JP2608514B2 - ロースターにおけるガスコックの遠隔操作装置 - Google Patents

ロースターにおけるガスコックの遠隔操作装置

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JP2608514B2
JP2608514B2 JP4273790A JP27379092A JP2608514B2 JP 2608514 B2 JP2608514 B2 JP 2608514B2 JP 4273790 A JP4273790 A JP 4273790A JP 27379092 A JP27379092 A JP 27379092A JP 2608514 B2 JP2608514 B2 JP 2608514B2
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典充 安田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はロースターにおけるガス
コックとバーナー間のガス配管を不要にすると共に、ガ
スコックの操作を座席に近いテーブル端部で行う様にし
たロースターにおけるガスコックの遠隔操作装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ロースターにおけるガスコック
は、回転式の操作つまみが一体的に設けられ、該操作つ
まみは使用者の手が届く、ロースターのテーブル端部に
取付けられており、このため前記テーブル中央のバーナ
ーとテーブル端部のガスコック間にはガス管を介在連結
せねばならなかった。
【0003】そして、この操作つまみの付いたガスコッ
クは、ロースターを据え付ける焼肉店の面積、ロースタ
ーの配列等の諸条件によって、テーブル端部の適所に取
付け場所が決定されるため、ロースターの据え付けの際
に、その場で一台毎に異なったガス配管及びガスコック
の取付け作業をせねばならず、甚だその作業に手間、時
間を要していた。
【0004】したがって、ガスコックの取付け位置によ
って、ガス管の長さがロースター毎に一様でなく、特に
ガス管が長い場合にはロースター内で他の部品との干渉
を避けるため湾曲させ配設せねばならず、このため使用
時においてガス管内のガス圧の損失を招来し火力不足に
なり、加えて熱量の低いガスを使用する店では、燃焼、
点火に更なる悪影響を生じる欠点を有していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ロースター
の据え付け時のガス配管を不要とし、操作つまみをテー
ブルの所望する位置に容易に取付けられる様にしたロー
スターにおけるガスコックの遠隔操作装置を提供せんと
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
に基づく、ロースターの据え付け時のガス配管の取付け
作業の煩雑さ及び火力不足等の課題に鑑み、ロースター
内のバーナーにガスコックを連結し、該ガスコックのコ
ック開閉軸に軸着したピニオンに従動ラックを噛合し、
該従動ラックに操作ワイヤーを介してロースターのテー
ブルの適所に固定したコントロールボックス内のギヤ機
構部に連結し、該ギヤ機構部の操作レバーによってガス
コックのコック開閉軸を所定量回転させ点火及びガス量
を調節し、バーナーの火力調整を遠隔操作することによ
って、ガス管の配設を不要とし、ロースターの据え付け
を容易にすると共に、操作つまみを有するコントロール
ボックスをテーブルの所望する位置に自由にして且つ容
易に取付けられる様にして、上記課題を解決せんとした
ものである。
【0007】
【作用】本発明にあっては、操作レバーによって扇状ギ
ヤ、主動ラック、操作ワイヤー、従動ラック、ピニオン
を介してガスコックのコック開閉軸を遠隔操作してガス
コックの開閉を調整してバーナーの点火及び火力調整を
する。
【0008】かかる操作において、点火時の操作レバー
の操作によって扇状ギヤの回転と同時にスライドベース
が手前へ移動し、扇状ギヤを偏心移動させることによ
り、操作レバーを前方へ若干押出し移動させ、操作レバ
ーに設けた凸部がクリックプレートに接触せず、スムー
ズに点火位置へ移動させ、一方点火後の火力調整時にお
いて、操作レバーを操作すると、コック開閉軸の抗力及
び捩じりコイルバネの弾性作用によって扇状ギヤが戻り
回転すると共に、スライドベースが後方へ移動し、これ
により扇状ギヤが戻り偏心移動して操作レバーを後方へ
引き戻し、操作レバーの凸部がクリックプレートの湾出
側を押圧しながら移動し、他の係合凹部に位置した時に
クリックプレートが捩じりコイルバネの弾性作用によっ
て復帰し、凸部に接触してカチッと音をさせて凸部が係
合凹部に係合し所定の位置に止まる。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
すると、先ず遠隔操作装置1を装着する無煙ロースター
2について概略を説明すれば、無煙ロースター2は多目
的ロースターとしての機能を有する丸型で加熱源として
バーナーとセラミック製の擬似炭を使用するタイプ(機
種)である。
【0010】尚、加熱源としてバーナーとセラミック製
の擬似炭の他に本物の木炭を使用するもの、バーナー単
独等のものにも適用可能であり、更に丸型だけでなくロ
ースター専用機の角型にも装着可能である。
【0011】3は無煙ロースター2におけるテーブルで
あり、該テーブル3の略中央位置に上部が調理部4に開
口して下部が適宜吸引装置(図示せず)により吸引作用
される排気部5に開口した円筒状の外箱6を嵌合支持
し、該外箱6の内部に所定間隔の吸引流路7を外箱6と
の間に有する様にして円筒状の内箱8を取付け、該内箱
8の底部にオイルパン9を装着している。
【0012】10は金属製でラッパ状の炭ツボであり、該
炭ツボ10は内箱8に設けた突片11、11a 上に架設し、炭
ツボ10の下端は平板リング状のインナー載置部12を形成
すると共に、上端は周壁13を垂直に一体形成している。
【0013】14はリング状のトッププレートであり、該
トッププレート14の基端部15は外箱6より延設してテー
ブル3上に載置される枠体16上に載置され、トッププレ
ート14と周壁13との間に吸気口17を形成している。
【0014】18は炭ツボ10の内側に収納したセラミッ
ク、陶磁器製のラッパ状のインナーであり、該インナー
18の中央湾曲部19上に5個の黒色のセラミック炭20、20
a …を載上するセラミック製の酸化触媒体である炭載置
板21を載置すると共に、インナー18の上に肉類を載上す
る網体22(又はロストル)を載置し、又オイルパン9底
部からステー23、23a を介してバーナー24を収納してい
る。
【0015】25はバーナー24と連結するガスコック
であり、該ガスコック25の基端にはスプリング等によ
り戻り回転方向へ付勢してなるコック開閉軸26を突出
し、該コック開閉軸26はテーブル3の下面に固定した
基板27の立壁28を挿通すると共にガスコック25の
基端を立壁28に固定している。
【0016】ガスコック25の先端にはメインノズル29を
設け、該メインノズル29の先端はバーナー24の基端部に
導入し、又ガスコック25にはバーナー24に指向するパイ
ロットノズルを分岐形成し、該パイロットノズルの近接
位置には火花を発火してパイロットノズルから噴出する
飛翔ガスに点火するスパーカーを配設している。
【0017】30はガスコック25の基端に設けた着火スイ
ッチであり、該着火スイッチ30は前記スパーカーと配線
にて連結し、バーナー24の着火時にガスコック25のコッ
ク開閉軸26に連動して着火スイッチ30が作動し、スパー
カーによる火花を発火させている。
【0018】31はガスコック25の基端側に設けてコック
操作を行うピニオン32と従動ラック33を収納したコック
操作ボックスであり、該コック操作ボックス31は略円形
状のピニオン収納部34とこれに隣接して従動ラック33の
往復軌道長さを有する従動ラック収納部35、並びにピニ
オン収納34と従動ラック収納部35の一端部側を残して被
冠する蓋体36からなり、ピニオン収納部34の中心に前記
コック開閉軸26を貫通すると共に、コック操作ボックス
31を立壁28に固設し、又コック開閉軸26にピニオン32を
軸着すると共に、該ピニオン32に従動ラック33を噛合し
ている。
【0019】37は従動ラック収納部35の一端部の端面を
開設した凹溝であり、該凹溝37に操作ワイヤー38の一部
を装着すると共に、凹溝37に臨む従動ラック33の一端部
には操作ワイヤー38用の凹状の取付け部39を設けてい
る。
【0020】操作ワイヤー38はアウターワイヤー40及び
インナーワイヤー41からなり、アウターワイヤー40の一
端は上記の様に従動ラック収納部35の凹溝37に嵌合する
凸部42を設けると共に、前記蓋体36に連続して従動ラッ
ク収納部35の一端部側を被冠する固定蓋43を固定してな
り、一方インナーワイヤー41の一端に抜止め部44を設け
てなり、該抜止め部44を従動ラック33の一端部の取付け
部39に嵌め込むと共に、前記凸部42を凹溝37に嵌合して
固定蓋43をコック操作ボックス31に螺子止めしている。
【0021】又、遠隔操作装置1の操作側に位置するア
ウターワイヤー40の他端には雄螺子部45を設けると共
に、該雄螺子部45には外周に滑止め用の刻みを設けた円
板状の調整つまみ46を螺合し、一方インナーワイヤー41
の他端には抜止め部44a を設けている。
【0022】尚、47、47a …は蓋体36の適所に設けた爪
片、48、48a …はコック操作ボックス31の周囲に突設し
た爪止め嵌合部である。
【0023】49は偏平状にして且つ前方を扇状、後方を
方形状に形成してなるリモートコントロールボックスで
あり、該コントロールボックス49は上蓋50を有し、前記
コック操作ボックス31より離隔したテーブル3端部下面
の適所にビス等で設置出来る様になしており、コントロ
ールボックス49には前記操作ワイヤー38の他端を連結し
たギヤ機構部51を設けている。
【0024】コントロールボックス49の方形部52は主動
ラック収納部53と、該主動ラック収納部53に隣接して扇
状ギヤ収納部54を設けてなり、前記主動ラック収納部53
は方形部52の一隅角部より後方へ一部が突出し、かかる
突出部を操作ワイヤー38の他端を固定するホルダー部55
となしている。
【0025】ホルダー部55はコントロールボックス49と
一体形成してなるワイヤー保持部56とビスにて着脱自在
となしたカバー部57からなり、ワイヤー保持部56には操
作ワイヤー38のアウターワイヤー40の他端に設けた雄螺
子部45を進退自在となすと共に、調整つまみ46をその位
置で回転自在となし、一方カバー部57は調整つまみ46の
対応位置に該調整つまみ46が突出する窓58を設けてな
り、該窓58より突出した調整つまみ46の回転によりイン
ナーワイヤー41を緊張させたり弛緩させたりする様にな
している。
【0026】59は主動ラック収納部53内を往復する主動
ラックであり、該主動ラック59の一端部には凹状の取付
け部60を設け、該取付け部60にインナーワイヤー41の抜
止め部44a を嵌め込んでいる。
【0027】扇状ギヤ収納部54には主動ラック収納部
53と隣接する段差部61を介して前後方に長い矩形状
に囲った保持枠62を立設すると共に、該保持枠62の
略中央に軸棒63を立設している。
【0028】64は保持枠62より若干短い略矩形状のスラ
イドベースであり、該スライドベース64はその略中央に
筒軸65を立設すると共に、該筒軸65内に前後方に長い軸
孔66をその軸線方向に貫設してなり、該軸孔66に前記軸
棒63を挿通してスライドベース64が保持枠62内を前後方
にスライド自在となしている。
【0029】尚、67は保持枠62の前端に設けた開設
口であり、スライドベース64の前端に突設した鉤状の
舌片68を開設口67より突出する様になしている。
【0030】69は主動ラック59に噛合した扇状ギヤ
であり、該扇状ギヤ69はスライドベース64の筒軸6
5に回転自在に装着してなり、扇状ギヤ69の遠心方
向、即ち扇状ギヤ69を基端としてコントロールボック
ス49の扇状部70に向かう様に、操作レバー71を延
出形成し、該操作レバー71の先端には操作つまみ72
を設けている。
【0031】73は扇状ギヤ69とスライドベース64間に介
在した捩じりコイルバネであり、該捩じりコイルバネ73
は筒軸65の外周に嵌装されると共に、その一端をスライ
ドベース64の適所に掛止し、他端を扇状ギヤ69に掛止し
て主動ラック59に連結したインナーワイヤー41を引張す
る様に付勢している。
【0032】そして、このインナーワイヤー41を引張し
た状態において、操作つまみ72の位置が扇状部70の左端
となり、かかる位置を原位置Aとなし、又操作つまみ72
が右端となる位置を点火位置Bとなしている。
【0033】74は扇状部70に設けた弓状のクリックプレ
ートであり、クリックプレート74はその湾出側75が扇状
部70の手前へ指向する様にして、一端に設けた軸孔76を
扇状部70の右端に立設した枢軸77に枢着すると共に、他
端に設けた前後方に長い支持孔78に扇状部70の左端に立
設した支軸79を挿通している。
【0034】80は捩じりコイルバネであり、該捩じり
コイルバネ80はそのコイル部をクリックプレート74
と扇状部70の床面に介在させて枢軸77に嵌装し、そ
の一端をクリックプレート74の適所に掛止すると共
に、他端を前記保持枠62の前端部に掛止してクリック
プレート74を前方へ付勢している。
【0035】尚、捩じりコイルバネ80の他端は前記ス
ライドベース64の舌片68により保持され、浮き上が
ることによる離脱防止を図っている。
【0036】81、81a …はクリックプレート74の湾出側
75に適宜間隔毎に設けた係合凹部であり、該係合凹部8
1、81a …は左端より前記ガスコック25の開弁状態に対
応して弱火位置C、中火位置D、強火位置Eとなし、前
記操作レバー71の下面に設けた凸部82を夫々の位置で係
脱自在となしている。
【0037】次に本発明に係るロースターにおけるガス
コックの遠隔操作装置の作用について点火前、点火及び
火力調整操作毎に説明すると、先ず、ガスコック25のコ
ック開閉軸26がスプリングによって戻り回転方向に付勢
されているため、常時コックの開弁方向に抗力を生じて
おり、点火前においては、かかる抗力と捩じりコイルバ
ネ73の弾性作用により、図3に示す様に操作つまみ72は
原位置Aにして、扇状ギヤ69は主動ラック59に連結され
たインナーワイヤー41を引張した状態を維持し、又イン
ナーワイヤー41に連結されたコック操作ボックス31の従
動ラック33及びピニオン32は図4の如くコック開閉軸26
のコック閉弁時の状態を維持している。
【0038】次に点火操作にあっては、操作つまみ72を
点火位置Bに移動させると、コック開閉軸26の抗力に反
し、扇状ギヤ69の回転によって主動ラック59が後方へ移
動してインナーワイヤー41を押出し、コック操作ボック
ス31の従動ラック33及びピニオン32を介してコック開閉
軸26が回転してガスコック25を開弁し、メインノズル29
よりバーナー24へガスが導入され、パイロットノズルか
ら飛翔ガスがバーナー24へ噴出し、同時に着火スイッチ
30がオンしてスパーカーの発火によりパイロットノズル
からの飛翔ガスの着火によってバーナー24が点火する。
【0039】この作動状態において操作つまみ72の点火
位置Bへの移動時には扇状ギヤ69の回転と同時にスライ
ドベース64が手前へ移動し、扇状ギヤ69を偏心移動させ
ることにより、操作レバー71を手前へ若干押出移動さ
せ、操作レバー71に設けた凸部82がクリックプレート74
に接触せず、スムーズに点火位置Bへ移動させている。
【0040】点火後、操作つまみ72より手を離すと、コ
ック開閉軸26の抗力及び捩じりコイルバネ73の弾性作用
によって扇状ギヤ69が戻り回転すると共に、スライドベ
ース64が後方へ移動し、これにより扇状ギヤ69が戻り偏
心移動して操作レバー71を後方へ引き戻し、クリックプ
レート74の係合凹部81b に操作レバー71の凸部82が係合
して操作つまみ72が強火位置Eに止まる。
【0041】この作動状態において、扇状ギヤ69が戻り
回転することにより、主動ラック59が若干手前へ移動
し、これによりインナーワイヤー41が若干引き戻され、
コック操作ボックス31の従動ラック33及びピニオン32を
介してコック開閉軸26が戻り回転してパイロットノズル
を閉弁すると共に、着火スイッチ30をオフする。
【0042】又、火力調整操作にあっては、操作つまみ
72が強火位置E、中火位置D、弱火位置Cのいずれかに
ある状態では、スライドベース64がコック開閉軸26の抗
力によってピニオン32、従動ラック33、インナーワイヤ
ー41、主動ラック59、扇状ギヤ69を介して後方に位置し
ており、かかる状態より操作つまみ72を強火位置E、中
火位置D、弱火位置C及び消火位置である原位置Aへ移
動させると、操作レバー71の凸部82がクリックプレート
74の湾出側75を押圧しながら移動し、他の係合凹部81、
81a …に位置した時にクリックプレート74が捩じりコイ
ルバネ80の弾性作用によって復帰し、凸部82に接触して
カチッと音をさせて凸部82が係合凹部81、81a …に係合
し所定の位置に止まる。
【0043】この火力調整時には、操作つまみ72の位置
に応じた扇状ギヤ69の回転量に対応して主動ラック59、
インナーワイヤー41、従動ラック33、ピニオン32が連繋
し、ガスコック25のコック開閉軸26を所定量回転させガ
ス量を調節し、バーナー20の火力を調整している。
【0044】又、操作ワイヤー38における調整つまみ46
はこれを回転させアウターワイヤー40の雄螺子部45を進
退移動させることにより、コック操作ボックス31とコン
トロールボックス49の間に露出するアウターワイヤー40
の長さを調整してインナーワイヤー41の緊張度合を調節
し、コック操作ボックス31内のピニオン32及び従動ラッ
ク33とコントロールボックス49内のギヤ機構部51の伝達
を良好としている。
【0045】
【発明の効果】要するに本発明は、無煙ロースター2内
に収納したバーナー24にガスコック25を連結し、該
ガスコック25の基端にはスプリング等により戻り回転
方向へ付勢してなるコック開閉軸26を突出し、該コッ
ク開閉軸26にコック操作ボックス31を取付け、該コ
ック操作ボックス31は互いに噛合するピニオン32及
び従動ラック33を収納し、ピニオン32を前記コック
開閉軸26に軸着すると共に、従動ラック33の一端に
操作ワイヤー38のインナーワイヤー41の一端を連結
し、一方前記コック操作ボックス31より離隔して設置
したコントロールボックス49にギヤ機構部51を収納
し、前記インナーワイヤー41の他端をギヤ機構部51
の主動ラック59の一端に連結すると共に、該主動ラッ
ク59に扇状ギヤ69を噛合したロースターにおけるガ
スコックの遠隔操作装置において、前記扇状ギヤ69は
その遠心方向に操作レバー71を延出形成し、捩じりコ
イルバネ73にて主動ラック59を介してインナーワイ
ヤー41を引張する様に付勢する共に、前後方にスライ
ド自在となしたスライドベース64に立設した筒軸65
に回転自在に装着して、且つ操作レバー71の長さ方向
へ偏心移動自在となし、又弓状のクリックプレート74
の一端を枢着して揺動自在となすと共に、捩じりコイル
バネ80にて前方へ付勢し、クリックプレート74の湾
出側75に設けた係合凹部81、81a…に前記操作レ
バー71の下面に設けた凸部82を係脱自在となしたの
で、従来の操作つまみは回転式のためテーブル3の端部
に取付けられると、その操作つまみの高さ分のスペース
を確保すると共に、その回転操作に必要な余裕スペース
を必要とするが、本発明によればギヤ機構部51は主動
ラック59、扇状ギヤ69、操作レバー71、捩じりコ
イルバネ73にて構成されているため、コントロールボ
ックス49の形状を偏平状で薄く形成出来るため、テー
ブル3端部下面に偏平状のスペースさえ有すれば設置で
き、コントロールボックス49に面する飲食者にとって
気にならず邪魔にならない。
【0046】又、点火時の操作レバー71の操作によっ
て扇状ギヤ69の回転と同時にスライドベース64が前
方へ移動し、扇状ギヤ69を偏心移動させることによ
り、操作レバー71を前方へ若干押出し移動させ、操作
レバー71に設けた凸部82がクリックプレート74に
接触せず、スムーズに点火位置Bへ移動させることが出
来、点火後、操作つまみ72より手を離すことのみで、
コック開閉軸26の抗力及び捩じりコイルバネ73の弾
性作用によって扇状ギヤ69が戻り回転すると共に、ス
ライドベース64が後方へ移動し、これにより扇状ギヤ
69が戻り偏心移動して操作レバー71を後方へ引き戻
し、クリックプレート74の係合凹部81bに操作レバ
ー71の凸部82が係合して操作つまみ72が自動的に
強火位置Eに止まり、点火時における操作性を良好なも
のとすることが出来、又点火後の火力調整時において、
操作レバー71を操作すると、扇状ギヤ69が戻り偏心
移動して操作レバー71を後方へ引き戻し、操作レバー
71の凸部82がクリックプレート74の湾出側75を
押圧しながら移動し、他の係合凹部81、81a…に位
置した時にクリックプレート74が捩じりコイルバネ8
0の弾性作用によって復帰し、凸部82に接触してカチ
ッと音をさせて凸部82が係合凹部81、81a…に係
合出来、係合凹部81、81a…に対応した原位置A、
強火位置E、弱火位置C、中火位置Dに確実にレバー操
作出来ると共に、その火力調整が容易でしかも所望する
火力調整位置でカチッと音がするためその確認が容易で
ある。
【0047】しかも、本発明によれば、従来の様にテー
ブル中央のバーナーとテーブル端部のガスコック間には
ガス管を介在連結する必要がなく、操作レバー71によ
って扇状ギヤ69、主動ラック59、操作ワイヤー3
8、従動ラック33、ピニオン32を介してガスコック
25のコック開閉軸26を所定量回転させ点火及びガス
量を調節し、バーナー20の火力調整を遠隔操作するこ
とが出来る。
【0048】これによりガス管の配設を必要としていた
時の様に、ガス管の配設長さによって生ずる管内の圧力
損失による火力不足や熱量の低いガスの使用による燃
焼、点火に対する悪影響を解消出来、しかもコントロー
ルボックス49はガス管と連結していないため、無煙ロ
ースター2の据え付け時にテーブル3の所望する位置に
自由にして且つ容易に取付け出来、よって熟練を必要と
せず無煙ロースター2の据え付け作業の効率化、生産性
の向上を図ることが出来る。
【0049】又、前記操作ワイヤー38のアウターワイヤ
ー40の端部に雄螺子部45を設けると共に、該雄螺子部45
に円板状の調整つまみ46を螺合し、雄螺子部45をホルダ
ー部55に進退自在となすと共に、ホルダー部55には調整
つまみ46が回転自在となすと共に突出する窓58を設けた
ので、調整つまみ46を回転させアウターワイヤー40の雄
螺子部45を進退移動させることにより、コック操作ボッ
クス31とコントロールボックス49の間に露出するアウタ
ーワイヤー40の長さを調整してインナーワイヤー41の緊
張度合を調節し、コック操作ボックス31内のピニオン32
及び従動ラック33とコントロールボックス49内のギヤ機
構部51の伝達を良好にして操作性を向上させることが出
来る等その実用的効果甚だ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るロースターにおけるガスコックの
遠隔操作装置の設置状態を示す概略図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】点火前のコントロールボックスのギヤ機構部の
状態を示す図である。
【図4】点火前のコック操作ボックス内の機構状態を示
す図である。
【図5】点火時のコントロールボックスのギヤ機構部の
状態を示す図である。
【図6】点火時のコック操作ボックス内の機構状態を示
す図である。
【図7】強火時のコントロールボックスのギヤ機構部の
状態を示す図である。
【図8】強火時のコック操作ボックス内の機構状態を示
す図である。
【図9】コントロールボックス内のXーX断面図であ
る。
【図10】コントロールボックス内のYーY断面図であ
る。
【図11】操作ワイヤーとコントロールボックスの連結
状態を示す下面より見た斜視図である。
【図12】操作ワイヤーとコントロールボックスの連結
状態を示す下面より見た分解斜視である。
【図13】ガスコックとコック操作ボックスと操作ワイ
ヤーの取付け状態を示す斜視図である。
【図14】ガスコックとコック操作ボックスと操作ワイ
ヤーの取付け状態を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
2 無煙ロースター 24 バーナー 25 ガスコック 26 コック開閉軸 31 コック操作ボックス 32 ピニオン 33 従動ラック 38 操作ワイヤー 40 アウターワイヤー 41 インナーワイヤー 45 雄螺子部 46 調整つまみ 49 コントロールボックス 51 ギヤ機構部 55 ホルダー部 58 窓 59 主動ラック 64 スライドベース 65 筒軸 69 扇状ギヤ 71 操作レバー 73 捩じりコイルバネ 74 クリックプレート 75 湾出側 80 捩じりコイルバネ 81、81a … 係合凹部 82 凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小嶋 寿夫 名古屋市名東区若葉台110 シンポ株式 会社内 (56)参考文献 特開 平2−251009(JP,A) 特開 昭49−39124(JP,A) 特公 昭53−26527(JP,B2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無煙ロースター内に収納したバーナーに
    ガスコックを連結し、該ガスコックの基端にはスプリン
    グ等により戻り回転方向へ付勢してなるコック開閉軸を
    突出し、該コック開閉軸にコック操作ボックスを取付
    け、該コック操作ボックスは互いに噛合するピニオン及
    び従動ラックを収納し、ピニオンを前記コック開閉軸に
    軸着すると共に、従動ラックの一端に操作ワイヤーのイ
    ンナーワイヤーの一端を連結し、一方前記コック操作ボ
    ックスより離隔して設置したコントロールボックスにギ
    ヤ機構部を収納し、前記インナーワイヤーの他端をギヤ
    機構部の主動ラックの一端に連結すると共に、該主動ラ
    ックに扇状ギヤを噛合したロースターにおけるガスコッ
    クの遠隔操作装置において、前記扇状ギヤはその遠心方
    向に操作レバーを延出形成し、捩じりコイルバネにて主
    動ラックを介してインナーワイヤーを引張する様に付勢
    する共に、前後方にスライド自在となしたスライドベー
    スに立設した筒軸に回転自在に装着して、且つ操作レバ
    ーの長さ方向へ偏心移動自在となし、又弓状のクリック
    プレートの一端を枢着して揺動自在となすと共に、捩じ
    りコイルバネにて前方へ付勢し、クリックプレートの湾
    出側に設けた係合凹部に前記操作レバーの下面に設けた
    凸部を係脱自在となしたことを特徴とするロースターに
    おけるガスコックの遠隔操作装置。
  2. 【請求項2】 前記操作ワイヤーのアウターワイヤーの
    端部に雄螺子部を設けると共に、該雄螺子部に円板状の
    調整つまみを螺合し、雄螺子部をホルダー部に進退自在
    となすと共に、ホルダー部には調整つまみが回転自在と
    なすと共に突出する窓を設けたことを特徴とする請求項
    1のロースターにおけるガスコックの遠隔操作装置
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