JP2607894B2 - 長尺紙の供給装置 - Google Patents

長尺紙の供給装置

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JP2607894B2 JP62271176A JP27117687A JP2607894B2 JP 2607894 B2 JP2607894 B2 JP 2607894B2 JP 62271176 A JP62271176 A JP 62271176A JP 27117687 A JP27117687 A JP 27117687A JP 2607894 B2 JP2607894 B2 JP 2607894B2
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Description

【発明の詳細な説明】 A.発明の目的 (1) 産業上の利用分野 本発明は、一対のホルダー間に掛け渡された長尺紙を
走行させて供する装置に関し、特に、自動車用エンジン
に刻印された製造番号の拓本等を取るための長尺紙を、
安定した張力で供給するための装置に関する。
(2) 従来の技術 従来、製品管理および品質管理等をするために、ワー
クに刻印された製造番号等の刻印文字の拓本を長尺紙に
順次写し取ることが行われているが、このような目的に
用いられる長尺紙の供給装置の一例として、特公昭61−
18491号公報に記載されたものが知られている。
上述の装置は、第7図に示すように、供給ホルダー01
と巻き取りホルダー02間にガイドローラ03,04を介して
長尺の用紙05を掛け渡し、この巻き取りホルダー02をモ
ータ06で回転駆動することによって用紙05を供給させる
とともに、用紙05の走行距離を検出して、この距離が予
め定めた一定の値に達する毎に前記モータ06を停止させ
る検出器07を備えている。すなわち、この検出器07は、
用紙05の両面を挟持してその走行によって回転される一
対のローラ08,09を備えており、一方のローラ09の回転
軸010に固着された透孔011を有する回転円板012の回転
数を光電センサー013で検出することにより、その走行
距離を検出するようになっている。そして、前記ガイド
ローラ03,04の中間位置にはシリンダ014に支持された刻
印リング015が位置しており、このシリンダ014を駆動し
て刻印リング015を用紙05を介してワーク上に圧接する
ことによってワークに刻印し、同時に用紙05上にその拓
本を得るようになっている。
(3) 発明が解決しようとする問題点 前記従来の長尺紙の供給装置は、用紙の送り量を検出
することにより、用紙が予め定めた一定長さ走行する毎
にその送りを停止させて、用紙上に一定間隔で拓本を取
ることを可能にしようとするものであるが、巻き取りホ
ルダーのみ回転駆動して用紙の送りを行っており、その
巻き取りホルダーの外径は用紙の巻き取りが進むにつれ
て次第に増大するので、用紙の送り速度および送り量
(すなわち、用紙の巻取速度および巻取量)を一定にす
ることが困難であり、このために用紙の送りが不安定に
なって皺や弛みが生じて拓本を取る作業に支障をきたす
という問題点を有していた。また仮に巻き取りホルダー
による用紙巻取速度および巻取量を一定にできたとして
も、該巻き取りホルダーは拓本作業に合わせて間欠的に
回転駆動され且つそれに供給ホルダーが長尺紙を介して
追従回転する構造であるから、その巻き取りホルダーの
回転停止の都度、供給ホルダーが慣性等に因り直ぐには
停止せず用紙に皺や緩みを生じさせることがあり、これ
また拓本を取る作業に支障を来たす恐れがあり、更に停
止状態の巻き取りホルダーを再起動するたび毎に供給ホ
ルダーの慣性等に因り長尺紙に過度のテンションが作用
し、用紙が破れてしまう恐れもある。
本発明は、前述の事情に鑑みてなされたもので、巻き
取りホルダーと供給ホルダー間での長尺紙の間欠送りに
伴う用紙の皺や弛み、破れ等の不具合発生を効果的に防
止できるようにして拓本作業を常に的確に行う得るよう
にした、長尺紙の供給装置を提供することを目的とす
る。
B.発明の構成 (1) 課題を解決するための手段 前記目的を達成するために、本発明は、長尺紙の繰り
出しが可能な供給ホルダーと巻き取りが可能な巻き取り
ホルダーとの間に長尺紙を掛け渡して、その両ホルダー
の中間に、該長尺紙から拓本を取るための石刷り装置を
配設し、その石刷り装置と前記巻き取りホルダーとの中
間に設けられて前記長尺紙に圧接する駆動ローラから該
長尺紙に駆動力を付与して、該長尺紙を所定長ずつ間欠
的に送るようにした、長尺紙の供給装置において、前記
供給ホルダーには、これを第1の摩擦スリップ機構を介
して前記駆動ローラの送り速度よりも遅い巻取り速度で
回転駆動し得る第1の駆動手段を連動連結し、また前記
巻き取りホルダーには、これを第2の摩擦スリップ機構
を介して前記送り速度よりも速い巻取り速度で回転駆動
し得る第2の駆動手段を連動連結したことを特徴として
いる。
(2) 作用 上記構成によれば、石刷り装置による拓本作業に関連
して半径不変の駆動ローラが長尺紙を所定長ずつ間欠的
に送ることができるから、長尺紙の送り量を巻き取りホ
ルダーの巻き取り量変化(半径変化)に影響されずに常
に一定に保つことができるようになる。
この場合、供給ホルダーは第1の摩擦スリップ機構を
介して駆動ローラの送り速度よりも遅い巻取り速度で回
転駆動され、その速度差が第1の摩擦スリップ機構で吸
収されるため、供給ホルダーと駆動ローラ間の長尺紙の
テンションが常に適切な値に調整され、従って駆動ロー
ラによる送りが間欠的であっても拓本前の長尺紙の負担
が過度になって用紙が破れるようなことがなくなり、し
かも用紙に皺や弛みが生じて拓本作業に支障を来たすよ
うな不都合が未然に回避される。一方、巻き取りホルダ
ーは第2の摩擦スリップ機構を介して駆動ローラの送り
速度よりも速い巻取り速度で回転駆動され、その速度差
が第2の摩擦スリップ機構で吸収されるため、巻き取り
ホルダーに長尺紙を適切なテンションを付与しつつ的確
に巻き取っていくことができる。
(3) 実 施 例 以下、第1〜6図に基づいて本発明による長尺紙の供
給装置の一実施例について説明する。
第1図及び第2図は、本実施例の平面図及び正面図で
あって、細長い板体からなる基台1には、その一端部に
巻き取り機構A及び強制送り機構Bが設けられており、
他端部には送り機構C及び紙送り確認機構Dが設けられ
ている。そして、この基台1の中央部にはワークである
エンジンの製造番号の拓本を取るための石刷り装置Eが
位置しており、送り機構Cから繰出された石刷り用の長
尺紙2は、紙送り確認機構D、ガイドローラ3a,3b、石
刷り装置E、ガイドローラ3c,3d、強制送り機構Bを通
過して巻き取り機構Aに巻き取られるようになってい
る。
次に、第3,4図に基づいて巻き取り機構Aを詳細に説
明する。基台1に形成した開口4に軸受を構成するブッ
シュ5が一体に固着されており、その内部には駆動軸6
の大径部6aが回転自在に支持されている。この駆動軸6
の大径部6aに形成した凹部6bにはシャフト7が嵌入され
ており、このシャフト7には一端にフランジ8aを有する
巻き取りホルダー8が固着されている。巻取ホルダー8
の下端中央部には凹溝8b(第4図参照)が形成されてお
り、その凹溝8bには前記駆動軸6の上端中央部に形成さ
れた凸部6fが嵌合している。この嵌合により駆動軸6の
回転力が巻取ホルダー8に伝達されるようになってい
る。また、シャフト7の上端部にはフランジ8cがネジ9
で着脱自在に取付けられている。一方、この駆動軸6の
小径部6cには、スリップリング10、スプロケット11、カ
ラー12が遊嵌されており、小径部6cの端部に形成したネ
ジ部6dに螺合するナット13で弾発力が調節できるスプリ
ング14により、カラー12とスプロケット11を介して前記
スリップリング10が駆動軸6の大径部6aと小径部6cの間
に形成された段部6eに圧接されている。以上の説明から
明らかなように、巻き取りホルダー8のシャフト7は、
段部6e、スリップリング10、スプロケット11、よりなる
摩擦スリップ機構15を介して回転駆動される。
基台1には、モータ16が固定されており、そのスプロ
ケット17はチェーン18を介して駆動軸6のスプロケット
11の一方の歯部11aに連結されている。したがって、モ
ータ16を起動すると、その回転力はスプロケット17、チ
ェーン18、スプロケット11に伝達され、更に前述の摩擦
スリップ機構15を介して巻き取りホルダー8を回転駆動
することになる。そして、巻き取りホルダー8の回転に
よる長尺紙2の巻き取り速度は、この巻き取りホルダー
8に巻き取られた長尺紙2の直径が大きくなるに比例し
て増大するが、巻き取り開始直後の長尺紙2の直径が小
さい時の速度も後述の強制送り機構Bによる送り速度よ
り大きくなるように設定されている。
次に、第3図に基づいて強制送り機構Bを詳細に説明
する。
基台1の巻き取り機構Aの近傍には、内部にベアリン
グ19を備えたブラケット20が固着されており、このベア
リング19には基台1に形成した開口21を貫通する一対の
シャフト22a,22bが支持されている。そして、この一対
のシャフト22a,22bの一端には長尺紙2の両面を挟持す
る一対の駆動ローラ23a,23bが固着されるとともに、他
端には互いに噛合する一対のタイミングギヤ24a,24bが
固着されている。更に、一方のシャフト22aはこのタイ
ミングギヤ24aを越えて延びており、その先端には、前
記巻き取り機構Aの駆動軸6に遊嵌されたスプロケット
11の歯部11bと、基台1に長孔25(第1,3図参照)を介し
て支持されたテンショナー26のスプロケット29にわたっ
て掛け渡されるチェーン28が噛合するスプロケット27が
固着されている。したがって、モータ16によってスプロ
ケット11が駆動されるとその回転力は更にスプロケット
27に伝達され、タイミングギヤ24a,24bを介して駆動ロ
ーラ23a,23bを互いに逆方向に回転駆動する。このよう
にして、長尺紙2は、モータ16の回転速度及びスプロケ
ット17、スプロケット11、スプロケット27の歯数によっ
て規定される所定の速度で強制的に走行することにな
る。
第5図は、送り機構Cの詳細を示している。この送り
機構Cは前述の巻き取り機構Aとほぼ同一の構造を有し
ているので、その部材の符号には対応する巻き取り機構
Aの部材に付した符号にダッシュを付したものを用い、
その相違点についてのみ説明する。
すなわち、巻き取り機構Aのスプロケット11はモータ
16に連結するチェーン18が噛合する歯部11aと、駆動ロ
ーラ23a,23bに連結するチェーン28が噛合する歯部11bを
有しているのに対し、送り機構Cのスプロケット11′は
モータ16′にのみ連結されている。そして、供給ホルダ
ー8′の回転による長尺紙2の送り速度は、供給ホルダ
ー8′に巻き付けられた長尺紙2の直径が小さくなるに
比例して減少するが、送り開始直後の長尺紙2の直径が
大きい時の速度も前述の強制送り機構Bによる送り速度
より小さくなるように設定されている。
続いて、第2,6図に基づいて紙送り確認機構Dを詳細
に説明する。紙送り確認機構Dは前述の送り機構Cに近
接して設けられており、長尺紙2の走行距離を検出する
機能を備えている。すなわち、基台1に設けたブラケッ
ト30にベアリング31で回動自在に支持されたシャフト32
の一端には長尺紙2に当接するローラ33が固着されてお
り、その他端には、第6図に示すように、周辺に3個の
突起を有するドグ34が固着されている。このドグ34の外
周には、基台1にアーム35を介して取り付けられた光電
センサー等の近接スイッチ36が対向しており、長尺紙2
の走行によるドグ34の回転数を検出するようになってい
る。
なお、第1図において送り機構Cと紙送り確認機構D
の近傍に設けられた近接スイッチ37は長尺紙2の有無を
確認するものであって、長尺紙2が万一切断した場合や
長尺紙2を使い切った場合に、これを検出して装置全体
を停止させるようにしている。
次に、前述の構成を備えた本発明による長尺紙の供給
装置の一実施例の作用について説明する。
本装置の運転に先立ち、ロール状に巻かれた長尺紙2
を送り機構Cの供給ホルダー8′にセットし、この長尺
紙2の端部を紙送り確認機構Dのローラ33、ガイドロー
ラ3a,3b,3c,3dに沿って案内し、更に強制送り機構Bの
一対の駆動ローラ23a,23b間を通過させて巻き取り機構
Aの巻き取りホルダー8に固定する。このようにセット
された長尺紙2の中間部に、対向するように搬送されて
来るエンジンの刻印部を位置させ、石刷り装置Eを作動
させて長尺紙2に刻印の拓本を写し取る。拓本を取り終
るとそのエンジンは移動し、次のエンジンが搬送されて
来るまでの間に、以下のような手順で紙送りが行われ
る。
巻き取り機構Aのモータ16が起動すると、その回転は
チェーン18を介してスプロケット11に伝達され、更にそ
の回転はチェーン28を介して強制送り機構Bのシャフト
22aに固着したスプロケット27に伝達される。このよう
にしてシャフト22aが回転すると、タイミングギヤ24a,2
4bを介してシャフト22bが逆方向に回転し、両シャフト2
2a,22bに固着された駆動ローラ23a,23bに挟持された長
尺紙2は所定速度で走行させられる。
上述の駆動ローラ23a,23bの駆動と同時に、巻き取り
機構Aのスプロケット11の回転は摩擦スリップ機構15を
介して駆動軸6に伝達され、巻き取りホルダー8は駆動
ローラ23a,23bの送り速度より高速で駆動される。しか
しながら、長尺紙2の速度は強制送り機構Bによって規
定されているので、巻き取り機構Aとの速度差は、摩擦
スリップ機構15のスリップリング10とスプロケット11と
の滑り及びスリップリング10と駆動軸6の段部6eとの滑
りによって吸収される。そして、この摩擦スリップ機構
15のスプリング14の弾発力をナット13の締込みによって
調節することによって、駆動ローラ23a,23bと巻き取り
ホルダー8間の長尺紙2のテンションを適切な値に調節
することができる。
一方、送り機構Cのモータ16′も同時に起動され、供
給ホルダー8′を駆動ローラ23a,23bの送り速度より低
速で駆動する。そして、供給ホルダー8′は走行する長
尺紙2に引かれて自己の送り速度よりも高速で回転し、
その速度差は摩擦スリップ機構15′の滑りによって吸収
される。この時、前述の巻き取り機構Aと同様に、ナッ
ト13′でスプリング14′の弾発力を調節することによっ
て、駆動ローラ23a,23bと供給ホルダー8′間の長尺紙
2のテンションを適切な値に調節することができる。
上述のようにして長尺紙2が走行すると、この長尺紙
2に当接する紙送り確認機構Dのローラ33及びドグ34が
回転し、近接スイッチ31がその回転数を検出する。した
がって、ドグ34が所定数回転する毎にモータ16,16′を
停止させることによって長尺紙2は所定長ずつ間欠供給
され、長尺紙2上に一定間隔で拓本を得ることができ
る。
前述の実施例によれば、巻き取りホルダー8と供給ホ
ルダー8′を摩擦スリップ機構15,15′を介して駆動ロ
ーラ23a,23bの送り速度と関連した速度で駆動している
ので、長尺紙2には摩擦スリップ機構の摩擦力による微
少なテンションのみが作用し、過大なテンションによっ
て長尺紙2が切断する恐れが無いだけでなく、皺や弛み
の発生も防止される。
更に、摩擦スリップ機構の摩擦力を調節可能にしたの
で、長尺紙2のテンションを所望の値に容易に設定する
ことが可能となる。
而して前記実施例において摩擦スリップ機構15′は本
発明の第1の摩擦スリップ機構を、摩擦スリップ機構15
は本発明の第2の摩擦スリップ機構をそれぞれ構成して
おり、またモータ16′は本発明の第1の駆動手段を、ま
たモータ16は本発明の第2の駆動手段をそれぞれ構成し
ている。
以上、本発明による長尺紙の供給装置の実施例を詳述
したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱すること
なく、種々の小設計変更を行うことが可能である。
例えば、摩擦スリップ機構15,15′としてスリップリ
ング10,10′を用いる代わりに、二枚の摩擦円板を対向
させた円板型摩擦スリップ機構や、2個の摩擦円錐面を
組合せた円錐型摩擦スリップ機構等の周知の機構を用い
ることができる。また、巻き取り機構A、送り機構C、
強制送り機構Bをそれぞれ別個のモータで駆動したり、
一台の共通のモータで駆動することも可能である。
更にガイドローラ3a,3b等に摩擦スリップ機構を設け
ることも可能である。
C.発明の効果 以上のように本発明によれば、半径不変の駆動ローラ
によって長尺紙を所定長ずつ間欠的に送れるようにした
ので、長尺紙の送り量を巻き取りホルダーの巻取り量変
化(半径変化)に影響されずに常に一定とすることがで
きる。またこのように長尺紙の送りを巻き取りホルダー
で直接行うのではなくてその手前の駆動ローラで行うよ
うにしても、巻き取りホルダーは第2の摩擦スリップ機
構を介して駆動ローラの送り速度よりも速い巻取り速度
で回転駆動されるから、巻き取りホルダーには長尺紙を
常に適切なテンションを付与しながら的確に巻き取るこ
とができる。
また特に供給ホルダーは、第1の摩擦スリップ機構を
介して駆動ローラの送り速度よりも遅い巻取り速度で回
転駆動されるから、その供給ホルダーと駆動ローラ間の
長尺紙のテンションを常に適切な値に調整することがで
き、従って駆動ローラによる送りが間欠的であっても、
拓本前の長尺紙が破れたり用紙に皺や弛みが生じるのを
効果的に回避できるため、拓本作業を常に的確に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による長尺紙の供給装置の一実施例の正
面図、第2図は同実施例の平面図で第1図のII矢視図、
第3図は第1図のIII−III線による巻き取り機構及び強
制送り機構の詳細図、第4A図は摩擦スリップ機構の分解
図、第4B図は第4A図の矢視IVBからみた図、第5図は第
1図のV−V線による送り機構の詳細図、第6図は紙送
り確認機構の要部拡大図で第2図のVI矢視図、第7図は
従来の長尺紙の供給装置を示す図である。 2……長尺紙、6,6′……駆動軸、6e,6e′……段部、8
……巻き取りホルダー、8′……供給ホルダー、10,1
0′……スリップリング、11,11′……スプロケット、1
4,14′……スプリング、15,15′……第1,第2の摩擦ス
リップ機構、16,16′……第1,第2の駆動手段としての
モータ、23a,23b……駆動ローラ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺紙(2)の繰り出しが可能な供給ホル
    ダー(8′)と巻き取りが可能な巻き取りホルダー
    (8)との間に長尺紙(2)を掛け渡して、その両ホル
    ダー(8,8′)の中間に、該長尺紙(2)から拓本を取
    るための石刷り装置(E)を配設し、その石刷り装置
    (E)と前記巻き取りホルダー(8)との中間に設けら
    れて前記長尺紙(2)に圧接する駆動ローラ(23a,23
    b)から該長尺紙(2)に駆動力を付与して、該長尺紙
    (2)を所定長ずつ間欠的に送るようにした、長尺紙の
    供給装置において、 前記供給ホルダー(8′)には、これを第1の摩擦スリ
    ップ機構(15′)を介して前記駆動ローラ(23a,23b)
    の送り速度よりも遅い繰り出し速度で回転駆動し得る第
    1の駆動手段(16′)を連動連結し、また前記巻き取り
    ホルダー(8)には、これを第2の摩擦スリップ機構
    (15)を介して前記送り速度よりも速い巻取り速度で回
    転駆動し得る第2の駆動手段(16)を連動連結したこと
    を特徴とする、長尺紙の供給装置。
  2. 【請求項2】前記各摩擦スリップ機構(15,15′)が、
    対応するホルダー(8,8′)の駆動軸(6,6′)に形成さ
    れた段部(6e,6e′)と、この段部(6e,6e′)にスリッ
    プリング(10,10′)を介して圧接されるスプロケット
    (11,11′)より成る、特許請求の範囲第項に記載の
    長尺紙の供給装置。
  3. 【請求項3】前記スプロケット(11,11′)を、弾発力
    が調整可能なスプリング(14,14′)でスリップリング
    (10,10′)に圧接した、特許請求の範囲第項に記載
    の長尺紙の供給装置。
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