JPH042939Y2 - - Google Patents

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JPH042939Y2
JPH042939Y2 JP1984166988U JP16698884U JPH042939Y2 JP H042939 Y2 JPH042939 Y2 JP H042939Y2 JP 1984166988 U JP1984166988 U JP 1984166988U JP 16698884 U JP16698884 U JP 16698884U JP H042939 Y2 JPH042939 Y2 JP H042939Y2
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roller
rollers
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電子部品の電極にリード線を接合す
る溶接工程において、溶接前のワイヤー状リード
線を電子部品に向けて一定量ずつ繰り出し移送す
るためのリード線送り装置に関するものである。
〔従来の技術〕
第3図で示すように抵抗器等の電子部品Aの電
極A′には適宜長さlのリード線B′が接合されて
いるが、この種リード線B′の接合は通常第4図
で示すような手順に従つて行われている。
すなわち、ワイヤー状のリード線Bを送り装置
Cにて電子部品Aに向けて所定寸法l繰り出し、
該繰り出されたリード線Bの先端部を可動電極付
きクランパーEで掴持すると共にカツターDで所
定寸法lに切断し、次いで前記クランパーEを電
子部品Aに向けて前進させ、リード線B′の先端
が電子部品電極A′に対して突合さると同時に電
流が印加してリード線先端において溶接Fされる
よう構成し、溶接するとクランパーEはクランプ
解除して後退動し、すると再びリード線Bがクラ
ンパーEに送り込まれて同じサイクルを繰り返
す、という工程になつている。
そして、この溶接工程中における前記リード線
Bの送り装置Cとして従来は、第5図に示すよう
なカム7を利用して前後動する可動クランパー1
と、機台3に対して固定された固定クランパー2
とを組み合わせたものが使用されていた。
すなわち、基端部を機台3に枢着5したアーム
4の中途部を円筒状のカム7におけるねじれ溝
7′にピン4′嵌合して、カム7の回転に伴つてア
ーム4が前後回動するよう構成すると共に、当該
アーム4先端部と可動クランパー1とを枢着6し
て、前記カム7の回転に伴つて可動クランパー1
が前後方向に摺動するように構成する。
そして、前記可動クランパー1には、当該可動
クランパー1の前進時にはリード線Bをクランプ
し、後退時にはクランプ解除するようにしたクラ
ンプ機構(図示せず)を設ける一方、前記固定ク
ランパー2を、可動クランパー1の前進時にはク
ランプ解除し後退時にはクランプするよう関連せ
め、これによつてリード線Bが所定寸法lずつ間
欠移送されるように構成している。
なお、図中符号8は、コイル状に巻かれたリー
ド線Bの曲がり及び歪を除去して真直にするため
の矯正ローラである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
然るに、このようにカム7を利用した送り装置
の場合、可動クランパー1は往復動するものであ
るから高速化すると振動が発生するためにリード
線の送り速度を一定以上に上げることができない
と共に、送り量の変更も極めて困難である。かつ
送り機構そのものが複雑であることに加えて、可
動クランパー1の摺動に連動したクランプ機構を
当該可動クランパー1及び固定クランパー2に設
けねばならなず、このため装置全体が複雑になり
その製造・保守にも多大の費用・手間を要してい
た。
他方、実開昭41−19979号公報に示されている
ように、本考案と産業上の利用分野の異なるホー
スを巻取り・繰り出す技術として、位置固定され
た駆動ローラと回動レバーに取付きばね付勢され
た押えローラとによりホースを巻取り・繰り出す
装置の構成が開示されている。
この先行技術によれば、駆動ローラと押えロー
ラとの両直径が繰り出されるべきホースの直径に
対してそれほど大きくない。またホースは一般に
可撓性であつて、駆動ローラと押えローラとによ
り挟持押圧されると、その押圧方向に当該ホース
の直径が縮むように弾性変形するものである。
従つて、この種ホースをしつかりと駆動ローラ
と押えローラとにより挟持した状態で繰り出すに
は、前記先行技術(実開昭41−19979号公報)に
開示されているように、両ローラの中心間距離が
かなり変動するので、この駆動ローラに取付く回
転軸に固着したギヤに噛合うギヤが取付く回転軸
と前記押えローラの従動軸とを自在継手軸を介し
て連結しなければ、押えローラに確実に駆動力を
伝達することができないのであつた。
本考案はこれらの不都合に鑑み成されたもの
で、リード線を無理なくかつ確実に高速度で繰り
出せるようにしてリード線溶接作業の作業性を高
めると共に、構造の簡単な装置を提供することを
目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため本考案では、電子部品
に接合するためのリード線を当該電子部品に向け
て一定寸法ずつ間欠的に繰り出し移送する送り装
置において、電子部品の接合部に向けてリード線
をその軸線に沿つて移送する移送経路中に、前記
接合部に近接してリード線のクランパー付き溶接
手段を、その後方にリード線を切断するカツター
を各々設け、該カツターを挟んで溶接手段と反対
側の移送経路中には、一定回動角度ずつ間欠回転
する駆動ローラと押えローラとを、その両外周面
にてリード線を挟持するように並列配設し、前記
駆動ローラと押えローラとの両直径をリード線の
直径に比べて大幅に大径となるように形成し、前
記駆動ローラに取付く回転軸を位置固定する一
方、押えローラの回転軸を回動レバーに支持さ
せ、該回動レバーに取付くばね手段にて、当該押
えローラを駆動ローラの外周面に押圧付勢するよ
うに構成し、前記両ローラの側方近接位置にて前
記両回転軸に、両ローラを同調回転させるための
ギヤ又はタイミングベルト等の同調無端帯を配設
したものである。
〔実施例〕
次に、本考案を実施例(第1図及び第2図)に
基づいて説明すると、図中符号10,11は、そ
の外周面間にリード線Bを接線方向に沿つて挟持
するよう平行配設した駆動ローラと押えローラ
で、駆動ローラ10及び押えローラ11にてリー
ド線Bがその軸線に沿つて間欠的に移送されるも
のであり、第4図で示すようにカツターDの方向
に送られ、該カツターDを挟んで前記両ローラ1
0,11と反対側に位置するクランパー付き溶接
手段Eにてリード線Bを電子部品Aの接合部に溶
接できるように構成されている。
そして、前記駆動ローラ10に取付く回転軸1
2は、一対の支持板15,15に位置固定的に支
持され、駆動ローラ10は一方の支持板14に固
定したパルスモータ又はサーボモータ等の制御モ
ータ16にて一定方向Gに一定角度ずつ間欠回転
するように構成する。なお、この駆動ローラ10
を間欠回転させる手段としては他の方法に依つて
も良い。
また、押えローラ11に取付く回転軸13は、
基端部を他方の支持板15に回動自在に枢着18
した回動レバー17の他端部に取付けると共に、
当該回動レバー17と支持板15との間に引つ張
りの付勢ばね19を装架し、これによつてリード
線Bを駆動ローラ10外周面に対して押圧付勢す
るように構成している。
なお、両ローラ10,11ともその外周面には
リード線Bを案内するための案内溝10′,1
1′を刻設しており、駆動ローラ10,11の直
径は、リード線Bの直径に比べて大幅に大きく
(実施例では略15倍)なるように設定している。
符号20,21は前記駆動ローラ10の回転軸
12及び押えローラ11の回転軸13に前記支持
板15を挟んで両ローラ10,11の側部近傍に
て各々被嵌固着したギヤで、該両ギヤ20,21
を噛合させることによつて押えローラ11が駆動
ローラ10の間欠回転に連動して同調回転するよ
うにしたものである(但し回転方向は互いに逆に
なる)。
従つて、実施例のように両ローラ10,11が
同径の場合には両ギヤ20,21を同一歯数に形
成すれば良く、又、両ローラ10,11が互に異
径の場合には、当該両ローラの周速度が一致する
ようにその歯数比を設定したら良いのである。
この場合、両ローラ10,11を同調回転させ
る手段としては、ギヤ20,21噛合に代えチエ
ーンまたはタイミングベルト等の同調無端滞を8
字状にたすき掛けしても良いのである。勿論、こ
の場合も両ローラ10,11が同一周速度で回転
するようにせねばならない。
なお、符号8は、第4図の説明で言及したのと
同様の矯正ローラである。
以上の構成において、前記第3図のように長さ
lのリード線B′を溶接するには、駆動ローラ1
0の外周径(実施例では正確には溝10′部の径)
をdとすると、制御モータ16にて当該駆動ロー
ラ10を一定角度 θ=360・l/πD〔度〕ずつ間欠的に回転駆動す
れば、リード線Bは一定寸法lずつ繰り出される
から、その繰り出されたリード線Bを前記の第2
図と同じカツターDで切断し、クランパー付き溶
接手段Eにて溶接すれば良いのである。
前記電子部品Aに向かつて間欠的に移送するリ
ード線Bは位置固定側の駆動ローラ10と回動レ
バー17に取付く押えローラ11とにより常時挟
圧されていると共に、両ローラ10,11が完全
に同調して間欠回転するから、駆動ローラ10の
回転始め又は回転終り時等に慣性力によつて押え
ローラ11がスリツプしてリード線Bを送り過ぎ
たり送り足らなくなつたりする事態は全く生ぜ
ず、確実に一定量ずつ繰り出し移送できるのであ
る。
〔考案の作用・効果〕
このように、パルスモータ又はサーボモータを
利用する等して駆動ローラを一定回動角度ずつ間
欠回転させると、駆動ローラの回転軸と押えロー
ラの回転軸とが、両回転軸に取付くギヤまたはタ
イミングベルト等の同調無端帯を介して連動し、
駆動ローラと押えローラとは同じ周速度にて間欠
回動する。
そして、押えローラは回動レバー及び付勢ばね
にて位置固定の駆動ローラの外周面に押圧してい
るので、両ローラ外周面間に挟持されたリード線
は、当該駆動ローラの回転角に応じた量だけ間欠
的にカツター方向に繰り出すことができ、クラン
パー付き溶接手段に掴まれたリード線をカツター
にて切断後、当該リード線をその軸線に沿つて電
子部品の接合部に向かつて移送し溶接することが
できる。
この場合、電子部品に溶接すべきリード線の直
径を変更すれば、位置固定した駆動ローラの外周
面に対して押えローラを離れるように移動させね
ばならないが、該押えローラは基端が支持板に枢
着された回動レバーに取付き、且つ付勢ばねにて
駆動ローラ側に押圧付勢しているので、両ローラ
によるリード線の挟持を確実にすることができ
る。
そして、駆動ローラ及び押えローラの直径が移
送されるべきリード線の直径に対して大幅に大き
いから、リード線の直径の変動に対する、駆動ロ
ーラの回転軸と押えローラの回転軸との軸心間距
離の変動率はそれほど大きくない。
従つて、両ローラの側部近傍においてギヤ回転
軸に取付けてあつても、通常、ギヤの歯車を転位
歯車とすることにより、一対の歯車の中心間距離
の設定にある程度の自由度を与えるようにしてい
るから、前記軸心間距離の変動率が小さい限り、
前記リード線の直径が多少変動しても、一対のギ
ヤの噛合いが外れる程の変動はない。
また、両ローラの側部近傍において両ローラの
回転軸に取付くプーリにタイミングベルト等の同
調無端帯を巻掛けして動力伝達した場合にも、タ
イミングベルト等の同調無端帯自体の弛みの余裕
範囲や、いわゆるテンシヨンプーリによる弛みの
吸収手段にて、駆動ローラの回転軸と押えローラ
の回転軸との軸心間距離の変動を吸収できること
になり、駆動ローラから押えローラへの回転を確
実に伝達することができるのである。
このように、本考案に従えば、駆動ローラと押
えローラの両直径がリード線に比べて大幅に大き
いことと、両ローラの側方近傍にて両ローラの回
転軸にギヤやタイミングベルト等の同調無端帯を
設けたことが相俟つて、リード線の直径を変更し
た場合にも、押えローラも駆動ローラと完全に同
調して回転することができて、慣性力による押え
ローラのスリツプを生ずることなく一定量ずつ確
実に繰り出すことができ、振動の発生を生じるこ
となく高速度で繰り出し移送することができ、リ
ード線溶接作業の能率を向上させることができる
と共に、従来のように自在継手を介して押えロー
ラに回転力を伝達する場合のような必要空間を省
略でき、装置全体もコンパクトにできるという顕
著な効果を有するのである。
また、駆動ローラの間欠回転によつて直接リー
ド線を繰り出すものであるから、リード線の送り
量の変更も駆動ローラの回転角を変えることで極
めて容易に為し得る効果を有するのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の側面図、第2図は第1
図の−視断面図、第3図は電子部品(抵抗
器)の斜視図、第4図はリード線溶接工程を示し
た図、第5図は従来の送り装置を示した図であ
る。 A……電子部品、B……リード線、10……駆
動ローラ、11……押えローラ、12,13……
回転軸、14,15……支持板、17……回動レ
バー、19……付勢ばね、16……制御モータ、
20,21……ギヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電子部品に接合するためのリード線を当該電子
    部品に向けて一定寸法ずつ間欠的に繰り出し移送
    する送り装置において、電子部品の接合部に向け
    てリード線をその軸線に沿つて移送する移送経路
    中に、前記接合部に近接してリード線のクランパ
    ー付き溶接手段を、その後方にリード線を切断す
    るカツターを各々設け、該カツターを挟んで溶接
    手段と反対側の移送経路中には、一定回動角度ず
    つ間欠回転する駆動ローラと押えローラとを、そ
    の両外周面にてリード線を挟持するように並列配
    設し、前記駆動ローラと押えローラとの両直径を
    リード線の直径に比べて大幅に大径となるように
    形成し、前記駆動ローラに取付く回転軸を位置固
    定する一方、押えローラの回転軸を回動レバーに
    支持させ、該回動レバーに取付くばね手段にて、
    当該押えローラを駆動ローラの外周面に押圧付勢
    するように構成し、前記両ローラの側方近接位置
    にて前記両回転軸に、両ローラを同調回転させる
    ためのギヤ又はタイミングベルト等の同調無端帯
    を配設したことを特徴とする電子部品におけるリ
    ード線の送り装置。
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