JP2611480B2 - 無線電話装置 - Google Patents

無線電話装置

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JP2611480B2 JP2058574A JP5857490A JP2611480B2 JP 2611480 B2 JP2611480 B2 JP 2611480B2 JP 2058574 A JP2058574 A JP 2058574A JP 5857490 A JP5857490 A JP 5857490A JP 2611480 B2 JP2611480 B2 JP 2611480B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は無線電話装置に関し、特に基地局からの制御
によって通話制御が行われる無線電話装置に関する。
〔従来の技術〕
自動車電話システムや携帯電話システムのような無線
電話システムでは、自動車電話端末や携帯電話機のよう
な無線電話装置と基地局との間で、無線により各種制御
信号のやりとりが行われる。そのため、利用者が無線電
話装置の操作キーを操作して発信操作をした後、実際に
相手側と通話が可能になるまでには数秒〜数十秒という
比較的長い時間を必要とする。従って、無線電話装置を
自動車の運転者自らが使用する場合、発信操作をした後
通話が可能となるまで自動車電話端末の送受話器(ハン
ドセット)あるいは携帯電話機を把持しなければならな
いとすると、安全上好ましくない。そのため、従来の無
線電話装置は、送話器及び受話器のほかにモニタ用のス
ピーカを備えている。利用者は、発信操作の後、このス
ピーカからの出力音をモニタすることにより、回線が接
続されて相手側が接続されたことを知る。その後、送受
話器あるいは携帯電話機を取上げて通話を開始する。こ
のモニタ機能は一般にスピーカ受話機能と称されてい
る。
上述したスピーカ受話機能により、発信操作を行った
利用者は、スピーカから流れる相手側の音声を認識する
まで送受話器あるいは携帯電話機を把持する必要がな
い。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、自動車内にはエンジン音や周囲の騒音
等が進入しているので、上述した従来の無線電話装置で
は、スピーカからのモニタ音の音量が小さかったり、音
質が悪かったりすると、相手側が応答したタイミングが
うまく認識できないことがある。そのため、直径50mm、
厚さ20mm程度のスピーカが従来モニタ用に使用されてい
るが、このように大きなスピーカは、技術の進歩に伴っ
て年々小型軽量化している無線電話装置に組込むには適
さない。
従って本発明の目的は、発信時に相手側が応答して通
話が可能になったことを発信者に確実に通知でき、しか
も、構成が小型化に適している無線電話装置を提供する
ことにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の無線電話装置は、送話器と、前記送話器のそ
ばに設置された発音体と、この発音体を駆動してあらか
じめ定めた識別トーンを発生させる発音体駆動回路と、
発信時に相手側が応答したことを示す制御信号を基地局
から受信することにより前記発音体駆動回路を起動する
制御手段とを備えている。
更にまた、本発明の無線電話装置は、送受信アンテナ
と、前記送受信アンテナに接続された無線部と、前記送
受信アンテナおよび無線部を経由して、基地局とデータ
の送受信を行なうデータ処理手段と、送話器と、受話器
と、前記送話器からの音声情報を、前記データ処理手段
を経由して、前記無線部へ伝達し、前記無線部から前記
データ処理手段を経由して伝達される相手側音声情報を
前記受話器へ出力する音声信号増幅手段と、前記送話器
にそばに設置され、予め定められた識別トーンを発生さ
せる発音体と、前記基地局から受信した相手側応答確認
信号により、前記発音体を制御して前記識別トーンを発
生させる制御手段とを有して構成されていてもよい。
更にまた、前記発音体は、予め定められた周波数にお
いて電気−音響変換効率のピークを有するように構成さ
れていてもよい。
〔実施例〕
次に本発明について、図面を参照して説明する。
第1図を参照すると、本発明の一実施例である携帯電
話機10は、アンテナ11及び無線部12と、これらアンテナ
11及び無線部12を経由して基地局と各種のデータの送受
信を行うデータ信号処理回路13と、この実施例の制御を
司る制御回路14と、送話器18と、受話器19と、音声信号
増幅器15と、セラミック圧電子を用いた発音器20と、発
音器20を駆動して所定の識別トーンを発生させる発音体
駆動回路16と、数字キーや機能キーを備えた操作キー群
17とで構成されている。制御回路14はCPUによって構成
される。音声信号増幅器15は、送話器18からの音声信号
を増幅し制御回路14,データ信号処理回路13を経由して
無線部12に伝達し、また、無線部12からデータ信号処理
回路13,制御回路14を経由して伝達される相手側音声信
号を増幅して受話器19に出力する。
携帯電話機10は、第2図に示すようにハンドセット型
であり、強化プラスチック筐体に収納されている。発音
器20は、携帯電機10の前面下部に、送話器18のそばに配
置されている。発音器20は、第3図(a),(b)に示
すように、ケースに収納されたセラミック圧電子201を
発音体として有している。セラミック圧電子201は、金
属薄膜からなる電極を両面に取付けた圧電セラミックか
らなる円板である。両電極はそれぞれ端子202に接続さ
れている。セラミック圧電子201は端子202に印加された
交流電気ネエルギーを音響エネルギーに変換する。発音
器20の目的は騒音の中でも識別し易いトーンを発生する
ことにある。従って、その電気/音響変換効率が広い範
囲で平坦である必要はない。発音器20は、電気/音響変
換効率が約2.5KHzでピークになるように作られており、
第3図(a),(b)に示すように小型でありながら、
人が自動車内で騒音から識別するのに十分な高いレベル
で、約2.5KHzのトーンを発生できる。発音器20は、上述
したように小型に構成されているので、携帯電話機10の
送話器18のそばの狭いスペースに収納できる。発音器20
を送話器18のそば、いいかえれば、携帯電話機10の前面
下部に配置するのは、利用者が携帯電話機10を取上げて
いるとき、大音量を発生する発音器20が利用者の耳から
できるだけ離れるようにするためである。
第4図及び第5図を参照して、携帯電話機10の発信時
の動作について説明する。
発信しようとする利用者は、まず、操作キー群17のフ
ックキーおよび通話相手の電話番号に対応する数字キー
を押下する発信操作を行う。この発信操作が行われる
と、制御回路14は発信処理を行い、データ信号処理回路
13および無線部12を経由して、第5図に示すように基地
局30,無線電話用交換機50,および通話相手の加入者70と
各種データの送受信を行う(第4図,S1)。
第5図を参照して発信処理S1について更に説明する。
制御回路14は、発呼信号を発生し、無線部12の無線周
波数を制御チャネルにセットし、データ信号処理回路1
3,無線部12を経由して、発生した発呼信号を基地局30に
送る。基地局30は受信した発呼信号を無線電話用交換機
50に転送する(S11)。無線電話用交換機50は、発呼信
号を受信すると、基地局30を経由して携帯電話機10に、
通話用の無線周波数の1つ、すなわち、1つの通話チャ
ネルを指定する(S12)。制御回路14は無線部12の無線
周波数を指定された通話チャネルにセットし、基地局30
との間で無線導通試験を行う(S13)。一方、基地局30
は無線電話用交換機50との間で有線導通試験を行う(S1
4)。
無線導通試験および有線導通試験が完了すると、無線
電話用交換機50はCD ON指令を基地局30に送る(S15)。
基地局30は、CD ON指令を受けると、ダイヤル送出要求
を携帯電話機10に送る(S16)。制御回路14は、ダイヤ
ル送出要求を受けると、ダイヤル信号を無線電話用交換
機50に送る(S17)。無線電話用交換機50は、受けたダ
イヤル信号に対応する加入者70を呼出し(S18)、ま
た、基地局30にCD OFF指令を送る(S19)。基地局30
は、CD OFF指令を受けると、ダイヤル送出要求の送出を
停止する(S20)。その結果、携帯電話機10ではリング
バックトーンが鳴り、一方、呼出された加入者70側では
呼出音が鳴る。加入者70側で相手がオフフックすると、
このオフフックが応答として無線電話用交換機50に通知
される(S21)。この通知を受けた無線電話用交換機50
は基地局30にCD ON指令を送る(S22)。このCD ON指令
を受けた基地局30は、通話可能を示す制御信号、すなわ
ち、相手側応答にかかる制御用データを携帯電話機10に
送る(S23)。なお、公衆用無線電話システムの場合
は、相手側の応答によって課金を開始するために課金関
連の制御信号のやりとりが行われるが、第5図では専用
無線電話システムの場合であるとして、課金関連の制御
信号は示してない。
以上説明したようにして発信処理が行われ、回線が接
続されて相手側応答にかかる制御用データがデータ信号
処理回路13で受信され、制御回路14に渡されると、制御
回路14はこの制御用データを検出し(S2)、発音体駆動
回路16を制御して発音器20から約2.5KHzの連続トーンで
ある識別トーンを発生させる(S3)。利用者がこの識別
トーンによって相手側の応答したことを認識し、操作キ
ー群17の切替キーを押下すると、制御回路14はこの操作
を検出し(S4)、発音体駆動回路16を制御して発音器20
からの識別トーンの出力を停止させる(S5)。制御回路
14は、ステップS5に引続いて音声増幅回路15を制御し、
送話器18および受話器19を使った通話を可能にする(S
6)。
以上携帯電話機の場合について本発明の一実施例を説
明したが、本発明は携帯電話機だけでなく、自動車電話
端末、その他、基地局からの制御によって通話接続が行
われ、小型軽量化が必要なすべての無線電話装置に適用
できる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明の無線電話装置は、発信時
に相手側が応答したことを識別トーンによって利用者に
知らせ、また、相手側が応答したことを示す基地局から
の制御信号の受信を契機として識別トーンを発生するの
で、通話が開始できるタイミングを正確、かつ、確実に
利用者に認識させることができる。
また、識別トーンを発生する発音体は、単一周波数の
トーンを発生できればよく、従来の無線電話装置が相手
側の音声をモニタするのに用いていたスピーカに比べて
十分小さいもので明瞭な識別トーンを発生できるので、
無線電話装置の一層の小型化が可能になる。
更に、識別トーンは人の音声と比べて騒音中で認識し
易いのでその発生時間は短かくてよく、相手側の応答の
音声をモニタする従来技術に比べて周囲に対する騒音を
減少できる。
更にまた、識別トーンの発生がなく相手側の音声だけ
をモニタ出力する従来技術では、相手が無言であると応
答したか否かを知ることができないが、このような場合
でも本発明では相手側の応答を確実に認識することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
第1図に示す実施例の正面図、第3図(a)および
(b)は第1図における発音器20の正面図および側面
図、第4図は第1図における制御回路14で発信時に行わ
れる制御の流れを示すフローチャート、第5図は第1図
に示す実施例が使われる無線電話システムで第4図の発
信処理S2で行われる制御の詳細を説明するための図であ
る。 11……アンテナ、12……無線部、13……データ信号処理
回路、14……制御回路、15……音声増幅回路、16……発
音体駆動回路、17……操作キー群、18……送話器、19…
…受話器、20……発音器。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送話器と、前記送話器のそばに設置された
    発音体と、この発音体を駆動してあらかじめ定めた識別
    トーンを発生させる発音体駆動回路と、発信時に相手側
    が応答したことを示す制御信号を基地局から受信するこ
    とにより前記発音体駆動回路を起動する制御手段とを備
    えたことを特徴とする無線電話装置。
  2. 【請求項2】送受信アンテナと、前記送受信アンテナに
    接続された無線部と、前記送受信アンテナおよび無線部
    を経由して、基地局とデータの送受信を行うデータ処理
    手段と、送話器と、受話器と、前記送話器からの音声情
    報を、前記データ処理手段を経由して、前記無線部へ伝
    達し、前記無線部から前記データ処理手段を経由して伝
    達される相手側音声情報を前記受話器へ出力する音声信
    号増幅手段と、前記送話器にそばに設置され、予め定め
    られた識別トーンを発生させる発音体と、前記基地局か
    ら受信した相手側応答確認信号により、前記発音体を制
    御して前記識別トーンを発生させる制御手段とを有する
    ことを特徴とする無線電話装置。
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