JP2610140B2 - ワイヤ放電加工機のワイヤフィード装置 - Google Patents

ワイヤ放電加工機のワイヤフィード装置

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JP2610140B2 JP62248097A JP24809787A JP2610140B2 JP 2610140 B2 JP2610140 B2 JP 2610140B2 JP 62248097 A JP62248097 A JP 62248097A JP 24809787 A JP24809787 A JP 24809787A JP 2610140 B2 JP2610140 B2 JP 2610140B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明はワイヤ放電加工機において電極としてのワ
イヤを牽引し、使用済みのワイヤをワイヤ回収箱に排出
するフィードローラーとピンチローラーを備えたワイヤ
フィード装置に関し、特に両ローラーの外周速度にずれ
が生じないようにしたワイヤフィード装置に関する。
従来技術 ワイヤ放電加工装置では供給リールから引出した電極
としてのワイヤを、ワークの上流側(ワークに対し供給
リール側)に配置したテンションブレーキで制動しつつ
ワーク下流側に配置したフィードローラーとピンチロー
ラーからなるワイヤフィード装置で挟持して牽引し、こ
れによってワイヤを送りつつ張力を付与すると共にワー
クの個所で放電による加工を行なわせ、最終的に使用済
みのワイヤをワイヤ回収箱に落しこむようにしている。
しかし、従来のワイヤフィード装置では駆動回転され
るフィードローラーの外周面にピンチローラーがばね等
によって弾力的に圧接されて従動回転するだけのもので
あるために、ピンチローラーの外周速度は実際にはワイ
ヤの移動速度に等しく、また、ワイヤとフィードローラ
ー間には張力を強くなどすると種々の原因から滑りの生
じることがあり、結局フィードローラーとピンチローラ
ーが挟持したワイヤのフィードローラー側とピンチロー
ラー側とでワイヤの送り速度にずれが出て、このような
ワイヤフィード装置から排出される使用済みのワイヤは
第5図のようにカールして螺旋を巻き、ワイヤ回収箱の
中で非常にかさばった状態となっている。この状態は滑
りを無くそうとピンチローラーの圧接力を大きくすると
ますます助長される傾向がある。
そのためワイヤ回収箱の収容能力は減退し、素直な状
態で収容する場合の25%程度になってしまいワイヤ回収
箱の頻繁な交換を必要としている。このような事態は長
時間連続運転する事が多いワイヤ放電加工装置において
大きな不都合である。
発明が解決しようとする問題点 この発明はフィードローラーとピンチローラーの外周
速度にずれが生じないワイヤ放電加工装置のワイヤフィ
ード装置の提供を課題とする。
問題を解決するための手段 フィードモーターで駆動されるフィードローラーとこ
れに弾力的に圧接するピンチローラーを、両ローラー間
に電極としてのワイヤを挟持する位置に配置し、両ロー
ラーの回転軸にそれぞれのローラーの外周直径に等しい
直径のピッチ円を持ち同じモジュールのギアをそれぞれ
装着し、ピンチローラをフィードローラーに圧接したと
き前記のギアが相互に噛合させる。
作 用 フィードローラ、ピンチローラに装着したギアは相互
に噛合し、両ローラの外周速度を常時等しく維持する。
実施例 第2図はワイヤ放電加工機の概略を示すもので、電極
としてのワイヤ1は太さが0.33φで供給リール2からテ
ンションブレーキ3を通り、コラム4の張出部から上方
ガイド5、ワーク6、下ガイド7、下アーム8を経てワ
イヤフィード装置9に至り、使用済みのワイヤ1として
ワイヤ回収箱10に収納される。
この構成には従来のものと格別異なるところはない。
ワイヤフィード装置9は第3図に示すように回転軸11
に軸支されたフィードローラー13とピンチローラー17を
備える。フィードローラー13はフィードモーター12で駆
動され、ピンチローラー17は一端を揺動軸14でコラム4
に回動自在に枢着された揺動フォーク15の先端に回転軸
16で軸支されている。このピンチローラ17は揺動フォー
ク15の途中とコラム4の間に配置したばね18によりフィ
ードローラー13の外周面方向へ常時付勢されている。こ
れらローラー13,17の外周円直径は80φで、フィードロ
ーラ13の回転数は通常30〜35rpmである。
フィードローラー13の回転軸11には第1のギア19が、
ピンチローラー17の回転軸16には第2のギア20が軸支さ
れ、第2のギア20は前記のばね18により揺動フォーク15
を介して第1のギア19と噛合する方向に常時付勢されて
いる。
第1、第2のギア19,20はモジュールの等しい(m=
0.8)通常の平歯車で、これらのピッチ円の直径はそれ
ぞれのローラー13,17の外周円直径と等しく80φとして
いる。従って、第4図に示すように、第1、第2のギア
19,20が相互に噛合すると両ローラー13,17の外周面もち
ょうど相互に接合する。
なお、この実施例のばあい両ローラー13,17は直径を
等しくしているが、異なる場合にも第1ギア19と第2ギ
ア20のピッチ円直径をそれぞれフィードローラー13とピ
ンチローラー17の外周円直径に等しく、両ギアのモジュ
ールを等しくすればよい。
なお、フィードローラー13とピンチローラー17はステ
ンレスの本体の外周にセラミックのリングを接着し、ワ
イヤ1と絶縁され、又、摩擦力を高める構造となってい
る。
ワイヤフィード装置9に達した使用済みのワイヤ1
は、第1図のようにばねで圧接されたピンチローラー17
とフィードローラー13に挟持される形でワイヤ回収箱10
に向けて排出される。
この時、フィードローラー13とピンチローラー17の回
転軸11,14に軸支された第1のギア19と第2のギア20が
相互に噛合しているので両ローラー13,17における外周
速度にずれが生じるようなことはなく、従って、仮にワ
イヤ1とフィードローラー13間に滑りが発生してもワイ
ヤに対する送りはそのフィードローラー13とピンチロー
ラー17の両接触面で同じであり、ワイヤ1がカールする
ことはない。これは、滑りを解消するためにピンチロー
ラー17の圧接力を強めても変らない。
ただ実際にはフィードローラー13とピンチローラー17
間には使用済みのワイヤ1の太さに対応する最大0.3mm
程度の間隙(本実施例)が存在し、同様に第1、第2の
ギア19,20間にもピッチ円上の噛合点でこの間隙が存在
するのであるが、両ギア19,20はこれを解消しつつ噛合
回転する。そのため、噛み合い時の衝撃で極く弱い振動
の生じることがあるが、振動数は、フィードローラー13
の回転数を33rpmとして約50回/秒と短いためワーク6
の加工にはほとんど影響しない。
なお、前記した数値や部材の材質は実施例ごとに適宜
なものが選択されるから本発明において定まったもので
はない。
発明の効果 ワイヤフィード装置から排出される使用済みのワイヤ
はカールしていないので、ワイヤはワイヤ回収箱にその
底面から順次とぐろを巻くように空間を能率良く利用し
て納まり、ワイヤ回収箱の収容能力が向上する。
第1ギア、第2ギアは市販の標準ギアで良く、また、
これらをフィードローラーとピンチローラーの軸にそれ
ぞれ取りつけるだけで特別な機構を必要としないから、
低コストで実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は一部を断面にて示す要部の平面図、第2図はワ
イヤ放電加工機の概略を示す正面図、第3図は要部の正
面図、第4図はワイヤフィード装置における要部の正面
図、第5図は従来例を説明するための概略図である。 1……ワイヤ、2……供給リール、3……テンションブ
レーキ、4……コラム、5……上方ガイド、6……ワー
ク、7……下ガイド、8……下アーム、9……ワイヤフ
ィード装置、10……ワイヤ回収箱、11……回転軸、12…
…フィードモーター、13……フィードローラー、14……
揺動軸、15……揺動フォーク、16……回転軸、17……ピ
ンチローラー、18……ばね、19……第1のギア、20……
第2のギア。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィードモーターで駆動されるフイードロ
    ーラーとこれに弾力的に圧接するピンチローラーを、両
    ローラー間に電極としてのワイヤを挟持する位置に配置
    し、両ローラーの回転軸にそれぞれのローラーの外周直
    径に等しい直径のピッチ円を持ち同じモジュールのギア
    をそれぞれ装着し、ピンチローラをフィードローラーに
    圧接したとき前記のギアが相互に噛合することを特徴と
    したワイヤ放電加工機のワイヤフィード装置。
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