JP2610901B2 - 情報記録方法 - Google Patents

情報記録方法

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JP2610901B2
JP2610901B2 JP62273781A JP27378187A JP2610901B2 JP 2610901 B2 JP2610901 B2 JP 2610901B2 JP 62273781 A JP62273781 A JP 62273781A JP 27378187 A JP27378187 A JP 27378187A JP 2610901 B2 JP2610901 B2 JP 2610901B2
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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、レーザー光を用いる情報記録方法に関する
ものである。
〔従来技術〕
従来、光ディスクの記録層として有機色素及び金属系
のものが知られているがそれぞれ単独の記録層でビーム
系を変えることなく記録速度を平面内で増大させること
は困難である。また最近になって記録層を媒体の厚さ方
向に重ねて記録容量を増大させる方式が提案されている
が、この場合4層上の積層を必要とするためビームスポ
ットの焦点保度の差で各吸収層の間融を充分にとらない
とクロストークを生じる。また、焦点保度が深いことか
らビームスポットの位置制御が困難である。さらに、特
性の類似した記録層を積層させる場合レーザーパワーの
制御が困難である上に、解像度が劣るという問題があ
る。
〔目的〕
本発明は、従来技術に見られる前記の如き欠点のない
新しい高密度情報記録方法を提供することを目的とす
る。
〔構成〕
本発明によれば、第1の発明として、基板上に高反射
性の反射層と、その反射層よりも低い反射率を有する第
2記録層と、該反射層よりも低く、該第2記録層よりも
高い反射率を有する第1記録層を上層から基板面に向け
てその順に積層させた構造を有する記録媒体に対し、該
基板側からレーザー光を照射することからなり、該レー
ザー光吸収量を調節して該第1記録層のみにピットを形
成する第1信号レベルによる記録と、該レーザー光吸収
量を調節して該第1記録層と第2記録層の両者にピット
を形成する第2信号レベルによる記録を行うことを特徴
とする情報記録方法が提供される。また、第2の発明と
して、基板上に高反射性の反射層と、その反射層よりも
低い反射率を有する第2記録層と、該反射層よりも低
く、該第2記録層よりも高い反射率を有する第1記録層
を基板面から上層に向けてその順に積層させた構造を有
する記録媒体に対し、該記録層側からレーザー光を照射
することからなり、レーザー光吸収量を調節して該第1
記録のみにピットを形成する第1信号レベルによる記録
と、該レーザー光吸収量を調節して該第1記録層と該第
2記録層の両者にピットを形成する第2信号レベルによ
る記録を行うことを特徴とする情報記録方法が提供され
る。
本発明の光情録記報媒体は、基本的には第1図及び第
2図に示したように、基板上に第1記録層、第2記録層
及び反射層を設けることにより構成されるが、必要に応
じて基板と記録層との間に下引き層をあるいは記録層の
上に保護層を設けることができる。また、このようにし
て構成された一対の記録媒体を記録層を内側にして他の
基板と空間を介して密封したエアーサンドイッチ構造に
してもよくあるいは保護層を介して接着した密着サンド
イッチ(貼合せ構造)にしてもよい。
次に、本発明の光情報記録媒体を構成する材料および
各層の必要特性について具体的に説明する。
(1)基板 基板の必要特性としては基板側より記録再生を行う場
合のみ使用レーザー光に対して透明でなければならず、
記録側から行う場合は透明である必要はない。基板材料
として例えばポリエステル、アクリル樹脂、ポリアミ
ド、ポリオレフィン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹
脂、ポリイミドなどのプラスチック、ガラス、セラミッ
クあるいは金属などを用いることができる。
なお、基板の表面にはアドレス信号なとのプレフォー
マットや案内溝のプレグルーブが形成されていてもよ
い。
(2)反射層 反射層は、第1記録層及び第2記録層との関連で選択
され、両層よりも高い反射率を示すものである。その材
料としては、金属系及び有機系のものが使用可能である
が、一般には、金属系材料が用いられ、例えば、高反射
性のアルミニウム等が用いられる。反射層の膜厚は、50
0〜5000Å、好ましくは1000〜3000Åである。
(3)第2記録層 第2記録層は、反射層と第1記録層との間に位置し、
第1記録層よりも低い反射率を示すものである。その材
料としては、金属系及び有機系のものが使用可能である
が、一般には、有機系のものが用いられる。例えば、ポ
リメチン系、フタロシアニン系、テトラヒドロコリン
系、ジオキサジン系、トリフェノチアジン系、フェナン
スレン系、アントラキノン(インダンスレン)系、キサ
ンチン系、トリフェニルメタン系、トリフェニリアミン
系、アズレン系等の各種染料が1種又は2種以上の混合
物の形で用いられる。これらの有機染料(色素)からな
る記録層には、その他、高分子材料、保存安定剤(金属
錯体、フェノール系化合物)、分散剤、難燃剤、滑剤、
可塑剤等を含有させることができる。記録層の膜厚は10
0Å〜5000Å、好ましくは200〜2000Åである。
(4)第1記録層 第1記録層は、その反射率が反射層よりも低く、かつ
第2記録層よりも高いものである。その材料としては、
金属系及び有機系のものが使用可能であるが、一般に
は、金属、半金属、金属化合物等の金属系材料が用いら
れる。例えば、反射層材料がアルミニウムの場合、それ
より反射率の低いテルル系金属、Se、Bi、Sb、Sn、Pb、
Ag、Cu及びそれらの化合物等が1種又は2種以上の組合
せで用いられる。また、これら金属系材料を有機系色素
に分散させたものを用いることができる。第1記録層の
膜厚は100〜3000Å、好ましくは300〜2000Åである。
(5)下引き層 下引き層は(a)接着性の向上、(b)水又はガスな
どのバリヤー、(c)記録層の保存安定性の向上及び
(d)反射率の向上、(e)溶剤からの基板の保護、
(f)プレグルーブの形成などを目的として使用され
る。(a)の目的に対しては高分子材料例えばアイオノ
マー樹脂、ポリアミド樹脂、ビニル系樹脂、天然樹脂、
天然高分子、シリコーン、液状ゴムなどの種々の高分子
物質及びシランカップリング剤などを用いることがで
き、(b)及び(c)の目的に対しては上記高分子材料
以外に無機化合物例えば、SiO2、MgF2、SiO、TiO2、Zn
O、TiN、SiNなど、金属または半金属例えばZn、Cu、
S、Ni、Cr、Ge、Se、Au、Ag、Alなどを用いることがで
きる。また、(d)の目的に対しては金属、例えば、A
l、Ag等や、金属光沢を有する有機薄膜、例えば、メチ
ン系染料、キサンテン系染料等を用いることができ、
(e)及び(f)の目的に対しては、紫外線硬化樹脂、
熱硬化樹脂、熱可塑性樹脂等を用いることができる。
(6)保護層 保護層は、(a)記録層をその傷、ホコリ、汚れ等か
ら保護する、(b)記録層の保存安定性の向上、(c)
反射率の向上等を目的として使用される。これらの目的
に対しては、前記下引層に示した材料を用いることがで
きる。
本発明において、前記下引き層及び保護層には、記録
層の場合と同様に、安定剤、分散剤、難燃剤、滑剤、帯
電防止剤、界面活性剤、可塑剤等を含有させることがで
きる。さらに、下引き層や保護層に対しても、ポリメチ
ン化合物及び(又は)光安定化剤を含有させることがで
きる。
次に、本発明を図面に参照して説明する。
第1図及び第2図は、本発明による記録媒体に対する
情報記録原理説明図であり、第1図は基板側から記録す
る場合及び第2図は記録層側から記録する場合について
の説明図である。
本発明で用いる記録媒体においては、第1図の場合、
基板1の上面には、高発射性の反射層4、その反射層よ
りも低い反射率を有する第2記録層3、反射層4よりも
低く、第2記録層3よりも高い反射率を有する第1記録
層2を上層から基板面に向けてその順に積層した構造を
有する。第2図に示した記録媒体においては、高反射性
の反射層4、その反射層よりも低い反射率を有する第2
記録層3、反射層よりも低く第2記録層3よりも高い反
射率を有する第1記録層2を基板面から上層に向けてそ
の順に積層した構造を有する。
このような構造の記録媒体においては、未記録部から
は、第1記録層2による反射光が得られ、第1記録層2
のみにピットを形成した第1記録部からは、第2記録層
3による第1記録層の反射光(未記録の場合の反射光)
よりも低い反射率の反射光が得られ、第1記録層2及び
第2記録層3の両方にピットを形成した第1及び第2記
録部からは、反射層4による反射率の大きい反射光が得
られる。第3図に、記録媒体における未記録部(A)、
第2記録部(B)、第1及び第2記録部(c)のそれぞ
れから得られる反射率の1例をグラフとして示す。
このグラフからわかるように、本発明の場合、ビーム
径を変えることなく、記録媒体への記録及び再生を行う
ことができる。
本発明により記録を行う場合、記録すべき情報に応じ
た、記録層によるレーザー光の吸収量を調節する。即
ち、本発明では、使用するレーザー光の照射時間及びパ
ワーを調節して第1記録層のみにピットを形成する第1
信号レベルのレーザー光と、第1記録層と第2記録層の
両者にピットを形成する第2信号レベルのレーザー光を
形成し、これら2種の信号レベルのレーザー光によって
記録を行う。この場合、レーザービームの径を変える必
要はないが、必要に応じ、レーザービームの径を変化さ
せることも可能である。
本発明で用いる記録媒体の各層における反射強度の割
合は、反射層による反射強度を100とした時に、第1記
録層の反射強度は35〜70、第2記録層の反射強度12〜35
の割合であり、第1記録層の反射強度は、第2記録層の
反射強度の1.5〜3倍にするのがよい。
〔効果〕
本発明の記録方法によれば、ビーム径を変えることな
く、2種の信号レベルによる記録を行うことができ、か
つそれに応じた信号レベルの反射光を得ることができ
る。従って、本発明によれば、ピット寸法を変化させて
記録する従来の光情報記録媒体の約2倍の記録密度を得
ることができる。しかも、本発明では、その記録原理か
ら見て、クロストークが少なく、解像力の高い情報記録
を行うことができる。
〔実施例〕
次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。
実施例1 ポリカーボネート基板上にAlを真空蒸着し、膜厚300
Åとし、これを反射層とした。次に銅フタロシアニンを
真空蒸着し、膜厚800Åとしこれを第2記録層とした。
さらにTeを同様に真空蒸着し、膜厚400Åとしこれを第
1記録層とした。
実施例2 ポリメチルメタクリレート基板上にAlを真空蒸着して
膜厚300Åとし、これを反射層とした。次にこの反射層
上に下記に示すシアニン色素を、メタノール/エチレン
ジクロライド(8/2)混合溶媒に溶解し、スピンコート
を行い、膜厚を600Åとし、これを第2記録層とした。
さらにTe/Se(9/1)を真空蒸着し、膜厚を400Åとしこ
れを第1記録層とした。
実施例3 ポリカーボネート基板上に、Teを真空蒸着し、膜厚を
400Åとし、これを第1記録層とした。次に実施例2で
示したシアニン色素を実施例2と同様にスピンコートで
膜厚600Åとし、これを第2記録層とし、さらにAlを真
空蒸着し、膜厚を300Åとし、これを反射層とした。
次に、実施例1及び2で得た記録媒体を記録層側から
波長790nmの半導体レーザー光を用いて、記録周波数0.5
MHz、線速1.5m/secで第1記録層のみを記録し、その記
録部の反射率を測定したとろろ、実施例1の記録媒体で
は約14%及び実施例2の記録媒体では約17%であった。
また、未記録部の反射率は、実施例1の場合では約48%
及び実施例2の場合では約46%であった。同様にして半
導体レーザー光の線速を m/secにして、第1記録層と
第2記録層の両方を記録し、その記録部の反射率を測定
したところ、その反射率は、実施例1では約75%及び実
施例2では約74%であった。
一方、実施例3で得た記録媒体を、基板側から前記と
全く同様にして記録し、その記録部の反射率を測定した
ところ、第1記録層のみの記録部では約16%、第1記録
層及び第2記録層の両方を記録した記録部の反射率は約
72%であった。また、未記録部の反射率は約43%であっ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、本発明の記録方法の説明図であ
り、第1図は基板側から記録する場合、第2図は記録層
側から記録する場合の説明図である。 第3図は、本発明により記録された記録媒体における未
記録部(A)、第1記録層のみの記録部(B)及び第1
記録層及び第2記録層の両方の記録部(C)のそれぞれ
に対する反射率を示すグラフである。 1……基板、2……第1記録層、3……第2記録層、4
……反射層。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−5441(JP,A) 特開 昭62−176886(JP,A) 特開 昭62−6446(JP,A) 特開 昭62−250529(JP,A) 特開 昭62−121931(JP,A) 特開 昭58−166546(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に高反射性の反射層と、その反射層
    よりも低い反射率を有する第2記録層と、該反射層より
    も低く、該第2記録層よりも高い反射率を有する第1記
    録層を上層から基板面に向けてその順に積層させた構造
    を有する記録媒体に対し、該基板側からレーザー光を照
    射することからなり、該レーザー光吸収量を調節して該
    第1記録層のみにピットを形成する第1信号レベルによ
    る記録と、該レーザー光吸収量を調節して該第1記録層
    と第2記録層の両者にピットを形成する第2信号レベル
    による記録を行うことを特徴とする情報記録方法。
  2. 【請求項2】基板上に高反射性の反射層と、その反射層
    よりも低い反射率を有する第2記録層と、該反射層より
    も低く、該第2記録層よりも高い反射率を有する第1記
    録層を基板面から上層に向けてその順に積層させた構造
    を有する記録媒体に対し、該記録層側からレーザー光を
    照射することからなり、レーザー光吸収量を調節して該
    第1記録のみにピットを形成する第1信号レベルによる
    記録と、該レーザー光吸収量を調節して該第1記録層と
    該第2記録層の両者にピットを形成する第2信号レベル
    による記録を行うことを特徴とする情報記録方法。
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JPS615441A (ja) * 1984-06-20 1986-01-11 Mitsui Toatsu Chem Inc 光学的記録及び読み出し方法
JPS626446A (ja) * 1985-06-29 1987-01-13 Toshiba Corp 光学的情報処理装置
JPS62176886A (ja) * 1986-01-30 1987-08-03 Canon Inc 光記録方法

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