50
0mm/minでT型剥離する)により剥離力を測定し
て、下記基準により評価した。 A … セラミックシートが破れることなく、剥離す
る。 B … セラミックシートが一部破れる。 C … セラミックシートが完全に破れ破損する。
【0033】2.試験結果 上記試験例1)〜4)の試験結果を表1に示す。
【表1】 表1から明らかな様に、シリコーン離型層表面の粘着剤
高速剥離力が80g/25mm巾以下であれば、セラミ
ックシートの剥離不良が見られない。
【0034】
【実施例】実施例1 架橋密度の高いタイプである付加反応系の硬化型シリコ
ーンレジン(信越化学株式会社製 KS830)を溶剤
(トルエン)に分散し(3重量%濃度)、シリコーンレ
ジン100重量%に対し、1重量%の白金触媒を添加し
てシリコーン塗液を作成した。次に厚さ50μmの2軸
延伸ポリエステルフィルム(東洋紡(株)製)にワイヤ
ーバーにて、上記シリコーン塗液を塗布し、160℃×
30秒で反応硬化および乾燥させ、離型フィルム(シリ
コーン離型層の乾燥後重量0.05g/m)を得た。
【0035】実施例2 シリコーン離型層の乾燥後重量を0.10g/mとな
るようにした以外は、実施例1と同様にして、離型フィ
ルムを得た。
【0036】実施例3 付加重合反応型シリコーンレジン(東芝シリコーン株式
会社製 R−6721)を使用し、シリコーン離型層の
乾燥後重量を0.05g/mとなるようにした以外
は、実施例1と同様にして、離型フィルムを得た。
【0037】比較例1 シリコーン離型層の乾燥後重量を0.4g/mとなる
ようにした以外は、実施例1と同様にして、離型フィル
ムを得た。
【0038】比較例2 反応硬化および乾燥の条件を100℃×30秒に変更し
た以外は、実施例1と同様にして、離型フィルムを得
た。
【0039】比較例3 シリコーン離型層の乾燥後重量を0.4g/mとなる
ようにした以外は、実施例3と同様にして、離型フィル
ムを得た。
【0040】
【発明の効果】本発明の離型フィルムは、剥離時の剥離
力が小さく、特にセラミックシートの製造時の剥離工程
において、剥離不良のない適度の力でセラミックシート
からの離型フィルムの剥離除去が可能であるため、成形
用キャリアーフィルムとしてなど、セラミックシート、
特に薄膜セラミックシートの製造に好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保 義正 滋賀県大津市堅田二丁目1番1号 東洋紡 績株式会社総合研究所内 Fターム(参考) 4F100 AK41A AK52B BA02 BA03 BA06 BA10B BA13 GB90 JL02 JL14B YY00B

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステルフィルムの少なくとも一方
    の面にシリコーン離型層を形成してなる離型フィルムで
    あって、該離型フィルムのシリコーン離型層側表面の粘
    着剤高速剥離力が80g/25mm巾以下であることを
    特徴とする離型フィルム。
  2. 【請求項2】 セラミックシート製造用であることを特
    徴とする請求項1記載の離型フィルム。
JP10194355A 1998-07-09 1998-07-09 離型フィルム Pending JP2000025163A (ja)

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