JP2606137Y2 - シフトレバー装置 - Google Patents

シフトレバー装置

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JP2606137Y2
JP2606137Y2 JP1992057529U JP5752992U JP2606137Y2 JP 2606137 Y2 JP2606137 Y2 JP 2606137Y2 JP 1992057529 U JP1992057529 U JP 1992057529U JP 5752992 U JP5752992 U JP 5752992U JP 2606137 Y2 JP2606137 Y2 JP 2606137Y2
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shift lever
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detent pin
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覚 今井
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両の自動変速機を操
作するシフトレバーの組立の容易化を図るシフトレバー
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の自動変速機を操作するシフトレバ
ー装置においては、車室内に位置するシフトレバーによ
って所望のシフト位置を選択する。このシフトレバー
は、シフトレバーに設けられたディテントピンがシフト
レバーの軸方向へ移動することによってディテントプレ
ートとの結合が外れてシフト位置選択の移動が可能とな
る構成である。
【0003】ここで、このようなシフトレバー装置に
は、ベースプレートに固定されたディテントプレートに
シフト位置規制用の凹溝が形成されたものがあり、この
凹溝の内のいずれかに、ベースプレートに回動可能に支
持されたシフトレバーから突出したディテントピンが嵌
まり込んで、シフト位置が規制されるようになってい
る。そして、自動変速機とシフトレバーとは、リンク等
で連結されていて、シフトレバーの回動操作が自動変速
機に伝達されるようになっている。
【0004】このような従来のシフトレバーにディテン
トピンを取り付ける際の断面を図7に示し、このシフト
レバーに穿設されてディテントピンのガイド孔となる長
孔の正面図を図8に示す。これらの図に示すように、シ
フトレバー12内に位置するロッド46の下端部に、デ
ィテントピン26が2点鎖線Bで示すように嵌合されて
固定されるが、このロッド46にディテントピン26を
打ち込む際の受け部となる治具40が右側の長孔44に
挿入されてロッド46に接している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】このようにシフトレバ
ー12内のロッド46にディテントピン26を打ち込む
場合、ディテントピン26が打ち込まれる部分より下側
に2点鎖線で示される治具42を設置することができな
い。この為、打ち込む際にロッド46が傾くこととな
り、適正にディテントピン26を取り付けることが困難
であるばかりでなく、ロッド46が傾いて変形したり、
ロッド46が傾く結果としてシフトレバー12の内壁面
にロッド46が当たってシフトレバー12が変形する虞
を有していた。
【0006】本考案は上記事実を考慮し、シフトレバー
内のロッドにディテントピンを打ち込む際のロッドの傾
きを防ぎ、作業性を向上すると共にロッド等の変形を防
止するシフトレバー装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案に係るシフトレバ
ー装置は、複数のシフトポジションを選択するシフトレ
バーと、前記シフトレバーの中を往復動するロッドと、
前記ロッドに形成された貫通孔へ挿入固定されるディテ
ントピンと、前記シフトレバーに穿設され前記ディテン
トピンが貫通すると共にディテントピンをシフトレバー
の軸方向に案内する長孔と、前記長孔から突出した前記
ディテントピンが挿入され、所定のシフトポジションで
ディテントピンが係止されるディテント孔と、を備えた
シフトレバー装置において、前記長孔が、長孔の孔幅よ
り幅広で、前記ディテントピンを前記貫通孔へ挿入する
ときの挿入部となる挿入孔と、前記挿入孔と連通し、前
記ディテントピンを前記貫通孔へ打ち込むとき、前記ロ
ッドを支持する治具が挿入孔の上下部へそれぞれ挿入可
能な治具孔と、を有することを特徴としている。
【0008】
【作用】所定のシフトポジションが、シフトレバーによ
り選択されると、シフトレバーの軸方向へ往復動するロ
ッドに挿入固定されたディテントピンがディテント孔に
係止され、シフトレバーが固定される。
【0009】また、組立て時において、ロッドの貫通孔
へディテントピンを挿入固定するときは、挿入孔を通し
てディテントピンを貫通孔へ挿入し、打ち込んで固定す
る。このとき、挿入孔と連通する治具孔へ治具を挿入し
て、ロッドの上下部を治具で支持する。このように、ロ
ッドの片側でなく、ロッドの上下部を治具で支持するこ
とで、ディテントピンの打ち込み時に、ロッドが傾いた
り変形したりしない。
【0010】
【実施例】本考案に係るシフトレバー装置の一実施例を
図1から図5に示し、これらの図に基づき本実施例を説
明する。
【0011】図1に示すように、ステアリング38を支
持するステアリングコラム36左下側には、筒状のシフ
トレバー12が取り付けられている。シフトレバー12
は、シフトレバー12の周辺の詳細を表す図2に示すよ
うに、べースプレート18の図示を省略した折り曲げ部
分にリテーナ14を介して軸支されている。このシフト
レバー12は、上端部に取り付けられたシフトノブ16
の操作でリテーナ14を中心として図2の矢印A方向へ
シフト作動可能となっている。
【0012】一方、ベースプレート18にはディテント
プレート20がリテーナ14の軸線方向に板厚方向を沿
わせて立設され、このディテントプレート20には、図
2及び図3に示すように、それぞれ長手方向がシフトレ
バー12の軸方向となるようにシフトレバー12に一対
穿設された長孔24と対向して、ディテント孔22が穿
設されている。ディテント孔22には、シフトレバー1
2に配設されて長孔24からシフトレバー12の略直角
方向へ突出するディテントピン26が貫通している。こ
の長孔24は図4に示すように、ディテントピン26が
内部で案内されて移動し得るようにディテントピン26
の外径とほぼ同一の大きさの幅に形成されたガイド孔部
24Aを有しており、長孔24の上部寄りに、ガイド孔
部24Aに連続してディテントピン26の挿入孔であっ
て円弧状に形成された幅広部24Bが位置している。そ
して、幅広部24Bのさらに上部側にガイド孔部24A
と同一幅寸法となる治具孔部24Cが連続して穿設され
ている。
【0013】また、図3に示すように、シフトレバー1
2内には、シフトレバー12に往復動自在にロッド46
が内設されており、ロッド46の下端部に上側部分より
大径となるように形成された嵌合部46Aが形成されて
いる。前述のディテントピン26は、この嵌合部46A
の貫通孔48内に嵌合されており、ディテントピン26
の外周に120°の間隔で3か所形成された突部26A
が貫通孔48の内壁面に強く当接してディテントピン2
6の抜け出しが防がれている。そして、ロッド46がシ
フトノブ16に配設されたディテント解除ボタン28と
連結されている。
【0014】以上より、ディテントピン26は前記長孔
24のガイド孔部24Aに案内されてシフトレバー12
の軸線方向に沿って上下方向に往復動可能とされてお
り、シフトレバー12に内設された図示しない付勢手段
により上方へ向けて付勢されている。ディテント解除ボ
タン28が押圧操作されることで下方(リテーナ14へ
接近する方向)へ向けて移動可能となっている。
【0015】前記ディテント孔22は、「P」、
「R」、「N」、「D」、「3」、「2」、及び「L」
の各シフト位置と関係付けられて上部内周壁が凹凸状に
屈曲されており、上部内周壁の凹凸で係止位置が構成さ
れている。これにより、ディテントピン26の矢印A方
向への移動を制限するようになっている。すなわち、デ
ィテント解除ボタン28の押圧操作でディテントピン2
6を下方へ移動してからでないと、図2の矢印A方向へ
のシフトレバー12の揺動操作ができないようなシフト
動作位置が設けられている。例えば、「P」のシフト位
置では図2に示されるように、ディテントピン26がデ
ィテント孔22の深溝内へ入り込む構造となっており、
上記操作を伴わないと他のシフト位置へのシフト操作が
できないようになっている。
【0016】前記リテーナ14(シフトレバー12の下
端部)にはコントロールレバー30が固着されており、
常にシフトレバー12と共に回動する。このコントロー
ルレバー30の先端部にはリンク32の一端側が回動可
能に連結され、リンク32を介して図示しない自動変速
機に連結されている。
【0017】次に、本実施例の組立及び作用を説明す
る。予めシフトレバー12内にロッド46を挿入してお
き、シフトレバー12に穿設された長孔24の幅広部2
4Bに、嵌合部46Aの貫通孔48を対応させる。この
状態で、ディテントピン26を図3上、左側の幅広部2
4Bを通して貫通孔48にハンマ等で打ち込んで挿入
し、突部26Aの貫通孔48内壁面への当接によって、
ディテントピン26を強固に固定する。
【0018】この際、従来の技術と同様にロッド46の
嵌合部46Aは、図3上、右側のガイド孔部24Aより
挿入される治具により支持されるが、右側の長孔24に
形成された幅広部24Bの上部には、ガイド孔24Aの
部分と同様の幅寸法を有した治具孔部24Cが穿設され
ていることから、この部分にも治具を挿入して嵌合部4
6Aを支持することが出来る。この結果、ロッド46が
傾かずにディテントピン26を嵌合部46Aに打ち込む
ことが可能となる。
【0019】さらに、ベースプレート18にリテーナ1
4を介してシフトレバー12を回動自在に取り付け、シ
フトレバー12に隣接してディテントプレート20をベ
ースプレート18に固定する。この際ディテントピン2
6は、ディテント孔22に挿入されるようにディテント
解除ボタン28を押してロッド46を押し下げた状態
で、ディテントプレート20のディテント孔22に挿入
される。
【0020】従って、シフトレバー12の操作時におい
て、ディテントピン26はディテントプレート20のデ
ィテント孔22に係止されることから、幅広部24Bに
まで戻ることはない。
【0021】次に、本考案に係るシフトレバー装置の別
実施例を図6に示し、この図に基づき本実施例を説明す
る。尚、上記実施例において説明した部材と同一の部材
には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
【0022】図6に示すように、シフトレバー12に
は、一対の長孔34が穿設されており、シフトレバー1
2の軸方向に沿って、ディテントピン26の外径とほぼ
同一の大きさの幅を有したガイド孔部34Aが形成され
ている。さらに、ガイド孔部34Aの上部には、挿入孔
及び治具孔の役目をする大径部34Bがガイド孔部34
Aに連続して形成されている。
【0023】従って、本実施例においても前記実施例と
同様に長孔34の大径部34Bにディテントピン26及
び治具が挿入されることとなる。
【0024】
【考案の効果】本考案は上記構成としたので、シフトレ
バー内のロッドにディテントピンを打ち込む際のロッド
の傾きを防ぎ、作業性を向上すると共にロッド等の変形
を防止するという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るシフトレバー装置の一実施例が適
用される車両内を示す斜視図である。
【図2】本考案に係るシフトレバー装置の一実施例に適
用されるシフトレバーの周辺部を表す正面図である。
【図3】本考案に係るシフトレバー装置の一実施例に適
用されるシフトレバーの要部断面図である。
【図4】本考案に係るシフトレバー装置の一実施例に適
用される長孔の正面図である。
【図5】本考案に係るシフトレバー装置の一実施例に適
用されるディテントピンの正面図である。
【図6】本考案に係るシフトレバー装置の別実施例に適
用される長孔の正面図である。
【図7】従来技術に係るシフトレバーの要部断面図であ
る。
【図8】従来技術に係る長孔の正面図である。
【符号の説明】
12 シフトレバー 20 ディテントプレート 22 ディテント孔 24 長孔 24A ガイド孔部 24B 幅広部(挿入孔) 24C 治具孔部 26 ディテントピン 26A 突部 32 リンク 34 長孔 34A ガイド孔部 34B 大径部(挿入孔、治具孔) 46 ロッド 46A 嵌合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 59/10 B60K 20/02

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のシフトポジションを選択するシフ
    トレバーと、前記シフトレバーの中を往復動するロッド
    と、前記ロッドに形成された貫通孔へ挿入固定されるデ
    ィテントピンと、前記シフトレバーに穿設され前記ディ
    テントピンが貫通すると共にディテントピンをシフトレ
    バーの軸方向に案内する長孔と、前記長孔から突出した
    前記ディテントピンが挿入され、所定のシフトポジショ
    ンでディテントピンが係止されるディテント孔と、を備
    えたシフトレバー装置において、 前記長孔が、長孔の孔幅より幅広で、前記ディテントピ
    ンを前記貫通孔へ挿入するときの挿入部となる挿入孔
    と、前記挿入孔と連通し、前記ディテントピンを前記貫
    通孔へ打ち込むとき、前記ロッドを支持する治具が挿入
    孔の上下部へそれぞれ挿入可能な治具孔と 、を有するこ
    とを特徴とするシフトレバー装置。
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