JPH05344633A - 配電床設備 - Google Patents
配電床設備Info
- Publication number
- JPH05344633A JPH05344633A JP4171753A JP17175392A JPH05344633A JP H05344633 A JPH05344633 A JP H05344633A JP 4171753 A JP4171753 A JP 4171753A JP 17175392 A JP17175392 A JP 17175392A JP H05344633 A JPH05344633 A JP H05344633A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floor
- lid
- support base
- cord
- outlet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Floor Finish (AREA)
- Connection Or Junction Boxes (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】OAフロアに配線取り出し位置を変更可能な二
重床を簡単に施工する。 【構成】フロアパネルを支持するための筒状に形成され
たサポートベースの上部に、その内部にコネクタ収容空
間26sが形成された差し込み口ユニット25を嵌め込
み装着する形で、OAフロア上に任意の数だけ設置す
る。電気機器のコードプラグや電話線を任意のコンセン
ト31、アダプタ32に接続すると、該コードプラグや
電話線は差し込み口ユニット25の蓋27を閉めた状態
で、コード取り出し口36を介して取り出されるので、
その接続状態が維持確保されると共に、床面に配電設備
が露出、突出しない。
重床を簡単に施工する。 【構成】フロアパネルを支持するための筒状に形成され
たサポートベースの上部に、その内部にコネクタ収容空
間26sが形成された差し込み口ユニット25を嵌め込
み装着する形で、OAフロア上に任意の数だけ設置す
る。電気機器のコードプラグや電話線を任意のコンセン
ト31、アダプタ32に接続すると、該コードプラグや
電話線は差し込み口ユニット25の蓋27を閉めた状態
で、コード取り出し口36を介して取り出されるので、
その接続状態が維持確保されると共に、床面に配電設備
が露出、突出しない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、OAフロアの二重床に
適用するに好適な配電床設備に関する。
適用するに好適な配電床設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オフィスビルのOAフロア等にお
いては、OA事務機や電話等の配線の為に、コンクリー
トスラブ等の構造床側と内装設備の床材側との間に間隙
を形成する形で配線空間を設けておいて、ここを利用す
ることにより、こういった配線が内装設備の床上を這う
のを避けるようにした、所謂二重床構造が知られてい
る。こういった二重床構造においてはその床板材部分に
適宜な開口部分を設けておいて、当該開口部分を介して
必要な配線が取り出されている。
いては、OA事務機や電話等の配線の為に、コンクリー
トスラブ等の構造床側と内装設備の床材側との間に間隙
を形成する形で配線空間を設けておいて、ここを利用す
ることにより、こういった配線が内装設備の床上を這う
のを避けるようにした、所謂二重床構造が知られてい
る。こういった二重床構造においてはその床板材部分に
適宜な開口部分を設けておいて、当該開口部分を介して
必要な配線が取り出されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、こういった二
重床は、各々の床板材の位置決め及びレベル出しのため
の墨出しや、これを支持材を用いて調整設置する煩雑な
作業工程を必要とする為に、その構築に非常に手間がか
かることに加えて、一旦床板材を支持材上に固定する形
で敷設してしまった後には、ここを利用する供用者が前
述した配線取り出し用の開口部分を簡単に配置変更する
ことは難しい為に、どうしても床上部分に配線を這わせ
なければならなくなる、といった不都合があった。そこ
で本発明は、上記事情に鑑み、その施工が簡単で、配線
取り出し位置を容易に変更することが出来る配電床設備
を提供するものである。
重床は、各々の床板材の位置決め及びレベル出しのため
の墨出しや、これを支持材を用いて調整設置する煩雑な
作業工程を必要とする為に、その構築に非常に手間がか
かることに加えて、一旦床板材を支持材上に固定する形
で敷設してしまった後には、ここを利用する供用者が前
述した配線取り出し用の開口部分を簡単に配置変更する
ことは難しい為に、どうしても床上部分に配線を這わせ
なければならなくなる、といった不都合があった。そこ
で本発明は、上記事情に鑑み、その施工が簡単で、配線
取り出し位置を容易に変更することが出来る配電床設備
を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、内部に上
下方向に貫通する形の空洞(12s、13s)が形成さ
れた床受け材支持手段(10)を、構造スラブ(2)上
に複数並べて設置し、前記構造スラブ(2)の上方に複
数の床材パネル(7)を、前記複数の床受け材支持手段
(10)の隣接する2者間に懸架される床受け材(9)
に載戴する形で設けた二重床構造(3)において、前記
床受け材支持手段(10)の上部に、配電供給用の差し
込み口ユニット(25)を、該差し込み口ユニット(2
5)の内部に設けられるコンセント(31)を介して前
記床材パネル(7)上の電気設備に配電供給自在な形で
装着し、前記差し込み口ユニット(25)に開閉自在な
蓋(27)を、該蓋(27)の閉合時に電気設備用コー
ドが挿通自在な開口部(36)が形成され得る形で設け
て、構成される。なお、( )内の番号等は、図面にお
ける対応する要素を示す、便宜的なものであり、従っ
て、本記述は図面上の記載に限定拘束されるものではな
い。以下の「作用」の欄についても同様である。
下方向に貫通する形の空洞(12s、13s)が形成さ
れた床受け材支持手段(10)を、構造スラブ(2)上
に複数並べて設置し、前記構造スラブ(2)の上方に複
数の床材パネル(7)を、前記複数の床受け材支持手段
(10)の隣接する2者間に懸架される床受け材(9)
に載戴する形で設けた二重床構造(3)において、前記
床受け材支持手段(10)の上部に、配電供給用の差し
込み口ユニット(25)を、該差し込み口ユニット(2
5)の内部に設けられるコンセント(31)を介して前
記床材パネル(7)上の電気設備に配電供給自在な形で
装着し、前記差し込み口ユニット(25)に開閉自在な
蓋(27)を、該蓋(27)の閉合時に電気設備用コー
ドが挿通自在な開口部(36)が形成され得る形で設け
て、構成される。なお、( )内の番号等は、図面にお
ける対応する要素を示す、便宜的なものであり、従っ
て、本記述は図面上の記載に限定拘束されるものではな
い。以下の「作用」の欄についても同様である。
【0005】
【作用】上記した構成により、本発明は、二重床構造
(3)には差し込み口ユニット(25)が、複数の床材
パネル(7)に挾まれる形で任意の数だけ設置されるよ
うに作用する。
(3)には差し込み口ユニット(25)が、複数の床材
パネル(7)に挾まれる形で任意の数だけ設置されるよ
うに作用する。
【0006】
【実施例】図1はOAフロアの一例を示す平面図、図2
は図1に示すOAフロアの断側面図、図3は図1に示す
OAフロアに用いられるサポートベースの一例を示す平
面図、図4は図3の断側面図、図5は図1に示すOAフ
ロアに用いられるフロアパネルの平面図、図6は図5の
側面図、図7は図1に示すOAフロアに用いられる連結
バーの一例を示す斜視図、図8は図1に示すOAフロア
に用いられるサポートベース用の換気蓋の一例を示す平
面図、図9は図8の断側面図、図10乃至図13は図1
に示すOAフロアの施工手順の一例を示す一連の工程
図、図14は、図1に示すOAフロアに用いられる差し
込み口ユニットの平面図、図15は図14のXV、XV矢視
図、図16は図14に示す差し込み口ユニットにおける
開蓋状態を示す図、図17は図14のXVII、XVII矢視断
面図である。
は図1に示すOAフロアの断側面図、図3は図1に示す
OAフロアに用いられるサポートベースの一例を示す平
面図、図4は図3の断側面図、図5は図1に示すOAフ
ロアに用いられるフロアパネルの平面図、図6は図5の
側面図、図7は図1に示すOAフロアに用いられる連結
バーの一例を示す斜視図、図8は図1に示すOAフロア
に用いられるサポートベース用の換気蓋の一例を示す平
面図、図9は図8の断側面図、図10乃至図13は図1
に示すOAフロアの施工手順の一例を示す一連の工程
図、図14は、図1に示すOAフロアに用いられる差し
込み口ユニットの平面図、図15は図14のXV、XV矢視
図、図16は図14に示す差し込み口ユニットにおける
開蓋状態を示す図、図17は図14のXVII、XVII矢視断
面図である。
【0007】オフィスビル1は、図1又は図2に示すよ
うに、その各階にコンクリートスラブ等からなる構造床
2を有しており、構造床2はオフィスビル1の図示され
ない柱、梁等に支持された形で図1紙面上に示す図2紙
面と交差方向に展開配設されている。構造床2上には二
重床構造によるOAフロア3が、図1又は図2左端に示
す壁5にその周囲を包囲された形で配設されており、O
Aフロア3には仕上げ床6が、構造床2の上面2aから
図2に示す所定の高さH1をなす形で図1紙面と平行方
向に展開配設されている。仕上げ床6は、該仕上げ床6
の図2下側に配置する形の各々が板状部材からなる複数
のフロアパネル7上に搭載支持されており、各フロアパ
ネル7は、該フロアパネル7の図2下側に配置する形の
杆状部材からなる連結バー9上に搭載支持されている。
連結バー9は、該連結バー9の両側端部分が、サポート
ベース10に嵌合支持されており、サポートベース10
は、該ベース10の図2下部に示す脚部11が、前記構
造床2上に図1上下及び左右方向に所定のピッチで並ぶ
ように固定支持された形になっている。
うに、その各階にコンクリートスラブ等からなる構造床
2を有しており、構造床2はオフィスビル1の図示され
ない柱、梁等に支持された形で図1紙面上に示す図2紙
面と交差方向に展開配設されている。構造床2上には二
重床構造によるOAフロア3が、図1又は図2左端に示
す壁5にその周囲を包囲された形で配設されており、O
Aフロア3には仕上げ床6が、構造床2の上面2aから
図2に示す所定の高さH1をなす形で図1紙面と平行方
向に展開配設されている。仕上げ床6は、該仕上げ床6
の図2下側に配置する形の各々が板状部材からなる複数
のフロアパネル7上に搭載支持されており、各フロアパ
ネル7は、該フロアパネル7の図2下側に配置する形の
杆状部材からなる連結バー9上に搭載支持されている。
連結バー9は、該連結バー9の両側端部分が、サポート
ベース10に嵌合支持されており、サポートベース10
は、該ベース10の図2下部に示す脚部11が、前記構
造床2上に図1上下及び左右方向に所定のピッチで並ぶ
ように固定支持された形になっている。
【0008】各サポートベース10は、図3又は図4に
示すように、所定の内幅略D1をなす形で略正四角筒状
に形成された下部フレーム12を有しており、下部フレ
ーム12の内側には空洞12sが、図4上下方向に貫通
する形で幅略D1をなす略立方体状に形成配設されてい
る。下部フレーム12の4側面中央部分にはそれぞれ、
その上端12bから長さL1だけ切欠き形成される形で
欠損部121が設けられており、また、下部フレーム1
2の図3においては4隅に示す図4左右には前記脚部1
1が、空洞12s内から該下部フレーム12の下側に向
かってそれぞれ突出する形で4本づつ固定配設されてい
る。各脚部11には、下部フレーム12の内側面に溶接
等により固定された形のプラグ111と、該プラグ11
1と螺合する形のネジ杆112がそれぞれ設けられてお
り、ネジ杆112の下端には円盤状に形成されたプレー
ト113が、溶接等により一体に固定されている。下部
フレーム12は、脚部11のネジ杆112がプラグ11
1に対して螺転する形で、前記構造床2に固定支持され
るプレート113からフレーム下端12aまでの高さH
2が自在に調整されて、且つ、該調整された高さH2
が、ネジ杆112に螺合された位置決め用のナット11
4を介して位置決め自在な形になっており、従って、該
下部フレーム12に支持される連結バー9は、サポート
ベース10の脚部11を介して上下に移動位置決めされ
得る形で、プレート113を介して構造床2に固定支持
される。
示すように、所定の内幅略D1をなす形で略正四角筒状
に形成された下部フレーム12を有しており、下部フレ
ーム12の内側には空洞12sが、図4上下方向に貫通
する形で幅略D1をなす略立方体状に形成配設されてい
る。下部フレーム12の4側面中央部分にはそれぞれ、
その上端12bから長さL1だけ切欠き形成される形で
欠損部121が設けられており、また、下部フレーム1
2の図3においては4隅に示す図4左右には前記脚部1
1が、空洞12s内から該下部フレーム12の下側に向
かってそれぞれ突出する形で4本づつ固定配設されてい
る。各脚部11には、下部フレーム12の内側面に溶接
等により固定された形のプラグ111と、該プラグ11
1と螺合する形のネジ杆112がそれぞれ設けられてお
り、ネジ杆112の下端には円盤状に形成されたプレー
ト113が、溶接等により一体に固定されている。下部
フレーム12は、脚部11のネジ杆112がプラグ11
1に対して螺転する形で、前記構造床2に固定支持され
るプレート113からフレーム下端12aまでの高さH
2が自在に調整されて、且つ、該調整された高さH2
が、ネジ杆112に螺合された位置決め用のナット11
4を介して位置決め自在な形になっており、従って、該
下部フレーム12に支持される連結バー9は、サポート
ベース10の脚部11を介して上下に移動位置決めされ
得る形で、プレート113を介して構造床2に固定支持
される。
【0009】また、サポートベース10には、図3又は
図4に示すように、その下部フレーム12の図4上側か
ら空洞12sに入り込む形で円筒状に形成された上部フ
レーム13が、該下部フレーム12に対して着脱自在に
設けられており、上部フレーム13は、その図4上端部
左右に配置し図3紙面上において四角枠状に示す鍔部1
31が下部フレーム12の上端12bに載戴支持された
形になっている。上部フレーム13の真中部分には内径
D2をなす丸孔13sが、図3紙面と交差する方向であ
る図4上下方向に貫通する形で形成配設されており、丸
孔13sは前記下部フレーム12の空洞12sの上部に
重複配置する形で、両者12s、13sが連通してい
る。また、サポートベース10には上部フレーム13と
下部フレーム12を連結接合するためのボルト23が、
前記脚部11のプラグ111の上側から嵌入自在な形で
設けられており、ボルト23はその上端である頭部分を
上部フレーム13の鍔部131の4隅上に露出させた形
に配設されている。また、上部フレーム13には、その
円筒状をなす側周面4ヵ所に欠損部132が、該フレー
ム13の下端13aから切欠き形成される形でそれぞれ
設けられており、上部フレーム13はその欠損部132
が下部フレーム12の欠損部121に重なる形で、該下
部フレーム12の上側に嵌合支持されている。そして、
サポートベース10には、上下のフレーム13、12の
欠損部121、132が重なる部分にバー受け部15
が、即ち1ヶのベース10に各4ヶのバー受け部15が
配設されており、バー受け部15は、前記連結バー9の
後述する係合部9aの切欠き溝91と係合自在な形にな
っている。
図4に示すように、その下部フレーム12の図4上側か
ら空洞12sに入り込む形で円筒状に形成された上部フ
レーム13が、該下部フレーム12に対して着脱自在に
設けられており、上部フレーム13は、その図4上端部
左右に配置し図3紙面上において四角枠状に示す鍔部1
31が下部フレーム12の上端12bに載戴支持された
形になっている。上部フレーム13の真中部分には内径
D2をなす丸孔13sが、図3紙面と交差する方向であ
る図4上下方向に貫通する形で形成配設されており、丸
孔13sは前記下部フレーム12の空洞12sの上部に
重複配置する形で、両者12s、13sが連通してい
る。また、サポートベース10には上部フレーム13と
下部フレーム12を連結接合するためのボルト23が、
前記脚部11のプラグ111の上側から嵌入自在な形で
設けられており、ボルト23はその上端である頭部分を
上部フレーム13の鍔部131の4隅上に露出させた形
に配設されている。また、上部フレーム13には、その
円筒状をなす側周面4ヵ所に欠損部132が、該フレー
ム13の下端13aから切欠き形成される形でそれぞれ
設けられており、上部フレーム13はその欠損部132
が下部フレーム12の欠損部121に重なる形で、該下
部フレーム12の上側に嵌合支持されている。そして、
サポートベース10には、上下のフレーム13、12の
欠損部121、132が重なる部分にバー受け部15
が、即ち1ヶのベース10に各4ヶのバー受け部15が
配設されており、バー受け部15は、前記連結バー9の
後述する係合部9aの切欠き溝91と係合自在な形にな
っている。
【0010】連結バー9は、図7に示すように、断面C
型に形成された溝形鋼を、図7矢印A、B方向に伸延す
る形の杆状に形成して構成されており、連結バー9の図
7矢印A、B両端部に示すその長手方向両側端部近傍に
は前記サポートベース10のバー受け部15と係合する
ための係合部9a、9aが配置されている。各係合部9
aには切欠き溝91が、該バー9の長手方向である図7
矢印A、B方向と交差する方向即ち図7矢印C、D方向
にバー9の下端側から切込形成される形で設けられてお
り、切欠き溝91には弾性プラスチック等を2ッ折りに
曲げた形に形成してなるファスナ16が、該ファスナ1
6自体の弾性により切欠き溝91中に嵌め込まれた形で
装着されている。連結バー9は、その矢印A、B両端部
近傍にあるその係合部9a、9aの係合溝91、91が
隣接するサポートベース10、10のバー受け部15、
15にそれぞれ係合する形で、該ベース10、10間に
懸架支持されており、係合部9a、9aにおいては、こ
こに嵌合装着されたファスナ16、16がそれぞれ、そ
の弾性により前記下部フレーム12の側面部分をそれぞ
れ挾み付け把持する形に係合されて、該連結バー9の矢
印A、B方向両端部はそれぞれサポートベース10にお
ける下部フレーム12の空洞12s(即ち上部フレーム
13の丸孔13s)内に嵌入配置することになる。ま
た、連結バー9の図7上側にはパネル支持面9bが、図
7矢印A、B方向に伸延する形で、該バー9の略全長に
亙って細長平面状に形成配設されており、パネル支持面
9bには連結バー9の伸延方向と交差する方向に隣接す
る2枚のフロアパネル7、7が、その各々の隣接する一
側辺部分が一本のバー9のパネル支持面9b上に図7に
おいては矢印C、D方向に並ぶ形で搭載支持される。
(図7に示さず)
型に形成された溝形鋼を、図7矢印A、B方向に伸延す
る形の杆状に形成して構成されており、連結バー9の図
7矢印A、B両端部に示すその長手方向両側端部近傍に
は前記サポートベース10のバー受け部15と係合する
ための係合部9a、9aが配置されている。各係合部9
aには切欠き溝91が、該バー9の長手方向である図7
矢印A、B方向と交差する方向即ち図7矢印C、D方向
にバー9の下端側から切込形成される形で設けられてお
り、切欠き溝91には弾性プラスチック等を2ッ折りに
曲げた形に形成してなるファスナ16が、該ファスナ1
6自体の弾性により切欠き溝91中に嵌め込まれた形で
装着されている。連結バー9は、その矢印A、B両端部
近傍にあるその係合部9a、9aの係合溝91、91が
隣接するサポートベース10、10のバー受け部15、
15にそれぞれ係合する形で、該ベース10、10間に
懸架支持されており、係合部9a、9aにおいては、こ
こに嵌合装着されたファスナ16、16がそれぞれ、そ
の弾性により前記下部フレーム12の側面部分をそれぞ
れ挾み付け把持する形に係合されて、該連結バー9の矢
印A、B方向両端部はそれぞれサポートベース10にお
ける下部フレーム12の空洞12s(即ち上部フレーム
13の丸孔13s)内に嵌入配置することになる。ま
た、連結バー9の図7上側にはパネル支持面9bが、図
7矢印A、B方向に伸延する形で、該バー9の略全長に
亙って細長平面状に形成配設されており、パネル支持面
9bには連結バー9の伸延方向と交差する方向に隣接す
る2枚のフロアパネル7、7が、その各々の隣接する一
側辺部分が一本のバー9のパネル支持面9b上に図7に
おいては矢印C、D方向に並ぶ形で搭載支持される。
(図7に示さず)
【0011】フロアパネル7は、図5又は図6に示すよ
うに、樹脂繊維補強コンクリートを押し出し成型により
平板状に形成して構成されており、フロアパネル7の図
54隅には4ヶの切欠き7sが、前記下部フレーム12
の内幅D1(図3、図4に図示)に対応して該幅D1の
略半分である幅D3分づつ切欠き形成される形で略正方
形状に設けられている。フロアパネル7の4隅には切欠
き7sを縁取る形で段部71が、該パネル7の上面7a
より一段低くなる形に穿設形成されており、段部71
は、前記サポートベース10の鍔部131においてその
角13b(図3に図示)を中心として左右両側辺1/2づ
つ、即ち該ベース10の1/4周縁と係合する形になって
いる。フロアパネル7は、図1に示すように、OAフロ
ア3の展開方向である図1上下方向及び左右方向に略隙
間なく並ぶ形で複数配設されており、フロアパネル7上
には該パネル7と千鳥に並んで積層される形の複数のタ
イルカーペット6aが、その上面7a上に支持されて、
該複数のタイルカーペット6aの集合体により前記仕上
げ床6が構成されている。
うに、樹脂繊維補強コンクリートを押し出し成型により
平板状に形成して構成されており、フロアパネル7の図
54隅には4ヶの切欠き7sが、前記下部フレーム12
の内幅D1(図3、図4に図示)に対応して該幅D1の
略半分である幅D3分づつ切欠き形成される形で略正方
形状に設けられている。フロアパネル7の4隅には切欠
き7sを縁取る形で段部71が、該パネル7の上面7a
より一段低くなる形に穿設形成されており、段部71
は、前記サポートベース10の鍔部131においてその
角13b(図3に図示)を中心として左右両側辺1/2づ
つ、即ち該ベース10の1/4周縁と係合する形になって
いる。フロアパネル7は、図1に示すように、OAフロ
ア3の展開方向である図1上下方向及び左右方向に略隙
間なく並ぶ形で複数配設されており、フロアパネル7上
には該パネル7と千鳥に並んで積層される形の複数のタ
イルカーペット6aが、その上面7a上に支持されて、
該複数のタイルカーペット6aの集合体により前記仕上
げ床6が構成されている。
【0012】また、OAフロア3の仕上げ床6のうち、
前記壁5近傍部分のタイルカーペット6a下には、図2
に示すように、公知のボーダーパネル17が、プラスチ
ック束19に支持された形で図1においては上下方向
(図2紙面と交差する方向)に伸延する形で設けられて
おり、仕上げ床6と壁5の接合部分には公知の巾木20
が壁面5aに貼付け敷設されている。さらに仕上げ床6
には開口孔6sが、図1紙面と交差方向である図2上下
方向に貫通する形で各タイルカーペット6aの中央部分
に形成されており、各々の開口孔6sは、前記サポート
ベース10の丸孔13s及び空洞12sと連通する形で
配設されている。開口孔6sのうちいくつかには、図8
又は図9に示す樹脂製の換気蓋21が、該開口孔6sを
塞ぐ形で嵌着されており、各換気蓋21は、前記上部フ
レーム13の内径であり丸孔13sの径である径D2に
対応した外径略D2をなす円環の上端縁に該径D2より
大なる鍔部211が張り出す形に形成されて、該丸孔1
3sに対して嵌着離脱自在な形になっている。換気蓋2
1には複数の換気孔21sが、図8紙面と交差方向であ
る図9上下方向に貫通する形で穿設形成されており、従
って、OAフロア3は換気孔21sを介して、仕上げ床
6の上側がサポートベース10の下部フレーム12の下
側、即ちフロアパネル7と構造床2との間の空間3s
(図2に図示)に連通した形になっている。
前記壁5近傍部分のタイルカーペット6a下には、図2
に示すように、公知のボーダーパネル17が、プラスチ
ック束19に支持された形で図1においては上下方向
(図2紙面と交差する方向)に伸延する形で設けられて
おり、仕上げ床6と壁5の接合部分には公知の巾木20
が壁面5aに貼付け敷設されている。さらに仕上げ床6
には開口孔6sが、図1紙面と交差方向である図2上下
方向に貫通する形で各タイルカーペット6aの中央部分
に形成されており、各々の開口孔6sは、前記サポート
ベース10の丸孔13s及び空洞12sと連通する形で
配設されている。開口孔6sのうちいくつかには、図8
又は図9に示す樹脂製の換気蓋21が、該開口孔6sを
塞ぐ形で嵌着されており、各換気蓋21は、前記上部フ
レーム13の内径であり丸孔13sの径である径D2に
対応した外径略D2をなす円環の上端縁に該径D2より
大なる鍔部211が張り出す形に形成されて、該丸孔1
3sに対して嵌着離脱自在な形になっている。換気蓋2
1には複数の換気孔21sが、図8紙面と交差方向であ
る図9上下方向に貫通する形で穿設形成されており、従
って、OAフロア3は換気孔21sを介して、仕上げ床
6の上側がサポートベース10の下部フレーム12の下
側、即ちフロアパネル7と構造床2との間の空間3s
(図2に図示)に連通した形になっている。
【0013】また、開口孔6sのうち他のいくつかに
は、図14乃至図17に示すような差し込み口ユニット
25が、該開口孔6sを塞いで仕上げ床6の床面と略同
一平面を形成する形で各々のサポートベース10に装着
されており、差し込み口ユニット25は、強化合成樹脂
からなり上部フレーム13の内径即ち丸孔13sの径で
ある径D2に対応して該丸孔13sに嵌まる函体状に形
成されたケーシング26を有している。ケーシング26
には鍔部261が、図14又は図17に示すように該ケ
ーシング26の本体部分上端縁がその放射方向外方に向
けて張出し形成された形で円枠状に設けられており、ケ
ーシング26の内部にはコネクタ収容空間26sが矩形
状に形成配設されている。コネクタ収容空間26sには
OAフロア3上の内装電気設備に電気を供給するための
コネクタ30が、ケーシング26の内側に固定される形
で図14左部に収容配設されており、コネクタ30には
コンセント31が、該コンセント31を介してOAフロ
ア3上の電気機器類に配電供給自在な形で図17左右2
ヵ所に並んで設けられている。コンセント31はその差
し込み口31cを前方に向けた形、即ち電気機器類側の
コードプラグをその図14右方側から(即ち図17紙面
の手前側から)受け入れるように向けた形で配設されて
おり、コンセント31の図17下側に示すソケット33
には図示されない電源供給ケーブルが、OAフロア3外
の配電盤等から接続されている。また、コネクタ収容空
間30の図14右部には電話線接続用のアダプタ32
が、前記コンセント31の前方即ち図14右方にこれと
同様に左右に2ヶ並ぶ形で設けられており、アダプタ3
2は、その差し込み口32cを上方に向けた形、即ち電
話器側の電話線端子を図14紙面の手前側から受け入れ
るように向けた形でケーシング26内に固定配設されて
いる。アダプタ32にはその図15下側に示す中継端子
35に図示されない電話通信ケーブルが接続されてお
り、アダプタ32に接続された電話通信ケーブル及び前
記コンセント31に接続された電源供給ケーブルは、前
記OAフロア3下と構造床2との間の空間3sに挿通配
置されている。
は、図14乃至図17に示すような差し込み口ユニット
25が、該開口孔6sを塞いで仕上げ床6の床面と略同
一平面を形成する形で各々のサポートベース10に装着
されており、差し込み口ユニット25は、強化合成樹脂
からなり上部フレーム13の内径即ち丸孔13sの径で
ある径D2に対応して該丸孔13sに嵌まる函体状に形
成されたケーシング26を有している。ケーシング26
には鍔部261が、図14又は図17に示すように該ケ
ーシング26の本体部分上端縁がその放射方向外方に向
けて張出し形成された形で円枠状に設けられており、ケ
ーシング26の内部にはコネクタ収容空間26sが矩形
状に形成配設されている。コネクタ収容空間26sには
OAフロア3上の内装電気設備に電気を供給するための
コネクタ30が、ケーシング26の内側に固定される形
で図14左部に収容配設されており、コネクタ30には
コンセント31が、該コンセント31を介してOAフロ
ア3上の電気機器類に配電供給自在な形で図17左右2
ヵ所に並んで設けられている。コンセント31はその差
し込み口31cを前方に向けた形、即ち電気機器類側の
コードプラグをその図14右方側から(即ち図17紙面
の手前側から)受け入れるように向けた形で配設されて
おり、コンセント31の図17下側に示すソケット33
には図示されない電源供給ケーブルが、OAフロア3外
の配電盤等から接続されている。また、コネクタ収容空
間30の図14右部には電話線接続用のアダプタ32
が、前記コンセント31の前方即ち図14右方にこれと
同様に左右に2ヶ並ぶ形で設けられており、アダプタ3
2は、その差し込み口32cを上方に向けた形、即ち電
話器側の電話線端子を図14紙面の手前側から受け入れ
るように向けた形でケーシング26内に固定配設されて
いる。アダプタ32にはその図15下側に示す中継端子
35に図示されない電話通信ケーブルが接続されてお
り、アダプタ32に接続された電話通信ケーブル及び前
記コンセント31に接続された電源供給ケーブルは、前
記OAフロア3下と構造床2との間の空間3sに挿通配
置されている。
【0014】また、差し込み口ユニット25のケーシン
グ26には図14又は図15に示すように、該ケーシン
グ26と同等の素材からなる蓋27が、コネクタ収容空
間26sの上側を塞ぐ形でその図15左側に示すヒンジ
271を介して枢着固定されており、蓋27は図15に
示すように、ヒンジ271部分を固定端とする自由端側
即ち図15右端側を矢印M、N方向に移動させることに
より、コネクタ収容空間26sを開閉し得る形になって
いる。蓋27の図14右側にはロック機構29が、該蓋
27をケーシング26に繋着開放自在な形で設けられて
おり、蓋27はロック機構29のコイン孔291を図1
4に示す状態から矢印P方向に略90度回した状態下に
おいて、図15に示すようにその自由端側が矢印M方向
に移動して、蓋面27aが仕上げ床6の床面6b(図1
5に図示)と対面する迄開くことが出来るように構成さ
れている。ケーシング26には蓋27の自由端側である
図14右端側との間にコード取り出し口36が、該蓋2
7の図14に示す閉合時においてなお貫通穴状をなす形
で設けられており、前記コネクタ収容空間26sはコー
ド取り出し口36を介してケーシング26の外側と連通
自在な形になっている。また、蓋27の自由端側である
図14右端部にはブランクチップ37が、コード取り出
し口36を開放閉塞自在な形で爪状に装着されており、
従って、コード取り出し口36はブランクチップ37を
介して、該蓋27の閉合時においてOAフロア3上の電
気機器類側のプラグコードが該取り出し口36を挿通さ
れ得る形か或いは該取り出し口36が封鎖された形の何
れか一方の状態をなすように、即ちこれを選択的に開放
閉塞することが出来るように構成されている。
グ26には図14又は図15に示すように、該ケーシン
グ26と同等の素材からなる蓋27が、コネクタ収容空
間26sの上側を塞ぐ形でその図15左側に示すヒンジ
271を介して枢着固定されており、蓋27は図15に
示すように、ヒンジ271部分を固定端とする自由端側
即ち図15右端側を矢印M、N方向に移動させることに
より、コネクタ収容空間26sを開閉し得る形になって
いる。蓋27の図14右側にはロック機構29が、該蓋
27をケーシング26に繋着開放自在な形で設けられて
おり、蓋27はロック機構29のコイン孔291を図1
4に示す状態から矢印P方向に略90度回した状態下に
おいて、図15に示すようにその自由端側が矢印M方向
に移動して、蓋面27aが仕上げ床6の床面6b(図1
5に図示)と対面する迄開くことが出来るように構成さ
れている。ケーシング26には蓋27の自由端側である
図14右端側との間にコード取り出し口36が、該蓋2
7の図14に示す閉合時においてなお貫通穴状をなす形
で設けられており、前記コネクタ収容空間26sはコー
ド取り出し口36を介してケーシング26の外側と連通
自在な形になっている。また、蓋27の自由端側である
図14右端部にはブランクチップ37が、コード取り出
し口36を開放閉塞自在な形で爪状に装着されており、
従って、コード取り出し口36はブランクチップ37を
介して、該蓋27の閉合時においてOAフロア3上の電
気機器類側のプラグコードが該取り出し口36を挿通さ
れ得る形か或いは該取り出し口36が封鎖された形の何
れか一方の状態をなすように、即ちこれを選択的に開放
閉塞することが出来るように構成されている。
【0015】さらにケーシング26の前記鍔部261に
は図16又は図17に示すように、蓋27を挾んで左右
2ヵ所、即ちその図16上下に示す図17右部及び左部
に、図16紙面と交差する方向である図17上下方向に
貫通する孔262がそれぞれ穿設形成されており、各孔
262には差し込み口ユニット25のケーシング26と
前記仕上げ床6とを連結固定するためのクランプ金具4
0が装着されている。クランプ金具40には図17に示
すように、皿ビス41が、該皿ビス41に隙間嵌めされ
たプレート43を、ナットスペーサ41を介して図17
矢印P方向に押圧し得る形で設けられており、クランプ
金具40のプレート43は、前記バー受け部15に対応
する形、即ち上下のフレーム13、12の欠損部12
1、132に対応配置する形でサポートベース10に装
着支持される。そして、ケーシング26は、図15に示
すように、その鍔部261の縁26aが仕上げ床6のタ
イルカーペット6a上に搭載されると共に、該ケーシン
グ26に装着されたクランプ金具40のプレート43が
皿ビス41及びナットスペーサ42を介してフロアパネ
ル7の下面側から図17矢印P方向である略上側に向け
て押圧されることにより、タイルカーペット6aと仕上
げ床6を挾み付ける形で、仕上げ床6側に連結支持され
ている。なお、仕上げ床6には、換気蓋21又は差し込
み口ユニット25のいずれもが設けられていない開口孔
6sもあり、該開口孔6sには換気蓋21と同様の外側
形状でありながら換気孔21sが全く形成されていない
盲蓋22(図示せず)等がサポートベース10に適宜嵌
着されて、仕上げ床6は、その全ての開口孔6sが何等
かの形で蓋された状態になっている。
は図16又は図17に示すように、蓋27を挾んで左右
2ヵ所、即ちその図16上下に示す図17右部及び左部
に、図16紙面と交差する方向である図17上下方向に
貫通する孔262がそれぞれ穿設形成されており、各孔
262には差し込み口ユニット25のケーシング26と
前記仕上げ床6とを連結固定するためのクランプ金具4
0が装着されている。クランプ金具40には図17に示
すように、皿ビス41が、該皿ビス41に隙間嵌めされ
たプレート43を、ナットスペーサ41を介して図17
矢印P方向に押圧し得る形で設けられており、クランプ
金具40のプレート43は、前記バー受け部15に対応
する形、即ち上下のフレーム13、12の欠損部12
1、132に対応配置する形でサポートベース10に装
着支持される。そして、ケーシング26は、図15に示
すように、その鍔部261の縁26aが仕上げ床6のタ
イルカーペット6a上に搭載されると共に、該ケーシン
グ26に装着されたクランプ金具40のプレート43が
皿ビス41及びナットスペーサ42を介してフロアパネ
ル7の下面側から図17矢印P方向である略上側に向け
て押圧されることにより、タイルカーペット6aと仕上
げ床6を挾み付ける形で、仕上げ床6側に連結支持され
ている。なお、仕上げ床6には、換気蓋21又は差し込
み口ユニット25のいずれもが設けられていない開口孔
6sもあり、該開口孔6sには換気蓋21と同様の外側
形状でありながら換気孔21sが全く形成されていない
盲蓋22(図示せず)等がサポートベース10に適宜嵌
着されて、仕上げ床6は、その全ての開口孔6sが何等
かの形で蓋された状態になっている。
【0016】オフィスビル1のOAフロア3は以上のよ
うな構成を有しているので、該OAフロア3を構築する
には、まず図10に示すように、例えばフロアパネル7
を設置すべき位置に合わせた形で、該パネル7の隅角部
下の構造床2上に墨出しすることにより、各サポートベ
ース10を設置すべき位置P1を位置決めする。また、
後にOAフロア3に必要とされる電線、電話通信用ケー
ブル及びダクト類を、適宜な供給元側からその取り出し
口であるサポートベース10の敷設位置まで構造床2上
を這わせる形で、該OAフロア3の後に空間3sとなる
部分にそれぞれ接続配設しておく。そして、次に図11
に示すように、こうして位置決めされた位置P1にサポ
ートベース10を、その上部フレーム13が未だ装着さ
れていない状態の下部フレーム12を脚部11に支持さ
せた形で構造床2上に、プレート113を該構造床2を
構成しているコンクリートに定着固定することにより設
置する。この際、各々のサポートベース10の高さを、
例えば下部フレーム12の図4に示す下端12aが構造
床2上に高さH2をなす形になるよう、各々の脚部11
においてネジ杆112をプラグ111に対して螺転させ
ることにより下部フレーム12を上下に移動させて、そ
の高さを調整し、これをナット114を介して位置決め
固定する形でレベル合わせする。すると下部フレーム1
2は、略正四角筒状に形成されているところから、この
状態において該フレーム12の内側の空洞12sは、そ
の略全部が上下方向に貫通する形になっている。
うな構成を有しているので、該OAフロア3を構築する
には、まず図10に示すように、例えばフロアパネル7
を設置すべき位置に合わせた形で、該パネル7の隅角部
下の構造床2上に墨出しすることにより、各サポートベ
ース10を設置すべき位置P1を位置決めする。また、
後にOAフロア3に必要とされる電線、電話通信用ケー
ブル及びダクト類を、適宜な供給元側からその取り出し
口であるサポートベース10の敷設位置まで構造床2上
を這わせる形で、該OAフロア3の後に空間3sとなる
部分にそれぞれ接続配設しておく。そして、次に図11
に示すように、こうして位置決めされた位置P1にサポ
ートベース10を、その上部フレーム13が未だ装着さ
れていない状態の下部フレーム12を脚部11に支持さ
せた形で構造床2上に、プレート113を該構造床2を
構成しているコンクリートに定着固定することにより設
置する。この際、各々のサポートベース10の高さを、
例えば下部フレーム12の図4に示す下端12aが構造
床2上に高さH2をなす形になるよう、各々の脚部11
においてネジ杆112をプラグ111に対して螺転させ
ることにより下部フレーム12を上下に移動させて、そ
の高さを調整し、これをナット114を介して位置決め
固定する形でレベル合わせする。すると下部フレーム1
2は、略正四角筒状に形成されているところから、この
状態において該フレーム12の内側の空洞12sは、そ
の略全部が上下方向に貫通する形になっている。
【0017】こうして未だ上部フレーム13が装着され
ていないサポートフレーム10がそれぞれ所定の高さを
なす形で、構造床2上に図1上下及び左右方向に所定の
ピッチをなす所定の位置に配設されたところで、次に図
12に示すように、連結バー9を、図1上下及び左右方
向と対応一致する図12矢印E、F及び矢印G、H方向
に向けた形で、隣接するサポートベース10、10間に
懸架する形で配設する。この際、下部フレーム12の上
側には未だ上部フレーム13が装着されていないところ
から、その空洞12sはその全部が上方に向かって開口
しており、従って、連結バー9を図12上側からサポー
トベース10、10の下部フレーム12、12の欠損部
121、121に嵌め込むだけで簡単に、両フレーム1
0、10間に連結バー9を懸架配設することが出来る。
そして各連結バー9は、その長手方向両端部近傍に配置
する形の係合部9a、9aが、該バー9の両端部に配置
する下部フレーム12、12の欠損部121、121、
即ちサポートベース10、10のバー受け部15、15
と係合することになる。すると、係合部9aにはそれぞ
れ切欠き溝91が形成されて、該溝91にそれぞれファ
スナ16が嵌め込み装着されているところから、連結バ
ー9は、係合部9aにおいて溝91にバー受け部15下
の下部フレーム12側面部分が嵌まり込むと共にこれを
ファスナ16がその弾性により挾み付ける形で把持し
て、これによりサポートベース10に確実に支持され
る。こうしてサポートベース10、10間に連結バー9
が懸架されると、該連結バー9は、既にその高さが位置
決めされたサポートベース10に支持された形で、構造
床2の上面2aから所定の高さをなす形になり、これに
より該連結バー9の上面側にあるパネル支持面9bが、
所定の高さにレベル合わせされた形で、施工中の構造床
2の上方に格子状に配設される。
ていないサポートフレーム10がそれぞれ所定の高さを
なす形で、構造床2上に図1上下及び左右方向に所定の
ピッチをなす所定の位置に配設されたところで、次に図
12に示すように、連結バー9を、図1上下及び左右方
向と対応一致する図12矢印E、F及び矢印G、H方向
に向けた形で、隣接するサポートベース10、10間に
懸架する形で配設する。この際、下部フレーム12の上
側には未だ上部フレーム13が装着されていないところ
から、その空洞12sはその全部が上方に向かって開口
しており、従って、連結バー9を図12上側からサポー
トベース10、10の下部フレーム12、12の欠損部
121、121に嵌め込むだけで簡単に、両フレーム1
0、10間に連結バー9を懸架配設することが出来る。
そして各連結バー9は、その長手方向両端部近傍に配置
する形の係合部9a、9aが、該バー9の両端部に配置
する下部フレーム12、12の欠損部121、121、
即ちサポートベース10、10のバー受け部15、15
と係合することになる。すると、係合部9aにはそれぞ
れ切欠き溝91が形成されて、該溝91にそれぞれファ
スナ16が嵌め込み装着されているところから、連結バ
ー9は、係合部9aにおいて溝91にバー受け部15下
の下部フレーム12側面部分が嵌まり込むと共にこれを
ファスナ16がその弾性により挾み付ける形で把持し
て、これによりサポートベース10に確実に支持され
る。こうしてサポートベース10、10間に連結バー9
が懸架されると、該連結バー9は、既にその高さが位置
決めされたサポートベース10に支持された形で、構造
床2の上面2aから所定の高さをなす形になり、これに
より該連結バー9の上面側にあるパネル支持面9bが、
所定の高さにレベル合わせされた形で、施工中の構造床
2の上方に格子状に配設される。
【0018】こうしておいて次に図13に示すように、
所定の高さにレベル合わせされた形の連結バー9上にフ
ロアパネル7を、その4隅の切欠き7sをサポートベー
ス10の1/4周縁に合わせる形で図1上下及び左右方向
に略隙間なく並べる形で複数配設する。この際、サポー
トベース10の下部フレーム12及び連結バー9は上述
したように既にその高さ及び配置が位置決め固定されて
いるところから、フロアパネル9は単にその切欠き7s
をサポートベース10に合わせて連結バー9上に搭載す
るだけで簡単に構造床2上に所定の高さをなす形で展開
敷設される。こうしてフロアパネル7が敷設されたとこ
ろで、各サポートベース10の下部フレーム12に上部
フレーム13を、空洞12s内に嵌め込み、これをボル
ト23を介して連結接合させる形で装着する。すると、
上部フレーム13の鍔部131は下部フレーム12の上
端12bに当接する形でこれに搭載支持されると共に、
該鍔部131の下部フレーム12に搭載されたさらに外
側縁部分が各フロアパネル7の切欠き7sを縁取る段部
71と係合する形で、両者7、12に接合支持される。
なお、こうしてサポートベース10に上部フレーム13
を装着すると、該上部フレーム13にはその側面4ヵ所
に欠損部132が、下部フレーム12の欠損部121と
重なる形でその下端13a側から切欠き形成されている
ところから、該欠損部132のそれぞれが下部フレーム
12の欠損部121に既に係合支持された連結バー9の
上側に被る形で、該バー9と干渉することなく下部フレ
ーム12に支持され得る。
所定の高さにレベル合わせされた形の連結バー9上にフ
ロアパネル7を、その4隅の切欠き7sをサポートベー
ス10の1/4周縁に合わせる形で図1上下及び左右方向
に略隙間なく並べる形で複数配設する。この際、サポー
トベース10の下部フレーム12及び連結バー9は上述
したように既にその高さ及び配置が位置決め固定されて
いるところから、フロアパネル9は単にその切欠き7s
をサポートベース10に合わせて連結バー9上に搭載す
るだけで簡単に構造床2上に所定の高さをなす形で展開
敷設される。こうしてフロアパネル7が敷設されたとこ
ろで、各サポートベース10の下部フレーム12に上部
フレーム13を、空洞12s内に嵌め込み、これをボル
ト23を介して連結接合させる形で装着する。すると、
上部フレーム13の鍔部131は下部フレーム12の上
端12bに当接する形でこれに搭載支持されると共に、
該鍔部131の下部フレーム12に搭載されたさらに外
側縁部分が各フロアパネル7の切欠き7sを縁取る段部
71と係合する形で、両者7、12に接合支持される。
なお、こうしてサポートベース10に上部フレーム13
を装着すると、該上部フレーム13にはその側面4ヵ所
に欠損部132が、下部フレーム12の欠損部121と
重なる形でその下端13a側から切欠き形成されている
ところから、該欠損部132のそれぞれが下部フレーム
12の欠損部121に既に係合支持された連結バー9の
上側に被る形で、該バー9と干渉することなく下部フレ
ーム12に支持され得る。
【0019】こうしておいて、フロアパネル7上にタイ
ルカーペット6aを千鳥に積層する形で並べて仕上げ床
6を敷設すると、構造床2上には仕上げ床6が所定の高
さH2をなす形で展開するOAフロア3が、該構造床2
との間に空間3aを有する二重床として形成構築される
が、該仕上げ床6には、各タイルカーペット6aの開口
孔6sが、サポートベース10を構成している下部フレ
ーム12の空洞12s及び上部フレーム13の丸孔13
sと貫通する形で、未だ塞がれていない穴状に配置す
る。従って、仕上げ床6の上側とその下側である空間3
aとは開口孔6s及びサポートベース10の空洞12s
及び丸孔13sを介して上下方向に連通された形になっ
ている。そこで開口孔6sに図8に示す換気蓋21を装
着すると、該換気蓋21の換気孔21sを介して仕上げ
床6の上側とその下側である空間3aが連通する形で、
OAフロア3上の換気が確保される。なお換気蓋21
は、その鍔部211を介して上部フレーム13の丸孔1
3sに嵌着離脱自在な形になっているところから、これ
を容易に仕上げ床6に設置或いは撤去することが出来
る。なお、換気蓋21が装着された開口孔6a部分のサ
ポートベース10には、先に述べた構造床2上のダクト
類を適宜接続することにより、より一層効果的な換気を
得ることが出来る。
ルカーペット6aを千鳥に積層する形で並べて仕上げ床
6を敷設すると、構造床2上には仕上げ床6が所定の高
さH2をなす形で展開するOAフロア3が、該構造床2
との間に空間3aを有する二重床として形成構築される
が、該仕上げ床6には、各タイルカーペット6aの開口
孔6sが、サポートベース10を構成している下部フレ
ーム12の空洞12s及び上部フレーム13の丸孔13
sと貫通する形で、未だ塞がれていない穴状に配置す
る。従って、仕上げ床6の上側とその下側である空間3
aとは開口孔6s及びサポートベース10の空洞12s
及び丸孔13sを介して上下方向に連通された形になっ
ている。そこで開口孔6sに図8に示す換気蓋21を装
着すると、該換気蓋21の換気孔21sを介して仕上げ
床6の上側とその下側である空間3aが連通する形で、
OAフロア3上の換気が確保される。なお換気蓋21
は、その鍔部211を介して上部フレーム13の丸孔1
3sに嵌着離脱自在な形になっているところから、これ
を容易に仕上げ床6に設置或いは撤去することが出来
る。なお、換気蓋21が装着された開口孔6a部分のサ
ポートベース10には、先に述べた構造床2上のダクト
類を適宜接続することにより、より一層効果的な換気を
得ることが出来る。
【0020】さらに、開口孔6sのうち前記換気蓋21
が装着されておらず、配電供給箇所として用いるべき開
口孔6sには差し込み口ユニット25を、先に述べたよ
うに構造床2上を這う形で空間3sに敷設された電線、
電話通信用ケーブルの端末をここに配置される差し込み
口ユニット25のソケット33及び中継端子35に接続
すると共に、ここに配置するサポートベース10に、そ
の上部フレーム13上からケーシング26を嵌め込む形
で配設する。この際、差し込み口ユニット25のケーシ
ング26は、これを上部フレーム13の丸孔13s内に
嵌め込んだところで、まず蓋27を、ロック機構29を
開放した状態でヒンジ271を介してその自由端側を図
15矢印M方向に移動させる形で開いた状態にする。す
ると、差し込み口ユニット25のケーシング26にはそ
の上面側に、図16に示すように、クランプ金具40の
皿ビス41の頭部分が露出配置するので、該クランプ金
具40の位置がサポートベース10のバー受け部15に
対応配置していることを確認して後、皿ビス41を締め
ていく。すると、皿ビス41は該皿ビス41の下部に螺
合されたナットスペーサを介してプレート43を図17
矢印P方向に押し上げ、これにより矢印P方向に押し上
げられたプレート43と鍔部261の縁26aが、フロ
アパネル7とタイルカーペット6aの両者を挾み付ける
形で、ケーシング26が仕上げ床6側に連結支持され
る。こうして、仕上げ床6のいくつかの開口孔6s部分
に差し込み口ユニット25が配設完了されると、後にO
Aフロア3に設置されるOA事務機や電話等の内装電気
設備側の電線コードプラグや通信ケーブル等の端末を、
該差し込み口ユニット25のコンセント31やアダプタ
32の内、任意のものに接続する形で自在に利用するこ
とが出来る。即ちOAフロア3で用いられる電気機器や
電話等の設備のための配線取り出し位置は、使用する差
し込み口ユニット25を変更する形で簡単に設定変更す
ることが出来る。そして、差し込み口ユニット25のケ
ーシング26は、蓋27の蓋面27aが図15に示す床
面6bと対面するまで開くことが出来るので、該蓋27
を一杯に開いてコネクタ収容空間26sを全部開放した
状態にすれば、電線コードや通信ケーブルの差し込み端
子を確実にコンセント31或いはアダプタ32に差し込
み接続することが出来る。こうして内装電気設備側の電
線コードや通信ケーブルを確実に差し込み口ユニット2
5に接続したところで、蓋27を図15矢印N方向に戻
す形でコネクタ収容空間26sを閉塞しても、当該電線
コードや通信ケーブルはコード取り出し口36を挿通す
る形で、その接続状態が維持される。従って、OAフロ
ア3に用いられる内装電気設備の電線コードのプラグ部
分及びこれに接続するコンセントや電話回線用の通信ケ
ーブル端子及びこれに接続するアダプタ等が、床面6b
より上側に突出する形にならないので、仕上げ床6上に
設置される設備や建具、器具類が該差し込み口ユニット
25の配置に限定障害されることなく、自在な位置に配
置され得る。また、OAフロア3の仕上げ床6上を供用
する機械及び人間の脚部が床面6b上を移動する際に、
差し込み口ユニット25と衝突することがないので、該
差し込み口ユニット25に接続された電線コードや通信
ケーブルの接続状態は、安定的に維持確保され得る。さ
らにコード取り出し口36は、これを使用する必要がな
いときにはブランクチップ37を介して簡単に閉合して
おくことが出来るので、差し込み口ユニット25を仕上
げ床6に多数設けておいて、その内の必要な物だけを選
択的に用いることが出来、非常に便利である。なお、差
し込み口ユニット25のケーシング26は、既に述べた
ようにその蓋27を閉じた状態において、蓋面27aと
床面6bが略同一平面上に配置し得る形になっているの
で、仕上げ床6の床面6a上に非使用のケーシング26
が多数配置していても、OAフロア3に設置される設備
類の邪魔になるようなことはない。
が装着されておらず、配電供給箇所として用いるべき開
口孔6sには差し込み口ユニット25を、先に述べたよ
うに構造床2上を這う形で空間3sに敷設された電線、
電話通信用ケーブルの端末をここに配置される差し込み
口ユニット25のソケット33及び中継端子35に接続
すると共に、ここに配置するサポートベース10に、そ
の上部フレーム13上からケーシング26を嵌め込む形
で配設する。この際、差し込み口ユニット25のケーシ
ング26は、これを上部フレーム13の丸孔13s内に
嵌め込んだところで、まず蓋27を、ロック機構29を
開放した状態でヒンジ271を介してその自由端側を図
15矢印M方向に移動させる形で開いた状態にする。す
ると、差し込み口ユニット25のケーシング26にはそ
の上面側に、図16に示すように、クランプ金具40の
皿ビス41の頭部分が露出配置するので、該クランプ金
具40の位置がサポートベース10のバー受け部15に
対応配置していることを確認して後、皿ビス41を締め
ていく。すると、皿ビス41は該皿ビス41の下部に螺
合されたナットスペーサを介してプレート43を図17
矢印P方向に押し上げ、これにより矢印P方向に押し上
げられたプレート43と鍔部261の縁26aが、フロ
アパネル7とタイルカーペット6aの両者を挾み付ける
形で、ケーシング26が仕上げ床6側に連結支持され
る。こうして、仕上げ床6のいくつかの開口孔6s部分
に差し込み口ユニット25が配設完了されると、後にO
Aフロア3に設置されるOA事務機や電話等の内装電気
設備側の電線コードプラグや通信ケーブル等の端末を、
該差し込み口ユニット25のコンセント31やアダプタ
32の内、任意のものに接続する形で自在に利用するこ
とが出来る。即ちOAフロア3で用いられる電気機器や
電話等の設備のための配線取り出し位置は、使用する差
し込み口ユニット25を変更する形で簡単に設定変更す
ることが出来る。そして、差し込み口ユニット25のケ
ーシング26は、蓋27の蓋面27aが図15に示す床
面6bと対面するまで開くことが出来るので、該蓋27
を一杯に開いてコネクタ収容空間26sを全部開放した
状態にすれば、電線コードや通信ケーブルの差し込み端
子を確実にコンセント31或いはアダプタ32に差し込
み接続することが出来る。こうして内装電気設備側の電
線コードや通信ケーブルを確実に差し込み口ユニット2
5に接続したところで、蓋27を図15矢印N方向に戻
す形でコネクタ収容空間26sを閉塞しても、当該電線
コードや通信ケーブルはコード取り出し口36を挿通す
る形で、その接続状態が維持される。従って、OAフロ
ア3に用いられる内装電気設備の電線コードのプラグ部
分及びこれに接続するコンセントや電話回線用の通信ケ
ーブル端子及びこれに接続するアダプタ等が、床面6b
より上側に突出する形にならないので、仕上げ床6上に
設置される設備や建具、器具類が該差し込み口ユニット
25の配置に限定障害されることなく、自在な位置に配
置され得る。また、OAフロア3の仕上げ床6上を供用
する機械及び人間の脚部が床面6b上を移動する際に、
差し込み口ユニット25と衝突することがないので、該
差し込み口ユニット25に接続された電線コードや通信
ケーブルの接続状態は、安定的に維持確保され得る。さ
らにコード取り出し口36は、これを使用する必要がな
いときにはブランクチップ37を介して簡単に閉合して
おくことが出来るので、差し込み口ユニット25を仕上
げ床6に多数設けておいて、その内の必要な物だけを選
択的に用いることが出来、非常に便利である。なお、差
し込み口ユニット25のケーシング26は、既に述べた
ようにその蓋27を閉じた状態において、蓋面27aと
床面6bが略同一平面上に配置し得る形になっているの
で、仕上げ床6の床面6a上に非使用のケーシング26
が多数配置していても、OAフロア3に設置される設備
類の邪魔になるようなことはない。
【0021】さらに、開口孔6sのうち、こうして換気
蓋21や差し込み口ユニット25が装着されて尚余る分
の開口孔6sには、前記盲蓋22(図示せず)を上述し
た換気蓋21と全く同様に装着することにより、該開口
孔6aを塞ぐことも出来る。従ってOAフロア3におけ
る空間3a部分は、仕上げ床6の開口孔6aに装着され
る部材を選択することにより、換気空間として或いは配
線空間としてこれを極めて有効且つ選択的に利用するこ
とが出来、その利用形態の変更も自在である。また、仕
上げ床6は、その全ての開口孔6sが何等かの形で蓋さ
れた状態になっているので、当該仕上げ床6の更に上側
に適宜なフローリング材、カーペット類等を敷設するこ
とも可能である。また、OAフロア3の仕上げ床6にお
いては、開口孔6aが全く必要とされない部分が配置す
ることもあり、その場合にはこれを施工する当初から、
開口孔6aが全く形成されていないタイルカーペット6
a’を用いても差し支えない。なお、上述した実施例に
おいては差し込み口ユニット25のケーシング26に
は、そのコネクタ収容空間26sに、電話機や電気機類
の電気設備に電話線やコードプラグを介して配電供給す
るための接続端子として、コンセント31やアダプタ3
2が収容されている例を述べたが、コネクタ収容空間2
6sにはコンセント31以外の、例えば交流電源用端
子、アース端子、送受信アンテナ用端子等の、適宜な配
電供給用接続端子が収容されて、何等差し支えない。
蓋21や差し込み口ユニット25が装着されて尚余る分
の開口孔6sには、前記盲蓋22(図示せず)を上述し
た換気蓋21と全く同様に装着することにより、該開口
孔6aを塞ぐことも出来る。従ってOAフロア3におけ
る空間3a部分は、仕上げ床6の開口孔6aに装着され
る部材を選択することにより、換気空間として或いは配
線空間としてこれを極めて有効且つ選択的に利用するこ
とが出来、その利用形態の変更も自在である。また、仕
上げ床6は、その全ての開口孔6sが何等かの形で蓋さ
れた状態になっているので、当該仕上げ床6の更に上側
に適宜なフローリング材、カーペット類等を敷設するこ
とも可能である。また、OAフロア3の仕上げ床6にお
いては、開口孔6aが全く必要とされない部分が配置す
ることもあり、その場合にはこれを施工する当初から、
開口孔6aが全く形成されていないタイルカーペット6
a’を用いても差し支えない。なお、上述した実施例に
おいては差し込み口ユニット25のケーシング26に
は、そのコネクタ収容空間26sに、電話機や電気機類
の電気設備に電話線やコードプラグを介して配電供給す
るための接続端子として、コンセント31やアダプタ3
2が収容されている例を述べたが、コネクタ収容空間2
6sにはコンセント31以外の、例えば交流電源用端
子、アース端子、送受信アンテナ用端子等の、適宜な配
電供給用接続端子が収容されて、何等差し支えない。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、内
部に上下方向に貫通する形の空洞12s、丸孔13s等
の空洞が形成されたサポートベース10等の床受け材支
持手段を、構造床2等の構造スラブ上に複数並べて設置
し、前記構造スラブの上方に複数のフロアパネル7等の
床材パネルを、前記複数の床受け材支持手段の隣接する
2者間に懸架される連結バー9等の床受け材に載戴する
形で設けたOAフロア3等の二重床構造において、前記
床受け材支持手段の上部に、配電供給用の差し込み口ユ
ニット25等の差し込み口ユニットを、該差し込み口ユ
ニットのコネクタ収容空間26s等の内部に設けられる
コンセント31を介して前記床材パネル上の電気設備に
配電供給自在な形で装着し、前記差し込み口ユニットに
開閉自在な蓋27を、該蓋27の閉合時に電気設備用コ
ードが挿通自在なコード取り出し口36等の開口部が形
成され得る形で設けて構成したので、二重床構造には差
し込み口ユニットが、複数の床材パネルに挾まれる形で
任意の数だけ設置されることが出来る。従って、床材パ
ネルの上方に設備される電気機器や電話等の電気設備
の、プラグコードや通信ケーブル等の電気設備用コード
を任意の位置の差し込み口ユニットに接続する形で、そ
の配線取り出し位置を自在に設定することが出来ると共
にこれを変更することが容易に出来る。そして、二重床
構造は、前記床材パネルを床受け材支持手段に懸架され
る床受け材に載戴するだけで、該床材パネルの下側と構
造スラブとの間に空間3s等の空間が形成された形で、
手間なく容易に敷設構築される。すると、差し込み口ユ
ニットに配電盤等の電源側から接続される供給ケーブル
は空間3sを挿通させる形で、床材パネルの上側に配置
する必要なく、また、差し込み口ユニットから接続され
る端末機器側の電気設備用コードはコンセント31と電
気設備端末機器を繋ぐ形で、床受け材支持手段の空洞か
ら開口部を介して床材パネルの上側に挿通配置すること
が出来る。従って、二重床構造の上側に電源供給用のケ
ーブルがほとんど露出する必要なく、即ち床材パネル上
をケーブル等の線材が殆ど這うことがないことからこれ
に断線が生じることなく、その接続が安定的に維持確保
された配電設備を二重床上のスペースに提供し得ると共
に、該線材が床上に設置される設備やここを供用する機
器や人物の障害となる懸念なく、当該二重床構造上のス
ペースを極めて良好な空間にすることが出来る。
部に上下方向に貫通する形の空洞12s、丸孔13s等
の空洞が形成されたサポートベース10等の床受け材支
持手段を、構造床2等の構造スラブ上に複数並べて設置
し、前記構造スラブの上方に複数のフロアパネル7等の
床材パネルを、前記複数の床受け材支持手段の隣接する
2者間に懸架される連結バー9等の床受け材に載戴する
形で設けたOAフロア3等の二重床構造において、前記
床受け材支持手段の上部に、配電供給用の差し込み口ユ
ニット25等の差し込み口ユニットを、該差し込み口ユ
ニットのコネクタ収容空間26s等の内部に設けられる
コンセント31を介して前記床材パネル上の電気設備に
配電供給自在な形で装着し、前記差し込み口ユニットに
開閉自在な蓋27を、該蓋27の閉合時に電気設備用コ
ードが挿通自在なコード取り出し口36等の開口部が形
成され得る形で設けて構成したので、二重床構造には差
し込み口ユニットが、複数の床材パネルに挾まれる形で
任意の数だけ設置されることが出来る。従って、床材パ
ネルの上方に設備される電気機器や電話等の電気設備
の、プラグコードや通信ケーブル等の電気設備用コード
を任意の位置の差し込み口ユニットに接続する形で、そ
の配線取り出し位置を自在に設定することが出来ると共
にこれを変更することが容易に出来る。そして、二重床
構造は、前記床材パネルを床受け材支持手段に懸架され
る床受け材に載戴するだけで、該床材パネルの下側と構
造スラブとの間に空間3s等の空間が形成された形で、
手間なく容易に敷設構築される。すると、差し込み口ユ
ニットに配電盤等の電源側から接続される供給ケーブル
は空間3sを挿通させる形で、床材パネルの上側に配置
する必要なく、また、差し込み口ユニットから接続され
る端末機器側の電気設備用コードはコンセント31と電
気設備端末機器を繋ぐ形で、床受け材支持手段の空洞か
ら開口部を介して床材パネルの上側に挿通配置すること
が出来る。従って、二重床構造の上側に電源供給用のケ
ーブルがほとんど露出する必要なく、即ち床材パネル上
をケーブル等の線材が殆ど這うことがないことからこれ
に断線が生じることなく、その接続が安定的に維持確保
された配電設備を二重床上のスペースに提供し得ると共
に、該線材が床上に設置される設備やここを供用する機
器や人物の障害となる懸念なく、当該二重床構造上のス
ペースを極めて良好な空間にすることが出来る。
【図1】OAフロアの一例を示す平面図である。
【図2】図1に示すOAフロアの断側面図である。
【図3】図1に示すOAフロアに用いられるサポートベ
ースの一例を示す平面図である。
ースの一例を示す平面図である。
【図4】図3の断側面図である。
【図5】図1に示すOAフロアに用いられるフロアパネ
ルの平面図である。
ルの平面図である。
【図6】図5の側面図である。
【図7】図1に示すOAフロアに用いられる連結バーの
一例を示す斜視図である。
一例を示す斜視図である。
【図8】図1に示すOAフロアに用いられるサポートベ
ース用の換気蓋の一例を示す平面図である。
ース用の換気蓋の一例を示す平面図である。
【図9】図8の断側面図である。
【図10】図1に示すOAフロアの施工手順の一例を示
す一連の工程図である。
す一連の工程図である。
【図11】図1に示すOAフロアの施工手順の一例を示
す一連の工程図である。
す一連の工程図である。
【図12】図1に示すOAフロアの施工手順の一例を示
す一連の工程図である。
す一連の工程図である。
【図13】図1に示すOAフロアの施工手順の一例を示
す一連の工程図である。
す一連の工程図である。
【図14】図1に示すOAフロアに用いられる差し込み
口ユニットの平面図である。
口ユニットの平面図である。
【図15】図14のXV、XV矢視図である。
【図16】図14に示す差し込み口ユニットにおける開
蓋状態を示す図である。
蓋状態を示す図である。
【図17】図14のXVII、XVII矢視断面図である。
2……構造スラブ(構造床) 3……二重床構造(OAフロア) 7……床材パネル(フロアパネル) 9……床受け材(連結バー) 10……床受け材支持手段(サポートベース) 12s……空洞(空洞) 13s……空洞(丸孔) 25……差し込み口ユニット 26……内部(コネクタ収容空間) 27……蓋 31……コンセント 36……開口部(コード取り出し口)
Claims (1)
- 【請求項1】内部に上下方向に貫通する形の空洞が形成
された床受け材支持手段を、構造スラブ上に複数並べて
設置し、 前記構造スラブの上方に複数の床材パネルを、前記複数
の床受け材支持手段の隣接する2者間に懸架される床受
け材に載戴する形で設けた二重床構造において、 前記床受け材支持手段の上部に配電供給用の差し込み口
ユニットを、該差し込み口ユニットの内部に設けられる
コンセントを介して前記床材パネル上の電気設備に配電
供給自在な形で装着し、 前記差し込み口ユニットに開閉自在な蓋を、該蓋の閉合
時に電気設備用コードが挿通自在な開口部が形成され得
る形で設けて構成した、配電床設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4171753A JPH05344633A (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | 配電床設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4171753A JPH05344633A (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | 配電床設備 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05344633A true JPH05344633A (ja) | 1993-12-24 |
Family
ID=15929055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4171753A Pending JPH05344633A (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | 配電床設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05344633A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014169616A (ja) * | 2013-02-08 | 2014-09-18 | Taisei Corp | 二重床構造 |
KR102402452B1 (ko) * | 2022-02-11 | 2022-05-25 | 유홍근 | 이중마루의 케이블 관통공 마감 장치 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61102962A (ja) * | 1984-10-25 | 1986-05-21 | 松下電工株式会社 | ボツクス付床パネル |
JPS62131717A (ja) * | 1985-11-29 | 1987-06-15 | 株式会社応用企画 | フリ−アクセスフロア−の支持梁 |
JPH02110249A (ja) * | 1988-10-18 | 1990-04-23 | Takenaka Komuten Co Ltd | アンダーフロアー空調用吹出口 |
JPH03287968A (ja) * | 1990-04-04 | 1991-12-18 | Oyo Kikaku:Kk | 二重床の床板の支持方法 |
JPH04169654A (ja) * | 1990-11-02 | 1992-06-17 | Matsushita Electric Works Ltd | 二重床システム |
-
1992
- 1992-06-05 JP JP4171753A patent/JPH05344633A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61102962A (ja) * | 1984-10-25 | 1986-05-21 | 松下電工株式会社 | ボツクス付床パネル |
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Cited By (2)
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---|---|---|---|---|
JP2014169616A (ja) * | 2013-02-08 | 2014-09-18 | Taisei Corp | 二重床構造 |
KR102402452B1 (ko) * | 2022-02-11 | 2022-05-25 | 유홍근 | 이중마루의 케이블 관통공 마감 장치 |
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