JP2606809B2 - 床支持具 - Google Patents

床支持具

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JP2606809B2
JP2606809B2 JP4170164A JP17016492A JP2606809B2 JP 2606809 B2 JP2606809 B2 JP 2606809B2 JP 4170164 A JP4170164 A JP 4170164A JP 17016492 A JP17016492 A JP 17016492A JP 2606809 B2 JP2606809 B2 JP 2606809B2
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floor
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幸夫 黒崎
直 岡本
正晴 柴崎
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三井建設株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、OAフロアの二重床構
造に適用するに好適な床支持具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オフィスビルのOAフロア等にお
いては、OA事務機や電話等の配線の為に、コンクリー
トスラブ等の構造床側と内装設備の床材側との間に間隙
を形成する形で配線空間を設けておいて、ここを利用す
ることにより、こういった配線が内装設備の床上を這う
のを避けるようにした、所謂二重床構造が知られてい
る。こういった二重床構造においてはその床板材部分に
適宜な開口部分を設けておいて、当該開口部分を介して
必要な配線が取り出されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、こういった二
重床構造を構築施工するには、床板材をその下側から支
持する束や根太等の床支持材上に敷設しなければならな
いために、これを設置するための墨出し及びその固定作
業、また、仕上げ床のレベル出し及びこれに合わせた前
記床支持材の高さ調整等の煩雑な作業工程を踏まなけれ
ば、床板材を敷設することが出来ない、といった施工上
の不利益がある。また、一旦床板材を支持材上に固定す
る形で敷設してしまった後には、ここを利用する供用者
が前述した配線取り出し用の開口部分を簡単に配置変更
することは難しいために、せっかくOAフロアを二重床
構造にしておいても、その有効利用が図られ得ない、と
いった不都合があった。また、床支持具を介してOA事
務器の配線を取り出すことも考えられるが、そうした場
合、配線のケーブル類の取り回しが容易な構造の床支持
具が望まれる。そこで本発明は、上記事情に鑑み、二重
床を簡単に施工することが出来、且つこれが最大限に有
効利用され得るようにすると共に、ケーブル類の取り回
しが容易な床支持具を提供することを目的とするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、その内
部に上下方向に貫通する形の空洞(12s)が形成され
たフレーム(12)を有し、前記フレーム(12)の
記空洞の周囲隅部に脚部(11)を、該フレーム(1
2)を上下に移動位置決めし得る形で複数個、それら脚
部のみが、前記フレーム(12)より下方に突出する形
で設け、前記フレーム(12)に、床材パネル(7)を
支持し得る床受け材(9)を受け入れ自在な受入口(1
21)を複数個設け、前記フレーム(12)の上端(1
2b)部に、その内部に前記空洞(12s)と連通する
空洞(13s)が形成されたフレーム蓋受け手段(1
3)を、該空洞(13s)を遮蔽自在なフレーム蓋(2
1)を着脱自在に支持する形で設け、前記フレーム蓋受
け手段は、該フレーム蓋受け手段を前記フレームに装着
した際に、その外側縁部分(131)が前記フレームの
外側にまで伸延する形で形成されており、前記フレーム
蓋受け手段のフレームの外側にまで伸延する形で形成さ
れた外側縁部分(131)の下面には、前記床材パネル
(7)と係合する係合部が形成されて構成される床支持
具。なお、( )内の番号等は、図面における対応する
要素を示す、便宜的なものであり、従って、本記述は図
面上の記載に限定拘束されるものではない。以下の[作
用]の欄についても同様である。
【0005】
【作用】上記した構成により、フレーム(12)は、受
け入れ口(121)を介して床受け材(9)を受け入れ
支持するように作用する。また、フレーム蓋受け手段
(13)の外側縁部分(131)の係合部が床材パネル
(7)と係合するように作用する。
【0006】
【実施例】図1はOAフロアの一例を示す平面図、図2
は図1に示すOAフロアの断側面図、図3は図1に示す
OAフロアに用いられるサポートベースの一例を示す平
面図、図4は図3の断側面図、図5は図1に示すOAフ
ロアに用いられるフロアパネルの平面図、図6は図5の
側面図、図7は図1に示すOAフロアに用いられる連結
バーの一例を示す斜視図、図8は図1に示すOAフロア
に用いられるサポートベース用の換気蓋の一例を示す平
面図、図9は図8の断側面図、図10乃至図13は図1
に示すOAフロアの施工手順の一例を示す一連の工程図
である。
【0007】オフィスビル1は、図1又は図2に示すよ
うに、その各階にコンクリートスラブ等からなる構造床
2を有しており、構造床2はオフィスビル1の図示され
ない柱、梁等に支持された形で図1紙面上に示す図2紙
面と交差方向に展開配設されている。構造床2上には二
重床構造によるOAフロア3が、図1又は図2左端に示
す壁5にその周囲を包囲された形で配設されており、O
Aフロア3には仕上げ床6が、構造床2の上面2aから
図2に示す所定の高さH1をなす形で図1紙面と平行方
向に展開配設されている。仕上げ床6は、該仕上げ床6
の図2下側に配置する形の各々が板状部材からなる複数
のフロアパネル7上に搭載支持されており、各フロアパ
ネル7は、該フロアパネル7の図2下側に配置する形の
床受け材である杆状部材からなる連結バー9上に搭載支
持されている。連結バー9は、該連結バー9の両側端部
分が、床支持具であるサポートベース10に嵌合支持さ
れており、サポートベース10は、該ベース10の図2
下部に示す脚部11が、前記構造床2上に図1上下及び
左右方向に所定のピッチで並ぶように固定支持された形
になっている。
【0008】各サポートベース10は、図3又は図4に
示すように、所定の内幅略D1をなす形で略正四角筒状
に形成された下部フレーム12を有しており、下部フレ
ーム12の内側には空洞12sが、図4上下方向に貫通
する形で幅略D1をなす略立方体状に形成配設されてい
る。下部フレーム12の4側面中央部分にはそれぞれ、
その上端12bから長さL1だけ切欠き形成される形
で、前記フロアパネル7を支持する連結バー9を受け入
れするための欠損部121が設けられており、また、下
部フレーム12の図3においては4隅に示す図4左右に
は前記脚部11が、空洞12s内から該下部フレーム1
2の下側に向かってそれぞれ突出する形で4本づつ固定
配設されている。各脚部11には、下部フレーム12の
内側面に溶接等により固定された形のプラグ111と、
該プラグ111と螺合する形のネジ杆112がそれぞれ
設けられており、ネジ杆112の下端には円盤状に形成
されたプレート113が、溶接等により一体に固定され
ている。下部フレーム12は、脚部11のネジ杆112
がプラグ111に対して螺転する形で、前記構造床2に
固定支持されるプレート113からフレーム下端12a
までの高さH2が自在に調整されて、且つ、該調整され
た高さH2が、ネジ杆112に螺合された位置決め用の
ナット114を介して位置決め自在な形になっており、
従って、該下部フレーム12に支持される連結バー9
は、サポートベース10の脚部11を介して上下に移動
位置決めされ得る形で、プレート113を介して構造床
2に固定支持される。
【0009】また、サポートベース10には、図3又は
図4に示すように、その下部フレーム12の図4上側か
ら空洞12sに入り込む形で円筒状に形成された上部フ
レーム13が、該下部フレーム12に対して着脱自在に
設けられており、上部フレーム13は、その図4上端部
左右に配置し図3紙面上において四角枠状に示す鍔部1
31が下部フレーム12の上端12bに載戴支持された
形になっている。上部フレーム13の真中部分には内径
D2をなす丸孔13sが、図3紙面と交差する方向であ
る図4上下方向に貫通する形で形成配設されており、丸
孔13sは前記下部フレーム12の空洞12sの上部に
重複配置する形で、両者12s、13sが連通してい
る。また、サポートベース10には上部フレーム13と
下部フレーム12を連結接合するためのボルト23が、
前記脚部11のプラグ111の上側から嵌入自在な形で
設けられており、ボルト23はその上端である頭部分を
上部フレーム13の鍔部131の4隅上に露出させた形
に配設されている。また、上部フレーム13には、その
円筒状をなす側周面4ヵ所に欠損部132が、該フレー
ム13の下端13aから切欠き形成される形でそれぞれ
設けられており、上部フレーム13はその欠損部132
が下部フレーム12の欠損部121に重なる形で、該下
部フレーム12の上側に嵌合支持されている。そして、
サポートベース10には、上下のフレーム13、12の
欠損部121、132が重なる部分にバー受け部15
が、即ち1ヶのベース10に各4ヶのバー受け部15が
配設されており、バー受け部15は、前記連結バー9の
後述する係合部9aの切欠き溝91と係合自在な形にな
っている。
【0010】連結バー9は、図7に示すように、断面C
型に形成された溝形鋼を、図7矢印A、B方向に伸延す
る形の杆状に形成して構成されており、連結バー9の図
7矢印A、B両端部に示すその長手方向両側端部近傍に
は前記サポートベース10のバー受け部15と係合する
ための係合部9a、9aが配置されている。各係合部9
aには切欠き溝91が、該バー9の長手方向である図7
矢印A、B方向と交差する方向即ち図7矢印C、D方向
にバー9の下端側から切込形成される形で設けられてお
り、切欠き溝91には弾性プラスチック等を2ッ折りに
曲げた形に形成してなるファスナ16が、該ファスナ1
6自体の弾性により切欠き溝91中に嵌め込まれた形で
装着されている。連結バー9は、その矢印A、B両端部
近傍にあるその係合部9a、9aの係合溝91、91が
隣接するサポートベース10、10のバー受け部15、
15にそれぞれ係合する形で、該ベース10、10間に
懸架支持されており、係合部9a、9aにおいては、こ
こに嵌合装着されたファスナ16、16がそれぞれ、そ
の弾性により前記下部フレーム12の側面部分をそれぞ
れ挾み付け把持する形に係合されて、該連結バー9の矢
印A、B方向両端部はそれぞれサポートベース10にお
ける下部フレーム12の空洞12s(即ち上部フレーム
13の丸孔13s)内に嵌入配置することになる。ま
た、連結バー9の図7上側にはパネル支持面9bが、図
7矢印A、B方向に伸延する形で、該バー9の略全長に
亙って細長平面状に形成配設されており、パネル支持面
9bには連結バー9の伸延方向と交差する方向に隣接す
る2枚のフロアパネル7、7が、その各々の隣接する一
側辺部分が一本のバー9のパネル支持面9b上に図7に
おいては矢印C、D方向に並ぶ形で搭載支持される。
(図7に示さず)
【0011】フロアパネル7は、図5又は図6に示すよ
うに、樹脂繊維補強コンクリートを押し出し成型により
平板状に形成して構成されており、フロアパネル7の図
54隅には4ヶの切欠き7sが、前記下部フレーム12
の内幅D1(図3、図4に図示)に対応して該幅D1の
略半分である幅D3分づつ切欠き形成される形で略正方
形状に設けられている。フロアパネル7の4隅には切欠
き7sを縁取る形で段部71が、該パネル7の上面7a
より一段低くなる形に穿設形成されており、段部71
は、前記サポートベース10の鍔部131においてその
角13b(図3に図示)を中心として左右両側辺1/2づ
つ、即ち該ベース10の1/4周縁と係合する形になって
いる。フロアパネル7は、図1に示すように、OAフロ
ア3の展開方向である図1上下方向及び左右方向に略隙
間なく並ぶ形で複数配設されており、フロアパネル7上
には該パネル7と千鳥に並んで積層される形の複数のタ
イルカーペット6aが、その上面7a上に支持されて、
該複数のタイルカーペット6aの集合体により前記仕上
げ床6が構成されている。
【0012】また、OAフロア3の仕上げ床6のうち、
前記壁5近傍部分のタイルカーペット6a下には、図2
に示すように、公知のボーダーパネル17が、プラスチ
ック束19に支持された形で図1においては上下方向
(図2紙面と交差する方向)に伸延する形で設けられて
おり、仕上げ床6と壁5の接合部分には公知の巾木20
が壁面5aに貼付け敷設されている。さらに仕上げ床6
には開口孔6sが、図1紙面と交差方向である図2上下
方向に貫通する形で各タイルカーペット6aの中央部分
に形成されており、各々の開口孔6sは、前記サポート
ベース10の丸孔13s及び空洞12sと連通する形で
配設されている。開口孔6sのうちいくつかには、図8
又は図9に示す樹脂製の換気蓋21が、該開口孔6sを
塞ぐ形で嵌着されており、各換気蓋21は、前記上部フ
レーム13の内径であり丸孔13sの径である径D2に
対応した外径略D2をなす円環の上端縁に該径D2より
大なる鍔部211が張り出す形に形成されて、該丸孔1
3sに対して嵌着離脱自在な形になっている。換気蓋2
1には複数の換気孔21sが、図8紙面と交差方向であ
る図9上下方向に貫通する形で穿設形成されており、従
って、OAフロア3は換気孔21sを介して、仕上げ床
6の上側がサポートベース10の下部フレーム12の下
側、即ちフロアパネル7と構造床2との間の空間3s
(図2に図示)に連通した形になっている。
【0013】なお、仕上げ床6には、換気蓋21が嵌着
されていない開口孔6sもあり、該開口孔6sには換気
蓋21と同様の外側形状でありながら換気孔21sが全
く形成されていない盲蓋22(図示せず)や、或いはコ
ンセント、電話ケーブル用アダプタ等が設けられた差し
込み口ユニット(図示せず)が適宜嵌着されて、仕上げ
床6は、その全ての開口孔6sが何等かの形で蓋された
状態になっている。
【0014】オフィスビル1のOAフロア3は以上のよ
うな構成を有しているので、該OAフロア3を構築する
には、まず図10に示すように、例えばフロアパネル7
を設置すべき位置に合わせた形で、該パネル7の隅角部
下の構造床2上に墨出しすることにより、各サポートベ
ース10を設置すべき位置P1を位置決めする。また、
後にOAフロア3に必要とされる電線及びダクト類を、
適宜な供給元側からその取り出し口であるサポートベー
ス10の敷設位置まで構造床2上を這わせる形で、該O
Aフロア3の後に空間3sとなる部分にそれぞれ接続配
設しておく。そして、次に図11に示すように、こうし
て位置決めされた位置P1にサポートベース10を、そ
の上部フレーム13が未だ装着されていない状態の下部
フレーム12を脚部11に支持させた形で構造床2上
に、プレート113を該構造床2を構成しているコンク
リートに定着固定することにより設置する。この際、各
々のサポートベース10の高さを、例えば下部フレーム
12の図4に示す下端12aが構造床2上に高さH2を
なす形になるよう、各々の脚部11においてネジ杆11
2をプラグ111に対して螺転させることにより下部フ
レーム12を上下に移動させて、その高さを調整し、こ
れをナット114を介して位置決め固定する形でレベル
合わせする。すると下部フレーム12は、略正四角筒状
に形成されているところから、この状態において該フレ
ーム12の内側の空洞12sは、その略全部が上下方向
に貫通する形になっている。
【0015】こうして未だ上部フレーム13が装着され
ていないサポートフレーム10がそれぞれ所定の高さを
なす形で、構造床2上に図1上下及び左右方向に所定の
ピッチをなす所定の位置に配設されたところで、次に図
12に示すように、連結バー9を、図1上下及び左右方
向と対応一致する図12矢印E、F及び矢印G、H方向
に向けた形で、隣接するサポートベース10、10間に
懸架する形で配設する。この際、下部フレーム12の上
側には未だ上部フレーム13が装着されていないところ
から、その空洞12sはその全部が上方に向かって開口
しており、従って、連結バー9を図12上側からサポー
トベース10、10の下部フレーム12、12の欠損部
121、121に受け入れさせる形でここに嵌め込むこ
とにより簡単に、両フレーム10、10間に連結バー9
を懸架配設することが出来る。そして各連結バー9は、
その長手方向両端部近傍に配置する形の係合部9a、9
aが、該バー9の両端部に配置する下部フレーム12、
12の欠損部121、121、即ちサポートベース1
0、10のバー受け部15、15と係合して、該バー9
の長手方向両端が空洞12s、12sに入り込み支持さ
れることになる。なお、係合部9aにはそれぞれ切欠き
溝91が形成されて、該溝91にそれぞれファスナ16
が嵌め込み装着されているところから、連結バー9は、
係合部9aにおいて溝91にバー受け部15下の下部フ
レーム12側面部分が嵌まり込むと共にこれをファスナ
16がその弾性により挾み付ける形で把持して、これに
よりサポートベース10に確実に支持される。こうして
サポートベース10、10間に連結バー9が懸架される
と、該連結バー9は、既にその高さが位置決めされたサ
ポートベース10に支持された形で、構造床2の上面2
aから所定の高さをなす形になり、これにより該連結バ
ー9の上面側にあるパネル支持面9bが、所定の高さに
レベル合わせされた形で、施工中の構造床2の上方に格
子状に配設される。
【0016】こうしておいて次に図13に示すように、
所定の高さにレベル合わせされた形の連結バー9上にフ
ロアパネル7を、その4隅の切欠き7sをサポートベー
ス10の1/4周縁に合わせる形で図1上下及び左右方向
に略隙間なく並べる形で複数配設する。この際、サポー
トベース10の下部フレーム12及び連結バー9は上述
したように既にその高さ及び配置が位置決め固定されて
いるところから、フロアパネル9は単にその切欠き7s
をサポートベース10に合わせて連結バー9上に搭載す
るだけで簡単に構造床2上に所定の高さをなす形で展開
敷設される。こうしてフロアパネル7が敷設されたとこ
ろで、各サポートベース10の下部フレーム12に上部
フレーム13を、空洞12s内に嵌め込み、これをボル
ト23を介して連結接合させる形で装着する。すると、
上部フレーム13の鍔部131は下部フレーム12の上
端12bに当接する形でこれに搭載支持されると共に、
該鍔部131の下部フレーム12に搭載されたさらに外
側縁部分が各フロアパネル7の切欠き7sを縁取る段部
71と係合する形で、両者7、12に接合支持される。
なお、こうしてサポートベース10に上部フレーム13
を装着すると、該上部フレーム13にはその側面4ヵ所
に欠損部132が、下部フレーム12の欠損部121と
重なる形でその下端13a側から切欠き形成されている
ところから、該欠損部132のそれぞれが下部フレーム
12の欠損部121に既に係合支持された連結バー9の
上側に被る形で、該バー9と干渉することなく下部フレ
ーム12に支持され得る。
【0017】こうしておいて、フロアパネル7上にタイ
ルカーペット6aを千鳥に積層する形で並べて仕上げ床
6を敷設すると、構造床2上には仕上げ床6が所定の高
さH2をなす形で展開するOAフロア3が、該構造床2
との間に空間3aを有する二重床として形成構築される
が、該仕上げ床6には、各タイルカーペット6aの開口
孔6sが、サポートベース10を構成している下部フレ
ーム12の空洞12s及び上部フレーム13の丸孔13
sと貫通する形で、未だ塞がれていない穴状に配置す
る。従って、仕上げ床6の上側とその下側である空間3
aとは開口孔6s及びサポートベース10の空洞12s
及び丸孔13sを介して上下方向に連通された形になっ
ている。そこで開口孔6sに図8に示す換気蓋21を装
着すると、該換気蓋21の換気孔21sを介して仕上げ
床6の上側とその下側である空間3aが連通する形で、
OAフロア3上の換気が確保される。なお換気蓋21
は、その鍔部211を介して上部フレーム13の丸孔1
3sに嵌着離脱自在な形になっているところから、これ
を容易に仕上げ床6に設置或いは撤去することが出来
る。なお、換気蓋21が装着された開口孔6a部分のサ
ポートベース10には、先に述べた構造床2上のダクト
類を適宜接続することにより、より一層効果的な換気を
得ることが出来る。さらに、開口孔6sに前記差し込み
口ユニット(図示せず)を、先に述べた構造床2上の電
線から接続する形で適宜配設すると、該差し込み口ユニ
ットのコンセントや電話ケーブル用アダプタ等から、後
にOAフロア3に設置される電話やOA事務機の電線や
ケーブル等をここに接続して、これを利用することが必
要なときに自在に出来る。また、開口孔6sのうち、こ
うして換気蓋21や差し込み口ユニットが装着されて尚
余る分の開口孔6sには、前記盲蓋22(図示せず)を
上述した換気蓋21と全く同様に装着することにより、
該開口孔6aを塞ぐことも出来る。従ってOAフロア3
における空間3a部分は、仕上げ床6の開口孔6aに装
着される部材を選択することにより、換気空間として或
いは配線空間としてこれを極めて有効且つ選択的に利用
することが出来、その利用形態の変更も自在である。ま
た、仕上げ床6は、その全ての開口孔6sが何等かの形
で蓋された状態になっているので、当該仕上げ床6の更
に上側に適宜なフローリング材、カーペット類等を敷設
することも可能である。なお、OAフロア3の仕上げ床
6においては、開口孔6aが全く必要とされない部分が
配置することもあり、その場合にはこれを施工する当初
から、開口孔6aが全く形成されていないタイルカーペ
ット6a’を用いても差し支えない。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、そ
の内部に上下方向に貫通する形の空洞12s等の空洞が
形成された下部フレーム12等のフレームを有し、前記
フレームの前記空洞の周囲隅部に脚部11を、該フレー
ムを上下に移動位置決めし得る形で複数個、それら脚部
のみが、前記フレームより下方に突出する形で設け、前
記フレームに、フロアパネル7等の床材パネルを支持し
得る連結バー9等の床受け材を受け入れ自在な受入口1
21を複数個設け、前記フレームの上端12b等の上端
部に、その内部に前記空洞と連通する丸孔13s等の空
洞が形成された上部フレーム13等のフレーム蓋受け手
段を、該空洞を遮蔽自在な換気蓋21、盲蓋22(図示
せず)等のフレーム蓋を着脱自在に支持する形で設け、
前記フレーム蓋受け手段は、該フレーム蓋受け手段を前
記フレームに装着した際に、鍔部131等のその外側縁
部分が前記フレームの外側にまで伸延する形で形成され
ており、前記フレーム蓋受け手段のフレームの外側にま
で伸延する形で形成された外側縁部分の下面には、前記
床材パネルと係合する係合部が形成されて構成したの
で、フレームは、受け入れ口を介して床受け材を受け入
れ支持することが出来る。従って、床材パネルを支持す
るための床受け材を隣接する2ケのフレーム間に懸架す
る形で、該フレームを介して上下に移動位置決め自在に
配設することが出来るので、極めて簡単に二重床を施工
敷設することが出来る。この際床受け材はその長手方向
両端部がフレームに受け入れられることにより、その位
置決め及び配設に何等手間を要することなく、フレーム
間に確実に固定され得る。そして、フレームの内部には
空洞が上下方向に貫通する形で確保されるので、該床材
パネルの上側と下側を、フレーム蓋により遮蔽自在な形
で連通させることが出来る。従って、フレーム蓋に適宜
な種類の蓋部材を選択的に用いることにより、当該空洞
を塞いだり或いはここを換気経路として用いたり、或い
は配線の為に用いたりして、二重床を最大限に有効利用
することが簡単に出来る。また、フレームの空洞の周囲
隅部に脚部を、該フレームを上下に移動位置決めし得る
形で複数個、それら脚部のみが、前記フレームより下方
に突出する形で設けたので、空洞と連通するフレームの
下方が広く外部に開放される形となり、 OA事務器のケ
ーブル類の取り回しを容易に行なうことが出来る。更
に、フレーム蓋受け手段に形成された係合部により、床
材パネルが係合保持されるので、特別な固定手段を別に
設けなくとも、床材パネルが振動により跳ね踊ったりす
ることがなく、簡単で確実な施工が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】OAフロアの一例を示す平面図である。
【図2】図1に示すOAフロアの断側面図である。
【図3】図1に示すOAフロアに用いられるサポートベ
ースの一例を示す平面図である。
【図4】図3の断側面図である。
【図5】図1に示すOAフロアに用いられるフロアパネ
ルの平面図である。
【図6】図5の側面図である。
【図7】図1に示すOAフロアに用いられる連結バーの
一例を示す斜視図である。
【図8】図1に示すOAフロアに用いられるサポートベ
ース用の換気蓋の一例を示す平面図である。
【図9】図8の断側面図である。
【図10】図1に示すOAフロアの施工手順の一例を示
す一連の工程図である。
【図11】図1に示すOAフロアの施工手順の一例を示
す一連の工程図である。
【図12】図1に示すOAフロアの施工手順の一例を示
す一連の工程図である。
【図13】図1に示すOAフロアの施工手順の一例を示
す一連の工程図である。
【符号の説明】
7……床材パネル(フロアパネル) 9……床受け材(連結バー) 10……床支持具(サポートベース) 11……脚部 12……フレーム(下部フレーム) 12s……空洞 121……受入口(欠損部) 12b……上端 13……フレーム蓋受け手段(上部フレーム)131……外側縁部分(鍔部) 13s……空洞(丸孔) 21……フレーム蓋(換気蓋)
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04F 15/18 8702−2E E04F 15/18 Y F24F 13/068 F24F 13/068 A

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】その内部に上下方向に貫通する形の空洞が
    形成されたフレームを有し、 前記フレームの前記空洞の周囲隅部に脚部を、該フレー
    ムを上下に移動位置決めし得る形で複数個、それら脚部
    のみが、前記フレームより下方に突出する形で設け、 前記フレームに、床材パネルを支持し得る床受け材を受
    け入れ自在な受入口を複数個設け、 前記フレームの上端部に、その内部に前記空洞と連通す
    る空洞が形成されたフレーム蓋受け手段を、該空洞を遮
    蔽自在なフレーム蓋を着脱自在に支持する形で設け、前記フレーム蓋受け手段は、該フレーム蓋受け手段を前
    記フレームに装着した際に、その外側縁部分が前記フレ
    ームの外側にまで伸延する形で形成されており、 前記フレーム蓋受け手段のフレームの外側にまで伸延す
    る形で形成された外側縁部分の下面には、前記床材パネ
    ルと係合する係合部が形成されて 構成される床支持具。
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