JP2612015B2 - 鋼帯の連続溶融金属めっき設備 - Google Patents

鋼帯の連続溶融金属めっき設備

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JP2612015B2 JP325688A JP325688A JP2612015B2 JP 2612015 B2 JP2612015 B2 JP 2612015B2 JP 325688 A JP325688 A JP 325688A JP 325688 A JP325688 A JP 325688A JP 2612015 B2 JP2612015 B2 JP 2612015B2
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稔彦 相川
貴章 石川
実 坂本
哲也 小浜
克彦 岩沼
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川崎製鉄株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は鋼帯の品質低下をもたらすことなく通板中に
コイル巻取装置の切替あるいはスキンパス装置の交換を
可能とする鋼帯の連続溶融金属めっき設備に関するもの
である。
<従来の技術> 連続溶融金属めっき設備は、焼鈍とめっきを連続的に
行う設備であり、第2図〜第4図に示すように大まかに
はコイル打出し装置1、前処理装置2′、焼鈍炉2、め
っき装置3、スキンパス装置4、テンションレベラ
4′、後処理装置5およびコイル巻取装置6という順序
で配列されている。
上記のような連続溶融金属めっき装置において通板途
上にある鋼帯のラインスピードを調整するために適宜個
所にルーパが配設されている。
第2図〜第4図において、第1ルーパ10はいずれもコ
イル払出装置1と焼鈍炉2との間に設置されているが、
第2ルーパ11は第2図においては、めっき装置3とスキ
ンパス装置4の間に、また第3図においては、後処理装
置5とコイル巻取装置6の間に設置してある。さらに第
4図では第2ルーパ11をめっき装置3とスキンパス装置
の間に設置する他、第3ルーパ12を後処理装置5とコイ
ル巻取装置6の間に設置することを示している。
<発明が解決しようとする課題> 1. 第2図に示すライン構成の場合 (1) 巻取装置の取替方法 コイル巻取装置6から次の6′に切替作業を行う際に
は、後処理装置5を通る鋼帯のラインスピードを変動せ
ざるを得なかった。ラインスピードが変動すると、後処
理の処理時間やリンガロールでの終り条件が変動し、処
理ムラが生じていた。この処理ムラは目視で判別できる
場合はもちろんのこと、目視で判断がつかなくても耐食
性に悪影響を及ぼし、品質を低下させていた。
(2) スキンパス装置のワークロール交換方法 (a) 第2ルーパ11の長さを大きくして上流側鋼帯の
ラインスピードを維持しつつ第2ルーパ11の出側セクシ
ョンの鋼帯を停止してワークロールを交換していた。こ
の停止により、後処理設備5内に停滞した鋼帯が後処理
液によりエッチングされ変色していた。この変色部はス
クラップ相当品なので除去する必要があり歩止り低下の
一要因となっていた。
(b) 前記の(a)の出側セクション停止を防止する
ためにはスキンパス装置4を作動させないで後処理装置
5に通板しながらスキンパス装置4のワークロールを交
換していた。この場合、スキンパスの掛からないノース
キンパス鋼帯部分が発生することになる。このノースキ
ンパス部分は商品価値がないため、この部分を含む鋼帯
は次工程にて再スキンパスを行わねばならず工程増加に
よるコストアップの一要因となっていた。
(c) 前記(a)、(b)を防止するために、通板材
を流し、運転した状態あるいは出側セクションを停止し
た状態でスキンパス装置4のワークロールを停止してい
た。この場合、通板材を使用するため生産性の低下、コ
ストアップの一要因になっていた。
2. 第3図に示すライン構成の場合 スキンパス装置のワークロール交換方法 (a) ラインを運転し、通板した状態でスキンパス装
置4のワークロールを交換していた。ワークロール交換
時にはスキンパスの掛からないノースキンパス部が発生
していた。ノースキンパス部を含む鋼帯は再スキンパス
を行うためコストアップの一要因となっていた。
(b) 上記(a)を防止するため通板材を流し、運転
した状態でスキンパス装置4のワークロールを交換して
いた。通板材を使用するため生産性の低下、コストアッ
プの一要因となっていた。
3. 第4図に示すライン構成の場合 スキンパス装置のワークロール交換方法 (a) 第2ルーパ11以降の出側セクションを停止し、
スキンパス装置4のワークロールを交換していた。後処
理装置5内に停滞した鋼帯のエッチングによる変色によ
り歩止り低下の一要因となっていた。
(b) 上記(a)を防止するため、出側セクションを
停止した状態でスキンパス装置4のワークロールを交換
していた。ワークロール交換時にノースキンパス部が発
生し、コストアップの一要因となっていた。
本発明は、上記従来の問題点を解消し、後処理装置で
の処理ムラが発生することなくコイル巻取装置の交換が
可能で、また後処理装置内でのエッチングがなく、通板
材が不要でかつノースキンパス部が発生することなく運
転中にスキンパス装置のワークロール交換が可能な鋼帯
の連続溶融金属めっき設備を提供することを目的とする
ものである。
<課題を解決するための手段> 上記目的を達成するための本発明を第1図に基づいて
説明する。第1図は鋼帯の連続溶融金属めっき設備の主
要装置を簡略に示したものであり、本発明はコイル払出
装置1、焼鈍炉2、めっき装置3、スキンパス装置4、
後処理工程5およびコイル巻取装置6からなる鋼帯の連
続溶融金属めっき設備において、コイル払出装置1と焼
鈍炉2、めっき装置3とスキンパス装置4、スキンパス
装置4と後処理装置5並びに後処理装置5とコイル巻取
装置6との間に鋼帯のラインスピードを調整する第1ル
ーパ10,第2ルーパ11,第3ルーパ12および第4ルーパ13
をそれぞれ配設し、これによって鋼帯通板中にコイル巻
取装置6の切替あるいはスキンパス装置4のロール交換
を可能としたことを特徴とするものである。
<作 用> 本発明は、上記の構成であるから、巻取装置6の切替
時には後処理工程5と巻取装置6との間に設置した巻取
装置は前の第2ルーパ13を伸縮することによって、当該
第2ルーパ以前のラインスピードを一定に保った状態で
巻取装置6を切り替えることができる。
また、スキンパス装置4のワークロール交換時には、
めっき装置3とスキンパス装置4の間に設置した第2ル
ーパ11およびスキンパス装置4と後処理装置5の間に設
置した第3ルーパ12、つまりスキンパス装置4の前後に
配置されている第2ルーパ11および第3ルーパ12を伸縮
することによって第2ルーパ11前および第3ルーパ12後
の鋼帯ラインスピードを一定に保つと共にスキンパス装
置4の鋼帯を停止状態にしてワークロールの交換を行う
ものである。
<実施例> 以下、本発明の実施例を第1図、第5図および第6図
に基づいて説明する。
第1図に示すように鋼帯の連続溶融金属めっき装置
は、コイル払出装置1、第1ルーパ10、予備処理装置
2′、焼鈍炉2、めっき装置3、第2ルーパ11、スキン
パス装置4、テンションレベラ4′、第3ルーパ12、後
処理装置5、第4ルーパ13およびコイル巻取装置という
順序で配列されている。
まず、第1巻取装置6から第2巻取装置6′に取替を
行う手順について説明する。
第5図は巻取装置取替時の鋼帯ラインスピードと第4
ルーパ13の伸縮長さとの関係を示したものである。
第5図に示すように150m/minの鋼帯ラインスピードで
操業中、第1巻取機6から第2巻取機6′へコイルの切
替を行う際、まず第4ルーパ13の長さを伸ばして第4ル
ーパ13前のラインスピードを点線で示すように150m/min
に維持させる一方、第4ルーパ13以降のラインスピード
の減速を開始して30m/minまで減速し、第1巻取機6か
ら第2巻取機6′への切替を行った。
切替を終了したら、第4ルーパ13の長さを縮めて第4
ルーパ13以降のラインスピードの加速を開始し、220m/m
inまで増速したのち、第4ルーパ13前後のラインスピー
ドの同調させて150m/minのラインスピードに復帰させ
た。
このような一連の第4ルーパ13の伸縮操作により、第
4ルーパ13前のラインスピードを一定の150m/minに保つ
ことができた。
次にスキンパス装置4のワークロール交換手順につい
て説明する。
第6図はスキンパス装置4のワークロール交換時の鋼
帯ラインスピードと第2ルーパ11と第3ルーパ12の伸縮
長さの関係を示したものである。
第6図に示すように150m/minの鋼帯ラインスピードで
操業中、スキンパス装置4のワークロールを交換する
際、まず第2ルーパ11の長さを伸ばすと同時に第3ルー
パ12の長さを縮めて第2ルーパ前および第3ルーパ以降
のラインスピードを点線で示すように150m/minに維持さ
せる一方、第2ルーパ11と第3ルーパ12間のラインスピ
ードの減速を開始して停止状態(ラインスピード・ゼ
ロ)にし、スキンパス装置4のロール交換を行う。
ロール交換が終了したら第2ルーパ11の長さを縮める
と同時に第3ルーパ12の長さを伸ばして第2ルーパ11と
第3ルーパ12間のラインスピードの増速を開始し、220m
/minまで増速したのち、ラインスピードを同調させて15
0m/minの定常ラインスピードに復帰させた。
このような一連の第2ルーパ11および第3ルーパ12の
伸縮操作により第2ルーパ11前および第3ルーパ12以降
のラインスピードを一定の150m/minに保つことができ
た。
<発明の効果> 本発明は前記のような構成であるので、下記の効果が
得られる。
(1) 巻取装置の切替において、後処理装置での処理
ムラのない良好な品質の金属めっき鋼帯を得ることがで
きる。
(2) 出側装置の停止、通板材の使用あるいはノース
キンパス部の発生を伴うことなくスキンパス装置のロー
ル交換を行うことができる。
(3) 前記(1)、(2)の結果により生産性の向
上、歩止りの向上およびコストの削減が達成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例を示す鋼帯の連続溶融金属め
っき設備の配置図、第2図〜第4図は従来例を示す鋼帯
の連続溶融金属めっき設備の配置図、第5図は巻取機の
切替時におけるラインスピード並びにルーパ長さを示す
グラフ、第6図はスキンパス装置のロール交換時におけ
るラインスピード並びにルーパ長さを示すグラフであ
る。 1……コイル払出装置、2……焼鈍炉、 3……めっき装置、4……スキンパス装置、 5……後処理装置、6……コイル巻取装置、 10……第1ルーパ、11……第2ルーパ、 12……第3ルーパ、13……第4ルーパ。
フロントページの続き (72)発明者 小浜 哲也 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (72)発明者 岩沼 克彦 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (56)参考文献 特開 昭55−110735(JP,A) 特開 昭50−62134(JP,A) 特開 昭62−83427(JP,A) 実公 昭51−34904(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイル払出装置、焼鈍炉、めっき装置、ス
    キンパス装置、後処理装置およびコイル巻取装置からな
    る鋼帯の連続溶融金属めっき設備において、コイル払出
    装置と焼鈍炉、めっき装置とスキンパス装置、スキンパ
    ス装置と後処理装置並びに後処理装置とコイル巻取装置
    との間に鋼帯のラインスピードを調整する第1、第2、
    第3および第4ルーパをそれぞれ配設し、これによって
    鋼帯通板中にコイル巻取装置の切替あるいはスキンパス
    装置のロール交換を可能としたことを特徴とする鋼帯の
    連続溶融めっき設備。
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