JP2515089B2 - 駆動ギヤの力バイパス路を有するパワ―シ―トアジャスタ - Google Patents

駆動ギヤの力バイパス路を有するパワ―シ―トアジャスタ

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JP2515089B2 JP5519565A JP51956593A JP2515089B2 JP 2515089 B2 JP2515089 B2 JP 2515089B2 JP 5519565 A JP5519565 A JP 5519565A JP 51956593 A JP51956593 A JP 51956593A JP 2515089 B2 JP2515089 B2 JP 2515089B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 発明の分野 本発明は、シート、特に自動車シート用のパワーシー
トアジャスタに関する。
動力駆動されるシートアジャスタは多くの自動車にお
ける人気のあるオプションであり、高級車では標準装備
となっている場合がある。このようなパワーシートアジ
ャスタは主として運転者席に用いられ、自動車前部の助
手席に用いられる場合もある。
このようなパワーシートアジャスタは上部支持フレー
ムを有し、この上部支持フレームがシートボットムおよ
び場合によっては自動車シートのバックシートを支え
る。上部支持フレームは、離隔した第1,第2レール組立
体上に装架され、これらの各レール組立体は上部レール
から形成され、この上部レールは上部支持フレームに結
合されかつ自動車の床に固定された下部レール内に摺動
可能に装着される。駆動機構は、典型的にはパワーシー
トアジャスタ上に装着された双方向電動モータから形成
され、この電動モータは、モータからギヤ装置あるいは
各上部レール内に装着されたギヤボックスへ外方に延び
る一対の駆動軸を回転する。これらの装置の内には、各
上部レールの下側に延在するリードねじを、ギヤボック
スが回転するものがある。下部レールに装架されてこの
リードねじに螺合するドライブブロックは、駆動モータ
が作動されたときに、上部レールおよび取付けられた上
部支持フレームを往復動させる。他の駆動機構をパワー
シートアジャスタに組込み、シートフレームの垂直方向
の移動およびシートボットムに対するシートバックの傾
動を調製することも可能である。
このようなパワーシートアジャスタはシートを下部レ
ール内で容易に前後動させることができるが、このよう
なシートを使用する乗員の傷害を防止するために、衝突
時にはシートを固定の静止位置に保持することが必要で
ある。このため、パワーシートアジャスタの構成部材の
重さおよびサイズは、衝突時における占有者およびシー
トの重さによる慣性荷重からシートに伝達され、場合に
よってはシートベルトを通して伝達される大きな衝撃力
の下でも、常に抵抗するための最大強度を形成するよう
に選定される。したがって、典型的には離隔した上部レ
ールを剛性構造部材およびパワーシートアジャスタの他
の部材間に延びかつ連結する各レール、トーションチュ
ーブあるいはバーは、より強い材料で、より厚くかつ大
きく形成され、必要な大きさの強度を形成する。これは
シートの重量およびコストを増大するものであるが、シ
ートに充分な強度をもたせ、自動車衝突時におけるシー
トの移動に抗するためには必要不可欠なものと考えられ
ている。
下部レール内で各上部レールを往復動するために用い
られる水平駆動機構は、典型的には上部レールに取付け
れらるギヤボックスを備え、このギヤボックスは水平駆
動モータの出力軸に連結され、駆動モータの出力軸の回
転を伝達してリードねじを回転し、このリードねじは下
部レールに取付けられたドライブブロックとの螺合を通
じて、上部レールを下部レールに対して摺動させる。充
分な強度を形成するため、このギヤボックスは大きな亜
鉛ダイカストにより形成されている。このような構造
は、パワーシートアジャスタに充分な強度を与え、自動
車衝突時に発生するような大きな衝撃荷重によるギヤボ
ックスの移動あるいは変形に対抗させるために必要であ
ると考えられている。更に、各ギヤの金属対金属の接触
は、望ましくない騒音を発生し、パワーシートアジャス
タの金属部材を通じてシート占有者に直接伝達される振
動を発生する。
低速および高速走行時の自動車衝突の際に発生するよ
うな小さな衝撃および大きな衝撃荷重による力が作用す
る状態では、上部レールの後端に取付けられたシートベ
ルトバックルブラケットに、使用中のシートベルトバッ
クルを通じて作用する力が上部レールに伝達され、上部
レールを自動車の前方に向けて付勢する。これらの力あ
るいは荷重は、上部レールに沿い、この上部レールに装
着されたギヤボックスハウジングしたがって重い亜鉛ダ
イカスト製ギヤハウジングに伝達される。ギヤは荷重あ
るいは力をリードねじに伝達し、この力はリードねじに
沿って伝達され、ドライブブロックを通じて、自動車の
床に固定された下部レールに伝達される。この構造は高
レベルの強度を与え、小さなおよび大きな力の衝撃状態
におけるシートの前方移動をほとんど防止する。
しかし、このような高強度構造は不都合な点もある。
大きな亜鉛ダイカストのギヤハウジングは重く、コスト
高である。更に、ギヤ間の金属対金属の接触は騒音、お
よび、ギヤおよびシートの金属部材を通じてユーザに伝
わる振動を形成する。
したがって、自動車衝突時に衝撃荷重が作用した際の
パワーシートアジャスタの移動に抗するために充分な強
度を保持しつつ、従来のパワーシートアジャスタよりも
軽量で低コストのパワーシートアジャスタが望まれる。
更に、水平駆動ギヤが潤滑剤を必要としないパワーシー
トアジャスタを提供するのが望ましい。更に、水平駆動
ギヤが簡単な構造を有するパワーシートアジャスタを提
供することが望ましい。最後に、水平駆動ギヤで形成さ
れる騒音と振動とを最小とする改善されたギヤボックス
装置を有するパワーシートアジャスタを提供することが
望ましい。
発明の概要 本発明は、自動車シートに用いるパワーシートアジャ
スタであり、このパワーシートアジャスタは、自動車の
衝突時にパワーシートアジャスタに作用する衝撃力を、
下部レール内の上部レールを往復動させる水平駆動ギヤ
をバイパスさせ、一方、自動車に固定される下部レール
にはリードねじとドライブブロックとを介して伝達する
駆動ギヤ力伝達路バイパス手段を有する。
パワーシートアジャスタは、離隔した第1,第2レール
組立体を備える。第1,第2レール組立体は、自動車の床
に固定された下部レールと、この下部レール内に摺動可
能に配置された上部レールとから形成される。少なくと
も1、好ましくは2つのトーションチューブが第1,第2
レール組立体の各上部レールの対向端部間に延びかつ結
合される。第1,第2回転出力軸を有する水平駆動モータ
が第1,第2レール組立体間に装着され、第1,第2出力軸
が第1,第2レール組立体の各上部レールに向けて延び
る。リードねじは各上部および下部レール間に配置さ
れ、各下部レールに強固に装着されたドライブブロック
に螺合する。各上部レールに強固に装着されたギヤ手段
はモータ出力軸の1をリードねじの1に連結し、モータ
出力軸の回転を各リードねじの回転に伝達し、これによ
り、駆動モータ出力軸の回転およびその方向にしたがっ
て、下部レール内の上部レールを往復動させる。
ギヤ手段は複数の噛合い係合するギヤを有し、少なく
とも特定のギヤはプラスチックで形成される。好ましい
実施例では、ギヤ手段の全てのギヤと、ギヤ手段を囲み
かつ上部レールに強固に装着されるハウジングとが、プ
ラスチックで形成される。
上部レールを前方に付勢しようとする上部レールに作
用する力を、ギヤ手段の回りにバイパスさせ、上部レー
ルとリードねじとの間に伝達するための手段が、各上部
レールとこれらの各リードねじとの間の力伝達位置に配
置される。
好ましい実施例では、力伝達手段は、第1,第2端部を
有する薄い金属製のストラップを備える。このストラッ
プは第1,第2端部がほぼ所定位置(registry positio
n)で重ねられた状態に形成される。このストラップの
第1,第2端部のそれぞれに同軸状の孔が形成され、これ
らの孔がリードねじを緩く囲む。ストラップの重なり合
う第1,第2端部の間でこれらから離隔して弧状のループ
状部が形成される。この弧状のループ状部は、上部レー
ルに結合されたトーションチューブを囲んで配置され
る。重なり合う第1,第2端部間のストラップ部である弧
状のループ状部は、張力が作用したときにほぼ平坦な形
状に変形する所定形状を有し、上部エールに作用する力
が、上部レールと、取付けられたトーションチューブ
と、弧状のループ状部とを前方に付勢し、ストラップの
第1,第2端部がギヤ手段に接触するほぼ静止の状態を維
持し、この力をギヤ手段とギヤハウジングとの回りをバ
イパスしてリードねじに伝達し、したがって、ドライブ
ブロックと下部レールとを介して車両の床に伝達する。
好ましい実施例では、金属ワッシャが、各リードねじ
の一端の回りに溶接される。ウォームギヤがリードねじ
の一端とワッシャとの回りに鋳ぐるみ(insert mold)
され、ギヤハウジング内に挿入される。ウォームが更に
ギヤハウジング内に装着され、ウォームギヤと噛合う。
モータ出力軸の1がウォームに強固に係合し、ウォーム
したがってウォームギヤを介してリードねじを回転す
る。
本発明の力伝達手段を用いることにより、水平駆動モ
ータの出力軸をリードねじに連結するギヤ手段として、
軽量で低コストのプラスチック製ギヤを用いることが可
能となり、同時に、上部レールに作用してギヤを損傷あ
るいは作動不能とする負荷の力を、ギヤおよびギヤハウ
ジングの回りに伝達するために、プラスチックギヤの回
りの力バイパス路を形成する。
プラスチック製ギヤハウジングは、従来のパワーシー
トアジャスタに用いられた金属製ハウジングに比して、
騒音および振動を減少し、その内部で発生した騒音およ
び振動を、パワーシートアジャスタおよびその上に装架
されたシートの他の部材から分離する。プラスチックギ
ヤハウジングを用いることは更に、従来のパワーシート
アジャスタ駆動ギヤ機構に用いられた重く、断面積の大
きな亜鉛ダイカストハウジングよりもコストを低減す
る。
更に、例えば第1,第2端部と弧状のループ状部との間
でストラップに勾配を設けて屈曲させ、力伝達手段の外
形形状を成形することにより、力伝達手段あるいはスト
ラップに対する所定の予め予測可能な伸張特性が得ら
れ、車両衝突時に上部レールに作用する力の一部を吸収
することができる。
図面の簡単な説明 本発明の種々の特徴、利点および他の用途は、以下の
詳細な説明および図面を参照することで明らかとなり、
ここに、 第1図は、本発明の一体型上部レールを有するパワー
シートアジャスタの平面図であり、 第2図は、第1図に示すパワーシートアジャスタの側
部立面図であり、 第3図は、下部レール内における本発明の上部レール
の構造および装着を示す展開斜視図であり、 第4図は、第3図に示す組立てられた状態の上部およ
び下部レールの左端部の図であり、 第5図は、本発明の他の実施例による力伝達受けブラ
ケットの一部を拡大して示す斜視図であり、そして、 第6図は、パワーシートアジャスタの水平駆動機構の
ギヤ手段を示す拡大断面図である。
好ましい実施例の説明 図面、特に第1図および第2図を参照すると、ユーザ
が選択した任意の位置に自動車シートを配置することの
できるパワーシートアジャスタ10が記載されている。こ
のパワーシートアジャスタ10は、アジャスタの前部およ
び後部を水平方向に沿う前後動および垂直方向に沿う上
下動をさせ、シートバックをシートボットムに対して傾
動させる、いわゆる「8ウェイ」アジャスタである。し
かし、以下に説明する本発明は、少なくとも水平方向の
前後動と他の適宜数の動きとを含むパワーシートアジャ
スタに採用することができるものである。
通常と同様に、パワーシートアジャスタ10は、シート
ボットムとシートバックとを含む図示しない通常の自動
車シートを支える。パワーシートアジャスタ10上に上部
支持フレームが設けられ、シートボットムとシートバッ
クとをパワーシートアジャスタ10に結合しかつ支える。
上部支持フレームは、一対の離隔した長手方向に延びる
フレーム部材あるいはレール12,14を有する。装着ブラ
ケット16,18は、例えばフレーム部材12,14の各端部に装
架され、シートボットムを上部支持フレームに結合する
装架面を形成する。この上部支持フレームには更に一対
のヒンジプレート20も装架され、シートバックとシート
ボットムとを枢着し、一般に「シートリクライナー」と
称されているように、シートボットムに対してシートバ
ックを自由に傾動させることができる。
種々の駆動装置がパワーシートアジャスタ10に装架さ
れ、種々の方向に沿ってパワーシートアジャスタ10を選
択的に移動させる。このパワーシートアジャスタ10に
は、例えば前後に垂直駆動モータ22,24が装架され、通
常のリードねじとドライブブロックあるいはナットとに
結合され、自動車シートの前後部を移動し、この自動車
シートの前後部を選択的に垂直方向に調整することがで
きる。更に、一対の回転可能な駆動軸により、リクライ
ニング用の駆動モータ26が、それぞれリードねじ32に連
結されたギヤボックス30に結合されている。このリード
ねじ32は、パワーシートアジャスタ10の両側に装架され
た枢動可能なシートバックヒンジプレート20の一方に結
合され、シートボックスに対してシートバックを選択的
に回動調整させる。
本発明に更に関連するものが水平駆動手段であり、こ
の駆動手段は、好適なブラケット38により下部レール50
の一方に強固に装架された双方向電動モータ34で形成さ
れている。一対の回転可能な出力軸40が水平駆動モータ
34から外方に延び、上述のように両側のレール組立体に
装架されたギヤ手段により、リードねじに結合されて回
転させる。本実施例では、これらの出力軸40は、ポリウ
レタン製のスリーブで覆われた可撓性のスティールシャ
フトである。
パワーシートアジャスタ10は更に、一対の管状トーシ
ョンチューブあるいは部材42,44を備え、これらのトー
ションチューブは両側のレール組立体46,48に結合さ
れ、パワーシートアジャスタ10の剛性支持構造体を形成
する。各レール組立体46,48は同一構造に形成されてい
るため、一方のレール組立体48についてのみ説明する。
なお、反対側のレール組立体46も同様な方法で形成され
る。
第1図および第2図、細部については第3図および第
4図を参照すると、レール組立体48は下部レール50と上
部レール52とを備え、この上部レールは、下部レール50
内に摺動可能に配置され、水平駆動手段で制御されて下
部レール50に沿う両方向に往復動することができる。下
部レール50は、ほぼ平坦な中央壁部あるいはウェブ54
と、この中央壁部54の両側から延びる同一構造に形成さ
れた一対の側壁部56,58とを有する一体部材で形成され
ている。これらの側壁部56,58のそれぞれは、垂直方向
に延びる外側壁部60と、上壁部62と、内側に配置される
縁部あるいは壁部64とを備え、この内側壁部は上壁部62
からほぼ垂直に下方に延び、外側壁部60から離隔して配
置される。外側壁部60と上壁部62と内側壁部64とは逆J
字状形状を形成し、長手方向に延びるチャンネル72を形
成しかつ囲む。内側壁部64の下側縁部は、下部レール50
の中央壁部54から離隔し、符号66で示すように、長手方
向に延びるスロットをその間に形成する。
各側壁部56,58の外側壁部60に複数の離隔した孔68が
形成される。第3図にその1のみを示す摺動部材70が、
中央壁部54と外側壁部60と上壁部62と内側壁部64との離
隔した部分により、下部レール50の両側に形成される各
チャンネル72内に装着される。この摺動部材70はほぼC
字状に形成され、チャンネル72の形状と噛合う相補的
(complimentary)な関係にある。スリーブ70は好適な
プラスチック材料で形成され、後述するように摺動部材
70内に摺動可能に配置される上部レール52のための滑ら
かな摺動面を形成する。この摺動部材70の側壁から複数
のピン74が外方に延び、下部レール50の対応する側壁部
56,58の外側壁部60に形成された孔68に係合し、下部レ
ール50内に摺動部材70を固着し、静止状態に配置する。
第2図に示すように、前部持上げ部材80および後部持
上げ部材82が下部レール50の両側に取付けられ、ボルト
あるいは他の好適な固定手段により自動車の床に固定す
るための装着固定部を形成する。
第3図に詳細に示すように、上部レール52は、例えば
高強度低合金鋼(high-strength,low alloy steel)等
の好適な材料からスタンピングあるいは押出し等により
形成される長い一体部材の形態に形成される。
上部レール52の一部を形成する種々の後述する部材の
全ては、上部レール52の全体と一体的に形成され、完成
した上部レール52と一体で、連続し、破損せずかつ非分
離の部材を形成する。上部レール52は第1端部84と反対
側の第2端部86とを含む。盛上がった中央部あるいは面
88が、これらの第1,第2端部84,86間に延設される。上
部レール52の側壁は、下部レール50内のチャンネル72と
噛合う相補的な形状のチャンネル状形状を形成し、上部
レール52をスリーブ70と摺接させた状態で下部レール50
内に摺動可能に配置することができる。したがって、上
部レール52の各側壁は、外側側壁90と下部底壁92と中央
盛上がり部88まで延びる内側側壁94とから形成されるほ
ぼJ字状のチャンネル形状に形成される。同様なチャン
ネル状形状が、上部レール52の対向する長手方向側壁部
にも形成される。
好ましくはスタンピングにより上部レール52を形成す
る際、上部レール52の第2端部86に、一対の重なり合う
フランジ部96,98が形成される。これらの各フランジ部9
6,98には互いに整合した孔100が形成され、上部レール5
2の第2端部86にシートバックルブラケット102を取付け
るための装着ポイントを形成する。このシートベルトバ
ックルブラケット102は、図示しない通常のシートベル
トバックルの取付けポイントを形成する。
互いに離隔した装着フランジ106,108を含む装着フラ
ンジの第1対104は、第1端部84の近部で上部レール52
に一体に形成される。第1,第2装着フランジ112,114を
含む装着フランジの第2対110は、上部レール52の第2
端部86の重なり合うフランジ96,98の近部で、上部レー
ル52に一体に形成される。装着フランジの各対104.110
は、例えばスタンピングにより、全体に一体の上部レー
ル52を形成するシート材からカットされる。穿孔の後、
各対のフランジ104,110は上部レール52の盛上がった中
央部88から外方に折曲げられ、上部レール52がパワーシ
ートアジャスタ10の作動位置に装着されたときに、ほぼ
垂直に延びる位置に配置される。第1,第2の対の装着フ
ランジ104,110を形成する各装着フランジ106,108,112,1
14は、装着フランジ106が長い端部116を有する点を除い
てほぼ同じに形成される。大きな孔118が端部116に形成
され、水平駆動モータ34の駆動軸40を挿通させ、後述す
るように、水平ギヤ手段に結合する。
一対の同軸状に整合した孔120が、第1対の装着フラ
ンジ104の装着フランジ106,108に形成される。これらの
孔120は、対向する装着フランジ106あるいは108に向け
て内方に延びる環状カラー122を形成する押出し工程に
より形成するのが好ましい。整合した孔120は、後術す
るように上部レール52に管状トーションチューブ42を結
合するための装着結合部を形成する。
同様な同軸状孔124が第2対の装着フランジ110の装着
フランジ112,114に形成され、それぞれに内方に向く環
状カラー126が形成される。装着孔124は、後述するよう
に他の管状トーションチューブ44を結合するための装着
結合部を形成する。
更に、外方に延びる環状カラー128をそれぞれ有する
複数の長手方向に離隔した孔が、上部レール50の盛上が
った中央部88上に形成され、垂直駆動モータ22あるいは
24を各上部レール52に取付けるために用いられるブラケ
ット用の装着結合部を形成する。
第4図に示すように、例えばトーションチューブ42等
の各トーションチューブが、装着フランジ112,114とこ
れに設けられた環状カラー126との整合した孔を通じて
延び、トーションチューブ42が上部レール52に結合され
る。例えば通常の押込みナット(push nut)等のファス
ナー130がトーションチューブ42の外端に装着され、ト
ーションチューブ42を装着フランジ112に確実に取付け
る。第1図では、例えばトーションチューブ42等の各ト
ーションチューブが、上部サポート16に取付けられかつ
上部レール52の側壁部から離隔するドライブリンク132
に溶接されている。
第5図および第6図を参照すると、下部レール50に沿
って上部レール52を両方向に移動する水平駆動手段の一
部が詳細に記載されている。全体を符号140で示すギヤ
手段あるいはボックスが、上部エール52の第1端部の近
部で、この上部レール52の中央盛上がり部88の下側に装
着されている。ギヤボックス140は軽量のプラスチック
製のハウジング142を備え、このハウジング142は水平駆
動モータの駆動軸40の回転を、直交方向に向く水平リー
ドねじ144の回転に変換する。例示のために、ウォーム1
48とウォームギヤ152とをギヤボックス140のハウジング
142内に装着した状態を示す。ウォーム148にはほぼ方形
のスロット146が形成され、水平駆動モータの出力軸40
の一端を収容する。ウォーム148は、リードねじ144の一
端に装着されたウォームギヤ152上に形成された螺旋状
のねじ150に係合する。ウォームギヤ152は、第6図に示
すように、リードねじ144のきざみ付き端部の回りに鋳
ぐるみ(insert mold)されるのが好ましい。金属ワッ
シャ154が、ウォームギヤ152内でリードねじ144の端部
に溶接され、後述する理由により、ギヤボックス140の
強度が増大される。ウォーム148およびウォームギヤ152
は、例えばデルリン(DELRIN)あるいはナイロン(NYLO
N)等の高強度プラスチックで形成するのが好ましい。
第5図に示す装置ピン156は、ハウジング142内の内孔
158を通って延び、上部レール52の両側壁に係合してギ
ヤボックス140を上部レール52に装着する。
第2図に示すように、リードねじ144は、ねじあるい
は他のファスナー162により下部レール50に静止状態に
装着されたドライブブロック160に螺合する。これによ
り、リードねじ144がいずれかの方向に回転すると、リ
ードねじ144とドライブブロック160との間の連結を通じ
て、静止状態に配置された下部レール50に対して上部レ
ール52が直線運動する。
再度第5図を参照すると、本発明の他の実施例では、
ギヤボックス140の回りで上部レール52に作用する力
を、ギヤボックス140をバイパスさせて下部レール50に
伝達するための手段が設けられる。力伝達路バイパス手
段170は、受けストラップ(catcher strap)あるいはブ
ラケットの形態であるのが好ましく、これは第5図に示
しかつ後述する形状の他にも適宜の形状とすることがで
きる。受けストラップ170の形状は、この受けストラッ
プ170が強制荷重(force loading)の下で制御された伸
びを示すような所定の力対荷重コンプライアンス特性を
形成するように変更することができる。受けストラップ
170は、所要形状の薄い、平坦な帯状に形成するのが好
ましい。このストラップ170は更に、軟鋼で形成するの
が好ましい。
第5図に示すように、ここに例示する受けストラップ
170は、互いにほぼ整合した重ね合せ位置に曲げあるい
は成形された第1,第2端部172,174を有する一体部材で
形成される。第1,第2端部のそれぞれは同様に形成さ
れ、拡大したほぼ環状形状を有し、その中央部に孔176
が形成される。ほぼ平坦で角度を付けて配置されたベン
ト部178は、第1端部172から水平に配置される平坦部18
0まで、連続した状態で延在する。受けストラップ170
は、上部レール52の第1端部84を貫通するトーションチ
ューブ42の回りに、弧状のループ状部182を巻き付け
る。この弧状のループ状部182は、トーションチューブ4
2に接触してもよく、あるいは、接触しなくてもよい。
この弧状のループ状部182からは、第2のほぼ直線状部1
84が延び、この直線状部は、勾配部178の近部に配置さ
れかつ角度を付けて配置されたほぼ平坦部186と一体に
なる。勾配部186は、拡大された第2端部174と一体に形
成される。
パワーシートアジャスタ10の通常の作動では、受けス
トラップ170は、ギヤボックスハウジング142の上側でト
ーションチューブ部42の回りの不作動位置に配置され
る。拡大した第1,第2端部172,174はリードねじ144を囲
み、このリードねじは受けストラップ170の第1,第2端
部172,174の孔176を障害なく貫通して延在する。
なお、反対側のレール組立体に第2シートベルトバッ
クルマウントを配置することが望まれる場合は、パワー
シートアジャスタ10の反対側のレール組立体上に同様な
受けストラップ170を装着するこができる。
パワーシートアジャスタ10を装着した自動車が低速で
衝突したような低荷重状態では、各レール組立体のバイ
パス手段あるいは受けストラップ170はほぼ不作動の状
態を維持する。このような低荷重状態では、シートベル
トバックルにより、1のレール組立体の上部レール52の
第2端部86に装架されたシートベルトバックル取付けブ
ラケット102に、力が吸収される。そして、この荷重あ
るいは負荷はシートベルトバックルブラケット102を通
じて上部レール52に伝達され、更に、上部レール52に取
付けられた装着ピン156により、この上部レール52に沿
ってギヤボックスハウジング142に伝達される。ギヤボ
ックスハウジング142はプラスチック材料で形成されて
いるが、しかし、低荷重状態では、このギヤボックスハ
ウジング142は損傷せず、これにより、内部に装架され
たウォームギヤ152を通じてこの荷重をリードねじ144に
伝達する。このリドねじ144からは、ドライブブロック1
60を介して、前後の持上げ部80,82により自動車の床に
強固に固定された下部レール50に、荷重が伝達される。
力伝達手段170は、高速走行自動車の衝突で発生する
高負荷状態で作動するようになる。このような高荷重状
態では、最初は上述と同様に、シートベルトバックル取
付けブラケット102を介して上部レール52に吸収され
る。そして、この荷重は上部レール52から装着ピン156
を介してギヤボックスハウジング142に伝達される。し
かし、大きな力あるいは荷重はギヤボックスハウジング
142の強度を越え、したがって、ギヤボックスハウジン
グ142が破損する。同時に、このような大きな荷重状態
では、上部レール52が自動車の前部に向けて前進し、受
けストラップ170を伸張させあるいはこれに引張り荷重
を作用させる。これにより、受けストラップ170の勾配
部178,186がギヤボックスハウジング170の上部に接触
し、受けストラップ170を伸張させ、この受けストラッ
プ170の勾配部178,186制御された態様で真直にする。
ギヤボックスハウジング142が破損し、荷重を伝達で
きない場合でも、リードねじ144の端部に溶接されかつ
ウォームギヤ152内に鋳ぐるみされたワッシャ154は正常
状態を維持し、受けストラップ170の第1端部172,174か
ら与えられた荷重はリードねじ144に伝達され、これか
ら更にドライブブロック160を介して、自動車の床に強
固に固定された下部レール50に伝達される。このように
して、低速および高速で衝突したときにパワーシートア
ジャスタ10に作用する力が、パワーシートアジャスタ10
の種々の部材を通じて、自動車の床に効果的に伝達さ
れ、衝突の際のパワーシートアジャスタ10およびこれに
取付けられたシートの望ましくない移動を防止する。パ
ワーシートアジャスタ10に大きな衝撃力を形成する高速
度衝突の特別な状況においては、受けストラップ170
は、所定の荷重で破損するプラスチック製のギヤボック
スハウジング142の回りに、力伝達バイパス路を形成
し、リードねじ144とドライブブロック160とを介して、
自動車の床に固定された下部レール50に荷重を伝達する
ことができる。
このような極めて特徴的な力伝達バイパス手段あるい
は受けストラップ170を設けることにより、高負荷状態
でパワーシートアジャスタの望ましくない移動の原因と
なる有効強度の低下を生じさせることなく、低コストで
軽量のプラスチック製ギヤ部材をパワーシートアジャス
タに用いることが初めて可能となる。プラスチック製の
ギヤおよびギヤハウジングを用いることにより、従来の
パワーシートアジャスタに必要であった重くコスト高の
亜鉛ダイカスト製ギヤハウジングは不要となる。この受
けストラップは構造が簡単で、コストが低く、パワーシ
ートアジャスタ駆動部材を大きく変更することなくパワ
ーシートアジャスタに容易に装着することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 チャバン、フィリップ アメリカ合衆国、ミシガン州 49240、 グラス・レイク、レイス・ロード 5650 (56)参考文献 実開 昭60−189445(JP,U) 実開 平3−110925(JP,U) 実開 平4−14529(JP,U) 実開 平4−57436(JP,U)

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれが下部レールと各下部レール内に
    摺動可能に配置された上部レールとから形成される離隔
    配置の第1,第2レール組立体と、この第1,第2レール組
    立体の1の方向に延びる回転可能な少なくとも第1出力
    軸を持つ駆動モータと、1の上部レールと1の下部レー
    ル間に配置されるリードねじと、1の下部レールに強固
    に装着されてリードねじに螺合するドライブブロック
    と、1の上部レールに強固に装着されかつ1のモータ出
    力軸を1のリードねじに連結するギヤ手段と、を備える
    自動車用パワーシートアジャスタであって、 前記ギヤ手段は、少なくとも特定のものがプラスチック
    材料で形成されて噛合い係合する複数のギヤを備え、更
    に、 1の上部レールとこれに設けられたリードねじとの間で
    力を伝達可能に連結され、上部レールに作用してこの上
    部レールを前方に移動しようとする力を、1の上部レー
    ルとリードねじとの間で、前記ギヤ手段の回りにバイパ
    スさせて伝達するための手段、を備えるパワーシートア
    ジャスタ。
  2. 【請求項2】前記ギヤ手段は、 上部レールに取付けられたハウジングと、 このハウジング内に回転可能に装着され、第1,第2モー
    タ出力軸の一方に結合される第1ギヤと、 前記リードねじの一端に強固に装着され、前記第1ギヤ
    と噛合い係合させてハウジング内に配置される第2ギヤ
    とを備え、これらの第1,第2ギヤは第1,第2モータ出力
    軸の1の回転を、関連するリードねじの回転に伝達する
    請求項1に記載のパワーシートアジャスタ。
  3. 【請求項3】前記リードねじの一端に装着される金属製
    ディスクを更に備え、この金属製ディスクとリードねじ
    との回りに前記第2ギヤが鋳ぐるみされる請求項2に記
    載のパワーシートアジャスタ。
  4. 【請求項4】前記ハウジングと第1,第2ギヤとはプラス
    チック材料で形成される請求項2に記載のパワーシート
    アジャスタ。
  5. 【請求項5】前記第1ギヤはウォームであり、第2ギヤ
    はウォームギヤである請求項2に記載のパワーシートア
    ジャスタ。
  6. 【請求項6】前記第1,第2レール組立体のそれぞれに力
    伝達手段が装架される請求項1に記載のパワーシートア
    ジャスタ。
  7. 【請求項7】前記力伝達手段は、 前記リードねじの回りに配置される第1端部と、上部レ
    ールに力伝達路で連結される第2端部とを有する一体の
    ストラップと、 前記ギヤ手段の回りをバイパスする状態に配置され、張
    力下でほぼ平坦形状に変形する所定の形状に形成された
    前記第1,第2端部間のストラップ中間部分と、を備える
    請求項1に記載のパワーシートアジャスタ。
  8. 【請求項8】重なり合う第1,第2端部と、弧状のループ
    状部との間の前記ストラップの部分は、予め設定可能な
    伸張−力特性を有する形状に形成される請求項7に記載
    のパワーシートアジャスタ。
  9. 【請求項9】前記ストラップは金属製ストラップである
    請求項7に記載のパワーシートアジャスタ。
  10. 【請求項10】前記力伝達手段は、 それぞれリードねじの回りに緩く配置される孔を形成さ
    れ、ほぼ整合した状態に重なり合う第1,第2端部を有す
    る一体の金属ストラップと、 重なり合う第1,第2端部の間でこれらから離隔して前記
    ストラップに形成され、上部レールに結合される少なく
    とも1の管状部材の回りに配置される弧状のループ状部
    と、 前記重なり合う第1,第2端部と、前記弧状のループ状部
    との間のストリップ部分とを備え、この部分は、上部レ
    ールと取付けられた少なくとも1の管状部材とストラッ
    プの弧状のループ状部とを前方に付勢する力が上部レー
    ルに作用したときに、張力の下でほぼ平坦形状に変形す
    る所定の形状を有し、ストラップの第1,第2端部がギヤ
    手段に接触したほぼ静止状態を維持し、この力をギヤ手
    段の回りにバイパスしてリードねじに伝達する請求項1
    に記載のパワーシートアジャスタ。
  11. 【請求項11】前記弧状のループ状部と重なり合う第1,
    第2端部とは、勾配配置の第1,第2部分を有する請求項
    10に記載のパワーシートアジャスタ。
  12. 【請求項12】それぞれが下部レールと各下部レール内
    に摺動可能に配置された上部レールとから形成される離
    隔配置の第1,第2レール組立体と、この第1,第2レール
    組立体の上部レール間に結合される少なくとも1の管状
    部材と、それぞれ上部レールの1に向けて延びる回転可
    能な第1,第2出力軸を有する駆動モータと、各上部およ
    び下部レール間に配置されるリードねじと、各下部レー
    ルに強固に装着されて近接するリードねじに螺合するド
    ライブブロックと、各上部レールに強固に装着されかつ
    第1,第2モータ出力軸の1を1のリードねじに連結する
    ギヤ手段と、を備える自動車用パワーシートアジャスタ
    であって、 前記ギヤ手段は、各上部レールに取付けられたハウジン
    グと、このハウジング内に回転可能に装着されて第1,第
    2モータ出力軸の1に連結される第1ギヤと、リードね
    じの1の一端に強固に装着されて前記第1ギヤと噛合い
    係合してハウジング内に配置される第2ギヤとを備え、
    これらの第1,第2ギヤは第1,第2モータ出力軸の1の回
    転を関連するリードねじの回転に伝達し、これらのハウ
    ジングと第1,第2ギヤとがプラスチック材料で形成さ
    れ、更に、 前記リードねじの一端に装着される金属製ディスクを備
    え、前記第2ギヤがこの金属製ディスクとリードねじと
    の回りに鋳ぐるみされ、更に、 各上部レールとこれに設けられた各リードねじとの間の
    力伝達位置に配置され、上部レールに作用してこの上部
    レールを前方に移動しようとする力を、上部レールとリ
    ードねじとの間で、前記ギヤ手段の回りにバイパスさせ
    て伝達するための手段を備え、この力伝達手段が、 前記リードねじの回りに緩く配置される第1端部と、上
    部レールに力伝達路で連結される第2端部とを有する金
    属製ストラップと、 前記ギヤ手段の回りをバイパスする状態に配置され、張
    力下でほぼ平坦形状に変形する所定の形状に形成された
    前記第1,第2端部間のストラップ中間部分とを備える、
    パワーシートアジャスタ。
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