JP2607327Y2 - クラッチディスク組立体 - Google Patents

クラッチディスク組立体

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JP2607327Y2
JP2607327Y2 JP1993040075U JP4007593U JP2607327Y2 JP 2607327 Y2 JP2607327 Y2 JP 2607327Y2 JP 1993040075 U JP1993040075 U JP 1993040075U JP 4007593 U JP4007593 U JP 4007593U JP 2607327 Y2 JP2607327 Y2 JP 2607327Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ディスク組立体、特
に、入力側回転体からの回転力を出力側シャフトに伝達
するためのディスク組立体に関する。
【0002】
【従来の技術】クラッチ装置に用いられるディスク組立
体は、エンジン側のフライホイールからの回転力をトラ
ンスミッション側のメインドライブシャフトに伝達又は
遮断するためのものである。ディスク組立体は、主に、
フランジを有するハブと、前記フランジに内周端が固定
された円板状プレートと、円板状プレートの外周に固定
されたフェーシング部材とから構成されている。フェー
シング部材は、クラッチカバー組立体のプレッシャープ
レートによりフライホイールの摩擦面に押圧され、両者
間に挟持されて回転力を伝達する。また、フェーシング
部材は、プレッシャープレートの押圧が解除されるとフ
ライホイールの摩擦面から離れる。ハブの内周にはトラ
ンスミッション側のメインドライブシャフトに係合する
スプラインが形成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記従来のディスク組
立体において、メインドライブシャフトがハブに対して
本来の回転中心線から傾いて組付けられることがある。
この場合には、ハブのスプラインとメインドライブシャ
フトのスプラインとの係合部に回転力以外のょげ力が作
用し、係合部の磨耗が激しくなる。
【0004】そこで、円板状プレートを薄型化して、さ
らに複数の切欠きを設けることで剛性を低下させたもの
がある。この場合は、たとえメインドライブシャフトに
角度のミスアラインメントがあっても、円板状プレート
が撓むことによってハブがメインドライブシャフトの角
度に追従する。しかし、撓み量が大きいと、円板状プレ
ートがハブを元の姿勢に戻そうとする力が大きくなる。
この結果、やはり、ハブとメインドライブシャフトとの
係合部の磨耗が大きくなる。
【0005】本考案の目的は、出力側シャフトの角度ミ
スアラインメントの際にハブと出力側シャフトとの係合
部分の磨耗を減らすことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のクラッ
チディスク組立体は、入力側回転体から出力側シャフト
に回転力を伝達するためのクラッチディスク組立体であ
って、摩擦連結部と、環状プレートと、ハブと、連結機
構とを備えている。摩擦連結部は、入力側回転体から回
転力が伝達される。環状プレートは、外周端が摩擦連結
部に固定されている。ハブは、内周部が出力側シャフト
に係合する円筒部と、円筒部から半径方向外側に延びる
フランジとからなる。連結機構は、ハブと環状プレート
とが相対的に軸方向に揺動可能になるように、環状プレ
ートの内周端とフランジとを連結する。連結機構は、
ランジに固定され内周端に相対回転不能に係合するとと
もにフランジとの間に内周端が軸方向に移動可能に配置
された隙間を構成する連結部材と、隙間に配置され内周
端をフランジと連結部材との間で位置決めさせる弾性部
材とを有している。請求項2に記載のクラッチディスク
組立体では、請求項1において、連結部材はクラッチデ
ィスク組立体の回転方向に並んで複数配置されている。
内周端には複数の連結部材によってそれぞれフランジに
連結される複数の連結部が形成されている。請求項3に
記載のクラッチディスク組立体では、請求項1又は2に
おいて、弾性部材はハブの外周に延びる環状の部材であ
る。
【0007】
【作用】本考案に係るディスク組立体では、出力側シャ
フトが連結されるハブと環状プレートとは相対的に揺動
可能である。このため、出力側シャフトに角度のミスア
ラインメントが生じたときに、両者が揺動することでミ
スアライメントが吸収される。この場合には、ハブと出
力側シャフトとの係合部分に作用する曲げ力が少なくな
り、磨耗が減る。
【0008】
【実施例】図1及び図2に示すディスク組立体1は、エ
ンジン側のフライホイール21からトランスミッション
側のメインドライブシャフト22に回転力を伝達あるい
は遮断するためのものである。O−Oは、メインドライ
ブシャフト22がディスク組立体1に対してミスアライ
ンメントなしで組付けられたときの回転中心線である。
【0009】ディスク組立体1は、主に、ハブ2と、円
板状のクラッチプレート3と、ハブ2及びクラッチプレ
ート3を連結する複数のスタッドピン4とを備えてい
る。ハブ2は、円筒部2aと円筒部2aから半径方向外
方へ延びる円板状フランジ2bとから構成される。円筒
部2aは、内周部にメインドライブシャフト22と係合
するスプライン孔2cを有している。
【0010】クラッチプレート3には、図2から明らか
なように、内外周に円周方向等間隔で半径方向の切込み
が形成され、これにより、複数の内周固定部3a及び外
周固定部3bが構成されている。このような構成によ
り、クラッチプレート3は剛性が低下している。スタッ
ドピン4は、図2に示すように円周方向に複数配置され
ており、図3に示すようにフランジ2bとクラッチプレ
ート3の内周固定部3aとの間に軸方向隙間Aを確保す
るように両者を連結している。内周固定部3aには、ス
タッドピン4の胴部が貫通する孔3cが形成されてい
る。この状態では、図3の状態からフランジ2bがクラ
ッチプレート内周固定部3aに対して接近するように軸
方向に移動あるいは傾くことができる。また、前記隙間
Aにはコーンスプリング5が配置されており、外周端が
フランジ2bに当接し内周端がクラッチプレート内周固
定部3aに当接している。図3の状態でコーンスプリン
グ5は両者に反発しており、両者の姿勢及び位置を維持
している。なお、コーンスプリング5には、スタッドピ
ン4の胴部が通過する孔5aが形成されている。
【0011】クラッチプレート3の各外周固定部3bに
は、クッショニングプレート6がリベット7により固定
されている。クッショニングプレート6の両側にはそれ
ぞれフェーシング部材8が固定されている。図示しない
クラッチカバー組立体のプレッシャープレートがフェー
シング部材8をフライホイール21の摩擦面に押圧する
と、フライホイール21の動力がメインドライブシャフ
ト22に伝達される。プレッシャープレートが前記押圧
を解除すると、フェーシング部材8はフライホイール2
1から離れ、動力が遮断される。
【0012】このような構成のディスク組立体を装着し
た場合、メインドライブシャフト22が本来の回転中心
線から傾いて取り付けられる場合がある。この場合に
は、クラッチプレート3がたわみ、ハブ2がメインドラ
イブシャフト22の傾斜に従って傾く。このときのクラ
ッチプレート3のたわみ量は従来に比べて少なくなって
いる。たとえば、図3においてフランジ2bの外周側が
図左側に傾いたとする(図示B印参照)。すると、フラ
ンジ2bはコーンスプリング5の付勢力に抗して隙間A
をせばめるように移動する。このとき、クラッチプレー
ト3の図示内周固定部3aはフランジ2bの動きに追従
しない。この結果、クラッチプレート3全体のたわみ量
は、隙間Aが無い場合に比較して小さくなっている。こ
のため、クラッチプレート3のハブ2にかかる荷重が小
さくなり、ハブ2のスプライン2c及びメインドライブ
シャフト22のスプライン(図示せず)での磨耗が生じ
にくい。
【0013】
【考案の効果】本考案に係るディスク組立体では、ハブ
と円板状プレートとが揺動可能であるので、出力側シャ
フトに角度のミスアラインメントが生じてもプレートの
たわみ量が減り、ハブと出力側シャフトとの係合部での
磨耗が減少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例としてのディスク組立体の縦
断面図。
【図2】ディスク組立体の平面図。
【図3】図1の部分拡大図。
【符号の説明】
1 ディスク組立体 2 ハブ 2a 円筒部 2b フランジ 2c スプライン 3 クラッチプレート

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力側回転体(21)から出力側シャフト
    (22)に回転力を伝達するためのクラッチディスク組
    立体(1)であって、 前記入力側回転体から回転力が伝達される摩擦連結部
    (8)と、 外周端が前記摩擦連結部に固定された環状プレート
    (3)と、 内周部が前記出力側シャフトに係合する円筒部(2a)
    と、前記円筒部から半径方向外側に延びるフランジ(2
    b)とからなるハブ(2)と、 前記ハブと前記環状プレートとが相対的に軸方向に揺動
    可能になるように、前記環状プレートの内周端と前記フ
    ランジとを連結する連結機構(4,5)と、 を備え、 前記連結機構は、前記フランジに固定され前記内周端に
    相対回転不能に係合するとともに前記フランジとの間に
    前記内周端が軸方向に移動可能に配置された隙間を構成
    する連結部材(4)と、前記隙間に配置され前記内周端
    を前記フランジと前記連結部材との間で位置決めさせる
    弾性部材(5)とを有している、 クラッチディスク組立体。
  2. 【請求項2】前記連結部材は前記クラッチディスク組立
    体の回転方向に並んで複数配置されており、 前記内周端には前記複数の連結部材によってそれぞれ前
    記フランジに連結される複数の連結部(3a)が形成さ
    れている、請求項1に記載のクラッチディスク組立体。
  3. 【請求項3】前記弾性部材は前記ハブの外周に延びる環
    状の部材である、請求項1又は2に記載のクラッチディ
    スク組立体。
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