JP2604452B2 - サーマルヘッドの発熱補正装置 - Google Patents

サーマルヘッドの発熱補正装置

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JP2604452B2
JP2604452B2 JP30981088A JP30981088A JP2604452B2 JP 2604452 B2 JP2604452 B2 JP 2604452B2 JP 30981088 A JP30981088 A JP 30981088A JP 30981088 A JP30981088 A JP 30981088A JP 2604452 B2 JP2604452 B2 JP 2604452B2
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敦 宇野
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はサーマルヘッドの発熱補正装置に係り、特に
過去の発熱履歴パターンから次の発熱素子の発熱動作を
補正する発熱補正装置の改良に関する。
[従来の技術] サーマルヘッドは例えば薄膜技術によって微細な抵抗
体素子を微少間隔で直線状に高密度配列したもので、各
抵抗体素子に駆動パルス電圧を10〜150μsの範囲で印
加して発熱させながら移動させ、感熱記録紙を直接加熱
したりインクリボンを加熱して記録紙に転写して文字や
図形等の画像をプリント形成するものである。
ところが、このサーマルヘッドを高速で動作させる
と、各抵抗体素子の過去の自己発熱や近隣抵抗体素子の
過去の発熱/非発熱(発熱履歴)が動作時の温度に影響
を与え、画像品位が劣化するおそれがある。
特に、発熱しようとする抵抗体素子に影響を与えるの
は、自己発熱が数ms以内に生じたり、近隣抵抗体素子が
1ms以内で発熱した場合である。
第9図は過去から現在に至る抵抗素子列の軌跡(サー
マルヘッドのドットマップとする。)を示しており、発
熱しようとする抵抗体素子●印に対して◎印が影響を与
える過去のドットを示し、●印から横方向が自己発熱ド
ットであり、これら過去の自己発熱ドットを挟む上下数
ドットが近隣発熱ドットであり、それら自己発熱ドット
および近隣発熱ドットの個々が発熱しようとする抵抗素
子へ各々異なる影響を与える。
なお、図中最右の縦列がサーマルヘッドの動作する列
である。
そして現在、発熱しようとする抵抗体素子(被補正ド
ット)●印に対してそれら自己発熱ドットおよび近隣発
熱ドットの発熱履歴に応じて補正する技術が提案されて
いる。
従来、この種のサーマルヘッドの発熱補正装置として
は、次の3種類の構成が知られている。
第1図は、各被補正ドットに対して過去発熱した影響
のある自己発熱ドットおよび近隣発熱ドットをソフトウ
ェアによってパターン化して読み出すとともに、そのパ
ターンにおける各ドットのON/OFF情報から汎用CPUで補
正量を演算するものである。すなわち、ソフトウェアに
よって処理するものである。
第2の構成は第1の構成を電子回路化したものであ
り、上述したドットマップを形成するワークレジスタを
設け、このワークレジスにおいて被補正ドットに影響を
与える各ドットにデコーダを接続し、被補正ドットに影
響を与える各ドットからのON/OFF情報から所定のデコー
ド処理して補正情報を得るものであり、非常に高速化さ
れる。
第3の構成は第2の構成のワークレジスタとして汎用
RAMを用い、被補正ドットに影響を与える各ドットから
のON/OFF情報を、マイクロプログラムを内蔵したCPUに
よって読出し演算して補正量を得る構成であり、汎用RA
Mとマイクロプログラムによって動作する専用CPUとを有
し、第2の構成より安価となる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述した各発熱補正装置の構成には補
正情報を得る処理速度と価格のバランスを欠いている。
すなわち、第1の構成ではサーマルヘッドの高速動作
および抵抗体素子の高密度化に伴って被補正ドットに影
響を及ぼす過去のドットが増大し、印加電圧の調整が細
かくなると処理速度が遅すぎで実用的でないし、第2の
構成は高価となり易い。
また、第3の構成は、第9図に示すように、自己発熱
ドットの履歴を取り込むためにRAMを15回読み込まなけ
ればならないし、近隣発熱ドットの履歴を読み込むため
に4〜8回RAMを読み込む必要があり、二次元的に広が
ったドットパターンを毎回一々取り込まなくてはならな
いから、そのCPUの処理速度は内部処理速度が上がった
としてもRAMの読み込み回数に支配されているため、高
速性は発揮し難い。
本発明は上述した従来の欠点を解決するためになされ
たもので、次に発熱しようとする抵抗素子への補正情報
が過去の発熱履歴から高速で得られるうえ安価かつ小型
のサーマルヘッドの発熱補正装置を提供するものであ
る。
[課題を解決しようとする手段] このような欠点を解決するために本発明は、符号化信
号を出力する近隣発熱ドット履歴符号化回路と、その符
号化信号を格納する記憶回路と、その符号化信号によっ
て印字信号を補正してサーマルヘッドを制御するサーマ
ルヘッド制御回路と、その近隣発熱ドット履歴符号化回
路からの符号化信号の記憶回路への出力と、その記憶回
路からの符号化信号の近隣発熱ドット履歴符号化回路お
よびサーマルヘッド制御回路への出力を制御する信号制
御回路と有して構成されている。
そして、その近隣発熱ドット履歴符号化回路は、サー
マルヘツドの発熱素子のうち一の発熱素子について、数
回前の各位置における上下双方の近隣に位置する箇所の
集合を一定の近隣発熱ドットパターンとし、このパター
ンを形成する各位置の過去の発熱有無から近隣発熱ドッ
トに係る所定ビット符号化信号を変換出力する一方、そ
の符号化信号が入力されたとき、サーマルヘツドの移動
に伴うシフト後のその一の発熱素子について新たに形成
される一定のパターン領域に位置することとなった箇所
の発熱履歴内容および符号化信号から、その一の発熱素
子が次に発熱する際の補正量として符号化信号を再変換
出力する回路である。
また、本発明は、サーマルヘツドの発熱素子のうち一
の発熱素子について、複数回前までの各位置の連続する
被発熱回数から自己発熱ドットの所定ビット符号化信号
を変換出力し、この符号化信号が入力されたとき、サー
マルヘツドの移動に伴ってスライドしたその一の発熱素
子について直前箇所の発熱内容および符号化信号から、
連続する非発熱回数に応じたその符号化信号を上記一の
発熱素子が次に発熱する際の補正量として再変換出力す
る自己発熱ドット履歴符号化回路を形成し、近隣発熱ド
ット履歴符号化回路に代えて設けてもよい。
さらに、本発明は近隣発熱ドット履歴符号化回路およ
び自己発熱ドット履歴符号化回路を符号化回路として独
立に設けても構成可能である。
[作 用] そのように本発明において近隣発熱ドット履歴符号化
回路を備えた構成では、近隣発熱ドットパターン中の各
近隣発熱ドットの発熱履歴に応じて2値信号の符号化信
号に変換して記憶し、この符号化信号を読出してサーマ
ルヘッドの補正情報として用いることによって抵抗素子
の動作状態が補正される一方、次に発熱する抵抗素子に
対してサーマルヘッドの移動によって近隣発熱ドットパ
ターンを構成する近隣発熱ドットが変化するが、読み出
した符号化信号と新たに含まれる近隣発熱ドットの発熱
履歴から再度符号化信号が変換出力され、これが繰り返
される。
従って、補正しようとする各抵抗素子について、符号
化信号を1回記憶回路から読み出せば、符号化信号が得
られることになる。
また、自己発熱ドット履歴符号化回路を有する構成で
は自己発熱ドットに係るパターンが過去の非発熱回数か
ら符号化信号が変換出力されて同様に動作する。
さらに、自己発熱ドット履歴符号化回路および近隣発
熱ドット履歴符号化回路を有する構成でも同様である。
[実 施 例] 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図である。
MPU1はサーマルヘッドプリンタ装置の主要部を形成
し、サーマルヘッドをスライド制御するとともに画像を
形成するためにサーマルヘッドの所定抵抗素子を発熱さ
せるための印字信号をプリントドットデータレジスタ3
および後述するサーマルヘッド制御回路15へ出力するも
のである。
プリントドットデータレジスタ3はMPU1からの印字信
号のバッファメモリであって符号化回路5に接続されて
おり、符号化回路5は後述する近隣発熱ドット履歴符号
化回路7もしくは自己発熱ドット履歴符号化回路9、又
は双方から形成されている。
符号化回路5はデータバスコントロール11を介してRA
M13に接続されており、符号化回路5からの補正情報と
しての符号化信号が書込みおよび読出し自在になってい
る。
データバスコントロール11はサーマルヘッド制御回路
15および符号化回路5の入力側に接続されており、サー
マルヘッド制御回路15はMPU1からの印字信号を符号化信
号で補正してサーマルヘッドの該当抵抗素子を発熱制御
するものである。
順序制御回路17はプリントドットデータレジスタ3お
よびデータバスコントローーラ11における信号の入出力
のタイミングを制御するものであり、データバスコント
ロール11とともに信号制御回路19を形成している。
なお、第1図において、各回路間の接続は単線で図示
されているが、実際は複数の信号ラインからなるバスで
ある。
次に、符号化回路5を構成する近隣発熱ドット履歴符
号化回路7を説明するが、その前に近隣発熱ドット履歴
符号化回路7を原理を説明する。
抵抗素子が縦一列に配列されたサーマルヘッドが用紙
に沿って移動して形成するドットマップを第2図Aのよ
うに示すと、第9図にも示したように、発熱しようとす
る抵抗素子、すなわち被補正ドットに影響を与えるドッ
トは、被補正ドットの軌跡上にある過去〜の自己発
熱ドットと、過去1〜4回の自己発熱ドットを挟む上下
1〜2段のA〜Fおよびa〜fに位置する近年発熱ドッ
トである。
ここで近隣発熱ドットA〜Fおよびa〜fで形成され
る領域を近隣発熱ドットパターンとすれば、サーマルヘ
ッドが順次右方向へシフトしてもそのパターンは一定で
あり、パターンに含まれる近隣発熱ドットの発熱履歴か
ら被補正ドットの補正を演算可能となる。
例えば上側の自己発熱ドットA〜Fを例にとると、第
2図Bのように近隣発熱ドットA〜FをD0〜D6の7ビッ
トで示し、各ビットを発熱有無「1」、「0」の履歴で
示すと、近隣発熱ドットパターンが7ビットの2値信号
に符号化される。
次に、サーマルヘッドが右方向へ1つシフトして第3
図Aのように被補正ドットの位置が補正ドットNに異動
すると、新たに形成される近隣発熱ドットパターンが補
正ドットNに影響する。
近隣発熱ドットパターンは、新たに含まれることとな
った近年発熱ドットX、Yと、スライドしても近隣発熱
ドットパターンに残った近隣発熱ドットA〜C、E、G
で形成され、D0〜D6に対応する近隣発熱ドットが第3図
Bのようになる。
すなわち、近隣発熱ドットパターンを形成する7ビッ
トD0〜D6は変わらないが、D0〜D6に対応する近隣発熱ド
ットの内容はスライドして変わることになり、近隣発熱
ドットD、Fはパターンから外れる。
従って、既に形成したD0〜D6の符号化された2値信号
の符号化信号に基づき、新たに含まれる近隣発熱ドット
X、Yの発熱/非発熱データを加えてD0〜D6の内容で符
号化信号を再度変換すれば、補正ドットNの補正量が演
算できるわけであり、補正ドットTにおける符号化され
た符号化信号を記憶し、読出して近隣発熱ドットX、Y
の内容を加えるだけで次の符号化信号が形成される。
下側の近隣発熱ドットa〜f、x、yについても同様
である。第4図は近隣発熱ドット履歴符号化回路7の一
例を示している。
符号化信号の構成ビットD0〜D4(d0〜d6)を入力端子
としてD6、D0〜D4の順序に出力させ、上下の近隣発熱ド
ットX、Y、x、yの入力端子は各々のANDゲート21a〜
21dの一方の入力端に接続し、上側と下側の選択信号がA
NDゲート21a、21cの他方の入力端およびインバータ23を
介してANDゲート21b、21dの他方の入力端に接続させ、A
NDゲート21a、21bがNORゲート25aを介して出力端Yに、
ANDゲート21c、21dがNORゲート25bを介して出力端Xに
接続して構成されている。
そして、出力端Y、D6、D0〜D6、Xが再変換後の符号
化信号のD0〜D6(d0〜d6)に対応し、入力端D0〜D6やd0
〜d6に入力された補正ドットTに対応する符号化信号が
選択信号によって補正ドットNに対する符号化信号が再
変換されてD0〜D6(d0〜d6)として出力される。
なお、サーマルヘッドの動作開始時にはX、Y、x、
yが入力されて符号化信号が形成され、また、近隣発熱
ドットを上下に分けてるのは回路構成の簡素化のためで
あり、上下に分けずに符号化することも可能である。
次に、符号化回路5を構成する自己発熱ドット履歴符
号化回路9を説明するが、まずその原理を説明する。
補正ドットTに影響する自己発熱ドットは、主に過去
1〜15であるが(第2図参照)、実際には補正ドットT
と直近の発熱ドット間の非発熱ドットを連続回数状況に
よって補正ドットTが影響されると考えられる。
そして、非発熱ドットの連続回数の状況は、第5図に
示すように分類され、前回発熱した場合の00(H)から
過去15回非発熱の場合の0F(H)までの2値信号に対応
させて示すことが可能である。
第3図のように、サーマルヘッドが補正ドットTから
補正ドットNにスライドした場合、補正ドットT時の符
号化信号から補正ドットTの発熱/非発熱によって補正
ドットNの補正量を演算すればよいわけである。
第6図は補正ドットT時の符号化信号から補正ドット
Tの発熱/非発熱によって補正ドットNの符号化信号へ
変換化する真理値表であり、左側の入力データから右側
のデータに変換する。
この場合も、補正ドットT時の符号化信号を記憶し、
その後読み出して符号化信号を演算すればよい。
第7図は、第6図の真理値表で示すような符号化信号
の変換を行なう自己発熱ドット履歴符号化回路9の一例
を示している。
入力端子b0はインバータ27a、EX−NOR29a、ANDゲート
31aの一方の入力端及びANDゲート33の第1の入力端に接
続され、入力端子b1はEX−NOR29aの他方の入力端とAND
ゲート33の第2の入力端子に、入力端子b2はEX−NOR29b
の一方の入力端、ANDゲート31bの一方の入力端およびAN
Dゲート33の第3の入力端に接続され、入力端子b3がEX
−NOR29cの一方の入力端とANDゲート33の第4の入力端
に接続されている。
ANDゲート31aはEX−NOR29bの他方の入力端とANDゲー
ト31bの他方の入力端に、ANDゲート31bはEX−NOR29cの
他方の入力端に接続され、インバータ27aはEX−NOR35a
の一方の入力端に、ANDゲート33がNORゲート35aの他方
の入力端とNORゲート35b〜35dの一方の入力端に接続さ
れ、NORゲート35a〜35dがANDゲート31c〜31fの一方の入
力端へ、被補正ドットに対して直前の自己発熱ドットの
発熱情報端子Tがインバータ27bを介してANDゲート31c
〜3fの他方の入力端に接続され、ANDゲート31c〜31fか
ら変換後の符号化信号b0〜b3が出力されるようになって
いる。
上述した第4図および第7図は、各々近隣発熱ドット
履歴符号化回路7および自己発熱ドット履歴符号化回路
9を個別に構成する例であったが、第8図に示すよう
に、近隣発熱ドット履歴符号化回路7および自己発熱ド
ット履歴符号化回路9を併せた構成の符号化回路5を構
成してもよい。
すなわち、符号化回路5は、近隣発熱ドット履歴符号
化回路7および自己発熱ドット履歴符号化回路9の符号
化信号の共有入力端子および出力端子と、下側第1ドッ
トデータ入力端子、上側第1ドットデータ入力端子、下
側第2ドットデータ入力端子、上側第2ドットデータ入
力端子、下側履歴選択信号入力端子、上側陸歴選択信号
入力端子および自己発熱ドット履歴選択信号入力端子を
有している。
なお、上側第1、第2ドットは第2図の近隣発熱ドッ
トY、Xであり、下側第1、第2ドットは同図の近隣発
熱ドットy、xである。
そして、自己発熱ドット履歴選択信号入力端子と下側
履歴選択信号入力端子が共に「L」、上側履歴選択信号
入力端子が「H」のとき、入力端子に近隣発熱ドットの
符号化信号が入力され上側第1および第2ドットデータ
入力端子にデータが入力されると、補正ドットNの上側
符号化信号が得られる。
下側履歴選択信号入力端子が「H」で上側履歴選択信
号入力端子「L」のとき、入力端子に近隣発熱ドットの
符号化信号が入力されて下側第1及び第2ドットデータ
入力端子にデータが入力されると、補正ドットNの下側
符号化信号が得られる。
そして、自己発熱ドット履歴選択信号入力端子が
「H」で、入力端子に自己発熱ドットの符号化信号が入
力され、自己発熱ドット履歴選択信号入力端子に前回の
発熱/非発熱データが入力されると、補正ドットNの自
己発熱ドット符号化信号が得られる。
次に本発明の発熱補正装置の動作を説明する。
第1図において、近隣発熱ドット履歴符号化回路7か
ら第2図に示す近隣発熱ドットパターンを構成する近隣
発熱ドットA〜Fおよびa〜fの発熱/非発熱履歴に応
じたD0〜D6およびd0〜d6の符号化信号が出力されると、
順序制御回路17の指示の下にデータバスコントロール11
が符号化信号をRAM13に格納する。
サーマルヘッドが用紙に沿って移動して第2図の補正
ドットTの発熱時に、順序制御回路17の指示の下にデー
タバスコントロール11が符号化信号をRAM13から読み出
してサーマルヘッド制御回路15および近隣発熱ドット履
歴符号化回路7へ出力し、サーマルヘッド制御回路15で
はMPU1からの印字信号を符号化信号で補正して補正ドッ
トTを発熱させる。
近隣発熱ドット履歴符号化回路7では、符号化信号と
MPU1からプリントドットデータレジスタ3を介して入力
された第3図Aの近隣発熱ドットX、Yやx、yの内容
とから、次の補正ドットNに対する符号化信号を変換出
力し、上述したようにRAM13へ格納する。サーマルヘッ
ドのスライドに応じてこの動作が順序繰り返される。
このような構成では、RAM13として汎用RAM13を使用で
きるし、各被補正ドットについてRAM13から1回の符号
化信号読出しによって次の被補正ドットの補正量が得ら
れる。
また、自己発熱ドットについては、自己発熱ドット履
歴符号化回路9で変換して得られる符号化信号がデータ
バスコントロール11を介してRAM13へ格納され、補正ド
ットTの印字に際してデータバスコントロール11からサ
ーマルヘッド制御回路15および自己発熱ドット履歴符号
化回路9へ出力され、サーマルヘッド制御回路15では自
己発熱ドットの補正信号で印字信号を補正する。
自己発熱ドット履歴符号化回路9では、符号化信号と
プリントドットデータレジスタ3を介してMPU1から入力
された前回の自己発熱ドットの発熱/非発熱データとか
ら次の補正ドットNに対する符号化信号を変換出力して
RAM13に格納し、サーマルヘッドのスライドに伴って順
次繰り返す。
本発明の上述した動作は、第2図のように印字途中の
状態で説明したが、印字開始時すなわち第2図中のの
位置での近隣発熱ドット履歴符号化回路7および自己発
熱ドット履歴符号化回路9の符号化は、プリントドット
データレジスタ3からのデータのみによって変換出力さ
れ、その後のRAM13からの符号化信号とプリントドット
データレジスタ3からのデータによって次の補正ドット
Nの符号化信号が変換出力される。
また、上述した説明では、抵抗素子を縦に配列したサ
ーマルヘッドにおいて一の抵抗素子を補正ドットとして
近隣発熱ドットおよび自己発熱ドットの補正量を得るも
のであったが、他の抵抗素子についても上述した構成動
作で補正量が得られて補正される。
そして、本発明は、符号化回路5として近隣発熱ドッ
ト履歴符号化回路7もしくは自己発熱ドット履歴符号化
回路9のみの構成であっても従来より安価かつ高速処理
が可能であるが、近隣発熱ドット履歴符号化回路7およ
び自己発熱ドット履歴符号化回路9を構成すれば、一層
の高速化が可能である。
[発明の効果] 以上説明したように本発明の近隣発熱ドット履歴符号
化回路を有する構成では、二次元空間的な近隣発熱ドッ
ト履歴パターンを符号化信号に変換して補正情報とする
るとともに、サーマルヘッドの移動に伴って新たに含ま
れる近隣発熱ドットの内容と既符号化信号から新たな符
号化信号の再変換を繰り返すようにしたから、変換形成
した符号化信号を記憶するRAMは汎用のものが使用可能
となって安価となるし、次の補正情報そのは符号化信号
を1回読み出すのみでよいから、処理速度が速い。
また、自己発熱ドット履歴符号化回路を有する構成で
も同様であるし、自己発熱ドットおよび近年発熱ドット
履歴符号化機能を有する符号化回路構成を具備すれば、
低価格を維持しつつ一層の高速化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るサーマルヘッドの発熱補正装置の
一実施例を示すブロック図、第2図AおよびBは近隣発
熱および自己発熱ドットパターンを説明するドットマッ
プおよび近隣発熱ドットの符号化を説明する図、第3図
AおよびBは変換後の近隣発熱ドットパターンとその符
号化を説明する図、第4図は近隣発熱ドット履歴符号化
回路の一例を示す回路図、第5図および第6図は自己発
熱ドットの符号化を説明する図および真理値表、第7図
は自己発熱ドット履歴符号化回路の一例を示す回路図、
第8図は近隣発熱ドット履歴符号化回路と自己発熱ドッ
ト履歴符号化回路を併せた符号化回路の概略を示す図、
第9図は従来の発熱補正装置を説明するためのドットマ
ップである。 1……MPU 3……プリントドットデータレジスタ 5……符号化回路 7……近隣発熱ドット履歴符号化回路 9……自己発熱ドット履歴符号化回路 11……データバスコントロール 13……記憶回路(RAM) 15……サーマルヘッド制御回路 17……順序制御回路 19……信号制御回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印字用紙に沿って移動しながら印字するサ
    ーマルヘツドの発熱素子のうち、一の発熱素子につい
    て、数回前の各位置における上下双方の近隣に位置する
    箇所の集合を一定の近隣発熱ドットパターンとし、この
    パターンを形成する各位置の過去の発熱有無から近隣発
    熱ドットに係る所定ビット符号化信号を変換出力する一
    方、前記符号化信号が入力されたとき、前記サーマルヘ
    ツドの移動に伴うシフト後の前記一の発熱素子について
    新たに形成される前記一定のパターン領域に位置するこ
    ととなった箇所の発熱履歴内容および前記符号化信号か
    ら、前記一の発熱素子が次に発熱する際の補正量として
    前記符号化信号を再変換出力する近隣発熱ドット履歴符
    号化回路と、 前記符号化信号を読出可能に格納する記憶回路と、 前記符号化信号によって印字信号を補正して前記サーマ
    ルヘッドを制御するサーマルヘッド制御回路と、 前記近隣発熱ドット履歴符号化回路からの前記符号化信
    号の前記記憶回路への出力と、前記記憶回路に格納され
    た前記符号化信号の前記近隣発熱ドット履歴符号化回路
    およびサーマルヘッド制御回路への出力を制御する信号
    制御回路と、 を具備してなることを特徴とするサーマルヘッドの発熱
    補正装置。
  2. 【請求項2】サーマルヘツドの発熱素子のうち一の発熱
    素子について、複数回前までの各位置の連続する非発熱
    回数から自己発熱ドットに係る所定ビット符号化信号を
    変換出力し、この符号化信号が入力されたとき、前記サ
    ーマルヘツドの移動に伴ってシフトした前記一の発熱素
    子について直前箇所の発熱内容および前記符号化信号か
    ら、連続する非発熱回数に応じた前記符号化信号を前記
    一の発熱素子が次に発熱する際の補正量として再変換出
    力する自己発熱ドット履歴符号化回路と、 前記符号化信号を読出可能に格納する記憶回路と、 前記符号化信号によって印字信号を補正して前記サーマ
    ルヘッドを駆動制御するサーマルヘッド制御回路と、 前記自己発熱ドット履歴符号化回路からの前記符号化信
    号の前記記憶回路への出力と、前記記憶回路に格納され
    た前記符号化信号の前記自己発熱ドット履歴符号化回路
    およびサーマルヘッド制御回路への出力を制御する信号
    制御回路と、 を具備してなることを特徴とするサーマルヘッドの発熱
    補正装置。
  3. 【請求項3】サーマルヘツドの発熱素子のうち一の発熱
    素子について、複数回前までの各位置の連続する非発熱
    回数から自己発熱ドットの所定ビット符号化信号を変換
    出力し、この符号化信号が入力されたとき、前記サーマ
    ルヘツドの移動に伴ってスライドした前記一の発熱素子
    について直前箇所の発熱内容および前記符号化信号か
    ら、連続する非発熱回数に応じた前記符号化信号を前記
    一の発熱素子が次に発熱する際の補正量として再変換出
    力する自己発熱ドット履歴符号化回路を有し、 前記記憶回路は前記各符号化信号を読出可能に格納し、 前記サーマルヘッド制御回路は前記各符号化信号によっ
    て印字信号を補正して前記サーマルヘッドを制御し、 前記信号制御回路は、前記近隣発熱ドット履歴符号化回
    路および自己発熱ドット履歴符号化回路からの前記各符
    号化信号の前記記憶回路への出力と、前記記憶回路に格
    納された前記各符号化信号の前記前記近隣発熱ドット履
    歴符号化回路および自己発熱ドット履歴符号化回路、並
    びに前記サーマルヘッド制御回路への出力を制御するも
    のである請求項1記載のサーマルヘッドの発熱補正装
    置。
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