JPH07266703A - 光記録媒体及びそれを用いた情報記録ディスクの作成方法 - Google Patents

光記録媒体及びそれを用いた情報記録ディスクの作成方法

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JPH07266703A
JPH07266703A JP6083721A JP8372194A JPH07266703A JP H07266703 A JPH07266703 A JP H07266703A JP 6083721 A JP6083721 A JP 6083721A JP 8372194 A JP8372194 A JP 8372194A JP H07266703 A JPH07266703 A JP H07266703A
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JP
Japan
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dye
absorption
recording medium
wavelength
optical recording
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JP6083721A
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Yutaka Ueda
裕 上田
Toru Yashiro
徹 八代
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 波長680nmで高線速記録可能な光記録媒
体、及びそれを用いた情報記録ディスクの作成方法を提
供する。 【構成】 染料で光吸収層を形成した追記型CDに適し
た光記録媒体において、波長700〜800nmでCD
線速又は倍速記録について不都合はないが波長680n
mで感度不足な色素Aと、680nmで感度を有し78
0nmでは完質的に感度をもたない色素Bとを併用し
て、光吸収層を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は改良された光学特性を有
する光記録媒体及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、追記型CD(コンパクトディス
ク)の開発が活発化してきている。これは、従来のCD
と異なりユーザが情報を記録することが可能で且つ記録
後の信号は従来のCDの規格を満足するため、市販CD
プレーヤで再生可能であるという特徴をもつ。このよう
なメディアを実現する方法として、特開平2−4265
2号公報においては、基板上に色素をスピンコーティン
グして光吸収層を設け、その背後に金属反射層を設ける
ことが提案されている。更に、後の特開平2−1326
56号公報に述べられているように、光吸収層の複素屈
折率や膜厚を適当に選ぶことにより、記録後の信号がC
D規格を満足するようになり、追記型CDが実現でき
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開平2−
42652号公報及び特開平2−132656号公報で
示されている色素は主にシアニン色素であり、これを用
いた追記型CDは、耐光性の点ではいまだ十分とはいえ
ないものではない。そこで、より耐光性の優れた色素で
あるフタロシアニン色素を用いた追記型CDが開発され
つつある。そこで用いられるフタロシアニン色素は、追
記型CDに要求される光学特性、即ち記録再生波長にお
ける高反射率及び適度な吸収率を満足するため、その膜
の吸収スペクトルは図1のようになる。従来の一般的な
フタロシアニン色素膜の吸収スペクトルは例えば図2の
ような形状であり、これに比べ図1のように吸収バンド
幅を狭くすることで記録再生波長(770〜800m
m)における高屈折率を実現し、上記の要求特性を満た
している。
【0004】追記型CDの記録には一般のCDプレーヤ
と同様に波長770〜800nmの半導体レーザ光を用
いるのが普通である。追記型CDはこの波長域において
充分な反射率を得るために、記録に必要な吸収率は必要
最低限に設定されている。即ち記録感度はCD線速
(1.2m/s〜1.4m/s)ないしその倍速程度の
線速に対しては充分であるが、更に高線速では感度不足
となる。追記型CDの利用法の1つとしてCD出版のよ
うに同一内容のディスクを多数枚作成する(記録する)
用途が考えられるが、この場合、1枚のディスクを作成
するのに要する時間は記録線速が速い程短縮される。そ
こで追記型CDに用いられる色素の吸収スペクトルに着
目し、より吸収率の高い波長域で記録を行なえば、記録
感度が向上し、高線速記録が可能となる。具体的には現
在より短波長域で吸収が増大するが、光源の半導体レー
ザ波長は実際には任意に選べず、680nm帯の半導体
レーザを用いるのが現実的である。現在追記型CDに一
般的に用いられるシアニン色素の吸収スペクトルは図3
の如くであり、680nmにおける吸収率は極めて高
く、この方法での高線速記録が可能である。しかし上記
のフタロシアニン色素を用いた場合、図1からわかるよ
うに、680nmでの吸収があまり高くないため、シア
ニン色素の場合ほど高線速で記録することが出来ないと
いう欠点がある。
【0005】従って、本発明の目的は、耐光性の優れた
シアニン色素を用いた追記型CDであって短波長・高線
速記録可能な光記録媒体、及びその光記録媒体を用いた
情報記録ディスクの作成方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1は、基板上
に少なくとも光吸収層、反射層を順次積層した光記録媒
体であって、その光吸収層が下記(イ)の要件を充たす
“フタンシアニン色素A”及び下記(ロ)の条件を充た
す“色素B”を主成分としていることを特徴とするもの
である。 (イ)膜状態での最大吸収波長をλmax、λmaxに
おける膜の吸収係数をμλmax、波長680nm,波
長780nmにおける膜のそれぞれの吸収係数を
μ680,μ780(μは膜の吸収係数であり、I=I0ex
p(−μd)で定義される量である。d:膜厚(c
m)、I0:入射光強度、I/I0:膜厚dの透過率)と
した場合、 i)710nm≦λmax≦750nm ii)μλmax≧2×105cm-1 iii)μ680≦0.4μλmax かつ iv)μλmax≦μ780≦0.2μλmax であること。 (ロ)膜状態で波長680nmに吸収を有し、かつ、7
80nmに実質的に吸収を有しないこと。
【0007】本発明の第2は情報記録ディスクの作成方
法であって、上記本発明の第1の光記録媒体を用いその
光吸収層に占める色素Bの含量比率がフタロシアニン色
素Aに対し50モル%以下であることを特徴とするもの
である。
【0008】以下に本発明をさらに詳細に説明する。本
発明の光記録媒体においては、フタロシアニン色素Aと
色素Bとを併用することによって良好な光吸収層が形成
されるような手段が採用されている。先に触れたよう
に、フタロシアニン色素Aを単独で光吸収層に用いた場
合、波長700〜800nmでのCD線速或いは倍速記
録について不都合は生じないが、波長680nm帯での
より高線速記録のためには感度不足である。なお、色素
Bにいう“実質的に吸収をもたない”とは色素Bが有機
色素であるから完全に吸収が零ではありえないので、吸
収が無視しうる程度、ということを意味している(図
4)。
【0009】フタロシアニン色素Aは前記(イ)の条件
を充たすものであれば、多少の構造がちがうものであっ
ても使用出来る。一方、色素Bについても前記(ロ)の
条件を充たすものであれば種類は限定されない。色素B
の代表例としては、フタロシアニン色素、スクアリリウ
ム色素、シアニン色素、ポリメチン色素、アズレニウム
色素、クロコニックメチン色素、ピリリウム色素、トリ
アリールメタン色素、テトラヒドロコリン色素、アゾ系
色素、アントラキノン色素等挙げられる。
【0010】本発明の追記型CDの諸特性は主にフタロ
シアニン色素Aが担っているので、色素Bの添加量を多
くすると特性を損なう虞れがある。従って、その添加量
はフタロシアニン色素Aに対し50モル%以下、望まし
くは30モル%以下である。少量の添加で波長680n
mの吸収付与を効果的に行なうためには色素Bの波長6
80nmにおける吸収は高い方が良い。従って、色素B
の膜状態での最大吸収波長λmaxは680nm近傍で
あることが望ましい。また、色素Bの波長780nmに
おける屈折率が低い場合、光吸収層全体の屈折率低下を
招き、反射率低下につながるため、色素Bの波長780
nmにおける屈折率は高い程望ましい。そのためには色
素Bのλmaxは680nm近傍で780nmに近い側
に選ぶのが望ましい。
【0011】光吸収層材料としては、前記のフタロシア
ニン色素A及び色素Bのみでなく、これらに加えて、従
来より情報記録媒体の記録材料として知られている任意
の色素を混合して用いることができる。このような色素
としては、フタロシアニン色素A及び/又は色素Bと一
部で重複するが、例えば、シアニン系色素、ピリリウム
系・チオピリリウム系色素、アズレニウム系色素、スク
ワリリウム系色素、Ni,Crなどの金属錯塩系色素、
ナフトキノン系・アントラキノン系色素、インドフェノ
ール系色素、インドアニリン系色素、トリフェニルメタ
ン系色素、トリアリルメタン系色素、アミニウム系・ジ
インモニウム系色素及びニトロソ化合物を挙げることが
できる。更に、必要に応じて他の第3成分、例えばバイ
ンダー、安定剤等を含有させることができる。なお、光
吸収層の膜厚は、100〜5000Åが好ましく、特に
500〜3000Åが望ましい。光吸収層の膜厚が、こ
の範囲より薄くなると記録感度が低下し、また厚くなる
と反射率が低下するからである。
【0012】本発明において使用する基板は、従来の情
報記録媒体の基板として用いられている各種の材料から
任意に選択することができる。基板材料の例としては、
ポリメチルメタクリレートのようなアクリル樹脂、ポリ
塩化ビニル、塩化ビニル共重合体等の塩化ビニル系樹
脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、アモルファ
スポリオレフィン、ポリエステル、ソーダ石灰ガラス等
のガラス及びセラミックスを挙げることができる。特に
寸法安定性、透明性及び平面性などの点から、ポリメチ
ルメタクリレート、ポリカーボネート樹脂、エポキシ樹
脂、アモルファスポリオレフィン、ポリエステル及びガ
ラスなどを挙げることができる。
【0013】光吸収層が設けられる側の基板表面には、
平面性の改善、接着力の向上及び光吸収層の変質の防止
の目的で、下塗層が設けられてもよい。下塗層の材料と
しては、例えば、ポリメチルメタクリレート、アクリル
酸/メタクリル酸共重合体、スチレン/無水マレイン酸
共重合体、ポリビニルアルコール、N−メチロールアク
リルアミド、スチレン/スルホン酸共重合体、スチレン
/ビニルトルエン共重合体、クロルスルホン化ポリエチ
レン、ニトロセルロース、ポリ塩化ビニル、塩素化ポリ
オレフィン、ポリエステル、ポリイミド、酢酸ビニル/
塩化ビニル共重合体、エチレン/酢酸ビニル共重合体、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート等の
高分子物質:シランカップリング剤などの有機物質:及
び無機酸化物(SiO2、Al23等)、無機フッ化物
(MgF2)などの無機物質を挙げることができる。な
お、下塗層の層厚は一般に0.005〜20μmの範囲
にあり、好ましくは0.01〜10μmの範囲である。
【0014】また、基板(又は下塗層)上には、トラッ
キング用溝又はアドレス信号等の情報を表わす凹凸の形
成の目的で、プレグループ層が設けられてもよい。プレ
グループ層の材料としては、アクリル酸のモノエステ
ル、ジエステル、トリエステル及びテトラエステルのう
ちの少なくとも一種のモノマー(又はオリゴマー)と光
重合開始剤との混合物を用いることができる。
【0015】更に、光吸収層の上には、S/N比、反射
率の向上及び記録時における感度の向上の目的で、反射
層が設けられてもよい。反射層の材料である光反射性物
質はレーザー光に対する反射率が高い物質であり、その
例としては、Mg、Se、Y、Ti、Zr、Hf、V、
Nb、Ta、Cr、Mo、W、Mn、Re、Fe、C
o、Ni、Ru、Rh、Pd、Ir、Pt、Cu、A
g、Au、Zn、Cd、Al、Ca、In、Si、G
e、Te、Pb、Po、Sn、Siなどの金属及び半金
属を挙げることができる。これらのうちで好ましいもの
はAu、Al及びAgである。これら物質は単独で用い
てもよいし、あるいは二種以上の組合せで又は合金とし
て用いてもよい。なお、反射層の層厚は一般に100〜
3000Åの範囲にある。また、反射層は基板と光吸収
層との間に設けられてもよく、この場合には情報の記録
再生は光吸収層側(基板とは反対の側)から行なわれ
る。
【0016】また、光吸収層(又は反射層)の上には、
光吸収層などを物理的及び化学的に保護する目的で保護
層が設けられてもよい。この保護層は、基板の光吸収層
が設けられていない側にも耐傷性、耐湿性を高める目的
で設けられてもよい。保護層に用いられる材料の例とし
ては、Si、O、SiO2、MgF2、SnO2等の無機
物質、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、UV硬化性樹脂を
挙げることができる。なお、保護層の層厚は一般的には
500Å〜50μmの範囲にある。
【0017】実際に、本発明の光記録媒体を製造するに
は、表面に情報ピット及び/又は案内溝が形成された基
板上に、直接又は他の層を介して前記のフタロシアニン
色素A及び色素Bを主成分とする光吸収層を塗布成膜手
段により設け、その上に直接又は他の層を介して光反射
層を真空成膜手段により設け、更にその上に必要に応じ
て保護層を設ける。即ち、この製造方法を整理すれば下
記のa、b及びcの工程からなる。
【0018】a工程(光吸収層形成工程) 先ず表面に情報ピット及び/又は案内溝が形成されてい
る基板上に、直接又は他の層を介して、前記のフタロシ
アニン色素A及び色素Bを主成分とする光吸収層が塗布
成膜手段により設けられる。即ち、前記のフタロシアニ
ン色素A及び色素Bを溶媒に溶解し塗布液として基板上
にコートすることにより、光吸収層が形成される。この
塗布液を調製するための溶媒としては、公知の有機溶媒
(例えばアルコール、セルソルブ、ハロゲン化炭素、ケ
トン、エーテル等)を使用することができる。また、光
吸収層の形成手段としては、蒸着法、LB法、スピンコ
ート法等が挙げられるが、光吸収層の濃度、粘度、溶剤
の乾燥温度を調節することにより層厚を制御できるた
め、スピンコート法が望ましい。
【0019】なお、光吸収層が設けられる側の基体表面
に下塗層を設けることが、基板表面の平面性の改善や接
着力の向上あるいは光吸収層の変質防止等の目的で、行
なわれてもよい。この場合の下塗層は、例えば前述した
下塗層用物質を適当な溶剤に溶解又は分散して塗布液を
調製したのち、この塗布液をスピンコート、ディップコ
ート、エクストルージョンコートなどの塗布法により基
板表面に塗布することにより形成することができる。
【0020】b工程(光反射層形成工程) 次に光吸収層上に直接又は他の層を介して光反射層が真
空成膜手段により設けられる。即ち、前述した光反射性
物質を、例えば蒸着、スパッタリング又はイオンプレー
ティングすることにより、光反射層が光吸収層の上に形
成される。
【0021】c工程(保護層形成工程) 光反射層上に保護層が設けられる。即ち、前述した無機
物質や種々の樹脂からなる保護層用材料を用いる。特に
紫外線硬化型樹脂を用いるのが好ましく、該樹脂をスピ
ンコート後、紫外線照射により硬化して形成される。
【0022】続いて、本発明の情報記録ディスクの作成
方法について説明する。この情報記録ディスクは前記の
光記録媒体を用い、これに波長670〜690nmの半
導体レーザーを使用した光ピックアップを有する光ディ
スク記録装置を用いて行なう。この情報記録方法自体は
一般に用いられている追記型光ディスクへの情報記録方
法と同様であり、従って、本発明の情報記録ディスクの
作成方法は記録媒体そのものに特徴があるといえる。
【0023】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げて、本発明を
さらに具体的に説明する。
【0024】実施例1 下記の式(I)で表わされるフタロシアニン色素(色素
A)と式(II)で表わされるフタロシアニン色素(色
素B1)とをモル比100:20の割合で混合したもの
3重量部を2−エトキシエタノール100重量部に溶解
して塗布液とした。厚さ約1.2mmのポリカーボネー
ト基板上に上記塗布液を用いてスピンコート法により厚
さ約1300Åの光吸収層を形成した。更にその上にス
パッタリング法により約1000Å厚の金の反射層を設
け、更にその上にUV硬化型樹脂をスピンコートしてU
V硬化させ、約5μm厚の保護層を設け追記型CDを作
成した。
【化1】
【化2】 (C.I.ソルベントブルー25)
【0025】実施例2 色素B1を下記式(III)で表わされるスクアリリウ
ム色素(色素B2)に代えた以外は実施例1と同様にし
て(但し、色素Aと色素B2とのモル比は100:10
とした)追記型CDを作成した。
【化3】
【0026】実施例3 色素B1を下記一般式(IV)で表わされるシアニン色
素(B3)に代えた以外は実施例1と同様にして追記型
CDを作成した。
【化4】
【0027】比較例1 色素B1を用いなかった以外は実施例1と同様にして追
記型CDを作成した。
【0028】これら4種の光記録媒体について、波長6
80nm、NA0.55のピックアプを搭載した光ディ
スク評価装置(パルステック工業社製、DDU−100
0)を用い、7.9MHzの矩形パルス列を線速14m
/sで記録(EFM信号の3Tピット列を標準の10倍
速で記録することに相当)するに要する記録パワー、記
録信号のC/N、及び波長780nmにおける反射率
(Rtop(780))を調べた。結果をまとめて表1
に示す。表1から、
【表1】 色素B(色素B1,色素B2,色素B3)の添加により7
80nmでの反射率を確保しつつ、波長680nm帯で
の記録感度が向上されることが判る。
【0029】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、特定な性質を
有する二種の色素を併用したことにより、波長670n
m〜690nmで最も吸収の良好な光記録媒体が得られ
る。請求項2、3、4、5及び6の発明によれば、68
0nm帯での光吸収が更に向上する。請求項7の発明に
よれば、良質の情報記録CDが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】好ましいフタロシアニン色素膜の吸収スペクト
ルを表わした図。
【図2】一般のフタロシアニン色素膜の吸収スペクトル
を表わした図。
【図3】追記型CDに一般的に用いられているシアニン
色素の吸収スペクトルを表わした図。
【図4】色素Bの吸収スペクトルを説明するための図で
ある。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に少なくとも光吸収層、反射層を
    順次積層した光記録媒体媒体において、前記光吸収層が
    下記(イ)の要件を充たすフタロシアニン色素A及び下
    記(ロ)の要件を充たす色素Bを主成分としてなること
    を特徴とする光記録媒体。 (イ) i)710nm≦λmax≦750nm ii)μλmax≧2×105cm-1 iii)μ680≦0.4μλmax かつ iv)μλmax≦μ780≦0.2μλmax (但し、λmax:膜状態での最大吸収波長、μλma
    x:λmaxにおける膜の吸収係数、μ680、μ780:波
    長680nm、780nmにおける膜の各々の吸収係数
    を表わす。)であること (ロ)膜状態で波長680nmに吸収を有しかつ780
    nmに実質的に吸収を有しないこと
  2. 【請求項2】 前記の光吸収層に占める色素Bの含量比
    率がフタロシアニン色素Aに対し50モル%以下である
    請求項1記載の光記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記色素Bがフタロシアニン色素である
    請求項1又は2記載の光記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記色素Bがスクアリリウム色素である
    請求項1又は2記載の記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記色素Bがシアニン色素である請求項
    1又は2記載の光記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記フタロシアニン色素Bの最大吸収波
    長が680nm以下である請求項1〜5のいずれかに記
    載の光記録媒体。
  7. 【請求項7】 波長670〜690nmの半導体レーザ
    を使用した光ピックアップを有する光ディスク記録装置
    を用いて、請求項1〜6記載のいずれかの光記録媒体に
    情報を記録することを特徴とする情報記録ディスクの作
    成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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