JP2609425B2 - 自動車のシートアジャスタ用回転可能なシートベルトバックル装着ブラケット - Google Patents

自動車のシートアジャスタ用回転可能なシートベルトバックル装着ブラケット

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JP2609425B2
JP2609425B2 JP5519564A JP51956493A JP2609425B2 JP 2609425 B2 JP2609425 B2 JP 2609425B2 JP 5519564 A JP5519564 A JP 5519564A JP 51956493 A JP51956493 A JP 51956493A JP 2609425 B2 JP2609425 B2 JP 2609425B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 発明の分野 本発明は、自動車シート、特に自動車のシートアジャ
スタへのシートベルト取付け装置に関する。
シートアジャスタは自動車の前部シート(1または複
数)に用いられ、水平方向前後方向移動と垂直方向移動
と傾動との少なくとも1の選択したシート移動を行う。
このようなシートアジャスタは上部支持フレームを支
え、この上部支持フレームがシートボットムおよび場合
によっては自動車シートのバックシートを支える。上部
支持フレームは、離隔した第1,第2レール組立体上に装
架され、これらの各レール組立体は上部レールから形成
され、この上部レールは上部支持フレームに結合されか
つ自動車の床に固定された下部レール内に摺動可能に装
着される。パワーシートアジャスタは、典型的には双方
向電動モータから形成される駆動機構をレール組立体間
に装着し、この電動モータから各上部レールに装着され
たギヤ組立体あるいはボックスまで外方に延びる一対の
駆動軸をこのモータで回転する。これらの装置の内に
は、各上部レールの下側に延在するリードねじを、ギヤ
ボックスが回転するものがある。下部レールに装架され
てこのリードねじに螺合するドライブブロックは、駆動
モータが作動されたときに、上部レールおよび取付けら
れた上部支持フレームを往復動させる。他の駆動機構を
パワーシートアジャスタに組込み、シートフレームの垂
直方向の移動およびシートボットムに対するシートバッ
クの傾動を調整することも可能である。
このようなパワーシートアジャスタはシートを下部レ
ール内で容易に前後動させることができるが、このよう
なシートを使用する乗員の傷害を防止するために、衝突
時にはシートを固定の静止位置に保持することが必要で
ある。このため、パワーシートアジャスタの構成部材の
重さおよびサイズは、衝突時における占有者およびシー
トの重さによる慣性荷重からシートに伝達され、場合に
よってはシートベルトを通して伝達される大きな衝撃力
の下でも、常に抵抗するための最大強度を形成するよう
に選定される。したがって、典型的には離隔した上部レ
ールを剛性構造部材およびパワーシートアジャスタの他
の部材間に延びかつ連結する各レール、トーションチュ
ーブあるいはバーは、より強い材料で、より厚くかつ大
きく形成され、必要な大きさの強度を形成する。
最近では、一方移動可能な上部レールの後端に、固定
のシートベルトバックル装着ブラケットが装架されてい
る。このシートベルトバックル装着ブラケットは、典型
的にはL字状形状を有し、溶接あるいはファスナーによ
り上部レールに強固に取付けられる。このブラケットの
一方の脚部が上部レールに直接取付けられ、他方の脚部
は第1脚部と一定的に上部レールから上方に延びる。
この配置は、上部レールをより剛性とすると共に、ブ
ラケットを支える固定シートベルト取付け用の保持装置
を形成し、このブラケットはリール上に引出しおよび引
込み可能に装着された対応するシートベルト部の舌片を
収容する。
しかし、上部レールにシートベルトバックル装着ブラ
ケットを取付けるため、自動車が前部で衝突したときの
乗員の前方移動により、シートベルトに荷重が作用し、
この荷重はシートベルトバックル装着ブラケットを介し
て、シートアジャスタの上部レールに伝達される。この
荷重は、シートベルトバックル装着ブラケットの第1,第
2脚部間でこのブラケットの複雑な曲げ部に形成さえる
応力増大部に大きな応力を形成する。典型的には逃しが
形成されているこの曲げ部の工具マークおよび割れは、
このような荷重の下で破断作用を受ける。
したがって、改善されたシートベルトバックル取付け
手段を有し、従来のシートベルトバックル取付け手段の
課題を解消する自動車シートアジャスタの上部レールを
提供することが望ましい。更に、荷重の下で弱い形状寸
法配置(weak geometry position)からより強い形状寸
法配置にその形状寸法(geometry)及び/又は位置を変
更可能に形成されたシートベルトバックル装着ブラケッ
トを有するシートアジャスタの上部レールを提供するこ
とが望ましい。
発明の概要 本発明は自動車シートアジャスタのレール組立体であ
り、このレール組立体は負荷が作用したときにその形状
寸法が強く高強度の形状寸法配置に変化してシートベル
トバックル取付け手段の破損あるいは損傷を防止する改
善されたシートベルトバックル取付け手段を有する。
好ましい実施例では、レール組立体は、自動車の床部
材(floor pan)に固定されて静止状態とされる下部レ
ールを備える。上部レールは自動車シートを支え、この
下部レールに移動可能に装着される。上部レールを下部
レール内で前後に移動するために、下部レールに対して
上部レールを調整するための手段が設けられる。シート
ベルトバックル取付け手段は、固定シートベルトバック
ルを上部レールに取付けるために、上部レールに装着さ
れる。
シートベルトバックル取付け手段は傾斜を付けて配置
された第1,第2脚部を有する部材を備えている。この第
2脚部は固定シートベルトバックルに取付けられる。通
常作動の第1位置で第1脚部を上部レールに強固に取付
け、更に、上記部材に取付けられたシートベルトバック
ルを通じて所定の力が作用したときに、この部材を上部
レールに対する第2位置に回転し、この部材の第1,第2
脚部を張り状態とするための手段が設けられる。
好ましい実施例では、シートベルトバックル取付け手
段は、第1,第2脚部を互いに鈍角に配置した一体の1部
材(onepiece member)である。通常作動の第1位置で
は、第2脚部は上部レールから上方に延び、この上部レ
ールの側壁に近接して配置される。第2位置では、第2
脚部が上部レールの長手方向軸線とほぼ同軸状に配置さ
れ、この部材の第1,第2部材を張り出し状態とし、この
状態は、シートベルトバックル装着ブラケットのより強
い形状寸法位置を形成し、破損あるいは損傷等に抗する
より大きな強さを有する。
シートベルトバックル装着ブラケットは自動車シート
アジャスタのレール組立体に用いられ、本発明によれ
ば、自動車シートアジャスタの移動可能な上部レールに
固定かつ静止状態に取付けられる従来のシートベルトバ
ックル装着ブラケットの持つ問題を解決する。シートベ
ルトバックル装着ブラケットを上部レールに回転可能に
装着することにより、シートベルトを通じてシートベル
トバックル側に荷重が作用したときに、このシートベル
トバックル装着ブラケットはより強い形状寸法位置に回
動することができ、このより強い形状寸法位置では破損
あるいは損傷に抵抗し、自動車の前部衝突の際に、上部
レールが静止状態に装着された下部レールに対して変形
しあるいは上方に移動したとしても、このシートベルト
バックル装着ブラケットをレール組立体の上部レールに
取付けた状態を保持する。
図面の簡単な説明 本発明の種々の特徴、利点および他の用途は、以下の
詳細な説明および図面を参照することで明らかとなり、
ここに、 第1図は、本発明の一体型上部レールを有するパワー
シートアジャスタの平面図であり、 第2図は、第1図に示すパワーシートアジャスタの側
部立面図であり、 第3図は、下部レール内における本発明の上部レール
の構造および装着を示す展開斜視図であり、 第4図は、第3図に示す組立てられた状態の上部およ
び下部レールの左端部の図であり、 第5図は、本発明の他の実施例による力伝達受けブラ
ケットの一部を拡大して示す斜視図であり、 第6図は、パワーシートアジャスタの水平駆動機構の
ギヤ手段を示す拡大断面図であり、そして、 第7図および第8図は、負荷が増大したときの上部レ
ールとシートベルトバックル装着ブラケットとの位置を
示す概略的な図である。
好ましい実施例の説明 図面、特に第1図および第2図を参照すると、ユーザ
が選択した任意の位置に自動車シートを配置することの
できるパワーシートアジャスタ10が記載されている。こ
のパワーシートアジャスタ10は、アジャスタの前部およ
び後部を水平方向に沿う前後動および垂直方向に沿う上
下動をさせ、シートバックをシートボットムに対して傾
動させる、いわゆる「8ウェイ」アジャスタである。し
かし、以下に説明する本発明は、少なくとも水平方向の
前後動と他の適宜数の動きとを含むパワーシートアジャ
スタに採用することができるものである。
通常と同様に、パワーシートアジャスタ10は、シート
ボットムとシートバックとを含む図示しない通常の自動
車シートを支える。パワーシートアジャスタ10上に上部
支持フレームが設けられ、シートボットムとシートバッ
クとをパワーシートアジャスタ10に結合しかつ支える。
上部支持フレームは、一対の離隔した長手方向に延びる
フレーム部材あるいはレール12,14を有する。装着ブラ
ケット16,18は、例えばフレーム部材12,14の各端部に装
架され、シートボットムを上部支持フレームに結合する
装架面を形成する。この上部支持フレームには更に一対
のヒンジプレート20も装架され、シートバックとシート
ボットムとを枢着し、一般に「シートリクライナー」と
称されているように、シートボットムに対してシートバ
ックを自由に移動させることができる。
種々の駆動装置がパワーシートアジャスタ10に装架さ
れ、種々の方向に沿ってパワーシートアジャスタ10を選
択的に移動させる。このパワーシートアジャスタ10に
は、例えば前後に垂直駆動モータ22,24が装架され、通
常のリードねじとドライブブロックあるいはナットとに
結合され、自動車シートの前後部を移動し、この自動車
シートの前後部を選択的に垂直方向に調整することがで
きる。更に、一対の回転可能な駆動軸により、リクライ
ニング用の駆動モータ26が、それぞれリードねじ32に連
結されたギヤボックス30に結合されている。このリード
ねじ32は、パワーシートアジャスタ10の両側に装架され
た枢動可能なシートバックヒンジプレート20の一方に結
合され、シートボットムに対してシートバックを選択的
に回動調整させる。
水平駆動手段は、好適なブラケット38により上部レー
ル50の一方に強固に装架された双方向電動モータ34で形
成されている。一対の回転可能な出力軸40が水平駆動モ
ータ34から外方に延び、上述のように両側のレール組立
体に装架されたギヤ手段により、リードねじに結合され
て回転させる。本実施例では、これらの出力軸40は、ポ
リウレタン製のスリーブで覆われた可撓製のスティール
シャフトである。
パワーシートアジャスタ10は更に、一対の管状トーシ
ョンチューブあるいは部材42,44を備え、これらのトー
ションチューブは両側のレール組立体46,48に結合さ
れ、パワーシートアジャスタ10の剛性支持構造体を形成
する。各レール組立体46,48は同一構造に形成されてい
るため、一方のレール組立体48についてのみ説明する。
なお、反対側のレール組立体46も同様な方法で形成され
る。
第1図および第2図、細部については第3図および第
4図を参照すると、レール組立体48は下部レール50と上
部レール52とを備え、この上部レールは、下部レール50
内に摺動可能に配置され、水平駆動手段で制御されて下
部レール50に沿う両方向に往復動することができる。下
部レール50は、ほぼ平坦な中央壁部あるいはウェブ54
と、この中央壁部54の両側から延びる同一構造に形成さ
れた一対の側壁部56,58とを有する一体部材で形成され
ている。これらの側壁部56,58のそれぞれは、垂直方向
に延びる外側壁部60と、上壁部62と、内側に配置される
縁部あるいは壁部64とを備え、この内側壁部は上壁部62
からほぼ垂直に下方に延び、外側壁部60か離隔して配置
される。外側壁部60と上壁部62と内側壁部64とは逆J字
状形状を形成し、長手方向に延びるチャンネル72を形成
しかつ囲む。内側壁部64の下側壁部は、下部レール50の
中央壁部54から離隔し、符号66で示すように、長手方向
に延びるスロットをその間に形成する。
各側壁部56,58の外側壁部60に複数の離隔した孔68が
形成される。第3図にその1のみを示す摺動部材70が、
中央壁部54と外側壁部60と上壁部62と内側壁部64との離
隔した部分により、下部レール50の両側に形成される各
チャンネル72内に装着される。この摺動部材70はほぼC
字状に形成され、チャンネル72の形状と噛合う相補的
(complimentary)な関係にある。スリーブ70は好適な
プラスチック材料で形成され、後述するように摺動部材
70内に摺動可能に配置される上部レール52のための滑ら
かな摺動面を形成する。この摺動部材70の側壁から複数
のピン74が外方に延び、下部レール50の対応する側壁部
56,58の外側壁部60に形成された孔68に係合し、下部レ
ール50内に摺動部材70を固着し、静止状態に配置する。
第2図に示すように、前部持上げ部材80および後部持
上げ部材82が下部レール50の両側に取付けられ、ボルト
あるいは他の好適な固定手段により自動車の床に固定す
るための装着固定部を形成する。
第3図に詳細に示すように、上部レール52は、例えば
高強度低合金鋼(high−strength,low alloy steel)等
の好適な材料からスタンピングあるいは押出し等により
形成される長い一体部材の形態に形成される。
上部レール52の一部を形成する種々の後述する部材の
全ては、上部レール52の全体と一体的に形成され、完成
した上部レール52と一体で、連続し、破損せずかつ非分
離の部材を形成する。上部レール52は第1端部84と反対
側の第2端部86とを含む。盛上がった中央部あるいは面
88が、これらの第1,第2端部84,86間に延設される。上
部レール52の側壁は、下部レール50内のチャンネル72と
噛合う相補的な形状のチャンネル状形状を形成し、上部
レール52をスリーブ70と摺接させた状態で下部レール50
内に摺動可能に配置することができる。したがって、上
部レール52の各側壁は、外側側壁90と下部底壁92と中央
盛上がり部88まで延びる内側側壁94とから形成されるほ
ぼJ字状のチャンネル形状に形成される。同様なチャン
ネル状形状が、上部レール52の対向する長手方向側壁部
にも形成される。
好ましくはスタンピングにより上部レール52を形成す
る際、上部レール52の第2端部86に、一対の重なり合う
フランジ部96,98が形成される。これらの各フランジ部9
6,98には互いに整合した孔100が形成され、上部レール5
2の第2端部86にシートバックルブラケット102を取付け
るための装着ポイントを形成する。このシートベルトバ
ックルブラケット102は、図示しない通常のシートベル
トバックルの取付けポイントを形成する。
互いに離隔した装着フランジ106,108を含む装着フラ
ンジの第1対104は、第1端部84の近部で上部レール52
に一体に形成される。第1,第2装着フランジ112,114を
含む装着フランジの第2対110は、上部レール52の第2
端部86の重なり合うフランジ96,98の近部で、上部レー
ル52に一体に形成される。装着フランジの各対104,110
は、例えばスタンピングにより、全体に一体の上部レー
ル52を形成するシート材からカットされる。穿孔の後、
各対のフランジ104,110は上部レール52の盛上がった中
央部88から外方に折曲げられ、上部レール52がパワーシ
ートアジャスタ10の作動位置に装着されたときに、ほぼ
垂直に延びる位置に配置される。第1,第2の対の装着フ
ランジ104,110を形成する各装着フランジ106,108,112,1
14は、装着フランジ106が長い端部116を有する点を除い
てほぼ同じに形成される。大きな孔118が端部116に形成
され、水平駆動モータ34の駆動軸40を挿通させ、後述す
るように、水平ギヤ手段に結合する。
一対の同軸状に整合した孔120が、第1対の装着フラ
ンジ104の装着フランジ106,108に形成される。これらの
孔120は、対向する装着フランジ106あるいは108に向け
て内方に延びる環状カラー122を形成する押出し工程に
より形成するのが好ましい。整合した孔120は、後述す
るように上部レール52に管状トーションチューブ42を結
合するための装着結合部を形成する。
同様な同軸状孔124が第2対の装着フランジ110の装着
フランジ112,114に形成され、それぞれに内方に向く環
状カラー126が形成される。装着孔124は、後述するよう
に他の管状トーションチューブ44を結合するための装着
結合部を形成する。
更に、外方に延びる環状カラー128をそれぞれ有する
複数の長手方向に離隔した孔が、上部レール50の盛上が
った中央部88上に形成され、垂直駆動モータ22あるいは
24を各上部レール52に取付けるために用いられるブラケ
ット用の装着結合部を形成する。
第4図に示すように、例えばトーションチューブ42等
の各トーションチューブが、装着フランジ112,114とこ
れに設けられた環状カラー126との整合した孔を通じて
延び、トーションチューブ42が上部レール52に結合され
る。例えば通常の押込みナット(push nut)等のファス
ナー130がトーションチューブ42の外端に装着され、ト
ーションチューブ42を装着フランジ112に確実に取付け
る。第1図では、例えばトーションチューブ42等の各ト
ーションチューブが、上部サポート16に取付けられかつ
上部レール52の側壁部から離隔するドライブリンク132
に溶接されている。
第5図および第6図を参照すると、下部レール50に沿
って上部レール52を両方向に移動する水平駆動手段の一
部が詳細に記載されている。全体を符号140で示すギヤ
手段あるいはボックスが、上部レール52の第1端部の近
部で、この上部レール52の中央盛上がり部88の下側に装
着されている。ギヤボックス140は軽量のプラスチック
製のハウジング142を備え、このハウジング142は水平駆
動モータの駆動軸40の回転を、直交方向に向く水平リー
ドねじ144の回転に変換する。例示のために、フォーム1
48とウォームギヤ152とをギヤボックス140のハウジング
142内に装着した状態を示す。ウォーム148にはほぼ方形
のスロット146が形成され、水平駆動モータの出力軸40
の一端を収容する。ウォーム148は、リードねじ144の一
端に装着されたウォームギヤ152上に形成された螺旋状
のねじ150に係合する。ウォームギヤ152は、第6図に示
すように、リードねじ144のきざみ付き端部の回りに鋳
ぐるみ(insert mold)されるのが好ましい。金属ワッ
シャ154が、ウォームギヤ152内でリードねじ144の端部
に溶接され、後述する理由により、ギヤボックス140の
強度が増大される。ウォーム148およびウォームギヤ152
は、例えばデルリン(DELRIN)あるいはナイロン(NYLO
N)等の高強度プラスチックで形成するのが好ましい。
第5図に示す装着ピン156は、ハウジング142内の内孔
158を通って延び、上部レール52の両側壁に係合してギ
ヤボックス140を上部レール52に装着する。
第2図に示すように、リードねじ144は、ねじあるい
は他のファスナー162により下部レール50に静止状態に
装着されたドライブブロック160に螺合する。これによ
り、リードねじ144がいずれかの方向に回転すると、リ
ードねじ144とドライブブロック160との間の連結を通じ
て、静止状態に配置された下部レール50に対して上部レ
ール52が直線運動する。
再度第5図を参照すると、本発明の他の実施例では、
ギヤボックス140の回りで上部レール52に作用する力
を、ギヤボックス140をバイパスさせて下部レール50に
伝達するための手段が設けられる。力伝達路バイパス手
段170は、受けストラップ(catcher strap)あるいはブ
ラケットの形態であるのが好ましく、これは第5図に示
しかつ後述する形状の他にも適宜の形状とすることがで
きる。受けストラップ170の形状は、この受けストラッ
プ170が強制荷重(force loading)の下で制御された伸
びを示すような所定の力対荷重コンプライアンス特性を
形成するように変更することができる。受けストラップ
170は、所要形状の薄い、平坦な帯状に形成するのが好
ましい。このストラップ170は更に、軟鋼で形成するの
が好ましい。
第5図に示すように、ここに例示する受けストラップ
170は、互いにほぼ整合した重ね合せ位置に曲げあるい
は成形された第1,第2端部172,174を有する一体部材で
形成される。第1,第2端部のそれぞれは同様に形成さ
れ、拡大したほぼ環状形状を有し、その中央部に孔176
が形成される。ほぼ平坦で角度を付けて配置されたベン
ト部178は、第1端部172から水平に配置される平坦部18
0まで、連続した状態で延在する。受けストラップ170
は、上部レール52の第1端部84を貫通するトーションチ
ューブ42の回りに、弧状のループ状部182を巻き付け
る。この弧状のループ状部182は、トーションチューブ4
2に接触してもよく、あるいは、接触しなくてもよい。
この弧状のループ状部182からは、第2のほぼ直線状部1
84が延び、この直線状部は、勾配部178の近部に配置さ
れかつ角度を付けて配置されたほぼ平坦部186と一体に
なる。勾配部186は、拡大された第2端部174と一体に形
成される。
パワーシートアジャスタ10の通常の作動では、受けス
トラップ170は、ギヤボックスハウジング142の上側でト
ーションチューブ部42の回りの不作動位置に配置され
る。拡大した第1,第2端部172,174はリードねじ144を囲
み、このリードねじは受けストラップ170の第1,第2端
部172,174の孔176を障害なく貫通して延在する。
なお、反対側のレール組立体に第2シートベルトバッ
クルマウントを配置することが望まれる場合は、パワー
シートアジャスタ10の反対側のレール組立体上に同様な
受けストラップ170を装着することができる。
パワーシートアジャスタ10を装着した自動車が低速で
衝突したような低荷重状態では、各レール組立体のバイ
パス手段あるいは受けストラップ170はほぼ不作動の状
態を維持する。このような低荷重状態では、シートベル
トバックルにより、1のレール組立体の上部レール52の
第2端部86に装架されたシートベルトバックル取付けブ
ラケット102に、力が吸収される。そして、この荷重あ
るいは負荷はシートベルトバックルブラケット102を通
じて上部レール52に伝達され、更に上部レール52に取付
けられた装着ピン156により、この上部レール52に沿っ
てギヤボックスハウジング142に伝達される。ギヤボッ
クスハウジング142はプラスチック材料で形成されてい
るが、しかし、低荷重状態では、このギヤボックスハウ
ジング142は損傷せず、これにより、内部に装架された
ウォームギヤ152を通じてこの荷重をリードねじ144に伝
達する。このリードねじ144からは、ドライブブロック1
60を介して、前後の持上げ部80,82により自動車の床に
強固に固定された下部レール50に、荷重が伝達される。
力伝達バイパス手段170は、高速走行自動車の衝突で
発生する高負荷状態で作動するようになる。このような
高荷重状態では、最初は上述と同様に、シートベルトバ
ックル取付けブラケット102を介して上部レール52に吸
収される。そして、この荷重は上部レール52から装着ピ
ン156を介してギヤボックスハウジング142に伝達され
る。しかし、大きな力あるいは荷重はギヤボックスハウ
ジング142の強度を越え、したがって、ギヤボックスハ
ウジング142が破損する。同時に、このような大きな荷
重状態では、上部レール52が自動車の前部に向けて前進
し、受けストラップ170を伸張させあるいはこれに引張
り荷重を作用させる。これにより、受けストラップ170
の勾配部178,186がギヤボックスハウジング170の上部に
接触し、受けストラップ170を伸張させ、この受けスト
ラップ170の勾配部178,186を制御された態様で真直にす
る。
ギヤボックスハウジング142が破損し、荷重を伝達で
きない場でも、リードねじ144の端部に溶接されかつウ
ォームギヤ152内に鋳ぐるみされたワッシャ154は正常状
態を維持し、受けストラップ170の第1端部172,174から
与えられた荷重はリードねじ144に伝達され、これから
更にドライブロック160を介して、自動車の床に強固に
固定された下部レール50に伝達される。このようにし
て、低速および高速で衝突したときにパワーシートアジ
ャスタ10に作用する力が、パワーシートアジャスタ10の
種々の部材を通じて、自動車の床に効果的に伝達され、
衝突の際のパワーシートアジャスタ10およびこれに取付
けられたシートの望ましくない移動を防止する。パワー
シートアジャスタ10に大きな衝撃力を形成する高速度衝
突の特別な状況においては、受けストラップ170は、所
定の荷重で破損するプラスチック製のギヤボックスハウ
ジング142の回りに、力伝達バイパス路を形成し、リー
ドねじ144とドライブブロック160とを介して、自動車の
床に固定された下部レール50に荷重を伝達することがで
きる。
第2図および第3図を再度参照すると、例えば自動車
シートアジャスタ10等の最近の自動車シートアジャスタ
においては、シートアジャスタ10の第1,第2レール組立
体の上部レール52の一方に、シートベルトバックル装着
ブラケット102が装着され、静止状態に装着された下部
レール50に対してこの上部レールと共に移動することが
できる。
このシートベルトバックル装着ブラケット102は、典
型的には高強度金属で形成され、一体型の一体部材構造
(integral, one−piece construction)を有するのが
好ましい。本実施例では、このシートベルトバックル装
着ブラケット102は、第1脚部200と、傾斜状態に配置さ
れた第2脚部202とを備える。第2脚部202は、第1脚部
に対して鈍角に配置され、第3のその全体を符号204で
示すように、固定シートベルト(fixed seat belt)用
の好適な装着面を形成する。通常と同様に、この固定シ
ートベルト204は短い固定ベルト部206を備えており、こ
の固定ベルト部はプラスチック製の保護スリーブ208内
に装着することもできる。シートベルトバックル210
は、固定ベルト部206の外端部に結合され、自動車用シ
ートベルトシステムの繰出し/引込み可能なベルト部の
図示しない舌片を収容するためのソケット212を備え
る。固定ベルト部206および固定シートベルトハウジン
グ208の一端は、通孔214を有し、シートベルトバックル
装着ブラケット102の第2脚部202の上端部に形成された
外方に延びるカラー216に回転可能に係合しかつこれに
保持される。
第3図では、シートベルトバックル装着ブラケット10
2は、第1固定通常作動位置あるいは第1通常位置であ
る第1位置に配置した状態を示し、自動車作動中におけ
るシートアジャスタ10の通常使用状態である。この第1
位置では、第2脚部202が上部レール52から上方に延
び、上部レール52の側壁部94に近接して配置される。第
1脚部200は、好適なファスナーすなわち取付け手段218
により上部レール52に取付けられ、この取付け手段218
はシートベルトバックル装着ブラケット102を第1位置
に強固に固定状態に保持すると共に、前部衝突の際にシ
ートベルトバックル装着ブラケット102に力あるいは荷
重が作用したときに、このシートベルトバックル装着ブ
ラケット102を後述するように高強度形状寸法位置であ
る第2位置に回転させる2つの作用をなす。
このシートベルトバックル装着ブラケット102に荷重
が作用すると、第3図に示すように、シートベルトバッ
クル装着ブラケット102は最初に、上部レール52の第1
端部84に向けて矢印220の方法に回転する。これは、シ
ートベルトバックル装着ブラケット102には、第2脚部2
02を介して固定シートベルト204から斜め方向すなわち
前方かつ上方に向く荷重が作用し、一方、後述するよう
に取付け手段218を介して第2脚部202を装着するフラン
ジ部96,98は自動車の床とほぼ平行な水平位置に配置さ
れており、したがって、この荷重の前方に向く成分によ
り、自動車の床に対してほぼ垂直配置の取付け手段218
の軸線を中心としてシートベルトバックル装着ブラケッ
ト102が回転されるためである。更に、固定シートベル
ト204を介して荷重がシートベルトバックル装着ブラケ
ット102に作用し続けると、シートベルトバックル装着
ブラケット102は、反対に上部レール52の第2端部86に
向けて上部レール52に対して時計方向に回転する。これ
は、荷重が増大すると同時に上部レール52の後端部86が
第7図に示すように上方にカールすなわち湾曲してフラ
ンジ部96,98がほぼ平坦な水平位置から傾斜し、これに
より取付け手段218の軸線も自動車の床に対して傾斜
し、この荷重の上方に向く成分により、取付け手段218
の傾斜した軸線を中心として、シートベルトバックル装
着ブラケット102が回転されるためである。実際には、
この上部レール52の第2端部86の湾曲は、シートベルト
バックル装着ブラケット102の時計方向回転と同時に発
生し、シートベルトバックル装着ブラケット102は第7
図に示す第2位置まで回転され、この第2位置では第2
脚部202が上部レール52の長手方向軸線とほぼ整合す
る。この第2位置では、シートベルトバックル装着ブラ
ケット102にとって形状的により強い位置であり、これ
は、第1,第2脚部200,202が、固定シートベルト204を介
してシートベルトバックル装着ブラケット102に作用す
る引張り力を受ける位置に配置されるためである。
シートアジャスタ10に作用する力が増大し、連続して
作用すると、第8図に示すように、上部レール52の第2
端部86が関連する下部レール50に対して更にカールある
いは上方に移動する。この上方へのカールにより、上部
レール52が変形し、ブラケット102に作用する引張り力
により、シートベルトバックル装着ブラケット102の第
1脚部200と第2脚部202との間の角度が増大する。しか
し、これは、より強固な形状寸法配置であるため、シー
トベルトバックル装着ブラケット102は全体として上部
レール52に固定された状態を維持し、上部レール52から
ブラケット102が分離あるいは破損するのを防止する。
シートベルトバックル装着ブラケット102を第1通常
位置にこのように固定しかつ取付け、更にこのシートベ
ルトバックル装着ブラケット102を第7図および第8図
に示す第2位置に回転可能とする取付け手段218は、こ
の好ましい実施例では、リベットにより形成され、この
リベットは、シートベルトバックル装着ブラケット102
の第1脚部200に形成された孔と、上部レール52の第2
端部86の重なり合うフランジ部96,98に形成された対応
する孔との互いに整合する孔を通して装着される。この
リベット218は、シートベルトバックル装着ブラケット1
02を上述のように回転可能とするだけでなく、シートベ
ルトバックル装着ブラケットを上部レール52に強固に取
付けた状態を保持する。
すなわち、より強いシートベルトバックル装着ブラケ
ット取付け装置を形成する自動車シートアジャスタ用の
極めてユニークなレール組立体がここに開示される。本
発明におけるこのシートベルトバックル装着用取付け手
段あるいはブラケットは、上部レールに取付けられ、シ
ートアジャスタ10の通常作動時は固定された静止位置を
保持する。しかし、前部衝突時のように、シートアジャ
スタ10に荷重が作用すると、シートベルトバックル装着
ブラケットは第1位置から第2位置に回動し、この第2
位置ではシートベルトバックル装着ブラケットの上方に
延びる第2脚部が上部レールの長手方向軸線とほぼ整合
し、シートベルトバックル装着ブラケットの第1,第2脚
部を荷重の下で引張り状態とする。これはシートベルト
バックル装着ブラケットのより強い形状寸法配置であ
り、従来のシートベルトバックル装着ブラケット取付け
手段および位置におけるようなシートベルトバックル装
着ブラケットの損傷あるいは破損の可能性を最小限に低
減する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 イネイッチ、ジェフリー・デー アメリカ合衆国、ミシガン州 48327、 ウォーターフォード、キング・ジェイム ス・レーン 5735 (56)参考文献 実開 昭59−169235(JP,U) 実開 昭61−155241(JP,U)

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定シートベルトバックルを有する車両の
    床部材上で車両シートを支持するためのレール組立体で
    あって、 車両の床部材に静止状態に固定される下部レールと、 対向する第1,第2端部を有してこの下部レールに移動可
    能に装着され、車両シートを支える上部レールと、 下部レールに対して上部レールを前後方向に移動するた
    めに上部レールを下部レールに対して調整する手段と、 上部レールの第2端部に装着され、固定シートベルトバ
    ックルを上部レールに取付けるシートベルトバックル取
    付け手段とを具備し、このシートベルトバックル取付け
    手段が、 傾斜させて配置された第1,第2脚部を有する部材を備
    え、 この第2脚部は固定シートベルトバックルを取付け可能
    であり、更に、 第1脚部を第1固定通常作動位置で上部レールの第2端
    部に固定状態に取付け、固定シートベルトバックルを介
    して前記部材に所定の力が作用したときに、この部材を
    上部レールに対して第2位置に回動可能とし、上部レー
    ルの第2端部を上方に曲げ、この部材の第1,第2脚部を
    張り状態とする手段を備えるレール組立体。
  2. 【請求項2】前記部材は、一体部材である請求項1に記
    載のレール組立体。
  3. 【請求項3】前記部材の第2脚部は、通常はその第1脚
    部に対して鈍角に配置される請求項1に記載のレール組
    立体。
  4. 【請求項4】第1通常作動位置で、前記第2脚部は上部
    レールの側壁部から上方に延びる請求項3に記載のレー
    ル組立体。
  5. 【請求項5】第2位置で、前記部材の第2脚部は、上部
    レールの長手方向軸線とほぼ同軸状に配置される請求項
    4に記載のレール組立体。
  6. 【請求項6】前記シートベルト取付け手段は、更に、 前記部材の第1脚部の孔と、上部レールに形成された同
    軸状の孔とを通して装着されるリベットを有する請求項
    1に記載のレール組立体。
  7. 【請求項7】床部材と固定シートベルトバックルとを有
    する自動車用シートアジャスタであって、 隔離した第1,第2レール組立体を備え、それぞれの第1,
    第2レール組立体は、 車両の床部材に固定状態に装着される下部レールと、 この下部レールに摺動可能に装着されかつ第1,第2端部
    を有する上部レールと、 第1,第2レール組立体の上部レール間に延びかつ装着さ
    れる少なくとも1の管状部材と、 各上部レールの下部レールに対する位置を調整し、各下
    部レールに対して各上部レールを前後動させる手段と、 上部レールの1の第2端部に装着され、固定シートベル
    トバックルを1の上部レールに取付けるためのシートベ
    ルトバックル取付け手段とを具備し、このシートベルト
    バックル取付け手段は、 傾斜配置の第1,第2脚部を有する部材を備え、 この第2脚部は、固定シートベルトバックルに固定可能
    であり、更に、 第1脚部を第1固定通常作動位置で1の上部レールの第
    2端部に固定状態に取付け、固定シートベルトバックル
    を通して所定の力が前記部材に作用したときに、前記部
    材を上部レールに対して第2位置に回転し、1の上部レ
    ールの第2端部を上方に曲げ、前記部材の第1,第2脚部
    を張り状態とするための手段とを備えるシートアジャス
    タ。
  8. 【請求項8】前記部材は、一体部材である請求項7に記
    載のシートアジャスタ。
  9. 【請求項9】前記部材の第2脚部は、第1脚部に対して
    鈍角に配置される請求項7に記載のシートアジャスタ。
  10. 【請求項10】前記第1通常作動位置で、第2脚部は上
    部レールの側壁部から上方に延びる請求項9に記載のシ
    ートアジャスタ。
  11. 【請求項11】前記第2位置で、前記部材の第2脚部は
    上部レールの長手方向軸線にほぼ整合する請求項10に記
    載のシートアジャスタ。
  12. 【請求項12】前記シートベルト取付け手段は、 前記部材の孔と、上部レールに形成された同軸状の孔と
    を通して装着されたリベットを更に備える請求項7に記
    載のシートアジャスタ。
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