JP2605413Y2 - 電解コンデンサ - Google Patents

電解コンデンサ

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JP2605413Y2
JP2605413Y2 JP1993044705U JP4470593U JP2605413Y2 JP 2605413 Y2 JP2605413 Y2 JP 2605413Y2 JP 1993044705 U JP1993044705 U JP 1993044705U JP 4470593 U JP4470593 U JP 4470593U JP 2605413 Y2 JP2605413 Y2 JP 2605413Y2
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重太郎 原
英明 岩本
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株式会社ユタカ電機製作所
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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、プリント基板11に大
型の電解コンデンサ10を実装する場合において、信頼
性の高い半田付けを実施することを目的とした電子部品
の実装構造に関し、さらに詳しくは、半田フィレットの
空気吹き出しや電解コンデンサ10とプリント基板11
の間の取付け位置における密閉空間への半田吸い込みを
防止する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子機器に組み込まれる電解コンデンサ
10において、直径がおおよそ20mm以上の大型のも
のは、一般的に図2および図3に示すように、くの字に
折曲した爪型端子17が使用され、半田付け前のプリン
ト基板11のハンドリングを考慮して、図4に示すよう
に、プリント基板11と電解コンデンサ10を機械的に
嵌合させている。
【0003】さらに詳しくは、直径がおおよそ20mm
以上の大型の電解コンデンサ10は、コンデンサ素子1
3から導出した2本の電極リード線14を円盤状の中蓋
15に所定間隔でアルミリベット16に接続し、アルミ
リベット16の他端面への突出部分に、くの字に折曲し
た爪型端子17をアルミリベット16の加締めにより取
付け、全体をアルミケース12とビニールスリーブ18
で包囲してなるものである。このとき、アルミリベット
16の加締め部分がプリント基板11に接しないよう
に、アルミケース12の外周端部を内側に巻き込んだ加
締め縁部30となし、プリント基板11に実装したとき
に空間部31が形成されるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかるに、電解コンデ
ンサ10のプリント基板11への自動半田付けは、つぎ
の工程により行われる。プリント基板11の端子挿入孔
21に、電解コンデンサ10、その他の電子部品を嵌め
込む、電子部品を嵌め込んだプリント基板11の半田面
にプリフラックスを塗布する、乾燥と予備加熱する、1
次半田ディップして配線パターン19に接続する、余分
な端子部分をカットする、ポストフラックスを塗布す
る、2次半田ディップする、余分な端子部分を再カット
する、冷却する、以上の工程で完了する。また、端子挿
入孔21は爪型端子17の構造によりコンデンサメーカ
ーは2.0mmφを推奨している。
【0005】このような半田付け工程において使用され
るフラックス22は、希釈剤の粘度が低いため、毛細管
現象によりプリント基板11の端子挿入孔21を経由し
てプリント基板11の上面の部品装着面まで上昇し、電
解コンデンサ10の加締め縁部30の外周とプリント基
板11の間に付着して、空間部31の気密性を高くして
しまう。
【0006】このようにして、フラックス22によって
電解コンデンサ10の下端部の空間部31が密閉状態と
なると、自動半田ディップ時の加熱により空間部31内
の空気が膨張し、端子挿入孔21を通じて半田フィレッ
トに空気の吹き出し孔を発生して半田付けの信頼性を損
ねたり、空間部31内の空気の収縮時には溶融半田が端
子挿入孔21を通じて空間部31の内部に吸い込まれ
て、空間部31内で爪型端子17、17間を短絡し、ラ
イン間をショートして、電源回路においては入力のヒュ
ーズが断線するなどの事故が発生するという問題があっ
た。
【0007】本考案は、半田フィレットの空気吹き出し
や電解コンデンサ10とプリント基板11の間の取付け
位置における密閉空間への半田吸い込みを防止して、プ
リント基板11への半田付けに対する信頼性が高い大型
の電解コンデンサ10を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、電解コンデン
サ10をプリント基板11に半田20により実装するも
のにおいて、電解コンデンサ10の挿入方向に沿った条
状の凹凸のあるビニールスリーブ18で電解コンデンサ
10の加締め縁部30の下端部を巻き込んでアルミケー
ス12を被覆することにより、電解コンデンサ10の
締め縁部30の下端部に突起部28を設けて、前記電解
コンデンサ10とプリント基板11との間に空隙29を
形成してなることを特徴とする電解コンデンサである。
【0009】
【作用】電解コンデンサ10の下端部のプリント基板1
1との間の空間部31が密閉状態とならないので、簡単
な構成で空間部31の内圧を外気と略同一にでき、自動
半田ディップ時の加熱により空間部31内の空気が膨張
すると、端子挿入孔21を通じて、半田フィレットに空
気の吹き出し孔を発生して半田付けの信頼性を損ねた
り、空間部31内の空気の収縮時には溶融半田が端子挿
入孔21を通じて空間部31の内部に吸い込まれたりす
ることがない。したがって、プリント基板11への半田
付けに対する信頼性が高い大型の電解コンデンサ10を
提供することができる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、本考案の第1実施例を示すもので、図2お
よび図3に示す場合と同様、10は、電子機器に組み込
み使用される直径がおおよそ20mm以上の大型の電解
コンデンサである。この電解コンデンサ10をプリント
基板11に半田20により実装する場合において、電解
コンデンサ10とプリント基板11との間に空隙29を
有するように、電解コンデンサ10のプリント基板11
への対応面に少なくとも3個の突起部28を設ける。こ
の突起部28は、ビニールスリーブ18に電解コンデン
サ10の挿入方向に沿った凹凸のある材料を用い、電解
コンデンサ10の加締め縁部30の下端部を巻き込んで
アルミケース12を被覆することにより、プリント基板
11と加締め縁部30との間に空隙29を形成する。
のような構成とすることによって、自動半田ディップ時
にこの空隙29から外部へ空気抜きが行われて、急激な
温度変化によっても外気と略同一の圧力とすることがで
きる。
【0011】
【考案の効果】本考案は、空気抜き手段として、電解コ
ンデンサ10の挿入方向に沿った凹凸のあるビニールス
リーブ18で電解コンデンサ10の加締め縁部30の下
端部を巻き込んでアルミケース12を被覆することによ
り、加締め縁部30の下端部に突起部28を設け、電解
コンデンサ10とプリント基板11との間に空隙29を
形成したので、電解コンデンサ10の下端部のプリント
基板11との間の空間部31が密閉状態とならないの
で、簡単な構成で空間部31の内圧を外気と略同一にで
き、自動半田ディップ時の加熱により空間部31内の空
気が膨張した場合、半田フィレットに空気の吹き出し孔
を発生せず半田付けの信頼性を高くできる。また、空間
部31内の空気の収縮時には溶融半田が空間部31の内
部に吸い込まれたりすることがない。したがって、空間
部31内で爪型端子17、爪型端子17間を短絡し、ラ
イン間をショートして入力のヒューズが断線するなどの
事故がなく、プリント基板11への半田付けに対する信
頼性が高い大型の電解コンデンサ10を提供することが
できる。また、従来から電解コンデンサに被覆されてい
るビニールスリーブに、凹凸のあるものを用いたので、
新たに部品を追加したり、電解コンデンサの部品の金型
や治具などを変更する必要がまったくなく、また、製造
工程も一切変わらないという効果を有するものである。
さらに、すでに完成してしまっている電解コンデンサに
ついても、被覆済みのビニールスリーブの上から凹凸の
あるビニールスリーブ18を被覆してしまえばよく、適
用範囲が非常に広いという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による電子部品の実装構造の第3実施例
を示す一部を切り欠いた正面図である。
【図2】直径が20mm以上の大型の電解コンデンサ1
0の一部を切り欠いた正面図である。
【図3】図2における電解コンデンサ10の底面図であ
る。
【図4】電子部品の従来の実装構造を示す一部を切り欠
いた正面図である。
【符号の説明】
10…電解コンデンサ、11…プリント基板、12…ア
ルミケース、13…コンデンサ素子、14…電極リード
線、15…中蓋、16…アルミリベット、17…爪型端
子、18…ビニールスリーブ、19…配線パターン、2
0…半田、21…端子挿入孔、22…フラックス、2
…突起部、29…空隙、30…加締め縁部、31…空間
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 1/18 H01G 9/00 321

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解コンデンサ10をプリント基板11
    に半田20により実装するものにおいて、電解コンデン
    サ10の挿入方向に沿った条状の凹凸のあるビニールス
    リーブ18で電解コンデンサ10の加締め縁部30の下
    端部を巻き込んでアルミケース12を被覆することによ
    り、電解コンデンサ10の加締め縁部30の下端部に突
    起部28を設けて、前記電解コンデンサ10とプリント
    基板11との間に空隙29を形成してなることを特徴と
    する電解コンデンサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5552704U (ja) * 1978-10-04 1980-04-08
JPS58456U (ja) * 1981-06-26 1983-01-05 株式会社日立製作所 プリント基板
JPS63318197A (ja) * 1987-06-22 1988-12-27 Hitachi Ltd 実装体の構造

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