JP2610077B2 - スリーブの交換装置 - Google Patents
スリーブの交換装置Info
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- JP2610077B2 JP2610077B2 JP4117687A JP11768792A JP2610077B2 JP 2610077 B2 JP2610077 B2 JP 2610077B2 JP 4117687 A JP4117687 A JP 4117687A JP 11768792 A JP11768792 A JP 11768792A JP 2610077 B2 JP2610077 B2 JP 2610077B2
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- Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼帯巻取り機の巻取り
ドラムへのスリーブ自動交換装置に関するものである。
ドラムへのスリーブ自動交換装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】鋼帯巻取り機用のスリーブ装着装置とし
て、実開昭５８−５１８１５号公報に開示されている巻
取り機へのスリーブ装着装置がある。この装置は、巻取
り機のドラムに巻取られたコイルを抜取り払い出すコイ
ルカーと同一方向に該コイルカーを跨ぎ、レール上を走
行する台車上に鋼製スリーブを保持するスリーブ置台が
あり、該スリーブ置台上に鋼製スリーブを乗せた後、該
鋼製スリーブと鋼帯巻取り機ドラムの高さ方向中心を合
わせるためのリンク及び油圧シリンダーと、ここの鋼製
スリーブの外径に対応して高さ中心方向の中心合せ用、
即ち油圧シリンダーのストロークを調整するためのネジ
およびハンドルで中心合せをした後、装着装置を巻取り
機側へ走行させ、巻取り機のドラムに鋼製スリーブを装
着する。
て、実開昭５８−５１８１５号公報に開示されている巻
取り機へのスリーブ装着装置がある。この装置は、巻取
り機のドラムに巻取られたコイルを抜取り払い出すコイ
ルカーと同一方向に該コイルカーを跨ぎ、レール上を走
行する台車上に鋼製スリーブを保持するスリーブ置台が
あり、該スリーブ置台上に鋼製スリーブを乗せた後、該
鋼製スリーブと鋼帯巻取り機ドラムの高さ方向中心を合
わせるためのリンク及び油圧シリンダーと、ここの鋼製
スリーブの外径に対応して高さ中心方向の中心合せ用、
即ち油圧シリンダーのストロークを調整するためのネジ
およびハンドルで中心合せをした後、装着装置を巻取り
機側へ走行させ、巻取り機のドラムに鋼製スリーブを装
着する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この従来の
巻取り機へのスリーブ装着装置には次のような問題点が
ある。 台車上の鋼製スリーブを保持するスリーブ置台が１個
しかないため、巻取り機で巻くコイル内径の変化に対応
した外径の異なるスリーブを装着するためには、その都
度手作業でハンドル操作して、巻取り機ドラムと鋼製ス
リーブの中心合せを調整しなければならない。
巻取り機へのスリーブ装着装置には次のような問題点が
ある。 台車上の鋼製スリーブを保持するスリーブ置台が１個
しかないため、巻取り機で巻くコイル内径の変化に対応
した外径の異なるスリーブを装着するためには、その都
度手作業でハンドル操作して、巻取り機ドラムと鋼製ス
リーブの中心合せを調整しなければならない。
【０００４】巻取り機のドラムを真円から縮小させた
後スリーブ装着を行い、該ドラムを拡大させコイルの巻
取りを行うが、肉厚の薄いスリーブの場合は自重で偏平
変形するため装着に必要なドラム外径とスリーブ内径の
隙間を大きくしなければならず、巻取りドラムの拡縮量
が大きくなる。
後スリーブ装着を行い、該ドラムを拡大させコイルの巻
取りを行うが、肉厚の薄いスリーブの場合は自重で偏平
変形するため装着に必要なドラム外径とスリーブ内径の
隙間を大きくしなければならず、巻取りドラムの拡縮量
が大きくなる。
【０００５】スリーブ置台のスリーブ保持は、スリー
ブの自重による摩擦力だけでなされているため、前記
の操作による誤差や、台車走行時の振動による変形量の
増大などにより巻取り機ドラムへの突掛けが生じ、スリ
ーブ置台からのスリーブ落下の危険性がある。
ブの自重による摩擦力だけでなされているため、前記
の操作による誤差や、台車走行時の振動による変形量の
増大などにより巻取り機ドラムへの突掛けが生じ、スリ
ーブ置台からのスリーブ落下の危険性がある。
【０００６】巻取り機で巻き取られたコイルはコイル
カーで抜取り、払い出しサドル又は払い出しコンベヤー
上迄搬送するが、同一方向にスリーブ装着装置を設置す
るため大きな設備規模とスペースが必要である。
カーで抜取り、払い出しサドル又は払い出しコンベヤー
上迄搬送するが、同一方向にスリーブ装着装置を設置す
るため大きな設備規模とスペースが必要である。
【０００７】本発明は、上記した従来技術の問題点を解
消し、更に一台の装置でスリーブの装着と取出しが同時
に可能となるスリーブ自動交換装置を提供することを目
的とする。
消し、更に一台の装置でスリーブの装着と取出しが同時
に可能となるスリーブ自動交換装置を提供することを目
的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の技術的手段は、鋼帯巻取り機のドラム軸直角
水平方向に横行する横行台車を設け、該横行台車を構成
する横行フレームに、前記ドラム軸方向に走行する走行
台車を内蔵せしめると共に、該走行台車上に、外径の異
なる複数個のスリーブを保持し、且つ個別に昇降自在な
スリーブ保持台を前記ドラム軸直角水平方向に並設した
ことを特徴とし、又、スリーブ保持台は上部開放の半円
形の２分割構造に形成され、その２分割したスリーブ保
持台をスリーブ径方向に拡縮できる保持台拡縮装置を設
けると共に、走行台車先端に昇降可能なスリーブ取り出
し爪を設けたことを特徴とする。
の本発明の技術的手段は、鋼帯巻取り機のドラム軸直角
水平方向に横行する横行台車を設け、該横行台車を構成
する横行フレームに、前記ドラム軸方向に走行する走行
台車を内蔵せしめると共に、該走行台車上に、外径の異
なる複数個のスリーブを保持し、且つ個別に昇降自在な
スリーブ保持台を前記ドラム軸直角水平方向に並設した
ことを特徴とし、又、スリーブ保持台は上部開放の半円
形の２分割構造に形成され、その２分割したスリーブ保
持台をスリーブ径方向に拡縮できる保持台拡縮装置を設
けると共に、走行台車先端に昇降可能なスリーブ取り出
し爪を設けたことを特徴とする。
【０００９】
【作用】φ５０８mmのスリーブが巻取りドラムに装着さ
れており、該スリーブを抜取り後φ６１０mmのスリーブ
を装着する場合は、待機位置にあるφ５０８mmスリーブ
用保持台は空の状態、φ６１０mmスリーブ用保持台にφ
６１０mmのスリーブを積載後、横行台車をφ５０８mmス
リーブ用保持台中心が巻取りドラムの中心と一致する位
置迄多段シリンダーの作動により横行させる。
れており、該スリーブを抜取り後φ６１０mmのスリーブ
を装着する場合は、待機位置にあるφ５０８mmスリーブ
用保持台は空の状態、φ６１０mmスリーブ用保持台にφ
６１０mmのスリーブを積載後、横行台車をφ５０８mmス
リーブ用保持台中心が巻取りドラムの中心と一致する位
置迄多段シリンダーの作動により横行させる。
【００１０】次に走行モーターの回転により、スプロケ
ット、チェーンを介して回転軸が回転し、該回転軸に取
付けたピニオンの回転により走行台車に取付けたラック
が移動し走行台車がスリーブ取出し位置迄前進し、保持
台昇降シリンダーの上昇により、巻取りドラム外径とス
リーブ内径に均一な隙間が確保された状態となり、保持
台上にスリーブが保持される。次に取出し用爪がシリン
ダーの作動により上昇してスリーブ端部を取出し用爪が
引掛け、走行台車の後退によりφ５０８mmのスリーブ抜
取りが完了する。次にφ６１０mmのスリーブを積載した
該保持台を巻取りドラムの中心に一致させる迄横行した
後走行台車を前進させ、保持台の下降によりφ６１０mm
のスリーブを巻取りドラムに装着し、走行台車が後退し
てスリーブの交換作業が完了する。
ット、チェーンを介して回転軸が回転し、該回転軸に取
付けたピニオンの回転により走行台車に取付けたラック
が移動し走行台車がスリーブ取出し位置迄前進し、保持
台昇降シリンダーの上昇により、巻取りドラム外径とス
リーブ内径に均一な隙間が確保された状態となり、保持
台上にスリーブが保持される。次に取出し用爪がシリン
ダーの作動により上昇してスリーブ端部を取出し用爪が
引掛け、走行台車の後退によりφ５０８mmのスリーブ抜
取りが完了する。次にφ６１０mmのスリーブを積載した
該保持台を巻取りドラムの中心に一致させる迄横行した
後走行台車を前進させ、保持台の下降によりφ６１０mm
のスリーブを巻取りドラムに装着し、走行台車が後退し
てスリーブの交換作業が完了する。
【００１１】
【実施例】本発明は、φ５０８mm、φ６１０mm用ゴムス
リーブの挿入、取り出しに適用した実施例であり、以下
図面に基づいて説明する。門型フレーム１に懸架された
横行台車２は鋼帯巻取り装置のドラム軸３の軸直角水平
方向に多段シリンダー４により待機位置Ａとφ６１０mm
ゴムスリーブ装着、取り出し位置Ｂ、φ５０８mmゴムス
リーブ装着、取り出し位置Ｃ間を移動する。該横行台車
２を構成する横行フレームには走行台車５が内蔵されて
いる。走行台車５にはφ５０８mmゴムスリーブ用保持台
６とφ６１０mmゴムスリーブ用保持台７と走行用のレー
ル８、走行用ラック９が取付けられており、一方、横行
用のフレームに取付けられた走行用モーター１０、その
回転力を伝達するスプロケット１１およびチェーン１２
を介して回転軸１３に伝達されその回転軸に取付けられ
たピニオン１４があり、更に走行用のレールを保持し走
行させるガイド１５が取付けられている。
リーブの挿入、取り出しに適用した実施例であり、以下
図面に基づいて説明する。門型フレーム１に懸架された
横行台車２は鋼帯巻取り装置のドラム軸３の軸直角水平
方向に多段シリンダー４により待機位置Ａとφ６１０mm
ゴムスリーブ装着、取り出し位置Ｂ、φ５０８mmゴムス
リーブ装着、取り出し位置Ｃ間を移動する。該横行台車
２を構成する横行フレームには走行台車５が内蔵されて
いる。走行台車５にはφ５０８mmゴムスリーブ用保持台
６とφ６１０mmゴムスリーブ用保持台７と走行用のレー
ル８、走行用ラック９が取付けられており、一方、横行
用のフレームに取付けられた走行用モーター１０、その
回転力を伝達するスプロケット１１およびチェーン１２
を介して回転軸１３に伝達されその回転軸に取付けられ
たピニオン１４があり、更に走行用のレールを保持し走
行させるガイド１５が取付けられている。
【００１２】ゴムスリーブ保持台６、７はシリンダー１
６、フレームおよびロッド１７を介してリンク１８を動
かすことにより昇降する。更にゴムスリーブ保持台が垂
直方向に昇降するためのガイド１９とガイドロッド２０
があり、ゴムスリーブ保持台は半円状で下部が分割され
ており、ゴムスリーブを真円状態に保つ調整機構２１が
あり、装着用の爪２２とシリンダー２３で昇降する取り
出し用の爪２４を走行台車上面に備えている。
６、フレームおよびロッド１７を介してリンク１８を動
かすことにより昇降する。更にゴムスリーブ保持台が垂
直方向に昇降するためのガイド１９とガイドロッド２０
があり、ゴムスリーブ保持台は半円状で下部が分割され
ており、ゴムスリーブを真円状態に保つ調整機構２１が
あり、装着用の爪２２とシリンダー２３で昇降する取り
出し用の爪２４を走行台車上面に備えている。
【００１３】
【発明の効果】本発明は、以上のような構成および作用
を有しているので、下記の効果を奏する。 巻取りコイル内径に応じて外径の異なる複数個のスリ
ーブの抜取りと装着が一台の装置を使用して同時に自動
で可能となり、従来この作業に従事していた作業者が不
要となり、更に、交換時間が短縮でき作業能率が向上し
た。 プロセスラインの鋼帯巻取り装置は連続作業のため２
台設置されており、各々の巻取り装置の設備空間を利用
して、コイルカーの走行方向に対しクロス方向にスリー
ブ交換装置を設置したことにより、コイルカーの走行ス
トロークが短くなり設備費が低減できた。
を有しているので、下記の効果を奏する。 巻取りコイル内径に応じて外径の異なる複数個のスリ
ーブの抜取りと装着が一台の装置を使用して同時に自動
で可能となり、従来この作業に従事していた作業者が不
要となり、更に、交換時間が短縮でき作業能率が向上し
た。 プロセスラインの鋼帯巻取り装置は連続作業のため２
台設置されており、各々の巻取り装置の設備空間を利用
して、コイルカーの走行方向に対しクロス方向にスリー
ブ交換装置を設置したことにより、コイルカーの走行ス
トロークが短くなり設備費が低減できた。
【図１】本発明に係るスリーブ自動交換装置の実施例を
示す全体構造図。
示す全体構造図。
【図２】図１の詳細構造正面図。
【図３】図１の詳細構造側面図。
【図４】図１の詳細構造平面図。
【図５】図１のＡ−Ａ視概略断面図。
１ 門型フレーム ２ 横行台車 ３ 鋼帯巻取り装置のドラム軸 ４ 多段シリンダー Ａ 待機位置 Ｂ φ６１０mmゴムスリーブ装着、取り出し位置 Ｃ φ５０８mmゴムスリーブ装着、取り出し位置 ５ 走行台車 ６ φ５０８mmゴムスリーブ用保持台 ７ φ６１０mmゴムスリーブ用保持台 ８ 走行用レール ９ 走行用ラック １０ 走行用モーター １１ スプロケット １２ チェーン １３ 回転軸 １４ ピニオン １５ ガイド １６ シリンダー １７ フレームおよびロッド １８ リンク １９ ガイド ２０ ガイドロッド ２１ スリーブ保持台拡縮装置 ２２ 装着用爪 ２３ シリンダー ２４ 取り出し用爪
Claims (3)
- 【請求項１】 鋼帯巻取り機のドラム軸直角水平方向に
横行する横行台車を設け、該横行台車を構成する横行フ
レームに、前記ドラム軸方向に走行する走行台車を内蔵
せしめると共に、該走行台車上に、外径の異なる複数個
のスリーブを保持し、且つ個別に昇降自在なスリーブ保
持台を前記ドラム軸直角水平方向に並設したことを特徴
とするスリーブの交換装置。 - 【請求項２】 スリーブ保持台は上部開放の半円形の２
分割構造に形成され、その２分割したスリーブ保持台を
スリーブ径方向に拡縮できる保持台拡縮装置を設けたこ
とを特徴とする請求項１記載のスリーブ交換装置。 - 【請求項３】 走行台車先端に昇降可能なスリーブ取り
出し爪を設けたことを特徴とする請求項１又は２記載の
スリーブ交換装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4117687A JP2610077B2 (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | スリーブの交換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4117687A JP2610077B2 (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | スリーブの交換装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05309413A JPH05309413A (ja) | 1993-11-22 |
| JP2610077B2 true JP2610077B2 (ja) | 1997-05-14 |
Family
ID=14717813
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4117687A Expired - Fee Related JP2610077B2 (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | スリーブの交換装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2610077B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040041448A (ko) * | 2002-11-11 | 2004-05-17 | 주식회사 포스코 | 페이오프릴의 원통형 슬리브 분리 및 이송 처리 장치 |
| JP4924097B2 (ja) * | 2007-02-28 | 2012-04-25 | Ｊｆｅスチール株式会社 | カローゼルリールのスリーブ交換装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2972018B2 (ja) * | 1992-03-23 | 1999-11-08 | 新日本製鐵株式会社 | 金属帯板巻取機のスリーブ交換装置 |
-
1992
- 1992-05-11 JP JP4117687A patent/JP2610077B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05309413A (ja) | 1993-11-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970107 |
|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
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