JP2606339Y2 - 居眠り運転防止装置 - Google Patents
居眠り運転防止装置Info
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- JP2606339Y2 JP2606339Y2 JP1993051215U JP5121593U JP2606339Y2 JP 2606339 Y2 JP2606339 Y2 JP 2606339Y2 JP 1993051215 U JP1993051215 U JP 1993051215U JP 5121593 U JP5121593 U JP 5121593U JP 2606339 Y2 JP2606339 Y2 JP 2606339Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は居眠り運転防止装置に関
し、特に空調手段からの冷風吹き出しにより居眠り運転
を防止する装置に関するものである。
し、特に空調手段からの冷風吹き出しにより居眠り運転
を防止する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は空調手段からの冷風吹き出しによ
り居眠り運転を防止する従来装置(例えば特願平4-1389
21号) の構成を示すブロック図であり、1は車速検出手
段としての車速センサ、2は車両の室温を検出する手段
としての室温センサ、3〜6はそれぞれ設定室温を超え
た状態が継続する時間t1、冷風吹出間隔(冷風の吹出
開始時点の間隔)t2、冷風吹出時間(冷風の吹出開始
時点からの期間)t3、及び車両停止時間t4を検出す
るためのタイマ、7は空調手段としてのエアコン駆動装
置、8はダンパー駆動装置、81はダンパー駆動装置8
により駆動されるエアコン(図示せず)のダンパー、そ
して100は車速センサ1と室温センサ2とタイマ3〜
6の各出力を読み込んでエアコン駆動装置7及びダンパ
ー駆動装置8を動作させる制御手段としてのCPU(Cen
tral Processing Unit) である。
り居眠り運転を防止する従来装置(例えば特願平4-1389
21号) の構成を示すブロック図であり、1は車速検出手
段としての車速センサ、2は車両の室温を検出する手段
としての室温センサ、3〜6はそれぞれ設定室温を超え
た状態が継続する時間t1、冷風吹出間隔(冷風の吹出
開始時点の間隔)t2、冷風吹出時間(冷風の吹出開始
時点からの期間)t3、及び車両停止時間t4を検出す
るためのタイマ、7は空調手段としてのエアコン駆動装
置、8はダンパー駆動装置、81はダンパー駆動装置8
により駆動されるエアコン(図示せず)のダンパー、そ
して100は車速センサ1と室温センサ2とタイマ3〜
6の各出力を読み込んでエアコン駆動装置7及びダンパ
ー駆動装置8を動作させる制御手段としてのCPU(Cen
tral Processing Unit) である。
【0003】また、図5は上記の居眠り運転防止装置に
使用する空調手段の実施例の構成を概略的に示した図で
あり、71は車内(図示せず)に風を送り込むブロワ、
72はブロワ71からの風の通路であるダクト、73は
ダクト72内に設置したブロワ71からの風を冷却する
エバポレータ、74は冷風75を運転者に向かって吹き
出すようインストルメントパネル91上に設置した吹出
口、81は図4のダンパー駆動装置8により駆動され吹
出口74を開閉するダンパー、そして、92は運転者に
操作されるハンドルである。
使用する空調手段の実施例の構成を概略的に示した図で
あり、71は車内(図示せず)に風を送り込むブロワ、
72はブロワ71からの風の通路であるダクト、73は
ダクト72内に設置したブロワ71からの風を冷却する
エバポレータ、74は冷風75を運転者に向かって吹き
出すようインストルメントパネル91上に設置した吹出
口、81は図4のダンパー駆動装置8により駆動され吹
出口74を開閉するダンパー、そして、92は運転者に
操作されるハンドルである。
【0004】次に図6及び図7は図4に示したCPU1
00に記憶され且つ実行されるプログラムのフローチャ
ート図であり、以下、これら図に基づき、図4及び図5
に示した実施例の動作を説明する。
00に記憶され且つ実行されるプログラムのフローチャ
ート図であり、以下、これら図に基づき、図4及び図5
に示した実施例の動作を説明する。
【0005】このプログラムがスタートすると、CPU
100は、フラグF=0とし(図6のステップS1)、
エアコン制御ルーチンによりエアコン駆動装置7に信号
を送出しエアコンを作動させ(同ステップS2)、室温
Pが予め設定した所定値P0(これは運転者が居眠りを
起こし易い温度として設定した温度であり例えば27°
C)を越えたか否かをチェックし(同ステップS3)、
越えたと判定するまでこのチェックを繰り返す。これ
は、冬期等においてなかなか室温が上がらず運転者が寒
さを感じている時には冷風が吹き出さないようにするた
めである。
100は、フラグF=0とし(図6のステップS1)、
エアコン制御ルーチンによりエアコン駆動装置7に信号
を送出しエアコンを作動させ(同ステップS2)、室温
Pが予め設定した所定値P0(これは運転者が居眠りを
起こし易い温度として設定した温度であり例えば27°
C)を越えたか否かをチェックし(同ステップS3)、
越えたと判定するまでこのチェックを繰り返す。これ
は、冬期等においてなかなか室温が上がらず運転者が寒
さを感じている時には冷風が吹き出さないようにするた
めである。
【0006】そして、室温Pが所定値P0を越えたと判
定すると、CPU100は、フラグF2=0とし(同ス
テップS4)、続けて現在車両が走行中か、つまり車速
V>所定値V0(例えば5Km/h)か否かをチェックし
(同ステップS5)、V≦V0の停車時は続けてフラグ
F2=0か否かチェックし(同ステップS6)、フラグ
F2≠0の時はステップS9へ飛ぶが、フラグF2=0
の時はF2=1とし(同ステップS7)、タイマ6の時
間t4をリセット・スタートさせ(同ステップS8)、
V≦V0の状態が所定時間t40(これは、車両が信号
や渋滞等で一時的に停まっているのか否かを判定する時
間であり例えば5分)を越えているか否かをチェックし
(同ステップS9)、越えていない時はステップS5か
らのチェックを繰り返すが、越えたと判定すると車両、
即ち運転者が休憩しているものと判断しこの制御を終了
する。
定すると、CPU100は、フラグF2=0とし(同ス
テップS4)、続けて現在車両が走行中か、つまり車速
V>所定値V0(例えば5Km/h)か否かをチェックし
(同ステップS5)、V≦V0の停車時は続けてフラグ
F2=0か否かチェックし(同ステップS6)、フラグ
F2≠0の時はステップS9へ飛ぶが、フラグF2=0
の時はF2=1とし(同ステップS7)、タイマ6の時
間t4をリセット・スタートさせ(同ステップS8)、
V≦V0の状態が所定時間t40(これは、車両が信号
や渋滞等で一時的に停まっているのか否かを判定する時
間であり例えば5分)を越えているか否かをチェックし
(同ステップS9)、越えていない時はステップS5か
らのチェックを繰り返すが、越えたと判定すると車両、
即ち運転者が休憩しているものと判断しこの制御を終了
する。
【0007】一方、ステップS5においてV>V0、即
ち、走行中であると判定するとCPU100は、フラグ
F=0か否かをチェックし(同ステップS10)、F≠
0の時はステップS13に飛ぶが、F=0の時はF=1
とし(同ステップS11)、タイマ3の時間t1をリセ
ット・スタートさせ(同ステップS12)、車両が走行
中で且つ室温P>所定値P0の継続時間を示すt1が第
1段階としての所定時間t11(例えば30分)を越え
たか否かをチェックし(同ステップS13)、越えてい
ない時はステップS2に戻る。これは、運転を始めた直
後は、通常、運転者の覚醒度が高く居眠り運転の発生危
険度は低く、この時期に冷風を吹き出すことは運転者に
とって余計なこととなり不快となるので所定の時間t1
1を越えるまで待機させるものである。
ち、走行中であると判定するとCPU100は、フラグ
F=0か否かをチェックし(同ステップS10)、F≠
0の時はステップS13に飛ぶが、F=0の時はF=1
とし(同ステップS11)、タイマ3の時間t1をリセ
ット・スタートさせ(同ステップS12)、車両が走行
中で且つ室温P>所定値P0の継続時間を示すt1が第
1段階としての所定時間t11(例えば30分)を越え
たか否かをチェックし(同ステップS13)、越えてい
ない時はステップS2に戻る。これは、運転を始めた直
後は、通常、運転者の覚醒度が高く居眠り運転の発生危
険度は低く、この時期に冷風を吹き出すことは運転者に
とって余計なこととなり不快となるので所定の時間t1
1を越えるまで待機させるものである。
【0008】ステップS13でt1>t11と判定する
とCPU100は、続けてt1<t12(第2段階とし
ての所定時間であり例えば60分)か否かをチェックし
(同ステップS14)、t1<t12の時、冷風吹出指
令信号発生し(同ステップS15)、ダンパー駆動装置
8によりダンパー81を図5に示した位置にし、冷風7
5を吹出口74から吹き出させる。
とCPU100は、続けてt1<t12(第2段階とし
ての所定時間であり例えば60分)か否かをチェックし
(同ステップS14)、t1<t12の時、冷風吹出指
令信号発生し(同ステップS15)、ダンパー駆動装置
8によりダンパー81を図5に示した位置にし、冷風7
5を吹出口74から吹き出させる。
【0009】続けてタイマ5の時間t3をリセット・ス
タートさせ(図7のステップS16)、冷風吹出時間t
3が所定時間t32(例えば5秒)を越えたか否かのチ
ェックを行い(同ステップS17)、越えたと判定する
と冷風吹出指令信号を消滅させた後(同ステップS1
8)、タイマ4の時間t2をリセット・スタートさせ
(同ステップS19)、冷風吹出間隔t2が所定時間t
22(例えば10分)を越えたか否かのチェックを行い
(同ステップS20)、越えたと判定するとステップS
2に戻る。
タートさせ(図7のステップS16)、冷風吹出時間t
3が所定時間t32(例えば5秒)を越えたか否かのチ
ェックを行い(同ステップS17)、越えたと判定する
と冷風吹出指令信号を消滅させた後(同ステップS1
8)、タイマ4の時間t2をリセット・スタートさせ
(同ステップS19)、冷風吹出間隔t2が所定時間t
22(例えば10分)を越えたか否かのチェックを行い
(同ステップS20)、越えたと判定するとステップS
2に戻る。
【0010】ここで、図8は上記の冷風吹出制御を経時
的に示したものであり、上記のステップS13からステ
ップS20までの制御を同図に基づいて説明すると、ス
テップS13からS20を実行する時間t1は、同図の
時間Aに相当するものである。この時間Aにおいては運
転を始めてから30分しか経過していないため運転者の
覚醒度低下が少なく居眠り運転発生危険度も小さいもの
なので冷風吹出による運転者への警報及び室温低下のた
めの冷風吹出間隔t2をt22=10分、また、冷風吹
出時間t3をt32=5秒と短い値に設定していること
が分かる。
的に示したものであり、上記のステップS13からステ
ップS20までの制御を同図に基づいて説明すると、ス
テップS13からS20を実行する時間t1は、同図の
時間Aに相当するものである。この時間Aにおいては運
転を始めてから30分しか経過していないため運転者の
覚醒度低下が少なく居眠り運転発生危険度も小さいもの
なので冷風吹出による運転者への警報及び室温低下のた
めの冷風吹出間隔t2をt22=10分、また、冷風吹
出時間t3をt32=5秒と短い値に設定していること
が分かる。
【0011】ステップS14に戻って、t1≧t12と
判定するとCPU100は続けてt1<t13(例えば
90分)か否かをチェックし(図6のステップS2
1)、t1<t13の時は上記ステップS15〜ステッ
プS20と同様に冷風吹出制御を行う(図6のステップ
S22〜図7のステップS27)。
判定するとCPU100は続けてt1<t13(例えば
90分)か否かをチェックし(図6のステップS2
1)、t1<t13の時は上記ステップS15〜ステッ
プS20と同様に冷風吹出制御を行う(図6のステップ
S22〜図7のステップS27)。
【0012】尚、この制御を行う時間(t12<t<t
13)は図8において時間Aの次の時間Bに相当し、こ
の時間Bは時間Aより居眠り運転発生危険度が大きく運
転者の覚醒度が低下すると考えられるので、この時間に
おける運転者への警報及び室温低下効果を時間Aの場合
より大きくするため吹出間隔t2をt23=6分、ま
た、冷風吹出時間t3をt33=10秒としている。
13)は図8において時間Aの次の時間Bに相当し、こ
の時間Bは時間Aより居眠り運転発生危険度が大きく運
転者の覚醒度が低下すると考えられるので、この時間に
おける運転者への警報及び室温低下効果を時間Aの場合
より大きくするため吹出間隔t2をt23=6分、ま
た、冷風吹出時間t3をt33=10秒としている。
【0013】更に、上記ステップS21においてt1≧
t13と判定するとCPU100は、続けてt1<t1
4(例えば120分)か否かをチェックし(同ステップ
S28)、上記と同様にステップS29〜S34の制御
またはステップS35〜S40の制御を上記居眠り運転
発生危険度大・運転者覚醒度低下の条件が消滅するまで
繰り返す。
t13と判定するとCPU100は、続けてt1<t1
4(例えば120分)か否かをチェックし(同ステップ
S28)、上記と同様にステップS29〜S34の制御
またはステップS35〜S40の制御を上記居眠り運転
発生危険度大・運転者覚醒度低下の条件が消滅するまで
繰り返す。
【0014】そして、図8に示すように、運転継続時間
t1が、t11(30分),t12(60分),t12
(90分),t14(120分),・・・と長くなるに
連れて冷風吹出間隔t2をt22(10分),t23
(6分),t24(3分),t25(1.5分),・・
・と短くして行き、反対に冷風吹出時間t3をt32
(5秒),t33(10秒),t34(20秒),t3
5(30秒),・・・というように長くしており、運転
継続時間に従って運転者への警報及び室温低下効果を大
きなものにしている。
t1が、t11(30分),t12(60分),t12
(90分),t14(120分),・・・と長くなるに
連れて冷風吹出間隔t2をt22(10分),t23
(6分),t24(3分),t25(1.5分),・・
・と短くして行き、反対に冷風吹出時間t3をt32
(5秒),t33(10秒),t34(20秒),t3
5(30秒),・・・というように長くしており、運転
継続時間に従って運転者への警報及び室温低下効果を大
きなものにしている。
【0015】図9は、図5に示した空調手段のより具体
的な構造を示したもので、図5におけるダンパー81
は、通常設けられている顔面、デフロスター及び足元に
対するそれぞれのダンパー(吹出口扉)〜で構成さ
れている。また、ヒータHの一端を回転軸とする温度調
節扉(エアミックスドア)も通常設けられているもの
である。これらのダンパー〜及び扉は図10に示
すフローチャートに従ってCPU100がダンパー駆動
装置8により制御する様になっている。
的な構造を示したもので、図5におけるダンパー81
は、通常設けられている顔面、デフロスター及び足元に
対するそれぞれのダンパー(吹出口扉)〜で構成さ
れている。また、ヒータHの一端を回転軸とする温度調
節扉(エアミックスドア)も通常設けられているもの
である。これらのダンパー〜及び扉は図10に示
すフローチャートに従ってCPU100がダンパー駆動
装置8により制御する様になっている。
【0016】まず、冷風吹出指令信号をステップS1
5,S22,S29,S35で発生した後、ダンパー
のみを図示の点線位置に開き(ステップS41)、ダン
パー,を閉じる(同S42)。そして、温度調節扉
をヒータH側にしてヒータHを塞いで効かないように
し且つクーラーコンプレッサ(図示せず)を作動してエ
バポレータ73を作動させる(同S43)。
5,S22,S29,S35で発生した後、ダンパー
のみを図示の点線位置に開き(ステップS41)、ダン
パー,を閉じる(同S42)。そして、温度調節扉
をヒータH側にしてヒータHを塞いで効かないように
し且つクーラーコンプレッサ(図示せず)を作動してエ
バポレータ73を作動させる(同S43)。
【0017】これにより、ブロア71からのエアーはエ
バポレータ73で冷却され、衝立PLの上側を通ってダ
ンパーに達し、このダンパーからドライバーの顔首
付近に冷風を吹き付ける。
バポレータ73で冷却され、衝立PLの上側を通ってダ
ンパーに達し、このダンパーからドライバーの顔首
付近に冷風を吹き付ける。
【0018】そして、タイマ(t3)をリセット且つス
タートさせる(ステップS16,S23,S30,S3
6)。
タートさせる(ステップS16,S23,S30,S3
6)。
【0019】上記のような空調手段の他に、図11に示
すような空調手段の変形例も在り、顔首付近に冷風を導
く通常の吹き出し管P1(即ち、ダンパー)の上流で
エバポレータ73の下流に冷風の吹き出し用バイパス管
P2が設けられている。そして更にバイパス管P2と空
調手段との接続部分にダンパーが設けられている。
すような空調手段の変形例も在り、顔首付近に冷風を導
く通常の吹き出し管P1(即ち、ダンパー)の上流で
エバポレータ73の下流に冷風の吹き出し用バイパス管
P2が設けられている。そして更にバイパス管P2と空
調手段との接続部分にダンパーが設けられている。
【0020】このような空調手段のダンパー〜、扉
、及びダンパーは図12に示すフローチャートに従
ってCPU100が制御する様になっており、まず、冷
風吹出指令信号をステップS15,S22,S29,S
35で発生した後、まずダンパーのみか又はダンパー
とのみを図示の点線位置に開き(ステップS5
1)、他のダンパー〜又はダンパー〜を閉じる
(同S52)。
、及びダンパーは図12に示すフローチャートに従
ってCPU100が制御する様になっており、まず、冷
風吹出指令信号をステップS15,S22,S29,S
35で発生した後、まずダンパーのみか又はダンパー
とのみを図示の点線位置に開き(ステップS5
1)、他のダンパー〜又はダンパー〜を閉じる
(同S52)。
【0021】そして、温度調節扉をヒータH側にして
ヒータHを塞いで効かないようにし且つクーラーコンプ
レッサ(図示せず)を作動してエバポレータ73を作動
させる(同S53)。
ヒータHを塞いで効かないようにし且つクーラーコンプ
レッサ(図示せず)を作動してエバポレータ73を作動
させる(同S53)。
【0022】これにより、ブロア71からのエアーはエ
バポレータ73で冷却され、ダンパー及び冷風バイパ
ス管P2を通るか、又はこれに加えて衝立PLの上側を
通ってダンパーに達し、このダンパーからドライバ
ーの顔首付近に冷風を吹き付ける。
バポレータ73で冷却され、ダンパー及び冷風バイパ
ス管P2を通るか、又はこれに加えて衝立PLの上側を
通ってダンパーに達し、このダンパーからドライバ
ーの顔首付近に冷風を吹き付ける。
【0023】そして、タイマ(t3)をリセット且つス
タートさせる(ステップS16,S23,S30,S3
6)。
タートさせる(ステップS16,S23,S30,S3
6)。
【0024】
【考案が解決しようとする課題】このような居眠り運転
防止装置にあっては、冷風を瞬間的に吹き出した後はす
ぐまた元の状態に戻る必要があり、図10や図12に示
した制御手順通り実行するとダンパー〜や温度調節
扉は頻繁に駆動されることとなる。
防止装置にあっては、冷風を瞬間的に吹き出した後はす
ぐまた元の状態に戻る必要があり、図10や図12に示
した制御手順通り実行するとダンパー〜や温度調節
扉は頻繁に駆動されることとなる。
【0025】しかしながら、上記のような居眠り運転防
止機能を備えていないがダンパー〜及び温度調節扉
を備えている通常の車両においては上記のような頻繁
な駆動動作は必要が無く、ダンパーや温度調節扉を駆動
するアクチェータの耐久性に問題が生ずる。
止機能を備えていないがダンパー〜及び温度調節扉
を備えている通常の車両においては上記のような頻繁
な駆動動作は必要が無く、ダンパーや温度調節扉を駆動
するアクチェータの耐久性に問題が生ずる。
【0026】更には、ダンパーや温度調節扉を手動で操
作することも可能な居眠り運転防止機能を備えていない
車両に比べ、図9や図11の場合には各ダンパーを自動
的に駆動するための多数の駆動装置(アクチェータ)が
必要になってしまうという問題点があった。
作することも可能な居眠り運転防止機能を備えていない
車両に比べ、図9や図11の場合には各ダンパーを自動
的に駆動するための多数の駆動装置(アクチェータ)が
必要になってしまうという問題点があった。
【0027】そこで本考案は、空調手段を用いて居眠り
運転を防止する装置において、該空調手段中のダンパー
のための駆動装置の数をできるだけ少なくすると共に耐
久性を向上させることを目的とする。
運転を防止する装置において、該空調手段中のダンパー
のための駆動装置の数をできるだけ少なくすると共に耐
久性を向上させることを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案に係る居眠り運転防止装置は、車速検出手段
と、車両の室温検出手段と、運転者の顔首付近に冷風が
当たるように車室内に設けられた空調手段と、複数のタ
イマと、各検出手段及び各タイマの出力から車両が走行
中であり室温が継続して設定温度を越えていることが分
かったとき該空調手段による冷風の吹き出し時間及び間
隔を制御する制御手段とを備え、該空調手段には、顔首
付近に冷風を導く通常の吹き出し管の上流で該空調手段
のエバポレータの下流にやはり顔首付近に居眠り運転防
止用冷風を吹き出すためのバイパス管が接続されてお
り、該バイパス管の入口部と該空調手段のダクトとの接
続部分に該制御手段によって制御される駆動装置を介し
て作動するダンパーが設けられた居眠り運転防止装置に
おいて、該ダンパーが、冷風吹き出し時に開いたとき該
ダクトを遮断して該エバポレータからの冷風を該バイパ
ス管のみに誘導する長さを有している。
め、本考案に係る居眠り運転防止装置は、車速検出手段
と、車両の室温検出手段と、運転者の顔首付近に冷風が
当たるように車室内に設けられた空調手段と、複数のタ
イマと、各検出手段及び各タイマの出力から車両が走行
中であり室温が継続して設定温度を越えていることが分
かったとき該空調手段による冷風の吹き出し時間及び間
隔を制御する制御手段とを備え、該空調手段には、顔首
付近に冷風を導く通常の吹き出し管の上流で該空調手段
のエバポレータの下流にやはり顔首付近に居眠り運転防
止用冷風を吹き出すためのバイパス管が接続されてお
り、該バイパス管の入口部と該空調手段のダクトとの接
続部分に該制御手段によって制御される駆動装置を介し
て作動するダンパーが設けられた居眠り運転防止装置に
おいて、該ダンパーが、冷風吹き出し時に開いたとき該
ダクトを遮断して該エバポレータからの冷風を該バイパ
ス管のみに誘導する長さを有している。
【0029】
【作用】本考案に係る居眠り運転防止装置において、制
御手段は、室温検出手段と車速検出手段及びタイマの出
力とから車両の室温が居眠り運転が発生し易いとして予
め設定した温度を越えており且つ走行状態であると判定
すると居眠り運転発生危険度が増大した状態、即ち運転
者の覚醒度が低下した状態と判断して空調手段を駆動し
運転者の顔首付近に冷風を断続的に吹き出させることに
より運転者に居眠り運転の警報を送ると共に室温を低下
させて居眠り運転発生の危険度を減少させている。
御手段は、室温検出手段と車速検出手段及びタイマの出
力とから車両の室温が居眠り運転が発生し易いとして予
め設定した温度を越えており且つ走行状態であると判定
すると居眠り運転発生危険度が増大した状態、即ち運転
者の覚醒度が低下した状態と判断して空調手段を駆動し
運転者の顔首付近に冷風を断続的に吹き出させることに
より運転者に居眠り運転の警報を送ると共に室温を低下
させて居眠り運転発生の危険度を減少させている。
【0030】そして制御手段は、上記のような運転者の
覚醒度の低下による居眠り運転発生の危険度が増大する
状態が継続した時間に対応して冷風吹き出し時間及び冷
風吹き出し間隔を変化させることにより、運転者に対す
る覚醒のための刺激及び室温低下効果を継続時間に対応
して大きくしている。
覚醒度の低下による居眠り運転発生の危険度が増大する
状態が継続した時間に対応して冷風吹き出し時間及び冷
風吹き出し間隔を変化させることにより、運転者に対す
る覚醒のための刺激及び室温低下効果を継続時間に対応
して大きくしている。
【0031】この場合、本考案では、通常の吹き出し管
ではなく居眠り運転防止のために特に該吹き出し管の上
流で空調手段のエバポレータの下流に設けた冷風バイパ
ス管のみを用いて瞬間的な冷風の吹き出しを行うため、
空調手段のダクトとバイパス管の入口部との接続部分に
設けたダンパーのみを制御手段が居眠り運転防止用の冷
風吹き出し時に駆動装置を介して開く。
ではなく居眠り運転防止のために特に該吹き出し管の上
流で空調手段のエバポレータの下流に設けた冷風バイパ
ス管のみを用いて瞬間的な冷風の吹き出しを行うため、
空調手段のダクトとバイパス管の入口部との接続部分に
設けたダンパーのみを制御手段が居眠り運転防止用の冷
風吹き出し時に駆動装置を介して開く。
【0032】このダンパーはエバポレータからの冷風の
ダクトを遮って該バイパス管のみに誘導する長さを有し
ているので、かかるエバポレータからの冷風は全てバイ
パス管を介して送られることとなる。
ダクトを遮って該バイパス管のみに誘導する長さを有し
ているので、かかるエバポレータからの冷風は全てバイ
パス管を介して送られることとなる。
【0033】従って、駆動装置は空調手段のダクトと冷
風バイパス管との接続部分に設けたダンパーのみ設けら
れていればよく、通常、空調手段に設けられているその
他のダンパーや温度調節扉のための駆動装置は必要無く
なる。
風バイパス管との接続部分に設けたダンパーのみ設けら
れていればよく、通常、空調手段に設けられているその
他のダンパーや温度調節扉のための駆動装置は必要無く
なる。
【0034】
【実施例】図1は本考案に係る居眠り運転防止装置に用
いる空調手段の実施例を示したもので、この実施例で
は、図11に示した従来例を更に改良するためにダンパ
ーの長さを長くしており、冷風吹き出し時に開いたと
きエバポレータ73からの冷風のダクト72を遮断して
冷風バイパス管P2のみに誘導する長さを有している。
いる空調手段の実施例を示したもので、この実施例で
は、図11に示した従来例を更に改良するためにダンパ
ーの長さを長くしており、冷風吹き出し時に開いたと
きエバポレータ73からの冷風のダクト72を遮断して
冷風バイパス管P2のみに誘導する長さを有している。
【0035】この図1はダンパーが開き終わる途中の
状態を示しており、図2ではダンパーが開き終わった
状態を示している。
状態を示しており、図2ではダンパーが開き終わった
状態を示している。
【0036】このため、ダンパーの開度は図2に示す
ようにダクト72を塞ぐまでダンパー駆動装置8がダン
パーを回動させることになる。
ようにダクト72を塞ぐまでダンパー駆動装置8がダン
パーを回動させることになる。
【0037】この他の構成は図11に示したものと同じ
であり、図4に示した制御装置例によって制御される
が、動作に関しては図3に示すように、まず、冷風吹出
指令信号をステップS15,S22,S29,S35で
発生した後、ダンパーのみを図2の実線位置まで開く
(ステップS51)。
であり、図4に示した制御装置例によって制御される
が、動作に関しては図3に示すように、まず、冷風吹出
指令信号をステップS15,S22,S29,S35で
発生した後、ダンパーのみを図2の実線位置まで開く
(ステップS51)。
【0038】そして、タイマ(t3)をリセット且つス
タートさせる(ステップS16,S23,S30,S3
6)。
タートさせる(ステップS16,S23,S30,S3
6)。
【0039】従って、図10や図12に示したように他
のダンパー〜や温度調節扉を自動制御する必要は
無く、これらダンパー〜や温度調節扉は手動操作
によるものでも良いこととなるので、特別な駆動装置は
不要となる。
のダンパー〜や温度調節扉を自動制御する必要は
無く、これらダンパー〜や温度調節扉は手動操作
によるものでも良いこととなるので、特別な駆動装置は
不要となる。
【0040】
【考案の効果】以上説明したように、本考案に係る居眠
り運転防止装置では、居眠り運転防止用の冷風の吹き出
し時間及び間隔を制御する空調手段に接続された冷風の
吹き出し用バイパス管の入口部との接続部分に設けたダ
ンパーが、冷風吹き出し時に開いたときエバポレータか
らの冷風のダクトを遮断して該冷風バイパス管のみに誘
導する長さを有するように構成したので、冷風バイパス
管のダンパー以外のダンパーや温度調節扉を駆動するた
めの装置(アクチェータ)が不要になり、また、既に設
置されているものについては耐久性を向上させることが
できる。
り運転防止装置では、居眠り運転防止用の冷風の吹き出
し時間及び間隔を制御する空調手段に接続された冷風の
吹き出し用バイパス管の入口部との接続部分に設けたダ
ンパーが、冷風吹き出し時に開いたときエバポレータか
らの冷風のダクトを遮断して該冷風バイパス管のみに誘
導する長さを有するように構成したので、冷風バイパス
管のダンパー以外のダンパーや温度調節扉を駆動するた
めの装置(アクチェータ)が不要になり、また、既に設
置されているものについては耐久性を向上させることが
できる。
【図1】本考案に係る居眠り運転防止装置に用いる空調
手段の実施例の構成図である。
手段の実施例の構成図である。
【図2】本考案に係る居眠り運転防止装置に用いる空調
手段のダンパー部分の拡大図である。
手段のダンパー部分の拡大図である。
【図3】本考案に係る居眠り運転防止装置に用いる空調
手段の冷風制御を示した部分フローチャート図で図6及
び図7のフローチャーと組み合わされるものを示した図
である。
手段の冷風制御を示した部分フローチャート図で図6及
び図7のフローチャーと組み合わされるものを示した図
である。
【図4】本考案及び従来例に係る居眠り運転防止装置の
実施例を示したブロック図である。
実施例を示したブロック図である。
【図5】従来例における空調手段を示した図である。
【図6】本考案及び従来例に係る居眠り運転防止装置に
おいて実行されるプログラムのフローチャート図(その
1)である。
おいて実行されるプログラムのフローチャート図(その
1)である。
【図7】本考案及び従来例に係る居眠り運転防止装置に
おいて実行されるプログラムのフローチャート図(その
2)である。
おいて実行されるプログラムのフローチャート図(その
2)である。
【図8】本考案及び従来例に係る居眠り運転防止装置に
おいて実行される冷風吹出制御動作を説明するためのグ
ラフ図である。
おいて実行される冷風吹出制御動作を説明するためのグ
ラフ図である。
【図9】従来例による空調手段(その1)を示した図で
ある。
ある。
【図10】従来例による空調手段(その1)の冷風制御
を示した部分フローチャート図で図6及び図7のフロー
チャーと組み合わされるものを示した図である。
を示した部分フローチャート図で図6及び図7のフロー
チャーと組み合わされるものを示した図である。
【図11】従来例による空調手段(その2)を示した図
である。
である。
【図12】従来例による空調手段(その2)の冷風制御
を示した部分フローチャート図で図6及び図7のフロー
チャーと組み合わされるものを示した図である。
を示した部分フローチャート図で図6及び図7のフロー
チャーと組み合わされるものを示した図である。
1 車速センサ 2 室温センサ 3〜6 タイマ 7 エアコン駆動装置 71 ブロワ 72 ダクト 73 エバポレータ 74 吹出口 75 冷風 8 ダンパー駆動装置 81,〜, ダンパー 温度調整扉 100 CPU P1 吹き出し管 P2 冷風バイパス管 図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 28/06 B60R 21/00 630 G08G 1/16
Claims (1)
- 【請求項1】 車速検出手段と、車両の室温検出手段
と、運転者の顔首付近に冷風が当たるように車室内に設
けられた空調手段と、複数のタイマと、各検出手段及び
各タイマの出力から車両が走行中であり室温が継続して
設定温度を越えていることが分かったとき該空調手段に
よる冷風の吹き出し時間及び間隔を制御する制御手段と
を備え、該空調手段には、顔首付近に冷風を導く通常の
吹き出し管の上流で該空調手段のエバポレータの下流に
やはり顔首付近に居眠り運転防止用冷風を吹き出すため
のバイパス管が接続されており、該バイパス管の入口部
と該空調手段のダクトとの接続部分に該制御手段によっ
て制御される駆動装置を介して作動するダンパーが設け
られた居眠り運転防止装置において、 該ダンパーが、冷風吹き出し時に開いたとき該ダクトを
遮断して該エバポレータからの冷風を該バイパス管のみ
に誘導する長さを有していることを特徴とした居眠り運
転防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993051215U JP2606339Y2 (ja) | 1993-09-21 | 1993-09-21 | 居眠り運転防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993051215U JP2606339Y2 (ja) | 1993-09-21 | 1993-09-21 | 居眠り運転防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0718958U JPH0718958U (ja) | 1995-04-04 |
JP2606339Y2 true JP2606339Y2 (ja) | 2000-10-23 |
Family
ID=12880703
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993051215U Expired - Fee Related JP2606339Y2 (ja) | 1993-09-21 | 1993-09-21 | 居眠り運転防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2606339Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6784282B2 (ja) * | 2018-07-24 | 2020-11-11 | ダイキン工業株式会社 | 環境設備制御装置および環境設備制御システム |
-
1993
- 1993-09-21 JP JP1993051215U patent/JP2606339Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0718958U (ja) | 1995-04-04 |
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