JP2609049B2 - 温風暖房機 - Google Patents

温風暖房機

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JP2609049B2
JP2609049B2 JP5260266A JP26026693A JP2609049B2 JP 2609049 B2 JP2609049 B2 JP 2609049B2 JP 5260266 A JP5260266 A JP 5260266A JP 26026693 A JP26026693 A JP 26026693A JP 2609049 B2 JP2609049 B2 JP 2609049B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セーブ運転機能を備え
た温風暖房機に関する。
【0002】
【従来の技術】検出室温が設定室温に到達した後、時間
経過に伴って設定室温から室温が下がる(例えば30分
毎に1℃ずつ下がる)様に運転を行なうセーブ運転機能
を備えた温風暖房機が従来から知られている。
【0003】そして、セーブ運転スイッチにより、セー
ブ運転を実施するかしないかが選択できる様になってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の温風暖房機で
は、セーブ運転を行なっても不快感(寒さの為)を感じ
ないと使用者が判断してセーブ運転を行なわせるわけで
あるが、セーブ運転スイッチを一々、セーブ運転側に切
り替える必要があるので面倒であるとともに、スイッチ
を設置するためのスペースがいる。
【0005】そこで、セーブ運転スイッチを廃止し、検
出室温が設定室温に到達した後に、常時、強制的にセー
ブ運転を行なう様にした温風暖房機が考えられる。
【0006】しかし、暖房開始時の室温(外気温)が低
い時や、暖房機が設置された部屋が広い場合には、セー
ブ運転により室温が下がって、使用者が寒さの為、不快
感を感じてしまうという不具合がある。
【0007】本発明の目的は、エネルギーを節約できる
セーブ運転が的確に実施され、使用者に一層の快適感を
与える事ができる温風暖房機の提供にある。
【0008】
【課題を解決する為の手段】上記課題を解決する為、本
発明は、以下の構成を採用した。 (1) 加熱源や対流ファンを備え、温風を吹出口から室内
に吹き出す暖房機ハウジングと、室温を設定する室温設
定器と、室温を検出する室温センサと、設定室温に係る
制御温度を時間経過に伴って下げて行くセーブ運転機能
と、セーブ運転を実施するか否かを司るセーブ情報とを
記憶する記憶手段と、検出室温が設定室温を維持する様
に前記加熱源の加熱力を制御し、更に今回の暖房運転以
前に格納されたセーブ情報に基づいてセーブ運転を行な
う制御器とを備えた温風暖房機において、運転中、設定
室温が下げられた場合は前記セーブ情報をセーブ運転を
実施する側にし、設定室温が上げられた場合は前記セー
ブ情報をセーブ運転を実施しない側にし、又設定室温が
変更されない場合は前記セーブ情報を変更しない様にす
る。
【0009】(2) 加熱源や対流ファンを備え、温風を吹
出口から室内に吹き出す暖房機ハウジングと、室温を設
定する室温設定器と、室温を検出する室温センサと、設
定室温T0 に係る制御温度T1 を時間経過に伴って下げ
て行くセーブ運転機能と、暖房運転開始時における検出
室温Tsに対して複数の温度範囲を設定し、且つ暖房運
転開始初期における検出室温Tsの上昇温度ΔTに対し
ても複数の温度範囲を設定する事により、前記セーブ運
転を実施するか否かを司るセーブ情報を該当する区画に
格納する為の複数の格納区画を設けた記憶手段と、検出
室温Tsが設定室温T0 を維持する様に前記加熱源の加
熱力を制御し、更に今回の暖房運転以前に該当する区画
に格納されたセーブ情報に基づいてセーブ運転を行なう
制御器とを備えた温風暖房機において、運転中、設定室
温T0 が下げられた場合は、該当する区画の前記セーブ
情報をセーブ運転を実施する側にし、設定室温T0 が上
げられた場合は該当する区画の前記セーブ情報をセーブ
運転を実施しない側にし、又設定室温T0 が変更されな
い場合は前記セーブ情報を変更しない様にする。
【0010】
【作用】
〔請求項1について〕使用者は、希望の室温を室温設定
器で設定する。
【0011】制御器は、検出室温が設定室温を維持する
様に加熱源の加熱力を制御する通常暖房運転を行なう。
【0012】そして、今回の暖房運転以前に記憶手段へ
格納されたセーブ情報を読み出し、該セーブ情報がセー
ブ運転を実施する側である場合には、設定室温に係る制
御温度を時間経過に伴って下げて行くセーブ運転を実施
する。又、セーブ運転を実施しない側である場合にはセ
ーブ運転を実施しない。
【0013】暖房運転前に設定する設定室温を高めに設
定して室内を早く温かくしようとする傾向にある使用者
の場合、通常暖房中に室内温度が適温を上回り、使用者
は暑く感じるので室温設定器を操作して設定室温を下げ
る行為を行なう。この様な場合は、次回の暖房運転の際
にセーブ運転を行なっても、使用者が寒さの為、不快感
を感じてしまうという不具合が発生しないので、エネル
ギーの節約の為、セーブ情報をセーブ運転を実施する側
に書き換え、次回の暖房運転に備える。
【0014】暖房運転前に設定する設定室温を控えめに
設定してエネルギーの節約を図ろうとする傾向にある使
用者の場合、通常暖房中に室内温度が適温に達しず、使
用者は暖房不足であると感じるので室温設定器を操作し
て設定室温を上げる行為を行なう。この様な場合は、次
回の暖房運転の際にセーブ運転を行なうと、使用者が寒
さの為、不快感を感じてしまうという不具合が発生する
ので、快適性を得る為に、セーブ情報をセーブ運転を実
施しない側に書き換え、次回の暖房運転に備える。
【0015】〔請求項2について〕使用者は、希望の室
温を室温設定器で設定する。
【0016】制御器は、検出室温Tsが設定室温T0
維持する様に加熱源の加熱力を制御する通常暖房運転を
行なう。又、暖房運転開始時における検出室温Tsと検
出室温Tsの上昇温度ΔTを検出する。
【0017】そして、今回の暖房運転開始時における検
出室温Tsと上昇温度ΔTとに基づいて、今回の暖房運
転以前に格納された該当する格納区画のセーブ情報を読
み出し、該セーブ情報がセーブ運転を実施する側にある
場合には、設定室温T0 に係る制御温度T1 を時間経過
に伴って下げて行くセーブ運転を実施する。又、セーブ
運転を実施しない側にある場合にはセーブ運転を実施し
ない。
【0018】次回の暖房運転の際において、運転開始時
における検出室温Ts及び上昇温度ΔTが今回の暖房運
転と同じ温度範囲内に位置する様な、室温で且つ同じ部
屋である場合は、暖房運転前に設定する設定室温T0
使用者は今回と同じ値に設定する傾向を示す。
【0019】つまり、暖房運転前に設定する設定温度を
高めに設定して室内を早く温かくしようとする様な、室
温で且つ部屋の種別である場合は、通常暖房中に室内温
度が適温を上回って使用者は暑く感じるので室温設定器
を操作して設定室温T0 を下げる行為を行なう筈であ
る。次回の暖房運転において今回と同様な条件になれ
ば、セーブ運転を行なっても、使用者が寒さの為、不快
感を感じてしまうという不具合が発生しないので、エネ
ルギーの節約の為、該当する区画のセーブ情報をセーブ
運転を実施する側に書き換え、次回の暖房運転に備え
る。
【0020】又、暖房運転前に設定する設定室温T0
控えめに設定してエネルギーの節約を図ろうとする様
な、室温で且つ部屋の種別である場合は、通常暖房中に
室内温度が適温に達しず、使用者は暖房不足であると感
じるので室温設定器を操作して設定室温T0 を上げる行
為を行なう筈である。次回の暖房運転において今回と同
様な条件になり、セーブ運転を行なうと、使用者が寒さ
の為、不快感を感じてしまうという不具合が発生するの
で、快適性を得る為に、該当する区画のセーブ情報をセ
ーブ運転を実施しない側に書き換え、次回の暖房運転に
備える。
【0021】
【発明の効果】
〔請求項1について〕設定室温を高めに設定して後から
設定室温を下げるタイプの使用者が温風暖房機を使用す
る場合は、セーブ運転を行なうというセーブ情報が前回
の運転時に格納されるので今回、セーブ運転が実施され
る。又、設定室温を控えめに設定するタイプの使用者が
温風暖房機を使用する場合は、セーブ運転を行なわない
というセーブ情報が前回の運転時に格納されるので今
回、セーブ運転が実施されない。この為、二回目以降の
暖房運転時には、使用者の感覚に合う様にセーブ運転が
実施される様になるので、何方のタイプの使用者にも快
適感を与える事ができる。
【0022】又、セーブ運転スイッチが不要であるの
で、スイッチの配設スペースがいらないとともに、切り
替え操作も行なう必要がない。
【0023】〔請求項2について〕今回の暖房運転時に
おける運転開始時の検出室温Ts及び上昇温度ΔTから
該当する区画に格納された(前回の暖房運転時に格納)
セーブ情報に基づいて、今回の暖房運転時、セーブ運転
が実施される。つまり、暖房運転開始時の室温、部屋の
種別、及び使用者の感覚を総合してセーブ運転の実施が
決定されるので、使用者に一層の快適感を与える事がで
きる。
【0024】又、セーブ運転スイッチが不要であるの
で、スイッチの配設スペースがいらないとともに、切り
替え操作も行なう必要がない。
【0025】
【実施例】本発明の第1実施例(請求項1に対応)を図
1〜図4に基づいて説明する。図に示す如く、ガス温風
暖房機Aは、ガス燃焼器11や対流ファン12等を備え
たハウジング1と、室温を設定する温度設定器2と、室
温を検出する室温センサ3と、セーブ情報を格納するE
2 PROM4と、ガス燃焼器11や対流ファン12等を
制御する制御器5とを具備する。
【0026】金属製のハウジング1は、混合や燃焼に用
いる室内空気100の吸込口101、102を背面の上
部に設け、温風103を室内に吹き出すための吹出口1
04を前面の下部に設けている。尚、105は吸込口1
01と吹出口104を連通するダクト、106は室内空
気100を燃焼用空気として吸込口102からガス燃焼
器11に誘導する空気誘導路である。
【0027】ガス燃焼器11は、空気誘導路106の下
流に配されるノズルnから噴出するガスと空気誘導路1
06により誘導される室内空気100とを混合する混合
室112と、セラミック製の燃焼板113と、点火電極
114やサーモカップル115等を配設した燃焼胴11
6とを有する。尚、ノズルnは、電磁弁117、11
8、及び比例弁119を順に配設したガス管gの先端に
形成される。
【0028】対流ファン12は、ガス燃焼器11より下
流側のダクト105内に枢着された羽根車121と、羽
根車121を駆動するモータ122とで構成される。
【0029】設定温度を決める為の温度設定器2は、制
御器5に電気接続される一組の押しボタンスイッチで構
成され、ハウジング1の上面に設けた操作部13内に配
される。
【0030】室温センサ3は、吸込口102近傍の空気
誘導路106内に配され、室温を検出する。
【0031】E2 PROM4は、設定室温T0 に係る制
御温度T1 を、30分経過時に1℃下げ、60分経過時
に更に1℃下げるセーブ運転を実施するか否かのセーブ
情報が格納される。
【0032】制御器5は、運転制御部510、書き込み
・読み出し部520、温調制御部530、比例弁駆動回
路540、及びファン駆動回路550とを備える。この
制御器5は、比例弁119の開度や対流ファン12の回
転数を制御するとともに、図4に示すフローチャートに
基づいて動作し、ステップs6で読み出したセーブ情報
に基づいてセーブ運転の実施をステップs11で決定す
る。
【0033】運転制御部510は、運転スイッチ61が
オンされると点火電極114に連続通電を行なうととも
に、電磁弁117、118を開弁状態にしてガス燃焼器
11の点火を行なう。又、運転スイッチ61がオフされ
ると、電磁弁117、118を閉弁状態にしてガス燃焼
器11を消火する。尚、燃焼中に、サーモカップル11
5の起電力が所定値未満になると、電磁弁117、11
8を閉弁状態にしてガス燃焼器11を消火する。
【0034】書き込み・読み出し部520は、図4のフ
ローチャートに示す様に、E2 PROM4にセーブ情報
を書き込んだり読み出したりする。
【0035】室温センサ3及び温度設定器2の出力が入
力される温調制御部530は、点火初期には、検出室温
Tsが設定室温T0 を超えるような体感暖房運転を行な
い、体感暖房運転の終了後は、室温センサ3で検知され
る検出室温Tsと、温度設定器2で設定される設定室温
0 とが等しくなる様に暖房能力(レベル1〜レベル
7)を決定する。
【0036】比例弁駆動回路540は、温調運転時にお
いて、温調制御部530が決定した暖房能力(レベル1
〜レベル7)に応じた電流(1段階〜7段階)を比例弁
119に通電する。
【0037】ファン駆動回路550は、温調運転時にお
いて、温調制御部530が決定した暖房能力(レベル1
〜レベル7)に適したファン回転数が得られるファン電
流をモータ122に流す。
【0038】つぎに、ガス温風暖房機Aの作動を、図4
のフローチャートに基づいて説明する。
【0039】ステップs1で、使用者が設定室温T0
決める。尚、制御温度T1 を設定室温T0 とする。
【0040】ステップs2で、運転スイッチ61がオン
か、オフか判別し、オン(YES)の場合はステップs
3に進み、オフ(NO)の場合はステップs1に戻る。
【0041】ステップs3で、運転制御部510が点火
電極114に連続通電するとともに、電磁弁117、1
18を開弁状態にしてガス燃焼器11の点火を行ない、
検出室温Tsが設定室温T0 を超える体感暖房運転(オ
ーバーシュート制御)を開始する。
【0042】ステップs4で、体感暖房運転を終了すべ
き状態となっている(例えば、点火から設定時間が経過
している、又は検出室温Tsが設定室温T0 を所定時間
以上超えている)か否か判別し、終了すべき状態となっ
ている場合(YES)はステップs5に進む。
【0043】ステップs5で、室温センサ3で検知され
る検出室温Tsが、温度設定器2で設定した設定室温T
0 になる様に暖房能力を可変(レベル1〜レベル7)し
て暖房を行なう、通常暖房運転を開始する。
【0044】ステップs6で、E2 PROM4からセー
ブ情報を読み出し、ステップs7に進む。尚、読み出し
たセーブ情報は今回の暖房運転の間、別の記憶場所に退
避させる。
【0045】ステップs7で、最初に設定した(ステッ
プs1)設定温度の変更が行なわれたか否か判定し、変
更が行なわれた場合(YES)はステップs8に進み、
変更が行なわれない場合(NO)はセーブ情報の内容を
変更せずにステップs11に進む。
【0046】ステップs8で、設定室温T0 が上げられ
たか否か判別し、上げられた場合(YES)はステップ
s9に進み、下げられた場合(NO)はステップs10
に進む。
【0047】ステップs9で、セーブ非実施とする旨の
セーブ情報をE2 PROM4に書き込み、ステップs1
1に進む。
【0048】ステップs10で、セーブ実施とする旨の
セーブ情報をE2 PROM4に書き込み、ステップs1
1に進む。
【0049】ステップs11において、ステップs6で
読み出したセーブ情報がセーブ実施側であるか否か判別
し、実施側である場合(YES)はステップs12に進
み、非実施側である場合(NO)はステップs13に進
む。
【0050】ステップs12で、セーブ運転を実施し、
ステップs13に進む。尚、セーブ運転は、通常運転に
切り替わった30分経過後に制御温度T1 を1℃下げ、
60分経過後に制御温度T1 を更に1℃下げる。尚、一
旦、セーブ運転に入るとセーブ運転が終了するまでセー
ブ運転が継続され、セーブ運転以降の設定室温T0 の変
更をセーブ運転終了まで留保する。
【0051】ステップs13で、運転スイッチ61がオ
フ状態であるか否か判別し、オフ状態の場合(YES)
はステップs14に進み、オン状態の場合(NO)はス
テップs7に戻る。
【0052】ステップs14で、電磁弁117、118
を閉弁状態にしてガス燃焼器11を消火し、温風暖房機
Aの運転を停止する。
【0053】つぎに、本実施例の温風暖房機Aの利点を
述べる。設定室温T0 を高めに設定して(ステップs
1)室内を早く温かくしようとする傾向にある使用者が
温風暖房機Aを使用した場合は、セーブ運転を行なう旨
のセーブ情報に基づいて次回の暖房運転の際(通常運転
移行後)にセーブ運転が実施される。
【0054】又、設定室温T0 を控えめに設定してガス
の無駄使いを防止しようとする傾向にある使用者が温風
暖房機Aを使用した場合は、セーブ運転を行なわない旨
のセーブ情報に基づいて次回の暖房運転の際(通常運転
移行後)にセーブ運転が実施されない様にしている。
【0055】この為、使用者の習性に即してセーブ運転
を行なうか否かが決められ、何方の傾向を有するタイプ
の使用者にも快適感を与える事ができる。
【0056】又、セーブ運転機能を備えた温風暖房機に
必要であったセーブ運転スイッチが不要となるので、配
設スペースがいらないとともに、セーブ運転スイッチの
切り替え操作も行なう必要がない。
【0057】つぎに、本発明の第2実施例(請求項2に
対応)を図1、図2、図5、図6、及び表1に基づいて
説明する。
【0058】
【表1】
【0059】本実施例では、以下の構成がガス温風暖房
機Aと異なる。E2 PROM4は、本実施例では、八段
階の検出室温Tsの範囲と、七段階の上昇温度ΔTの範
囲との組み合わせ(8×7=56)を割り付ける事がで
きる56個の格納区画を有し、制御温度T1 を30分経
過時に1℃下げ、60分経過時に更に1℃下げるセーブ
運転を実施するか否かの決定に係るセーブ情報が各格納
区画毎に格納できる様になっている。
【0060】制御器5は、着火検知から1分経過時点の
室温を検出して運転開始時の検出室温TsとするTs検
出部560と、着火検知から5分経過時点の検出室温T
5を検出して、(検出室温T5−検出室温Ts)を求め
るΔT検出部570とを備える。又、制御器5は、図6
のステップS12において、ステップS7で読み出した
該当区画のセーブ情報に基づいてセーブ運転の実施を決
定する。
【0061】書き込み・読み出し部520は、図6のフ
ローチャート及び表1に示す様に、検出室温Tsと上昇
温度ΔTとから割り付けられる格納区画にセーブ情報を
書き込んだり、該当格納区画からセーブ情報を読み出し
たりする。
【0062】つぎに、ガス温風暖房機Bの作動を、図6
のフローチャート、及び表1に基づいて説明する。
【0063】ステップS1で、使用者が設定室温T0
決める。尚、制御温度T1 を設定室温T0 とする。
【0064】ステップS2で、運転スイッチ61がオン
か、オフか判別し、オン(YES)の場合はステップS
3に進み、オフ(NO)の場合はステップS1に戻る。
【0065】ステップS3で、運転制御部510が点火
電極114に連続通電するとともに、電磁弁117、1
18を開弁状態にしてガス燃焼器11の点火を行ない、
検出室温Tsが設定室温T0 を超える体感暖房運転(オ
ーバーシュート制御)を開始する。
【0066】着火検知から1分経過時点の室温(検出室
温Ts)と、着火検知から5分経過時点の室温(検出室
温T5)を検出する。尚、上昇温度ΔTは、(検出室温
T5−検出室温Ts)により求める。
【0067】そして、着火検知から1分経過時点の検出
室温Tsと、上昇温度ΔTとから該当格納区画(表1参
照)を決定する。
【0068】ステップS5で、体感暖房運転を終了すべ
き状態となっている(例えば、点火から設定時間が経過
している、又は検出室温Tsが設定室温T0 を所定時間
以上超えている)か否か判別し、終了すべき状態となっ
ている場合(YES)はステップS6に進む。
【0069】ステップS6で、室温センサ3で検知され
る検出室温Tsが、温度設定器2で設定した設定室温T
0 になる様に暖房能力を可変(レベル1〜レベル7)し
て暖房を行なう、通常暖房運転を開始する。
【0070】ステップS7で、E2 PROM4の該当格
納区画(表1参照)からセーブ情報を読み出し、ステッ
プS8に進む。尚、読み出したセーブ情報は今回の暖房
運転の間、別の記憶場所に退避させる。
【0071】ステップS8で、最初に設定した(ステッ
プS1)設定室温T0 の変更が行なわれたか否か判定
し、変更が行なわれた場合(YES)はステップS9に
進み、変更が行なわれない場合(NO)はセーブ情報の
内容を変更せずにステップS12に進む。
【0072】ステップS9で、設定室温T0 が上げられ
たか否か判別し、上げられた場合(YES)はステップ
S10に進み、設定室温T0 が下げられた場合(NO)
はステップS11に進む。
【0073】ステップS10で、セーブ非実施とする旨
のセーブ情報を該当格納区画のE2PROM4に書き込
み、ステップS12に進む。
【0074】ステップS11で、セーブ実施とする旨の
セーブ情報を該当格納区画のE2 PROM4に書き込
み、ステップS12に進む。
【0075】ステップS12において、ステップS7で
読み出したセーブ情報がセーブ実施側であるか否か判別
し、実施側である場合(YES)はステップS13に進
み、非実施側である場合(NO)はステップS14に進
む。
【0076】ステップS13で、セーブ運転を実施し、
ステップS14に進む。尚、セーブ運転は、通常運転に
切り替わった30分経過後に制御温度T1 を1℃下げ、
60分経過後に制御温度T1 を更に1℃下げる。尚、一
旦、セーブ運転に入るとセーブ運転が終了するまでセー
ブ運転が継続され、セーブ運転以降後の設定温度の変更
をセーブ運転終了まで留保する。
【0077】ステップS14で、運転スイッチ61がオ
フ状態であるか否か判別し、オフ状態の場合(YES)
はステップS15に進み、オン状態の場合(NO)はス
テップS8に戻る。
【0078】ステップS15で、電磁弁117、118
を閉弁状態にしてガス燃焼器11を消火し、温風暖房機
Bの運転を停止する。
【0079】つぎに、本実施例の温風暖房機Bの利点を
述べる。今回の暖房運転開始時における検出室温Ts及
び上昇温度ΔTとから該当する格納区画に格納したセー
ブ情報に基づいて、次回の暖房運転の際(通常運転移行
後)にセーブ運転を行なうか否かを決めている。つま
り、暖房運転開始時の室温、部屋の種別、及び使用者の
感覚を総合してセーブ運転の実施が決定されるので、使
用者に一層の快適感を与える事ができる。
【0080】又、セーブ運転スイッチが不要であるの
で、配設スペースがいらないとともに、切り替え操作も
行なう必要がない。
【0081】本発明は、上記実施例以外に、つぎの実施
態様を含む。 a.記憶手段は、上記実施例ではE2 PROMのものを
示したが、バックアップされていれば他のメモリ(例え
ばC- MOS)を使用しても良い。
【0082】b.上記第1実施例において、セーブ情報
の初期値はセーブ実施側でも非実施側でも良い。 又、第2実施例において、56個の格納区画に格納され
るセーブ情報の初期値は、全て“1”(セーブ運転実施
側)、全て“0”(非実施側)、又は表1の様に一部
“0”(非実施側)であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1、第2実施例に係る温風暖房機の
斜視図である。
【図2】本発明の第1、第2実施例に係る温風暖房機の
構造説明図である。
【図3】本発明の第1実施例に係る温風暖房機のブロッ
ク図である。
【図4】本発明の第1実施例に係る温風暖房機のフロー
チャートである。
【図5】本発明の第2実施例に係る温風暖房機のブロッ
ク図である。
【図6】本発明の第2実施例に係る温風暖房機のフロー
チャートである。
【符号の説明】
A ガス温風暖房機 1 ハウジング 2 温度設定器(室温設定器) 3 室温センサ 4 E2 PROM(記憶手段) 5 制御器 11 ガス燃焼器(加熱源) 12 対流ファン 103 温風 104 吹出口 Ts 検出室温 ΔT 上昇温度 T0 設定室温 T1 制御温度

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱源や対流ファンを備え、温風を吹出
    口から室内に吹き出す暖房機ハウジングと、 室温を設定する室温設定器と、 室温を検出する室温センサと、 設定室温に係る制御温度を時間経過に伴って下げて行く
    セーブ運転機能と、 セーブ運転を実施するか否かを司るセーブ情報とを記憶
    する記憶手段と、 検出室温が設定室温を維持する様に前記加熱源の加熱力
    を制御し、更に今回の暖房運転以前に格納されたセーブ
    情報に基づいてセーブ運転を行なう制御器とを備えた温
    風暖房機において、 運転中、設定室温が下げられた場合は前記セーブ情報を
    セーブ運転を実施する側にし、設定室温が上げられた場
    合は前記セーブ情報をセーブ運転を実施しない側にし、
    又設定室温が変更されない場合は前記セーブ情報を変更
    しない様にするする事を特徴とする温風暖房機。
  2. 【請求項2】 加熱源や対流ファンを備え、温風を吹出
    口から室内に吹き出す暖房機ハウジングと、 室温を設定する室温設定器と、 室温を検出する室温センサと、 設定室温T0 に係る制御温度T1 を時間経過に伴って下
    げて行くセーブ運転機能と、 暖房運転開始時における検出室温Tsに対して複数の温
    度範囲を設定し、且つ暖房運転開始初期における検出室
    温Tsの上昇温度ΔTに対しても複数の温度範囲を設定
    する事により、前記セーブ運転を実施するか否かを司る
    セーブ情報を該当する区画に格納する為の複数の格納区
    画を設けた記憶手段と、 検出室温Tsが設定室温T0 を維持する様に前記加熱源
    の加熱力を制御し、更に今回の暖房運転以前に該当する
    区画に格納されたセーブ情報に基づいてセーブ運転を行
    なう制御器とを備えた温風暖房機において、 運転中、設定室温T0 が下げられた場合は、該当する区
    画の前記セーブ情報をセーブ運転を実施する側にし、設
    定室温T0 が上げられた場合は該当する区画の前記セー
    ブ情報をセーブ運転を実施しない側にし、又設定室温T
    0 が変更されない場合は前記セーブ情報を変更しない様
    にする事を特徴とする温風暖房機。
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