JP2608686B2 - 折板固定方法及び同方法に使用される折板取付具 - Google Patents

折板固定方法及び同方法に使用される折板取付具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、例えば鉄骨建築物の
屋根板、壁板等に使用される板金製の折板を梁材に固定
するための折板固定方法と同方法に使用される折板取付
具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】工場やガソリンスタンド等の各種建屋に
おいては、鉄骨製の梁材に折板と称する板金製の屋根板
や壁板を取付けて建屋が構成されるが、従来は、梁材に
それらの折板を取付けるに際して図5及び図6に示すよ
うな方法を採用していた。
【0003】すなわち、図5及び図6中の符号Yは、従
来の折板取付具を示しているが、この従来の折板取付具
Yは、梁材50の下面56に固着するための台座板10
1と折板40を取付けるためのボルト材105を備えて
いる。そして、この折板取付具Y,Y・・は、屋根板等
の折板40を梁材50に取付けるに際しては、図5に示
す如く、先ず鉄骨製の多数の梁材50,50・・の下面
56,56・・に折板取付具Y,Y・・の取付位置を割付
けるとともに、次いで溶接工が高所作業車等の足場に載
った状態で、図5に示すように、各梁材50,50・・
の下面56,56・・にそれらの一端部から他端部へ向
けて一定間隔で多数の折板取付具Y,Y・・の台座板1
01,101・・を順次溶接して固着する。続いて、こ
れらの溶接作業が全て終了した後に、その溶接工とは別
の折板取付工が各折板取付具Y,Y・・のボルト材10
5,105・・を折板40,40・・のネジ通し穴45内
に嵌挿させながら該ボルト材105,105・・にナッ
ト材106,106・・を螺合締結することによって各
梁材50,50・・の一端部から他端部へ向けて順次折
板40,40・・を梁材50,50・・の下側に取付ける
ようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図5及び図
6に示す従来の折板固定方法と折板取付具Yでは、折板
(屋根板)40を梁材50の下側に取付ける際に、台座板
101を梁材50の下面56に溶接して取付けるように
しているので、その溶接作業中に溶接の火花が下方に落
ちて梁材50の下側で作業している溶接工等の作業者が
危険になったり、あるいは折板取付具Yの取付位置がズ
レている場合にはその修正が困難であるという問題のほ
か、台座板101と梁材50の下面56の溶接部分10
2がサビて劣化するという問題があった。
【0005】本願発明は、上記したような従来の問題点
に鑑みてなされたもので、建屋の梁材に対して安全に折
板の取付作業をすることができ、しかも折板を梁材に簡
易に且つ強固に取付けることができるようにした折板固
定方法と同方法に使用されるる折板取付具を提供するこ
とを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明の折板固定方法
及び同方法に使用される折板取付具は、上記の目的を達
成するためになされたもので、次のような基本的構成を
採用している。
【0007】すなわち、本願発明の折板固定方法は、先
ず、図2及び図3に例示するように、建屋の梁材(たと
えばコ字型鋼)50に折板40を固定する方法である。
そして、そのために図1に例示するような折板取付具X
を使用する。この折板取付具Xは、中間板材5の両端5
a,5bに前記梁材50の高さHと略同じ間隔Wを隔てて
一対の掛止片3,4を連設しさらに該両掛止片3,4のう
ちの一方の掛止片4の先端部4aに前記梁材5と係合す
るための係合爪部14を設けるとともに該一方の掛止片
4の外面4Aに雄ネジ材15を垂直に付設して構成され
ている。そして、この折板取付具Xを梁材50に装着す
るに際しては、多数の折板取付具Xのそれぞれを、前記
一方の掛止片4の係合爪部14を前記梁材50の一側面
に係合させた状態で前記他方の掛止片3側を前記梁材5
0の他側面に強制圧入させて前記梁材50に対して一定
間隔で、しかも各折板取付具Xの各雄ネジ材15が同一
方向を指向するようにしてそれぞれ装着する。その後、
折板40に前記各雄ネジ材15を挿通させ、さらに該各
雄ネジ材15にそれぞれナット材25を螺合締結するこ
とにより、折板40を前記梁材50に固定するものであ
る。そして、その実現のために、以下に例示するような
具体的方法を採用する。
【0008】図2に例示する折板の固定方法では、屋根
板用折板40を梁材50に取付けるに際しては、先ず適
宜間隔(例えば間隔が約3m程度)で配設された梁材50,
50・・にそれらの一端部から他端部に向けて折板取付
具X,X・・の取付位置を適宜間隔(例えば間隔が約20
cm程度)に割付ける。そして、図3に示す如く、折板取
付具X,X・・の各下側掛止片4の係合爪部14を、割
付けられた各梁材50の下片53の係止部53aに係合
させた状態で、さらに他方の各上側掛止片3側を梁材5
0の上片52の上面52Aに強制圧入させて各梁材50
に対して各雄ネジ材15が同一方向(垂直方向)を指向す
るようにして各折板取付具X,X・・・を挟持固定す
る。そして、該各雄ネジ材15を折板40に挿通させな
がらナット材25,25・・を螺合締結することによっ
て順次折板40,40・・を梁材50,50・・の下側に
取付けるようにしている。又、本願発明の折板固定方法
は、図4に例示するように、折板取付具X,X・・を使
用して壁板用折板41,41・・を壁板用梁材60,60
・・に固定する場合にも適用することができる。この場
合は、上記屋根板用折板40を梁材50に固定する場合
と同様にして各折板取付具Xをそれらの各雄ネジ材15
の先端部15aが水平に且つ外方向に指向するようにし
て各壁板用梁材60に装着し、該各雄ネジ材15に壁板
用折板41をナット材25により取付けて梁材60,6
0・・に固定するようにしている。
【0009】次に、本願発明の折板固定方法に使用する
折板取付具Xは、図1及び図3に例示するように、中間
板材5の両端5a,5bに所定の間隔Wを隔てて建屋の梁
材50,60を挟持するための一対の掛止片3,4が連設
されており、さらに該両掛止片3,4のうちの一方の掛
止片4の先端部4aに前記梁材50,60と係合するため
の係合爪部14が形成されるとともに、当該掛止片4の
外面4Aに屋根板等の折板40,41を取付けるための
雄ネジ材15を垂直に付設する、ということを基本構成
とするものであり、その実現のために、以下に例示する
ような具体的構成を採用するものである。
【0010】図1に例示する折板取付具Xは、鋼板等で
中間板材5の両端5a,5bに一対の掛止片(上側)3と掛
止片(下側)4を連設して略コ字状に形成されている。板
材の厚さは約2〜3mm程度、横幅Dは約4cm程度とされ
ている。
【0011】上側掛止片3と下側掛止片4は、図3に示
す如く、その間隔(内幅)Wが梁材50,60の高さ(例え
ば約10〜10.5cm程度)Hとほぼ同じ間隔とされてお
り、その間に梁材(コ形鋼)50,60を強制圧入させて
挟持固定し得るようになっている。
【0012】上側掛止片3は、その長さが約3〜4cm程
度にされており、梁材50,60の上片52上に掛止す
るようになっている。
【0013】下側掛止片4は、その長さが梁材50,6
0の下片53の長さと略同じ長さ(例えば長さが約4〜
5cm程度)にされており、その先端部4aに梁材50,6
0の係止部(下片53の先端縁部分)53aと係合するた
めの係合爪部14が形成されている。
【0014】係合爪部14は、梁材係止部53aに係合
し得るように内向き鉤状等の形状に形成されており、そ
の内幅が梁材係止部53aの厚さよりもやや広い間隔で
約6〜11mm程度、梁材係止部53aとの係合長さが約
5〜10mm程度となるように形成されている。
【0015】雄ネジ材15は、その先端部15aが尖っ
ているボルト材で形成されており、、その長さが約4〜
5cm程度にされている。該雄ネジ材15は、下側掛止片
4の外面4Aから垂直に突出するようにして付設されて
いる。折板40,41を固定する際には、たとえば折板
40,41のネジ通し穴45内にその先端部15aを嵌合
させ且つナット材25を螺合締結することにより折板4
0,41を固定することができる。又、雄ネジ材15に
対して折板40,41を取付ける方法としては、ネジ通
し穴45を有しない折板40,41をハンマー等で叩い
て該折板40,41を雄ネジ材先端部15aで貫通させ且
つ該雄ネジ材15にナット材25を螺合締結することに
よって折板40,41を固定する方法も可能である。
【0016】
【作用】本願発明の折板固定方法によれば、図2ないし
図4に例示するように、折板取付具Xを梁材50(60)
に取付けるに際して、下側掛止片4の係合爪部14を梁
材50(60)の係止部53aに係止させた状態で上側掛
止片3側を梁材50の上片52の上面52Aに強制圧入
すると、下側掛止片4の係合爪部14により折板取付具
Xが梁材50から外れないように固定することができ
る。そして、この折板取付具Xの雄ネジ材15を折板4
0(41)に挿通させ、且つ該雄ネジ材15にナット材2
5を螺合締結すると、折板取付具Xにより折板40(4
1)を梁材50(60)に容易に取付けることができる。
このように、本願発明の折板固定方法と同方法に使用さ
れる折板取付具によれば、折板40(41)を梁材50
(60)に固定するに際して、折板取付具Xを梁材50
(60)に固定するための溶接作業が不要となる。
【0017】
【発明の効果】従って、本願発明の折板固定方法と同方
法に使用される折板取付具によれば、折板40(41)を
梁材50(60)に取付ける場合に、折板取付具Xを溶接
する必要がないことから、図5及び図6に示す如く折板
取付具Yを梁材50に溶接して折板40を梁材50に取
付けるようにしていた従来の折板取付方法に比して安全
に且つ簡易に折板取付作業をすることができ、しかも溶
接部分におけるサビ発生のおそれも解消し得るという効
果がある。
【0018】
【実施例】図1〜図4を参照して本願発明の好適な実施
例を説明すると、この実施例で使用される折板取付具X
は、中間板材5とその両端5a,5bに所定の間隔Wを隔
てて連設されている(建屋の梁材50を挟持するための)
一対の掛止片3,4とをそなえ、且つ該両掛止片3,4の
うちの一方の掛止片4の先端部4aに前記梁材50と係
合するための係合爪部14を形成し、さらに、当該掛止
片4の外面4Aに垂直に屋根板等の折板40を取付ける
ための雄ネジ材15を付設して構成されている。
【0019】尚、折板40は、亜鉛鉄板や塩ビ鋼板等で
屋根板あるいは壁板等として使用されるものである。一
方、該折板40を取付けるための梁材50は、上片5
2、下片53及び縦片54を有するコ形鋼が使用されて
いる。
【0020】この実施例で使用される折板40は、図3
に示す如く、折板取付具Xの雄ネジ材15を挿入するた
めの多数のネジ通し穴45が形成されている。各ネジ通
し穴45は、各梁材50の間隔(例えば約3m程度の間
隔)と隣接する各折板取付具X,X間の間隔(例えば約2
0cm程度の間隔)に応じて適宜間隔を隔てて形成されて
いる。
【0021】各梁材50は、図3に示す如く、その高さ
(上片52と下片53の外幅)Hが約10cm程度、厚さが
約5〜10mm程度とされ、さらに長さは建屋(鉄骨建築
物)の大きさに応じて適宜長さとされており、且つ適宜
間隔(例えば3m程度の間隔)をもって組立てられてい
る。梁材上片52と梁材下片53の長さは、約5cm程度
にされている。そして、各折板40は各梁材50に対し
て直交する方向に配設される。
【0022】折板取付具Xは、図1に示す如く、鋼板製
で上側掛止片3と下側掛止片4を所定の間隔Wをもって
中間板材5の両端5a,5bに連設して梁材50の形状に
応じて略コ字状に形成されている。その厚さは約2〜3
mm程度、横幅Dは約4cm程度にされている。該折板取付
具Xを構成する板材は、その強度をより強くするために
中央部の断面が凹状に形成されている。
【0023】上側掛止片3は、その長さが約4〜5cm程
度とされており、梁材50の上片52の外面52Aに掛
止するようになっている。該上側掛止片3は、その先端
部3aが梁材50の上片52の外面52Aに強制圧入し
易くなるように適宜角度(例えば角度が約30〜50°
程度)だけ上方に向けて傾斜せしめられている。
【0024】下側掛止片4は、その長さが梁材50の下
片53と略同じ長さ(例えば約5cm程度)とされており、
梁材下片53の外面53Aに掛止するようになってい
る。該下側掛止片の先端部4aには、梁材50の係止部
(下片53の先端部分)53aと係合するための係合爪部
14が形成されている。又、下側掛止片4は、その係合
爪部14の近傍位置に後述する雄ネジ材15を挿入する
ための穴8が形成されている。ボルト挿入穴8は、雄ネ
ジ材15の外径よりもやや大径とされている。
【0025】係合爪部14は、梁材下片53側の係止部
53aと係合し得る如く内向き鉤状に形成されており、
その内幅が梁材下片53の係止部53aの厚さよりもや
や広い間隔で約6〜11mm程度、梁材係止部53aとの
係合長さが約5〜10mm程度となるように形成されてい
る。
【0026】折板取付具Xの上側掛止片3と下側掛止片
4は、図3に示す如く、その間隔(内幅)Wが梁材50の
高さHとほぼ同じ間隔(例えば間隔Wが約10cm程度)と
されており、それらの間に梁材50を強制圧入して梁材
50(梁材50の上片52の外面52Aと下片の外面5
3A)を挟持して固定され得るようになっている。な
お、この折板取付具Xは、梁材50に固定した時にその
取付位置がズレているような場合には、折板取付具Xの
側面(左右の両側面7,7のうちの一方の側面)7をハン
マー等で左右方向に向けて強くたたくと、折板取付具X
を梁材50の外面に沿って左右方向に移動させながら折
板取付具Xの取付位置を修正することができる。
【0027】雄ネジ材15は、その先端部15aを尖ら
せたボルト材で形成されている。その長さは約4〜5cm
程度で、その頭部15Aはその径が前記下側掛止片4の
ボルト挿入穴8の径よりも大径とされている。該雄ネジ
材15は、その先端部15aが下側掛止片4の外面4A
から適宜長さ(例えば約4cm程度)だけ垂直に且つ外方に
延出する如く前記下側掛止片4のボルト挿入穴8内に挿
入される一方、その頭部15Aが下側掛止片内面4Bに
電気スポット溶接等で固着されている。そして、雄ネジ
材15は、折板40を取付ける際に、折板40のネジ通
し穴45内に嵌挿してナット材25を螺合締結すること
により折板40を固定し得るようになっている。尚、こ
の雄ネジ材15に対しては、その先端部15a側にネジ
通し穴45を有しない折板40を当接した状態でハンマ
ー等で叩いて折板40に雄ネジ材15を貫挿させ且つ該
雄ネジ材15にナット材25を螺合締結することによっ
て折板40を固定することができるようにもなってい
る。
【0028】続いてこの実施例の折板取付具Xを使用し
た折板固定方法を説明すると、この折板取付具Xにより
屋根板用折板40を梁材50に取付けるに際しては、先
ず相互に平行設置されている梁材50,50・・に対し
てそれらの一端側から他端側に向けて折板取付具X,X
・・の取付位置を一定間隔(例えば間隔が約20cm程度)
で割付けるとともに、図2及び図3に示す如く、各折板
取付具Xの下側掛止片4の係合爪部14を割付けられた
各梁材50の係止部53aに係止させた状態で折板取付
具Xの中間板材5の外面5A(中間板材5の上方部分)を
ハンマー等で打ちたたきながら上側掛止片3を梁材50
の上片52の外面52A上に強制圧入させて梁材50に
装着する。このとき、各折板取付具Xの雄ネジ材15
は、それぞれ同一方向(垂直で且つ下方向)を指向するよ
うに取付けられる。又、折板取付具Xの取付位置がズレ
た場合には、折板取付具Xの中間板材5の側面(左右ど
ちらか一方の側面)7をハンマーでたたくことにより折
板取付具Xを梁材50の外面に沿って左右方向に移動さ
せながらその取付位置の修正をすることができる。次
に、各折板取付具Xの雄ネジ材15に折板40のネジ通
し穴45を嵌合させながら該各雄ネジ材15にナット材
25を螺合締結することによって各梁材50の一端部か
ら他端部へ向けて順次各折板40を各梁材50の下側に
固定する。又、壁板用折板41を壁板用梁材60に固定
する場合には、図4に示す如く、各壁板用梁材60の縦
片64を上方側に位置決めした状態で、前記屋根板用折
板40を梁材50に固定する場合(図3参照)と同様にし
て、各折板取付具Xの雄ネジ材15の先端部15aを水
平に且つ外方に向けた状態で各折板取付具Xを各壁板用
梁材60に固定する。そして、この状態で壁板用折板4
1のネジ通し穴45内に各雄ネジ材15に嵌挿させなが
らナット材25を螺合締結することにより各折板41を
壁板用梁材60に装着する。このように、この折板取付
具Xは、折板40,40・・(41,41・・)を梁材5
0,50・・(60,60・・)に取付ける際に、下側掛止
片4の係合爪部14を梁材50(60)の係止部53aに
係止させた状態で上側掛止片3を梁材50(60)の上片
52の外面52A上に強制圧入させて折板取付具Xを梁
材50(60)に固定できることから、図5及び図6に示
すように溶接作業を併用して折板を梁材に取付けるよう
にした従来の折板取付方法に比して安全に折板取付作業
をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例にかかる折板取付具の全体斜
視図である。
【図2】図1の折板取付具を屋根用梁材に取付けた場合
の取付状態説明図である。
【図3】図2のIII−III断面図である。
【図4】図1の折板取付具を壁板用梁材に取付けた場合
の取付状態説明図である。
【図5】従来の折板取付具の使用状態説明図である。
【図6】図5のVI−VI断面図である。
【符号の説明】
3は折板取付具の上側掛止片、4は折板取付具の下側掛
止片、4Aは下側掛止片外面、4aは下側掛止片先端
部、5は折板取付具の中間板材、5a,5bは中間板材端
部、14は係合爪部、15は雄ネジ材、25はナット
材、40,41は折板、45はネジ通し穴、50,60は
梁材、Hは梁材の高さ、Wは上側掛止片と下側掛止片と
の間隔である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建屋の梁材(50,60)に折板(40,4
    1)を固定する方法であって、中間板材(5)の両端(5
    a),(5b)に前記梁材(50,60)の高さ(H)と略同じ間
    隔(W)を隔てて一対の掛止片(3),(4)を連設しさらに
    該両掛止片(3),(4)のうちの一方の掛止片(4)の先端
    部(4a)に前記梁材(5)と係合するための係合爪部(1
    4)を設けるとともに該一方の掛止片(4)の外面(4A)
    に雄ネジ材(15)を垂直に付設して構成されている多数
    の折板取付具(X)のそれぞれを、前記一方の掛止片(4)
    の係合爪部(14)を前記梁材(50,60)の一側面に係
    合させた状態で前記他方の掛止片(3)側を前記梁材(5
    0,60)の他側面に強制圧入させて前記梁材(50,6
    0)に対して一定間隔で、しかも各折板取付具(X)の各
    雄ネジ材(15)が同一方向を指向するようにしてそれぞ
    れ装着した後、折板(40,41)に形成した多数のネジ
    通し穴(45)を前記各雄ネジ材(15)に嵌合させ、さら
    に該各雄ネジ材(15)にそれぞれナット材(25)を螺合
    締結することにより、折板(40,41)を前記梁材(5
    0,60)に固定することを特徴とする折板固定方法。
  2. 【請求項2】 中間板材(5)の両端(5a),(5b)に所定
    の間隔(W)を隔てて建屋の梁材(50)を挟持するための
    掛止片(3),(4)が連設されており、さらに該両掛止片
    (3),(4)のうちの一方の掛止片(4)の先端部(4a)に前
    記梁材(50)と係合するための係合爪部(14)が形成さ
    れるとともに、当該掛止片(4)の外面(4A)に屋根板等
    の折板(40)を取付けるための雄ネジ材(15)が垂直に
    付設されていることを特徴とする折板取付具。
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