JP2896592B2 - コードレスボタン電話装置 - Google Patents

コードレスボタン電話装置

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JP2896592B2
JP2896592B2 JP13104590A JP13104590A JP2896592B2 JP 2896592 B2 JP2896592 B2 JP 2896592B2 JP 13104590 A JP13104590 A JP 13104590A JP 13104590 A JP13104590 A JP 13104590A JP 2896592 B2 JP2896592 B2 JP 2896592B2
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telephone
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浩 中嶋
武夫 斎藤
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Taiko Electric Works Ltd
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Taiko Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、ドアホンとしての機能も有するコードレ
スボタン電話装置に関し、特に、そのドアホン着信時の
着信音の鳴動方式に関する。
【従来の技術】
従来からドアホン機能を有するボタン電話装置が知ら
れている。これは、例えば住戸外の玄関先などの呼び出
しボタンと、送話器としてのマイクロホンと、受話器と
してのスピーカを備えたドアホン端末を設置し、このド
アホン端末と主装置とを音声線と制御線を介して接続し
て、ドアホン端末と、主装置に接続された端末電話機と
の間で通話ができるようにしたものである。 この種のボタン電話装置では、ドアホン端末の呼び出
しボタンが押されると、ドアホン着信音が端末電話機に
おいて発音体により放音されるようになっている。 この場合、ドアホン着信を他の着信例えば内線着信
(内着)等と区別するため、その着信音を区別できるよ
うにする必要がある。 第5図は従来の端末電話機における着信音の発生回路
で、従来は端末電話機は有線電話機が用いられており、
有線電話機は発音体としてスピーカ1を備える。そし
て、内着音音源2と、ドアホン着信音音源3がそれぞれ
設けられる。内着音音源2は、単周波の断続音の音声信
号を発生する。一方、ドアホン着信音音源3は、2つの
異なる周波数の音をエンベロープ制御をかけて合成し
て、いわゆる「ピンポーン」という音の音声信号を発生
する。そして、端末電話機の制御回路(CPU)5からの
制御により、内着時は内着音音源2が駆動され、ドアホ
ン着信時はドアホン着信音音源3が駆動され、それぞれ
の着信音の音声信号がパワーアンプ4を介してスピーカ
1に供給され、それぞれの着信音が放音される。
【発明が解決しようとする課題】
ところで、最近、端末電話機として移動無線電話機を
使用するコードレスボタン電話装置が提供されている。
このコードレスボタン電話装置にドアホン機能に付与し
たとき、ドアホン着信音は移動無線電話機において放音
するようにする。 この移動無線電話機は、一般に小型、薄型に構成され
るようになっており、発音体としてはスピーカが使用し
にくく通常ブザーが使用されている。このため、従来の
第5図の着信音発生回路を移動無線電話機のブザーを用
いた着信音発生回路にそのまま使用できず、ドアホン着
信音は、ブザーが共振感度のピークを有する周波数の単
音を、他の着信音とは鳴動周期を変えることによって発
生させて、他の着信音と区別するようにすることが考え
られる。 しかし、単に鳴動周期を変える方法は、他の着信音と
の区別がつきにくいという欠点がある。 また、移動無線電話機の発音体としてスピーカを用
い、第5図の着信音発生回路を用いたとしても、従来の
第5図の着信音発生回路は、内着音とドアホン着信音毎
に別個の音源2,3を設ける必要があるため、高価になる
とともに、回路スペースも大きくなるという問題があ
る。 この発明は、以上の点に鑑み、端末電話機としての移
動無線電話機の発音体としてブザーを用いても、そのド
アホン着信音と他の着信音との区別が容易であるコード
レスボタン電話装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
この発明は、端末電話機として移動無線電話機を用い
るとともに、この移動無線電話機でドアホン端末からの
着信の応答が可能なコードレスボタン電話装置であっ
て、 前記移動無線電話機の発音体として少なくとも2つの
周波数位置において、共振感度のピークを有するブザー
を用い、 前記ドアホン端末からのドアホン着信があったときに
は、前記ブザーが共振感度のピークを有する2以上の周
波数のそれぞれの周波数で、それぞれの周波数に対応し
て予め設定された期間ずつ、鳴動させるとともに、前記
周波数の異なる鳴動のつなぎ目では、つなぎ目前の鳴動
音の音量を徐々に小さくするエンベロープをかけるよう
に、前記ブザーを駆動して、他の着信音と区別するよう
にしたものである。
【作用】
ドアホン着信時には、移動端末電話機の発音体である
ブザーが共振感度のピークを持つ例えば2つの周波数の
音を用いた、例えば「ピンポーン」というドアホン着信
音を発生するようにブザーを駆動する。これにより、ブ
ザーが共振感度のピークを持つ1つの周波数の音を用い
た他の着信音、例えば内着音と、ドアホン着信音との区
別が容易になされる。
【実施例】
以下、この発明によるコードレスボタン電話装置の一
実施例を図を参照しながら説明する。 第2図は、この例のコードレスボタン電話装置の一実
施例のブロックで、このコードレスボタン電話装置は、
電話回線を収容した主装置に複数の固定無線装置を有線
で接続し、この固定無線装置と無線接続される移動無線
電話機をそれぞれ各固定無線装置に対応させて設け、内
線相互通話等のボタン電話装置の機能を実現するために
主装置との間で送受信されるデータ伝送は、固定無線装
置との間で行い、移動無線電話機と固定無線装置との無
線回路においては、通話信号及び発信,着信,終話,ラ
ンプ点滅情報等の簡単な状態遷移情報や押しボタン操作
情報等の送受信を行なうようにしている。 第2図において、10は主装置で、これは音声スイッチ
回路11と、局線インターフェース回路12と、ドアホンイ
ンターフェース回路13と、内線インターフェース回路14
a及び14bと、これを制御するマイクロコンピュータを備
えた制御回路15からなっている。内線インターフェース
回路は、2以上設けてもよい。 局線インターフェース回路12には、電話回線16が接続
される。この例は1回線の電話回線を収容した例である
が、主装置10に複数回線を収容するようにできることは
もちろんである。 20はドアホン端末で、ドアホン呼び出しボタン21と、
マイクロホン22及びスピーカ23と、マイクアンプ24及び
スピーカアンプ25と、電話機インターフェース回路26
と、例えば、マイクロコンピュータを搭載する制御回路
27とを備える。そして、電話機インターフェース回路26
と主装置10のドアホンインターフェース回路13との間が
音声線28で接続され、また、制御回路27と主装置10の制
御回路15との間がドアホン制御線29で接続される。 30a及び30bは固定無線装置で、通話線31a及びデータ
線32、通話線31b及びデータ線32によって主装置10と接
続されており、この固定無線装置30a及び30bと主装置10
との間でデータ伝送及び通話信号の送受を行なうように
構成されている。すなわち、固定無線装置30a及び30bの
各々は、送受話器及びダイヤルボタン、フックスイッチ
等の操作部を備えていないが、いわゆる従来のボタン電
話機と同じデータ伝送回路を備えており、更に無線送受
信回路を設けてある。 40a及び40bは移動無線電話機で、前記固定無線装置30
a及び30bとそれぞれ対応関係で無線回線を形成するよう
に構成されており、無線送受信回路、操作部等が設けら
れている。そして、移動無線電話機40a及び40bは、発音
体としてブザーを備え、このブザーにより内線着信、ド
アホン着信等の各着信音を放音する。 固定無線装置30a及び30bは、主装置10との間でデータ
伝送を行なうことにより相互に通話路を形成することが
できる。すなわち、その通話信号及び発呼,終話等の状
態遷移信号は固定無線装置30a及び30bから移動無線電話
機40a及び40bとの無線回線によってそれぞれ送受され、
移動無線電話機40a及び40bの内線相互通話、外線との選
択的通話等のための、主装置10との間の複雑なデータ処
理は無線回線を介して行われないので高機能を持ったコ
ードレスボタン電話装置を実現することができる。 以上のように構成されたコードレスボタン電話装置に
おいて、ドアホン端末20からの呼び出し操作があったと
きは、次のようになる。 すなわち、ドアホン端末20で呼び出しボタン21を押す
と、制御回路27を経由してドアホン制御線29に着信信号
が出力される。 主装置10の制御回路15は、この着信信号を受けて、ド
アホン端末20からドアホン呼び出しがあったと判断し、
データ線32を介して固定無線装置30a及び30bにドアホン
着信要求を送る。固定無線装置30a及び30bはドアホン着
信要求を移動無線電話機40a及び40bに送る。移動無線電
話機40a及び40bは、ブザーにより後述するドアホン着信
音を放音する。いずれかの移動無線電話機で応答すれ
ば、主装置10はドアホンインターフェース回路21を動作
させるとともに、ドアホン制御線29を介してドアホン端
末20に応答信号を送る。 ドアホン端末20は、制御回路27の制御によって電話機
インターフェース回路26でマイクアンプ24、マイク22、
スピーカアンプ25、スピーカ23を機能させ、音声信号を
音声線28に送出する。また、主装置10からも応答した移
動無線電話機からの音声信号を音声線28に送出し、相互
の通話を行う。 前記のドアホン着信音はこの例では2種類の音を用い
て、単音の断続音である内線着信とは区別できるように
されている。 第1図は移動無線電話機40a及び40bに備えられる着信
音発生回路の一実施例である。 同図において、41はブザーであって、これは周波数f1
と、これより高い周波数f2の2つの周波数位置におい
て、共振感度のピークを有する。この場合、ブザー41は
移動無線電話機40a、40bの筐体に取り付けられた状態
で、例えば、f1=2kHz、f2=2.6kHzとなるようにされて
いる。 そして、正の直流電圧+Vが得られる電源端子がトラ
ンジスタ42のエミッタに接続され、そのコレクタがブザ
ー41の一端に接続される。また、ブザー41の他端がトラ
ンジスタ43のコレクタに接続され、そのエミッタが接地
される。そして、トランジスタ42のベースとCPUを備え
た制御回路46の、エンベロープ制御端子ENVとの間に
は、エンベロープ制御用の抵抗44及びコンデンサ45とか
らなる時定数回路が接続されている。 また、制御回路46の発振周波数制御端子FQはトランジ
スタ43のベースに接続される。 この着信音発生回路の動作について、以下説明する。 ブザー41によって内線着信音を放音するときには、制
御回路46のエンベローブ制御端子ENVは常に、ローレベ
ルの状態とされ、トランジスタ42には一定のベース電流
が流れ、トランジスタ42は導通状態となる。 そして、制御回路46の発振周波数制御端子FQからは、
周波数f1の信号が所定周期で断続されてトランジスタ43
のベースに供給され、ブザー41よりその周波数f1の音が
前記断続周期に応じた鳴動周期で放音される。 また、ドアホン着信時には、制御回路46の各端子ENV
及びFQは、第3図に示すように制御される。 すなわち、制御回路46の端子FQからは、周波数f1の信
号と周波数f2の信号とが、それぞれ継続期間T1及びT2
もって交互に、トランジスタ43のベースに供給される。 一方、制御回路46の端子ENVは、各継続期間T1及びT2
の前半の鳴動期間a1及びa2ではローレベルで、後半のエ
ンベロープ期間もb1及びb2ではハイインピーダンスの状
態とされる。このため、鳴動期間a1及びa2では、トラン
ジスタ42のベース電流は一定であるので、それぞれの周
波数に応じた音で、かつ、所定の大きさの音でブザー41
は鳴動する。また、エンベロープ期間b1及びb2では、端
子ENVがハイインピーダンスになるため、抵抗44を通じ
てコンデンサ44にトランジスタ42のベース電流が流れ
る。そして、このコンデンサ45が充電されるにつれてベ
ース電流が小さくなり、ブザー41に流れる電流も小さく
なる。このため、ブザー41の鳴動音はその電流の減少に
応じて小さくなる。 こうして、エンベロープ期間b1及びb2で、周波数f1
びf2の音が徐々に小さくなるようなエンベロープがかけ
られて、ドアホン着信音として、周波数f1及びf2の2音
により、「ピンポーン」というチャイム音に似たドアホ
ン着信音が得られる。 第4図は、この着信音発生回路の制御回路46の制御動
作のフローチャートの一例である。 なお、以上の例では2つの周波数f1及びf2に共振感度
のピークを有するブザーを用いたが、2以上の周波数位
置に共振感度のピークを有するブザーを用いる場合に
は、その3以上の周波数の音を用いてドアホン着信音を
形成するようにすることもできる。
【発明の効果】
以上説明したように、この発明は、発音体としてブザ
ーを使用する移動無線電話機を端末電話機として用いる
コードレスボタン電話装置において、ブザーの2以上の
共振感度のピークの周波数の音を用いてドアホン着信音
を得るようにしたので、ブザーであっても内線着信音等
の他の着信音と容易に区別できる。したがって、発音体
としてスピーカを用いなくても、他の着信音と区別が容
易なドアホン着信音を得ることができるため、移動無線
電話機の小型化及び薄型化に寄与する。 また、従来のようにドアホン着信音用の音源と、その
他の着信用の音源を別個に設けなくても、他の着信音と
区別のできるドアホン着信音を得ることができるので、
安価に製造できるとともに、回路スペースも少なくでき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の要部の一例の回路図、第2図は、
この発明のコードレスボタン電話装置の一例のブロック
図、第3図は、第1図例の説明のためのタイミングチャ
ート、第4図はこの発明の要部の説明のためのフローチ
ャート、第5図は従来の着信音発生回路の一例のブロッ
ク図である。 10;主装置 13;ドアホンインターフェース回路 14a,14b;内線インターフェース回路 15;制御回路 20;ドアホン端末装置 40a,40b;移動無線電話機 41;ブザー 46;着信音形成用の制御回路
フロントページの続き (72)発明者 小林 義明 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−63352(JP,A) 特開 昭64−846(JP,A) 特開 平2−10927(JP,A) 特開 昭63−119350(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04M 1/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】端末電話機として移動無線電話機を用いる
    とともに、この移動無線電話機でドアホン端末からの着
    信の応答が可能なコードレスボタン電話装置であって、 前記移動無線電話機の発音体として少なくとも2つの周
    波数位置において、共振感度のピークを有するブザーを
    用い、 前記ドアホン端末からのドアホン着信があったときに
    は、前記ブザーが共振感度のピークを有する2以上の周
    波数のそれぞれの周波数で、それぞれの周波数に対応し
    て予め設定された期間ずつ、鳴動させるとともに、前記
    周波数の異なる鳴動のつなぎ目では、つなぎ目前の鳴動
    音の音量を徐々に小さくするエンベロープをかけるよう
    に、前記ブザーを駆動して、他の着信音と区別するよう
    にした ことを特徴とするコードレスボタン電話装置。
JP13104590A 1990-05-21 1990-05-21 コードレスボタン電話装置 Expired - Lifetime JP2896592B2 (ja)

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